JP4816007B2 - フレキシブル基板用コネクタ、基板接続構造、光送受信モジュール及び光送受信装置 - Google Patents

フレキシブル基板用コネクタ、基板接続構造、光送受信モジュール及び光送受信装置 Download PDF

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本発明は、フレキシブル基板用コネクタと、このフレキシブル基板用コネクタを備えた基板接続構造、光送受信モジュール及び光送受信装置に関する。詳しくは、フレキシブル基板の接続端子に接続する挿入基板接続部から、当該フレキシブル基板用コネクタが実装されるプリント基板の接続端子に接続する実装基板接続部まで、伝送線路に対して突出部を非形成にしたコンタクトを備えることにより、フレキシブル基板と他基板の接続箇所における高周波信号の伝送特性を向上させることを可能とするものである。
可撓性を有するフレキシブル基板と他の基板等を電気的に接続する際には、フレキシブル基板接続用のコネクタを介して接続する方法が用いられる。フレキシブル基板用コネクタとしては、フレキシブル基板が挿入される開口部内に、複数のコンタクトを所定の間隔で収容するハウジングを備えて、プリント基板上へ実装されるものが使用される。
図17及び図18は、従来のフレキシブル基板用コネクタ50(以下FPC(Flexible Printed Circuit)コネクタ50とする)及びこのFPCコネクタ50を備えた基板接続構造を示す説明図である。図17はFPCコネクタ50の概略を示す斜視図であり、後述するハウジング開閉部54aを開いた状態を示している。図18はFPCコネクタ50を備えた基板接続構造示す断面図であり、FPCコネクタ50がリジッド基板53上に実装され、フレキシブル基板52が接続された状態で、後述するハウジング開閉部54aを閉じた状態を示している。リジッド基板53は一部の構成を示している。
図17及び図18に示すように、FPCコネクタ50は、ハウジング開閉部54aにより開閉されるハウジング開口部54bを備えたハウジング54を備える。ハウジング54の内部には、ハウジング54を支持するための支持部55d、ハウジング開口部54b内に挿入されたフレキシブル基板52の接続端子に接続するFPC接続部55a及びリード部55dが一体形成された金属により構成されるコンタクト55が、所定の間隔で並列に収容される。支持部55d及びFPC接続部55aは、リード部55bから水平方向に突出し、上下に略平行に位置するように形成される。また、コンタクト55のリード部55bの端部には、リジッド基板53の接続端子に接続する基板接続部55cを備える。
各コンタクト55の支持部55dは、ハウジング54のハウジング開口部54bの下部に設けられた支持部挿通部54dに挿通される。また、FPC接続部55aはハウジング54に設けられた接続部収容溝54c内に位置する。フレキシブル基板52の接続端子に接続するFPC接続部55aの端部は、接続部収容溝54cから所定量突出した状態となる。
ハウジング開閉部54aが開いた状態で、接続端子を下面にしてフレキシブル基板52をハウジング開口部54bに挿入し、ハウジング開閉部54aを閉じることにより、フレキシブル基板52は下方に押圧され、図18のOに示すように、フレキシブル基板52の接続端子とコンタクト55のFPC接続部55aが接触した状態になる。このようにフレキシブル基板52の下面に位置する接続端子と接触するタイプのFPCコネクタは、下接点タイプと呼ばれる。
また、図18のPに示すように、コンタクト55の基板接続部55cは、リジッド基板53の接続端子に半田により接続される。
ここでフレキシブル基板52としては、例えば次に示すようなものが使用される。図19から図22は、FPCコネクタ50に接続される従来のフレキシブル基板52の構造を示す説明図である。図19は、フレキシブル基板52の概略を示す平面図であり、説明のため一部の構成を透視した状態で破線で示している。図20は図19のQ−Q断面を示す概略図である。図21は後述するフレキシブル基板52の第一配線層52bを示す平面図であり、図20の上方から見た状態を示している。図22は後述するフレキシブル基板52の第二配線層52dを示す平面図であり、図20の下方から見た状態を示している。
図19から図22に示すように、フレキシブル基板52は第一から第三の絶縁層及び第一、第二の配線層が交互に上下に積層されて形成される。第一絶縁層52a及び第三絶縁層52eは、例えば保護フィルムとしてカバーレイにより構成される。基板の端部の所定の領域においては、FPCコネクタ50と電気的な接続を行うために第三絶縁層52eは非形成となっている。第一絶縁層52aの上面にはFPCコネクタ50接続時の損傷を防ぐために補強板52fが備えられる。
図19及び図21に示すように、第一配線層52bにはベタ状のグランド層52mが形成される。図19及び図22に示すように、第二配線層52dの基板端部の近傍には、FPCコネクタ50との電気的接続を行うための各接続パッドとして、後述する信号線路9の接続を行うための信号接続パッド52l、及びグランド層の接続を行うためのグランド接続パッド52kが備えられる。各グランド接続パッド52kはフレキシブル基板52を貫通して形成された貫通ビアであるグランドビア52hにより、第一配線層52bに形成されたグランド層52mと接続される。また、第二配線層52dには、マイクロストリップラインである一対の信号線路9e・9fが配線され、それぞれ信号接続パッド52lに接続される。
更に、FPCコネクタ50が実装されるリジッド基板53としては、例えば次に示すようなものが使用される。図23は、後述するリジッド基板53の最外層に設けられた信号配線層53aを示す平面図である。図18に示すように、リジッド基板53は、最外層に設けられた信号配線層53a、絶縁層53b及びグランド層53cを備えて構成される。最外層の信号配線層53aには、各コンタクト55の基板接続部55cと接続する接続端子として、グランド接続パッド53d及び信号接続パッド53eを備える。グランド接続パッド53dはグランドビア53hによりグランド層53cに接続されている。また、信号接続パッド53eは、マイクロストリップラインとして形成された信号線路9g・9hに接続されている。
FPCコネクタ50、フレキシブル基板52及びリジッド基板53がそれぞれ、上述したような構成を備えることにより、図17から図23で示した従来の基板接続構造では、フレキシブル基板52の信号線路9、FPCコネクタ50の信号線路9に対応したコンタクト5及びリジッド基板53の信号線路9で、高周波の信号電流が伝送される。またこの時、フレキシブル基板52のグランド層52m、グランドビア52h、FPCコネクタ50のグランドラインに対応したコンタクト55及びリジッド基板53のグランド層53cには、信号電流と逆の方向に信号電流に対する帰還電流が流れる。
