以下、本発明の一実施の形態を、添付図面を参照して説明する。本例においては、ゲームの実行や交換などを行うトレーディングカードを、電子化されたカードとして、その電子カードを使用して処理するシステム構成で、サービスを行うようにしたものである。ゲームの実行や交換を行う際には、携帯電話端末装置などの携帯端末機を利用するようにしてある。
図面を参照して本実施の形態のシステム構成を説明する前に、本実施の形態のトレーディングカードシステムを提供するための前提条件について説明すると、以下の通りである。
(1)本システムの対象となるトレーディングカードは、非接触ICカードとして構成させてあり、その非接触ICカード化されたトレーディングカードは、以下の機能を有する。
・内部に書き換え可能なデータ領域を保有する。
・そのデータ領域が個別にアクセス制限が可能である。
・非接触ICカード毎にユニーク(特有)なデータである非接触ICIDを持っており、それぞれが判別できる。
(2)本システムの対象となる携帯端末機は以下の機能を有する。
・トレーディングカード側の機能と同等の機能を有する非接触ICカード機能を搭載している。
・搭載している非接触ICカード機能に携帯端末機から読込みおよび書込みが可能としてある。
・外部の非接触ICカードを読込み及び書込みが可能なインターフェイスを持っている。
・インターネットのウェブブラウザの機能を保有し、インターネット上のコンテンツが参照できる構成を備える。
・ウェブブラウザから本システムにおける各アプリケーションを起動できる。
・移動体通信やBluetooth(商標)、無線LANなどの無線通信機能を保有または、接続可能である。
また、本例においてはトレーディングカードに非接触ICカード機能を組み込むことによって、以下の機能を提供するものとする。
・カード取込み
オンラインでの対戦ゲーム、カードの交換で利用するためにトレーディングカードからカード内の情報を携帯端末機内の非接触ICメモリに読込む。
・カード収納
携帯端末機に読込まれたトレーディングカードの情報をトレーディングカードに戻す。
・カードウェブコンテンツ提供
カードゲームなどのランキング表示や、情報交換用の掲示板など、トレーディングカードのウェブでのコンテンツサービス。
・カードゲーム
カード取込みやカードのオンライン購入で携帯端末機の非接触ICメモリに保存したカード情報を利用して、オンライン、非接触ICインターフェイスでのカードゲームを行う。
・オンラインカード購入
ウェブサイトからトレーディングカードを購入し、購入したトレーディングカードを携帯端末機の非接触ICメモリに保存する。
・オンラインカードトレード
ウェブサイトでカード取込みやカードのオンライン購入で携帯端末機の非接触ICメモリに保存したカード情報を他者と交換する。
次に、図1を参照して、本実施の形態における、非接触ICカードを利用したトレーディングカードのシステム構成を説明する。本例においては、トレーディングカードの提供者(販売を行う会社等)が用意した、企業内サーバ100がシステムの運用を行うようにしてある。この企業内サーバ100は、トレーディングカードアプリケーションサーバ101と、トレーディングカードウェブサーバ102と、認証サーバ103と、ユーザ情報記憶部104と、カード情報記憶部105とを備える。トレーディングカードアプリケーションサーバ101は、オンラインカードゲームの進行管理、カードコンテンツウェブ利用者情報の管理、カードコンテンツ情報の管理、認証サーバへの認証依頼などを行う。トレーディングカードウェブサーバ102は、オンラインカードゲーム利用者に対するランキング表示、オンラインカード購入での商品リスト表示、決済処理、オンラインカードトレードの情報などのコンテンツを提供することとする。
認証サーバ103は、トレーディングカード、携帯端末機内の非接触ICメモリ内のカードコンテンツ情報やカード状態情報などが格納されているエリアの鍵を保有し、トレーディングカードアプリケーションサーバ101からの依頼で各エリアの認証を行い、カード内の鍵のかけられた情報を読込みおよび書込みを行って、結果を返すものとする。認証の方式に関しては非接触ICの規格、もしくは認証サーバを運営する事業者が選択するものとする。
このシステムに登録されたユーザの情報は、ユーザ情報記憶部104に記憶させてある。このシステムが発行するトレーディングカードの情報は、カード情報記憶部105に記憶させてある。非接触ICカード毎にユニークなデータである非接触ICIDを発行させた場合に、そのIDについても、このカード情報記憶部105に記憶されて管理される。
カード発券機200は、店舗などに設置されて、トレーディングカード90の発券処理を行うことができるようにしてある。カード発券機200の具体的構成については後述する。
