JP4817861B2 - パターン寸法測定方法及び寸法測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、フォトマスク上に形成されたパターンの寸法を測定するパターン寸法測定方法及び寸法測定装置に関する。
フォトマスク上に形成されたパターンの寸法を測定する装置として、フォトマスクへのダメージがないこと、同一位置を測定した際の繰り返し測定再現性が良好であることなどの理由により、一般に光学顕微鏡が使用されている。光学顕微鏡による従来の寸法測定方法では、光学顕微鏡にてパターンの像を取得し、像強度プロファイルの極大値と極小値の相対値(例えば両者の中央値)をしきい値とし、このしきい値に達する位置間の距離を寸法測定値として出力している(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、パターン寸法が小さく光学顕微鏡にて十分に解像されない場合、上記相対値によって決定されたしきい値が示す位置座標はパターンエッジに一致せず、その結果として寸法測定値も実際の寸法に対して大きなずれが生じる問題があった。
この問題点を解消する技術として、寸法の異なる複数のパターンの寸法を光学顕微鏡にて測定し、また光学顕微鏡よりも解像度の高い走査型電子顕微鏡によって実際の寸法を取得し、光学顕微鏡の寸法測定値と実際の寸法をプロットすることにより、両者の関係を示す曲線を予め取得しておき、この曲線を用いて寸法測定値から実際の寸法に換算する方法が提案されている(例えば、非特許文献1参照)。
しかしながら、スペースパターン(透過パターン)の左右に隣接するラインパターン(遮光パターン)があり、ラインパターンが顕微鏡にて十分に解像されない場合、寸法測定値と実際の寸法の関係を示す曲線を用いて寸法測定値の換算を行っても、必ずしも寸法測定値が実際の寸法に一致しない問題があった。
特開平9−196624号公報 Photomask CD metrology at the 100nm node", John Allsop, et. al., Proceeding of SPIE, Vol. 4754, pp. 745-757 (2002)
このように従来、光学顕微鏡を用いてマスク上に形成されたパターンの寸法を測定するに際し、測定対象パターンや隣接するパターンにて解像度不足が生じていた場合、寸法測定値が実際の寸法に一致しない問題があった。
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、その目的とするところは、顕微鏡を用いた寸法測定において、測定対象パターンや隣接するパターンにて解像度不足が生じる場合にあっても、フォトマスクのパターン寸法を精度良く測定することができるパターン寸法測定方法及び寸法測定装置を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明は、次のような構成を採用している。
即ち、本発明の一態様は、半導体露光用マスク上に形成されたパターンの寸法を顕微鏡にて測定するパターン寸法測定方法であって、前記顕微鏡による遮光パターンの寸法測定値と前記顕微鏡による前記遮光パターンのエッジ検出位置のずれ量との関係、及び前記顕微鏡による透過パターンの寸法測定値と前記顕微鏡による前記透過パターンのエッジ検出位置のずれ量との関係を予め求めておく第1のステップと、前記顕微鏡を用いて測定対象パターンの対向する2つのエッジ位置を検出すると共に、該エッジを境界とする各パターンの寸法をそれぞれ測定する第2のステップと、前記第1のステップにより求められた関係と前記第2のステップにより得られた寸法測定値に基づいて、前記測定対象パターンの2つのエッジ検出位置をそれぞれ補正する第3のステップと、前記第3のステップにて補正されたエッジ検出位置間の距離を前記測定対象パターンの寸法測定値として出力する第4のステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明の別の一態様は、半導体露光用マスク上に形成されたパターンの寸法を顕微鏡にて測定するパターン寸法測定装置において、半導体露光用マスク上に形成されたパターンを検出する顕微鏡と、