JP4815352B2 - 熱処理装置、基板の製造方法、基板処理方法、及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

熱処理装置、基板の製造方法、基板処理方法、及び半導体装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、半導体ウエハやガラス基板等を熱処理するための熱処理装置に関する。
この種の熱処理装置は、反応管と、この反応管を支持するアダプタと、反応管内に処理ガスを供給するノズルと、反応管の外部に設けられ反応管内を加熱するヒータとを有し、このヒータにより反応管内を高温にして基板を処理するようになっている。例えば1200℃より高温のプロセスでは、反応管やノズルに石英を使用することができない。そのため、SiC(炭化珪素)を使用することとなる。しかしながら、SiC反応管構造とすると、温度差でSiC反応管が破損してしまうため、炉口部までSiCで構成することはできない。そのため、反応管はSiC製、アダプタは石英製とすることが考えられている(特許文献1明細書段落0005参照)。
特開平9−97767号公報
例えば縦型熱処理装置においては、前述したノズルは、内径10mm程度、長さ1000mm以上のパイプから構成される。このようなノズルを精度良くSiCから構成するのは困難である。ノズルの精度が悪いと、傾きや偏心があり、反応管内に装填されるボート(基板支持体)あるいはボートに載置される基板との間のクリアランスを大きくしなければノズルがボート又は基板に干渉してしまう。また、SiC製のノズルを石英製のアダプタに直接取り付けると、ノズルの熱膨張のためにノズルが破損するおそれがある。
本発明の目的は、ノズルを精度良くアダプタに設けてノズルが他の部品と干渉するのを防止すると共に、ノズルの熱膨張による破損のおそれを少なくすることができる熱処理装置を提供することにある。
請求項1に係る本発明は、基板を処理する炭化珪素製の反応管と、前記反応管を支持する石英製のアダプタと、前記反応管内に処理ガスを供給するノズルと、前記反応管内を加熱するヒータとを有し、前記ノズルは前記反応管内部における前記アダプタの上面に接続される第1の部分と、この第1の部分に接続される第2の部分とを有し、前記第1の部分は石英にて構成され、前記第2の部分は炭化珪素にて構成される熱処理装置である。
請求項2に係る本発明は、請求項1記載の熱処理装置において、前記ノズルの第1の部分は前記アダプタの上面において前記アダプタと嵌合接続される熱処理装置である
請求項3に係る本発明は、請求項1記載の熱処理装置において、前記ノズルの第1の部分と前記ノズルの第2の部分は嵌合接続され、前記第1の部分の一部が前記第2の部分の内側に嵌め込まれるように構成される熱処理装置である
請求項4に係る本発明は、請求項1記載の熱処理装置において、前記ノズルの第1の部分はガスを垂直方向とは異なる方向に流すように構成され、前記ノズルの第2の部分はガスを垂直方向に流すように構成される熱処理装置である
請求項5に係る本発明は、請求項1記載の熱処理装置において、さらに前記反応管内で複数枚の基板を支持する支持具を有し、前記ノズルの第1の部分は前記反応管内壁の周方向に沿うように構成され、前記ノズルの第2の部分は基板配列方向に延びるように構成される熱処理装置である
請求項6に係る本発明は、請求項1記載の熱処理装置において、前記ノズルの第1の部分の流路断面積が、前記ノズルの第2の部分の流路断面積よりも大きい熱処理装置である
請求項7に係る本発明は、請求項1記載の熱処理装置において、前記ノズルの第1の部分または第2の部分は、ガスが前記第1の部分を流通する際の方が前記第2の部分を流通する際よりもガス流速が遅くなるように構成される熱処理装置である
請求項8に係る本発明は、請求項1記載の熱処理装置において、前記ノズルの第2の部分は少なくとも2つ以上設けられる熱処理装置である
請求項9に係る本発明は、請求項1記載の熱処理装置において、前記ノズルの第1の部分は、前記ヒータよりも下方の前記ヒータと対向しない領域に配置されている熱処理装置である。
請求項10に係る本発明は、請求項1記載の熱処理装置において、前記ノズルの第1の部分と前記ノズルの第2の部分との接続部は、前記ヒータよりも下方の前記ヒータと対向しない領域に配置されている熱処理装置である。
請求項11に係る本発明は、基板を処理する炭化珪素製の反応管と、前記反応管を支持する石英製のアダプタと、前記反応管内に処理ガスを供給するノズルと、前記反応管内を加熱するヒータと、前記反応管内で複数枚の基板を支持する支持具とを有し、前記ノズルは前記反応管内部における前記アダプタの上面に接続される第1の部分と、この第1の部分に接続される第2の部分とを有し、前記第1の部分は石英製であり前記反応管内壁の周方向に沿うように構成され、前記ノズルの第2の部分は炭化珪素製であり基板配列方向に延びるように構成される熱処理装置である
請求項12に係る本発明は、基板を処理する炭化珪素製の反応管と、前記反応管を支持する石英製のアダプタと、前記反応管内に処理ガスを供給するノズルと、前記反応管内を加熱するヒータとを有し、前記ノズルは前記反応管内部における前記アダプタの上面に接続される第1の部分と、この第1の部分に接続される第2の部分とを有し、前記第1の部分は石英にて構成され、前記第2の部分は炭化珪素にて構成され、前記第1の部分の流路断面積が、前記第2の部分の流路断面積よりも大きい熱処理装置である
請求項13に係る本発明は、炭化珪素製の反応管と、前記反応管を支持する石英製のアダプタと、前記反応管内を加熱するヒータとを有する反応炉内に基板を搬入する工程と、前記反応管内部における前記アダプタの上面に接続される第1の部分と、この第1の部分に接続される第2の部分とを有し、前記第1の部分は石英にて構成され、前記第2の部分は炭化珪素にて構成されるノズルにより前記反応炉内に処理ガスを供給して基板を処理する工程と、処理後の基板を前記反応炉から搬出する工程と、を有する基板の製造方法である
請求項14に係る本発明は、炭化珪素製の反応管と、前記反応管を支持する石英製のアダプタと、前記反応管内を加熱するヒータとを有する反応炉内に基板を搬入する工程と、
前記反応管内部における前記アダプタの上面に接続される第1の部分と、この第1の部分に接続される第2の部分とを有し、前記第1の部分は石英にて構成され、前記第2の部分は炭化珪素にて構成されるノズルにより前記反応炉内に処理ガスを供給して基板を処理する工程と、処理後の基板を前記反応炉から搬出する工程と、を有する基板処理方法である。