また上記とは別に、フレキシブル基板の装着時における位置ずれを防ぎ、且つフレキシブル基板の保持力を向上させるフレキシブル基板用コネクタが提案されている(例えば特許文献1)。特許文献1に開示されるフレキシブル基板用コネクタは、ハウジング開閉部が開かれた状態で、ハウジング開口部に挿入されたフレキシブル基板を弾性的に押圧して支持する弾性支持片を備えることにより、フレキシブル基板の装着時における位置ずれを防ぎ、且つフレキシブル基板の保持力を向上させるものである。
特許第3605586号公報
しかし、図17から図23で説明した、従来のFPCコネクタ50及び、このFPCコネクタ50を備える基板接続構造では、次のような問題がある。フレキシブル基板52の信号線路9からFPCコネクタ50のコンタクト55を経由して、リジッド基板53の信号線路9へ信号電流が流れる際には、図18の矢印に示すように、コンタクト55に電流が流れる。この時Nで示す支持部55dが、伝送線路におけるスタブとなり、伝送線路の特性インピーダンスが低下してしまう。これにより、伝送線路の特性インピーダンスが所定の値にならないため、高周波信号の伝送特性が低下してしまう問題がある。
また、特許文献1に開示されるフレキシブル基板用コネクタは、フレキシブル基板の装着時における位置ずれを防ぎ、且つフレキシブル基板の保持力を向上させるための構成であり、高周波信号の伝送特性を向上させることはできない。
本発明はこのような問題を解決するためになされたものであり、フレキシブル基板と他基板の接続箇所における高周波信号の伝送特性を向上させることを可能とするフレキシブル基板用コネクタと、このフレキシブル基板用コネクタを備えた基板接続構造、光送受信モジュール及び光送受信装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明に係るフレキシブル基板用コネクタは、フレキシブル基板が挿入される開口部内に、複数のコンタクトを所定の間隔で収容するハウジングを備え、プリント基板上へ実装されるフレキシブル基板用コネクタにおいて、ハウジングは、開口部を開閉する加圧部材と、凸部を有している。各コンタクトは、開口部内に挿入されるフレキシブル基板の接続端子に接続する挿入基板接続部と、プリント基板の接続端子に接続する実装基板接続部と、ハウジングに設けた凸部と嵌合する凹部と、を有し、挿入基板接続部から実装基板接続部まで伝送線路に対して突出部が形成されていない。さらに、各コンタクトは、凹部をハウジングの凸部に嵌合した状態で固着される。
そして、加圧部材は、開口部内に挿入されたフレキシブル基板をコンタクトの挿入基板接続部に対して押圧する。
本発明に係るフレキシブル基板用コネクタにおいては、当該フレキシブル基板用コネクタに挿入されたフレキシブル基板の接続端子と、当該フレキシブル基板用コネクタが実装されるプリント基板の接続端子との間を接続するコンタクトにて、高周波の信号が伝送される。
ここで、コンタクトは、フレキシブル基板の接続端子に接続する挿入基板接続部から、プリント基板の接続端子に接続する実装基板接続部まで、伝送線路に対して突出部を非形成とする。このため、信号の伝送線路にスタブとなる箇所が存在しないため、伝送線路の特性インピーダンスの低下が抑えられる。
上述した課題を解決するため、本発明に係る基板接続構造は、フレキシブル基板とプリント基板とを、フレキシブル基板が挿入される開口部内に複数のコンタクトを所定の間隔で収容するハウジングを備え、プリント基板上へ実装されるフレキシブル基板用コネクタを用いて、電気的に接続する基板接続構造において、フレキシブル基板用コネクタのハウジングは、開口部を開閉する加圧部材と、凸部を有している。各コンタクトは、開口部内に挿入されるフレキシブル基板の接続端子に接続する挿入基板接続部と、プリント基板の接続端子に接続する実装基板接続部と、ハウジングに設けた凸部と嵌合する凹部と、を有し、挿入基板接続部から実装基板接続部まで伝送線路に対して突出部が形成されていない。さらに、各コンタクトは、凹部をハウジングの凸部に嵌合した状態で固着される。
また、フレキシブル基板用コネクタのハウジングは、開口部を開閉する加圧部材を有している。そして、加圧部材は、開口部内に挿入されたフレキシブル基板をコンタクトの挿入基板接続部に対して押圧する。
本発明に係る基板接続構造のフレキシブル基板用コネクタにおいては、当該フレキシブル基板用コネクタに挿入されたフレキシブル基板の接続端子と、当該フレキシブル基板用コネクタが実装されるプリント基板の接続端子との間を接続するコンタクトにて、高周波の信号が伝送される。
ここで、コンタクトは、フレキシブル基板の接続端子に接続する挿入基板接続部から、プリント基板の接続端子に接続する実装基板接続部まで、伝送線路に対して突出部を非形成とする。このため、信号の伝送線路にスタブとなる箇所が存在しないため、伝送線路の特性インピーダンスの低下が抑えられる。
上述した課題を解決するため、本発明に係る光送受信モジュールは、光送受信回路基板、及び、光送受信回路基板に接続された、電気信号を光信号に変換して出力する光送信モジュールと光信号を電気信号に変換して出力する光受信モジュールとを備えた光送受信モジュールにおいて、光送受信回路基板は、最外層の信号配線層にマイクロストリップ線路を備えるフレキシブル基板を介して、他基板に実装されたフレキシブル基板用コネクタに電気的に接続され、フレキシブル基板用コネクタは、フレキシブル基板が挿入される開口部内に、複数のコンタクトを所定の間隔で収容するハウジングを備えている。
ハウジングは、開口部を開閉する加圧部材と、凸部を有している。
各コンタクトは、開口部内に挿入されるフレキシブル基板の接続端子に接続する挿入基板接続部と、基板の接続端子に接続する実装基板接続部と、ハウジングに設けた凸部と嵌合する凹部と、を有し、挿入基板接続部から実装基板接続部まで伝送線路に対して突出部が形成されていない。さらに、各コンタクトは、凹部をハウジングの凸部に嵌合した状態で固着される。
また、ハウジングは、開口部を開閉する加圧部材を有している。そして、加圧部材は、開口部内に挿入されたフレキシブル基板をコンタクトの挿入基板接続部に対して押圧する。
本発明に係る光送受信モジュールのフレキシブル基板用コネクタにおいては、当該フレキシブル基板用コネクタに挿入されたフレキシブル基板の接続端子と、当該フレキシブル基板用コネクタが実装される他基板の接続端子との間を接続するコンタクトにて、高周波の信号が伝送される。
ここで、コンタクトは、フレキシブル基板の接続端子に接続する挿入基板接続部から、プリント基板の接続端子に接続する実装基板接続部まで、伝送線路に対して突出部を非形成とする。このため、信号の伝送線路にスタブとなる箇所が存在しないため、伝送線路の特性インピーダンスの低下が抑えられる。
上述した課題を解決するため、本発明に係る光送受信装置は、光送受信回路基板、及び、光送受信回路基板に接続された、電気信号を光信号に変換して出力する光送信モジュールと光信号を電気信号に変換して出力する光受信モジュールとを有する光送受信モジュールと、光送受信モジュールが接続される親基板とを備えた光送受信装置において、光送受信回路基板は、最外層の信号配線層にマイクロストリップ線路を備えるフレキシブル基板を介して、親基板に実装されたフレキシブル基板用コネクタに電気的に接続され、フレキシブル基板用コネクタは、フレキシブル基板が挿入される開口部内に、複数のコンタクトを所定の間隔で収容するハウジングを備えている。