前記顕微鏡による遮光パターンの寸法測定値と前記顕微鏡による前記遮光パターンのエッジ検出位置のずれ量との関係、及び前記顕微鏡による透過パターンの寸法測定値と前記顕微鏡による前記透過パターンのエッジ検出位置のずれ量との関係が格納された記憶手段と、前記顕微鏡の検出信号から測定対象パターンの対向する2つのエッジ位置を検出するエッジ検出手段と、前記顕微鏡の検出信号から前記測定対象パターンのエッジを境界とする各パターンの寸法をそれぞれ測定する寸法測定手段と、前記寸法測定手段により得られた寸法測定値と前記記憶手段に格納された関係に基づいて前記測定対象パターンの2つのエッジ検出位置をそれぞれ補正する補正手段と、前記補正手段により補正されたエッジ検出位置間の距離を寸法測定値として出力する出力手段と、を具備したことを特徴とする。
本発明によれば、遮光パターンの寸法測定値とエッジ検出位置のずれ量との関係、及び透過パターンの寸法測定値とエッジ検出位置のずれ量との関係を予め求めておき、この関係に基づき顕微鏡による測定対象パターンのエッジ検出位置を補正することにより、測定対象パターンの寸法を精度良く測定することができる。従って、測定対象パターンや隣接するパターンにて解像度不足が生じる場合にあっても、フォトマスクのパターン寸法を精度良く測定することができる。
実施形態を説明する前に、従来方法の問題点について、図11〜図13を参照して更に詳しく説明しておく。
前記した特許文献1に記載された、光学顕微鏡による寸法測定方法例を、図11(a)(b)に示す。フォトマスク上に形成された遮光膜の無い透過パターン(スペースパターン)111の寸法を測定することを想定する。
光学顕微鏡にて図11(a)に示すようなスペースパターン111の像を取得し、測定位置を含む直線114上における像強度をプロットすることにより、図11(b)に示すような像強度プロファイルを取得する。この像強度プロファイルにおいて、あるしきい値E1/2 に達する位置間の距離S11を、寸法測定値として出力する。通常しきい値E1/2は、しきい値の示す位置座標116がパターンエッジ115に相当するように、像強度の極大値Emax と極小値Eminiの相対値(例えば両者の中央値)として定められる。その結果、実際の寸法S’11に一致した寸法測定値S11を出力することができる。
しかし、図12(a)に示すように、スペースパターン121の寸法が小さく光学顕微鏡にて十分に解像されない場合、図12(b)に示すように像強度プロファイルの極大値Emax が図11(b)の場合と比して小さくなる。このため、上記相対値によって決定されたしきい値E1/2 が示す位置座標126はパターンエッジ125に一致せず、その結果として寸法測定値S12も実際の寸法S’12に対して大きなずれが生じる。
この問題点を解消するために非特許文献1では、図3に示すように、寸法の異なる複数のスペースパターンの寸法を光学顕微鏡にて測定し、また光学顕微鏡よりも解像度の高い顕微鏡(例えば走査型電子顕微鏡)によって実際の寸法を取得し、得られた光学顕微鏡の寸法測定値と実際の寸法をプロットすることにより、図14に示すように、両者の関係を示す曲線を予め取得しておく。そして、この曲線を用いて寸法測定値S12から実際の寸法S’12に換算することにより、正確な寸法測定を行うことができる。
しかし、図13(a)に示すパターンのように、スペースパターン131の寸法S’13がS’12と等しく、左右に隣接するラインパターン(遮光膜のあるパターン)132,133が顕微鏡にて十分に解像されない場合、図13(b)に示す像強度プロファイルの極小値Eminiが図12(b)の場合と比して大きくなる。このため、上記相対値によって決定されたしきい値E1/2 が示す寸法測定値S13はS12と異なるものとなり、図14に示すように前記の曲線上に存在しない。このように、測定対象のパターンだけではなく隣接するパターンにおいても光学顕微鏡にて十分に解像されない場合、寸法測定値と実際の寸法の関係を示す曲線を用いて寸法測定値の換算を行っても、必ずしも寸法測定値が実際の寸法に一致しない問題があった。
