JP4809908B2 - 柵工材及びその製法 - Google Patents

柵工材及びその製法 Download PDF

Info

Publication number
JP4809908B2
JP4809908B2 JP2009098014A JP2009098014A JP4809908B2 JP 4809908 B2 JP4809908 B2 JP 4809908B2 JP 2009098014 A JP2009098014 A JP 2009098014A JP 2009098014 A JP2009098014 A JP 2009098014A JP 4809908 B2 JP4809908 B2 JP 4809908B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bamboo
split
split bamboo
construction material
spiral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009098014A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010248755A (ja
Inventor
耕治 山内
Original Assignee
耕治 山内
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 耕治 山内 filed Critical 耕治 山内
Priority to JP2009098014A priority Critical patent/JP4809908B2/ja
Publication of JP2010248755A publication Critical patent/JP2010248755A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4809908B2 publication Critical patent/JP4809908B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Description

本発明は、土中への埋設時に十分な機械的強度、内部への良好な通水性と通気性とを有する柵工材及びその製法に関するものである。
堤防又は河岸を流水の侵食洗掘から守る護岸は、法覆、法留及び根固めの3部分から通常構成される。法覆を形成する法覆工は、堤防や河岸の法面(斜面)を被覆して流水による侵食を防ぐ工法である。法留を形成する法留工は、法覆工の土台となるもので、法覆工が滑り落ちないように支える作用があり、主として、木杭を打ってそれに竹の横木を渡して柵を作る竹柵工、板塀のように、板で柵を作る板柵工、丸太により柵を作る丸太柵工がある。また、地表水の滴下による表土の移動を防止し、植栽木の育成に良好な環境条件を造成するため、また簡易な土留め工として堆積土砂の流出やがり侵食の発達を防止する目的として間伐材を用いた木製柵工が今日盛んに行われている。
下記特許文献1は、土に接する節の部分から発根及び発芽し下方に根が伸びる性質を有する特定種の竹の茎の部分を複数の節を含む長さに切断した竹材料を横向けにして各節の少なくとも一部が土に接するよう土を被せて埋め込み、竹材料の土に接する節の部分から発根しかつ下方に伸びる根によって土留めをする土留め方法を示す。この土留め方法では、竹の植生を利用して山林や造成地の法面の崩壊防止、災害により崩壊した法面の復旧、河川や池の護岸改修等の土留めを行うことができる。また、資源として豊富に存在する竹を利用するので、周辺環境に馴染みかつ安価に施工することができる。しかしながら、繊維密度の高い竹を土中又は地盤中に埋設すると、十分な排水機能が得られず、土又は地盤から水分を除去して、水に起因する崖又は地盤の崩落を確実に防止することができなかった。
添付図面の図16及び図17に示すように、下記特許文献2は、複数の割竹(33)を同一円周上に配置して形成される円筒体(31)と、円筒体(31)の外周面(31a)を緊締する緊束部材(32)と、緊束部材(32)の両端を連結するときに、割竹(33)の径方向内側への移動を阻止する短管状の保持部材(34)とを備える柵工材(30)を示す。柵工材(30)を土中に埋設すると、複数の割竹(33)の間の間隙(35)を通じて土中の水分が円筒体(31)内に流入し、土中の排水作用が自然に生じて、崖、盛土等の崩落を防止することができる。しかしながら、図16の柵工材(30)では、土に還元されない耐食性を有するステンレス鋼又は樹脂により形成される保持部材(34)が、土中に埋設された産業廃棄物となる難点があった。また、図17の柵工材(30)では、複数の割竹(43)を同一円周上に配置して形成される第2の円筒体(41)により形成される保持部材は、環境に悪影響を及ぼさないが、土中への埋設時に機械的強度が不十分であり、十分な土止め効果を得ることができなかった。また、所定の直径を有する円筒体(31)と第2の円筒体(41)とを個別に形成するため、製造作業性及び生産性も悪かった。
