JP2006178704A - 複数の機能を有する装置、及び当該装置と接続可能な上位装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ホストコンピュータに装置を接続しても複雑な手順を踏むことなく「不明なデバイス」として認識されないようにして、その装置を使用できるようにすること。
【解決手段】上位装置と接続された、複数の機能を有する装置において、前記複数の機能のうち前記上位装置において専用ドライバによって動作する機能については隠された機能を有効にするための情報を前記上位装置から受信したときに前記上位装置に見せるようにする制御手段、を備えることを特徴としている。
【選択図】図4

Description

本発明は、複数の機能を有する装置、及び当該装置と接続された上位装置に関する。詳しくは、隠された機能を有効にするための情報を受信するまでは上位装置に対して所定の機能を通知しないようにした装置、及び専用ドライバがあればその情報を出力するようにした上位装置に関する。
従来から、プリンタや複写機などの装置はパーソナルコンピュータなどのホストコンピュータと接続して利用される。この接続に際し、近年USB(Universal Serial Bus)と呼ばれるインターフェースが普及している。USBインターフェースは、一つのホストコンピュータに複数の装置(デバイス)を接続できるという利点を有する。
一方、ホストコンピュータにかかる装置を接続して利用するにはプリンタドライバなどの専用ドライバをインストールする必要があるが、USBインターフェースは装置をホストに接続すると自動的に専用ドライバのインストールが行われる、いわゆるプラグアンドプレイの機能を備えている。従って、USBはホストコンピュータの電源をオフにする等の煩雑な操作をユーザに強いることなく専用ドライバをインストールすることができるため、ユーザの利便性の向上を図ることができる。
しかし、専用ドライバをインストールする前にホストコンピュータに接続するとホストは接続された装置を「不明なデバイス」として誤って認識する場合がある。通常、USBではホストと装置とを接続した際に、ホストは装置の有する機能(プリンタの機能やファクシミリの機能等)に関する情報を受信する。そして、専用ドライバが存在しない状態で装置を接続すると、その機能に関する情報を受信したにも拘わらず、その機能を動作させるための専用ドライバがホストに存在しないため、ホストは装置を「不明なデバイス」として認識する。一旦「不明なデバイス」として認識されると、ホストはレジストリと呼ばれるOSの設定データに当該装置を「不明なデバイス」として登録し、以後ユーザは当該機器の機能を使用できなくなる。
そこで、従来は、「不明なデバイス」として登録されたデバイスに対してそのレジストリを自動的に削除するようにしたものがある(例えば、以下の特許文献1)。
特開2001−312453号公報
しかしながら、上述した特許文献1では「不明なデバイス」となっているレジストリを削除するため、レジストリパスを作成する等手順が複雑である。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、ホストコンピュータに装置を接続しても複雑な手順を踏むことなく「不明なデバイス」として認識されないようにして、その装置を使用できるようにすることにある。
上記目的を達成するために本発明は、上位装置と接続可能な、複数の機能を有する装置において、前記複数の機能のうち前記上位装置において専用ドライバによって動作する機能については隠された機能を有効にするための情報を前記上位装置から受信したときに前記上位装置に見せるようにする制御手段、を備えることを特徴としている。これにより、例えば、隠された機能を有効にするための情報が受信されるまでその機能は上位装置に見せないことになるため、上位装置ではその機能を動作させるための専用ドライバがない状態でもその装置は「不明なデバイス」とはならないことになる。
また、上記目的を達成するために本発明は、複数の機能を有する装置と接続可能な上位装置において、前記複数の機能のうち専用ドライバによって動作する機能が隠され、かつ当該機能を動作させる前記専用ドライバが存在するとき、前記隠された機能を有効するにするための情報を前記装置に出力する制御手段、を備えることを特徴としている。これにより、例えば、隠された機能を動作させるための専用ドライバがあれば隠された機能を有効にするための情報を出力するため、その後その機能が表明されても専用ドライバの存在により接続された装置は「不明なデバイス」とはならない。