ハウジングは、開口部を開閉する加圧部材と、凸部を有している。
各コンタクトは、開口部内に挿入されるフレキシブル基板の接続端子に接続する挿入基板接続部と、基板の接続端子に接続する実装基板接続部と、ハウジングに設けた凸部と嵌合する凹部と、を有し、挿入基板接続部から実装基板接続部まで伝送線路に対して突出部が形成されていない。さらに、各コンタクトは、凹部をハウジングの凸部に嵌合した状態で固着される。
また、ハウジングは、開口部を開閉する加圧部材を有している。そして、加圧部材は、開口部内に挿入されたフレキシブル基板をコンタクトの挿入基板接続部に対して押圧する。
本発明に係る光送受信装置のフレキシブル基板用コネクタにおいては、当該フレキシブル基板用コネクタに挿入されたフレキシブル基板の接続端子と、当該フレキシブル基板用コネクタが実装される親基板の接続端子との間を接続するコンタクトにて、高周波の信号が伝送される。
ここで、コンタクトは、フレキシブル基板の接続端子に接続する挿入基板接続部から、プリント基板の接続端子に接続する実装基板接続部まで、伝送線路に対して突出部を非形成とする。このため、信号の伝送線路にスタブとなる箇所が存在しないため、伝送線路の特性インピーダンスの低下が抑えられる。
本発明に係るフレキシブル基板用コネクタによれば、コンタクトは、フレキシブル基板の接続端子に接続する挿入基板接続部から、プリント基板の接続端子に接続する実装基板接続部まで、伝送線路に対して突出部を非形成とするため、伝送線路にスタブとなる箇所が存在せず、伝送線路の特性インピーダンスの低下が抑えられる。これにより、フレキシブル基板とプリント基板の接続箇所における高周波信号の伝送特性を向上させることが可能となる。
本発明に係る基板接続構造によれば、フレキシブル基板用コネクタのコンタクトは、フレキシブル基板の接続端子に接続する挿入基板接続部から、プリント基板の接続端子に接続する実装基板接続部まで、伝送線路に対して突出部を非形成とするため、伝送線路にスタブとなる箇所が存在せず、伝送線路の特性インピーダンスの低下が抑えられる。これにより、フレキシブル基板とプリント基板の接続箇所における高周波信号の伝送特性を向上させることが可能となる。
本発明に係る光送受信モジュールによれば、フレキシブル基板用コネクタのコンタクトは、フレキシブル基板の接続端子に接続する挿入基板部から、他基板の接続端子に接続する実装基板接続部まで、伝送線路に対して突出部を非形成とするため、伝送線路にスタブとなる箇所が存在せず、伝送線路の特性インピーダンスの低下が抑えられる。これにより、フレキシブル基板と他基板の接続箇所における高周波信号の伝送特性を向上させることができ、高速のデータの送受信を安定して行うことが可能となる。
本発明に係る光送受信装置によれば、フレキシブル基板用コネクタのコンタクトは、フレキシブル基板の接続端子に接続する挿入基板接続部から、親基板の接続端子に接続する実装基板接続部まで、伝送線路に対して突出部を非形成とするため、伝送線路にスタブとなる箇所が存在せず、伝送線路の特性インピーダンスの低下が抑えられる。これにより、フレキシブル基板と他基板の接続箇所における高周波信号の伝送特性を向上させることができ、高速のデータの送受信を安定して行うことが可能となる。
以下図面を参照して、本発明のフレキシブル基板用コネクタ、基板接続構造、光送受信モジュール及び光送受信装置の実施の形態について説明する。まず、本発明のフレキシブル基板用コネクタ及びこのフレキシブル基板用コネクタを備えた基板接続構造の実施の形態について説明する。
<本実施の形態のフレキシブル基板用コネクタ・基板接続構造の構成例>
図1から図3は、本実施の形態のフレキシブル基板用コネクタ(以下FPC(Flexible Printed Circuit)コネクタ1とする)及びこのFPCコネクタ1を備えた基板接続構造を示す説明図である。図1はFPCコネクタ1を備えた基板接続構造を示す断面図であり、後述するリジッド基板3上に実装された状態を示している。図1は後述するフレキシブル基板2を挿入した状態で、後述するハウジング開閉部4aを開いた状態を示している。図2はFPCコネクタ1の概略を示す斜視図であり、後述するハウジング開閉部4aを開いた状態を示している。図3はFPCコネクタ1を備えた基板接続構造を示す断面図であり、後述するリジッド基板3上に実装された状態を示している。図3は後述するフレキシブル基板2を挿入した状態で、後述するハウジング開閉部4aを閉じた状態を示している。図1及び図3では、リジッド基板3は一部の構成を示している。
図1から図3に示すように、FPCコネクタ1は、ハウジング開閉部4aにより開閉されるハウジング開口部4bを備えたハウジング4を備える。ハウジング4の内部には、フレキシブル基板2の接続端子に接続するFPC接続部5a及びリード部5bが一体形成された金属により構成されるコンタクト5が、所定の間隔で並列に収容される。ハウジング開閉部4aは加圧部材の一例であり、ハウジング開口部4bは開口部の一例である。
FPC接続部5aは、リード部5bから水平方向に突出して形成される。また、コンタクト5のリード部5bの端部には、リジッド基板3の接続端子に接続する基板接続部5cを備える。図1及び図3に示すように、FPCコネクタ1のコンタクト5は、図18に示す従来のFPCコネクタ50のコンタクト55の支持部55dのような突出部を形成せずに、FPC接続部5aから基板接続部5cまで、一筆書き状に形成される。FPC接続部5aは挿入基板接続部の一例であり、基板接続部5cは実装基板接続部の一例である。
また、図3のCに示すように、ハウジング4及びコンタクト5は相補的な凹凸部を有しており、この凹凸部で互いに嵌合した状態で固着される。これにより、図18に示す従来のFPCコネクタ50のハウジング54及びコンタクト55のように、それぞれ支持部挿通部54d及び支持部55dを設けなくても、ハウジング4及びコンタクト5の強度を保った状態で固着することが可能となる。
FPC接続部5aはハウジング4のハウジング開口部4bの下部に設けられた接続部収容溝4c内に位置する。フレキシブル基板の接続端子に接続するFPC接続部5aの端部は、接続部収容溝4cから所定量突出した状態となる。
図1に示すようにハウジング開閉部4aが開いた状態で、接続端子を下面にしてフレキシブル基板2をハウジング開口部4bに挿入し、図3に示すようにハウジング開閉部4aを閉じることにより、フレキシブル基板2はハウジング開閉部4aにより下方に押圧され、図3のBに示すように、フレキシブル基板2の接続端子とコンタクト5のFPC接続部5aが接触した状態になる。また、図3のD示すように、コンタクト5の基板接続部5cは、リジッド基板3の接続端子に半田により接続される。