特開2000−154546公報 特開2007−303115公報
よって、本発明の一目的は、機械的強度の高い柵工材及びその製法を提供することにある。本発明の他の目的は、土中又は地盤中への埋設時に、十分な排水機能を生じかつ周辺の土又は地盤と一体化して植物を育成できる柵工材及びその製法を提供することを目的とする。本発明の別の目的は、自然の景観を与える資源量の豊富な竹を使用し、環境に悪影響を及ぼさない柵工材及びその製法を提供することにある。
本発明による柵工材は、ほぼ同一長さの複数の割竹(23)の隣り合う長さ方向の各側縁(23a)を互いに対向させて、複数の割竹(23)を並置した外側割竹(4)と、外側割竹(4)の割竹(23)とほぼ同一長さを有する複数の割竹(23)の隣り合う長さ方向の各側縁(23a)を互いに対向させて、複数の割竹(23)を並置した内側割竹(5)と、外側割竹(4)に対して相対的に内側割竹(5)を軸方向にずらして、外側割竹(4)の各割竹(23)と内側割竹(5)の各割竹(23)とをすだれ状に編む編材(6)と、螺旋状又は筒状に捲回した内側割竹(5)を芯材として、内側割竹(5)の外側に外側割竹(4)を螺旋状に連続して捲回して形成される渦巻き体(3)を外側で緊締する緊締部材(7)とを備える。編材(6)を使用して、外側割竹(4)の各割竹と内側割竹(5)の各割竹とをすだれ状に連続的に編み、螺旋状又は筒状に捲回した内側割竹(5)を芯材として、内側割竹(5)の外側に外側割竹(4)を連続して螺旋状に捲回して形成される渦巻き体(3)を外側で緊締部材(7)により緊締するので、天然の竹材により形成される本発明の柵工材は、極めて高い機械的強度を有ししかも自然環境を汚染しない。また、編材(6)により割竹(23)をすだれ状に連続的に編み込むので、各割竹(23)が互いに分離せずに、所定の位置に確実に保持される各割竹(23)を螺旋状に捲回することができる。
本発明による柵工材の製法は、一定長さの複数の竹材(20)の各断面を長さ方向に切断して、ほぼ同一長さの複数の割竹(23)を形成する工程と、複数の割竹(23)の隣り合う長さ方向の各側縁(4a)を対向させて、複数の割竹(23)を互いに並置して外側割竹(4)を準備すると共に、複数の割竹(23)の隣り合う長さ方向の各側縁(5a)を対向させて、複数の割竹(23)を互いに並置して内側割竹(5)を準備し、外側割竹(4)に対して相対的に内側割竹(5)を軸方向にずらして、外側割竹(4)と内側割竹(5)の各割竹(23)とを編材(6)によりすだれ状に連続的に編む工程と、内側割竹(5)を渦巻き状に捲回する工程と、捲回した内側割竹(5)を芯材として、内側割竹(5)の外側に外側割竹(4)を連続して螺旋状に捲回して渦巻き体(3)を形成する工程と、渦巻き体(3)を径方向内側に圧縮する工程と、圧縮状態の渦巻き体(3)を外側から緊締部材(7)により緊締する工程とを含む。本発明の柵工材の製法を直接使用して、前記柵工材を製造することができる。
前記の通り、本発明では、天然に豊富に存在する竹材をすだれ状に編み込み、螺旋状に捲回して、機械的強度の高い円筒状の柵工材を効率よく量産することができる。
本発明による実施の形態の柵工材を示す斜視図 図1の柵工材を背面から見た斜視図 竹材から割竹を形成する一連の加工工程による割竹の斜視図 針金によりすだれ状に連結した割竹の平面図 すだれ状に針金で編んだ例を示す隣り合う割竹の側面図 すだれ状に針金で編んだ他の例を示す隣り合う割竹の側面図 すだれ状に針金で編んだ更に別の例を示す隣り合う割竹の側面図 図1の柵工材の断面図 プレス装置の上型と下型とを示す正面図 プレス装置の上型と下型により渦巻き体を挟持する状態を示す斜視図 一列に配置した複数の渦巻き体を示す斜視図 図11に示す複数の渦巻き体を互いに連結した状態を示す斜視図 すだれ状に連結する編材をとじ金により固定した割竹の平面図 土留柵工構造体を示す正面図 土中に埋設される図14の土留柵工構造体を示す部分断面図 従来の柵工材の端部を示す斜視図 従来の他の柵工材の端部を示す斜視図
以下、本発明による柵工材及びその製法の実施の形態を図1〜図15について説明する。
まず、本発明による柵工材の製法を説明する。最初に、図3(a)に示すように、一定長さに切断した竹材(20)を準備する。図示する竹材(20)は、1本を例示するが、実際には、複数の竹材(20)を準備する。次に、一定長さの複数の竹材(20)の各断面を長さ方向に切断して、ほぼ同一長さの複数の割竹(21)を形成する。割竹(21)は、例えば、竹材(20)の全断面の1/32〜1/4の任意の比率で長さ方向に切断することができる。竹材(20)は、真竹、孟宗竹、淡竹、黒竹又は篠竹等のイネ科中のタケ亜科に属する竹を含み、日本産に限らず、外国産を含む種々の竹材を使用することができる。特に、日本中に自生し、高さ15〜20m及び直径100〜200mm程度の比較的大きな外形に成長する真竹及び孟宗竹を使用するのが好ましい。国内に大量に存在する天然材料である竹は、環境に悪影響を及ぼさない。