携帯端末機300は、インターネット99を経由して、企業内サーバ100にアクセスできる構成としてある。本例の携帯端末機300は、非接触ICカード機能を内蔵して、トレーディングカード91,92から転送されたカード情報を記憶して、その記憶されたカード情報を利用して、他の携帯端末機との間で通信を行って、対戦などの予め決められたルールでのゲームの実行や、カード情報のオンライントレード処理が行えるようにしてある。これらの携帯端末機間の通信による処理については、近接した端末機との間では、携帯端末機300に用意された近距離無線通信機能を利用して行い、離れた端末機との間では、インターネット等のネットワークにアクセスして行う。携帯端末機300の具体的構成については後述する。
各トレーディングカード90,91,92……は、既に説明したように、非接触ICカード機能を内蔵させた電子カードとしてある。即ち、非接触ICカード機能として、トレーディングカードとしての情報を記憶する書換え可能なメモリと、近接したリーダ・ライタとの間で無線通信を行う通信部と、その通信部でのメモリの記憶データの送出及び受信データのメモリへの書き込みを制御する制御部とを備える。この非接触ICカード機能は、図3に示した携帯端末機300が備える非接触IC部20の構成と基本的には同じである。なお、本例のトレーディングカードに内蔵された非接触ICカード機能部は、近接したリーダ・ライタから送られる電磁波を受信して、内部のコンデンサに蓄積させて、その蓄積電荷を動作用の電力としてあり、電池は内蔵させていない。非接触ICカード構成は、交通機関の乗車券や電子マネー用の非接触ICカードとして実用化されているものと、基本的な構成は同じである。
各トレーディングカード90,91,92……には、従来の紙によるトレーディングカードで利用されてきたカード同様に表面に印刷がされており、従来通りの現実世界での対戦ゲーム、カード交換など行うことができるものとする。また非接触ICカード機能部のメモリには印刷されたコンテンツ情報とほぼ同じものが収められている。メモリの記憶情報には、カードコンテンツ情報と、カード状態情報との2種に分かれている。カードコンテンツ情報は認証が必要な読込みのみのエリアに書込まれ、カード状態情報は認証が必要な読込みおよび書込みが可能なエリアに書込まれている。これらの認証には、カードコンテンツ情報、カード状態情報、それぞれ異なった鍵が必要で、鍵は企業内サーバ100側の認証サーバ103が管理する。こうすることにより、仮にこれらの情報が漏洩した場合でも、それぞれの鍵情報が漏洩しなければ認証サーバによる認証が通らないため、不正な偽造カードの複製は作成できない。
図2は、各トレーディングカード90,91,92……が備えるメモリ内のデータ構成例を示した図である。カードコンテンツ情報、カード状態情報としては、以下の情報が書込まれているものとする。
(1)カードコンテンツ情報
カードコンテンツ情報は、トレーディングカードを携帯端末機で利用する場合に使用する情報で、主にカード表面に描かれている情報。
・カードID
カードを識別するIDで一枚一枚のカードにユニークな番号が発行される。
・コンテンツID
カード表面に描かれているコンテンツを識別するID。
・コンテンツ固有情報
カード表面に描かれているコンテンツの持つパラメータなどを保有する情報。コンテンツの名称、属性、攻撃力、レベルなど、カードゲームなどで利用する情報。
・その他
上記以外のカードに固有な情報。
(2)カード状態情報
カード状態情報は、トレーディングカードの一意性を保つために現在どのような状態にあるかを保持している。
・カード読込みID
トレーディングカードが携帯端末機に読込まれているか否かを表すために携帯端末機の非接触ICのIDを書込む。これにより携帯端末機に読込まれたトレーディングカードを別の携帯端末機から読み出すことを防ぎ、利用を限定する。
なお、これらのトレーディングカード情報とは関係のない情報を記憶するエリアを用意して、トレーディングカード以外の非接触ICカードとしても使用できるようにしてもよい。
次に、本例の携帯端末機300の構成例を、図3及び図4を参照して説明する。図3は携帯端末機300のブロック図であり、図4は、携帯端末機内の非接触ICメモリ内の記憶データ構成例である。
図3に示すように、携帯端末機300は、ホストCPUとしての制御部11を備え、表示部12と操作部13とメモリ14と通信回路15とが制御ラインを介してデータ転送可能に接続してある。通信回路15には、アンテナ16が接続してあり、無線電話用の基地局などと無線通信を行って、音声信号を受信した場合には、スピーカ17から出力させ、またマイクロフォン18に入力した音声信号を、無線送信させることができる。表示部12では、無線電話機としての通信状態やメール文、ウェブにアクセスした画面などが表示される。
ここまでは無線電話機としての携帯端末機の一般的な構成であるが、本例においては、さらに、図3に示すように、非接触IC部20が内蔵されている。この非接触IC部20は、制御部21と、非接触ICメモリ22と、通信手段としての非接触ICカードアンテナ23とを備えて、携帯端末機のホストCPUとしての制御部11、もしくは、外部の非接触ICカードリーダライタからこの非接触IC部20のメモリ22に対して読込み、及び書込みが可能な構成としてある。また外部のトレーディングカードを読込み、書込みすることも可能となっている。
