JPH0424028A - 治療装置 - Google Patents

治療装置

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JPH0424028A
JPH0424028A JP12997790A JP12997790A JPH0424028A JP H0424028 A JPH0424028 A JP H0424028A JP 12997790 A JP12997790 A JP 12997790A JP 12997790 A JP12997790 A JP 12997790A JP H0424028 A JPH0424028 A JP H0424028A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、歯牙を刺激することにより緊張させたり、リ
ラックスさせたり、歯周組織の抵抗力を増大させ、歯周
疾患を予防したり、偏組1(片がみ)を改善させる治療
装置に間する。
(ロ)従来の技術及びその課題 ■過剰ストレスによる心身の異常 急速に高度化した現代社会においては、人は常に過剰の
ストレス状態におかれている。今日、最も多い疾病群の
うち、精神障害が第2位に位置している。
このことは、ストレスに対して人は内分泌系と自律神経
系によって、身体的及び精神的恒常性を保っているが、
自律神経系は特に交感神経系がその担い手となっている
しかし、ストレスによるこのような緊張状態が過度に持
続されることにより、病的な状態が起こってくる。
成人では、ストレスによる潰瘍のような比較的急性の状
態ばかりでなく、その他に、動脈硬化、高血圧、心臓病
、下痢、ノイローゼ、脳出血、神経病、アレルギー、関
節痛等の慢性ものが起こっている。
■心身の緊張感の非コントロール性 交感神経及び副交感神経とからなる自律神経は、不随意
神経であり、人は通常このような自律神経を生理的状態
で意識的にコントロールすることは不可能である。
その為、車の運転等の高度に緊張を要する状況下では、
時に人は交感神経の緊張を喪失し、睡魔をもよおし、悲
惨な事故を惹起し、多大の人命を失っている。
このような交感神経の緊張の喪失は、前記の車の事故の
ようなものばかりでなく、例えば、学生の夜間の勉強中
に生じる睡魔も、その−例である。
このことは、交感神経の緊張を継続することが不可能な
為に、ついには、眠くなってしまうのである。
■咀哨刺激量の減少に伴う脳機能賦活力の減少咀哨刺激
は、これまでの動物実験によって、脳内循環血流量を増
大させたり、脳内の蛋白量、RNA、さらには記憶想起
物質であるコレチストチニン量を増加させることが明ら
かにされ、その結果として動物の学習能力が増大するこ
とが示されている。
そして、人においても、咀哨刺激量の結果的機能量であ
る咬合力と幾何図形に関する知能テストが正相関するこ
とが明らかにされている。
また、よく咀噌する人は、荒がみの人よりも気力、幸せ
感、そして、幸福感が5倍以上高いことがアンケートの
結果示され、咀聯刺激が高次元の脳活動である心的作用
にも関係していることが明らかにされている。
このような、咀噌刺激は、食事やガムを噛む行為を介し
て得られる。しかし、近年、調理法食品等の軟い食品の
増大や生活のハイテンポ化によって、人は、徐々に咀哨
量が減少している。
このような咀明量の減少は、顕在的事例として口腔領域
では、歯牙と顎骨長との不調和をきたし、不正咬合の発
現をも増加させているが、同時に、前記のような咀噌?
