JP4815775B2 - デバイスドライバのインストール方法及びインストールシステム - Google Patents

デバイスドライバのインストール方法及びインストールシステム Download PDF

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Description

本発明は、デバイスドライバを介して周辺機器を制御するコンピュータ、及び、複数の機能を有する周辺機器からなるシステムにおいて、周辺機器を制御するためのデバイスドライバを、コンピュータにインストールするための方法、及び、インストールシステムに関する。
従来より、プラグアンドプレイ機能を有するオペレーティングシステムにて動作するコンピュータが知られている。この種のコンピュータは、周辺機器が接続されると、自動的に、その周辺機器を検出し、検出した周辺機器に対応するデバイスドライバを読み出して、これをオペレーティングシステムに組み込むことにより、周辺機器を制御可能に、自身を構成する。尚、プラグアンドプレイ機能をサポートするインタフェースとしては、USBインタフェースや、IEEE1394インタフェース等が知られている。その他、プラグアンドプレイ機能を有するオペレーティングシステムとしては、Windows(登録商標)等が知られている。
この種のコンピュータは、周辺機器を検出した際に、対応するデバイスドライバが、オペレーティングシステムに登録されていない場合、デバイスドライバインストール用のプログラムであるインストーラを起動して、デバイスドライバのインストールを実行する。インストーラとしては、オペレーティングシステム付属の汎用インストーラ(所謂ウィザード)や、周辺機器と共に、ベンダから提供される専用インストーラが知られている。
コンピュータは、デバイスドライバのインストール時に、デバイスドライバの取得先を理解する必要があるが、汎用インストーラを用いたインストールでは、コンピュータは、利用者に、デバイスドライバの取得先に関する情報を入力させて、その情報に基づき、デバイスドライバの取得先を理解し、デバイスドライバをインストールする。尚、この際、コンピュータは、利用者の決定を優先し、取得先に存在するデバイスドライバが、周辺機器に適合するデバイスドライバであるか否かに拘らず、利用者が決定したデバイスドライバをインストールする。
一方、専用インストーラを用いたインストールでは、専用インストーラがデバイスドライバの取得先に関する情報を有しているため、コンピュータは、この情報に基づき、利用者にデバイスドライバの取得先に関する情報を入力させることなく、デバイスドライバをインストールする。
尚、専用インストーラには、通常、インストール対象のデバイスドライバが付属している。即ち、専用インストーラは、通常、デバイスドライバが記録された記録媒体(リムーバブルメディア)に記録されて、利用者に提供される。このため、専用インストーラを用いたインストールでは、利用者は、簡単に、デバイスドライバをコンピュータにインストールすることができる。
その他、デバイスドライバや専用インストーラを提供する方法としては、デバイスドライバや専用インストーラを、周辺機器本体に記憶させておき、コンピュータと周辺機器との接続時に、これらをコンピュータに提供する方法が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。この方法によれば、デバイスドライバのインストール時に、周辺機器とは別に、専用インストーラやデバイスドライバが記録された記録媒体を用意することがないので、利用者にとっては便利である。
特開2003−150530号公報 特開2003−271340号公報
しかしながら、従来方法では、次のような問題があった。即ち、デバイスドライバはバグ等が発見される度に修正され、最新のものが利用者に対し提供されるが、周辺機器内蔵のメモリ等にデバイスドライバを記憶させておく方法では、製品の出荷直前に、デバイスドライバが更新された場合に、旧バージョンのデバイスドライバが書き込まれた周辺機器に、最新のデバイスドライバを書き込む作業が必要となり、手間がかかるといった問題があった。また、デバイスドライバや専用インストーラを記憶させておくための記憶領域を、周辺機器に用意しなければならないため、製品のコストアップに繋がるといった問題があった。
また、専用インストーラを周辺機器に記憶させず、CD−ROM等のリムーバブルメディアで、専用インストーラを利用者に提供する場合には、専用インストーラがコンピュータに組み込まれる前に、利用者が周辺機器を接続することによって、オペレーティングシステムが汎用インストーラを起動し、これに基づいて利用者がインストール作業を継続してしまうことが原因で、不適切なデバイスドライバがインストールされてしまう場合があった。
不適切なデバイスドライバがインストールされた場合には、適切なデバイスドライバをインストールするために、インストール済の不適切なデバイスドライバをアンインストールする作業が必要になるが、これは、コンピュータに疎い利用者にとって、複雑な作業である。従って、このような場合には、作業が複雑すぎるために、利用者に不快感を及ぼす可能性があった。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、専用インストーラがコンピュータにインストールされるまでは、汎用インストーラが自動で起動しないようにし、周辺機器の接続作業と、専用インストーラのコンピュータへの組み込み作業とが、前後した場合であっても、専用インストーラを用いたインストールが確実に実行されるようにすることを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた請求項1記載の発明は、周辺機器の接続を検出すると、検出された周辺機器に対応するデバイスドライバがインストールされている場合には、そのデバイスドライバを用いて、その周辺機器を制御し、検出された周辺機器に対応するデバイスドライバがインストールされていない場合には、汎用インストーラを起動してユーザから指定されたデバイスドライバをインストールするが、検出された周辺機器に対応するデバイスドライバがインストールされていない場合であっても、このデバイスドライバをインストールするための専用プログラムがインストールされている場合には、上記汎用インストーラの起動を規制するコンピュータであって、更に、上記周辺機器としてストレージ装置を制御するためのデバイスドライバがインストールされたコンピュータと、上記ストレージ装置としての機能とストレージ装置以外の装置としての機能とを含む複数の機能を有し、各機能に対応するデバイスドライバを介してコンピュータから入力される制御信号に従って、各機能に対応する処理を実行する周辺機器と、を備えるシステムにおいて、上記周辺機器を上記ストレージ装置以外の装置として制御するためのデバイスドライバを、次のようにしてコンピュータにインストールする方法の発明である。