ここでフレキシブル基板2としては、例えば次に示すようなものが使用される。図4から図8は、フレキシブル基板2の構成の例を示す説明図である。図4は、フレキシブル基板2の概略を示す平面図であり、説明のため一部の構成を透視した状態で破線で示している。図5は図4のE−E断面を示す概略図である。図6は後述するフレキシブル基板2の第一配線層2bを示す平面図であり、図5の上方から見た状態を示している。図7及び図8は、後述するフレキシブル基板2の第二配線層2dを示す平面図であり、図5の下方から見た状態を示している。図7は図4及び図6に対応した箇所を示しており、図8は図7の左右方向を長くした状態で示している。
図4から図8に示すように、フレキシブル基板2は第一から第三の絶縁層及び第一、第二の配線層が交互に上下に積層されて形成される。第一、第二の配線層は、例えばCCL(Copper Clad Laminate)等の金属膜により形成される。第一から第三の絶縁層はエポキシ系又はポリミド系の樹脂により構成される。第一絶縁層2a及び第三絶縁層2eは、例えば保護フィルムとしてカバーレイにより構成される。基板の端部の所定の領域においては、FPCコネクタ1と電気的な接続を行うために第三絶縁層2eは非形成となっている。第一絶縁層2aの上面にはFPCコネクタ1への接続時の損傷を防ぐために補強板2fが備えられる。
図4及び図6に示すように、第一配線層2bには、マイクロストリップラインとして信号線路9a・9bが形成される。また、第二配線層2dの端部には、FPCコネクタ1と各信号線路9の電気的接続を行うための信号接続パッド2l、及びFPCコネクタ1とグランド層の接続を行うためのグランド接続パッド2kが形成される。更に、図4、図7及び図8に示すように、第二配線層2dには、グランド層2mが形成される。グランド層2mは、図8のL16に示すように、信号線路9a・9bに対応した箇所で所定の幅に形成される。L16で示すグランド層2mの幅は、グランド層2mの共振による周囲への影響を考慮して決定される。信号接続パッド2lは信号接続端子の一例である。
第一配線層2bの信号線路9と第二配線層2dの信号接続パッド2lは、フレキシブル基板2を貫通して形成された貫通ビアである信号ビア2gによって接続される。信号線路9と信号接続パッド2lは、両者間の電位差を少なくするために、例えば三つ以上の信号ビア2gにより接続される。信号ビア2gは信号配線用ビアの一例である。
また、図6に示すように、グランド接続パッド2kの位置に対応した箇所において、外部からのノイズの侵入及び各信号線間の干渉を防止するため、グランドガード部2iが形成される。グランドガード部2iを形成するために、グランド接続パッド2kに対応した箇所において、第一配線層2bと第二配線層2dに形成されたグランド層2mがグランドビア2hにより接続される。グランドガード部2iの第一配線層2bと第二配線層2dの間の電位差を少なくするため、両者は、例えば三つの以上のグランドビア2hにより接続される。グランドビア2hはフレキシブル基板接地配線用ビアの一例である。
図4及び図6に示すように、信号線路9a・9bは、信号ビア2gの近傍で信号ビア2gに向けて徐々に線幅が広くなるように形成されたフレキシブル基板信号テーパ部2jを備える。また、図4及び図7に示すように、第二配線層2dのグランド層2mは、グランド接続パッド2kに対応した箇所から信号線路9a・9bの配線方向に向けて、信号線路9a・9bのフレキシブル基板信号テーパ部2jの形状と合わせて形成されたグランド層テーパ部2oを備える。フレキシブル基板信号テーパ部2jは、フレキシブル基板のマイクロストリップ線路に備えられたテーパ部の一例であり、グランド層テーパ部2oはフレキシブル基板のマイクロストリップ線路に対応した接地導体層に備えられたテーパ部の一例である。
更に、リジッド基板3としては、例えば次に示すようなものが使用される。図9は、後述するリジッド基板3の最外層に設けられた信号配線層3aを示す平面図である。図1及び図3に示すように、リジッド基板3は、最外層に設けられた信号配線層3a、絶縁層3b及びグランド層3cを備えて構成される。最外層の信号配線層3aには、各コンタクト5の基板接続部5cと接続する接続端子として、グランド接続パッド3d及び信号接続パッド3eを備える。グランド接続パッド3dはグランドビア3iによりグランド層3cに接続されている。
また、信号接続パッド3eは、マイクロストリップラインとして形成された信号線路9c・9dに接続されている。ここで、信号線路9c・9dは、信号接続パッド3eの近傍で信号接続パッド3eに向けて徐々に線幅が広くなるように形成されたリジッド基板信号テーパ部3fを備える。リジッド基板信号テーパ部3fはリジッド基板のマイクロストリップ線路に備えられたテーパ部の一例である。
更に図1、図3及び図8に示すように、リジッド基板3の信号配線層3aにおいて、フレキシブル基板2及びリジッド基板3の各信号線路9を接続するFPCコネクタ1のコンタクト5に対応した位置に、所定の大きさのグランド面3gを備える。このグランド面3gは、リジッド基板3を貫通して形成された貫通ビアであるグランドビア3hにより、リジッド基板3のグランド層3cに接続される。グランド面3gとグランド層3cの電位差を少なくするため、グランド面3gとグランド層3cは、例えば三つ以上のグランドビア3hにより接続される。グランド面3gはプリント基板の接地導体層に接続された接地導体部の一例であり、グランドビア3hはプリント基板接地配線用ビアの一例である。
図1から図3で示すFPCコネクタ1を備えた基板接続構造では、図4から図8で示すフレキシブル基板2及び図1、図3及び図8で示すリジッド基板3を備える構成とした。しかし、図1から図3で示すFPCコネクタ1と共に、図19から図22で示すフレキシブル基板52又は図23で示すリジッド基板53を備える構成としても良い。
更に、図1から図9に示す本実施の形態のFPCコネクタ1を備えた基板接続構造においては、一つの信号線路9によりシングルエンドモードの信号が伝送される構成としても良く、また、一対の信号線路9により差動信号が伝送される構成としても良い。
<本実施の形態のフレキシブル基板用コネクタ・基板接続構造の動作例>
次に、本実施の形態のFPCコネクタ1及びFPCコネクタ1を備えた基板接続構造の動作例について説明する。図1から図9で示す、本実施の形態の基板接続構造では、フレキシブル基板2の信号線路9a・9b、各信号ビア2g、FPCコネクタ1のコンタクト5及びリジッド基板の信号線路9c・9dにより信号が伝送される。
フレキシブル基板2の信号線路9からFPCコネクタ1のコンタクト5を経由して、リジッド基板3の信号線路9へ信号電流が流れる際には、図3の矢印に示すように、コンタクト5に電流が流れる。FPCコネクタ1のコンタクト5では、図18に示す従来のFPCコネクタ50のコンタクト55の支持部55dのような、伝送線路におけるスタブとなる箇所が無いため、伝送線路の特性インピーダンスの低下が抑えられる。これにより、伝送線路の特性インピーダンスが所定の値にならないことによる、高周波信号の伝送特性の低下を防ぎ、フレキシブル基板2とリジッド基板3の接続箇所における高周波信号の伝送特性を向上させることが可能となる。