竹材(20)を長さ方向に割いた後、図3(c)に示すように、図3(b)に示す割竹(21) の内面に突出する節(22)の先端部を切除して、図3(c)に示す割竹(23)を形成する。ほぼ扇形の節(22)を完全に除去する必要はなく、例えば、湾曲する割竹(23)の両側縁(23a)から除去した節(22)が径方向内側に大きく突出しなければよい。
次に、図4に示すように、複数の割竹(23)の隣り合う長さ方向の各側縁(4a)を対向させて、複数の割竹(23)を互いに並置して外側割竹(4)を準備すると共に、複数の割竹(23)の隣り合う長さ方向の各側縁(5a)を対向させて、複数の割竹(23)を互いに並置して内側割竹(5)を準備し、外側割竹(4)に対して相対的に内側割竹(5)を軸方向にずらして、図示しない編み機により、外側割竹(4)と内側割竹(5)の各割竹(23)とを編材(6)によりすだれ状に連続的に編む。図4に示す平板状に編んだ割竹(23)は、必ずしも前記の順序で形成する必要はない。編材(6)は、鉄製、銅製等の針金、金属製又は繊維製のワイヤ、ロープの少なくとも1つから選択することができる。複数の外側割竹(4)及び内側割竹(5)をほぼ同一長さに形成するのが好ましいが、1〜5mm程度の長さ差異があってもよい。例えば、90mm、100mm又は150mm等の柵工材(1)を設置する地域又は施工現場毎に規定される柵工材の直径に合わせて、割竹(23)の長さ及び幅並びに外側割竹(4)及び内側割竹(5)の各数量を決定する。図示の実施の形態では、外側割竹(4)よりも割竹(23)数の少ない内側割竹(5)を渦巻き体(3)の芯材とし、手作業又は図示しない捲回装置により、内側割竹(5)の外側に外側割竹(4)を連続して螺旋状(渦状、渦巻き状又はロール状)に捲回して、渦巻き体(3)を形成する。
「すだれ状に編む」又は「すだれ状に編み込む」とは、互いに並行にかつ横に配列した複数の割竹にすだれ状に編材(6)を掛けて、複数の割竹を面状に保持する全ての編方をいう。例えば、互いに並行に配置される隣り合う複数の割竹(23)の 外皮(23b)側及び内皮(23c)側を交互に通過させて、割竹(23)の断面方向に見て隣り合う一対の割竹(23)間で交差(25)させて、編材(6)を割竹(23)に編むことができる。即ち、図5の実線で示す編材(6)を隣り合う割竹(23)を縫うように、隣り合う割竹(23)の外皮(23b)側と内皮(23c)側とを交互に通過させると共に、実線で示す編材(6)とは逆に、図5の二点鎖線で示す編材(6)を隣り合う割竹(23)の裏面と表面を交互に通過させ、実線で示す編材(6)と二点鎖線で示す編材(6)とが隣り合う割竹(23)間で交差(25)して、編むことができる。連続する1本若しくは複数本又は互いに連結されない複数の編材で図5の実線及び二点鎖線で示す編材(6)を構成することができる。
前記すだれ状に編み方は、種々の変更が可能である。例えば、図6に示すように、実線及び二点鎖線で示す編材(6)をそれぞれ外皮(23b)側及び内皮(23c)側に沿ってのみ延伸させるが、一対の割竹(23)間で実線及び二点鎖線で示す編材(6)を交差(25)させることができる。また、図7に示すように、外皮(23b)側及び内皮(23c)側に沿って延伸する実線及び二点鎖線で示す編材(6)に一対の割竹(23)間で、編材(6)を結ぶ結び目、結節部、接着剤又は融着若しくは溶着により結合(26)することができる。また、例えば、交差(25)する一対又は2重の編材(6)を互いに捩り、公知の方法で結び、接着又は溶接等の手段で結合することもできる。このように、すだれ状に編むことにより、運搬又は変形の際に、隣り合う割竹(23)を所定の関係位置に確実に保持すると共に、交差(25)部分を中心に隣り合う割竹(23)を互いに傾斜させて、異なる角度に配置することができる。また、正しい経路で、均一にかつ緊密に編材(6)を割竹(23)に編めば、編材(6)は、割竹(23)に確実に固定され、割竹(23)に沿って横方向に編材(6)がずれたり、移動しない。従って、図4に示すように、編材(6)により複数の割竹(23)を平板状に編んだ状態でも、その後、交差(25)部分で隣り合う割竹(23)を互いに傾斜させて、図1に示すように、螺旋状に捲回することができる。また、図4に示す実施の形態では、割竹(23)に対して直角な線に沿って編材(6)を編むが、割竹(23)に対して一定角度傾斜する線に沿って編材(6)を編んでもよい。