即ち、本発明では、周辺機器を上記ストレージ装置以外の装置として制御するためのデバイスドライバをインストールするための専用プログラムを、周辺機器とは別体に構成された当該専用プログラムを記憶する記憶媒体からコンピュータに組み込む(第一工程)。尚、記録媒体には、専用プログラムと共に、デバイスドライバを記録しておくことができる。
一方、周辺機器がコンピュータに接続されると、上記複数の機能の内、ストレージ装置としての機能についての情報を選択的に記述した機器情報を、周辺機器からコンピュータに入力することにより、上記周辺機器の接続を、ストレージ装置としての機能のみを有する周辺機器の接続として、コンピュータに検出させる(第二工程)。
また、本発明では、第一工程によって上記専用プログラムがコンピュータに組み込まれ、且つ、コンピュータが、上記周辺機器の接続をストレージ装置としての機能のみを有する周辺機器の接続として検出した場合に、コンピュータが上記専用プログラムに従う処理によって、周辺機器をストレージ装置として制御し、周辺機器に、複数の機能の通知指示を入力する(第三工程)。
また、第三工程によって通知指示が周辺機器に入力されると、上記ストレージ装置以外の装置としての機能を含む上記複数の機能の情報を記述した機器情報を、周辺機器からコンピュータに入力することにより、周辺機器の接続を、上記ストレージ装置以外の装置としての機能を含む上記複数の機能を有する周辺機器の接続として、コンピュータに検出させる(第四工程)。また、コンピュータは、上記複数の機能を有する周辺機器の接続を検出すると、上記専用プログラムに従う処理によって、汎用インストーラに代わり、周辺機器を上記ストレージ装置以外の装置として制御するためのデバイスドライバを、インストールする(第五工程)
Windows(登録商標)等のオペレーティングシステムにて動作するコンピュータは、周辺機器が接続された際に、デバイスドライバのインストールが必要であると、汎用インストーラ(ウィザード)を起動するが、この場合には、汎用インストーラに基づいて、利用者が、デバイスドライバのインストール作業を行うことにより、デバイスドライバのインストールが、正しく実行されない可能性がある。即ち、汎用インストーラでは、利用者が誤ったデバイスドライバの取得先情報を入力する可能性があり、このような場合には、デバイスドライバのインストールが、正しく実行されない。
これに対し、本発明では、コンピュータに、ストレージ装置を制御するためのデバイスドライバがインストールされていることを利用して、周辺機器のデバイスドライバのインストール専用プログラム(専用インストーラ)が、コンピュータに組み込まれるまで、周辺機器を、ストレージ装置としての機能のみを有する機器としてコンピュータに検出させる。これによって、周辺機器の接続により汎用インストーラが起動しないようにする
従って、本発明によれば、専用プログラム(専用インストーラ)をコンピュータに組み込む前に、利用者が、周辺機器をコンピュータに接続した場合にでも、汎用インストーラに基づき、利用者がインストール作業を実行するのを防止することができる。
また、本発明によれば、周辺機器が上記ストレージ装置以外の装置としての機能を含む複数の機能を有する機器として検出される際には、専用プログラム(専用インストーラ)がコンピュータに組み込まれており、この専用プログラム(専用インストーラ)に基づき、デバイスドライバのインストールを、コンピュータに実行させることができるため、周辺機器の接続と、専用プログラム(専用インストーラ)の組み込みとの順序を問わず、専用インストーラにて、デバイスドライバを正しくインストールすることができる。従って、本発明によれば、デバイスドライバのインストールを試みる利用者が、コンピュータに疎い者であっても、デバイスドライバのインストールを正しく完了することができる。
また、請求項2記載の発明は、「周辺機器の接続を検出すると、検出された周辺機器に対応するデバイスドライバがインストールされている場合には、そのデバイスドライバを用いて周辺機器を制御し、検出された周辺機器に対応するデバイスドライバがインストールされていない場合には、汎用インストーラを起動してユーザから指定されたデバイスドライバをインストールするが、検出された周辺機器に対応するデバイスドライバがインストールされていない場合であっても、このデバイスドライバをインストールするための専用プログラムがインストールされている場合には、汎用インストーラの起動を規制するコンピュータであって、周辺機器として、ストレージ装置を制御するためのデバイスドライバがインストールされたコンピュータ」に接続される周辺機器と、「周辺機器に対応するデバイスドライバを記憶すると共に、周辺機器に対応するデバイスドライバをインストールするための専用プログラムを記憶した」周辺機器とは別体の記憶媒体であって、ユーザの操作を受けてコンピュータから読取可能な状態にされる記憶媒体と、を備えるインストールシステムであって、上記周辺機器及び専用プログラムが次のように構成されたものである。
このインストールシステムにおける周辺機器は、ストレージ装置としての機能とストレージ装置以外の装置としての機能とを含む複数の機能を有し、各機能に対応するデバイスドライバを介してコンピュータから入力される制御信号に従って、各機能に対応する処理を実行する周辺機器であって、第一制御手段と、第二制御手段と、を備える。
第一制御手段は、当該周辺機器がコンピュータに接続されると、複数の機能の内、上記ストレージ装置としての機能についての情報を選択的に記述した機器情報を、コンピュータに入力することにより、当該周辺機器の接続を、上記ストレージ装置としての機能のみを有する機器の接続として、コンピュータに検出させる。また、第二制御手段は、第一制御手段の動作後、コンピュータから、上記複数の機能の通知指示が入力されると、上記ストレージ装置以外の装置としての機能を含む上記複数の機能の情報を記述した機器情報を、コンピュータに入力することにより、当該周辺機器の接続を、上記ストレージ装置以外の装置としての機能を含む複数の機能を有する周辺機器の接続として、コンピュータに検出させる。
