JP4818214B2 - エンジンの制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、EGR(Exhaust Gas Recirculation)装置及び可変ターボ過給機を備えたエンジンの制御装置に関し、特にEGR装置及び可変ターボ過給機の相互干渉を打ち消すための制御装置に関する。
EGR装置及び可変ターボ過給機の双方を備えたエンジン(例えば、ディーゼルエンジン)では、EGRバルブの開度を変動させて排気還流量を調整すると可変ターボ過給機の過給圧特性に影響を与え、かつ、可変ターボ過給機のノズルの開口部面積を変動させて過給圧特性を変動させるとEGRの排気還流量に影響を与える、EGR装置と可変ターボ過給機の相互干渉が知られている。
この相互干渉を解決するための技術が、例えば特許文献1に記載されている。
特開2005−233033号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、EGR干渉量コントローラC2及び過給圧干渉量コントローラC3によって相互干渉を補償するように設計するとき、それぞれの伝達関数C2,C3は、EGRコントローラC1及びVNTコントローラC4に依存する。従って、相互干渉を補償しつつ、EGR装置及び可変ターボ過給機を適切に制御することは難しい。
そこで、本発明の目的は、EGR装置を制御する制御部及び可変ターボ過給機を制御する制御部の設定に依存せずに、EGR装置と可変ターボ過給機の相互干渉を補償するための制御部の設定を行える制御装置を提供することである。
本発明の一実施態様に従うエンジンの制御装置(40)は、EGRバルブで排気還流量を調整するEGR装置(51)と、ノズルの開口部面積を可変にして過給圧特性を変更する可変ターボ過給機(52)とを備えたエンジンを制御する制御装置(40)であって、前記EGR装置(51)を制御するためのEGR制御信号(x)を出力するEGR制御部(41)と、可変ターボ過給機(52)を制御するための可変ターボ過給機制御信号(x)を出力する可変ターボ過給機制御部(42)と、第1補償制御部(45)及び第2補償制御部(46)を有する相互干渉補償制御部(43)であって、前記第1補償制御部(45)は、前記第2補償制御部(46)によって修正された、修正後の可変ターボ過給機制御信号(z)に基づいて、前記EGR制御部(41)が出力したEGR制御信号(x)を修正し、前記第2補償制御部(46)は、前記第1補償制御部(45)によって修正された、修正後のEGR制御信号(z)に基づいて、前記可変ターボ過給機制御部(42)が出力した可変ターボ過給機制御信号(x)を修正することによって、前記EGR装置(51)と前記可変ターボ過給機(52)の相互干渉を補償するために、前記EGR制御部(41)が出力したEGR制御信号(x)、及び前記可変ターボ過給機制御部(42)が出力した可変ターボ過給機制御信号(x)を修正する相互干渉補償制御部(43)と、を備え、前記相互干渉補償制御部(43)で修正されたEGR制御信号(z)で前記EGRバルブを制御し、前記相互干渉補償制御部(43)で修正された可変ターボ過給機制御信号(z)で前記ノズル開口部面積を制御する。これにより、相互干渉補償部(43)がEGR装置(51)と可変ターボ過給機(52)の相互干渉を自動的に補償するので、EGR制御部(41)と可変ターボ過給機制御部(42)は、相互干渉を考慮せずにゲインの設定を行うことができる。
本発明の一実施態様に従うエンジンの制御装置(400)は、EGRバルブで排気還流量を調整するEGR装置(51)と、ノズルの開口部面積を可変にして過給圧特性を変更する可変ターボ過給機(52)とを備えたエンジンを制御する制御装置(400)であって、前記EGR装置(51)を制御するためのEGR制御信号(x)を出力するEGR制御部(41)と、可変ターボ過給機(52)を制御するための可変ターボ過給機制御信号(x)を出力する可変ターボ過給機制御部(42)と、第1補償制御部(450)及び第2補償制御部(460)を有する相互干渉補償制御部(430)であって、前記第1補償制御部(450)は、前