図4に示すように、非接触IC部20のメモリ22には、トレーディングカードから取込み、及び、オンラインカード購入、オンラインカードトレードにより入手した複数枚のカードコンテンツ情報、ユーザ情報などのカード状態情報が保存される。これらの記憶情報は、それぞれ個別の鍵により認証が必要で、カードコンテンツ情報、カード状態情報ともに読込み、及び書込みが可能な属性である。
携帯端末機300の非接触ICメモリ22に保存するカードコンテンツ情報はトレーディングカード内のカードID、コンテンツIDを必須とし、これら以外に関してはオンラインカードゲームやオンラインカードトレードなどで必要な情報を保存する。但しオンラインカードゲームやオンラインカードトレードで必要な情報に関しては、トレーディングカードアプリケーションサーバ101よりダウンロードして使用する場合は、特に携帯端末機300の非接触ICメモリ22に保存する必要はない。
カード状態情報に関しては、インターネットを経由したアクセスであるカードコンテンツウェブで利用するためのユーザ名、パスワードを保存する領域があり、カードコンテンツウェブで利用者登録を行う際に保存される。なお、端末内の非接触ICメモリ22についても、これらのトレーディングカード情報とは関係のない情報を記憶するエリアを用意して、トレーディングカード以外の非接触ICカードとしても使用できるようにしてもよい。
次に、カード発券機200の構成を、図5を参照して説明する。カード発券機200は、オンラインカード購入で取得したカードコンテンツ情報から実際のトレーディングカードに発券する機器で、トレーディングカードの販売店舗などに設置することを想定する。
カード発券機200は、ホストCPUとしての制御部201を備え、表示部202と操作部203とメモリ204と通信回路205とが制御ラインを介してデータ転送可能に接続してある。通信回路205は、インターネットにアクセスできる通信手段としてあり、サーバ100などと通信を行う。表示部202では、カード発券を案内する画面などが表示され、スピーカ206から案内音声が出力される。
そして、カード発券機200は、非接触ICカード通信部210を備える。非接触ICカード通信部210は、携帯端末機300内の非接触ICメモリ22、及びトレーディングカード90内の非接触ICメモリを同時に読込み、および書込みが可能なように、2個の非接触ICアンテナ212,213を内蔵し、制御部211の制御で同時に処理が行える構成としてある。カード発券機200の内部には、カード90の表面を印刷する印刷部207を備える。もしくは、すでにコンテンツが印刷された非接触ICカード90を多数格納して、印刷部を省略してもよい。
オンラインカード購入で取得したカードコンテンツ情報が保存されている携帯端末機300をカード発券機200の非接触ICカード通信部210などで読み取らせることにより、カード発券機200で発券するトレーディングカード90に、該当するカードコンテンツ情報、カード状態情報を書込み、利用者に提供するものとする。但し、カード発券機200に携帯端末機300をかざすことにより非接触ICメモリ内のカードコンテンツ情報を読込み及び書込みを行うので、読込み及び書込みの最中に利用者が携帯端末機3000を無断で取り除くことができないようにする。
次に、以上説明したシステム構成で、トレーディングカードについて行われる処理を、図6以降のシーケンス図を参照して説明する。
まず、トレーディングカード90のデータを携帯端末機300に取り込ませるカード取込み処理を、図6を参照して説明する。カードの取り込み処理は、実際に店舗などで購入したトレーディングカード90からカードコンテンツ情報を取得し、携帯端末機300内部の非接触ICメモリ22に格納する処理である。その情報を元にオンラインカードゲームおよびオンラインカードトレードで利用する。
図6のシーケンス図に従って説明すると、初めに携帯端末機300内の読込みを行うアプリケーションを起動し、携帯端末機300内の非接触ICメモリ22の空き容量等のチェックを行い、外部のトレーディングカード90との通信が可能かを確認する(カードが携帯端末機にかざされている)ためにカード応答要求を行う(ステップS11)。ここでトレーディングカードを携帯端末機にかざすことにより、カードからの反応としてカード応答が返される(ステップS12)。これによりカードが通信可能距離にあると判断し、携帯端末機300はインターネットを利用してトレーディングカードを発行している事業者が運営するトレーディングカードアプリケーションサーバ101に、トレーディングカード90内のカードコンテンツ情報を取得するカードコンテンツ情報エリア読込み要求を行う(ステップS13)。
トレーディングカードアプリケーションサーバ101はステップS13の要求を受け取ると、携帯端末機にかざされているトレーディングカードの鍵の掛けられたカードコンテンツ情報を読み取るために、認証サーバ103に同エリアの認証要求を行う(ステップS14)。これにより認証サーバ103は、保有する鍵情報を元にカードコンテンツ情報エリアの認証を行い、カードコンテンツ情報を読み出す(ステップS15)。