尚、USBインタフェース等では、周辺機器を未検出の状態にしないと、再度の機器情報の入力をコンピュータが受け付けないため、このような構成にされたインタフェースに対応させて、本発明の周辺機器を構成する場合には、上記の第二制御手段を、通知指示が入力されると、当該周辺機器を未検出状態にし、その後、上記ストレージ装置以外の装置としての機能を含む複数の機能の情報を記述した機器情報を、コンピュータに入力することにより、当該周辺機器の接続を、上記ストレージ装置以外の装置としての機能を含む複数の機能を有する周辺機器の接続として、コンピュータに検出させる構成にすることができる。
この他、上記専用プログラムは、上記周辺機器に対応するデバイスドライバをインストールするための処理として、周辺機器の接続として、上記ストレージ装置としての機能のみを有する周辺機器の接続が検出されると、この周辺機器をストレージ装置として制御し、複数の機能の通知指示を周辺機器に入力する第一手順と、通知指示に対する周辺機器の応答動作によって、周辺機器の接続が上記ストレージ装置以外の装置としての機能を含む複数の機能を有する周辺機器の接続として検出されると、汎用インストーラに代わって、記憶媒体に記憶された上記周辺機器をストレージ装置以外の装置として制御するためのデバイスドライバをインストールする第二手順と、をコンピュータに実行させるためのプログラムとして構成されている。
このインストールシステムによれば、専用プログラムに従う各手順がコンピュータにて実行されることで、複数の機能を有する周辺機器の各機能に対応したデバイスドライバがコンピュータにインストールされる。
よって、このインストールシステムを用いれば、請求項1記載の発明と同様、専用プログラムをコンピュータに組み込む前に、利用者が、周辺機器をコンピュータに接続した場合にでも、汎用インストーラに基づき、利用者がインストール作業を実行するのを防止することができる。
尚、このインストールシステムにおいて、上記周辺機器は、内蔵する記憶装置に、コンピュータからの入力データを記憶させるストレージ機能を、上記ストレージ装置の機能として備える構成にすることができる(請求項3)
た、第二制御手段は、当該周辺機器が有する記憶装置に、通知指示を表すデータが書込まれると、上記複数の機能の情報を記述した機器情報を、コンピュータに入力する構成にすることができる(請求項4)。この発明によれば、コンピュータから簡単に、通知指示を周辺機器に入力することができる。
その他、この発明によれば、ストレージ機能を用いて通知指示の入力を実現することができるので、ストレージ機能を有する様々な周辺機器に、本発明のインストール方法を適用することができる。
また、請求項3,4記載の発明は、複数の機能として、ストレージ機能と共に、上記ストレージ装置以外の装置としての機能であるプリンタ機能、スキャナ機能、及び、モデム機能の少なくとも一つを備える周辺機器に適用されるとよい。特に、周辺機器が、ストレージ機能と共に、プリンタ機能、スキャナ機能、及び、モデム機能のうち、二以上を含む構成にされた多機能装置である場合には、インストールするデバイスドライバの数が多く、汎用インストーラ(ウィザード)を用いたインストールでは、そのインストールを正常に完了することができない可能性が高くなるので、本発明は、非常に有効である。
尚、請求項4記載の周辺機器を用いる場合、上述した専用プログラムは、上記通知指示を周辺機器に入力する処理として、周辺機器が内蔵する記憶装置に通知指示を表すデータを書き込む処理をコンピュータに実行させるためのプログラムとして構成することができる。その他、専用プログラム及びデバイスドライバは、専用プログラムと、周辺機器を制御するためのデバイスドライバと、を記録したCD−ROM等のリムーバブルメディアによって、利用者に提供されるとよい。
以下に本発明の実施例について、図面と共に説明する。図1は、本発明が適用されたパーソナルコンピュータ(以下、「PC」とする。)10と、周辺機器としての多機能装置(MFD)30と、からなる情報処理システム1の構成を表すブロック図である。
本実施例のPC10は、各種演算処理を行うCPU11と、プログラム等を記憶するROM12と、一時記憶領域として利用されるRAM13と、周辺機器を接続可能なインタフェース(ハードウェアインタフェース)14と、表示装置16(ディスプレイ等)と、入力装置17(キーボードやマウス等)と、ハードディスク装置(HDD)18と、リムーバブルメディア(CD−ROM20)に記録されたデータを読取可能なメディアドライブ19と、を備える。
ハードディスク装置18には、PC10を運営するためのオペレーティングシステム(OS)であって、プラグアンドプレイ機能を有するOS21(図2参照)が記憶されており、PC10は、電源投入後、OS21を実行し、このOS21に従って動作する。また、インタフェース14は、周辺機器を接続可能なインタフェースとして、USB(Universal SerialBus)インタフェースや、IEEE1394インタフェース等から構成される。
一方、インタフェース14に接続される多機能装置30は、制御回路31と、スキャナ装置33と、プリンタ装置35と、モデム装置37と、ストレージ装置39と、を備える。制御回路31は、各種演算処理を行うCPU41と、プログラム等を記憶するROM42と、一時記憶領域として利用されるRAM43と、インタフェース14と同規格のインタフェース(ハードウェアインタフェース)45と、を備え、インタフェース45は、通信ケーブルLNを介して、PC10のインタフェース14と通信可能に接続される。
この制御回路31は、PC10から、インタフェース45を介して受信した制御信号に従い、スキャナ装置33、プリンタ装置35、モデム装置37、及び、ストレージ装置39を動作させる。スキャナ装置33は、PC10からの制御信号に従って、多機能装置30のプラテンガラス(図示せず)に載置された原稿を画像データとして読み取り、これを、例えば、インタフェース45を介してPC10に送信する。また、プリンタ装置35は、PC10からの制御信号に従って、PC10からインタフェース45を介して入力された印刷データ(PDLデータ)に基づく画像を、記録紙に形成する。
その他、モデム装置37は、公衆電話回線網に接続された外部のファクシミリ装置と、ファクシミリ通信するための装置であり、外部のファクシミリ装置に対する送信データや、外部のファクシミリ装置から受信した受信データを、インタフェース45を介してPC10と送受信する。
