JP4815300B2 - ステッピングモータのステータコアの製造方法並びにそのステッピングモータ - Google Patents

ステッピングモータのステータコアの製造方法並びにそのステッピングモータ Download PDF

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Description

本発明はステッピングモータのステータコアの製造方法に関し、さらに詳しくは、ステータコアの内周縁に起立形成される極歯のプレス成形による加工技術に関する。
従来、この種のステッピングモータとして、例えば特許文献1に示されるような、回転子に永久磁石を使用したPM型(Permanent Magnet Type)ステッピングモータ100が知られている。図7にその概略構成を示して説明すると、一対の内ステータコア104,104が2相分背中合わせに重ね合わされ、各内ステータコア104の内周縁には複数本の極歯106,106・・・が略等間隔に起立形成され、その外周に、絶縁性合成樹脂の被膜108で覆われた空芯(ボビンレス)コイル110,110がそれぞれ装着されている。
そして、内ステータコア104の極歯106群の内周側には回転軸112の周りにマグネット(永久磁石)114が一体的に設けられたロータ116が軸受118,118を介して取付板120,120に回転自在に支承されている。各内ステータコア104,104には、外ステータコア122,122が被着され、各外ステータコア122,122の内周縁には、内ステータコア104の極歯106群と互い違いに噛み合うように極歯が設けられている。
このように構成されたステッピングモータ100では、各内ステータコア104,104に設けられた端子ピン102,102に空芯コイル110,110の巻き線端末110aが巻き付けられて接続され、この端子ピン102,102を介して各空芯コイル110,110に電流が流れ、その磁界の発生によって回転軸112への回転駆動力が付与されて回転軸112の一端側より回転出力されることは周知のとおりである。
特開2004−112985号公報
しかしながら、このようなステッピングモータ100において、内ステータコア104の内周縁に極歯106をプレス成形により打抜き・折曲加工するに際しては、図8に示したように内ステータコア104の背面側より内ステータコア104の内周縁に形成する極歯106の輪郭に沿ってパンチ124により打抜き(図8(a))、次いで同じく内ステータコア104の背面側よりパンチ126で折曲起立形成していた(図8(b))。
そうすると、図8(c)に示すように、内ステータコア104の内周縁に形成される各極歯106の先端部あるいは周縁部にはパンチ124の打抜きにより形成されるバリやカエリ128が外向きに、すなわち、空芯コイル110が装着される極歯106の外周縁側に形成される。
その結果、この内ステータコア104に空芯コイル110を装着する際にその空芯コイル110がプレス成形で極歯106に発生したカエリやバリ128によって疵つけられ、断線や絶縁耐圧不良等を生じさせるという問題がある。
また、カエリやバリ128に接触しないように、内ステータコア104の極歯106群と空芯コイル110との同心を保った状態で空芯コイル110を内ステータコア104に装着する必要があるため、作業性が悪く、手間がかかるという問題がある。更に、内ステータコア104を形成する際にブラスト等の仕上げ加工を施しカエリやバリ128を取り除くといった方法も考えられるが、追加作業が必要となるため、コストが高くなるという問題がある。
そこで、本発明の解決しようとする課題は、ステータコアの内周縁に極歯をプレス加工により打抜き・折曲起立形成するに際し、そのプレスにより発生するバリやカエリによって空芯コイルを疵つけることのないステッピングモータのステータコアの製造方法を提供し、また、ステータコアの極歯に発生するバリやカエリによって空芯コイルを疵つけることのないステッピングモータを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、外周面側にコイルが配置され、内周面側にロータの永久磁石が対向して配置される複数本の極歯を内周縁に有するステータコアの製造方法であって、磁性体からなる金属板を前記極歯の外周面となる側から前記極歯の内周面となる側に向けて当該極歯の輪郭に対応する形状にプレス加工で打ち抜いて、前記金属板の平面方向に延びる前記極歯全体の輪郭形状を形成した後、前記極歯の輪郭に対応する部分のうち、当該極歯の基端となる部分を前記プレス加工で打抜いた方向と反対方向である前記極歯の内周面となる側から前記極歯の外周面となる側に向けて折り曲げて、前記極歯を折曲起立成形することを要旨とするものである。