また、本実施の形態の基板接続構造では、図3に示すように、フレキシブル基板2の信号線路9が備えられる第一配線層2bは、FPCコネクタ1が実装されるリジッド基板3に対して逆側に位置する。このため、信号線路9は、フレキシブル基板2の第二配線層2dに備えられたグランド層2mと主に結合し、Aに示すリジッド基板3に備えられるグランド層3cとは結合しない。このため、フレキシブル基板2上の信号線路9と、リジッド基板3のグランド層3cが結合してキャパシタンスが生じることによる、信号線路9の特性インピーダンスの低下を防ぐことができ、高周波信号の伝送特性の低下を防ぐことができる。
図10は本実施の形態の基板接続構造のフレキシブル基板2の信号線路9a・9bにて、高周波の信号が伝送される際の信号電流及び帰還電流の流れを示す平面図である。図10は、フレキシブル基板2の第一配線層2bに設けられた信号線路9a・9b及び第二配線層2dに設けられたグランド層2mを示している。フレキシブル基板2の各信号線路9a・9bに高周波の信号が伝送される際には、図10の矢印Fに示すように信号線路9a・9bに電流が流れる。またこの時、図10の矢印Gに示すようにグランド層2mを帰還電流が流れる。
ここで本実施の形態の基板接続構造においては、フレキシブル基板2の第一配線層2bに備えられた信号線路9a・9bは、信号ビア2gの近傍で信号ビア2gに向かって徐々に広くなるように形成されたフレキシブル基板信号テーパ部2jを備える。また、第二配線層2dのグランド接続パッド2kの近傍において、信号線路9のフレキシブル基板信号テーパ部2jに合わせた向きに形成された、グランド層テーパ部2oを備える。
このため、信号線路9a・9bと信号ビア2gの接続部近傍における、信号線路9a・9bとの第二配線層2dのグランド層2mの結合を強めることができ、伝送線路の特性インピーダンスの急激な変化が抑えられる。更に、図10の矢印Gに示すように、グランド接続パッド2kの近傍において帰還電流の経路の急激な変化が抑えられる。これにより、フレキシブル基板2とFPCコネクタ1の接続箇所における高周波の信号の伝送特性を向上させることが可能となる。
また、本実施の形態の基板接続構造においては、図1、図3及び図8に示すように、リジッド基板3の信号配線層3aにおいて、フレキシブル基板2及びリジッド基板3の各信号線路を接続するFPCコネクタ1のコンタクト5に対応した位置に、グランド層3cに接続された所定の大きさのグランド面3gを備える。このため、フレキシブル基板2の接続端子とコンタクト5のFPC接続部5aの接続箇所の、グランドとの結合を高めることにより、特性インピーダンスの値が大きくなることが抑えられる。また、グランド面3gとグランド層3cが三つのグランドビア3hによって接続されることにより、グランド面3gの電位が安定し、共振等による伝送線路の高周波特性への悪影響が抑えられる。
更に、本実施の形態の基板接続構造においては、リジッド基板3の信号配線層3aに備えられた信号線路9c・9dは、信号接続パッド3eの近傍で信号接続パッド3eに向かって徐々に広くなるように形成されたリジッド基板信号テーパ部3fを備える。このため、信号線路9a・9bと信号接続パッド3eの接続部近傍における伝送線路の特性インピーダンスの急激な変化が抑えられる。これらにより、FPCコネクタ1とリジッド基板3の接続箇所における高周波の信号の伝送特性を向上させることが可能となる。
以上のように、本実施の形態のFPCコネクタ1及びFPCコネクタ1を備えた基板接続構造では、フレキシブル基板2及びリジッド基板3の接続箇所における高周波信号の伝送特性を向上させることが可能となる。
次に本実施の形態のFPCコネクタ1を備える基板接続構造と、従来のFPCコネクタ50を備える基板接続構造における、反射損失(S11)と伝送損失(S12)の測定結果について説明する。図11は、図1から図9で示す本実施の形態のFPCコネクタ1を備える基板接続構造と、図17から図23で示す従来のFPCコネクタ50を備える基板接続構造の各周波数における、信号線路9上の信号電流の反射損失(S11)の測定結果を示す図である。Hは本実施の形態の基板接続構造の測定結果を示し、Iは従来の基板接続構造の測定結果を示している。
図12は、図1から図9で示す本実施の形態のFPCコネクタ1を備える基板接続構造と、図17から図23で示す従来のFPCコネクタ50を備える基板接続構造の各周波数における、信号線路9上の信号電流の伝送損失(S12)の測定結果を示す図である。Jは本実施の形態の基板接続構造の測定結果を示し、Kは従来の基板接続構造の測定結果を示している。
各測定結果における各部の寸法は次の通りである。本実施の形態の基板接続構造のフレキシブル基板2において、信号ビア2g及びグランドビア2hの直径は0.25mmであり、図6のL4及びL5で示す、信号ビア2g及びグランドビア2hの間隔は0.725mmである。また、L7で示す長さは0.95mmであり、L8で示す長さは0.65mmである。更に、L1及びL2で示す長さは0.5mmであり、L3で示す長さは2.0mmであり、L26で示す長さは0.25mmであり、L5で示す長さは3.0mmである。
また、本実施の形態の基板接続構造のフレキシブル基板2において、図7のL11に示す信号接続パッド2lの幅は0.95mmであり、L13に示すグランド接続パッド2kの幅は0.65mmである。更にL9で示す長さは0.35mmであり、L10で示す長さは0.1025mmであり、L12で示す長さは1.35mmである。図8において、L14で示す長さは1.5mmであり、L15で示す長さは2.0mmであり、L16で示す長さは2.5mmである。
また、本実施の形態の基板接続構造のフレキシブル基板2において、第二絶縁層2cはポリミド系の樹脂で構成され、比誘電率の値は3.2であり、tanδの値は0.005である。また基板の厚みは0.05mmであり、特性インピーダンスの値は50Ωに制御されている。
また、本実施の形態の基板接続構造のリジッド基板3において、図9のL17に示すグランド面3gの幅は0.6mmであり、L18に示すグランド面3gの長さは2mmであり、L19に示すグランド面3gの中心間の距離は2mmである。また、L20に示すグランド接続パッド3dと信号接続パッド3eの中心間の距離は1mmであり、L21及びL22で示すグランド接続パッド3dと信号接続パッド3eの幅は0.3mmであり、L23及びL25で示す長さは1.5mmである。更にL24で示す長さは0.3mmである。
更に、本実施の形態の基板接続構造のリジッド基板3において、絶縁層3bはFR4(Flame Retardant Type 4)で構成され、比誘電率の値は4.4であり、tanδの値は0.02である。また基板の厚みは0.15mmであり、銅箔の厚みは0.03mmであり、特性インピーダンスの値は50Ωに制御されている。
また、FPCコネクタ1のコンタクト5の間隔は1mmであり、ハウジング4の素材はポリミドで、比誘電率の値は3.8程度、tanδの値は0.01である。