更に、上記目的を達成するために本発明は、複数の機能を有する装置と接続可能な上位装置において、前記装置の内部記憶手段を前記装置のストレージ機能として示されたとき前記内部記憶手段に記憶されたプログラムを自動実行し、専用ドライバがあれば当該専用ドライバによって動作する、隠された前記機能を有効にするための情報を前記装置に出力する制御手段、を備えることを特徴としている。これにより、例えば、装置側の内部記憶手段に記憶されたプログラムによりアプリケーションが自動実行され、このアプリケーションにより隠された機能を有効にするための情報が装置に出力されるため、煩雑な手順を踏むことなく装置の機能を使用することができる。
更に、上記目的を達成するために本発明は、複数の機能を有する装置と接続可能な上位装置におけるプログラムであって、前記複数の機能のうち専用ドライバによって動作する機能が隠され、かつ当該機能を動作させる前記専用ドライバが存在するとき、前記隠された機能を有効するにするための情報を前記装置に出力する処理、をコンピュータに実行させるプログラムであることを特徴としている。これにより、例えば、隠された機能を動作させるための専用ドライバがあれば隠された機能を有効にするための情報を出力するため、その後その機能が表明されても専用ドライバの存在により接続された装置は「不明なデバイス」とはならない。
更に、上記目的を達成するために本発明は、上位装置と接続可能な、複数の機能を有する下位装置において、未通知の機能を有効にする要求情報を、前記上位装置から受信したときに、当該未通知の機能を通知する制御手段、を備えることを特徴としている。
本発明を実施するための最良の形態について以下説明する。
図1は本発明が適用されるシステムの一例を示す。図1に示すように本システムは、全体として、上位装置としてのホストコンピュータ10と下位装置(デバイス)としてのプリンタ20とから構成される。
ホストコンピュータ10は、制御手段としてのCPU11、ROM12、RAM13、及びUSB−IF(インターフェース)14とから構成され、互いにバスを介して接続される。また、プリンタ20は、制御手段としてのCPU21、内部記憶手段としてのROM22、RAM23、USB−IF24、実装ストレージ部25、及び印刷エンジン26とから構成され、互いにバスを介して接続される。そして、ホストコンピュータ10とプリンタ20とはそれぞれのUSB−IF14、24によりケーブルを介して接続される。図1に示すハードウェア構成自体は既存のホストコンピュータ及びプリンタと同様の構成である。なお、実装ストレージ部25はカードスロットやMO(Magneto-Optical disk)やHDD(Hard Disk Drive)などから構成される。
このように構成されたシステムにおける動作について以下説明するが、まず、USBインターフェースにおける一般的な動作について簡単に説明する。
ホストコンピュータ10とプリンタ20とが接続されると、ホスト10は接続されたプリンタ20の情報を得るためにデバイスリクエストと呼ばれるコマンドをプリンタ20に出力する。プリンタ20はこのコマンドに応答するためにディスクリプタと呼ばれる情報を返す。USBでは種々のデバイスリクエストやディスクリプタが定義され、接続された装置の各種情報を得るようにしている。
ホストコンピュータ10から出力されるこれらコマンド等のデータは実際にはUSB−IF14、24を介してプリンタ20に出力されるが、図2に示すようにソフトウェア上エンドポイントと呼ばれる部分に対して出力される。このように、USBの通信はホスト10とエンドポイントとの間で行われる。このエンドポイントを装置に複数持たせるようにすることで種々の転送方法(ホスト10への出力のみ、入出力双方等)が可能になる。
また、これらのエンドポイントをまとめてインターフェースと呼ばれる機能別の単位にまとめることができる。例えば、図1のプリンタ20の例ではプリンタ機能を有するインターフェースと、実装ストレージ機能を有するインターフェースなどである。1つの装置内に複数のインターフェースを持たせることで、複数の機能を有するデバイスであるとホストコンピュータ10に認識させることができる。