本発明によれば、ステータコアの内周縁に起立形成される複数本の極歯群にプレス加工によるバリやカエリ等があっても、それはステータコアの極歯群の内周縁側に主に形成されるものであって、空芯コイルが装着される外周縁側には存在しない。そのため、ステータコアに空芯コイルを装着するに際して、そのバリ等により空芯コイルが疵つけられることがなく、断線や絶縁耐圧不良等を生じさせるようなことがない。
また、請求項2に記載のように前記プレス加工では、前記極歯を打抜くのと同時に該極歯の基端を連結する連結部を打抜くようにすると良い。
このような構成によれば、極歯の打抜きと、該極歯の基端を連結する連結部(菊座)の打抜きとを同時に行うようにすると、この各極歯間の連結部に発生するバリやカエリ等も空芯コイルが装着されるステータコアの載置面には形成されない。そのため、空芯コイルをステータコアに装着した際に、空芯コイルがバリ等によって疵つけられることもなく、断線や絶縁不良等の問題も発生しない。
さらに、本発明に係るステッピングモータは、請求項3に記載のように、回転軸にマグネットが固着されたロータと、請求項1または2に記載の製造方法により製造されたステータコアとを備え、該ステータコアの内周縁に形成される極歯の外周に空芯コイルが装着されていることを要旨とするものである。
このようなステッピングモータによれば、ステータコアの内周縁に起立形成された極歯群にバリやカエリ等が発生しても、そのステータコアに装着される空芯コイルが極歯のバリ等により疵つけられる虞がなく、そのため、空芯コイルの断線や絶縁耐圧不良等の不具合が発生しない。また、空芯コイルをステータコアに装着する際の組み立て作業性がよい。これにより品質の安定したステッピングモータが得られ、製品歩留りも向上する。
また、請求項4に記載のように、前記空芯コイルは、前記極歯とは非接触状態で前記ステータコアに装着すると効果的である。このように空芯コイルがステータコアの極歯と非接触の状態にあれば、バリやカエリ等の影響は更に受けないものとなり、より有効なものとなる。
本発明によれば、ステータコアの内周縁に起立形成される複数本の極歯群にプレス加工によるバリやカエリ等があっても、それはステータコアの極歯群の内周縁側に主に形成されるものであって、空芯コイルが装着される外周縁側には存在しない。そのため、ステータコアに空芯コイルを装着するに際して、そのバリ等により空芯コイルが疵つけられることがなく、断線や絶縁耐圧不良等を生じさせるようなことがない。また、空芯コイルをステータコアに装着する際の作業性が向上する。これにより製品としてのステッピングモータの品質を安定させ、製品の歩留りを向上させることができる。
以下に本発明の一実施形態に係るステッピングモータについて、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態に係るステッピングモータ10の概略構成を示したものである。
本実施形態のステッピングモータ10は、図示のように、回転軸20と回転軸20の外周面に固着された円筒状のマグネット(永久磁石)22を備えたロータ24と、ロータ24を囲むように配置されたステータ11とを有している。
ステータ11は、第1のステータ組11aと、この第1のステータ組と背中合わせに固定される第2のステータ組11bによって2相構造に構成されている。なお、第1のステータ11aと第2のステータ11bの基本的な構成は同じであるため、以下では共通する部分については同一の符号を付して説明する。
第1のステータ組11aと第2のステータ組11bは、各々、内ステータコア16と、外ステータコア12と、コイルボビンを有しない空芯(ボビンレス)コイル14とから構成されている。
内ステータコア16には、空芯コイル14が装着され、一対の内ステータコア16が背中合わせに重ね合わされている。各内ステータコア16の内周縁にはそれぞれ複数本づつからなる極歯18aが略等間隔に環状に起立形成されている。そして、内ステータコア16には外ステータコア12がそれぞれ被着される。外ステータコア12の内周縁には内ステータコア16と同様に複数本づつからなる極歯18bが起立形成されており、内ステータコア16の極歯18aと外ステータコア12の極歯18bとが周方向に噛み合うように並んだ状態で配置されている。