請求項15に係る本発明は、炭化珪素製の反応管と、前記反応管を支持する石英製のアダプタと、前記反応管内を加熱するヒータとを有する反応炉内に基板を搬入する工程と、
前記反応管内部における前記アダプタの上面に接続される第1の部分と、この第1の部分に接続される第2の部分とを有し、前記第1の部分は石英にて構成され、前記第2の部分は炭化珪素にて構成されるノズルにより前記反応炉内に処理ガスを供給して基板を処理する工程と、処理後の基板を前記反応炉から搬出する工程と、を有する半導体装置の製造方法である。
本発明の実施形態に係る熱処理装置を示す概略の斜視図である。 本発明の実施形態に係る熱処理装置に用いた反応炉を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る熱処理装置に用いたノズル部分を示す図であって、(a)はノズル部の断面図を示し、(b)は(a)のA−A線断面図である。 本発明の実施形態に係る熱処理装置に用いたノズル部分を示す断面図と分解図である。 本発明の第2の実施形態に係る熱処理装置に用いたノズル部分を示す図であって、(a)はノズル部の断面図を示し、(b)は(a)のB−B線断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る熱処理装置に用いたノズル部分を示す拡大斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る熱処理装置に用いたノズル部分の第1の変形例を示す図であって、(a)はノズル部の断面図を示し、(b)は(a)のC−C線断面図を示し、(c)はノズル部を支持するノズル固定爪を側面から見た断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る熱処理装置に用いたノズル部分の第2の変形例を示す図であって、(a)はノズル部の断面図を示し、(b)は(a)のD−D線断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る熱処理装置に用いたノズル部分の第3の変形例を示す拡大斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る熱処理装置に用いたノズル部分の第4の変形例を示す拡大斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る熱処理装置に用いたノズル部分の第5の変形例を示す拡大斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る熱処理装置に用いたノズル部分の第6の変形例を示す拡大斜視図である。
符号の説明
10 熱処理装置
26 基板移載機
30 基板支持体
40 反応炉
42 反応管
44 アダプタ
46 ヒータ
48 炉口シールキャップ
54 基板
56 ガス導入口
60 ガス導入管
66 ノズル
66a 第1の部分
66b 第2の部分
次に本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本発明の実施形態に係る熱処理装置10の一例が示されている。この熱処理装置10は、例えば縦型であり、主要部が配置された筺体12を有する。この筺体12には、ポッドステージ14が接続されており、このポッドステージ14にポッド16が搬送される。ポッド16には、例えば25枚の基板(ウエハ)が収納され、図示しない蓋が閉じられた状態でポッドステージ14にセットされる。
筺体12内の正面側であって、ポッドステージ14に対向する位置には、ポッド搬送装置18が配置されている。また、このポッド搬送装置18の近傍には、ポッド棚20、ポッドオープナ22及び基板枚数検知器24が配置されている。ポッド棚20はポッドオープナ22の上方に配置され、基板枚数検知器24はポッドオープナ22に隣接して配置される。ポッド搬送装置18は、ポッドステージ14とポッド棚20とポッドオープナ22との間でポッド16を搬送する。ポッドオープナ22は、ポッド16の蓋を開けるものであり、この蓋が開けられたポッド16内の基板枚数が基板枚数検知器24により検知される。
さらに、筺体12内には、基板移載機26、ノッチアライナ28及び複数枚の基板を支持する支持具として用いられる基板支持体(ボート)30が配置されている。基板移載機26は、例えば5枚の基板を取り出すことができるアーム(ツィーザ)32を有し、このアーム32を動かすことにより、ポッドオープナ22の位置に置かれたポッド、ノッチアライナ28及び基板支持体30間で基板を搬送する。ノッチアライナ28は、基板に形成されたノッチまたはオリフラを検出して基板のノッチまたはオリフラを一定の位置に揃えるものである。さらに筐体12内の背面側上部には反応炉40が配置されている。この反応炉40内に複数枚の基板を装填した基板支持体30が搬入され熱処理が行われる。
図2において、反応炉40の一例が示されている。この反応炉40は、基板を処理する反応管として用いられるSiC製の反応管42を有する。この反応管42は、上端部が閉塞され、下端部が開放された円筒状に形成され、開放された下端部がフランジ状に形成されている。この反応管42の下方には石英製のアダプタ44が配置され、このアダプタ44により反応管42が支持されている。アダプタ44は、上端部と下端部が開放された円筒形状をしており、開放された上端部と下端部はフランジ状に形成されている。アダプタ44の上端部フランジの上面に反応管42の下端部フランジの下面が当接している。反応管42とアダプタ44とにより反応容器43が形成される。また、反応容器43のうち、アダプタ44を除いた反応管42の周囲には、反応管42内を加熱するヒータ46が配置されている。反応管42とアダプタ44により形成される反応容器43の下部は、基板支持体30を挿入するために開放され、この開放部分(炉口部)は炉口シールキャップ48がOリングを挟んでアダプタ44の下端部フランジの下面に当接することにより密閉されるようにしてある。炉口シールキャップ48は基板支持体30を支持し、基板支持体30と共に昇降可能に設けられている。炉口シールキャップ48と基板支持体30との間には、石英製の第1の断熱部材50と、この第1の断熱部材50の上部に配置されたSiC製の第2の断熱部材52とが介在されている。基板支持体30は、多数枚の、例えば25〜100枚の基板54を略水平状態で隙間をもって多数段に支持し、反応管42内に装填される。