また、ストレージ装置39は、フラッシュメモリ等からなる記憶装置として構成され、書込指令と共にPC10からインタフェース45を介して送信されてきたデータを記憶する。また、多機能装置30は、インタフェース45を介してPC10から入力される制御信号(読出指令)に従って、ストレージ装置39が記憶するデータを読出し、これを、インタフェース45を介してPC10に送信する。
尚、多機能装置30は、スキャナ装置33、プリンタ装置35、モデム装置37、及び、ストレージ装置39に対する制御信号を、物理的には単一のインタフェース45を介してPC10から受信するが、各装置(スキャナ装置33、プリンタ装置35、モデム装置37及びストレージ装置39)毎に、論理インタフェースを有し、PC10と各装置との間の送受信を、個別の論理インタフェースを用いて実現する。
ところで、本実施例のPC10は、インタフェース14に周辺機器(多機能装置30)が接続されると、その接続を検出し、検出された周辺機器に対応するデバイスドライバを、レジストリ22(図2参照)の登録情報に基づき、ハードディスク装置18から読出し、この周辺機器をデバイスドライバを介して制御可能に、自装置を構成する。また、検出された周辺機器に対応するデバイスドライバがレジストリ22に登録されていない場合には、その周辺機器に対応するデバイスドライバを外部から取得してインストールする。
図2は、PC10のCPU11が実行する処理により、PC10にて実現される各機能を表す機能ブロック図である。
PC10は、インタフェース14に周辺機器(多機能装置30)が接続されると、その接続を検出する接続検出部23としての機能を有し、接続検出部23にて接続が検出されると、プラグアンドプレイ処理部24を作動させる。接続検出部23及びプラグアンドプレイ処理部24は、例えば、USB規格に適合するように構成される。
USB規格の場合、接続検出部23は、インタフェース14(具体的には信号線)の通電を検知する構成にされており、インタフェース14に周辺機器が接続されることにより通電が開始されて信号線の電圧がゼロから所定値に変化すると、周辺機器の接続を検出する。プラグアンドプレイ処理部24は、接続検出部23が周辺機器の接続を検出すると、接続された周辺機器を識別するための機器情報(所謂ディスクリプタ)の要求信号を、インタフェース14を介して周辺機器に入力する。
USB規格の周辺機器(多機能装置30)は、機器情報の要求信号を受信すると、機器のIDや、インタフェース(論理インタフェース)の数、インタフェース(論理インタフェース)のクラスを示すインタフェースクラスコード等が記述された機器情報を、応答信号として、要求元装置(PC10)に送信する。尚、インタフェースクラスコードとしては、マスストレージ(ストレージ装置)用のクラスコード等、標準的なインタフェースについて予め定められたコードや、ベンダにより特徴付けられたインタフェースであることを示すコード等が送信される。
PC10のプラグアンドプレイ処理部24は、この機器情報を、インタフェース14を介して周辺機器(多機能装置30)から受信すると、機器情報が示すインタフェース(論理インタフェース)毎に、それに対応する装置(多機能装置30の場合には、スキャナ装置33、プリンタ装置35、モデム装置37及びストレージ装置39のいずれか)を検出し、検出された装置に対応するデバイスドライバがレジストリ22に登録されているか否かを判断する。そして、レジストリ22に登録されていると判断すると、レジストリ22に登録されているデバイスドライバを用いて、周辺機器が内蔵する該当装置を制御可能に、PC10を構成する。
例えば、マスストレージに対応するデバイスドライバは、汎用のデバイスドライバとして、Windows(登録商標)等のOS21に初期から組み込まれているため、プラグアンドプレイ処理部24は、インタフェースクラスコードとして、マスストレージ用のクラスコードが通知された場合、デバイスドライバは既にレジストリ22に登録されていると判断して、マスストレージに対応する既存のデバイスドライバを用い、周辺機器が内蔵する該当装置(ストレージ装置)を制御可能に、PC10を構成する。
一方、インタフェースクラスコードが、ベンダにより特徴付けられたインタフェースであることを示すコードである場合には、周辺機器の制御に、専用のデバイスドライバが必要になるが、対応するデバイスドライバがレジストリ22に登録されていない場合、プラグアンドプレイ処理部24は、上記接続された周辺機器(デバイスドライバがレジストリ22に登録されていない周辺機器)を、不明な周辺機器として検出し、インストール処理部25を作動させる。
インストール処理部25は、デバイスドライバをOS21にインストールするためのものであり、デバイスドライバの取得先情報(パス情報)を外部から取得し、この取得先情報に基づいて、デバイスドライバを取得して、OS21内にインストールする。
具体的には、外部から取得したデバイスドライバを、OS21が管理するファイルシステムの特定場所(デバイスドライバの保存場所として定められたフォルダ)に保存すると共に、レジストリ22へ登録されるべき情報が記述されたデータファイル(所謂INFファイル)に基づき、レジストリ22に、デバイスドライバと周辺機器との対応関係を示す情報を登録し、インストールを完了する。
このインストール処理部25には、対話式で、利用者からデバイスドライバの取得先情報を取得するためのウィザード25aが組み込まれており、起動時にウィザード25aを動作させて、利用者から、デバイスドライバの取得先情報を取得する。但し、インストール処理部25は、専用インストーラがPC10にインストールされている場合、その専用インストーラによって作動が規制される。
尚、専用インストーラは、通常、周辺機器と共にベンダにより提供される。専用インストーラは、周辺機器専用のインストーラであって、周辺機器専用のデバイスドライバを、OS21にインストールするためのプログラムである。一般的に、専用インストーラは、PC10が読取可能なリムーバブルメディアに記録されて利用者に提供される。
本実施例のPC10は、多機能装置30についての専用インストーラ27及びデバイスドライバが記録されたリムーバブルメディアとしてのCD−ROM20がメディアドライブ19に装着されると、CPU11によりメディアドライブ19を制御して、専用インストーラ27をCD−ROM20から読み出し、CPU11に専用インストーラ27を実行させる。