I激によって賦活されると考えられる脳機能の低下を引
き起こしている。
■咀噌刺激量の減少に伴う歯周組織の脆弱化生体組織の
健常性が機能活動性刺激によって維持されていることは
、周知のことである。
即ち、腕を骨折した後、ギブスを一定期間付けていると
、骨も筋肉も痩せてしまうが、完全に回復した後、再度
活動を開始すると、徐々にもとの状態にもどり、さらに
、バーベル等でより高い活動性刺激を加えてやると、骨
や筋肉を強固なものにすることができる。
前記■で述べたように、現代社会における咀噌刺激量の
減少は、同時に歯牙を支えている歯牙周囲組織の健康維
持にとって好ましいものでなく、今日、成人の8割〜9
割に達する高い歯Pi膿漏(歯周炎)の発現の一因にな
っている。
それは、次に示すような歯槽膿漏の原因因子によって導
き出される一般式から明らかである。
歯槽膿漏=(歯垢細菌の量と種類×歯垢の沈着時間)十
抵抗力 上記の式において、咀噌刺激は、抵抗力を著しく増大さ
せるものであり、こめ抵抗力の減少は、歯槽膿漏を惹起
しやすくしているのである。
■偏組噌による弊害 歯牙疾患の蔓延は、近年多くの人々に正常な咬合機能の
乱れを起こしている。
その−因として、偏組1!(片がみ)がある。ここでい
う偏組噌とは、無意識のうちに食べ物の咀噌を左右側の
歯のいずれか片側のみで習慣的に行っていることである
このような偏組哨は、咬合力において、顕著な左右差を
起こし、通常、最大咬合力において、4〜5倍の左右差
を認める。
即ち、平均的な成人の最大噛合力は約60kgであり、
偏組噌の人においても、咀噌側の歯では、同程度の咬合
力を認めるが、非咀噌側の歯では、僅か15kg程度の
咬合力しか認められない。
このような偏組哨は、非咀噌側の歯周組織の劣化及び脆
弱化を起こすとともに、上顎骨の成長並びに発達に左右
差をきたし、上下斜視という眼軸変化に伴う眼機能の異
常まで併発することが知られている。
このような眼機能異常は、関連異常として肩こりを惹起
するとともに、眼の網膜から脳への入力情報の不適正に
ともなう痴呆症の発現の一要因になっていることも指摘
されている。
本発明は、上記■〜■の課題を解決することができる治
療装置を提供することを目的とする。
(ハ)課題を解決するための手段 本発明では、歯に装着可能とした備装着体と、同装着体
に取付け、歯に当接する刺激伝達素子とより構成したこ
とを特徴とする治療装置を提供するものである。
また、本発明では、刺激伝達素子が前側の歯のみに刺激
を与えるように構成したことをも特徴としている。
また、本発明では、刺激伝達素子が奥歯にのみ刺激を与
えるように構成したをも特徴としている。
また、本発明では、刺激伝達素子によって、前側の歯及
び奥歯を含む全歯に刺激を与えるように構成したをも特
徴としている。
また、本発明では、刺激伝達素子が左側又は右側の歯に
選択的に刺激を与えるように構成したことをも特徴とし
ている。
(ニ)作用及び効果 本発明では、以下のような作用・効果を有している。
■歯に装着した備装着体の各刺激伝達素子によって、歯
を部位選択的に刺激することにより、自律神経系、特に
交感神経系及び副交感神経系を刺激して、身体を緊張さ
せたり、リラックスさせるものである。
即ち、特に、刺激伝達素子によって、前側の歯を刺激す
ると、交感神経系が刺激されて、身体を緊張させること
ができる。
従って、車の運転時に、交感神経系を刺激して身体を緊
張させることにより、眠気を解消し、悲惨な事故の発生
を予防することができる。
また、刺激伝達素子によって、奥歯を刺激すると、副交
感神経系が刺激されて、身体をリラックスさせることが
できる。
このように、各歯を刺激することにより、交感神経系及
び副交感神経系の刺激を得て、身体を緊張させたり、リ
ラックスさせることにより、精神障害等を解消すること
ができる。
■歯牙全体を刺激することにより、大脳刺激を増大し、
大脳機能を賦活することができる。
即ち、刺激伝達素子によって歯牙に伝えられた刺激は、
歯根膜(歯の根の骨との境界部に存在する組織、第9図
参照)を介して三叉神経に伝達され、大脳を刺激すると
ともに、これまで動物実験で確認されたような脳内物質
量並びに脳機能を増大させるものである。
従って、刺激伝達素子によって、歯牙全体を刺激すると
、よく咀哨する者に多く認められる、気力、幸福感を得