1200℃以上の高温での処理を可能とするため、反応管42はSiC製としてある。このSiC製の反応管42を炉口部まで延ばし、このSiC製の炉口部をOリングを介して炉口シールキャップ48でシールする構造とすると、SiC製の反応管を介して伝達された熱によりシール部まで高温となり、シール材料であるOリングを溶かしてしまうおそれがある。Oリングを溶かさないようSiC製の反応管42のシール部を冷却すると、SiC製の反応管42が温度差による熱膨張差により破損してしまう。そこで、反応容器43のうちヒータ46による加熱領域をSiC製の反応管42で構成し、ヒータ46による加熱領域から外れた部分を石英製のアダプタ44で構成することで、SiC製の反応管42からの熱の伝達を和らげ、Oリングを溶かすことなく、また反応管42を破損することなく、炉口部のシールをすることが可能となる。また、SiC製の反応管42と石英製のアダプタ44とのシールは、双方の面精度を良くすれば、SiC製の反応管42はヒータ46の加熱領域に配置されているため温度差が発生せず、等方的に熱膨張する。よって、SiC製の反応管42の下端部のフランジ部分は平面を保つことができ、アダプタ44との間に隙間ができないので、SiC製の反応管42を石英製のアダプタ44に載せるだけでシール性を確保することができる。
アダプタ44には、該アダプタ44と一体にガス供給口56とガス排気口58とが形成されている。ガス供給口56にはガス導入管60が、ガス排気口58には排気管62がそれぞれ接続されている。
図3(a)(b)に示すように、アダプタ44の側壁の厚さは、反応管42の側壁の厚さよりも厚く、また、後述するノズル66の幅(外径)よりも厚い。また、アダプタ44の内壁は反応管42の内壁よりも内側にあり(突出しており)、アダプタ44の側壁部(肉厚部)には、ガス供給口56と連通し、垂直方向に向かうガス導入経路64が設けられ、その上部にはノズル取付孔64aが上方に開口するように形成されている。すなわち、このノズル取付孔64aは、反応管42内部におけるアダプタ44の上端部フランジ側の上面に開口しており、ガス供給口56とガス導入経路64とに連通している。また、このノズル取付孔64aには、反応管42内に処理ガスを供給するノズル66が挿入固定されている。すなわち、反応管42内部におけるアダプタ44の反応管42の内壁よりも内側に突出した部分の上面にノズル66が接続され、このアダプタ44の上面によりノズル66が支持されることとなる。ところで、上記特許文献1ではアダプタ44の側壁を貫通するように設けられた水平方向に伸びる細いガス導入ポートの上面にノズルが接続されている。これに対して、この実施形態では、側壁が分厚く構成されたアダプタ44の上面において、ノズル66がアダプタ44に接続されている。すなわち、アダプタ44に設けられた周囲に十分な肉厚を有するノズル取付穴64aにノズル66が取り付けられる。この構成により、ノズル66を接続する部分の剛性を特許文献1に示された接続方法より高くすることができるので、この接続する部分を熱で変形しにくく、また破損されにくくすることができる。また、ノズル66を精度よく安定した状態で保持することができ、ノズル66が傾くのを防止することができる。また、ノズル66とアダプタ44の組立て、解体が容易になるというメリットもある。ガス導入管60からガス供給口56に導入された処理ガスは、アダプタ44の側壁部に設けられたガス導入経路64,ノズル66を介して反応管42内に供給される。
ノズル66は、ノズル取付孔64aの位置から反応管42の内壁に沿って基板配列領域の上端よりも上方(基板支持体30の上端よりも上方)まで垂直に延びるように構成される。このノズル66は、円筒形状であり、例えば内径が10mm、長さが1000mmである。
図4に示すように、ノズル66は、反応管42の内部におけるアダプタ44の上面に接続される第1の部分66aと、この第1の部分66aに接続される第2の部分66bとの2つの部分からなる。第1の部分66aは石英製であり、円筒状に形成されている。石英製の第1の部分66aは、アダプタ44に隣接し、両端外縁部分に他の部分よりも外径が小さい凹部(小径部)68が形成されている。この第1の部分66aの一方の凹部68は、アダプタ44のノズル取付孔64aに嵌め込まれ、他方の凹部68は第2の部分66bの下端部の内側に嵌め込まれている。すなわち、ノズル66の第1の部分66aはアダプタ44の上面においてアダプタ44と嵌合接続され、また、ノズル66の第1の部分66aとノズル66の第2の部分66bは嵌合接続され、第1の部分66aの一部が第2の部分66bの内側に嵌め込まれるように構成されている。また、この第1の部分66aは、その上端部がヒータ46の下端部よりも下方にあり、ヒータ46と対向しない領域に配置されている。第2の部分66bはSiC製で、円筒状に形成されている。この第2の部分66bの先端部(上端部)は上方、すなわち反応管42の天井部に向かって開口しており、この開口部によりガス噴出口が形成されている。SiC製の第2の部分66bは例えばCVDにて形成することができる。なお、第1の部分66aは1200℃の高温には達しない比較的低温となる領域に、第2の部分66bは比較的高温となる領域に配置される。
このように、ノズル66は、2つの部分66a,66bが嵌合接続されて構成され、いわゆる印ろう構造をなしている。
なお、この実施形態においては、ノズル66は1本であるが、これに限定されるものではなく、複数本設けるようにしてもよく、少なくも1本あればよい。
次に上述したように構成された熱処理装置10の作用について説明する。
まず、ポッドステージ14に複数枚の基板を収容したポッド16がセットされると、ポッド搬送装置18によりポッド16をポッドステージ14からポッド棚20へ搬送し、このポッド棚20にストックする。次に、ポッド搬送装置18により、このポッド棚20にストックされたポッド16をポッドオープナ22に搬送してセットし、このポッドオープナ22によりポッド16の蓋を開き、基板枚数検知器24によりポッド16に収容されている基板の枚数を検知する。
次に、基板移載機26により、ポッドオープナ22の位置にあるポッド16から基板を取り出し、ノッチアライナ28に移載する。このノッチアライナ28においては、基板を回転させながら、ノッチを検出し、検出した情報に基づいて複数枚の基板のノッチを同じ位置に整列させる。次に、基板移載機26により、ノッチアライナ28から基板を取り出し、基板支持体30に移載する。
このようにして、1バッチ分の基板を基板支持体30に移載すると、例えば600℃程度の温度に設定された反応炉40内(反応容器43内)に複数枚の基板54を装填した基板支持体30を装入し、炉口シールキャップ48により反応管42内を密閉する。次に、炉内温度を熱処理温度まで昇温させて、ガス導入管60からガス導入口56、アダプタ44側壁部に設けたガス導入経路64、及びノズル66を介して反応管42内に処理ガスを導入する。処理ガスには、窒素(N2)、アルゴン(Ar)、水素(H2)、酸素(O2)等が含まれる。基板54を熱処理する際、基板54は例えば1200℃程度以上の温度に加熱される。