図3は、専用インストーラ27により実現される専用ドライバインストール処理を表すフローチャートである。CPU11は、専用インストーラ27を実行すると、CD−ROM20に記録された多機能装置30専用のデバイスドライバを、CD−ROM20から読み出し、ハードディスク装置18の一時格納領域に書き込むなどして、インストールの準備を行う(S110)。
尚、本実施例においては、多機能装置30専用のデバイスドライバとして、CD−ROM20に、スキャナ装置33専用のデバイスドライバと、プリンタ装置35専用のデバイスドライバと、モデム装置37専用のデバイスドライバと、が格納されている。ストレージ装置39は、スキャナ装置33及びプリンタ装置35及びモデム装置37とは異なり、OS21が標準で装備する汎用のデバイスドライバによりPC10から制御可能であるので、CD−ROM20には、ストレージ装置39用のデバイスドライバは記録されていない。
S110での処理を終えると、CPU11は、CD−ROM20に記録されている能力変更用プログラムを読み出して、これをインストールする(S120)。この際、能力変更用プログラムは、OS21の動作中には継続して動作する常駐プログラムとして、PC10にインストールされる。この後、CPU11は、能力変更用プログラムを、並列実行する(S130)。
S130での処理を終えると、CPU11は、多機能装置30の接続を利用者に促すためのメッセージを、表示装置16に表示し(S135)、その後、接続検出部23及びプラグアンドプレイ処理部24の動作により、多機能装置30について、不明な周辺機器の接続が検出されたか否かを判断する(S140)。そして、不明な周辺機器の接続が検出されていないと判断すると(S140でNo)、インストール作業の中断指令が入力装置17から入力されたか否かを判断し(S150)、中断指令が入力されていないと判断すると(S150でNo)、S140に移行する。
即ち、CPU11は、多機能装置30について、不明な周辺機器(スキャナ装置33、プリンタ装置35、モデム装置37)の接続が検出されるか、中断指令が入力されるまで待機し、中断指令が入力されると(S150でYes)、S155にて、当該専用ドライバインストール処理の中断処理を実行し、その後、専用ドライバインストール処理を終了する。
一方、多機能装置30について、不明な周辺機器の接続が検出されると(S140でYes)、CPU11は、S110でハードディスク装置18の一時格納領域に書き込んだデバイスドライバ(スキャナ装置33専用のデバイスドライバ、プリンタ装置35専用のデバイスドライバ、モデム装置37専用のデバイスドライバ)を、OS21にインストールする(S160)。
インストールの際には、デバイスドライバと共にS110にて一時格納領域に書き込まれたレジストリ22へ登録されるべき内容を示すデータファイル(INFファイル)に基づいて、レジストリ22に、各デバイスドライバ(スキャナ装置33専用のデバイスドライバ、プリンタ装置35専用のデバイスドライバ、モデム装置37専用のデバイスドライバ)と、多機能装置30(具体的には、機器情報で通知された各インタフェース)との対応関係を登録する。
また、ハードディスク装置18の一時格納領域に書き込んだ各デバイスドライバ(スキャナ装置33専用のデバイスドライバ、プリンタ装置35専用のデバイスドライバ、モデム装置37専用のデバイスドライバ)を、OS21が管理するファイルシステムの特定場所に書き込んで、各デバイスドライバのインストールを完了させる。その後、当該専用ドライバインストール処理(専用インストーラ27)を終了する。
この後、PC10は、利用者の操作により入力装置17から入力される指令等に従い、スキャナ装置33専用のデバイスドライバを用いてスキャナ装置33を制御し、プリンタ装置35専用のデバイスドライバを用いてプリンタ装置35を制御し、モデム装置37専用のデバイスドライバを用いてモデム装置37を制御し、マスストレージに関する汎用デバイスドライバを用いて、ストレージ装置39を制御する。
続いて、CPU11が、能力変更用プログラムを実行することにより、実現される能力変更処理について説明する。図4は、CPU11が、能力変更用プログラムにて、繰り返し実行する能力変更処理を表すフローチャートである。
CPU11は、能力変更用プログラムを実行すると、多機能装置30内蔵のストレージ装置39が検出されるまで待機し(S210)、ストレージ装置39がプラグアンドプレイ処理部24にて検出されると(S210でYes)、汎用デバイスドライバを用いてストレージ装置39にアクセスし、ストレージ装置39に、能力変更を指示するための指示データが書き込まれているか否かを判断する(S220)。そして、指示データが書き込まれていると判断すると(S220でYes)、当該能力変更処理を終了する。
一方、指示データが書き込まれていないと判断すると、CPU11は、汎用デバイスドライバを用いてストレージ装置39を制御し、ストレージ装置39に、指示データを書き込む(S230)。その後、当該能力変更処理を終了する。尚、能力変更用プログラムは、多機能装置30が図5に示すように動作することから、デバイスドライバのインストールが終了した後も、OS21が起動される度に、常駐プログラムとして動作する。
続いて、多機能装置30の制御回路31が実行する能力通知処理について説明する。図5は、制御回路31が実行する能力通知処理を表すフローチャートである。能力通知処理は、多機能装置30がインタフェース14に接続されて起動すると、制御回路31(具体的にはCPU41)により実行される。
制御回路31は、能力通知処理を実行すると、ストレージ装置39にアクセスして、ストレージ装置39内に、上記した指示データが書き込まれているか否かを判断し(S310)、指示データが書き込まれていないと判断すると(S310でNo)、S330に移行し、指示データが書き込まれていると判断すると(S310でYes)、ストレージ装置39に記憶されている指示データを削除(S320)した後に、S330に移行する。
S330に移行すると、制御回路31は、機器情報(ディスクリプタ)の要求信号をインタフェース45を介してPC10から受信するまで待機し、機器情報の要求信号をPC10から受信すると(S330でYes)、要求信号に対する応答信号として、インタフェース(論理インタフェース)の数を記述した構成ディスクリプタや、インタフェースクラスコードを記述したインタフェースディスクリプタ等の機器情報を、インタフェース45を介しPC10に送信する(S340)。