次に、図4に示すように、編材(6)で複数の割竹(23)を平板状に接続した後に、内側割竹(5)の各割竹(23)の外皮(23b)を外側とし、内皮(23c)を内側として内側割竹(5)を渦巻き状に捲回し、その後、捲回した内側割竹(5)を芯材としてかつ外側割竹(4)の各割竹(23) の各割竹(23)の外皮(23b)を外側とし、内皮(23c)を内側として、内側割竹(5)の外側に外側割竹(4)を連続して螺旋状に捲回して、図8に示す渦巻き体(3)が形成される。この場合に、外側割竹(4)に対して相対的に内側割竹(5)を軸方向にずらして、軸方向に一定距離だけ内側割竹(5)を渦巻き体(3)の一端(3a)から外側に突出させるほぞ(凸部、突部)(13)と、軸方向に一定距離だけ内側割竹(5)を渦巻き体(3)の他端(3b)から内側に窪ませるほぞ穴(凹部、窪部)(14)とが渦巻き体(3)に形成される。
続いて、図10に示すプレス装置(15)により渦巻き体(3)を径方向内側に圧縮して、渦巻き体(3)を所定の直径を有する円柱形状に形成する。プレス装置(15)を使用する際に、図9に示す上型(15a)と下型(15b)を備えるプレス装置(15)の下型(15b)に形成される凹部(16b)内に渦巻き体(3)を配置する。上型(15a)と下型(15b)とを密着して形成される円形断面のキャビティは、例えば、90mm、100mm又は150mmの直径を有する。柵工材(1)を設置する地域又は施工現場毎に規定される寸法に合わせて、大きさの異なるキャビティの上型(15a)及び下型(15b)を選択する。天然の竹材(20)は、大きさにバラツキがあるが、割竹(23)の数量及びキャビティの大きさを調整して、所望の直径の柵工材(1)を形成することができる。この状態で、上型(15a)に形成される凹部(16a)を渦巻き体(3)に接触させて、上型(15a)と下型(15b)とを締付けることにより、径方向内側に渦巻き体(3)を圧縮するので、渦巻き体(3)は、上型(15a)の 凹部(16a)と下型(15b)の凹部(16b)による直径に一致した直径に全ての渦巻き体(3)が保持される。割竹(23)の長さ及び連結する渦巻き体(3)の数により、柵工材(1)の長さを適宜に変更できる。プレス装置(15)により渦巻き体(3)に加える圧力を変更して、渦巻き体(3)の直径を微細に調節してもよい。すだれ状の内側割竹(5)及び外側割竹(4)を螺旋状に捲回して、容易に渦巻き体(3)を形成できるので、柵工材(1)の製造作業性及び生産性を向上することができる。
プレス装置(15)による圧縮状態で、渦巻き体(3)を外側から単数又は複数の緊締部材(7)により緊締することにより、図1及び図2に示す本発明の柵工材を製造することができる。緊締部材(7)は、編材(6)と同様の材料により形成されるが、図13に示すように、例えば、鉄等の金属製の帯材により形成してもよい。例えば、通常2〜5箇所で緊締部材(7)により渦巻き体(3)を縛るが、渦巻き体(3)の長さ又は外径に応じて、緊締する位置又は数を適宜に変更してよい。完成した柵工材(1)は、外側割竹(4)と内側割竹(5)とを軸方向にずらす状態で螺旋状に捲回されるので、渦巻き体(3)の一端(3a)では、内側割竹(5)は、外側割竹(4)から一定距離だけ外側に軸方向に突出してほぞ(13)を形成するのに対し、渦巻き体(3)の他端(3b)では、内側割竹(5)は、外側割竹(4)から一定距離だけ内側に軸方向に窪むほぞ穴(14)を形成する。図13は、ホッチキス又はステープラのとじ金又は針(19)を割竹(23)の表面に打ち込んで、編材(6)を構成する針金の移動を阻止して針金を所定の位置に保持する他の実施の形態を示す。
渦巻き体(3)の外周に複数の緊締部材(7)を巻き付けて、緊締部材(7)の両端部を互いに又は竹材(23)に接合することにより、内側割竹(5)及び外側割竹(4)を螺旋状に保持することができる。編材(6)及び緊締部材(7)は、柵工材(1)を土中に埋設した後、例えば、10年程度の時間経過により、割竹(23)と共に土に分解する材質が好ましく、腐食性の天然材又は生分解性プラスチックにより、編材(6)及び緊締部材(7)を形成してもよい。
従って、図1及び図2に示す本発明の柵工材は、ほぼ同一長さの複数の割竹(23)の隣り合う長さ方向の各側縁(23a)を互いに対向させて、複数の割竹(23)を並置した外側割竹(4)と、外側割竹(4)の割竹(23)とほぼ同一長さを有する複数の割竹(23)の隣り合う長さ方向の各側縁(23a)を互いに対向させて、複数の割竹(23)を並置した内側割竹(5)と、外側割竹(4)に対して相対的に内側割竹(5)を軸方向にずらして、外側割竹(4)の各割竹(23)と内側割竹(5)の各割竹(23)とをすだれ状に編む編材(6)と、螺旋状又は渦状に捲回した内側割竹(5)を芯材として、内側割竹(5)の外側に外側割竹(4)を螺旋状に連続して捲回して形成される渦巻き体(3)を外側で緊締する緊締部材(7)とを備える。割竹(23)の外皮(23b)側及び内皮(23c)側に沿って延伸する編材(6)は、割竹(23)の断面方向に見て隣り合う一対の割竹(23)の間で交差(25)し又は結合される。