基板54の熱処理が終了すると、例えば炉内温度を600℃程度の温度に降温した後、熱処理後の基板54を支持した基板支持体30を反応炉40からアンロードし、基板支持体30に支持された全ての基板54が冷えるまで、基板支持体30を所定位置で待機させる。次に、待機させた基板支持体30の基板54が所定温度まで冷却されると、基板移載機26により、基板支持体30から基板54を取り出し、ポッドオープナ22にセットされている空のポッド16に搬送して収容する。次に、ポッド搬送装置18により、基板54が収容されたポッド16をポッド棚20に搬送し、さらにポッドステージ14に搬送して一連の処理が完了する。
前述したように、反応管42がSiC製であり、且つノズル66の比較的高温となる部分がSiC製であるから、反応管42内が1200℃以上の高温になっても、それらが溶ける等の問題は生じない。また、アダプタ44及びこのアダプタ44に隣接するノズル66の第1の部分66aが石英製であることから、これらの加工、取り付け、取り外しが容易である。また、アダプタ44及びこのアダプタ44に隣接するノズル66の第1の部分66aが共に石英製であることから、ノズル66の第1の部分66aはアダプタ44と熱膨張率が同等の材料にて構成されることとなる。よって、アダプタ44のノズル取付孔64aに第1の部分66aの一部が嵌め込まれた状態で、アダプタ44と第1の部分66aとの双方が熱膨張しても、熱膨張に起因する両部材の破損等を防止することができる。なお、ノズル66の第1の部分66aは石英製であるが、1200℃には達しない比較的低温となる領域に配置されているので、溶ける等の問題は生じない。また、石英製の第1の部分66aとこの第1の小ノズル66aに接続されたSiC製の第2の部分66bとは、第1の部分66aの一部が第2の部分66bの内側に嵌めこまれているので、この接続部分での破損等も防止することができる。即ち、石英はSiCと比較して熱膨張率が小さく、ノズル66の第1の部分66aはノズル66の第2の部分66bよりも熱膨張率が低い材料にて構成されることとなるため、石英製の第1の部分の一部をSiC製の第2の部分の内側に嵌め込むことにより、双方が熱膨張しても破損する恐れが少ない。なお、ノズル66の第1の部分66aをSiC製とした場合、SiCは石英と比較して熱膨張率が大きいため、第1の部分66aは石英製のアダプタ44に比べて熱膨張率が大きくなる。この場合、アダプタ44のノズル取付孔64aに第1の部分66aの一部が嵌め込まれた状態で、アダプタ44と第1の部分66aとの双方が熱膨張すると、アダプタ44又は第1の部分66aの少なくとも一方が破損する恐れがある。さらに、SiC製の部分66bはCVDにより精度良く形成されているので、ノズル66の径の精度、真直度及び偏心の問題を解決することができる。
なお、上記実施形態及び実施例の説明にあっては、熱処理装置として、複数の基板を熱処理するバッチ式のものを用いたが、これに限定するものではなく、枚葉式のものであってもよい。
次に、本発明に係る第2の実施形態を図5及び図6に基づいて説明する。
なお、第1の実施形態で説明した部材には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図5及び図6に示すように、ノズル66は、2つの部分66a,66bからなる。第1の部分66aは石英製であり、反応管42内部におけるアダプタ44の上端部フランジ側の上面に載置され、両端外縁部分に他の部分よりも外径が小さい凹部(小径部)68が形成されている。この第1の部分66aの一方の凹部68は、アダプタ44のノズル取付孔64aに嵌め込まれ、他方の凹部68は第2の部分66bの下端部の内側に嵌め込まれている。
図5(a)(b)に示すように、第1の部分66aは、曲線部と直線部からなり、曲線部はアダプタ44の上面に隣接しつつ反応管42の内壁周方向に沿うように円弧状に形成される。即ち、第1の部分66aの曲線部は、反応管42内部におけるアダプタ44の上面の反応管42内壁とアダプタ44の内周縁との間に載置され、反応管42の内壁周方向に沿うように反応管42と同心円状に設けられている。なお、本実施形態においては、ノズル66の第1の部分66aの曲線部は、アダプタ44における反応管42の内壁よりも内側に出っ張った部分の上面と接触しており、この上面により第1の部分66aの曲線部が支持されている。また、ノズル66(第1の部分66a,第2の部分66b)は、反応管42と接触しないように(ノズル66と反応管42との間にすきまが形成されるように)配置されている。ここで、アダプタ44の上面に第1の部分66aの曲線部が配置されている範囲を、円弧状に形成される曲線部の中心角、すなわち曲線部の両端部(ノズル取付孔64aの位置、第1の部分66aの直線部が配置される位置)と曲線部の中心点Oとを結ぶ2本の直線(半径)のなす角度θで表すと、θ=90〜360°となっている。この第1の部分66aの曲線部には、反応管42内に供給するガスを予備加熱する予備加熱部としての役割がある。
図6にも示すように、第1の部分66aには上述した曲線部が形成され、さらにこの曲線部の終端から垂直方向に立ち上がるように直線部が形成されている。また、この直線部の先端には上述した凹部68が形成され、第2の部分66bの内側に嵌め込まれている。
第2の部分66bは、反応管42の内壁に沿って基板配列領域よりも上方(基板支持体30頂部よりも上方)まで垂直に、基板支持体30に支持される基板54の配列方向に延びるように構成される(図2参照)。この第2の部分66bはSiC製で、円筒状に形成されている。第2の部分66bの先端部(上端部)は上方、すなわち反応管42の天井部に向かって開口しており、この開口部によりガス噴出口が形成されている。SiC製の第2の部分66bは例えばCVDにて形成することができる。なお、第1の部分66aは1200℃の高温には達しない比較的低温となる領域に、第2の部分66bは比較的高温となる領域に配置される。
このように、ノズル66は、2つの部分66a,66bが嵌合接続されて構成され、いわゆる印ろう構造をなすとともに、第1の部分66aはガスを垂直方向とは異なる方向(水平方向)に流すように構成され、第2の部分66bはガスを垂直方向に流すように構成されている。
