JP4809117B2 - 熱交換型改質器及び改質装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば炭化水素等の改質原料から水素含有の改質ガスを得るための改質反応を、改質部において加熱部からの熱供給を受けつつ行う熱交換型改質器に関する。また、本発明は、上記の如き熱交換型改質器を備えた改質装置に関する。
積層された複数のプレート間に、炭化水素原料を改質して水素含有ガスを生成するための改質流路と、改質流路に改質反応用の熱を供給するために燃料ガスを燃焼させる燃焼流路とを交互に形成した直交流熱交換型の燃料改質器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−244230明細書
しかしながら、燃料改質器においては、改質流路での改質反応(主に水蒸気改質反応)の反応速度と燃焼流路での燃焼反応の反応速度との差が大きいため、換言すれば、改質流路と燃焼流路との体積当たりの反応量の差が大きいため、上記の如く改質流路と燃焼流路とを単に積層方向に交互に形成した構成では、装置としての改質効率の向上には限界があった。
本発明は、上記事実を考慮して、改質効率を向上することができる熱交換型改質器及び改質装置を得ることが目的である。
上記目的を達成するために請求項1記載の発明に係る熱交換型改質器は、改質反応用の改質触媒が担持され、改質ガスを生成するための複数の改質層と、3層以上続けて積層された前記改質層を挟むように積層され、触媒燃焼用の酸化触媒が担持され、それぞれ供給された燃料の触媒燃焼に伴って生じた熱を前記改質部に供給するための複数の加熱層と、前記加熱層から改質層への伝熱を促進するための伝熱促進部と、を備えた積層構造の熱交換型改質器である。
請求項1記載の熱交換型改質器では、改質層において加熱層から燃焼による熱供給を受けつつ、供給された改質原料を改質触媒に接触させて改質反応を生じさせ(促進し)、改質ガスを得る。ところで、改質反応は燃焼反応と比較して反応速度が遅いため、燃焼反応と比較して大きな反応空間(体積)を要する。ここで、本熱交換型改質器では、改質層の積層数が加熱層の積層数よりも多いため、改質流路と燃焼流路との体積当たりの反応量の差が、両者の積層数(反応空間の容量)の差によって吸収される。換言すれば、反応場に応じた反応量の設定が成され、改質原料の供給量又は熱交換型改質器の体積(容積)に対する改質ガスの生成量を増大させることができる。
このように、請求項1記載の熱交換型改質器では、改質効率を向上することができる。なお、改質層は、例えば、水蒸気改質反応を含む改質反応によって、供給された改質原料から水素を含有する改質ガスを生成するための反応層とすることができる。
えば、加熱層と改質層とが交互に積層される構成における改質器全体の体積当たりの改質層の体積が略50%であるのに対して、一対の加熱層間に3層の改質層が配置された構成では、改質器全体の体積当たりの改質層の体積が略75%まで増大することができる。なお、本構成は、加熱部に隣接しない(熱輸送距離が長い)改質層が形成されるものの、例えば動作温度が低い場合等の運転条件では、熱輸送距離の増大に勝る反応空間増大効果が得られることが確かめられている。
また例えば、加熱層と改質層とが交互に積層される構成における改質器全体の体積当たりの改質層の体積が略50%であるのに対して、一対の加熱層間に4層以上の改質層が配置された構成では、改質器全体の体積当たりの改質層の体積が略80%以上まで増大することができる。なお、本構成は、加熱部に隣接しない(熱輸送距離が長い)改質層が形成されるものの、例えば動作温度が低い場合等の運転条件では、熱輸送距離の増大に勝る反応空間増大効果が得られることが確かめられている。
そして、本熱交換型改質器では、伝熱促進部によって加熱層から改質層への熱抵抗が低減され、該加熱層から改質層への熱輸送が促進される。これにより、例えば加熱部に隣接しない改質層が形成される構成のように一部の改質層の熱輸送距離が長い構成(伝熱律速が懸念される構成)において、熱輸送距離の長い改質層に効果的に熱供給を行うことが可能となる。すなわち、加熱部に隣接しない改質層が形成される構成を採用して改質効率を向上することができる運転条件(の範囲)を広げることができる。なお、伝熱促進部としては、例えば改質層と加熱層とを隔てる隔壁間を連結する連結壁等を採用することができる。
請求項2記載の発明に係る熱交換型改質器は、請求項1記載の熱交換型改質器において、前記改質層と加熱層とでガス流れ方向が同じであり、かつ、前記伝熱促進部は、前記改質層及び加熱層のガス入口側端部で他の部分よりも伝熱が促進されるように、該ガス入口側端部にのみ設けられている。