高速信号の安定した伝送を行うためには、伝送データレートの周波数において伝送路の反射損失(S11)が−10dB以下であり、伝送損失(S21)が−3dB以上であることが必要であるとされる。図11及び図12に示すように、本実施の形態の基板接続構造においては10GHzで反射損失が−23dB以下の値となり、伝送損失が−0.2dB以上の値となる。よって、本実施の形態の基板接続構造においては、10Gbpsの高速のシリアル伝送を安定して行うことができる。以上より、本実施の形態のFPCコネクタ1及びこのFPCコネクタ1を備えた基板接続構造で、フレキシブル基板2とリジッド基板3との接続箇所における高周波信号の伝送特性を向上させることが可能となることが確認できる。
次に本発明に係る光送受信モジュール及び光送受信装置の実施の形態として、本実施の形態のFPCコネクタ1を備えた基板接続構造を用いた光送受信モジュール及びネットワークカードについて説明する。
<本実施の形態の光送受信モジュール及びネットワークカードの構成例>
図13から図16は、本実施の形態の光送受信モジュール19及びネットワークカード20の構成を示す説明図である。図13は本実施の形態の光送受信モジュール19及びネットワークカード20の第1の例の概略を示す平面図であり、図14は本実施の形態の光送受信モジュール19及びネットワークカード20の第1の例の概略を示す断面図である。図15は光送受信モジュール19及びネットワークカード20の第2の例の概略を示す平面図であり、図16は光送受信モジュール19及びネットワークカード20の第2の例の概略を示す断面図である。図14及び図16においては、後述するベゼル24は示していない。
本実施の形態のネットワークカード20は、光送受信モジュール19を備えており、パーソナルコンピュータ等の拡張スロットに搭載され、後述する光ケーブル接続コネクタ33に接続された光ケーブルを通じて、外部の情報通信機器等とのデータの送受信を可能とするものである。光送受信モジュール19及びネットワークカード20は、例えば次のような構成となる。
図13から図16に示すように、ネットワークカード20は、光ケーブル接続コネクタ33を有する光送受信モジュール19、光送受信ボード接続用FPC21、光送受信回路部B22を有するホストボード23及びホストボード23の端部に取り付けられるベゼル24を備えて構成される。光送受信モジュール19は、光ケーブル接続コネクタ33がベゼル24から突出するようにホストボード23に取り付けられている。また、ホストボード23はカードエッジ部25を有しており、ネットワークカード20はこのカードエッジ部25にてパーソナルコンピュータ等の拡張スロットへ搭載することが可能となっている。
光送受信モジュール19は、光送受信モジュール筐体26、TOSA27、ROSA28、TOSA接続用FPC30、ROSA接続用FPC29及び光送受信回路部A31を有する光送受信ボード32を備えて構成される。
TOSA27及びROSA28は、光送受信モジュール筐体26の光ケーブル接続コネクタ33に対応した位置に並んで配置される。TOSA(Transmitter Optical Sub-Assembly)27は、レーザーダイオード等を備えた送信用の光デバイスであり、光ケーブル接続コネクタ33に接続される光ケーブルのコネクタに対するインターフェースを有し、電気信号を光信号に変換して出力する。TOSA27は光送信モジュールの一例である。ROSA(Receiver Optical Sub-Assembly)28は、フォトダイオード等を備えた受信用の光デバイスであり、光ケーブル接続コネクタ33に接続される光ケーブルのコネクタに対するインターフェースを有し、光信号を電気信号に変換して出力する。ROSA28は光受信モジュールの一例である。
TOSA27及びROSA28は、それぞれTOSA接続用FPC30及びROSA接続用FPC29により、光送受信ボード32に接続される。光送受信ボード32は、リジット基板により構成され、TOSA接続用FPC30及びROSA接続用FPC29を介してTOSA27及びROSA28に接続された光送受信回路部A31を備える。光送受信回路部A31には、例えばTOSA27のレーザーダイオードの駆動回路、及びROSA28のフォトダイオードにより受光した信号のポストアンプ回路等が備えられる。
光送受信ボード32は光送受信ボード接続用FPC21を介してホストボード23に接続される。これにより、光送受信回路部A31の各回路は、光送受信ボード接続用FPC21を介して光送受信回路部B22の各回路に接続された状態となる。光送受信回路部B22には、例えばPHY(Physical layer)用チップ、及びMAC(Media Access Control)用チップ等が備えられる。光送受信ボード32は光送受信回路基板の一例であり、ホストボード23は親基板の一例である。
図13及び図14で示す、第1の例の光送受信モジュール19は、TOSA接続用FPC30、ROSA接続用FPC29、光送受信ボード接続用FPC21及び光送受信ボード32は、図13及び図14のMで示す各基板の接続箇所において、半田付けされている。よって、TOSA接続用FPC30、ROSA接続用FPC29、光送受信ボード接続用FPC21及び光送受信ボード32が一体で形成されるフレックスリジッド基板により構成される場合と比較して、各基板を別々に製造することが可能となる。よって各基板を低コストで製造することが可能となる。また、各基板が別々に製造されることにより、例えば光送受信ボード接続用FPC21にのみ設計変更が生じた場合でも、光送受信ボード接続用FPC21の製造工程のみを変更すれば良く、設計変更による影響を小さい範囲に押さえることが可能となる。
また、図15及び図16で示す、第2の例の光送受信モジュール19は、TOSA接続用FPC30、ROSA接続用FPC29、光送受信ボード接続用FPC21及び光送受信ボード32はフレックスリジット基板により構成される。これにより、TOSA接続用FPC30、ROSA接続用FPC29及び光送受信ボード接続用FPC21の各フレキシブル基板を光送受信ボード32に半田付けする構成と比較して、製造時の半田付け作業が不要になる。よって、製造作業時間の短縮することができ、更に、半田付けの作業不良、及び半田付け作業時の熱による周辺の各部品に対する悪影響による製造不良の発生防止することができる。
更に、図13から図16に示す、本実施の形態の光送受信モジュール19及びネットワークカード20は、光送受信ボード接続用FPC21が、ホストボード23に備えられたFPCコネクタ34により接続されている。これにより、光送受信ボード接続用FPC21のホストボード23への取り付け作業を容易に行うことが可能となる。ここで、光送受信ボード接続用FPC21、ホストボード23及びFPCコネクタ34には、図1から図9で説明した本実施の形態のFPCコネクタ1を備えた基板接続構造が適用される。
また、本実施の形態の光送受信モジュール19及びネットワークカード20においては、TOSA27、ROSA28、光送受信ボード32及びホストボード23がフレキシブル基板により接続される。これにより、各フレキシブル基板の長さの範囲内で各部材の配置を変更することができ、例えば、各部材がフレキシブル基板により接続された後に、光送受信ボード32が取り付けられた光送受信モジュール筐体の端面を、ベゼル24の位置に合わせるために位置の調整を行うことが可能となる。