そして、この内ステータコア16の極歯18aと外ステータコア12の極歯18bの外周面に空芯コイル14の内周面が対向するように内ステータコア16に空芯コイル14が装着されている。
そして、このように構成されたステータ11の中央部には、所定の間隙を配して回転軸20の周りにマグネット22が一体的に設けられたロータ24が配置されている。
第1のステータ組11aの外ステータコア12には、ステッピングモータ10を機器に搭載する際の固定板などとして利用される取付板29aが固定されており、この取付板29aには回転軸20を出力側で回転自在に支承する第1のラジアル軸受26が固定されている。
また、第2のステータ組11bの外ステータコア12には、回転軸20を反出力側で回転自在に支承する第2のラジアル軸受27が固定されている。さらに、第2のステータ組11bの外ステータコア12には、側板29bが固定されており、この側板29bによって回転軸20の軸端がスラスト方向に回転自在に支承されている。
すなわち、ロータ24は第1のラジアル軸受26と、第2のラジアル軸受27と、側板29bにより回転自在に支承されている。そしてロータ24の回転軸20の一端側は第1のステータ組11aの外ステータコア12より外側(出力側)に突出され、回転駆動用の出力軸とされている。
また、第1のラジアル軸受26とマグネット22との間には樹脂製のワッシャ23が配置され、ロータ24の出力側への移動を規制している。
更に、内ステータコア16には、各空芯コイル14に電力を供給する端子ピン28を保持する端子台28aが設けられ、この端子ピン28を介して空芯コイル14に交流電流が流され、回転磁界が発生する。この回転磁界によってロータ24のマグネット22に磁気的な回転力が付与され、マグネット22とともに回転軸20が回転駆動する。
図2(a)は内ステータコア16の外観構成を示したものである。図示のように、本実施の形態において、この内ステータコア16は空芯コイル14が載置される円環状の台座16aの外周縁は略円形に形成され、その内周縁には複数本の極歯18aが連結部16b(菊座)を介して略等間隔に円周上に起立形成されている。
そして、台座16aの外周縁の一側には、端子ピン28を保持する端子台28aを取り付けるための端子台取り付け部16cが形成されている。また、端子台取り付け部16cには、背中合わせに重ね合わされる対をなす内ステータコア16同士の位置決め用の位置決め穴16dが設けられている。
このような構成を有する内ステータコア16をプレス成形により製造するに際して、その製造工程を図3に示して説明する。
まず、図3(a)に示すように、予め所望の内ステータコア16の外径に対応する略円形のコア形成部30と、コア形成部30の両サイドに略平行に設けられたリード部32で連結された帯板状部材34が、所定の送りピッチP1をもって順送プレス金型に順次送られる。なお、帯板状部材は、鉄などの磁性金属からなる板材にから形成されている。
そして、図3(b)に示すように、第1工程では、この帯板状部材34のコア形成部30の一方の面側(正面側)に、極歯18aの輪郭に対応する形状を有する打抜パンチ38を配置し、他方の面側(背面側)の対応する位置に打抜台40を配置して、正面側から背面側に向けて打抜きパンチ38で帯板状部材34をプレスして打抜き、極歯18aの輪郭形状を形成する。
このようにして、円周側から中心側に向けて先細の形状を有する複数の極歯18aが、所定の間隔で形成される(図3a参照)。尚、空芯コイル14が載置され、極歯18a,18a同士を連結する円周部分を台座16aと称し、この台座16aの内周縁に立設された極歯18aと極歯18aとの間の円弧状の端縁を連結部16b(菊座)と称する。
第2工程では、第1工程において打抜かれた極歯18aの基端をプレス加工により屈曲させて、極歯18aを起立成形する。この第2工程では、第1工程において、打抜台40が配置されていた面側(背面側)に折曲パンチ42を配置し、打抜パンチ38が配置されていた面側(正面側)に折曲台44を配置して、折曲パンチ42で極歯18aを押圧して屈曲させ、正面側に向けて極歯18aを起立させる。
これらの各工程を経て極歯18aが形成された内ステータコア16の両サイドのリード部32を切断して帯板状部材34から切り離し、台座16aの内周縁に極歯18aが一体的に形成された内ステータコア16が完成する。