図3は、装置の構成例を示す図である。図3(A)は、ストレージ機能のみ有する装置の例を示し、図3(B)はさらにプリンタ機能も有する装置の例である。装置ではこの構成に関する情報を保持し、ホスト10からのデバイスリクエスト(一般に標準デバイスリクエストと呼ばれる)によりディスクリプタとしてこの情報を出力する。これにより、ホスト10は装置の有する機能を認識することができる。なお、この標準デバイスリクエストは、装置のエンドポイントのうちエンドポイント#0に対して出力される。そのため、エンドポイント#0はUSBとして接続される装置の全てに標準装備される必要がある。
次に、図4等を参照して本システムの動作について説明する。このうち、図4乃至図5はホストコンピュータ10における動作である。
まず、プリンタ20とホストコンピュータ10とが接続されると(S10)、ホストコンピュータ10のCPU11はエンドポイント#0に対して標準デバイスディスクリプタを要求する(S11)。具体的には、標準デバイスリクエストの一つであるGet_DESCRIPTORリクエストと呼ばれるコマンドが出力される。このコマンドを受けたプリンタ20は、ディスクリプタの一つである標準デバイスディスクリプタをホスト10に出力する。標準デバイスディスクリプタには装置の属性や特性に関する情報、例えば装置固有のID(プロダクトID)などの情報が含まれる。例えば、これらの情報がプリンタ20のROM22などに格納されCPU21によって読み出されることでかかる標準デバイスディスクリプタが出力される。
次いで、この標準デバイスディスクリプタを受信すると(S12)、CPU11は接続された装置のデバイスタイプがコンポジットか否か判断する(S13)。即ち、CPU11はデバイスクラスとして「コンポジット」を宣言している装置か否かを判断する。例えば、接続された装置がプリンタやファクシミリ等の複数の機能を備える複合機で「コンポジット」と宣言した装置や、プリンタなど単一の機能を有する装置であっても「コンポジット」と宣言した装置などである。CPU11は、受信した標準デバイスディスクリプタの「サブクラスコード」から、コンポジットか否かを判断する。
デバイスタイプがコンポジットでないとき(S13でNO)、処理は標準動作に移行し(図5のS22)、本発明に係る処理は行われない。本発明に係る処理は、接続された装置のデバイスタイプが「コンポジット」と宣言された装置に対して行われるためである。
一方、デバイスタイプがコンポジットのとき(S13でYES)は、ホスト10はコンポジットドライバを起動する(S14)。ここでコンポジットドライバとは、装置の有するインターフェース(機能)と、その機能を動作させるための専用ドライバとを結びつけるためのドライバである。これにより、結び付けられた専用ドライバが動作することによってその機能が実現される。なお、結びつけは、例えば、ホスト10のRAM13などの所定アドレスに格納された機能に関する情報と専用ドライバとをポインタで接続する等により行われる。ここで、専用ドライバとは、ホストコンピュータ10のOS(Operating System)に標準装備された汎用ドライバとは異なり、ホスト10において個別にインストールしなければならないドライバである。
次いで、CPU11はディスクリプタが対象機種のものか否か判断する(S15)。即ち、接続された装置は専用ドライバによって動作する機能を隠すことができる機種か否かを判断する。例えば、対象機種のプロダクトIDがROM12などに格納され、受信した標準ディスクリプタに記述されたプロダクトIDとを比較することにより判断する。
対象機種の装置でないと(S15でNO)、本発明に係る処理を行うことができないため、処理は標準動作に移行する(S22)。
一方、対象機種であれば(S15でYES)、CPU11は全体構成情報をプリンタ20に要求する(S16)。具体的には、ホスト10からGet_CONFIGRATIONリクエストやINトークンパケットを出力し、プリンタ20からはこれらコマンドに対応する標準構成(コンフィグレーション)ディスクリプタや標準インターフェースディスクリプタを出力する。標準構成ディスクリプタによりプリンタ20の有するインターフェース(機能)の数を得、標準インターフェースディスクリプタによりそのインターフェースの種類を得る。これらのディスクリプタにより、ホスト10は図3に示すようなプリンタ20の全体構成を得ることができる(図5のS17)。