本発明では、このような問題を解決し、測定対象パターンや隣接するパターンにて解像度不足が生じる場合にあっても、フォトマスクのパターン寸法を精度良く測定する。以下、本発明の詳細を図示の実施形態によって説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係わるパターン寸法測定装置を示す概略構成図である。
本実施形態のパターン寸法測定装置は、フォトマスクのパターンを光学的に検出する光学顕微鏡10と、顕微鏡10の検出信号に基づいてフォトマスクのパターン寸法を演算するコンピュータ20から構成されている。
光学顕微鏡10は、フォトマスク11を載置してフォトマスク11を任意位置に移動させることが可能なステージ12と、光源13,コンデンサレンズ14,及び対物レンズ15などフォトマスク11上のパターンを結像するために必要な光学部品と、フォトマスク11のパターンの画像を取得するカメラ16を備えている。
コンピュータ20は、後述する関係を記憶する記憶部21と、測定対象パターンを指示するための入力部22と、ステージ12の移動を制御するステージ制御部23と、パターンの寸法を測定する測定・検出部24と、検出位置を補正する補正部25と、寸法測定値として出力する出力部26を備えている。
記憶部21は、例えば半導体メモリで構成され、この記憶部21には、スペースパターンの寸法測定値とエッジ検出位置のずれ量との関係、ラインパターンの寸法測定値とエッジ検出位置のずれ量との関係が記憶される。なお、この記憶部21は、各々の関係を関係式として格納しても良いし、各々の関係をテーブル化して格納してもよい。入力部22は、例えばキーボードからなるもので、この入力部22から操作者によりフォトマスク11上の測定対象パターンの位置座標が入力される。ステージ制御部23は、入力部22に入力された指令に従って、ステージ12を決められた位置に移動制御するものである。
測定・検出部24は、カメラ16の検出信号を基に測定対象パターンのエッジ位置と、該エッジに接するスペースパターン及びラインパターンの寸法を測定するものである。より具体的には、カメラ16にて検出された測定位置の像強度プロファイルを取得し、予め定められたしきい値を用いて、測定対象パターンの2つのエッジ位置を検出し、更に該エッジに接するスペースパターンの寸法と該エッジに接するラインパターンの寸法をそれぞれ測定するものとなっている。
補正部25は、測定対象パターンのエッジ検出位置と、該エッジに接するスペースパターン及びラインパターンの各寸法と、記憶部21に保存された関係式を用いて該検出位置を補正するものである。より具体的には、測定・検出部24にて得られたパターンの一方のエッジに接するスペースパターンの寸法と、該エッジに接するラインパターンの寸法を基に、記憶部21に記憶された関係式を用いて該エッジの検出位置を補正する。さらに、測定対象パターンの他方のエッジに接するスペースパターンの寸法と、該エッジに接するラインパターンの寸法を基に、記憶部21に記憶された関係式を用いて該エッジの検出位置を補正する。そして、補正された2つのエッジ位置間の距離を測定対象パターンの寸法測定値とするようになっている。出力部26は、例えばディスプレイ等の表示器であり、この出力部26に補正された検出位置間の距離が寸法測定値として出力されるようになっている。
次に、上記装置を用いたパターン測定方法について説明する。
ここでは、図2(a)に示すようなフォトマスク上のスペースパターン31の寸法を測定することを想定する。なお、図2(a)中の32,33はラインパターン、34は測定対象パターンの測定位置を含む直線、35は測定対象パターンのエッジを示している。フォトマスクは、例えば石英基板上にクロム膜を形成し、必要なパターンに応じてクロムを除去したものであり、スペースパターンはクロムを除去した領域、ラインパターンはクロムを残した領域に相当する。
まず、図3に示すように、寸法の異なる複数のスペースパターン51〜56を用い、それぞれの寸法を光学顕微鏡10と、光学顕微鏡10よりも解像度の高い顕微鏡(例えば、走査型電子顕微鏡)によって測定する。得られた光学顕微鏡による寸法測定値をS2 、走査型電子顕微鏡による寸法測定値をS’2とすると、(S’2−S2 )/2によって、光学顕微鏡10によるパターンエッジ検出位置のずれ量ΔS2 を求めることができる。そして、図3の全てのパターンにおける寸法測定値S2 とずれ量ΔS2 をプロットすることにより、図4に示す曲線を予め得ておく。