認証サーバおよび、トレーディングカードアプリケーションサーバは読み出したカードコンテンツ情報を携帯端末機300に通知し(ステップS16,S17)、それを受け取った携帯端末機300は、まず読み出したカードコンテンツ情報内のカードIDがすでに読み取っているカードコンテンツ情報内にあるかをチェックし(ステップS18)、ある場合にはこの時点で対象カードの読込みを中断する。また場合によってはすでに読込まれている旨の通知を利用者に促す。すでに読み取っているカードコンテンツ情報内に一致するカードがない場合には、一旦EEPROMなどの消去可能な不揮発性メモリ内のセキュアなテンポラリ領域に格納する(ステップS19)。
ステップS19でのコンテンツ情報をテンポラリ領域に書込み後、トレーディングカード内のカード状態情報の書き換え要求をレーディングカードアプリケーションサーバに依頼する(ステップS20)。このときには、ステップS14と同様に、認証サーバに認証を依頼し(ステップS21)、認証後、書き換え処理が実行される(ステップS22)。ここでは、一旦カード状態情報のカード読込みIDを読み取り、読み取った非接触IC部のIDが自らの非接触IC部のIDと異なる場合は、その他の携帯端末機によって読取られていると判断し、ステップS23で携帯端末機に通知して処理を終了する。すでにカード状態情報のカード読込みIDが自らの携帯端末機の非接触IC部のIDであれば、カードの書き換えが完了しているものとして、ステップS23にて通知する。またカード状態情報のカード読込みIDが書込まれていない場合(初期値:初期値は存在しない非接触ICのIDとする)には、自らの非接触IC部のIDをカード状態情報のカード読込みIDに書込み、ステップS23にてカード状態情報の書き換え完了を通知する。
この結果をステップS24により受け取った携帯端末機300は、ステップS25のカードコンテンツ情報の書込み要求、ステップS26のカードコンテンツ情報エリア認証要求、ステップS27のカードコンテンツ情報の書込み、ステップS28のカードコンテンツ情報エリア認証応答、ステップS29のカードコンテンツ情報の書込み応答を順に行うことにより、テンポラリ領域に保存していたカードコンテンツ情報を内部の非接触ICメモリ22に書込み、書込み後はテンポラリ領域のこのカードコンテンツ情報を削除する(ステップS30)。なお、複数枚のトレーディングカードを読み取る場合は、再度ステップS11から処理を継続する。
次に、カード収納の各装置間シーケンスを、図7を参照して説明する。カード収納とは、トレーディングカード90から携帯端末機300に読込まれたカードコンテンツ情報を、読込んだ元のトレーディングカード90に戻すもので、カードのトレードや携帯端末機に保存できるカードコンテンツ情報の最大数がきまっており、利用するカードを入れ替える場合などで利用する。
図7に従って説明すると、カード取込みと同様に、携帯端末機300でカード取込みのアプリケーションが起動して(ステップS31)、トレーディングカード90に対してカード応答要求を行い(ステップS32)、トレーディングカード90が通信可能範囲になるのを待つ。トレーディングカード90が通信可能範囲でかざされると(ステップS33)、カード応答が返答され(ステップS34)、携帯端末機300のアプリケーションから、トレーディングアプリケーションサーバ101に、トレーディングカード90のカードコンテンツ情報を読込む要求を行う(ステップS35)。
次に、トレーディングカードアプリケーションサーバ101から認証サーバ103にカードコンテンツ情報エリアの認証を依頼し(ステップS36)、認証サーバが鍵情報を元に認証を行って、カードコンテンツ情報を読み取る(ステップS37)。読込まれたカードコンテンツ情報をステップS38、S39で携帯端末機300に送り、受け取った携帯端末機300は、カードコンテンツ情報内のカードIDと同じものがあるかを携帯端末機300内の非接触ICメモリ部を検索する(ステップS40)。同じカードIDがなければそれまでの処理を中断し、場合によっては利用者にその旨通知する。同じカードIDがあればカードIDを一旦テンポラリ領域に保存する(ステップS41)。このテンポラリ領域に保存されたカードIDに対応する携帯端末機300の非接触ICメモリ内のカードコンテンツ情報は、カードゲーム、オンラインカードトレードで利用できないものとする。
そして、カードIDをテンポラリ領域に保存後、トレーディングカードアプリケーションサーバ101にカード状態情報の書き換えを依頼し(ステップS42)、トレーディングカードアプリケーションサーバ101はカード状態情報エリアの認証を認証サーバに依頼する(ステップS43)。認証サーバの認証後、一旦カード状態情報を読み取り(ステップS44)、カード読込みIDを確認し、読込みIDが書込まれていない場合(初期値)にはすでに格納が完了しているものとし、完了通知を行う(ステップS45)。そうでなければ、カード状態情報のカード読込みIDを初期値に戻し、同じくステップS45にて通知する。