但し、S340の処理では、インタフェースの数を「1」とし、インタフェースクラスコードを「マスストレージ」を表すコードとして、上記機器情報を、PC10に送信する。従って、この応答信号(機器情報)を受信するプラグアンドプレイ処理部24は、多機能装置30を、ストレージ装置39のみを有する周辺機器として検出する。換言すると、この時点では、PC10において、不明な周辺機器の接続は、検出されない。
S340での処理を終えると、制御回路31は、PC10で実行される能力変更用プログラムにより、能力変更を指示する上記の指示データがストレージ装置39に書き込まれるまで待機し(S350)、指示データがストレージ装置39に書き込まれると(S350でYes)、インタフェース45の信号線を、非通電の状態にすることにより、インタフェース14とインタフェース45とを電気的に非接続の状態にし、所定時間(1秒程)待機する(S360)。
その後、制御回路31は、インタフェース45の信号線を通電可能な状態にすることにより、インタフェース14とインタフェース45との電気的接続を復帰させる(S370)。このようにして、インタフェース14とインタフェース45との電気的接続を一旦解除し(S360)、その後に復帰させると(S370)、PC10側では、接続検出部23が、再び周辺機器(多機能装置30)の接続を検出して、プラグアンドプレイ処理部24が動作し、インタフェース14を通じて、PC10から多機能装置30に、再び、機器情報(ディスクリプタ)の要求信号が送信されてくる。
制御回路31は、この要求信号を、インタフェース45を介してPC10から受信するまで待機し(S380)、機器情報の要求信号を受信すると(S380でYes)、当該多機能装置30がスキャナ装置33、プリンタ装置35、モデム装置37及びストレージ装置39を備えた周辺機器であることを示す機器情報を生成し、これを応答信号として、インタフェース45を介しPC10に送信する(S390)。
即ち、制御回路31は、インタフェースの数を「4」とした構成ディスクリプタ、具体的には、スキャナ装置33のインタフェースクラスコードを記述したインタフェースディスクリプタ、プリンタ装置35のインタフェースクラスコードを記述したインタフェースディスクリプタ、モデム装置37のインタフェースクラスコードを記述したインタフェースディスクリプタ、ストレージ装置39のインタフェースクラスコードを記述したインタフェースディスクリプタを、機器情報として生成し、これをPC10に送信する(S390)。その後、当該能力通知処理を終了する。
S390で多機能装置30から機器情報を受信すると、プラグアンドプレイ処理部24は、多機能装置30の接続を、スキャナ装置33、プリンタ装置35、モデム装置37及びストレージ装置39としての機能を有する周辺機器の接続として検出する。そして、スキャナ装置33、プリンタ装置35、モデム装置37についてのデバイスドライバのインストールが終了していない場合には、不明な周辺機器が、プラグアンドプレイ処理部24にて検出され、これにより、専用デバイスドライバインストール処理を実行するCPU11が、S160に移行し、スキャナ装置33専用のデバイスドライバ、プリンタ装置35専用のデバイスドライバ、及び、モデム装置37専用のデバイスドライバを、OS21にインストールする。
以上に、PC10及び多機能装置30の構成及び動作について説明したが、PC10及び多機能装置30の本発明に係る特徴的動作を時系列でまとめると、図6に示すようになる。図6は、本発明に係るPC10及び多機能装置30の特徴的動作を示した図である。
本実施例の情報処理システム1では、多機能装置30がPC10に接続されると、PC10側で、周辺機器(多機能装置30)の接続が検出され、機器情報の要求信号が、PC10から多機能装置30へと送信される。
この要求信号を受信すると、多機能装置30は、自身が備える複数の機能(スキャナ装置33、プリンタ装置35、モデム装置37及びストレージ装置39としての機能)のうち、ストレージ装置39についての情報を選択的に記述した機器情報を、PC10に送信する(S340)。即ち、インタフェースの数を「1」とした構成ディスクリプタ、及び、インタフェースクラスコードを「マスストレージ」としたストレージ装置39についてのインタフェースディスクリプタを、機器情報として、PC10に送信する。これにより、PC10では、多機能装置30の接続が、ストレージ装置39としての機能のみを有する周辺機器の接続として、検出(認識)される。
尚、PC10に、多機能装置30の接続を、ストレージ装置39としての機能のみを有する周辺機器の接続として、検出させる手順は、PC10に、スキャナ装置33、プリンタ装置35、モデム装置37についての専用デバイスドライバがインストールされているか否かに拘らず実行される。
ここでは、スキャナ装置33、プリンタ装置35、モデム装置37についての専用デバイスドライバがインストールされておらず、これらのデバイスドライバをインストールするための専用インストーラ27を記録したCD−ROM20が、一度も、PC10に装着されていないものとする。
本実施例の場合には、専用インストーラ27がPC10にて実行されない限り、PC10では、ストレージ装置39のみが検出され、他の装置、即ち、スキャナ装置33、プリンタ装置35、モデム装置37が検出されることはない。このため、PC10を、スキャナ装置33、プリンタ装置35、モデム装置37を制御可能に構成するためには、専用インストーラ27が格納されたCD−ROM20を、メディアドライブ19に装着して、CPU11に、CD−ROM20内の専用インストーラ27を読み出させ、専用インストーラ27を実行させる。
専用インストーラ27がCPU11により実行されると、能力変更用プログラムが実行されて、ストレージ装置39を制御可能な汎用デバイスドライバを介し、指示データの書込指令が、PC10から多機能装置30に入力され、これにより、上記の指示データが、ストレージ装置39に書き込まれる(S230)。
指示データがストレージ装置39に書き込まれると、多機能装置30は、インタフェース14とインタフェース45との電気的接続を、一旦解除し、その後、復帰させる。これにより、PC10側では、再度、周辺機器(多機能装置30)の接続が検出され、機器情報の要求信号が、PC10から多機能装置30へと送信される。