記可変ターボ過給機制御信号(x)に基づいて、前記EGR制御信号(x)を修正し、前記第2補償制御部(460)は、前記EGR制御信号(x)に基づいて、前記可変ターボ過給機制御信号(x)を修正することによって、前記EGR装置(51)と前記可変ターボ過給機(52)の相互干渉を補償するために、前記EGR制御部(41)が出力したEGR制御信号(x)及び前記可変ターボ過給機制御部(42)が出力した可変ターボ過給機制御信号(x)を修正する相互干渉補償制御部(430)と、を備え、前記相互干渉補償制御部(430)で修正されたEGR制御信号(z)で前記EGRバルブを制御し、前記相互干渉補償制御部(430)で修正された可変ターボ過給機制御信号(z)で前記ノズル開口部面積を制御する。これにより、相互干渉補償部(430)がEGR装置(51)と可変ターボ過給機(52)の相互干渉を自動的に補償するので、EGR制御部(41)と可変ターボ過給機制御部(42)は、相互干渉を考慮せずにゲインの設定を行うことができる。
好適な実施態様では、前記相互干渉補償制御部(43または430)で修正されたEGR制御信号(zまたはz)に対する前記EGR装置のEGR率(y)が実質的に線形になるような第1のスケーリングファクタ(47または470)と、前記相互干渉補償制御部(43または430)で修正された可変ターボ過給機制御信号(zまたはz)に対する前記可変ターボ過給機の過給圧(y)が実質的に線形になるような第2のスケーリングファクタ(48または480)と、をさらに備える。そして、前記第1のスケーリングファクタ(47または470)で修正されたEGR制御信号(h)で前記EGRバルブを制御し、前記第2のスケーリングファクタ(48または480)で修正された可変ターボ過給機制御信号(h)で前記ノズル開口部面積を制御するようにしてもよい。このスケーリングファクター(47または470)によって、相互干渉補償制御部で修正されたEGR制御信号(zまたはz)に対するEGR率(y)の変化率が一定になるので、EGR率(y)が相互干渉補償制御部(G,G)で修正されたEGR制御信号(zまたはz)の誤差の影響を受けにくくなる。同様に、スケーリングファクター(48または480)によって、相互干渉補償制御部で修正された可変ターボ過給機制御信号(zまたはz)に対する可変ターボ過給機の過給圧(y)の変化率が一定になるので、可変ターボ過給機の過給圧(y)が相互干渉補償制御部(G,G)で修正された可変ターボ過給機制御信号(zまたはz)の誤差の影響を受けにくくなる。
好適な実施態様では、前記第1補償制御部(45または450)及び前記第2補償制御部(46または460)は、前記修正後のEGR制御信号(zまたはx)及び前記修正後の可変ターボ過給機制御信号(zまたはx)に基づいて、それぞれのゲインを可変にしてもよい。前記第1補償制御部(45または450)及び前記第2補償制御部(46または460)のゲインが可変なので、EGR装置と可変ターボ過給機の相互干渉を自動的打ち消される。
以下、本発明の一実施形態に係るエンジンの制御装置について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るエンジン及びその制御装置の概略構成図である。
同図に示すように、本実施形態に係るエンジン(例えば、ディーゼルエンジン)は、ベースエンジン10の排ガスの一部を吸気通路11へ還流させるEGR装置20と、可変容量型のターボ過給機(可変ターボ過給機)30とを備えている。
EGR装置20は、排気通路12と吸気通路11とを連通するEGR通路21と、このEGR通路21に還流する排ガス量を決定するEGRバルブ22と、バルブ開度を検出するバルブセンサ24とを有する。
コントローラ40は、EGRバルブ22の開度(以下、バルブ開度と称する)を決定することによって、吸気通路11へ還流する排ガス量(排気還流量)またはベースエンジン10の吸気量全体に占める排ガス量の割合を示す排気還流率を制御する。
なお、EGR通路21の途中には、例えば、冷却水との熱交換によってEGRガスを冷却する水冷式の冷却装置23が設けられている。