この結果をステップS46で受け取った携帯端末機300は、ステップS47のカードコンテンツ情報の消去要求、ステップS48のカードコンテンツ情報エリア認証要求、ステップS49のカードコンテンツ情報の消去処理、ステップS50のカードコンテンツ情報エリア認証応答、ステップS51のカードコンテンツ情報の消去応答を順に行うことにより、携帯端末機300内の非接触ICメモリ22にある該当するカードコンテンツ情報を消去し、消去後はテンポラリ領域のカードIDを削除する(ステップS52)。なお、複数枚のトレーディングカードを収納する場合は、再度ステップS32から処理を継続する。
次に、カードのウェブコンテンツ提供処理について説明する。
カードウェブコンテンツでは、携帯端末機300もしくは非接触ICカードのリーダ/ライタを接続したコンピュータ装置(図示せず)から、オンラインカードゲームへの参加、全利用者のカードゲーム対戦結果のランキングコンテンツ提供、オンライントレードへの参加、オンラインカード購入、また各コンテンツを提供する際に利用者を認証するための利用者登録を提供するものとする。この際には、ウェブコンテンツとしてメインメニューを提供し、そこから各機能がリンクされているものとする。
この処理を行う場合には、まずカードウェブコンテンツの利用者登録が必要である。以下、図8の利用者登録の装置間シーケンスを参照して、利用者登録処理を説明する。ここでは、カードウェブコンテンツで提供するカードゲームへの参加、ランキング表示時の利用者の順位、オンライントレード、オンラインカード購入時の履歴管理などで利用するための利用者情報登録を行う。
登録する場合には、アクセスした端末機300から、トレーディングカードウェブサーバ102に、メインメニューの要求を行い(ステップS61)、そのメインメニューのデータを受信して表示させる(ステップS62)。ここで、端末機300ではないコンピュータ装置からのアクセスである場合には、そのコンピュータ装置に接続されたリーダ/ライタに、携帯端末機300をかざして、非接触ICカード部のデータを読み込ませる(ステップS63)。
そして、携帯端末機300などに表示されたメニュー画面から、利用者登録要求を行い(ステップS64)、その要求に基づいて利用者登録フォームを送り(ステップS65)、利用者登録情報を携帯端末機300からトレーディングカードウェブサーバ102に送る(ステップS66)。登録する情報としては、ユーザ名、パスワード、電子メールアドレスなどを登録し、トレーディングカードウェブサーバ102は、カード状態情報の書換え要求を行い(ステップS67)、認証処理を行ってから(ステップS68)、これら情報からユーザ名、パスワードの情報をカードアプリケーションサーバ101経由で携帯端末機内の非接触ICメモリにあるカード状態情報に格納する(ステップS69)。この際には、ステップS70のカードコンテンツ情報エリア認証応答、ステップS71のカードコンテンツ情報の書換え応答を順に行うことにより、利用者登録完了を通知する(ステップS72)。
その後、端末機300でのカードウェブコンテンツのログインがあると(ステップS73)、メインメニューの要求(ステップS74)、メインメニューの送信(ステップS75)、ログイン要求(ステップS76)、カード状態情報の読み込み要求(ステップS77)、カード状態情報エリア認証要求(ステップS78)を行った後、この携帯端末機内の非接触IC部に登録された利用者情報を読込み(ステップS79)、ログイン認証を行う。読み込み後には、カード状態情報エリア認証応答(ステップS80)、カード状態情報の読み込み応答(ステップS81)が行われた後、ログインを完了させる(ステップS82)。
次に、オンラインカードゲームへの参加処理を、図9をオンラインカードゲームへの参加の装置間シーケンス図を参照して説明する。インターネットを利用してカードゲームを利用するには、カードウェブコンテンツ上で対戦相手を募集する場合(ステップS91)と、募集している対戦者に応募する場合(ステップS92)の、2つの方式がある。対戦相手を募集する場合は、カードウェブコンテンツのリンクから、トレーディングカードウェブサーバに対戦者募集の登録を行う(ステップS93)。トレーディングカードウェブサーバは募集しているユーザ名を内部に保存している対戦募集者リストに加え、対戦者募集リストを送信する(ステップS94)。以降募集対戦者には応募対戦者が現れるまでは対戦募集者リストが送信され続ける(ステップS95,S96)。
対戦応募者側では、募集者同様カードウェブコンテンツのリンクから対戦募集者リストを送信して(ステップS97)、対戦募集者のリストを取得する(ステップS98)。応募対戦者は対戦募集者リストから対戦を行う利用者を選択し、対戦者選択を送信する(ステップS99)。この時、募集対戦者が取得し続けている対戦募集者リスト要求(ステップS100)の応答として、対戦者決定応答が返される(ステップS101,S102)。応募してきた対戦者と必ず対戦を行うか、もしくは対戦を行わず別の応募者を募集するかは、ここでは事業者によって決定するものとする。