図11に示すように、縦軸を一致させて複数の渦巻き体(3)を整列して、1つの柵工材の渦巻き体(3)の一端(3a)から外側に突出するほぞ(13)を、他の柵工材の渦巻き体(3)の他端(3b)から内側に窪むほぞ穴(14)内に嵌合して、複数の渦巻き体(3)を互いに連結すると、所望の長さの柵工材を形成することができる。
このように、編材(6)を使用して、外側割竹(4)の各割竹(23)と内側割竹(5)の各割竹(23)とをすだれ状に連続的に編み、螺旋状又は筒状に捲回した内側割竹(5)を芯材として、内側割竹(5)の外側に外側割竹(4)を連続して螺旋状に捲回して形成される渦巻き体(3)を外側で緊締部材(7)により緊締するので、天然の竹材により形成される本発明の柵工材は、極めて高い機械的強度を有ししかも自然環境を汚染しない。また、編材(6)により割竹(23)をすだれ状に連続的に編み込むので、各割竹(23)が互いに分離せずに、所定の位置に確実に保持される各割竹(23)を螺旋状に捲回することができる。
図1に示すように、渦巻き体(3)は、外側割竹(4)から軸方向に一定距離だけ外側に突出する内側割竹(5)により、渦巻き体(3)の一端(3a)に形成されるほぞ(13)と、外側割竹(4)から軸方向に一定距離だけ内側に窪む内側割竹(5)により渦巻き体(3)の他端(3b)に形成されるほぞ穴(14)とを備える。図4に示すように、各割竹(23)の幅W1は、例えば、20〜40mmに形成され、例えば、24枚の割竹を並置した外側割竹(4)の幅W2は、例えば、480〜960mmに形成され、4枚の割竹を並置した内側割竹(5)の幅W3は、例えば、80〜160mmに形成される。また、外側割竹(4)及び内側割竹(5)の長さL1は、例えば、2000〜2700mmに形成され、渦巻き体(3)のほぞ(13)の長さ(渦巻き体(3)のほぞ穴(14)の深さ)L2は、例えば、100mm程度に形成される。図8に示すように、渦巻き体(3)の外径D1は、例えば、90〜250mmに形成され、渦巻き体(3)のほぞ穴(14)の内径D2は、40mm程度に形成される。本発明による実施の形態では、渦巻き体(3)により柵工材(1)を形成する際に、図11及び図12に示すように、一方の渦巻き体(3)から突出するほぞ(13)を隣り合う別の渦巻き体(3)のほぞ穴(14)内に挿入して、複数の渦巻き体(3)を連結する。図12に示す柵工材(1)では、3つの渦巻き体(3)を連結するが、各渦巻き体(3)間に約5〜30mmの隙間を形成してもよい。また、単一の渦巻き体(3)により、柵工材(1)を形成してもよい。
図8に示すように、緊締部材(7)により渦巻き体(3)を外側で緊締しても、密着しない隣り合う外側割竹(4)の不均一な側縁(4a)間と、隣り合う内側割竹(5)の不均一な側縁(5a)間に間隙(10)が形成されると共に、内側割竹(5)内に自然に内部空洞(11)が形成される。従って、柵工材(1)を土中に埋設すると、間隙(10)を通じて土中の水分が内部空洞(11)内に流入し、土中の排水作用が自然に生じて、崖、盛土等の崩落を防止することができる。特に、土中に埋設される渦巻き体(3)は、渦巻き体(3)の内部空洞(11)を通じて、雨水を渦巻き体(3)の両端の開口部(18)から排水する暗渠(排水溝)の役割を有する。図8に示すように、柵工材(1)は、筒状の内側割竹(5)に少なくとも二重に外側割竹(4)を捲回し、内側割竹(5)又は外側割竹(4)の外面(5b,4b)と外側割竹(4)の内面(4c)とを各々強固に密着して形成するので、土中に埋設しても圧壊しない外力に対する高い機械的強度を柵工材(1)に付与できる。
図14及び図15に示すように、柵工材(1)を使用する際に、例えば、750〜1000mm程度の所定の間隔で複数の木製の杭(16)を法面の土中に打ち込み、杭(16)に対して直角に複数の柵工材(1)を固定して、土留柵工構造体(2)を形成することができる。図示の土留柵工構造体(2)では、抗木として3本の杭(16)の下部を土中に埋設し、横木として6本の柵工材(1)を杭(16)に固定する。例えば、針金、銅線、麻紐又はロープ等の緊締材(17)により杭(16)と柵工材(1)とが固定される。法面の傾斜に沿って、1層又は複数層の土留柵工構造体(2)が配置される。土留柵工構造体(2)と法面との間に図示しない不織布等のシートを介在させてもよい。
柵工材(1)は、機械的強度の高く腐敗し難い割竹(23)により形成されるため、長期間高い土留め効果を得ることができ、しかも異なる寸法の竹材(20)から同一寸法の渦巻き体(3)を大量に作ることができる。また、柵工材(1)の周囲に多様な生物の生息環境を形成して、動植物を育成することができ、天然材の柵工材(1)を放置しても、柵工材(1)が朽腐して土に還元するため、除去する必要がない。互いに密着する内側割竹(5)と外側割竹(4)とを螺旋状に捲回して形成される渦巻き体(3)を緊締部材(7)により緊締すると、外力に対して高い機械的強度を有するので、柵工材(1)は、土留め用柵工材に適する。