この要求信号(2回目の要求信号)を受信すると、多機能装置30は、自身が備える複数の機能(スキャナ装置33、プリンタ装置35、モデム装置37及びストレージ装置39としての機能)についての情報を記述した機器情報を、PC10に送信する(S390)。即ち、インタフェースの数を「4」とした構成ディスクリプタ、及び、スキャナ装置33、プリンタ装置35、モデム装置37及びストレージ装置39についてのインタフェースディスクリプタを、機器情報として、PC10に送信することにより、PC10に多機能装置30の接続を、スキャナ装置33、プリンタ装置35、モデム装置37及びストレージ装置39としての機能を有する周辺機器の接続として、検出(認識)させる。
PC10は、スキャナ装置33、プリンタ装置35、モデム装置37及びストレージ装置39を検出(認識)した際、既に、スキャナ装置33、プリンタ装置35及びモデム装置37についてのデバイスドライバがインストールされている場合には、スキャナ装置33、プリンタ装置35、モデム装置37及びストレージ装置39を、各装置に対応するデバイスドライバを用いて制御可能に、自身を構成する。
一方、デバイスドライバがインストールされていない場合には、CPU11に、専用インストーラ27のS160の処理を実行させることにより、スキャナ装置33、プリンタ装置35及びモデム装置37についての専用デバイスドライバのインストールを実行する。これにより、PC10は、スキャナ装置33、プリンタ装置35、モデム装置37及びストレージ装置39を、各装置に対応するデバイスドライバを用いて制御可能に構成される。
Windows(登録商標)等のOSにて動作するコンピュータは、周辺機器が接続された際に、デバイスドライバのインストールが必要であると、ウィザード25aを起動するが、この場合には、ウィザード25aに基づいて、利用者が、デバイスドライバのインストール作業を行うことにより、デバイスドライバのインストールが正しく実行されない可能性がある。
これに対し、本実施例では、接続された周辺機器(多機能装置30)のデバイスドライバのインストール専用プログラム(専用インストーラ27)が、PC10に組み込まれる(実行される)まで、周辺機器(多機能装置30)を、専用デバイスドライバを必要とせず、PC10に組み込まれたOS21が備える汎用デバイスドライバを用いて制御可能な特定機能(ストレージ装置39)のみを有する機器としてPC10に検出させるため、周辺機器(多機能装置30)の接続によりウィザード25aが起動することはない。
従って、本実施例によれば、専用インストーラ27を、PC10に組み込む前に、利用者が、周辺機器(多機能装置30)をPC10に接続した場合にでも、ウィザード25aに基づき、利用者がインストール作業を実行するのを防止することができる。
また、本実施例によれば、多機能装置30が不明な機器として検出される際には、専用インストーラ27がPC10に組み込まれているため、専用インストーラ27を用いて、確実に、デバイスドライバのインストールを、CPU11に実行させることができる。
即ち、本実施例によれば、周辺機器(多機能装置30)の接続と、専用インストーラ27の組み込みとの順序を問わず、専用インストーラ27にて、デバイスドライバを正しくインストールすることができ、利用者が、コンピュータに疎い者であっても、デバイスドライバのインストールを正しく完了することができる。
特に、本実施例の多機能装置30は、ストレージ機能と共に、プリンタ機能、スキャナ機能、及び、モデム機能を有し、計4つの機能を有するので、インストールするデバイスドライバの数が多く、ウィザード25aを用いたインストールでは、そのインストールを正常に完了することができない可能性が高いので、上記の手法は、非常に有効である。
その他、本実施例によれば、ストレージ装置39に指示データを書き込むことにより、能力変更の指示、即ち、複数機能の通知指示を、PC10から多機能装置30に入力しているので、通知指示に係る装置の構成を簡単にすることができ、大変便利である。
尚、本発明の周辺機器が備える第一制御手段は、制御回路31が実行するS330〜S340の処理にて実現されており、第二制御手段は、S350〜S390の処理にて実現されている。
また、本発明のデバイスドライバのインストール方法及びインストールシステムは、上記実施例に限定されるものではなく、種々の態様を採ることができる。
上記実施例では、インタフェース14及びインタフェース45が、USBインタフェースである例を挙げて、情報処理システム1の構成を説明したが、例えば、IEEE1394インタフェースを用いた情報処理システムに、本発明を適用してもよい。
本実施例の情報処理システム1の構成を示したブロック図である。 PC10にて実現される各機能の構成を表す機能ブロック図である。 専用インストーラ27により実現される専用ドライバインストール処理を表すフローチャートである。 CPU11が能力変更用プログラムにて実行する能力変更処理を表すフローチャートである。 制御回路31が実行する能力通知処理を表すフローチャートである。 PC10及び多機能装置30の特徴的動作を示した説明図である。
1…情報処理システム、10…PC、11,41…CPU、12,42…ROM、13,43…RAM、14,45…インタフェース、16…表示装置、17…入力装置、18…ハードディスク装置、19…メディアドライブ、20…CD−ROM、21…OS、22…レジストリ、23…接続検出部、24…プラグアンドプレイ処理部、25…インストール処理部、25a…ウィザード、27…専用インストーラ、30…多機能装置、31…制御回路、33…スキャナ装置、35…プリンタ装置、37…モデム装置、39…ストレージ装置、LN…通信ケーブル

Claims (5)

  1. 周辺機器の接続を検出すると、前記検出された周辺機器に対応するデバイスドライバがインストールされている場合には、そのデバイスドライバを用いて、前記周辺機器を制御し、前記検出された周辺機器に対応するデバイスドライバがインストールされていない場合には、汎用インストーラを起動してユーザから指定されたデバイスドライバをインストールするが、前記検出された周辺機器に対応するデバイスドライバがインストールされていない場合であっても、このデバイスドライバをインストールするための専用プログラムがインストールされている場合には、前記汎用インストーラの起動を規制するコンピュータであって、前記周辺機器として、ストレージ装置を制御するためのデバイスドライバがインストールされたコンピュータと、