ることができる。
■歯牙全体を刺激することにより、歯周組織に機能活動
刺激を付与し、歯周組織の抵抗力を増大することができ
る。
即ち、刺激伝達素子による歯牙刺激は、歯根膜並びに歯
槽骨を刺激し、同部及び周囲組織の血流を促進するとと
もに、歯根膜並びに歯槽骨を活性化して、組織より強固
なものにすることができる。
(第9図参照) また、歯牙を骨につなぎとめる歯周靭帯も、生理的範囲
内の均一かつ適当な継続的刺激に反応して、適応的に靭
帯繊維密度並びに機能を増大させて、より強固なものに
することができる。
さらに、歯周炎の発症並びに進行に重要な生体防御の最
前線である上皮付着部における血液由来の防御因子の浸
出現象を促進するとともに、同部の新陳代謝を活性化し
、歯肉溝上皮の成長速度を高めて、抵抗力を増大させる
ことができる。
■偏組哨患者においては、非咀雫側の歯の歯根膜並びに
支持歯槽骨が弱く、強制的に食べ物を噛んでも、痛み等
が生じて十分に咀噌できない為に、刺激伝達素子によっ
て、非咀聯側の歯を刺激することにより、歯周組織に機
能活動刺激として作用し、歯根膜並びに支持歯槽骨を徐
々に強化することができる。
そして、かかる歯根膜並びに支持歯槽骨を強化すること
によって、非咀噌側の歯周組織の劣化及び脆弱化を防ぎ
、非咀哨側の歯でも、容易に咀哨可能となり、従って、
偏組噌による眼機能の異常を治療したり、或いはその予
防を行うことができる。
(ホ)実施例 本発明の刺激伝達素子を利用した治療装置を図面にもと
づき詳説すれば、第1図の斜視図において、1は本発明
に係る治療装置を示し、同装置1は、刺激発振器2と、
歯に装着可能とした備装着体3と、同装着体3に取付け
た複数の刺激伝達素子4とから構成されている。
かかる刺激発振器2は、第2図のブロック図において、
電源部5と、交流電圧を発する主超音波発振回路6と、
電力増幅を行う主出力回路7とをそれぞれ直列的に接続
されている。
そして、主出力回路7に、固有共振周波数を有する刺激
伝達素子4を接続している。
また、主超音波発振回路6は、電流によって共振し、刺
激伝達素子4の固有周波数と同一周波数とした連続波の
電圧を発生するように構成されている。
かかる刺激伝達素子4は、主出力回路7からの交流電圧
を受けて刺激伝達素子4内に内蔵した振動体が振動して
なる圧電現象により超音波を発生する。
なお、6aは主超音波発振回路6に接続されたダイヤル
を示し、同ダイヤル6aによって刺激伝達素子4からの
刺激を増減することができる。
次いで、備装着体3及び刺激伝達素子4について詳説す
る。
即ち、備装着体3は、可撓性の合成樹脂素材で略U字状
に形成されており、しかも、第3図に示すように、一定
の肉厚状に形成され、上下面に上下顎用歯牙当接面10
.11を設けている。
そして、かかる備装着体3は、上下顎用歯牙当接面10
.11を上下顎歯で噛合した状態で装着している。
なお、備装着体3は、可撓性の合成樹脂素材で形成され
ている為に、その形杖を変えることができる。
さらに、この備装着体3の内部には、複数の刺激伝達素
子4が配設されており、各刺激伝達素子4からの振動が
各歯牙に伝達するものである。
かかる刺激伝達素子4内には、チタン酸バリウム等を素
材とした圧電逆効果を有する円板状の振動体12を内蔵
しており、同振動体12に主出力回路7からの接続線を
接続して、同振動体12を振動させるようにしている。
また、刺激伝達素子4は、振動体12の上下部を突出さ
せて、備装着体3の上下顎用歯牙当接面1011に露出
させ、歯牙に直接に刺激を伝達するようにしている。
さらに、本実施例では、刺激伝達素子4によって、前側
部の歯として、上顎の犬歯C1下顎第一小臼歯d及び前
歯部eを刺激することにより、交感神経系の刺激を効果
的に得ることができ、身体を緊張させることができる。
また、奥歯としては、特に、上顎第一大臼歯a及び下顎
第二大臼歯すを刺激することにより、副交感神経系の刺
激を効果的に得ることができ、身体をリラックスさせる
ことができる。
また、本実施例では、振動発振器2に制御部を接続して
おり、各刺激伝達素子4による各歯牙への刺激を制御し
ている。
第1図において、振動発振器2の前面に各歯牙への刺激
選択操作部2a、刺激量を表示する表示部2bを設けて
いる。
本発明に係る治療装置による歯牙の交感神経系と副交感
神経系の刺激並びに大脳刺激について詳説する。