なお、この実施形態においては、ノズル66は1本であるが、これに限定されるものではなく、複数本設けるようにしてもよく、少なくも1本あればよい。
このように、石英製のアダプタ44の上部においてノズル66の第1の部分66aを反応管42の内壁周方向に沿わせることで、ノズル66の第1の部分66a内においてガスが十分に予備加熱され、ノズル66内のガス温度が上昇する。これにより、ガスが第2の部分66b内を通るとき、更には第2の部分66b先端のガス噴出口より反応室内に噴出されるときには、ガスは十分に加熱された状態となるので、反応室内、特に基板配列領域における部分的な温度低下を防ぐことができる。すなわち、反応管42内におけるノズル66の第2の部分66b近傍および第2の部分66b先端のガス噴出口近傍の温度低下を防ぐことができ、反応室内の温度分布、すなわち基板配列方向(垂直方向)の温度分布と、ウエハ面に対して水平方向の温度分布とを一様とすることができ、ひいては、ウエハ面間および面内にわたり均一な処理を行うことができる。
次に、第2の実施形態における第1の部分66aの第1の変形例について説明する。
図7において、第1の部分66aの第1の変形例が示されている。
第1の部分66aは石英製であり、両端外縁部分に他の部分よりも外径が小さい凹部(小径部)68が形成されている。この第1の部分66aの一方の凹部68は、石英製のアダプタ44のノズル取付孔64aに嵌め込まれ、他方の凹部68はSiC製の第2の部分66bの内側に嵌め込まれている。
図7(a)(b)に示すように、第1の部分66aは、曲線部と2つの直線部とからな
る。第1の直線部の先端には、上述した凹部68が形成され、ノズル取付孔64aに嵌め込まれている。この第1の直線部は、ノズル取付孔64aから反応管42の内壁に沿って垂直方向に延びるように形成されている。曲線部は、垂直方向に延びている第1の直線部の終端から水平方向に屈曲し、反応管42の内壁周方向に沿うように円弧状に形成されている。即ち、アダプタ44の上端部フランジ側の上面から一定の距離を隔てて(保ちつつ)反応管42の内壁周方向に沿うようにアダプタ44又は反応管42と同心円状に設けられている。また、ノズル66(第1の部分66a,第2の部分66b)は、反応管42と接触しないように(ノズル66と反応管42との間にすきまが形成されるように)配置されている。上述した曲線部の終端からさらに垂直方向に立ち上がるように第2の直線部が形成されている。この第2の直線部の先端には上述した凹部68が形成され、ノズル66の第2の部分66bの内側に嵌め込まれている。
また、ノズル66はノズル固定爪70により支えられる。図7(c)は、ノズル固定爪70をB方向から見たものである。例えば、ノズル固定爪70は石英製でありアダプタ44に設けられ、ノズル66の第1の部分66aの曲線部の終端部分、すなわち、第2の直線部の立ち上がり部分に配置され、第1の部分66aの曲線部の終端部分を接触支持する。
このように、石英製のアダプタ44の上面から一定の距離を保ちつつ、ノズル66の第1の部分66aを反応管42の内壁周方向に沿わせることで、第1の部分66aを反応管42内のより高温の領域に配置することができ、ノズル66の第1の部分66a内におけるガスがより十分に予備加熱され、ガスが第2の部分66b内を通るとき、更には第2の部分66b先端のガス噴出口より反応室内に噴出されるときには、ガスはより十分に加熱された状態となる。これにより、反応室内、特に基板配列領域における部分的な温度低下をより一層防ぐことが可能となり、反応室内の温度分布をより一様とすることができ、ひいては、ウエハ面間および面内にわたりより均一な処理を行うことができる。
次に、第2の実施形態における第1の部分66aの第2の変形例について説明する。
図8において、第1の部分66aの第2の変形例が示されている。
第1の部分66aは石英製であり、反応管42内部におけるアダプタ44の上面に載置され、両端外縁部分に他の部分よりも外径が小さい凹部(小径部)68が形成されている。この第1の部分66aの一方の凹部68は、石英製のアダプタ44のノズル取付孔64aに嵌め込まれ、他方の凹部68はSiC製の第2の部分66bの内側に嵌め込まれている。
図8(a)(b)に示すように、第1の部分66aは、曲線部と直線部からなる。曲線部は、アダプタ44の上面に隣接しつつ反応管42の内壁周方向に沿うように形成されている。即ち、第1の部分66aの曲線部は、反応管42内部におけるアダプタ44の上面の反応管42内壁とアダプタ44の内周縁との間に載置され、反応管42の内壁周方向に沿うようにアダプタ44又は反応管42と同心円状に設けられている。なお、本実施形態においては、ノズル66の第1の部分66aの曲線部は、アダプタ44における反応管42の内壁よりも内側に出っ張った部分の上面と接触しており、この上面により第1の部分66aの曲線部が支持されている。また、ノズル66(第1の部分66a,第2の部分66b)は、反応管42と接触しないように(ノズル66と反応管42との間にすきまが形成されるように)配置されている。ここで、アダプタ44の上面に第1の部分66aの曲線部が配置されている範囲を、曲線部の中心角、すなわち曲線部の両端部(ノズル取付孔64aの位置、第1の部分66aの直線部が配置される位置)と曲線部の中心点Oとを結ぶ2本の直線(半径)のなす角度θで表すと、θ=360°以上となっている。従って、図8の(a)に示すように、第1の部分66aの曲線部は、垂直方向に層を重ねるように螺旋状に巻かれる。この曲線部が上述した所定の角度範囲で形成され、この曲線部の終端からさらに垂直方向に立ち上がるように直線部が形成される。この第2の直線部の先端には上述した凹部68が形成され、ノズル66の第2の部分66bの内側に嵌め込まれる。
このように、石英製のアダプタ44の上面から垂直方向に層を重ねるように、ノズル66の第1の部分66aを反応管42の内壁周方向に沿わせることで、ノズル66の第1の部分66aの距離が長く形成される。したがって、ガスが、ノズル66の第1の部分66a内に注入されてから第2の部分66b内を通るまでの、更には反応管42内に出るまでのノズル66内に滞在する時間がより長くなることにより、ノズル66の第1の部分66a内においてガスがより十分に予備加熱され、ガスが第2の部分66b内を通るとき、更には第2の部分66b先端のガス噴出口より反応室内に噴出されるときには、ガスはより十分に加熱された状態となる。これにより、反応室内、特に基板配列領域における部分的な温度低下をより一層防ぐことが可能となり、反応室内の温度分布をより一様とすることができ、ひいては、ウエハ面間および面内にわたりより均一な処理を行うことができる。