可変ターボ過給機30は、排気通路12に設けられる排気タービン31と、EGR通路21の出口より上流側の吸気通路11に設けられるコンプレッサ32とで構成されている。排気タービン31は、ベースエンジン10が排出する排ガスを受けて回転する。これにより、排気タービン31と同軸に連結されたコンプレッサ32が回転して、ベースエンジン10が吸入する空気を加圧する。可変ターボ過給機30は、排気タービン31のハウジング入口のノズル(図示せず)の開口部の面積が可変になっている。このノズル開口部の面積を可変にするための技術には、ノズルの開度によって開口部面積を可変にするノズルベーン方式、及びノズルリングなどをスライドさせて開口部面積を可変にするスライドベーン方式がある。本実施形態に係る可変ターボ過給機30においては、いずれの方式も採用することができる。可変ターボ過給機30は、さらに、開口部面積を変動させるための機構の変位を検出するためのセンサ33を備える。このセンサ33は、例えば、スライドベーン方式のターボ過給機の場合、スライドするノズルリングなどの変位を検出するセンサであり、ノズルベーン方式のターボ過給機の場合、ノズルの開度を検出するセンサである。以下、開口部面積の制御については、スライドベーン方式において、センサ33がノズルリングの変位(位置)を検出する場合を例にとって説明する。
コントローラ40によって制御され、ノズルリングが変位することによりノズル開口部の面積が定まると、排気タービン31へ流入する排ガス量が定まる。つまり、コントローラ40は、排気タービン31へ流入する排ガス量を変動させることにより、可変ターボ過給機30のベースエンジン10に対する過給圧を制御する。
図2は、コントローラ40及び制御対象(エンジン)50のブロック図を示す。
コントローラ40は、EGRバルブ22を駆動してEGR装置20を制御するための制御信号を出力するEGRコントローラ41と、ノズルリングを変位させて可変ターボ過給機30の過給圧を制御するための制御信号を出力する可変ターボコントローラ42と、EGR制御と過給圧制御との相互干渉を補償するために、上記の各制御信号を修正する補償コントローラ43と、スケーリングファクター(J,J)47,48とを有している。
補償コントローラ43は、可変ターボ過給機30のノズルの開口部面積の変化がEGR装置20に与える影響をEGR修正量として算出するEGR補償コントローラ45と、EGR装置20のEGRバルブの開度変化が可変ターボ過給機30に与える影響を可変ターボ修正量として算出する可変ターボ補償コントローラ46とを有する。
制御対象ブロック50には、EGR装置20の伝達関数を示すEGR装置ブロック51及び可変ターボ過給機30の伝達関数を示す可変ターボ過給機ブロック52とともに、可変ターボ過給機30がEGR装置20へ与える影響を示す可変ターボ干渉ブロック53と、EGR装置20が可変ターボ過給機30へ与える影響を示すEGR干渉ブロック54とを含む。
上記の構成を備えるコントローラ40の設計に当たり、制御対象50に含まれる各ブロック51〜54の伝達関数E〜Eが既知であるとき、EGR補償コントローラ45,可変ターボ補償コントローラ46のゲインG,Gを適切に設定することにより、EGR装置20と可変ターボ過給機30の相互干渉をうち消すことができる。以下、EGR補償コントローラ45,可変ターボ補償コントローラ46のゲインG,Gの設定方針を示す。
まず、図2の状態を式に表すと、以下の式(1)〜(10)になる。
ε=r−y ・・・(1)
ε=r−y ・・・(2)
ここで、rはEGR率の目標値、rは過給圧の目標値である。yは実際のEGR率、yは実際の過給圧である。なお、EGR率yは、バルブセンサ24の出力に基づいて、コントローラ40が算出する。過給圧yは、ノズルリングの変位を検出するセンサ33の出力に基づいて、コントローラ40が算出する。
=Gε ・・・(3)
=Gε ・・・(4)
=x+G ・・・(5)
=x+G ・・・(6)
=J ・・・(7)
=J ・・・(8)
ここで、hはEGRバルブの開度、hはノズルリングの変位を示す。
=E+E ・・・(9)
=E+E ・・・(10)
