JP4809179B2 - 温度計測用断熱容器 - Google Patents

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本発明は、温度計測用断熱容器に関する。更に詳しくは、優れた断熱性能を有しながらもコンパクトであり、限られた空間内で長時間使用可能な温度計測用断熱容器に関する。
連続炉内における被熱処理物の温度データや、連続炉内部の温度データを計測するための装置として、被処理物等とともに連続炉内を移動させて用いられる温度計測装置がある。このような温度計測装置は、例えば図2に示すように、内層23、外層24、及び蓋体15を備えた温度計測用断熱容器10の内部に、外部(炉内)温度を計測する熱電対等の温度センサ6を接続したロガー5が収納されることにより構成されている。なお、内層23及び外層24を構成する材質は、晒される温度環境等により適宜選択されるが、熱拡散率が小さく、断熱性の高いレンガやセラミックスファイバ等が採用されている。
この種の温度計測用断熱容器は、従来から各種分野の連続炉において利用されている。例えば、300℃以下程度の比較的低温の連続炉では、二重壁構造を有する真空断熱容器等が用いられる(例えば、特許文献1参照)。また、熱容量の大きい材質として、氷水を用いる例がある(例えば、特許文献2参照)。氷水を用いる場合には、その融解熱や蒸発潜熱も利用できるために、効果的に断熱することができるとされている。更に、データレコーダ(ロガー)を氷とともに真空瓶内に収容し、この真空瓶を断熱材で囲繞した構成を有する温度計測用断熱容器が開示されている(例えば、特許文献3参照)。
一般的に用いられるロガーの耐熱温度は、50〜90℃程度である。このため、このロガーを高温条件下で長時間使用するような場合には、より高い断熱性能を有する断熱容器を用いる必要がある。しかしながら、従来の断熱容器に高い断熱性能を持たせようとすると、寸法が大きくなる傾向にある。従って、連続炉内の通過断面積に制約があるような場合には、優れた断熱性能を発揮させるべく寸法を大きくした断熱容器を実質的に使用することができないという問題があった。
実開昭64−51815号公報 実開昭61−145300号公報 特開平9−280968号公報
本発明は、このような従来技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、優れた断熱性能を有しながらもコンパクトであり、限られた空間内で長時間使用可能な温度計測用断熱容器を提供することにある。
本発明者らは上記課題を達成すべく鋭意検討した結果、ロガーを収納するロガー収納容器の外側に、氷水が充填される蓄熱内層と、低熱伝導率材料を含む断熱外層を順次配置することによって、上記課題を達成することが可能であることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明によれば、以下に示す温度計測用断熱容器が提供される。
[1]温度データを記録するロガーを収納可能なロガー収納容器と、前記ロガー収納容器の外側に配置され、氷水が充填される蓄熱内層と、前記蓄熱内層の外側に配置されて前記氷水を充填する内部容器、及び前記内部容器の外側に配置される低熱伝導率材料、を含む断熱外層と、を備え、前記ロガー収納容器が略中心部に配置されており、前記蓄熱内層の厚み(d )と前記断熱外層の厚み(d )の合計に対する、前記蓄熱内層の厚み(d )の比の値(d /(d +d ))が、0.6〜0.7の範囲である温度計測用断熱容器。
]前記内部容器が、真空断熱容器である前記[1]に記載の温度計測用断熱容器。
]前記低熱伝導率材料が、セラミックスファイバ、グラスウール、ロックウール、珪酸カルシウム保温材、及び微細多孔構造断熱材からなる群より選択される少なくとも一種である前記[1]又は[2]に記載の温度計測用断熱容器。
本発明の温度計測用断熱容器は、優れた断熱性能を有しながらもコンパクトであり、限られた空間内で長時間使用可能であるといった効果を奏するものである。
以下、本発明の実施の最良の形態について説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の通常の知識に基づいて、以下の実施の形態に対し適宜変更、改良等が加えられたものも本発明の範囲に入ることが理解されるべきである。