請求項3記載の発明に係る熱交換型改質器は、請求項1記載の熱交換型改質器において、平板部からガス流れ方向に沿って複数の立壁が前記平板部の厚み方向に立設されて成る複数の単位プレート部材を積層することで、積層方向に隣り合う前記平板部間に前記改質部又は前記加熱部が形成される積層構造とされ、前記伝熱促進部は、加熱部を構成しない平板部が加熱部を構成する平板部よりも熱伝導率の高い材料にて構成されると共に、該加熱部を構成しない平板部と加熱部を構成する平板部との間に位置する複数の前記立壁が熱伝導率の高い材料にて構成されて成る。
請求項記載の発明に係る改質装置は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の熱交換型改質器と、前記熱交換型改質器の前記改質層に水分を供給するための水分供給手段とを備えた。
請求項記載の改質装置では、水分供給手段によって改質部に供給された水分は、該改質部において改質原料と反応し、改質原料を水素を含有する改質ガスに改質する。すなわち、改質部では、吸熱反応である水蒸気改質反応を含む改質反応が行われ、水蒸気改質反応に要求される熱は加熱部から改質部に供給される。ここで、本改質装置は、請求項1請求項の何れか1項に記載の熱交換型改質器を備えるため、燃焼反応と比較して反応速度が遅い水蒸気改質反応が行われる構成でありながら、改質流路(改質層)と燃焼流路(加熱層)との体積当たりの反応量の差が吸収され、改質原料の供給量又は熱交換型改質器の体積(容積)に対する改質ガスの生成量を増大させることができる。
以上説明したように本発明に係る熱交換型改質器及び改質装置は、改質効率を向上することができるという優れた効果を有する。
以下において第1、第2、第6の実施形態については、参考例と読み替えるものとする。また、以下において第3〜第5の実施形態については、第1〜第3の実施形態と読み替えるものとする。
本発明の第1の実施形態に係る熱交換型改質器10について、図1乃至図6に基づいて説明する。先ず、熱交換型改質器10が適用された燃料電池システム11の全体システム構成を説明し、次いで、熱交換型改質器10の詳細構造を説明することとする。
(燃料電池システムの全体構成)
図5には、燃料電池システム11のシステム構成図(プロセスフローシート)が示されている。この図に示される如く、燃料電池システム11は、水素を消費して発電を行う燃料電池12と、燃料電池12に供給するための水素含有の改質ガスを生成するための熱交換型改質器(改質器)10とを主要構成要素として構成されている。
燃料電池12は、アノード電極(燃料極)14とカソード電極(空気極)16との間に、図示しない電解質を挟んで構成されており、主にアノード電極に供給される水素とカソード電極16に供給される酸素とを電気化学反応させて発電を行う構成とされている。燃料電池12としては、種々の形式のものを採用することができるが、この実施形態では、中温域(300℃〜700℃程度)で運転されると共に、発電に伴ってカソード電極16で水が生成されるプロトン伝導型の電解質を有する燃料電池(例えば、固体高分子型や水素分離膜型の燃料電池)が採用されている。
熱交換型改質器10は、図5に示される如く、燃料電池12のアノード電極14に供給するための水素含有の改質ガスを生成する改質部としての改質流路18と、改質流路18が改質反応を行うための熱を供給するための加熱部として燃焼流路20とを含んで構成されている。改質流路18には、改質触媒22が担持されており、供給される炭化水素ガス(ガソリン、メタノール、天然ガス等)と改質用ガス(水蒸気)を触媒反応させることで、水素ガスを含む改質ガスを生成する(改質反応を行う)ようになっている。
改質流路18における改質反応には、以下の式(1)乃至(4)で表されるように、式(1)で示す水蒸気改質反応を含む各反応が含まれる。したがって、改質工程で得た改質ガスには、水素(H)、一酸化炭素(CO)、メタン(CH)、分解炭化水素や未反応の原料炭化水素(C)等の可燃性ガス、及び二酸化炭素(CO)、水(HO)等の不燃性ガスを含むようになっている。
+nHO → nCO +(n+m/2)H … (1)
+n/2O → nCO + m/2H … (2)
CO+HO ⇔ CO+H … (3)
CO+3H ⇔ CH+HO … (4)
この改質反応の中で主となる式(1)の水蒸気改質反応は吸熱反応であり、かつ改質流路18は、上記の通り中温又は高温で運転される燃料電池12に改質ガスを供給するため所定温度以上の温度で運転されるようになっている。燃焼流路20は、この改質流路18における改質反応、運転温度を維持するための熱の供給する構成とされている。燃焼流路20は、酸化触媒24を担持して改質流路18に隣接して設けられており、供給された燃料を酸素と共に酸化触媒24接触させて触媒燃焼を生じさせる構成とされている。また、式(2)の部分酸化反応は発熱反応であり、この部分酸化反応による発熱は、燃焼流路20からの熱と併せて水蒸気改質反応に供されるようになっている。