ここで、プリンタ20は、ホスト10において専用ドライバによって動作するインターフェース(機能)についてはそのインターフェースを隠してホスト10にディスクリプタを返す。例えば、図1のプリンタ20の構成に着目する。この例ではプリンタ20にはプリンタとしての機能とストレージとしての機能との2つの機能を有する。この場合に、プリンタとしての機能を見せて、つまり、プリンタインターフェースを含めて、標準構成ディスクリプタと標準インターフェースディスクリプタとをホスト10に出力すると、プリンタドライバがホスト10にインストールされていれば問題ないが、インストールされていなければ、ホスト10はプリンタ20を「不明なデバイス」として認識する(レジストリにプリンタ20を「不明なデバイス」として登録する)。ホスト10ではプリンタとしての機能は見えているにも拘わらず、その機能を動作させるための専用ドライバがインストールされていないからである。
そこで、プリンタ20のCPU21はプリンタインターフェースを隠して、ストレージのインターフェースのみ存在するものとしてディスクリプタを出力する。一方、ストレージとしての機能は通常ホストコンピュータ10の汎用ドライバとしてOS内に標準装備されており、ドライバのインストールを個別に行う必要がない。そのため、ストレージとしてのインターフェースが存在するものとしてディスクリプタを返しても、ストレージ自体は「不明なデバイス」としてホスト10は認識しない。本発明に係る装置は、個別にインストールしなければならない専用ドライバが必要な装置の機能は隠すように情報を出力し、汎用ドライバで動作する機能は見せるようにして情報をホスト10に出力する。この例の場合に、ホスト10は接続されたプリンタ20を図3(A)に示すように認識する。従って、ホスト10では図6(A)に示すようにレジストリが生成される。なお、このレジストリはCPU11によって生成され、例えば、RAM13に格納される。
図5の処理に戻り、全体構成情報を受信すると、上述したコンポジットドライバによってプリンタインターフェースがあるか否かが判断される(S19)。つまり、受信したディスクリプタからプリンタインターフェースが実際に隠されているか否かを判断する。プリンタ機能を隠すことができる機種であり(S15でYES)、しかもプリンタインターフェースがディスクリプタに含まれていなければ(S19でNO)、プリンタインターフェースが隠されていると判断することできるからである。なお、コンポジットドライバによってこの判断が行われるのは、プリンタの機能とプリンタドライバとを結び付けるための判断として必要だからである。
プリンタインターフェースがないと(S19でNO)、次いでコンポジットドライバによってプリンタドライバがインストールされているか否かが判断される(S20)。そして、プリンタドライバがあれば(YES)、コンポジットドライバによってプリンタ20に対して許可コマンドが発行される(S21)。
ホスト10にプリンタドライバがあれば、その後プリンタインターフェースが見える状態になっても、ホスト10はプリンタ20を「不明なデバイス」として認識しない。従って、コンポジットドライバはプリンタドライバと隠されたプリンタインターフェースの結び付けの動作をしてもよいと判断できる。
この許可コマンドは隠された機能を有効にするためのコマンドである。言い換えると未通知の機能を通知させるための要求情報である。この許可コマンドを受信したプリンタ20はホスト20から要求があれば隠されたインターフェースを含めてディスクリプタを返す。なお、許可コマンドは、デバイスリクエストにベンダー独自のリクエストを記述することができるため、このリクエストにより発行される。
一方、プリンタドライバがホスト10にないとき(S20でNO)、プリンタとしての機能が見えていない状態のまま維持して標準動作に移行する(S22)。この場合、ホスト10にはプリンタドライバがなく、プリンタとしての機能も見えていない状態のため、ホスト10はプリンタ20を「不明なデバイス」として認識しない。
その後、許可コマンド(S21)を受信したプリンタ20は再接続動作をホスト10に対して行う。再接続後のディスクリプタ等のやりとりで隠されたプリンタとしての機能を見せるためである。再接続動作は、まず、物理的な接続が行われたまま、CPU21によって所定のスイッチをダウンして信号線を遮断し論理的な切断を行う。その後、スイッチをアップさせて再接続を行う。
