JPH10262991A - 細菌繁殖抑制装置とその抑制方法 - Google Patents

細菌繁殖抑制装置とその抑制方法

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JPH10262991A
JPH10262991A JP9494997A JP9494997A JPH10262991A JP H10262991 A JPH10262991 A JP H10262991A JP 9494997 A JP9494997 A JP 9494997A JP 9494997 A JP9494997 A JP 9494997A JP H10262991 A JPH10262991 A JP H10262991A
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JP
Japan
Prior art keywords
heat
bed
bacteria
covering
oral cavity
Prior art date
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Pending
Application number
JP9494997A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomosuke Nonomura
友佑 野々村
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Egawa KK
Original Assignee
Egawa KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 細菌繁殖抑制装置とその抑制方法 【解決手段】 就寝時などの口腔内細菌増殖防止のため
に被覆床に熱交換手段を取り付けそれを熱制御手段にて
制御することにより細菌の発育温度条件を最適値よりは
ずすことで細菌増殖を防止する。これにより齲蝕や歯周
病を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、口腔内の細菌の増
殖、特に就寝時の細菌増殖を抑制することを特徴とする
装置、方法。
【0002】
【従来の技術】従来にはこのような装置はなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】口腔内での細菌の増
殖、特に就寝時に著しい増殖をするがこの増殖に伴い齲
蝕や歯周病が進行する。これらの増殖を抑制するのが課
題である。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上記の事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、口腔内での細菌の増殖、特に就寝
時に著しい増殖抑制が可能な細菌繁殖抑制装置とその抑
制方法の提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の情報入力装置
は、次の技術的手段を採用した。 〔請求項1の手段〕細菌繁殖抑制装置またはその抑制方
法は、口腔内の歯牙または歯周組織を一部または全部に
おいて被覆する床を備え、その床に良熱伝導体で構成さ
れた熱交換手段とその熱交換手段に対して熱制御を行う
熱制御手段とを採用する。
【0006】
【発明の作用および発明の効果】
〔請求項1の作用および効果〕細菌繁殖抑制装置または
その抑制方法は、口腔内の歯牙または歯周組織を一部ま
たは全部において被覆する床を備え、その床に良熱伝導
体で構成された熱交換手段とその熱交換手段に対して熱
制御を行う熱制御手段とを採用するので、細菌、特に病
原性菌の増殖を抑制する。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の細菌繁殖抑制装置
とその抑制方法を、図1に示す実施例または変形例に基
づき説明する。 〔実施例の構成〕第1実施例は、細菌繁殖抑制装置とし
ての使用例を示す。第1実施例における細菌繁殖抑制装
置のブロック図を図1に示す。そして図2にこの装置の
被覆床部分を示す。この細菌繁殖抑制装置は、歯牙また
は歯周組織を覆う床1とそれに保持されている良熱伝導
体としての熱交換手段2とその熱交換手段に対して熱制
御を行う熱制御手段(3はその一部で効果機)からな
る。
【0008】ここではまず熱制御手段の効果機としてペ
ルチェ素子3を用いそれを外部の電源にて駆動する。そ
してペルチェ素子の冷却面に良熱伝導体である金属体を
接続してそれを熱交換手段2とした。この冷却された熱
交換手段が被覆床1に沿い歯牙や歯周組織を冷却する。
【0009】ここで齲蝕や歯周病菌の最適繁殖温度はお
およそ37℃であるのでこれより低めに温度を設定す
る。この被覆床を口腔内に入れ就寝する。
【0010】〔実施例の効果〕本実施例の細菌繁殖抑制
装置とその抑制方法は、特に就寝時に細菌が増殖するの
を抑制することができる。
【0011】〔変形例〕床はMMA、ポリサルフォン、
ポリカボネートまたは金属で形成される。この床の製作
はまず熱交換手段を歯牙模型上にてベンディングなどを
行い細菌繁殖部位である歯牙最大豊隆部以下、歯牙咬合
面、歯間部、歯周ポケット周囲またはその内部またはそ
の周囲またはその表面に設置される。その接続は多岐に
わたっても良いしループ状でもよいし、開放様でも良い