熱交換型改質器10は、燃焼流路20で燃料を触媒燃焼させて得た燃焼熱を後述するプレート部52を介して改質流路18に供給するようになっている。このため、燃焼ガス等の熱媒(流体)を介して改質流路18を加熱する構成のように熱量を温度に変換することなく、改質流路18に熱量を直接的に付与することができる構成とされている。
そして、燃料電池システム11は、改質流路18に炭化水素原料を供給するための原料ポンプ26を備えており、原料ポンプ26の吐出部は原料供給ライン28を介して改質流路18の原料入口18Aに接続されている。炭化水素原料は、上記した改質反応には寄与しない硫黄成分(硫黄化合物)をわずかに含んでいる。この炭化水素原料は、例えば蒸発器やインジェクション等図示しない気化手段等によって、気相又は微粒化状態で改質流路18に供給されるようになっている。
また、改質流路18の改質ガス出口18Bは、下流端がアノード電極14の燃料入口14Aに接続された改質ガス供給ライン30の上流端に接続されている。これにより、改質流路18で生成された改質ガスが燃料電池12のアノード電極14に供給されるようになっている。一方、アノード電極14のオフガス出口14Bには、アノードオフガスライン32の上流端が接続されており、アノードオフガスライン32の下流端はガス混合器33の燃料入口33Aに接続されている。ガス混合器33は、後述する支燃ガス供給ライン46から供給された冷却オフガスとアノードオフガスとを略均一に混合するようになっている。ガス混合器33の混合ガス出口33Bは、燃焼流路20の燃料(混合ガス)入口20Aに接続されている。
以上により、燃料電池システム11では、改質流路18で生成された改質ガス中の水素が燃料電池12で消費され、この消費された水素を除く残余成分がアノードオフガスとして燃焼流路20に導入され、そのうちの可燃成分(水素(H)、一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)、メタン(CH))が燃焼流路20で燃料として消費されるようになっている。この燃焼流路20の排ガス出口20Bには、燃焼排ガスを系外に排出するための排気ガスライン34が接続されている。
また、燃料電池システム11は、カソード電極16にカソード用空気を供給するためのカソード用空気ポンプ36を備えており、カソード用空気ポンプ36の吐出部は、下流端がカソード電極16の空気入口16Aに接続されたカソード用空気供給ライン38の上流端が接続されている。さらに、カソード電極16のオフガス出口16Bには、水蒸気供給ライン40の上流端が接続されており、水蒸気供給ライン40の下流端は、改質流路18の水蒸気入口18C接続されている。これにより、カソード電極16で生成された水蒸気、該カソード電極16で消費されなかった酸素を含むカソードオフガスが改質流路18に供給される構成である。そして、カソードオフガス中の水蒸気が式(1)の水蒸気改質反応に利用され、酸素が式(2)の部分酸化反応に利用されるようになっている。すなわち本実施形態に係る熱交換型改質器10は、酸素を含有するカソードオフガスを改質流路18に供給することで、炭化水素減量中の炭素量に対する供給酸素量の割合であるO/C比がある特定の条件で運転される構成とされている。
さらに、燃料電池システム11は、燃料電池12に冷却空気を供給するための冷却用空気ポンプ42を備えており、冷却用空気ポンプ42の吐出部は、下流端が燃料電池12の冷媒流路(図示省略)の入口12Aに接続された冷却用空気ライン44の上流端に接続されている。この冷媒流路の出口12Bは、支燃ガス供給ライン46の上流端に接続されている。支燃ガス供給ライン46は、ガス混合器33の支燃ガス入口33Cに接続されており、ガス混合器33に燃焼支燃ガスとしての酸素を含む冷却オフガスを供給するようになっている。これにより、燃焼流路20では、アノードオフガスライン32からのアノードオフガスと支燃ガス供給ライン46からの冷却オフガスとがガス混合器33にて混合された混合ガスを内蔵した酸化触媒24に接触させて、触媒燃焼を生じさせる構成とされている。なお、ガス混合器33を設ける構成に代えて、例えばアノードオフガスライン32の下流端、支燃ガス供給ライン46の下流端を独立して燃焼流路20に接続するようにしても良い。
上記構成においては、燃料電池12(カソード電極16)、水蒸気供給ライン40が本発明における水分供給手段に相当し、燃料電池システム11(のうち、熱交換型改質器10、カソード電極16、水蒸気供給ライン40を含む一部)が本発明における改質装置に相当する。
(熱交換型改質器の構成)