そして、再接続後、処理は図4のS10に再び移行し、S11からS22までの処理が行われる。この場合に、プリンタ20のCPU21は、ディスクリプタにプリンタインターフェースを含めるようにすることでプリンタとしての機能をホスト10に見せる(S16、S17)。ホスト10ではプリンタ20を図3(B)に示すように認識する。従って、ホスト10では図6(B)に示すようにレジストリが生成される。また、再接続後の処理においては、ホスト10はプリンタインターフェースが見える状態のため(S19でYES)、許可コマンド等の発行を再び行うことなく処理は標準動作に移行する(S22)。
このように、プリンタ20はホストコンピュータ10と接続されると、ホスト10から許可コマンドを受信しない限りそのプリンタとしての機能を隠し(プリンタとしての機能を通知しない)、許可コマンドを受信したときに初めてその機能をホスト10に見せる(通知する)ようにしている。従って、ホスト10にプリンタドライバがない状態であってもそのプリンタドライバによって動作する機能は許可コマンドを受信しない限り隠された状態でホスト10に認識されるので、プリンタ20は「不明なデバイス」にはならない。
一方、ホストコンピュータ10は、プリンタ20からの情報を基に隠されたプリンタとしての機能を認識し、その機能を動作させるためのプリンタドライバがあればその機能を有効にするための許可コマンドを装置に出力し、プリンタドライバがないとその機能が隠された状態のまま動作する。従って、プリンタドライバがあれば許可コマンドによりその後その機能を認識しても装置を「不明なデバイス」として認識しない。また、プリンタドライバがないとその機能が見えない状態のまま動作するので、この場合でもプリンタ20を「不明なデバイス」として認識しない。また、かかる動作はホスト10のコンポジットドライバによって行われるため、ユーザは複雑な手順を踏むことなくプリンタ20の使用が可能となる。
上述した例では、コンポジットドライバによって許可コマンドを発行する例について説明した。本実施例ではプリンタ20のROM22に格納された自動実行アプリケーションによって許可コマンドを発行する例について説明する。
図7はプリンタ20側の動作を示すフローチャートである。プリンタ20が起動し(S30)、CPU21はプリンタとしての機能をホスト10に見せてよいか否か判断する(S31)。例えば、標準デバイスディスクリプタや、標準構成ディスクリプタなどをホスト10に出力する前に行われる。この判断は、図9に示すフラグ情報により行われる。ホスト10から許可コマンドを受信するまではフラグ「0」の状態で、許可コマンドを受信するとフラグ「1」の状態となる。なお、このフラグ情報はROM22やRAM23などに記憶される。
図7に戻り、プリンタとしての機能を見せないとき(S31でNO)、CPU21は内部ROMディスク(仮想ストレージ)をマスストレージクラスとして表明する(S32)。許可コマンドを発行するアプリケーションが格納されたROM22をホスト10に見せ、その後このアプリケーションをホスト10で実行させるためである。このROM22には、具体的には「Autorun.inf」というファイルが格納されている。ホスト10のOS上において自動実行すべき種々のプログラム等が記述され、許可コマンド発行のためのアプリケーションも含まれる。
なお、プリンタ20がこの内部ROMディスクをストレージとして表明した段階で、ホスト10はその機能が隠されていることを判断できる。内部ROMディスクをホスト10に見せることで、その後ホスト10はROM22内のアプリケーションを実行し許可コマンドの発行を行うからである。従って、図9に示すように、プリンタ20において、許可コマンドを受信するまでは(フラグ「0」)、プリンタの機能(プリンタインターフェース)を見せないようにするとともに、その後ホスト10で許可コマンドの発行が行われるように仮想ストレージである内部ROMディスクを見せる。一方、許可コマンドを受信すると(フラグ「1」)プリンタの機能を見せるようにするとともに、その後ホスト10において許可コマンドの発行が行われないように仮想ストレージを見せないようにしている。
その後、プリンタ20側の処理は終了する(S33)。
図8は、ホスト10側の動作を示すフローチャートである。ホスト10が起動すると(S40)、ホスト10はプリンタ20から種々のディスクリプタを受信した後、プリンタ20によって表明された仮想ストレージに接続する(S41)。そして、ホスト10はプリンタ20のROM22から「Autorun.inf」を受信して、CPU11において許可コマンド発行のための自動実行アプリケーションが起動される(S42)。なお、このアプリケーションはOS上で実行される。