図4は、極歯18aを打抜き、折曲起立成形するときのバリやカエリ等46の発生方向を説明するための模式図である。ここで、図4(a)に示すように、内ステータコア16には、図3に示す第1工程において、バリやカエリ等46が発生するとすれば、極歯18aおよび連結部16b(菊座)の切断端面の背面側、すなわち打抜台40が配置されていた側の端縁に存在することになる。そして、図4(b)に示すように、このようにして切り抜き形成された極歯18aを背面側から、すなわち打抜き方向と反対方向から折曲パンチ42で押圧して正面側に向けて起立成形している。そのため、図2(b)の拡大図および図4(b)に示すように、切断端面に形成されるバリやカエリ等46は、極歯18aの切断端面の内周側および連結部16bの切断端面の背面側に配置されることになり、空芯コイル14が対向する面にはバリやカエリ等46が形成されない。
このようにして製造された内ステータコア16には、端子ピン28を保持した端子台28aが一体的に取り付けられる(図5(a))。端子台28aは、耐熱性および絶縁性を有する液晶ポリマーなどの合成樹脂材料等から形成されており、内ステータコア16の一側辺に設けられた端子台取り付け部16cにインサート成形などにより取り付けられる。なお、この端子台28aには、空芯コイル14に電力を供給するための端子ピン28が取り付けられる。
一方、内ステータコア16の極歯18a群の外周に装着する空芯コイル14を形成する(図5(b))。この空芯コイル14を形成する巻線の表面には自己融着層が設けられており、コイルボビンがなくとも、巻線だけで空芯コイル14の形状を維持できるようになっている。
このように図5(b)に示す空芯コイル14を図5(a)に示す内ステータコア16の極歯18aの外周に装着する(図5(c))。この際、内ステータコア16の空芯コイル14との接触面、すなわち台座16aに、接着テープなどの接着部材を介在させれば、空芯コイル14を内ステータコア16に固定することができる。
なお、この接着部材は絶縁性を有する樹脂材料から形成されていることが好ましい。
更に、空芯コイル14の内周面と極歯18aの外周面とは微小な空隙を介して装着されていることが好ましい。すなわち、空芯コイル14は、内ステータコア16の極歯18aとは非接触状態で内ステータコア14に装着されていても良い。このように空芯コイル14を装着することにより、空芯コイル14と極歯18aとが接触することがないため、接触による短絡を防ぐことができる。
また、空芯コイル14の巻線端末14aを端子ピン28に巻き付けた後、巻線端末14aを端子ピン28に半田付けすることで、この端子ピン28を介して空芯コイル14に電力を供給できるようになる。
(本形態の主な効果)
このように、内ステータコア16に空芯コイル14を装着するに際し、プレス加工による打抜きで発生したバリやカエリ等46は空芯コイル14に接触しない側の面の周縁に形成されているため極歯18aや連結部16bの切断端面に形成されたバリやカエリ等46が空芯コイル14に接触して空芯コイル14を疵つけることがない。したがって、空芯コイル14の断線や絶縁耐圧不良等の不具合が生じない。また、空芯コイル14を内ステータコア16に装着する際に、バリやカエリ46等で空芯コイル14が疵つけられる虞がないので、組み付け作業性がよく、ステッピングモータ10の品質が安定し、製品歩留りが向上される。
このようにして空芯コイル14が取り付けられた内ステータコア16は、極歯18aが反対方向に起立形成された対をなす内ステータコア16同士が、互いに背中合わせに位置決め穴16dを介して位置にズレのないように重ね合わされ、例えば、内ステータコア16同士の外周端面で溶接されて固定される。
このようにして2相分組み合わされた内ステータコア16を挟むように、対をなす外ステータコア12が装着される。外ステータコア12の外周面は空芯コイル14の外周面をほぼ覆うように形成されており、本実施形態においてはモータケースを兼用している。また、外ステータコア12の内周面には、内ステータコア16の極歯18aの隙間に対応する位置に極歯18bが設けられて、内ステータコア16の極歯18aと噛み合うように形成されている。
この外ステータコア12の内周面に形成される極歯18bも、内ステータコア16に形成される極歯18aと同様に、一方の面側から打抜き成形し、反対側の面から折曲起立成形される。以下にこの外ステータコア12の製造工程について図6を参照して説明する。
まず、予め所望の外ステータコア12の外径に対応する略円形のケース形成部50が、その両サイドに略平行に設けられたテープ部52で連結された長尺部材54を、鉄などの磁性金属からなる板材より形成し、この長尺部材54が、送りピッチP2をもって順送プレス金型に順次送られる。尚、ケース形成部50とテープ部52は、ケース形成部50の両サイドに立設された壁部50aによって連結されており、この壁部50aは、外ステータコア12が完成した際には外ステータコアの側壁、すなわちモータケース12aとなる(図1参照)。