次に、第2の実施形態における第1の部分66aの第3の変形例について説明する。
図9において、第1の部分66aの第3の変形例が示されている。
図9に示すように、石英製である第1の部分66aは、曲線部と直線部からなり、反応管42内部におけるアダプタ44の上端面に載置されている。この第1の部分66aの反応管42内壁周方向に沿う部分(曲線部)のガス流路断面積を、基板配列方向に延びる部分(直線部)のガス流路断面積よりも大きくなるように形成してある。すなわち、ノズル66における第1の部分66aの曲線部のガス流路断面積は、ノズル66の第1の部分66aの直線部およびノズル66のSiC製である第2の部分66bのガス流路断面積よりも大きく形成されている。換言すると、本例におけるノズル66の第1の部分66aの曲線部は、上述した第2の実施形態におけるノズル66の第1の部分66aの曲線部と比較してガス流路断面積、すなわちガス流路容積が大きくなっている。
また、本例におけるノズル66の第1の部分66aの曲線部(反応管42周方向に沿う部分)の流路断面形状は、例えば非円形状である楕円形となっている。
このように、ノズル66の反応管42内壁周方向に沿う部分(ノズル66の第1の部分66aの曲線部)のガス流路断面積を、基板配列方向に延びる部分(第1の部分66aの直線部および第2の部分66b)のガス流路断面積よりも大きくなるように形成する。これにより、ノズル66は、ガスが第1の部分66aを通過する際の方が第2の部分66bを通過する際よりもガス流速が遅くなるように構成され、ノズル66の第1の部分66a内におけるガス流速を低下させることができ、この第1の部分66a内におけるガスの予備加熱をより十分に行うことができる(予備加熱の効率を向上させることができる)。したがって、ガスが第2の部分66b内を通るとき、更には第2の部分66b先端のガス噴出口より反応室内に噴出されるときには、ガスはより十分に加熱された状態となる。これにより、反応室内、特に基板配列領域における部分的な温度低下をより一層防ぐことが可能となり、反応室内の温度分布をより一様とすることができ、ひいては、ウエハ面間および面内にわたりより均一な処理を行うことができる。
また、ノズル66の反応管42内壁周方向に沿う部分(ノズル66の第1の部分66aの曲線部)の流路断面形状を縦方向に長い(垂直方向に延びる)楕円形とする(長軸を垂直方向に短軸を水平方向に配置する)ことにより、限られたスペース(反応管42内部におけるアダプタ44の上面の反応管42内壁とアダプタ44の内周縁との間)においてもノズル66の第1の部分66aの曲線部の断面積を大きくすることができ、予備加熱部分の容積を有効に稼ぐことができる。
次に、第2の実施形態における第1の部分66aの第4の変形例について説明する。
図10において、第1の部分66aの第4の変形例が示されている。
本例は、上述した第3の変形例と比較して、第1の部分66aの曲線部の流路断面形状のみを異にしている。具体的には、ノズル66の第1の部分66aの曲線部(反応管42内壁周方向に沿う部分)の流路断面形状は、例えば非円形状である矩形となっている。
したがって、第3の変形例と同様な効果を得ることができる。また、ノズル66の反応管42内壁周方向に沿う部分(ノズル66の第1の部分66aの曲線部)の流路断面形状を縦方向に長い矩形とする(長辺を垂直方向に短辺を水平方向に配置する)ことにより、限られたスペース(反応管42内部におけるアダプタ44の上面の反応管42内壁とアダプタ44の内周縁との間)においてもノズル66の第1の部分66aの曲線部の断面積を大きくすることができ、予備加熱部分の容積を有効に稼ぐことができる。
また、ノズル66の反応管42内壁周方向に沿う部分(ノズル66の第1の部分66aの曲線部)の流路断面形状を矩形とすることにより、このノズル66の第1の部分66aの曲線部とアダプタ44の上面との接触面積が大きくなり、ノズル66の安定した設置を実現することができる。
なお、ノズル66の第1の部分66aの曲線部の流路断面形状(反応管42内壁周方向に沿う部分の流路断面形状)は、上述した楕円形、矩形に限定されるものではなく、これら以外の非円形(ひしゃげた円形、三角形など)、円形等どのような形状でもよい。
次に、第2の実施形態における第1の部分66aの第5の変形例について説明する。
図11において、第1の部分66aの第5の変形例が示されている。
図11に示すように、ノズル66は、2つの部分(第1の部分66a,第2の部分66b)からなり、石英からなる第1の部分66aは、アダプタ44の上端部フランジ側の上面に上下方向に蛇行して隣接(所定の間隔おきに接触)しつつ、反応管42の内壁周方向に沿うように形成される。具体的には、第1の部分66aは、反応管42内部におけるアダプタ44の上面の反応管42内壁とアダプタ44の内周縁との間に載置され、反応管42の内壁周方向に沿うようにアダプタ44又は反応管42と同心円状に設けられ、かつ鉛直方向(上下方向)に波打った形状に形成されている。
また、第1の部分66aの終端部分には基板配列方向(垂直方向)に立ち上がるように直線部が形成されている。この直線部の先端(終端)には上述した凹部(小径部)68が形成され、SiCからなる第2の部分66bの内側に嵌め込まれている。したがって、この第1の部分66aの直線部及び第2の部分66bは基板配列方向に延びるように形成されている。また、ノズル66(第1の部分66a,第2の部分66b)は、反応管42と接触しないように(ノズル66と反応管42との間にすきまが形成されるように)配置されている。
このように、ノズル66の第1部分66aを反応管42の内壁周方向に沿うように、かつ鉛直方向(上下方向)に波打った形状とすることにより、限られたスペース(反応管42内部におけるアダプタ44の上面の反応管42内壁とアダプタ44の内周縁との間)においてもノズル66の第1部分66a(予備加熱部)の長さをより長く形成することができる。また、所定の間隔にて、第1の部分66aを反応管42内のより高温の領域に配置することができる。したがって、ノズル66の第1の部分66a内においてガスが十分に予備加熱され、ガスが第2の部分66b内を通るとき、更には第2の部分66b先端のガス噴出口より反応室内に噴出されるときには、ガスはより十分に加熱された状態となる。これにより、反応室内、特に基板配列領域における部分的な温度低下をより一層防ぐことが可能となり、反応室内の温度分布をより一様とすることができ、ひいては、ウエハ面間および面内にわたりより均一な処理を行うことができる。
次に、第2の実施形態における第1の部分66aの第6の変形例について説明する。
図12において、第1の部分66aの第6の変形例が示されている。