渦巻き体(3)の円周方向に隣り合う割竹(23)間に間隙(10)が形成されると、その間隙(10)を通じて渦巻き体(3)の外部から内部に水が浸入できるので、土中又は地盤中に埋設する暗渠として渦巻き体(3)を使用することができる。内部空洞を形成して繊維が縦方向に並ぶ繊維構造を有する竹は、軽量で機械的強度及び耐久性が高いが、複数の割竹(23)により構成される柵工材(1)の機械的強度を更に増加して、柵、壁、土留め、暗渠等種々の土木材料及び建築材料に機械的強度及び耐久性の高い柵工材(1)を使用することができる。また、柵工材(1)の間隙(10)及び内部空洞(11)を通じて、空気又は水等の流体の通過が可能となるので、柵工材(1)により排水を行い、土留柵工構造体(2)の周囲に多様な生物の生息環境を保持することができる。
本発明の前記実施の形態は、種々の変更が可能である。図示しないが、渦巻き体(3)の外側に割竹(23)の内皮(23c)側を配置し、内側に割竹(23)の外皮(23b)側を配置してもよい。また、外側割竹(4)、内側割竹(5)、編材(6)及び緊締部材(7)の長さ、幅又は厚さ、数量及び形状は、柵工材(1)の各寸法若しくは重量又は施工現場の状態等の条件に応じて、適宜に変更することが可能である。互いに異なる長さ又は幅の割竹(23)により、渦巻き体(3)を形成してもよい。渦巻き体(3)に竹酢液等の薬剤を浸潤又は塗布して、柵工材(1)の耐久性を向上させてもよい。
高速道路又は一般道の落石防止柵又は防風柵に柵工材(1)を使用してもよい。道路に沿う法面に土留柵工構造体(2)を配置して、路面への落石を防止すると共に、柵工材(1)の周囲で植物を育成することができる。図示しないが、柵工材(1)を長さ方向に湾曲させて、曲線道路に沿って湾曲する土留柵工構造体(2)を配置してもよい。弾力性を有する割竹(23)は、加熱又は加圧により、容易に湾曲させることができる。また、コンクリート側溝の代わりに柵工材(1)により水路を形成してもよく、水制工に柵工材(1)を使用してもよい。水辺に水生植物又は昆虫等の生物の生息環境を提供することができる。
緊締部材(7)により渦巻き体(3)を外側で緊締しても、密着しない隣り合う外側割竹(4)の不均一な側縁(4a)間と、隣り合う内側割竹(5)の不均一な側縁(5a)間に間隙(10)が形成されると共に、内側割竹(5)内に自然に内部空洞(11)が形成される。
従って、下記の作用効果が得られる。
[1]本発明の柵工材を土中に埋設すると、間隙(10)を通じて土中の水分が内部空洞(11)内に流入し、土中の排水作用が自然に生じて、崖、盛土等の崩落を防止することができる。
[2]本発明の柵工材は、機械的強度の高く腐敗し難い割竹により形成されるため、長期間高い土留め効果を得ることができ、しかも異なる寸法の竹材から同一寸法の割竹を大量に作ることができる。
[3]また、柵工材の周囲に多様な生物の生息環境を形成して、動植物を育成することができ、天然材の柵工材を放置しても、柵工材が朽腐して土に還元するため、除去する必要がない。
[4]互いに密着する内側割竹(5)と外側割竹(4)とを螺旋状に捲回して形成される渦巻き体(3)を緊締部材(7)により緊締すると、外力に対して高い機械的強度を有するので、土留め用柵工材に適する。
[5]すだれ状の内側割竹(5)及び外側割竹(4)を螺旋状に捲回して、容易に渦巻き体(3)を形成して、柵工材の製造作業性及び生産性を向上することができる。
[6]外側割竹(4)と内側割竹(5)とを軸方向にずらす状態で螺旋状に捲回するので、渦巻き体(3)の一端(3a)では、内側割竹(5)は、外側割竹(4)から一定距離だけ外側に軸方向に突出してほぞ(13)を形成するのに対し、渦巻き体(3)の他端(3b)では、内側割竹(5)は、外側割竹(4)から一定距離だけ内側に軸方向に窪むほぞ穴(14)を形成する。一方の渦巻き体(3)から突出させた内側割竹(5)のほぞ(13)を隣り合う別の渦巻き体(3)のほぞ穴(14)内に挿入して、連続的に長い渦巻き体(3)を構成することができる。これにより、一定長さの渦巻き体(3)を長さ方向に接合して所望の長さの柵工材を形成することができる。
本発明の柵工材は、柵、壁、土留め又は暗渠に良好に適用することができる。
(1)・・柵工材、 (2)・・土留柵工構造体、 (3)・・渦巻き体、 (3a)・・一端、 (3b)・・他端、 (4)・・外側割竹、 (4a)・・側縁、 (5)・・内側割竹、 (5a)・・側縁、 (6)・・編材、 (7)・・緊締部材、 (13)・・ほぞ、 (14)・・ほぞ穴、 (15)・・プレス装置、 (15a)・・上型、 (15b)・・下型、 (20)・・竹材、 (23)・・割竹、 (23a)・・側縁、 (23b)・・外皮、 (23c)・・内皮、