式(9)、(10)に式(3)〜(8)をそれぞれ代入することにより、式(11)、(12)を得る。
=E+E=E+(E+E)z ・・(11)
=E+E=E+(E+E)z ・・(12)
ここで、式(11)(12)から、EGR装置20と可変ターボ過給機30との相互干渉を打ち消すための条件として、式(13)(14)を得る。
+E=0 ・・・(13)
+E=0 ・・・(14)
すなわち、G及びGが以下の関係を満たすとき、EGR装置20と可変ターボ過給機30との相互干渉が打ち消される。
Figure 0004818214
Figure 0004818214
ところで、エンジンの特性データより、ノズルリングの変位hが一定の場合のEGR率yとバルブ開度h,バルブ開度hが一定の場合の過給圧yとノズルリングの変位hには、それぞれ、図3A,Bに示すような関係がある。
同図からわかるように、EGR率yとバルブ開度h及び過給圧yとノズルリングの変位hとの関係は、いずれも非線形である。そこで、スケーリングファクターJ,Jにより、これらの関係を実質的に線形化したものが、図4A,Bである。例えば、図3Aにおいて、各曲線のバルブ開度hがmaxのときのEGR率yの点と、原点Oとが直線で結ばれるように、スケーリングファクターJを定めてもよい。同様に、図3Bにおいて、各曲線のノズルリングの変位hがmax(ノズル開口部面積が最大となる位置)のときの過給圧yの点と、原点Oとが直線で結ばれるように、スケーリングファクターJを定めてもよい。
図3A,B及び図4A,Bに示す関係に基づいて、zとhの関係をグラフに示したものが図5Aの点線で示す曲線である。同様に、図3A,B及び図4A,Bに示す関係に基づいて、zとhの関係をグラフに示したものが図5Bの点線で示す曲線である。図5Aにおいて、各点線の曲線を代表する曲線(例えば、全曲線の平均的な曲線)を一つ定めると、その代表する曲線が同図の実線となる。同様に、図5Bにおいて、各点線の曲線を代表する曲線(例えば、全曲線の平均的な曲線)を一つ定めると、その代表する曲線が同図の実線となる。
ここで、図5A,Bに示す代表曲線に示す関数をそれぞれ微分すると、スケーリングファクターJ、Jが得られる。つまり、以下の関係が成り立つ(図6A,B参照)。
Figure 0004818214
Figure 0004818214
一方で、式(9)および式(15)から、以下の式(17)(18)が得られ、それぞれの式を図示すると、図7A、Bとなる。
Figure 0004818214
ただし、h(z)は一定である。
Figure 0004818214
ただし、h(z)は一定である。
式(17)(18)を図示した図7A,Bより、z及びzをそれぞれ一つずつ定めると、E及びEがそれぞれ一意に定まることがわかる。これは、すなわち、式(13’)からわかるように、一組の(z,z)によって、EGR補償コントローラ45のゲインGが一意に定まることを意味する。そこで、本実施形態では、一組の(z,z)に基づいてEGR補償コントローラ45のゲインGを決定するためのGテーブルを予め作成しておく。
可変ターボ補償コントローラ46のゲインGについてもEGR補償コントローラ45のゲインGと同様にして、Gテーブルを予め作成しておくことができる。つまり、式(10)および式(16)から以下の式(19)、(20)が得られ、それぞれの式を図示すると図8A、Bとなる。

Figure 0004818214
ただし、h(z)は一定である。

Figure 0004818214
ただし、h(z)は一定である。
図8A,Bより、一組の(z,z)を定めると、E及びEがそれぞれ一意に定まる。この結果と、式(14’)から、一組の(z,z)によって、可変ターボ補償コントローラ46のゲインGが一意に定まることを意味する。そこで、本実施形態では、一組の(z,z)に基づいて可変ターボ補償コントローラ46のゲインGを決定するためのGテーブルも予め作成しておくことができる。