し、また単線様でも良いし、網目状でも良い。またその
材質は金属、陶材、プラスチック、レジンなどを適時選
択し使用する。そしてその少なくとも一部分以上を熱制
御手段の効果機であるペルチェ素子に接続させる。また
これらの熱交換手段は熱交換効率において設定されれば
被覆床の内部でも外部でも良い。例えば床の熱伝導率を
加味して高温になりやすい部位や熱容量の高い部位など
は露出または多数配置し熱交換効率を上げる、一方比較
的低い温度の部位や熱容量の小さい部位には被覆床の中
にいれて熱交換効率をさげる。これらの操作により各部
位への温度調整を均一におこなっても良い。ここで必要
におうじてワックスにて固定して作業を進める。そして
この機能部分を含む被覆床部分をレジンで製作する。こ
の場合レジンは即時重合レジンでも加熱重合でもよい。
また加熱重合レジンなどの場合はワックスアップして石
膏型などを製作しそこに流し込むなどし成形する。
【0012】また熱伝対やサーミスタなどの熱センサー
を1つ以上床に取り付けこの情報を基に温度制御を行え
ばさらに制度の高い温度コントロールを各部位または全
体になしても良い。またこの場合熱交換手段を並列にし
てここに熱を制御するとさらに良い。また設定温度は細
菌の発育抑制が可能なら37℃より高くても低くても良
い。また熱交換手段はヒートパイプでも良いし、また水
などの各種液体でも良い。液体の場合パイプに通しても
良いし、被覆床にそのまま流しても良い。またすべての
種類の熱交換手段において熱交換手段と歯牙、歯周組織
の間だにグリス、グリセリンまたはコラーゲンなどの保
湿性または非保湿性の媒体を入れて熱交換効率向上また
は細菌抑制のためにしても良い。そしてこれらの媒体は
単独で用いても良いが組み合わせても良い。この場合こ
れら媒体に抗齲蝕剤、抗歯周病剤を混入してもよい。
【0013】排唾管を取り付け適時唾液を排出しても良
いし、また唾液の流路を確保しても良い。この流路をつ
ける場合人為的に流すには前歯部あたりに吸引口を設け
最後歯あたりに吸入口を設けると良いし、自然の対流を
かんがえるなら唾液腺周辺に設ける。また両者を併用し
ても良い。また逆に水や齲蝕防止剤などを外部より受動
的または能動的に引き込み被覆床内部または外部に流し
ても良い。この場合これらの媒体を熱交換手段として用
いても良いし、その補助的なものとしてもよいなどその
組み合わせは自由である。
【0014】ペルチェ素子への電力供給は一次または2
次電池などで行っても良いし、また明かりがあるなら太
陽電池で行っても良いし、その併用でも良い。乾電池駆
動の場合は運動時にも使用できる。またこれらの熱制御
手段は能動型であるが受動型を採用しても良い。即ち熱
制御手段をヒートシンクのみとしてこれを熱交換手段に
接続するなどの方法である。またペルチェ素子にヒート
シンクを取り付けたり、受動型のヒートシンクにファン
あるいは水冷パイプなどを取り付けたりする等の受動と
能動の熱制御手段を併用しても良い。
【0015】歯ぎしり防止などのためのナイトガードや
咬合挙上などのための咬合床として使用してもよい。と
くに就寝時に行う場合従来方では細菌が増殖して不潔に
なりやすく、かつそれに伴い齲蝕や歯周病の心配があっ
た。また覚醒時に使用しても良いし運動時に使用しても
良い。
【0016】この被覆床にフッ素、重炭酸塩、光合成細
菌、各種抗菌剤などの齲蝕予防剤を入れ使用しても良
い。またLED、レーザ、太陽光などを直接または光フ
ァイバーなどの伝達手段にて齲蝕原生菌や歯周病原生菌
の発育そがい電磁波を照射するようにしても良い。
【0017】上記実施例または変形例は単独で実施して
も良いし、また組み合わせて実施しても良い。
【0018】
【図面の簡単な説明】
【図1】細菌繁殖抑制装置とその抑制方法のブロック
図。
【図2】口腔内挿入部分の図。
【符号の説明】
1 被覆床。 2 熱交換手段。(実際は連続的になっている。) 3 熱制御手段の効果機。 4 歯牙の陥入場所(一部のみ記載)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】口腔内の歯牙または歯周組織を一部または
    全部において被覆する床を備え、その床に良熱伝導体で
    構成された熱交換手段とその熱交換手段に対して熱制御
    を行う熱制御手段とを備える細菌繁殖抑制装置またはそ
    の抑制方法。
JP9494997A 1997-03-27 1997-03-27 細菌繁殖抑制装置とその抑制方法 Pending JPH10262991A (ja)

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JP9494997A JPH10262991A (ja) 1997-03-27 1997-03-27 細菌繁殖抑制装置とその抑制方法

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JPH10262991A true JPH10262991A (ja) 1998-10-06

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007066419A1 (ja) * 2005-12-07 2007-06-14 Bio Map Co., Ltd. 超音波治療装置
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