図1は、本発明の温度計測用断熱容器の一実施形態を模式的に示す断面図である。図1に示すように、本実施形態の温度計測用断熱容器1は、ロガー収納容器2、蓄熱内層3、及び断熱外層4を備えている。この温度計測用断熱容器1を実際に使用するに際しては、外部温度のデータを記録するロガー5が、ロガー収納容器2内の被断熱空間8に収納される。なお、ロガー5には、温度計測用断熱容器1の外部温度を計測可能な温度センサ6が接続される。
ロガー収納容器2の外側に配置される蓄熱内層3には、氷水11が充填される。また、この蓄熱内層3の外側に配置される断熱外層4は、氷水11を充填可能な内部容器12と、この内部容器12の外側に配置される低熱伝導率材料13により構成されている。なお、図1中、符号14はロガー収納容器2が載置される支持台を示し、符号15は蓋体を示す。
外部の熱から保護されるロガー5に近い部分には、熱容量の大きい材質からなる層、即ち、蓄熱内層3を設ける。この蓄熱内層3の厚みは、例えば20〜100mmである。なお、蓄熱内層3を構成する材質の熱伝導率については、特に制限はない。蓄熱内層3を構成する熱容量の大きい材質は、氷水11である。氷水11を用いることにより、融解熱も利用することができる。氷は通常の氷製容器を用いて製造したものを用いることができる。内部容器12の内部にロガー収納容器2及び氷を入れ、氷の隙間を水で満たすことにより、例えば、氷の含有割合が50〜60体積%の蓄熱内層3を構成することができる。氷の含有割合の高い氷水11を用いることにより、より高い断熱効果が発揮される。内部容器12とロガー収納容器2との間の空間形状に合致するように氷を作製すれば、氷の含有割合が80〜90体積%の蓄熱内層3を構成することができる。
なお、通常のロガーの耐熱温度は、100℃未満である。但し、その耐熱温度が100℃以上のロガーを用いる場合には、水の蒸発潜熱をも利用して、更に優れた断熱効果を発揮させることも可能である。但し、蒸発した水分が連続炉内の雰囲気を乱す場合がある。従って、連続炉内に配置される被加熱物への影響等に配慮する必要性がある。
蓄熱内層3の外側の部分には、低熱伝導率材料からなる層、即ち、断熱外層4を設ける。この断熱外層4の厚みは、例えば20〜100mmである。なお、断熱外層4の熱容量については、特に制限はない。断熱外層4を構成する低熱伝導率材料としては、空隙率の高い繊維状無機材料が好適に用いられる。より具体的には、軽量断熱材として一般的に用いられるセラミックスファイバ、グラスウール、ロックウール、珪酸カルシウム保温材、若しくは微細多孔構造断熱材、又はこれらの複数を組み合わせた混合積層体が好適に用いられる。
なお、前述の微細多孔構造断熱材とは、例えばシリカ、チタニア、アルミナ等の成分を含んでなる、その内部に微細な多孔構造が形成された断熱材のことをいう。より具体的には、商品名「マイクロサーム」(日本マイクロサーム株式会社製)等の市販品を好適例として挙げることができる。
断熱外層4の熱伝導率は、温度依存性があり、例えば500℃前後の温度域の連続炉内で使用される場合、0.03〜0.08kcal/(m・h・℃)程度である。
内部容器12として、真空断熱容器を用いることが好ましい。真空断熱容器を内部容器12に用いると、この真空断熱容器を構成する真空断熱壁が、断熱外層4の一部として機能することになる。従って、断熱外層4全体としての熱伝導率が更に低減され、より優れた断熱効果が発揮される。
真空断熱壁の構造は、通常、内壁と外壁との間に真空部分を有する二重壁構造である。このため、真空部分の理論上の熱伝導率は0である。但し、輻射による伝熱と、内壁と外壁を連結する部分からの熱伝導とを生ずるために、真空断熱壁全体として、ある程度の伝熱が生じ得る。しかし、300℃程度以下の低温条件下での伝熱は非常に少ない。例えば、真空断熱壁の厚みが7.5mmである場合、この真空断熱壁の見かけの熱伝導率は、0.005kcal/(m・h・℃)程度である。
ここで、セラミックスファイバの厚みが80mm、熱伝導率が0.06kcal/(m・h・℃)程度と仮定すると、厚み7.5mmの真空断熱壁と、厚み80mmのセラミックスファイバとからなる断熱外層全体の熱伝導率は、(87.5/(7.5/0.005+80/0.06))=0.03kcal/(m・h・℃)程度となる。従って、例えばセラミックスファイバのみで厚み80mmの断熱外層を構成した場合と比べて、その80mmに更に7.5mmの真空断熱壁を施すことによって、伝熱量を半分にすることができる。