そして、全てのパターンにおける寸法測定値S2 とずれ量ΔS2 との関係をテーブル化して記憶部21に記憶させる。この代わりに、曲線を表す関係式を求め、この関係式を記憶部21に記憶させるようにしても良い。
同様に、図5に示すように、寸法の異なる複数のラインパターン61〜66を用い、それぞれの寸法を光学顕微鏡10と、光学顕微鏡10よりも解像度の高い顕微鏡(例えば、走査型電子顕微鏡)によって測定する。得られた光学顕微鏡による寸法測定値をL2 、走査型電子顕微鏡による寸法測定値をL’2とし、(L2 −L’2)/2によって、光学顕微鏡10によるパターンエッジ検出位置のずれ量ΔL2 を求める。そして、図5の全てのパターンにおける寸法測定値L2 とずれ量ΔL2 をプロットすることにより、図6に示す曲線を予め得ておく。
そして、全てのパターンにおける寸法測定値L2 とずれ量ΔL2 との関係をテーブル化して記憶部21に記憶させる。この代わりに、曲線を表す関係式を求め、この関係式を記憶部21に記憶させるようにしても良い。
次に、光学顕微鏡10を用いて図2(a)に示すフォトマスク上のパターンの像を取得し、測定位置を含む直線34上における像強度プロファイルをプロットすることにより、図2(b)に示すような像強度プロファイルを取得する。像強度プロファイルの極大値Emax を100%、極小値Eminiを0%としたときの50%位置などによって示されるしきい値E1/2 を用い、測定対象パターンのエッジ35に相当する検出位置41を得る。さらに、像強度プロファイルとしきい値E1/2 を用い、検出位置41の両隣のパターンのエッジの検出位置42,43を得て、検出位置41と42の距離を求めることによってスペースパターン31の寸法測定値S1 を求め、検出位置41と43の距離を求めることによってラインパターン32の寸法測定値L1 を求める。
次に、得られた寸法測定値S1 と図4の曲線を用い、パターンエッジ検出位置のずれ量ΔS1 を求め、得られた寸法測定値L1 と図6の曲線を用い、パターンエッジ検出位置のずれ量ΔL1 を求め、検出位置41のずれ量として(ΔS1 +ΔL1 )が得られる。パターンエッジ検出位置41に(ΔS1 +ΔL1 )を加えることにより補正検出位置44を得る。パターンエッジ検出位置42についても、同様にずれ量を求め、ずれ量を差し引くことによって補正検出位置45を得る。
最後に、補正検出位置44と45の距離S’1を、スペースパターン31の寸法測定値として、出力部26から出力する。
このように本実施形態によれば、測定対象パターンのエッジを境界とする2つのパターンのそれぞれの寸法を光学顕微鏡10により検出した値と走査型電子顕微鏡により測定した値との関係から、測定対象パターンのエッジを境界とする2つのパターンの寸法測定値とエッジ検出位置のずれ量との関係を予め求めておき、光学顕微鏡10による測定対象パターンのエッジ検出位置を補正することにより、測定対象パターンの寸法を精度良く測定することができる。これにより、測定対象パターンや隣接するパターンにて解像度不足が生じる場合にあっても、フォトマスクのパターン寸法を精度良く測定することが可能となる。
なお、本実施形態では、測定対象パターンのエッジ検出位置のずれ量は、スペースパターンによるずれ量ΔS1 とラインパターンによるずれ量ΔL1 の和(ΔS1 +ΔL1 )によって求めているが、通常、光強度の大きいスペースパターンの方がラインパターンよりもずれ量に対する影響が大きい。従って、ラインパターンの寸法を測定する際に、ラインパターンによるずれ量ΔL1 を無視し、常にΔL1 を0として補正を行うことも可能である。即ち、ラインパターンの寸法を測定する際にスペースパターンによるずれ量ΔS1 のみに基づいて補正を行うことが可能である。
また、図7に示すように、スペースパターンの寸法測定値、ラインパターンの寸法測定値、エッジ検出位置のずれ量の関係を示す3次元曲線を予め得ておき、スペースパターンの寸法S4 と、ラインパターンの寸法L4 から、パターンエッジ検出位置と実際のパターンエッジ位置とのずれ量ΔSL4 を直接的に求めることも可能である。