即ち、ガムを噛むことによる咀哨刺激が精神的に緊張感
やりラックス感をもたらすものであり、例えば、自動車
の運転中に、眠くなった時に、ガムを噛むことにより、
大脳を覚醒させ、緊張感を高め眠けを防止することがで
きる。
また、野球選手は、逆に試合中にガムを噛むことにより
、過度の緊張感をはくし心をリラソクスさせて、集中力
を高めている。
このような精神的な緊張感やリラックスは自律神経、即
ち、交感神経及び副交感神経によって不髄意的に支配さ
れている。
咀噌刺激と自律刺激との関わりについては、これまで鼠
を用いた動物実験や人の唾液分泌モデルを介していくつ
かの報告がなされている。
それらを要約して個条書きにまとめると、以下のもので
ある。
■唾液分泌機能は自律神経、即ち、交感神経及び副交感
神経に大きく依存し、それらの刺激によって分泌機序が
決定されている。
■唾液分泌機能のうち、唾液の量、即ち、唾液分泌量は
副交感神経刺激に、そして、唾液に含有される蛋白質の
量は、交感神経刺激に大きく依存している。
■鼠の実験において、固形の餌を、同一成分の液体のも
のに置き換え、咀噌刺激をほとんどなくしてしまうと、
唾液分泌量や蛋白質が減少する。
これらの変化は唾液騨細胞の膜表面に存在する交感神経
及び副交感神経レセプターの数の減少を伴っている。従
って、咀哨刺激が交感神経並び副交感神経刺激に影響を
与え、変化させていることは明らかである。
■咀明した際に、歯牙を介して伝えられる圧刺激は歯牙
と支持歯槽骨との間に存在する歯根膜に存在するメカル
セプターにより刺激が受容され中枢に伝えられる。
0人における歯牙の欠損状態と唾液分泌機能、即ち、唾
液分泌量並び唾液蛋白量との関係を他の全身的な因子と
ともに大型コンピュータを用いて解析すると、 唾液分泌量=−7,62 +下顎第二大臼歯x0.075 +上顎第一小臼歯X0.199 上顎第二小臼歯X0.112 +上顎第一大臼歯X0.079 +上顎第二大臼歯X0.092 +血清総蛋白  Xl、49 一血清アルブミンX2.59 +血清アルブミン/プロブリンX0.075+血清マグ
ネシウムX0.91 +血糖値    Xo、005 血清カリウム xQ、016 十へマドクリットX0.016 唾液蛋白量  Xo、043 唾液蛋白濃度=−9,57 十上顎大歯   Xl、06 +下顎第一小臼歯XI、97 一下顎第二小臼歯X1.48 下顎第一大臼歯X1.13 +血糖値    xo、oa +血清アドレナリンX0.0059 +血清マグネシウムX4.OO 唾液分泌量  X2.19 という一般線形重回帰式が得られる。
これらの式は唾液分泌機能が選択的に一部の歯牙に大き
く影響されていることを示している。
即ち、唾液分泌量Aは、上顎第一大臼歯a及び下顎第二
大臼歯す等に依存し、そして、唾液蛋白濃度Bは上顎の
犬歯C及び下顎第一小臼歯dに大きく依存している。
このような各歯牙の唾液分泌機能に及ぼす選択的影響を
各歯牙と唾液分泌IA並びに唾液蛋白濃度Bとの相関係
数から計算された値を用いて図示すると、第4図及び第
5図のようになる。
第4図及び第5回は、上顎における歯牙の唾液分泌蛋白
量に及ぼす効果の特異的分布を示したものであり、唾液
蛋白濃度に大きく影響しているのは、上下顎の犬歯C及
び小臼歯部dつぃで前歯部eであり、唾液分泌量に大き
く依存しているのは、上下顎の大臼歯部a、bである。
このような選択的な歯牙の唾液分泌機能に及ぼす影響を
具体的に数値で表すと、第6図の表のようになり、第6
図の表の横軸に歯の本数を示し、上顎左右の犬歯Cが残
存し、その明明刺激を維持している者(2)は、犬歯C
を失い、その咀噌刺激を失った者(0)(1)に比べて
、2倍の唾液蛋白濃度を示している。
また、下顎の第一小臼歯についても、同様の結果が得ら
れている。
他方、唾液分泌量においては、第7図の表に示しており
、上顎の第一大臼歯aが残存し、その咀哨刺激を維持し
ている者(2)は、同第−大臼歯aを既に失った者(0
)(1)に比べて、やはり2倍の高い分泌量を示してい
る。
下顎の第二大臼歯についても、同様の結果が得られてい
る。
このように、唾液分泌量Aは、副交感神経系A゛、また
、唾液蛋白濃度Bは、交感神経系B゛にそれぞれ支配さ
れているので、唾液分泌機能への選択的歯牙の影響は、
歯牙の歯根膜表面のメカルセプターを介して中枢に伝え