図12に示すように、ノズル66は、2つの部分(第1の部分66a,第2の部分66b、66b)からなり、石英からなる第1の部分66aは、曲線部と直線部からなる。この第1の部分66aの曲線部はアダプタ44の上端部フランジ側の上面に隣接しつつ、ノズル取付孔64aを分岐点として二又に(二つに)分かれて反応管42の内壁周方向に沿うように円弧状に形成される。即ち、第1の部分66aの二又に分かれた双方の曲線部は、反応管42内部におけるアダプタ44の上面の反応管42内壁とアダプタ44の内周縁との間に載置され、反応管42の内壁周方向に沿うようにアダプタ44又は反応管42と同心円状に設けられている。また、ノズル66(第1の部分66a,第2の部分66b、66b)は、反応管42と接触しないように(ノズル66と反応管42との間にすきまが形成されるように)配置されている。
第1の部分66aにおける二又に分かれた双方の曲線部のそれぞれの終端には、基板配列方向(垂直方向)に立ち上がるように直線部が形成されている。また、これら2つの直線部の終端(先端)には上述した凹部(小径部)68、68が形成され、SiCからなる2つの第2の部分66b、66bの内側に嵌め込まれている。したがって、この第1の部分66aの2つの直線部及び2つの第2の部分66b、66bは基板配列方向に延びるように構成されている。
このように、ノズル66は、二又に分かれた曲線部(反応管42内壁周方向に沿う部分)と2つの直線部とからなる第1の部分66aと、2つの第2の部分66b、66b(2本のSiC製ノズル)とを有する。
ここで、アダプタ44の上面に二又に分かれたうちの一方の第1の部分66aの曲線部が配置されている範囲を円弧状に形成されるこの曲線部の中心角、すなわちこの曲線部の両端部(ノズル取付孔64aの位置、一方の第1の部分66aの直線部が配置される位置)と曲線部の中心点Oとを結ぶ2本の直線(半径)のなす角度θ1で表すと、θ1=45°〜180°となっている。また、アダプタ44の上面に二又に分かれたうちの他方の第1の部分66aの曲線部が配置されている範囲を、円弧状に形成されるこの曲線部の中心角、すなわちこの曲線部の両端部(ノズル取付孔64aの位置、他方の第1の部分66aの直線部が配置される位置)と曲線部の中心点Oとを結ぶ2本の直線(半径)のなす角度θ2で表すと、θ2=45°〜180°となっている。なお、第1の部分66aにおける二又に分かれた双方の曲線部が干渉しない範囲であれば、一方の第1の部分66aの直線部が配置される位置までの範囲(角度)を180°以上としてもよい。
このように、ノズル66の反応管42内壁周方向に沿う部分(ノズル66の曲線部)が二又に形成され、2つの第2の部分66b、66b(2本のSiC製ノズル)を有することにより、このノズル66の第1の部分66a内におけるガスの流速を低下させることができる。さらに、2つの第2の部分66b、66b内のガスの流速を低下させることができる。すなわち、ノズル本数を増大させ、1本あたりの流量を減少させることでノズル66内のガスの流速を低速化させることができる。これにより、ノズル66の第1の部分66a内におけるガスの予備加熱をより十分に行うことができる(予備加熱の効率を向上させることができる)。したがって、ガスが第2の部分66b内を通るとき、更には第2の部分66b先端のガス噴出口より反応室内に噴出されるときには、ガスはより十分に加熱された状態となる。これにより、反応室内、特に基板配列領域における部分的な温度低下をより一層防ぐことが可能となり、反応室内の温度分布をより一様とすることができ、ひいては、ウエハ面間および面内にわたりより均一な処理を行うことができる。
なお、本例において、ノズル66における第1の部分66aの曲線部の形状が二又に分かれた形状で、第2の部分66bを2つ有する熱処理装置10を説明したが、これに限定されるものではなく、ノズル66の第2の部分66bは少なくとも2つ以上設けられれば良く、第1の部分66aを三又以上の複数に分かれた形状とし、第2の部分66aを3つ以上設けてもよい。また、ノズル66の曲線部の流路断面形状は、非円形(矩形、楕円形、ひしゃげた円形など)、円形等どのような形状でもよい。
また、上記実施形態や変形例は、適宜、組み合わせて用いることも可能である。例えば図12に示される第2の実施形態における第6の変形例に、図10に示される同実施形態における第4の変形例を適用して、第6の変形例の第1の部分66aの曲線部の流路断面形状を、非円形である矩形としても良い。
本発明の熱処理装置は、基板の製造工程にも適用することができる。
SOI(Silicon On Insulator)ウエハの一種であるSIMOX(Separation by Implanted Oxygen)ウエハの製造工程の一工程に本発明の熱処理装置を適用する例について説明する。
まずイオン注入装置等により単結晶シリコンウエハ内へ酸素イオンをイオン注入する。その後、酸素イオンが注入されたウエハを上記実施形態の熱処理装置を用いて、例えばAr、O雰囲気のもと、1300℃〜1400℃、例えば1350℃以上の高温でアニールする。これらの処理により、ウエハ内部にSiO層が形成された(SiO層が埋め込まれた)SIMOXウエハが作製される。
また、SIMOXウエハの他,水素アニールウエハやArアニールウエハの製造工程の一工程に本発明の熱処理装置を適用することも可能である。この場合、ウエハを本発明の熱処理装置を用いて、水素雰囲気中もしくはAr雰囲気中で1200℃程度以上の高温でアニールすることとなる。これによりIC(集積回路)が作られるウエハ表面層の結晶欠陥を低減することができ、結晶の完全性を高めることができる。
また、この他、エピタキシャルウエハの製造工程の一工程に本発明の熱処理装置を適用することも可能である。
以上のような基板の製造工程の一工程として行う高温アニール処理を行う場合であっても、本発明の熱処理装置を用いることにより、ノズルの破損等を防止することができる。
本発明の熱処理装置は、半導体装置の製造工程にも適用することも可能である。
特に、比較的高い温度で行う熱処理工程、例えば、ウェット酸化、ドライ酸化、水素燃焼酸化(パイロジェニック酸化)、HCl酸化等の熱酸化工程や、硼素(B)、リン(P
)、砒素(As)、アンチモン(Sb)等の不純物(ドーパント)を半導体薄膜に拡散する熱拡散工程等に適用するのが好ましい。
このような半導体デバイスの製造工程の一工程としての熱処理工程を行う場合においても、本発明の熱処理装置を用いることにより、ノズルの破損等を防止することができる。
以上のように、本発明は、特許請求の範囲に記載した事項を特徴とするが、さらに次のような実施形態が含まれる。