なお、この3次元曲線の関係はテーブル化して記憶部21に記憶させても良いし、3次元曲線の関係を表す関係式を求め、この関係式を記憶部21に記憶させるようにしても良い。
また、ライン&スペースのパターンに限らず、図8に示すように、矩形のスペースパターン81が配置されている場合でも、同様にパターンエッジ検出位置を補正することが可能である。即ち、スペースパターン81及びこれに隣接するラインパターン82,83の各寸法から、スペースパターン81のエッジ検出位置を補正することが可能である。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、前記図2に示すように複数の直線パターンが配置された例を示した。本発明はこれに限らず、図9に示すような矩形パターンに対して適用することも可能である。
図9に示すように、横方向よりも縦方向の長さが短いスペースパターン91が配置されている。この横長矩形パターン(透過パターン)91の長辺方向の寸法S’ 6 を測定する場合、パターンエッジ95における、検出位置と実際のパターンエッジ位置とのずれ量は、長辺よりも短辺の方の影響が大きい。
従って、図10に示すように、本来測定すべき方向である長辺方向の寸法ではなく、短辺寸法測定値H1 とパターンエッジ検出位置のずれ量ΔH1 との関係を示す曲線を求めておく。そして、短辺寸法測定値H1 を用いてずれ量ΔH1 を求める。一方、図9の寸法L’5を測定し、得られた寸法測定値L5 から図6を用いてずれ量ΔL5 を求める。そして、パターンエッジ95の検出位置の補正量として(ΔH1 +ΔL5 )が得られ、パターンエッジ95の検出位置を補正する。同様に、パターンエッジ96の検出位置を補正し、パターンエッジ95の検出補正位置とパターンエッジ96の補正検出位置の距離を、図9の寸法S’ 6 の寸法測定値として出力することも可能である。
さらに、図9の寸法L’5の寸法測定値L5 と図9の寸法S’5の寸法測定値S5 から図4と図6を用いて、パターンエッジ97の検出位置の補正量として(ΔS5 +ΔL5 )が得られ、パターンエッジ97の検出位置を補正する。そして、パターンエッジ97の検出補正位置と、前記パターンエッジ95の補正検出位置の距離を、図9の寸法L’5の寸法測定値として出力することも可能である。
また、これに加えて長辺寸法S’6の寸法測定値S6 とパターンエッジ検出位置のずれ量ΔS6 との関係を示す曲線を求めておき、長辺寸法測定値S6 を用いてずれ量ΔS6 を求め、これとΔH1 を加えるようにしても良い。これにより、更に高精度の寸法測定を行うことが可能となる。
(変形例)
なお、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではない。実施形態では、パターン寸法測定装置に用いる顕微鏡として光学顕微鏡を用いているが、同様に原子間力顕微鏡や走査型電子顕微鏡など顕微鏡全般に適用することが可能である。ここで、走査型電子顕微鏡などを用いた場合は、ビーム走査によりマスクへのダメージが生じないように、ビームの加速電圧を低くしておけばよい。さらに、パターンの実際の寸法を測定するのは、必ずしも走査型電子顕微鏡に限るものではなく、パターン寸法測定装置に用いる光学顕微鏡等よりも測定精度が十分に高いものであればよい。
また実施形態では、測定対象としてフォトマスクを例として示しているが、電子線露光用マスクなど、半導体露光用マスク全般に適用することが可能である。
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施することができる。