なお、真空断熱壁は、雰囲気温度が高くなるに従って輻射による伝熱が生じ易くなる。即ち、真空断熱壁の見かけの熱伝導率は、雰囲気温度上昇に伴い飛躍的に増大する。このため、真空断熱壁の雰囲気温度(外側温度)が300℃以上になると、断熱性能がかえって低下する傾向にある。従って、断熱外層4の最内部に真空断熱壁(真空断熱容器)を配置し、真空断熱壁が高温条件に晒されない状態とすることが、より優れた断熱効果が発揮されるために好ましい。
ロガー収納容器2が、温度計測用断熱容器1の概ね略中心部に配置されるとともに、蓄熱内層の厚みdと、断熱外層の厚みdの合計(d+d)に対する、蓄熱内層の厚みdの比の値(d/(d+d))を、0.6〜0.7の範囲とするものであり、0.625〜0.675の範囲とすることが好ましい。「d/(d+d)」を上記の数値範囲とすることにより、優れた断熱性能が、限られた寸法で発揮される。従って、本実施形態の温度計測用断熱容器1は、優れた断熱性能を有しながらもコンパクトなものであり、限られた空間内で長時間使用することが可能なものである。
以上述べてきたように、本実施形態の温度計測用断熱容器1は、優れた断熱性能を有しながらもコンパクトなものである。従って、本実施形態の温度計測用断熱容器1は、各種の連続炉内において、被処理物等とともに連続炉内を移動させて用いられる温度計測装置を構成するための断熱容器として好適である。
以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(平面モデルを用いた非定常伝熱計算(参考例1〜5))
図3は、非定常伝熱計算用の平面モデルを模式的に示す断面図である。この平面モデル25は、それぞれの厚みが0.1mの内層23及び外層24からなるモデルであり、初期状態における内部温度T及び外部温度Tは、いずれも20℃である。表1に、内層及び外層の材質の組み合わせを示す。また、表2に、表1に示した各材質の物性値を示す。なお、表2において、水の熱伝導率λを「1000(kcal/m・h・℃)」と表記しているが、これは水の対流を考慮した数値である。この初期状態(T=T=20℃)から、外部温度Tのみ200℃に急変させた場合における、内部温度Tの変化を計算した。結果を図4に示す。
Figure 0004809179
Figure 0004809179
図4から明らかなように、熱拡散率が同一であっても、熱容量と熱伝導率が異なる材質を用いる場合には、より熱容量の大きい材質を内層に配置し、より熱伝導率の小さい材質を外層に配置することが好ましい(参考例3と参考例4を対比)。また、内層を水、外層をセラミックスファイバでそれぞれ構成した参考例5が、最も優れた断熱効果を示すことが明らかである。
(円柱形状モデルを用いた非定常伝熱計算)
図5は、非定常伝熱計算用の円柱形状モデルを模式的に示す断面図である。この円柱形状モデル35は、その直径と高さが同一の寸法である。また、被断熱空間38、蓄熱内層3、及び断熱外層4(熱伝導率=λ)は、互いに相似形である。なお、図5中、符号37は中心軸を示し、符号Dは、全層厚み(蓄熱内層の厚みdと断熱外層の厚みdの合計)を示し、符号Rは、被断熱空間半径を示す。
すべての領域の温度が一定(T=T=T(T:初期温度))の初期状態から、外部温度TのみT(℃)に急変させた場合における、内部温度Tの変化を計算した。結果を図6及び図7に示す。なお、内部温度Tと外部温度Tの温度差が、(T−T)の1/e(e≒2.718)になるまでに要する時間を「代表到達時間H」とした場合、この代表到達時間Hが長いほど、断熱性能に優れていると評価することができる。
図6及び図7は、円柱形状モデルを用いた非定常伝熱計算の結果を示すグラフである。図6では、断熱外層4の熱伝導率を一定(λ/R=1.7)とし、全層厚みのパラメータをD/R=4、D/R=5、及びD/R=6に設定した場合において、蓄熱内層の厚み/全層厚み(d/D)に対する、代表温度到達時間H(h)をプロットしている。図6から明らかなように、全層厚みのパラメータ(D/R)がいずれの値であっても、d/Dの値が0.6〜0.7の範囲内である場合に、優れた断熱効果が発揮されることが分かる。
図7では、断熱外層4の熱伝導率のパラメータをλ/R=0.3、λ/R=1.3、及びλ/R=3.3に設定した場合において、全層厚み(D/R)に対する、最適なd/D(d1 opti./D)の値をプロットしている。図7から明らかなように、熱伝導率のパラメータ(λ/R)がいずれの値であっても、最適なd/D(d1 opti./D)の値は、0.6〜0.7の範囲内であることが分かる。
(実施例1,2、比較例1,2、参考例6,7