更に、本実施の形態の光送受信モジュール19及びネットワークカード20においては、光送受信を行うための各モジュール及び回路の一部が、光送受信モジュールとして構成されている。これにより、他のネットワークカード等の光送受信装置と光送受信モジュールの仕様を共通化し、他のネットワークカード等の光送受信装置と同一仕様の光送受信モジュールを使用することが可能となる。これにより、設計・製造のコストを下げることが可能となる。
<本実施の形態の光送受信モジュール及びネットワークカードの動作例>
次に、図13から図16で説明した光送受信モジュール19及びネットワークカード20の動作例を説明する。光送受信モジュール19及びネットワークカード20は、パーソナルコンピュータ等の拡張スロットに搭載され、光ケーブル接続コネクタ33に接続された光ケーブルを通じて、次に示すように外部の情報通信機器等とのデータの送受信が行われる。
外部の情報通信機器等へのデータの送信は、次のように行われる。パーソナルコンピュータ等の拡張スロットに接続されたカードエッジ部25を介して、データ送信に必要な情報が電気信号で光送受信回路部B22に入力される。光送受信回路部B22に電気信号で入力されたデータ送信に必要な情報は、MAC用チップ及びPHY用チップ等により処理が行われ、光送受信ボード接続用FPC21を介して光送受信ボード32上の光送受信回路部A31に電気信号で入力される。その後、光送受信回路部A31に入力された情報に基づき、TOSA接続用FPC30を介して、電気信号でTOSA27のレーザーダイオードが駆動され、光ケーブルを通じて外部の情報通信機器に対して光信号でデータの送信が行われる。
外部の情報通信機器等からのデータの受信は、次のように行われる。外部の情報通信機器からのデータが、ROSA28のフォトダイオードに光ケーブルを通じて光信号で入力される。ROSA28のフォトダイオードに入力された光信号は電気信号に変換され、ROSA接続用FPC29を介して、光送受信ボード32上の光送受信回路部A31に電気信号で入力される。光送受信回路部A31に入力された電気信号はポストアンプ回路等により処理された後、光送受信ボード接続用FPC21を介してホストボード23上の光送受信回路部B22に入力される。光送受信回路部B22に入力された電気信号はPHY用チップ及びMAC用チップ等により処理が行われ、受信したデータとしてカードエッジ部25を介してパーソナルコンピュータ等側に電気信号で出力される。
また、上述したように、光ケーブルを通じて外部の情報通信機器とデータの送受信が行われる際には、TOSA接続用FPC30、ROSA接続用FPC29、光送受信ボード接続用FPC21、光送受信ボード32及びホストボード23の各信号線路、及び各基板の接合箇所では高周波の電気信号が伝送される。例えば、10Gビット/秒といった高速のシリアルデータ伝送が行われるような場合は、10GHzを越える高周波の信号に対しても対応する必要がある。
本実施の形態の光送受信モジュール19及びネットワークカード20においては、光送受信ボード接続用FPC21、ホストボード23及びFPCコネクタ34には、図1から図9で説明した本実施の形態のFPCコネクタ1を備えた基板接続構造が適用される。これにより、高速のデータの送受信を行うことで光送受信ボード接続用FPC21とホストボード23の接続箇所において、高周波の信号が伝送される場合であっても、高品位な信号の伝送が可能となり、安定したデータの送受信が可能となる。
本発明は、フレキシブル基板と他基板を接続するフレキシブル基板用コネクタと、このフレキシブル基板用コネクタを備えた基板接続構造、光送受信モジュール及び光送受信装置に適用される。
本実施の形態のFPCコネクタ・基板接続構造の断面図である。 本実施の形態のFPCコネクタの斜視図である。 本実施の形態のFPCコネクタ・基板接続構造の断面図である。 本実施の形態の基板接続構造のフレキシブル基板の平面図である。 本実施の形態の基板接続構造のフレキシブル基板の断面図である。 本実施の形態の基板接続構造のフレキシブル基板の平面図である。 本実施の形態の基板接続構造のフレキシブル基板の平面図である。 本実施の形態の基板接続構造のフレキシブル基板の平面図である。 本実施の形態の基板接続構造のリジッド基板の平面図である。 本実施の形態の基板接続構造のフレキシブル基板の平面図である。 反射損失の測定結果である。 伝送損失の測定結果である。 第1の例の光送受信モジュール及びネットワークカードの平面図である。 第1の例の光送受信モジュール及びネットワークカードの断面図である。 第2の例の光送受信モジュール及びネットワークカードの平面図である。 第2の例の光送受信モジュール及びネットワークカードの断面図である。 従来のFPCコネクタの斜視図である。 従来のFPCコネクタ・基板接続構造の断面図である。 従来の基板接続構造のフレキシブル基板の平面図である。 従来の基板接続構造のフレキシブル基板の断面図である。 従来の基板接続構造のフレキシブル基板の平面図である。 従来の基板接続構造のフレキシブル基板の平面図である。 従来の基板接続構造のフレキシブル基板の平面図である。
符号の説明
1・・・FPCコネクタ、2・・・フレキシブル基板、2g・・・信号ビア、2h・・・グランドビア、2j・・・フレキシブル基板信号テーパ部、2k・・・グランド接続パッド、2l・・・信号接続パッド、2m・・・グランド層、2o・・・グランド層テーパ部、3・・・リジッド基板、3c・・・グランド層、3f・・・リジッド基板信号テーパ部、3g・・・グランド面、3h・・・グランドビア、4・・・ハウジング、4a・・・ハウジング開閉部、4b・・・ハウジング開口部、5・・・コンタクト、5a・・・FPC接続部、5c・・・基板接続部、9・・・信号線路、9a・・・信号線路、9b・・・信号線路、9c・・・信号線路、9d・・・信号線路、19・・・光送受信モジュール、21・・・光送受信ボード接続用FPC、23・・・ホストボード、27・・・TOSA、28・・・ROSA、29・・・ROSA接続用FPC、30・・・TOSA接続用FPC、32・・・光送受信ボード

Claims (13)

  1. フレキシブル基板が挿入される開口部内に、複数のコンタクトを所定の間隔で収容するハウジングを備え、プリント基板上へ実装されるフレキシブル基板用コネクタにおいて、
    前記ハウジングは、前記開口部を開閉する加圧部材と、凸部と、を有し、
    前記各コンタクトは、前記開口部内に挿入される前記フレキシブル基板の接続端子に接続する挿入基板接続部と、前記プリント基板の接続端子に接続する実装基板接続部と前記ハウジングに設けた凸部と嵌合する凹部と、を有し、前記挿入基板接続部から前記実装基板接続部まで伝送線路に対して突出部が形成されておらず、前記凹部を前記凸部に嵌合した状態で前記ハウジングに固着され、
    前記加圧部材は、前記開口部内に挿入された前記フレキシブル基板を前記コンタクトの前記挿入基板接続部に対して押圧する