第1の実施形態に係わるパターン寸法測定装置を示す概略構成図。 第1の実施形態を説明するためのもので、フォトマスク上のパターンの例及び検出信号を示す図。 寸法の異なるスペースパターンの例を示す図。 スペースパターンの寸法測定値とエッジ位置のずれ量との関係を示す図。 寸法の異なるラインパターンの例を示す図。 ラインパターンの寸法測定値とエッジ位置のずれ量との関係を示す図。 スペースパターンの寸法測定値、ラインパターンの寸法測定値、及びエッジ検出位置のずれ量の関係を示す図。 第2の実施形態を説明するためのもので、矩形パターンを含むパターンの例を示す図。 横長矩形パターンを含むパターンの例を示す図。 第2の実施形態を説明するためのもので、矩形パターンの短辺寸法測定値とエッジ位置のすれ量との関係を示す図。 従来技術による寸法測定方法を説明するためのパターン例及び検出信号を示す図。 従来技術による寸法測定方法を説明するためのパターン例及び検出信号を示す図。 従来技術による寸法測定方法を説明するためのパターン例及び検出信号を示す図。 従来技術を説明するためのもので、パターンの寸法測定値とエッジ位置のずれ量との関係を示す図。
符号の説明
10…光学顕微鏡
11…フォトマスク
12…ステージ
13…光源
14…コンデンサレンズ
15…対物レンズ
16…カメラ16
20…コンピュータ
21…記憶部
22…入力部
23…ステージ制御部
24…測定・検出部
25…補正部
26…出力部
31…スペースパターン(透過パターン)
32,33…ラインパターン(遮光パターン)
34…測定対象パターンの測定位置を含む直線
35…測定対象パターンのエッジ
41,42,43…検出位置
44,45…補正検出位置

Claims (5)

  1. 半導体露光用マスク上に形成されたパターンの寸法を顕微鏡にて測定するパターン寸法測定方法であって、
    前記顕微鏡による遮光パターンの寸法測定値と前記顕微鏡による前記遮光パターンのエッジ検出位置のずれ量との関係、及び前記顕微鏡による透過パターンの寸法測定値と前記顕微鏡による前記透過パターンのエッジ検出位置のずれ量との関係を予め求めておく第1のステップと、
    前記顕微鏡を用いて測定対象パターンの対向する2つのエッジ位置を検出すると共に、該エッジを境界とする各パターンの寸法をそれぞれ測定する第2のステップと、
    前記第1のステップにより求められた関係と前記第2のステップにより得られた寸法測定値に基づいて、前記測定対象パターンの2つのエッジ検出位置をそれぞれ補正する第3のステップと、
    前記第3のステップにて補正されたエッジ検出位置間の距離を前記測定対象パターンの寸法測定値として出力する第4のステップと、
    を含むことを特徴とするパターン寸法測定方法。
  2. 前記第1のステップにおいて、前記遮光パターンの寸法測定値に対するエッジ検出位置のずれ量と、前記透過パターンの寸法測定値に対するエッジ検出位置のずれ量との和を、エッジ検出位置の補正量とする関係を求めておき、前記第3のステップにおいてこの関係を用いることを特徴とする請求項1記載のパターン寸法測定方法。
  3. 前記測定対象パターン或いは該測定対象パターンに隣接するパターンが、寸法測定すべき方向よりもこれと直交する方向の寸法が短い矩形パターンの場合、前記第2のステップにおいて、前記エッジを境界とする各パターンの寸法のうち前記矩形パターンであるパターンの寸法として、該パターンの長辺方向に代えて短辺方向の寸法を測定することを特徴とする請求項1記載のパターン測定方法。
  4. 前記顕微鏡として、光学顕微鏡を用いたことを特徴とする請求項1記載のパターン寸法測定方法。
  5. 半導体露光用マスク上に形成されたパターンを検出する顕微鏡と、
    前記顕微鏡による遮光パターンの寸法測定値と前記顕微鏡による前記遮光パターンのエッジ検出位置のずれ量との関係、及び前記顕微鏡による透過パターンの寸法測定値と前記顕微鏡による前記透過パターンのエッジ検出位置のずれ量との関係が格納された記憶手段と、
    前記顕微鏡の検出信号から測定対象パターンの対向する2つのエッジ位置を検出するエッジ検出手段と、
    前記顕微鏡の検出信号から前記測定対象パターンのエッジを境界とする各パターンの寸法をそれぞれ測定する寸法測定手段と、
    前記寸法測定手段により得られた寸法測定値と前記記憶手段に格納された関係に基づいて前記測定対象パターンの2つのエッジ検出位置をそれぞれ補正する補正手段と、
    前記補正手段により補正されたエッジ検出位置間の距離を寸法測定値として出力する出力手段と、
    を具備したことを特徴とするパターン寸法測定装置。
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