その後、このアプリケーションによって、プリンタドライバがホスト10内に有るか否かが判断される(S43)。ドライバが有れば(YES)、アプリケーションによって許可コマンドが発行される(S44)。プリンタ20において、隠されたプリンタとしての機能を見せるようにするためである。そして、処理は標準動作に移行する(S45)。
一方、ドライバがないと(S43でNO)、隠されたプリンタの機能が見えていない状態を維持したまま、標準動作に移行する(S45)。実施例1と同様である。
その後、プリンタ20は、許可コマンドを受信するとフラグ情報を「1」に切り換える。そして、上述した実施例1と同様に再接続動作を行うことになる。ホスト10に再接続後、プリンタ20のCPU21はフラグ情報からプリンタインターフェースをホスト10に見せてよいと判断し(図7のS31でYES)、ディスクプリタにプリンタインターフェースも含めて情報を出力する等の処理を行う(S34)。
図10はプリンタ20の構成例を示す図である。図9に示すフラグ情報においてフラグが「0」のときは、図10(A)のようにインターフェースが構成される。上述したようにプリンタ20は内部ROMディスクを仮想ストレージとしてディスクリプタを出力する。また、フラグ「1」のときは同図(B)のようにインターフェースが構成される。この場合、プリンタ20は許可コマンドを受信したのでプリンタインターフェースを含めてディスクリプタを出力する。
このように、プリンタ20は許可コマンドを受信するまでプリンタとしての機能を見せないようにする点については実施例1と同様であるが、許可コマンドを発行するための自動実行アプリケーションをROM22に保持し、フラグ情報を基にプリンタとしての機能を見せないときにはこのROM22を仮想ストレージとして表明する。そして、プリンタ20はホスト10にこのアプリケーションを実行させ、ホスト10にプリンタドライバがあればホスト10から許可コマンドが発行される。従って、実施例1と同様にプリンタ20は「不明なデバイス」として認識されず、更に、プリンタ20がホスト10に許可コマンド発行のためのアプリケーションを自動実行させるようにしているため、煩雑な手順を踏むことなくユーザはプリンタ20を使用することができる。
上述の実施例1及び実施例2の例では、専用ドライバにより動作する機能としてプリンタを例にして説明した。これ以外にも専用ドライバが必要な、例えば、複写、ファクシミリ等の機能であってもよい。勿論、ホスト10に接続された装置は許可コマンドを受けるまで、かかる機能を見せないようにし、発行されて始めて見せるようにする。この許可コマンド発行も上述した例と同様にコンポジットドライバや自動実行アプリケーションにより行われるようにすればよい。
また、上位装置に接続された装置としてプリンタ20を例にして説明した。勿論、これ以外にも複写機能を有する複写機や、ファクシミリ機能を有するファクシリミ装置、これらの機能を有する複合機、等の種々の装置であっても同様に実施することができ、同様の作用効果を奏する。
更に、上述の例ではUSBインターフェースを用いて説明したが、例えば、IEEE1394など種々のインターフェースを用いて同様に本発明を実施することが可能である。この場合でも上述した例と同様の作用効果を奏する。
ホストコンピュータとプリンタとの全体構成を示す図である。 USBにおける通信方法を説明するための図である。 デバイス(プリンタ)の構成例を示す図である。 ホストコンピュータでの処理の動作を示すフローチャートである。 ホストコンピュータでの処理の動作を示すフローチャートである。 ホストコンピュータで生成されるレジストリの例を示す。 プリンタでの処理の動作を示すフローチャートである。 ホストコンピュータでの処理の動作を示すフローチャートである。 プリンタに格納されたフラグ情報の例を示す図である。 デバイス(プリンタ)の構成例を示す図である。
符号の説明
10 ホストコンピュータ、 11 CPU、 20 プリンタ、 21 CPU、 22 ROM(内部ROMディスク)

Claims (15)

  1. 上位装置と接続可能な、複数の機能を有する装置において、