    フレキシブル基板用コネクタ。
  2. フレキシブル基板とプリント基板とを、前記フレキシブル基板が挿入される開口部内に複数のコンタクトを所定の間隔で収容するハウジングを備え、前記プリント基板上へ実装されるフレキシブル基板用コネクタを用いて、電気的に接続する基板接続構造において、
    前記フレキシブル基板用コネクタのハウジングは、前記開口部を開閉する加圧部材と、凸部と、を有し、
    前記フレキシブル基板用コネクタの前記各コンタクトは、前記開口部内に挿入される前記フレキシブル基板の接続端子に接続する挿入基板接続部と、前記プリント基板の接続端子に接続する実装基板接続部と、前記ハウジングに設けた凸部と嵌合する凹部と、を有し、前記挿入基板接続部から前記実装基板接続部まで伝送線路に対して突出部が形成されておらず、前記凹部を前記凸部に嵌合した状態で前記ハウジングに固着され、
    前記加圧部材は、前記開口部内に挿入された前記フレキシブル基板を前記コンタクトの前記挿入基板接続部に対して押圧する
    基板接続構造。
  3. 前記フレキシブル基板及び前記プリント基板は、最外層の信号配線層にマイクロストリップ線路を備え、
    前記プリント基板は、前記マイクロストリップ線路を備える信号配線層において、前記フレキシブル基板及び前記プリント基板の前記各マイクロストリップ線路を接続する前記コンタクトの位置に対応した箇所に、前記プリント基板を貫通して形成されたプリント基板接地配線用ビアにより前記プリント基板の接地導体層に接続された接地導体部を備える
    請求項2記載の基板接続構造。
  4. 前記プリント基板の前記マイクロストリップ線路を備える前記信号配線層に備えられた前記接地導体部は、複数の前記プリント基板接地配線用ビアにより接続される
    請求項3記載の基板接続構造。
  5. 前記フレキシブル基板及び前記プリント基板の前記各マイクロストリップ線路を接続する前記コンタクトを挟んで両側の前記各コンタクトは、前記フレキシブル基板及び前記プリント基板の各接地導体部を接続する
    請求項3記載の基板接続構造。
  6. 前記プリント基板の前記マイクロストリップ線路は、前記プリント基板の前記接続端子の近傍で前記接続端子に向けて徐々に線幅が広くなるように形成されたテーパ部を備える
    請求項3記載の基板接続構造。
  7. 前記フレキシブル基板は、前記接続端子として、前記マイクロストリップ線路を備える前記信号配線層の他方の最外層に、前記フレキシブル基板用コネクタとの前記マイクロストリップ線路の接続を行う信号接続端子を備えると共に、前記信号接続端子に対する所定の位置に、前記フレキシブル基板用コネクタとの接地導体部の接続を行う接地接続端子を備え、
    前記フレキシブル基板の前記マイクロストリップ線路と前記信号接続端子は、前記フレキシブル基板を貫通して形成される信号配線用ビアにより接続され、
    前記フレキシブル基板の前記マイクロストリップ線路は、前記信号配線用ビアの近傍で前記信号配線用ビアに向けて徐々に線幅が広くなるように形成されたテーパ部を備え、
    前記フレキシブル基板の前記マイクロストリップ線路に対応した接地導体層の接地導体部は、前記接地接続端子の位置に対応した箇所から前記フレキシブル基板の前記マイクロストリップ線路の配線方向に向けて、前記フレキシブル基板の前記マイクロストリップ線路の前記テーパ部の形状と合わせて形成されたテーパ部を備える
    請求項3記載の基板接続構造。
  8. 前記フレキシブル基板の前記マイクロストリップ線路と前記信号接続端子は、複数の前記信号配線用ビアにより接続される
    請求項7記載の基板接続構造。
  9. 前記フレキシブル基板及び前記プリント基板に形成された一対のマイクロストリップ線路により差動信号が伝送される
    請求項3記載の基板接続構造。
  10. 前記フレキシブル基板の前記マイクロストリップ線路を備える前記信号配線層、接地導体層及び前記接地接続端子は、前記フレキシブル基板を貫通して形成されるフレキシブル基板接地配線用ビアにより接続される
    請求項3記載の基板接続構造。
  11. 前記フレキシブル基板の前記マイクロストリップ線路を備える前記信号配線層、前記接地導体層及び前記接地接続端子は、複数の前記フレキシブル基板接地配線用ビアにより接続される
    請求項10記載の基板接続構造。
  12. 光送受信回路基板、及び、前記光送受信回路基板に接続された、電気信号を光信号に変換して出力する光送信モジュールと光信号を電気信号に変換して出力する光受信モジュールとを備えた光送受信モジュールにおいて、
    前記光送受信回路基板は、最外層の信号配線層にマイクロストリップ線路を備えるフレキシブル基板を介して、他基板に実装されたフレキシブル基板用コネクタに電気的に接続され、
    前記フレキシブル基板用コネクタは、前記フレキシブル基板が挿入される開口部内に、複数のコンタクトを所定の間隔で収容するハウジングを備え、
    前記ハウジングは、前記開口部を開閉する加圧部材と、凸部と、を有し、
    前記各コンタクトは、前記開口部内に挿入される前記フレキシブル基板の接続端子に接続する挿入基板接続部と、前記基板の接続端子に接続する実装基板接続部と前記ハウジングに設けた凸部と嵌合する凹部と、を有し、前記挿入基板接続部から前記実装基板接続部まで伝送線路に対して突出部が形成されておらず、前記凹部を前記凸部に嵌合した状態で前記ハウジングに固着され、
    前記加圧部材は、前記開口部内に挿入された前記フレキシブル基板を前記コンタクトの前記挿入基板接続部に対して押圧する
    光送受信モジュール。
  13. 光送受信回路基板、及び、前記光送受信回路基板に接続された、電気信号を光信号に変換して出力する光送信モジュールと光信号を電気信号に変換して出力する光受信モジュールとを有する光送受信モジュールと、前記光送受信モジュールが接続される親基板とを備えた光送受信装置において、
    前記光送受信回路基板は、最外層の信号配線層にマイクロストリップ線路を備えるフレキシブル基板を介して、前記親基板に実装されたフレキシブル基板用コネクタに電気的に接続され、
    前記フレキシブル基板用コネクタは、前記フレキシブル基板が挿入される開口部内に、複数のコンタクトを所定の間隔で収容するハウジングを備え、
    前記ハウジングは、前記開口部を開閉する加圧部材と、凸部と、を有し、
    前記各コンタクトは、前記開口部内に挿入される前記フレキシブル基板の接続端子に接続する挿入基板接続部と、前記基板の接続端子に接続する実装基板接続部と前記ハウジングに設けた凸部と嵌合する凹部と、を有し、前記挿入基板接続部から前記実装基板接続部まで伝送線路に対して突出部が形成されておらず、前記凹部を前記凸部に嵌合した状態で前記ハウジングに固着され、
    前記加圧部材は、前記開口部内に挿入された前記フレキシブル基板を前記コンタクトの前記挿入基板接続部に対して押圧する
    光送受信装置。
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