Claims (9)

  1. ほぼ同一長さの複数の割竹の隣り合う長さ方向の各側縁を互いに対向させて、複数の割竹を並置した外側割竹と、
    外側割竹の割竹とほぼ同一長さを有する複数の割竹の隣り合う長さ方向の各側縁を互いに対向させて、複数の割竹を並置した内側割竹と、
    外側割竹に対して相対的に内側割竹を軸方向にずらして、外側割竹の各割竹と内側割竹の各割竹とをすだれ状に編む編材と、
    螺旋状又は筒状に捲回した内側割竹を芯材として、内側割竹の外側に外側割竹を螺旋状に連続して捲回して形成される渦巻き体を外側で緊締する緊締部材とを備えることを特徴とする柵工材。
  2. 外側割竹の各割竹と内側割竹の各割竹の外皮を外側とし、内皮を内側として渦巻き体を形成した請求項1に記載の柵工材。
  3. 針金、ワイヤ、ロープの少なくとも1つから編材を選択する請求項1又は2に記載の柵工材。
  4. 外側割竹に対して相対的に内側割竹を軸方向にずらして、軸方向に一定距離だけ内側割竹を渦巻き体の一端から外側に突出させるほぞと、軸方向に一定距離だけ内側割竹を渦巻き体の他端から内側に窪ませるほぞ穴とを渦巻き体に形成し、
    1つの柵工材の渦巻き体のほぞ穴内に他の柵工材の渦巻き体のほぞを嵌合して、複数の渦巻き体を互いに連結した請求項1〜3の何れか1項に記載の柵工材。
  5. 割竹の外皮側及び内皮側に沿って延伸する編材は、割竹の断面方向に見て隣り合う一対の割竹の間で交差し又は結合される請求項1〜4の何れか1項に記載の柵工材。
  6. 一定長さの複数の竹材の各断面を長さ方向に切断して、ほぼ同一長さの複数の割竹を形成する工程と、
    複数の割竹の隣り合う長さ方向の各側縁を対向させて、複数の割竹を互いに並置して外側割竹を準備すると共に、複数の割竹の隣り合う長さ方向の各側縁を対向させて、複数の割竹を互いに並置して内側割竹を準備し、外側割竹に対して相対的に内側割竹を軸方向にずらして、外側割竹と内側割竹の各割竹とを編材によりすだれ状に連続的に編む工程と、
    内側割竹を螺旋状又は筒状に捲回する工程と、
    捲回した内側割竹を芯材として、内側割竹の外側に外側割竹を連続して螺旋状に捲回して渦巻き体を形成する工程と、
    渦巻き体を径方向内側に圧縮する工程と、
    圧縮状態の渦巻き体を外側から緊締部材により緊締する工程とを含むことを特徴とする柵工材の製法。
  7. 径方向に切断される複数の竹材を夫々一定長さに切断する工程を含む請求項6に記載の柵工材の製法。
  8. 上型と下型を備えるプレス装置の下型に形成される凹部内に渦巻き体を配置し、上型に形成される凹部を渦巻き体に接触させて、上型と下型とを締付けることにより、径方向内側に渦巻き体を圧縮する請求項6又は7に記載の柵工材の製法。
  9. 1つの柵工材の渦巻き体の一端から外側に突出するほぞを、他の柵工材の渦巻き体の他端から内側に窪むほぞ穴内に嵌合して、複数の渦巻き体を連結する工程を含む請求項6〜8の何れか1項に記載の柵工材の製法。
JP2009098014A 2009-04-14 2009-04-14 柵工材及びその製法 Active JP4809908B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009098014A JP4809908B2 (ja) 2009-04-14 2009-04-14 柵工材及びその製法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009098014A JP4809908B2 (ja) 2009-04-14 2009-04-14 柵工材及びその製法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010248755A JP2010248755A (ja) 2010-11-04
JP4809908B2 true JP4809908B2 (ja) 2011-11-09