対戦者決定後、トレーディングカードアプリケーションサーバ101は、各カードゲーム参加者の携帯端末機300内の非接触ICメモリ22にあるカードコンテンツ情報を取得して、カードゲームのステータスを作成し、各カードゲーム参加者に通知する(ステップS103,S104)。ここでのカードコンテンツ情報の読み込みの具体的な処理は、図6などのシーケンスでカード情報にアクセスする処理と同じである。その後各カードゲーム参加者からカードの選択や操作を受け取り、カードゲームステータスに反映させて、各カードゲーム参加者側の端末に通知する処理(ステップS105,S106)がカードゲーム終了まで続くことになる。
なお、本例においては、カードウェブコンテンツによって利用者登録を行い、オンラインカードゲームを行った利用者すべてのランキング情報を提供する。ログインにより取得したユーザ名により、自分が全利用者中何位かなどの情報を提供する。カードウェブコンテンツにログイン後、リンクをたどることにより、トレーディングカードウェブサーバが、トレーディングカードアプリケーションサーバに依頼しユーザ情報を取得してランキング情報を作成して、携帯端末機に結果を送信する。
次に、オンライントレードへの参加処理を、図10のオンライントレードへの参加の装置間シーケンスを参照して説明する。オンライントレードでは、各利用者が保有するトレーディングカードをオンラインでトレードする機能を提供するもので、カードウェブコンテンツからリンクをたどることによってトレードへ参加できる。オンライントレードはオンラインカードゲームと同様に大きく2種類の参加方法があり、トレードを募集する場合(ステップS111)と、募集しているトレードからそのトレードに対して応募する場合(ステップS112)とがある。トレードを募集する場合は、予め募集者の交換可能なトレーディングカードを携帯端末機に読込ませておく。
カードウェブコンテンツからオンライントレードの募集を選択し、募集者が取得したいトレーディングカード(カードのコンテンツID毎)を選択するし、トレーディングカードウェブサーバ102に通知する(ステップS113)。トレーディングカードウェブサーバ102は、携帯端末機300内の非接触ICメモリ22に読込まれているカードコンテンツ情報を取得し(ステップS114〜S118)、取得したカードコンテンツ情報(コンテンツIDやコンテンツの名称など)、募集者が取得したいトレーディングカードの情報、募集者自身の情報(ユーザ名のみ)をサーバ内に保有するオンライントレード募集者の一覧に加えて、更新する(ステップS119)。募集者は、順次この一覧の更新情報を見ることが可能とする。
一方、応募者に関してはカードウェブコンテンツから募集者一覧を取得し(ステップS120,S121)、募集者一覧の中から応募したい募集者を確認して、募集者を選択することによってトレードへ参加する(ステップS122)。ただし応募者は募集者の選択前までにトレード可能なトレーディングカードを携帯端末機に取り込ませておく。トレーディングカードウェブサーバ102は、募集者を選択した応募者の携帯端末機内の非接触ICメモリに取り込まれているカードコンテンツ情報を読込み(ステップS123〜S127)、オンライントレード募集者の一覧の該当募集者の情報に応募者のカードコンテンツ情報、ユーザ名を加えて更新する。その後、募集者には電子メールにより応募者があったことを通知する(ステップS129)。この電子メールを受けて募集者はカードウェブコンテンツからオンライントレード募集者一覧を取得して(ステップS130,S131)、条件(応募者の保有しているトレーディングカードの情報、カードウェブコンテンツでの評価など)が会えば、ステップS32でトレード開始要求をトレーディングカードウェブサーバ102に通知する。トレーディングカードウェブサーバは、ステップS123で応募者の連絡先電子メールアドレスを返す。募集者は取得した応募者の連絡先から直接連絡をすることにより、お互いの合意を行うことができる(ステップS134)。その直接の連絡時には、例えばメールや掲示板などを利用する。
次に、カードオンライン購入への参加について説明すると、カードオンライン購入とはオンラインでトレーディングカードの購入を可能とするもので、カードウェブコンテンツのリンクをたどることによりオンラインでの購入ができる。ウェブ上にトレーディングカード商品の一覧、及び詳細情報などが表示され、それらを選択してまず決済が行われる。決済完了後、購入したトレーディングカードのダウンロード先のURLが記述された電子メールを購入者が受け取ることによって、実際に商品を受け取ることになる。
次に、カードゲームの実行処理について説明する。カードゲームは各カードコンテンツ情報を携帯端末機に取り込んだ利用者が、1対1もしくは1対多でシーケンシャルにカードを出し合って、その都度ゲーム中のステータスなどを変化させて勝敗を競うゲームで、ゲーム内容やルールはそれぞれのトレーディングカードに依存する。カードゲームを行う方法としては、先のカードウェブコンテンツによりオンラインカードゲームへ参加をして行う処理と、携帯端末機300の非接触IC部が備えるインターフェイス機能(近接、近傍型の無線通信)を利用して行う処理の2種類がある。