ここで、EGR補償コントローラ45のゲインG及び可変ターボ補償コントローラ46のゲインGは、さらに、ベースエンジン10の回転数及び負荷の関数にもなっている。そこで、本実施形態では、Gテーブル及びGテーブルは、それぞれ、異なるエンジン回転数及び負荷について、予め作成しておく。そして、EGR補償コントローラ45及び可変ターボ補償コントローラ46は、それぞれ、その時々のz、z、エンジン回転数、負荷に応じて可変になるように設計される。
例えば、図9に○で示した、エンジン回転数と負荷の組み合わせによるサンプリングポイントAを複数定め、各サンプリングポイントAにおけるGテーブル及びGテーブルを定めておくようにしてもよい。
これにより、EGRコントローラ41のゲインG及び可変ターボコントローラ42のゲインGの設計は、EGR装置20と可変ターボ過給機30の相互干渉を考慮せずに行うことができる。
なお、上記実施形態では、EGR率yとバルブ開度hとの関係、及び過給圧yとノズルリングの変位hとの関係の非線形性を実質的に線形化するためのスケーリングファクターJ,Jが挿入されていたが、このスケーリングファクターJ,Jは省略することができる。
また、図10に、本発明の別の実施形態に係るコントローラ400及び制御対象(エンジン)50のブロック図を示す。
図2に示す実施形態では、補償コントローラ43のEGR補償コントローラ45及び可変ターボ補償コントローラ46は、以下のように構成されている。すなわち、可変ターボ補償コントローラ46は、可変ターボコントローラ42の出力にEGR補償コントローラ45の出力を加えてものを入力としている。EGR補償コントローラ45は、EGRコントローラ41の出力に可変ターボ補償コントローラ46の出力を加えてものを入力としている。
これに対して、図10に示す実施形態では、補償コントローラ430に含まれるEGR補償コントローラ450が、可変ターボコントローラ42の出力をそのまま入力とし、その出力をEGRコントローラ41の出力に加えるように構成している。また、補償コントローラ430に含まれる可変ターボ補償コントローラ460は、EGRコントローラ41の出力そのまま入力とし、その出力を可変ターボコントローラ42の出力に加えるように構成している。
ここで、EGR補償コントローラ450のゲインG及び可変ターボ補償コントローラ460のゲインGについて、それぞれ、上述したものと同様の手法によって、Gテーブル及びGテーブルを生成することができる。その結果、図2に示す実施形態と同様に、EGRコントローラ41のゲインG及び可変ターボコントローラ42のゲインGの設計は、EGR装置20と可変ターボ過給機30の相互干渉を考慮せずに行うことができる。
上述した本発明の実施形態は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。当業者は、本発明の要旨を逸脱することなしに、他の様々な態様で本発明を実施することができる。
本発明の一実施形態に係るエンジン及びその制御装置の概略構成図である。 コントローラ及び制御対象のブロック図である。 EGR率yとバルブ開度h,過給圧yとノズルリングの変位hの関係を示す。 とz,yとzの関係を示す。 とz,hとzの関係を示す。 とz,Jとzの関係を示す。 とz,Eとzの関係を示す。 とz,E21の関係を示す。 エンジン回転数及び負荷が異なるサンプリングポイントを示す。 別の実施形態に係るコントローラ及び制御対象のブロック図である。
符号の説明
10 ベースエンジン
11 吸気通路
12 排気通路
20 EGR装置
21 EGR通路
22 EGRバルブ
24 バルブセンサ
30 可変ターボ過給機
31 排気タービン
32 コンプレッサ
33 センサ
40 コントローラ
41 EGRコントローラ
42 可変ターボコントローラ
43 補償コントローラ
45 EGR補償コントローラ
46 可変ターボ補償コントローラ
50 制御対象ブロック

Claims (4)

  1. EGRバルブで排気還流量を調整するEGR装置(51)と、ノズルの開口部面積を可変にして過給圧特性を変更する可変ターボ過給機(52)とを備えたエンジンを制御する制御装置(40)であって、
    前記EGR装置(51)を制御するためのEGR制御信号(x)を出力するEGR制御部(41)と、