Family

ID=43311388

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009098014A Active JP4809908B2 (ja) 2009-04-14 2009-04-14 柵工材及びその製法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4809908B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6668051B2 (ja) * 2014-11-26 2020-03-18 株式会社コーセキ 竹製土留構造体

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11181738A (ja) * 1997-12-20 1999-07-06 Nisshoku Corp 護岸材
JP4392784B2 (ja) * 2003-06-30 2010-01-06 威一郎 山内 埋設構造体、埋設接合構造体及び土留柵工構造体
JP2005180037A (ja) * 2003-12-19 2005-07-07 Yoshino:Kk 植生基体およびこれを用いる施工方法
JP4751763B2 (ja) * 2006-05-10 2011-08-17 威一郎 山内 竹筒体及び竹筒組立体並びにそれらの製法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010248755A (ja) 2010-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6893193B2 (en) Self-anchoring fiber block system
KR200382114Y1 (ko) 식생호안용/조경용 매트
KR100917790B1 (ko) 제방 생태복원용 격자형 중공블록 및 그것들을 이용한 제방의 구축공법
CN103643654B (zh) 植物篱河堤护坡生态治理的方法
JP5467832B2 (ja) 法面構築工法
US20140050527A1 (en) Erosion-and-sediment-control block and method of manufacture
JP4809908B2 (ja) 柵工材及びその製法
JP2002363990A (ja) 法面緑化工法
JP4392784B2 (ja) 埋設構造体、埋設接合構造体及び土留柵工構造体
JPH11100849A (ja) 擁壁および法面の構築方法
JP6668051B2 (ja) 竹製土留構造体
KR100928180B1 (ko) 사면 보호용 섬유거푸집의 시공방법
EP3049581B1 (en) Earthwork basket with synthetic turf facing
JP4220613B2 (ja) 法面、壁面、岸面等の保護緑化構造
JPH07331662A (ja) ダム湖、湖及び池等の湛水斜面の緑化工法
KR200461490Y1 (ko) 식생매트
JP3528842B2 (ja) 護岸材料
KR200247931Y1 (ko) 식생식물활착안정과 구조유지를 가능하게하는 호안블록
JP4179979B2 (ja) 竹製法枠装置及び竹製柵渠装置
JP7224253B2 (ja) 複合型ネット材及びそれを用いた土木用籠材
CN219508486U (zh) 一种护坡系统
KR200410822Y1 (ko) 하천 둔치 생태블록 시공구조
KR100701482B1 (ko) 하천 제방 법면 보강 시 유공관을 이용한 호안의 식생 축조공법과 이에 적합한 유공관 조립체
JP2008038541A (ja) 傾斜地緑化構造及び傾斜地緑化工法
KR20020083993A (ko) 동,식물들의 자연적인 식생 기반이 구비되는 식생불럭 및그 구성방법을 이용한 자연형 식생(植生) 제방 법면복원공법

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110802

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110811

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110819

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140826

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4809908

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250