オンラインカードゲームでは、図9のようにまずはカードウェブコンテンツより、対戦の募集、もしくは応募のどちらかの方法をとり参加を行う。このとき、ゲーム内容、ルールはそれぞれのトレーディングカードもしくは事業者に依存するが、基本的には各利用者が保持しているカードをどのようなタイミングで、どのような操作を行って、どのような順番でだすかなどのステータス情報を、図9のステップS105によりトレーディングカードアプリケーションサーバへ送信することによって、サーバが各利用者の選択した情報を元にカードゲームステータスを変化させて、結果を送信することによってカードゲームが進行していくこととする。
一方、携帯端末機の非接触ICインターフェイスを利用したカードゲームでは、携帯端末機内の非接触ICカード部を読込み及び書込みが可能な非接触ICインターフェイスを利用して、携帯端末機同士をかざすことによって、カードゲームを進行させるものとする。オンラインカードゲームでは、トレーディングカードアプリケーションサーバ101が、各カードゲーム利用者のステータス情報を保持してカードゲームの進行を行っていたが、携帯端末機300の非接触ICインターフェイスを利用したカードゲームでは、お互いの携帯端末機300がカードゲームの進行を管理することとなる。ゲームの性質上、状況に応じた可変パラメータ(ランダム係数値など)はその都度パラメータの送受信を行い、互いの携帯端末機上でのゲーム結果が同じになるようにする。
図11に非接触ICIFを利用したカードゲームの装置間シーケンスを示す。オンラインカードゲーム同様、まずカードゲームに利用するトレーディングカードを携帯端末機300に取り込み(ステップS141)、トレーディングカードアプリケーションサーバ101にカードコンテンツ情報の取得、及び各ゲームに利用するカードコンテンツに付随するカードコンテンツの画像情報等を要求する。トレーディングカードアプリケーションサーバからカードコンテンツ情報、カードコンテンツの画像情報等を受け取り、セキュアなメモリに保存する(ステップS142,S143)。その後、お互いの携帯端末機をかざして、送受信方式のネゴシエーションのための携帯端末機300同士の相互認証を行う(ステップS144)。相互認証後、どのカードに、どのような操作を行って、どのような順番でだすかなどのステータス情報及び、可変パラメータを送受信する(ステップS145)。
次に、カードオンライン購入について説明する。図12は、トレーディングカードをオンラインで購入する装置間シーケンスを示した図である。オンラインでのカードの購入は、カードコンテンツ情報の購入であり、実際のトレーディングカードの送付などは行わない。これから始めようとする利用者によってはカードコンテンツ情報をすぐに入手でき、手軽に利便性よくカードゲームが行える。ただし、大部分の利用者は、実際のトレーディングカードを入手したいと考えると思われるので、その場合には後述するカード発券を利用する。
図12に従って説明すると、オンラインでカードを購入するには、まず既に説明したログイン処理及びメインメニューの表示処理を行い(ステップS151)、カードコンテンツウェブから商品一覧を取得して、ウェブ上で商品を選択する(ステップS152〜S157)。購入商品が複数ある場合には、この処理が繰り返される。その後、決済処理が行われ(ステップS158)、カードコンテンツ情報をオンラインで取得する取得先URLが記載された電子メールが送信される(ステップS159)。購入者はそのURLから購入カード要求を行い、購入したカードコンテンツ情報が購入者の携帯端末機に書込まれることになる(ステップS160〜S166)。購入したカードコンテンツ情報のカードIDはオンラインで購入したカードコンテンツ情報ということがわかるように実在するカードIDとは異なるユニークなIDが格納されている。
次に、トレーディングカードをオンラインでトレードする装置間シーケンスを、図13、図14を参照して説明する。
カードのオンライントレードもカードのオンライン購入と同様に、実際にはカードコンテンツ情報のみの交換が行われる。交換されるのはトレード利用者がすでに発券されたトレーディングカードを携帯端末機に取り込んだカードコンテンツ情報かもしくは、カードのオンライン購入で購入し、発券をまだ行っていないカードコンテンツ情報のどちらかである。後者の購入したカードコンテンツ情報の場合は、トレード完了後、発券が可能だが、前者のすでに発券されているトレーディングカードから読込んだカードコンテンツ情報の場合は、カードコンテンツ情報内のカードIDにすでに発券されているトレーディングカードのカードIDが記述されており、再発券はできないようにしている。トレード後、該当するトレーディングカードが必要な場合は、直接利用者同士で送付し合うこととする。
実際にカードのトレードを行うには、まずカードウェブコンテンツより、トレードの募集、もしくは応募のどちらかの方法をとり、参加することなる。参加ではトレードの募集者に応募者が応募することによって、お互いのトレードの条件を、連絡先を通じてやり取りすることとなる(ステップS171)。お互いの条件が成立すると、実際のカードコンテンツ情報の交換が行われることとなる。まず、それぞれがトレード対象のトレーディングカードを携帯端末機に取り込む。その状態でトレーディングカードウェブサーバからオンライントレード募集者の一覧を取得して(ステップS172,S173又はステップS181,S182)、一覧から現在行っているトレードを選択し、トレード条件を入力する。トレード条件には、自他のトレードに必要なトレーディングカードを選択し、ステップS174もしくはステップS183のトレード条件通知としてトレーディングカードウェブサーバに送信する。