(1)反応管と、この反応管を支持する石英製のアダプタと、このアダプタに接続され前記反応管内に処理ガスを供給するノズルと、前記反応管の外部に設けられ前記反応管内を加熱するヒータとを有する反応炉内に基板を搬入する工程と、前記反応管内部におけるアダプタの上面に接続され、少なくともアダプタと接続される部分は石英製であり、その他の部分は炭化珪素であるノズルにより反応炉内に処理ガスを供給して基板を処理する工程と、処理後の基板を反応炉から搬出する工程と、を有することを特徴とする基板の製造方法、基板処理方法又は半導体装置の製造方法。
(2)反応管と、この反応管を支持するアダプタと、このアダプタに接続され前記反応管内を加熱するヒータとを有する反応炉内に基板を搬入する工程と、前記反応管内部におけるアダプタの上面に接続され、アダプタ又は反応管内壁周方向に沿う部分と、基板配列方向に延びる部分とを有するノズルにより反応炉内に処理ガスを供給して基板を処理する工程と、処理後の基板を反応炉から搬出する工程と、を有することを特徴とする基板の製造方法、基板処理方法又は半導体装置の製造方法。

Claims (15)

  1. 基板を処理する炭化珪素製の反応管と、
    前記反応管を支持する石英製のアダプタと、
    前記反応管内に処理ガスを供給するノズルと、
    前記反応管内を加熱するヒータと
    を有し、
    前記ノズルは
    前記反応管内部における前記アダプタの上面に接続される第1の部分と、
    この第1の部分に接続される第2の部分と
    を有し、
    前記第1の部分は石英にて構成され、前記第2の部分は炭化珪素にて構成される熱処理装置。
  2. 請求項1記載の熱処理装置において、前記ノズルの第1の部分は前記アダプタの上面において前記アダプタと嵌合接続される熱処理装置。
  3. 請求項1記載の熱処理装置において、前記ノズルの第1の部分と前記ノズルの第2の部分は嵌合接続され、前記第1の部分の一部が前記第2の部分の内側に嵌め込まれるように構成される熱処理装置。
  4. 請求項1記載の熱処理装置において、前記ノズルの第1の部分はガスを垂直方向とは異なる方向に流すように構成され、前記ノズルの第2の部分はガスを垂直方向に流すように構成される熱処理装置。
  5. 請求項1記載の熱処理装置において、さらに前記反応管内で複数枚の基板を支持する支持具を有し、前記ノズルの第1の部分は前記反応管内壁の周方向に沿うように構成され、前記ノズルの第2の部分は基板配列方向に延びるように構成される熱処理装置。
  6. 請求項1記載の熱処理装置において、前記ノズルの第1の部分の流路断面積が、前記ノズルの第2の部分の流路断面積よりも大きい熱処理装置。
  7. 請求項1記載の熱処理装置において、前記ノズルの第1の部分または第2の部分は、ガスが前記第1の部分を流通する際の方が前記第2の部分を流通する際よりもガス流速が遅くなるように構成される熱処理装置。
  8. 請求項1記載の熱処理装置において、前記ノズルの第2の部分は少なくとも2つ以上設けられる熱処理装置。
  9. 請求項1記載の熱処理装置において、前記ノズルの第1の部分は、前記ヒータよりも下方の前記ヒータと対向しない領域に配置されている熱処理装置。
  10. 請求項1記載の熱処理装置において、前記ノズルの第1の部分と前記ノズルの第2の部分との接続部は、前記ヒータよりも下方の前記ヒータと対向しない領域に配置されている熱処理装置。
  11. 基板を処理する炭化珪素製の反応管と、
    前記反応管を支持する石英製のアダプタと、
    前記反応管内に処理ガスを供給するノズルと、
    前記反応管内を加熱するヒータと、
    前記反応管内で複数枚の基板を支持する支持具と
    を有し、
    前記ノズルは
    前記反応管内部における前記アダプタの上面に接続される第1の部分と、
    この第1の部分に接続される第2の部分と
    を有し、
    前記第1の部分は石英製であり前記反応管内壁の周方向に沿うように構成され、前記ノズルの第2の部分は炭化珪素製であり基板配列方向に延びるように構成される熱処理装置。
  12. 基板を処理する炭化珪素製の反応管と、
    前記反応管を支持する石英製のアダプタと、
    前記反応管内に処理ガスを供給するノズルと、
    前記反応管内を加熱するヒータと
    を有し、
    前記ノズルは
    前記反応管内部における前記アダプタの上面に接続される第1の部分と、
    この第1の部分に接続される第2の部分と
    を有し、
    前記第1の部分は石英にて構成され、前記第2の部分は炭化珪素にて構成され、前記第1の部分の流路断面積が、前記第2の部分の流路断面積よりも大きい熱処理装置。
  13. 炭化珪素製の反応管と、前記反応管を支持する石英製のアダプタと、前記反応管内を加熱するヒータとを有する反応炉内に基板を搬入する工程と、
    前記反応管内部における前記アダプタの上面に接続される第1の部分と、この第1の部分に接続される第2の部分とを有し、前記第1の部分は石英にて構成され、前記第2の部分は炭化珪素にて構成されるノズルにより前記反応炉内に処理ガスを供給して基板を処理する工程と、
    処理後の基板を前記反応炉から搬出する工程と、
    を有する基板の製造方法。
  14. 炭化珪素製の反応管と、前記反応管を支持する石英製のアダプタと、前記反応管内を加熱するヒータとを有する反応炉内に基板を搬入する工程と、
    前記反応管内部における前記アダプタの上面に接続される第1の部分と、この第1の部分に接続される第2の部分とを有し、前記第1の部分は石英にて構成され、前記第2の部分は炭化珪素にて構成されるノズルにより前記反応炉内に処理ガスを供給して基板を処理する工程と、
    処理後の基板を前記反応炉から搬出する工程と、
    を有する基板処理方法。
  15. 炭化珪素製の反応管と、前記反応管を支持する石英製のアダプタと、前記反応管内を加熱するヒータとを有する反応炉内に基板を搬入する工程と、
    前記反応管内部における前記アダプタの上面に接続される第1の部分と、この第1の部分に接続される第2の部分とを有し、前記第1の部分は石英にて構成され、前記第2の部分は炭化珪素にて構成されるノズルにより前記反応炉内に処理ガスを供給して基板を処理する工程と、
    処理後の基板を前記反応炉から搬出する工程と、
    を有する半導体装置の製造方法。
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