図1に示す構成の温度計測用断熱容器1(実施例1,2、比較例1,2、参考例6,7)を作製した。温度計測用断熱容器1を構成する各構成部材の寸法を表3に示す。また、蓄熱内層3の材質及び厚みd、断熱外層4の材質及び厚みd、並びに「d/(d+d)」の値を表4に示す。なお、ロガー収納容器2内には、ロガー収納容器2内の温度を計測すべく、ロガーを収納する代わりに熱電対を挿入した。また、実施例1,2、参考例6,7の温度計測用断熱容器1を作製するために用いた氷水の氷の含有割合は、約60体積%であった。
作製した温度計測用断熱容器1をそれぞれバッチ式電気炉に入れ、図8に示すように、昇温5時間→500℃×3時間保持→降温2時間の温度プログラムで加熱した。それぞれの温度計測用断熱容器1についての、ロガー収納容器2内到達温度の測定結果を表4に示す。なお、図8は、各実施例及び比較例の温度計測用断熱容器について、時間(h)に対してロガー収納容器内の温度(℃)をプロットしたグラフである。
Figure 0004809179
Figure 0004809179
表4に示すように、実施例1,2の温度計測用断熱容器は、比較例1,2の温度計測用断熱容器に比してロガー収納容器内到達温度が低く、優れた断熱効果を有するものであることが明らかである。また、「d/(d+d)」の値を0.6〜0.7の範囲内とすることにより、ロガー収納容器内到達温度を更に低くすることが可能である(実施例参照)。即ち、温度計測用断熱容器の寸法が同一であっても、蓄熱内層と断熱外層の厚みの比率を最適範囲内とすることによって、より優れた断熱効果が発揮されることが明らかである。
内部容器として真空断熱容器を用いることにより、ロガー収納容器内到達温度を更に低くすることが可能である(実施例参照)。なお、「d/(d+d)」の値を0.6〜0.7の範囲内に設定するとともに、真空断熱容器を用いることにより、ロガー収納容器内到達温度を実施例の中で最も低減可能であることが明らかである(実施例参照)。
本発明の温度計測用断熱容器は、優れた断熱性能を有しながらもコンパクトなものである。従って、本発明の温度計測用断熱容器は、限られた空間内で長時間使用されることが想定される、セラミックス焼成用連続炉、食品製造用炉等をはじめとする各種の連続炉内において、被処理物等とともに連続炉内を移動させて用いられる温度計測装置を構成するための断熱容器として好適である。
本発明の温度計測用断熱容器の一実施形態を模式的に示す断面図である。 従来の温度計測用断熱容器の一実施形態を模式的に示す断面図である。 非定常伝熱計算用の平面モデルを模式的に示す断面図である。 平面モデルを用いた非定常伝熱計算の結果を示すグラフである。 非定常伝熱計算用の円柱形状モデルを模式的に示す断面図である。 円柱形状モデルを用いた非定常伝熱計算の結果を示すグラフである。 円柱形状モデルを用いた非定常伝熱計算の結果を示すグラフである。 時間(h)に対してロガー収納容器内の温度(℃)をプロットしたグラフである。
符号の説明
1,10:温度計測用断熱容器、2:ロガー収納容器、3:蓄熱内層、4:断熱外層、5:ロガー、6:温度センサ、8,38:被断熱空間、11:氷水、12:内部容器、13:低熱伝導率材料、14:支持台、15:蓋体、23:内層、24:外層、25:平面モデル、35:円柱形状モデル、37:中心軸、d:蓄熱内層の厚み、d:断熱外層の厚み、D:全層の厚み、R:被断熱空間半径、T:内部温度、T:外部温度

Claims (3)

  1. 温度データを記録するロガーを収納可能なロガー収納容器と、
    前記ロガー収納容器の外側に配置され、氷水が充填される蓄熱内層と、
    前記蓄熱内層の外側に配置されて前記氷水を充填する内部容器、及び前記内部容器の外側に配置される低熱伝導率材料、を含む断熱外層と、を備え
    前記ロガー収納容器が略中心部に配置されており、
    前記蓄熱内層の厚み(d )と前記断熱外層の厚み(d )の合計に対する、前記蓄熱内層の厚み(d )の比の値(d /(d +d ))が、0.6〜0.7の範囲である温度計測用断熱容器。
  2. 前記内部容器が、真空断熱容器である請求項1に記載の温度計測用断熱容器。
  3. 前記低熱伝導率材料が、セラミックスファイバ、グラスウール、ロックウール、珪酸カルシウム保温材、及び微細多孔構造断熱材からなる群より選択される少なくとも一種である請求項1又は2に記載の温度計測用断熱容器。
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