トレーディングカードウェブサーバ102は、携帯端末機300内の非接触ICメモリ22に保存されているカードコンテンツ情報を読み取り(ステップS175〜S179又はステップS184〜S188)、送信されたトレード条件をチェックする。トレード条件と取得したカードコンテンツ情報が異なる場合には、トレード条件通知を異常終了で返す。トレード条件と読込んだカードコンテンツ情報が同じであれば、携帯端末機内の非接触ICメモリからカードコンテンツ情報を削除して、トレード条件通知の完了を通知する(ステップS180又はステップS189)。
次に図14の処理に移り、ステップS180又はステップS189での両利用者からのトレード条件通知が完了後、トレーディングカードウェブサーバは、トレード条件の合否判定を両利用者に電子メールによって通知する(ステップS190)。その際、両利用者のトレード条件が同じ場合には、トレードが正常に行われたと判断し、それぞれにトレード後のカードコンテンツ情報をダウンロードするURLを記載し、条件が異なる場合には、トレードが正常に行われなったと判断して、それぞれにトレード前のカードコンテンツ情報をダウンロードするURLを記載する。
その後は、既に説明したカード情報への読み取り(書込み)処理と同様の手順でアクセスして(ステップS191〜S197又はステップS198〜S204)、両利用者が個別にメールに記載されたURLからカードコンテンツ情報をダウンロードすることとなる。
次に、カード発券機でのカード発券処理を、図15の装置間シーケンスを参照して説明する。カード発券では、オンラインで購入したカードコンテンツ情報をトレーディングカードに発券する。発券を行うには店舗等に設置されたカード発券機200(図1、図5)を利用する。
まずカード発券機200からカード発券の開始を行うと(ステップS211)、携帯端末機300内部の非接触IC部を認識するためにカード応答要求が発行される(ステップS212)。この時、携帯端末機300をカード発券機200にかざすことにより(ステップS213)、カード応答要求に対する応答である、カード応答が返される(ステップS214)。このステップS214での応答により、カード発券機200は、カードコンテンツ読込み要求を行い(ステップS215)、その要求に基づいたカードコンテンツ情報エリア認証要求を認証サーバ103に行い(ステップS216)携帯端末機内の非接触ICメモリに保存されているカードコンテンツ情報を読み取る(ステップS217)。読み取り後に、カードコンテンツ情報エリア認証応答(ステップS218)、カードコンテンツ読込み応答(ステップS219)が行われる。
そして、カードコンテンツ情報中の購入されたカードを識別するために、オンライン購入されたカードコンテンツ情報を示すカードIDを検索する(ステップS220)。オンライン購入されたカードIDがある場合には、そのカード情報を利用者に通知し、利用者が実際に発券を行うトレーディングカードを選択する(ステップS221)。利用者が発券するカードコンテンツ情報を選択すると、選択された携帯端末機300内の非接触ICメモリ22に保存されているカードコンテンツ情報のカードIDを、これから発券を行うトレーディングカードのカードIDに書き換えを行う(ステップS222〜S226)。
その後カード発券機200では、ステップS222〜S226で書込んだカードIDのトレーディングカードのカード状態情報を書込み(ステップS227〜S231)、さらにカードコンテンツ情報を書込む(ステップS232〜S236)。そして、情報が書込まれたトレーディングカード90を印刷(すでに印刷されているトレーディングカードに発券する場合は不要)及び排出を行う(ステップS237)。
以上説明したように、本実施の形態によるトレーディングカードのシステムでサービスを行うことで、トレーディングカードに記載されているコンテンツ情報の保護を可能とすることができる。また、インターネットを通じて対戦ゲーム、カード購入、カード交換が可能なことにより、ユーザの利便性が向上するという効果を有する。
11…制御部、12…表示部、13…操作部、14…メモリ、15…通信回路、16…アンテナ、17…スピーカ、18…マイクロフォン、20…非接触IC部、21…制御部、22…メモリ、23…非接触ICリードライト用アンテナ、90,91,92…トレーディングカード、99…インターネット、100…企業内サーバ、101…トレーディングカードアプリケーションサーバ、102…トレーディングカードウェブサーバ、103…認証サーバ、104…ユーザ情報記憶部、105…カード情報記憶部、200…カード発券機、201…制御部、202…表示部、203…操作部、204…メモリ、205…通信回路、206…スピーカ、207…印刷部、210…非接触IC部、211…制御部、212,213…非接触ICリードライト用アンテナ、300…携帯端末機