    ストレージ装置としての機能と、ストレージ装置以外の装置としての機能とを含む複数の機能を有し、各機能に対応するデバイスドライバを介して前記コンピュータから入力される制御信号に従って、前記各機能に対応する処理を実行する周辺機器と、
    を備える処理システムにおいて、前記周辺機器を前記ストレージ装置以外の装置として制御するためのデバイスドライバを、前記コンピュータにインストールするための方法であって、
    前記周辺機器を前記ストレージ装置以外の装置として制御するためのデバイスドライバをインストールするための専用プログラムを、前記周辺機器とは別体に構成された当該専用プログラムを記憶する記憶媒体から前記コンピュータに組み込む第一工程と、
    前記周辺機器が前記コンピュータに接続されると、前記複数の機能の内、前記ストレージ装置としての機能についての情報を選択的に記述した機器情報を、前記周辺機器から前記コンピュータに入力することにより、前記周辺機器の接続を、前記ストレージ装置としての機能のみを有する周辺機器の接続として、前記コンピュータに検出させる第二工程と、
    前記第一工程によって前記専用プログラムが前記コンピュータに組み込まれ、且つ、前記コンピュータが、前記周辺機器の接続を前記ストレージ装置としての機能のみを有する周辺機器の接続として検出した場合に、前記コンピュータが前記専用プログラムに従う処理によって、前記周辺機器を前記ストレージ装置として制御し、前記周辺機器に、前記複数の機能の通知指示を入力する第三工程と、
    前記第三工程によって前記通知指示が前記周辺機器に入力されると、前記ストレージ装置以外の装置としての機能を含む前記複数の機能の情報を記述した機器情報を、前記周辺機器から前記コンピュータに入力することにより、前記周辺機器の接続を、前記ストレージ装置以外の装置としての機能を含む前記複数の機能を有する周辺機器の接続として、前記コンピュータに検出させる第四工程と、
    前記第四工程によって、前記複数の機能を有する周辺機器の接続を検出すると、前記コンピュータが、前記専用プログラムに従う処理によって、前記汎用インストーラに代わり、前記周辺機器を前記ストレージ装置以外の装置として制御するためのデバイスドライバを、インストールする第五工程と、
    を含むことを特徴とするデバイスドライバのインストール方法。
  2. 周辺機器の接続を検出すると、前記検出された周辺機器に対応するデバイスドライバがインストールされている場合には、そのデバイスドライバを用いて前記周辺機器を制御し、前記検出された周辺機器に対応するデバイスドライバがインストールされていない場合には、汎用インストーラを起動してユーザから指定されたデバイスドライバをインストールするが、前記検出された周辺機器に対応するデバイスドライバがインストールされていない場合であっても、このデバイスドライバをインストールするための専用プログラムがインストールされている場合には、前記汎用インストーラの起動を規制するコンピュータであって、前記周辺機器として、ストレージ装置を制御するためのデバイスドライバがインストールされたコンピュータに接続される周辺機器と、
    前記周辺機器に対応するデバイスドライバを記憶すると共に、前記周辺機器に対応するデバイスドライバをインストールするための専用プログラムを記憶した、前記周辺機器とは別体の記憶媒体であって、ユーザの操作を受けて前記コンピュータから読取可能な状態にされる記憶媒体と、
    を備えるインストールシステムであって、
    前記周辺機器は、
    ストレージ装置としての機能と、ストレージ装置以外の装置としての機能とを含む複数の機能を有し、各機能に対応するデバイスドライバを介して前記コンピュータから入力される制御信号に従って、前記各機能に対応する処理を実行する周辺機器であって、
    前記コンピュータに接続されると、前記複数の機能の内、前記ストレージ装置としての機能についての情報を選択的に記述した機器情報を、前記コンピュータに入力することにより、当該周辺機器の接続を、前記ストレージ装置としての機能のみを有する周辺機器の接続として、前記コンピュータに検出させる第一制御手段と、
    前記第一制御手段の動作後、前記コンピュータから、前記複数の機能の通知指示が入力されると、前記ストレージ装置以外の装置としての機能を含む前記複数の機能の情報を記述した機器情報を、前記コンピュータに入力することにより、当該周辺機器の接続を、前記ストレージ装置以外の装置としての機能を含む前記複数の機能を有する周辺機器の接続として、前記コンピュータに検出させる第二制御手段と、
    を備え、
    前記専用プログラムは、前記周辺機器に対応するデバイスドライバをインストールするための処理として、前記周辺機器の接続として、前記ストレージ装置としての機能のみを有する周辺機器の接続が検出されると、前記周辺機器を前記ストレージ装置として制御し、前記複数の機能の通知指示を前記周辺機器に入力する第一手順と、前記通知指示に対する前記周辺機器の応答動作によって、前記周辺機器の接続が前記ストレージ装置以外の装置としての機能を含む前記複数の機能を有する周辺機器の接続として検出されると、前記汎用インストーラに代わって、前記記憶媒体に記憶された前記周辺機器を前記ストレージ装置以外の装置として制御するためのデバイスドライバをインストールする第二手順と、をコンピュータに実行させるためのプログラムとして構成され、
    前記専用プログラムに従う前記各手順が前記コンピュータにて実行されることで、前記複数の機能を有する周辺機器の各機能に対応したデバイスドライバが前記コンピュータにインストールされること
    を特徴とするインストールシステム。
  3. 前記周辺機器は、この周辺機器が内蔵する記憶装置に、前記コンピュータからの入力データを記憶させるストレージ機能を、前記ストレージ装置の機能として備えることを特徴とする請求項2記載のインストールシステム。
  4. 前記第二制御手段は、前記記憶装置に、前記通知指示を表すデータが書き込まれると、前記複数の機能の情報を記述した機器情報を、前記コンピュータに入力することを特徴とする請求項3記載のインストールシステム。
  5. 前記周辺機器は、前記複数の機能として、前記ストレージ機能と共に、前記ストレージ装置以外の装置としての機能であるプリンタ機能、スキャナ機能、及び、モデム機能の少なくとも一つを備えることを特徴とする請求項3又は請求項4記載のインストールシステム。
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