られ、自律神経刺激、即ち、交感神経並びに副交感神経
刺激に交換されており、第8図にその模式図を示してい
る。
即ち、各歯牙に選択的な交感及び副交感神経刺激の特性
があり、従って、これらの歯牙を刺激することによって
、意識的に交感神経系A゛及び副交感神経系B“の刺激
を得ることができる。
その際に、全身的な緊張及び大脳の覚醒を与える交感神
経刺激を選択的に与えている歯牙の分布は、特に、犬歯
C及び第一小臼歯dにあり、次いで、前歯部eに存在し
ている。一方、安らかさやリラックス感を与える副交感
神経刺激を与える歯牙分布は、大臼歯部a、bに存在し
ている。
以上のように、本発明では、治療装置1によって、交感
神経刺激として、犬歯C及び第一小臼歯dとを刺激し、
また、副交感神経刺激として、大臼歯部a、bを刺激す
ることにより、身体を緊張させたり、リラックスさせる
ことにより、精神障害等を解消することができる。
次に、歯牙全体の刺激による大脳機能の賦活力及び歯周
組織の抵抗力の増大に関して、第9図の歯周組織を参照
して詳説する。
即ち、刺激伝達素子4によって歯牙13に伝えられた刺
激は、歯根膜14の表面のメカルセプタ−14aを介し
て三叉神経に伝達され、脳神経刺激を増大する。このよ
うな歯牙を介した大脳刺激は、これまで動物実験で確認
されたような脳機能物質量並びに脳機能の増大を起こし
ている。
また、刺激伝達素子4による歯牙刺激は、歯根膜14並
びに歯槽骨15を刺激し、同部及び周囲組織の血流を促
進するとともに、歯Ill!14並びに歯槽骨15を活
性化して、組織をより強固なものにする。
また、歯牙13を骨につなぎとめる歯周靭帯16は、生
理的範囲内の均一かつ適当な継続的刺激に反応して、適
応的に靭帯繊維密度並びに機能を増大させて、より強固
なものとなる。
さらに、歯周炎の発症並びに進行に重要な生体防1nの
最前線である上皮付着部17における血液由来の防御因
子の浸出現象を促進するとともに、同部の新陳代謝を活
性化し、歯肉溝上皮の成長速度を高めて、抵抗力を増大
させることができる。
また、偏組哨患者においては、刺激伝達素子4によって
、非咀噌側の歯牙13を刺激することにより、歯周組織
に機能活動刺激として作用し、歯根膜並びに支持歯槽骨
を徐々に強化することができる。
そして、かかる歯根膜並びに支持歯槽骨を強化すること
によって、非咀哨側の歯周&l1w&の劣化及び脆弱化
を防ぎ、非咀all側の歯でも、容易に咀雫可能となり
、従って、偏組明による眼機能の異常を治療したり、或
いはその予防を行うことができる。
なお、本実施例では、刺激伝達素子4によって振動刺激
を歯牙に伝達させているが、その他の実施例として、電
気刺激、磁気刺激、温熱刺激或いは光刺激等を利用する
こともできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る治療装置の説明図、第2図は治療
装置の回路図、第3図は治療装置を歯に装着した状態の
説明図、第4図及び第5図は歯牙における唾液分泌量及
び唾液蛋白分泌量との関係を示す説明図、第6回及び第
7図は唾液分泌量及び唾液蛋白分泌量を示すグラフ、第
8図は歯牙の自律神経の管理機構を示す説明図、第9図
は歯牙及び歯周組織の断面図である。 図中、 1:治療装置 3;歯装着体 二刺激伝達素子

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、歯に装着可能とした歯装着体(3)と、同装着体(
    3)に取付け、歯に当接する刺激伝達素子(4)とより
    構成したことを特徴とする治療装置。 2、刺激伝達素子(4)が前側の歯にのみ刺激を与える
    ように構成したことを特徴とする請求項1に記載の治療
    装置。 3、刺激伝達素子(4)が奥歯にのみ刺激を与えるよう
    に構成したことを特徴とする請求項1に記載の治療装置
    。 4、刺激伝達素子(4)が前側の歯及び奥歯を含む全歯
    に刺激を与えるように構成したことを特徴とする請求項
    1に記載の治療装置。 5、刺激伝達素子(4)が左側又は右側の歯に選択的に
    刺激を与えるように構成したことを特徴とする請求項1
    に記載の治療装置。
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