そして、第1工程では、このケース形成部50の一方の面側(内面側)に、極歯18bの輪郭に対応する形状を有する打抜パンチ38を配置し、他方の面側(外面側)の対応する位置に打抜台40を配置して、内面側から外面側に向けて打抜パンチ38で長尺部材54を押圧して打抜き、極歯18bを形成する。このようにして、円周側から中心側に向けて先細の形状を有する極歯18bが円周上に所定の間隔で形成される(図6(a)参照)。
第2工程では、第1工程によって打抜かれた極歯18bの基端をプレス加工により屈曲させて、極歯18bを起立成形する。この第2工程では、第1工程において、打抜台40が配置されていた面側(外面側)に折曲パンチ42を配置し、打抜パンチ38が配置されていた面側(内面側)に折曲台44を配置して、折曲パンチ42で極歯18bを押圧して屈曲させ、内面側に向けて極歯18bを起立させる。
これらの工程を経て極歯18bが形成された外ステータコア12をテープ部52から切り離して外ステータコア12が完成する。このように形成された外ステータコア12によれば、内ステータコア16の同様に打抜き形成によるバリやカエリ等46が空芯コイル14に対向しない面に配置される。したがって、空芯コイル14と接する面側の切断端縁にはバリ等46がなく、空芯コイル14を疵つけてしまうことがない。
このように組み立てられた内ステータコア16の極歯18aおよび外ステータコア12の極歯18bの内周側に、回転軸20に取り付けられたマグネット22を有するロータ24が配設されてステッピングモータ10が製造される。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施できることはもちろんである。
本実施の形態において、空芯コイル14は、内ステータコア16の極歯18aの外周に装着されていたが、外ステータコア12の極歯18bの外周に装着していても構わない。
本発明の一実施形態に係るステッピングモータの構成を示す断面図である。 (a)は本発明の一実施形態としてのステータコアの外観斜視図であり、(b)は極歯の先端形状を詳細に示す拡大図である。 図1に示したステッピングモータのステータコアの製造工程の概略説明図である。 図3に示した製造方法でステータコアを製造する際のバリやカエリの発生方向を模式的に示した説明図である。 本実施形態のステータコアに空芯コイルを装着する工程を示す図である。 本実施形態に係るヨークの製造工程の概略説明図である。 従来一般に知られるステッピングモータの概略構成を示す断面図である。 図7に示すステッピングモータのステータコアの製造工程の説明図である。
符号の説明
10 ステッピングモータ
12 外ステータコア(ステータコア)
14 空芯コイル
16 内ステータコア(ステータコア)
18a,18b 極歯
20 回転軸
22 マグネット
38 打抜パンチ
40 打抜台
42 折曲パンチ
44 折曲台

Claims (4)

  1. 外周面側にコイルが配置され、内周面側にロータの永久磁石が対向して配置される複数本の極歯を内周縁に有するステータコアの製造方法であって、
    磁性体からなる金属板を前記極歯の外周面となる側から前記極歯の内周面となる側に向けて当該極歯の輪郭に対応する形状にプレス加工で打ち抜いて、前記金属板の平面方向に延びる前記極歯全体の輪郭形状を形成した後、
    前記極歯の輪郭に対応する部分のうち、当該極歯の基端となる部分を前記プレス加工で打抜いた方向と反対方向である前記極歯の内周面となる側から前記極歯の外周面となる側に向けて折り曲げて、前記極歯を折曲起立成形することを特徴とするステッピングモータのステータコアの製造方法。
  2. 前記プレス加工では、前記極歯を打抜くのと同時に該極歯の基端を連結する連結部を打抜くことを特徴とする請求項1記載に係るステッピングモータのステータコアの製造方法。
  3. 回転軸にマグネットが固着されたロータと、請求項1または2に記載の製造方法により製造されたステータコアを有するステータとを備え、
    該ステータコアの内周縁に形成される極歯の外周に空芯コイルが装着されていることを特徴とするステッピングモータ。
  4. 前記空芯コイルは、前記極歯とは非接触状態で前記ステータコアに装着されていることを特徴とする請求項3記載のステッピングモータ。
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