    前記複数の機能のうち前記上位装置において専用ドライバによって動作する機能については隠された機能を有効にするための情報を前記上位装置から受信したときに前記上位装置に見せるようにする制御手段、
    を備えることを特徴とする装置。
  2. 請求項1記載の装置において、
    前記制御手段は、前記複数の機能のうち前記上位装置において汎用ドライバによって動作する機能については前記情報の有無に拘わらず前記上位装置に見せるようにする、ことを特徴とする装置。
  3. 請求項1記載の装置において、
    前記制御手段は、前記情報を受信しないとき前記専用ドライバによって動作する機能は見せないようにする、ことを特徴とする装置。
  4. 請求項1記載の装置において、
    更に、前記専用ドライバによって動作する機能を前記上位装置に見せるか否かのフラグ情報を記憶した記憶手段を備え、
    前記制御手段は、前記フラグ情報に基づいて前記専用ドライバで動作する機能を前記上位装置に見せるようにする、ことを特徴とする装置。
  5. 請求項4記載の装置において、
    前記制御手段は、前記情報を受信したときに前記専用ドライバによって動作する機能を前記上位装置に見せるように前記フラグ情報を切り換える、ことを特徴とする装置。
  6. 請求項4記載の装置において、
    前記制御手段は、前記フラグ情報から前記機能を前記上位装置に見せないときに前記装置内の内部記憶手段をストレージ機能とする情報を出力する、ことを特徴とする装置。
  7. 請求項6記載の装置において、
    前記専用ドライバによる動作を可能にするためのプログラムが前記内部記憶手段に格納され、前記プログラムは前記上位装置において実行される、ことを特徴とする装置。
  8. 複数の機能を有する装置と接続可能な上位装置において、
    前記複数の機能のうち専用ドライバによって動作する機能が隠され、かつ当該機能を動作させる前記専用ドライバが存在するとき、前記隠された機能を有効するにするための情報を前記装置に出力する制御手段、
    を備えることを特徴とする上位装置。
  9. 請求項8記載の上位装置において、
    前記制御手段は、前記機能が隠され、かつ当該機能を動作させる専用ドライバが存在しないとき、前記機能が隠された状態のまま動作する、ことを特徴とする上位装置。
  10. 請求項8記載の上位装置において、
    前記制御手段は、前記装置が隠す機能を有する装置であって、かつ前記装置から受信した情報のうち前記装置の有する機能の種別情報に前記専用ドライバによって動作する機能が含まれていないときに、前記機能が隠されていると判断する、ことを特徴とする上位装置。
  11. 複数の機能を有する装置と接続可能な上位装置において、
    前記装置の内部記憶手段を前記装置のストレージ機能として示されたとき前記内部記憶手段に記憶されたプログラムを自動実行し、専用ドライバがあれば当該専用ドライバによって動作する、隠された前記機能を有効にするための情報を前記装置に出力する制御手段、
    を備えることを特徴とする上位装置。
  12. 複数の機能を有する装置と接続可能な上位装置におけるプログラムであって、
    前記複数の機能のうち専用ドライバによって動作する機能が隠され、かつ当該機能を動作させる前記専用ドライバが存在するとき、前記隠された機能を有効するにするための情報を前記装置に出力する処理、
    をコンピュータに実行させるプログラム。
  13. 請求項12記載のプログラムであって、
    前記プログラムは前記上位装置に標準装備され、前記機能と前記専用ドライバとを結び付けるためのコンポジットドライバに含まれ、前記コンポジットドライバによって前記出力する処理をコンピュータに実行させる、ことを特徴とするプログラム。
  14. 請求項12記載のプログラムであって、
    前記プログラムは前記装置の内部記憶手段に記憶されたアプリケーションプログラムに含まれ、前記アプリケーションプログラムによって前記出力する処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  15. 上位装置と接続可能な、複数の機能を有する下位装置において、
    未通知の機能を有効にする要求情報を前記上位装置から受信したときに、当該未通知の機能を通知する制御手段、
    を備えることを特徴とする下位装置。
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