    可変ターボ過給機(52)を制御するための可変ターボ過給機制御信号(x)を出力する可変ターボ過給機制御部(42)と、
    第1補償制御部(45)及び第2補償制御部(46)を有する相互干渉補償制御部(43)であって、前記第1補償制御部(45)は、前記第2補償制御部(46)によって修正された、修正後の可変ターボ過給機制御信号(z)に基づいて、前記EGR制御部(41)が出力したEGR制御信号(x)を修正し、前記第2補償制御部(46)は、前記第1補償制御部(45)によって修正された、修正後のEGR制御信号(z)に基づいて、前記可変ターボ過給機制御部(42)が出力した可変ターボ過給機制御信号(x)を修正することによって、前記EGR装置(51)と前記可変ターボ過給機(52)の相互干渉を補償するために、前記EGR制御部(41)が出力したEGR制御信号(x)、及び前記可変ターボ過給機制御部(42)が出力した可変ターボ過給機制御信号(x)を修正する相互干渉補償制御部(43)と、を備え、
    前記相互干渉補償制御部(43)で修正されたEGR制御信号(z)で前記EGRバルブを制御し、前記相互干渉補償制御部(43)で修正された可変ターボ過給機制御信号(z)で前記ノズル開口部面積を制御するエンジンの制御装置(40)。
  2. EGRバルブで排気還流量を調整するEGR装置(51)と、ノズルの開口部面積を可変にして過給圧特性を変更する可変ターボ過給機(52)とを備えたエンジンを制御する制御装置(400)であって、
    前記EGR装置(51)を制御するためのEGR制御信号(x)を出力するEGR制御部(41)と、
    可変ターボ過給機(52)を制御するための可変ターボ過給機制御信号(x)を出力する可変ターボ過給機制御部(42)と、
    第1補償制御部(450)及び第2補償制御部(460)を有する相互干渉補償制御部(430)であって、前記第1補償制御部(450)は、前記可変ターボ過給機制御信号(x)に基づいて、前記EGR制御信号(x)を修正し、前記第2補償制御部(460)は、前記EGR制御信号(x)に基づいて、前記可変ターボ過給機制御信号(x)を修正することによって、前記EGR装置(51)と前記可変ターボ過給機(52)の相互干渉を補償するために、前記EGR制御部(41)が出力したEGR制御信号(x)及び前記可変ターボ過給機制御部(42)が出力した可変ターボ過給機制御信号(x)を修正する相互干渉補償制御部(430)と、を備え、
    前記相互干渉補償制御部(430)で修正されたEGR制御信号(z)で前記EGRバルブを制御し、前記相互干渉補償制御部(430)で修正された可変ターボ過給機制御信号(z)で前記ノズル開口部面積を制御するエンジンの制御装置(400)。
  3. 前記相互干渉補償制御部(43または430)で修正されたEGR制御信号(zまたはz)に対する前記EGR装置のEGR率(y)が実質的に線形になるような第1のスケーリングファクタ(47または470)と、
    前記相互干渉補償制御部(43または430)で修正された可変ターボ過給機制御信号(zまたはz)に対する前記可変ターボ過給機の過給圧(y)が実質的に線形になるような第2のスケーリングファクタ(48または480)と、をさらに備え、
    前記第1のスケーリングファクタ(47または470)で修正されたEGR制御信号(h)で前記EGRバルブを制御し、前記第2のスケーリングファクタ(48または480)で修正された可変ターボ過給機制御信号(h)で前記ノズル開口部面積を制御することを特徴とする請求項1または2に記載のエンジンの制御装置(40または400)。
  4. 前記第1補償制御部(45または450)及び前記第2補償制御部(46または460)は、前記修正後のEGR制御信号(zまたはz)及び前記修正後の可変ターボ過給機制御信号(zまたはz)に基づいて、それぞれのゲインを可変にすることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のエンジンの制御装置(40または400)。
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