図1(A)には、熱交換型改質器10の主要構成部である積層コア部65が正面断面図にて示されており、図2には、積層コア部65が分解斜視図にて示されている。これらの図に示される如く、熱交換型改質器10の積層コア部65は、積層された複数の改質部形成用プレート部材、加熱部形成用プレート部材としての単位プレート部材50、51間に、改質部としての改質流路18及び加熱部としての燃焼流路20が、それぞれ単位プレート部材50、51の平板部としてのプレート部52を隔壁として隔てられた独立したガス流路として形成されている。積層コア部65では、改質流路18と燃焼流路20とで積層数が異なる構成とされている。以下、具体的に説明する。
単位プレート部材50は、平板状に形成されたプレート部52を備えている。図2に示される如く、プレート部52は、平面視で、長方形状とされた熱交換部としての並行流部52Aの長手方向両側に、それぞれ流れ方向変換部52B、52Cが連設されて構成されている。この実施形態では、流れ方向変換部52B、52Cは、それぞれ並行流部52A(長方形)の短辺に底辺を一致させた如き三角形状に形成されており、このためプレート部52は全体として略六角形状に形成されている。各単位プレート部材50は、プレート部52の周縁から改質流路18の形成側に立設された外壁54を備えている。
外壁54は、方向変換部52B、52Cの各一辺部分を除きプレート部52の全周から立設されることで、積層された単位プレート部材50、51間に改質流路18を形成するスペーサ機能、改質流路18からのガス流出を防止する外壁機能を果たすと共に、流れ方向変換部52B側のガス入口50A、流れ方向変換部52C側のガス出口50Bを形成している。ガス入口50A、ガス出口50Bは、プレート部52の図心に対し対称に形成されており、それぞれ流れ方向変換部52B、52Cにおける外壁54の長手方向に沿った並行流部52Aとは反対向きの矢印C1方向、矢印C2方向を向いて開口している。
また、単位プレート部材50のプレート部52における改質流路18の形成側からは、改質流路18を複数の平行流路に区画する複数の立壁(隔壁)56が立設されている。各立壁56は、ガス入口50Aからガス出口50Bまで、外壁54と略平行とされており、改質流路18を複数の分割流路(マイクロチャンネル)58に区画する構成とされている。各分割流路58は、上記したガス入口50A、ガス出口50Bの対称配置によって、ガス入口50Aからガス出口50Bまでの流路長が略一定となるクランク状に形成されている。
そして、各分割流路58における並行流部52Aにおいて該並行流部52Aの長手方向に沿う各立壁56の隔壁部56Aにて区画された部分は、それぞれ熱交換流路58Aとされている。一方、各分割流路58における流れ方向変換部52Bから各立壁56のうち矢印C1方向に沿う入口ガイド壁56Bが立設された部分は、改質原料ガイド部としての改質原料ガイド流路58Bとされている。さらに、各分割流路58における流れ方向変換部52Cから各立壁56のうち矢印C2方向に沿う出口ガイド壁56Cが立設された部分は、改質ガスガイド部としての改質ガスガイド流路58Cとされている。
単位プレート部材51は、単位プレート部材50を構成するプレート部52と同じ形状のプレート部52を備えており、またプレート部52の周縁から燃焼流路20の形成側に立設された外壁60を備えている。外壁60は、方向変換部52B、52Cにおける各一辺部分を除きプレート部52の全周から立設されることで、積層された単位プレート部材51、50間に燃焼流路20を形成するスペーサ機能、燃焼流路20からのガス流出を防止する外壁機能を果たすと共に、流れ方向変換部52B側のガス入口51A、流れ方向変換部52C側のガス出口51Bを形成している。
ガス入口51Aは、並行流部52Aに対し単位プレート部材50のガス入口50Aと長手方向の同じ側(図1の矢印A側)において、ガス入口50Aが開口する矢印C1方向とは異なる(並行流部52Aの長手方向に対し対称となる)矢印D1方向を向いて開口するように形成されている。また、ガス出口51Bは、並行流部52Aに対し単位プレート部材50のガス出口50Bと長手方向の同じ側(図1の矢印B側)において、ガス出口50Bが開口する矢印C2方向とは異なる(並行流部52Aの長手方向に対し対称となる)矢印D2方向を向いて開口するように形成されている。
また、単位プレート部材51のプレート部52における改質流路18の形成側からは、燃焼流路20を複数の平行流路に区画する複数の立壁(隔壁)62が立設されている。各立壁62は、ガス入口51Aからガス出口51Bまで、外壁60と略平行とされており、燃焼流路20を複数の分割流路(マイクロチャンネル)64に区画する構成とされている。各分割流路64は、上記したガス入口51A、ガス出口51Bの対称配置によって、ガス入口51Aからガス出口51Bまでの流路長が略一定となるクランク状に形成されている。
そして、各分割流路64における並行流部52Aにおいて該並行流部52Aの長手方向に沿う各立壁56の隔壁部62Aにて区画された部分は、それぞれ熱交換流路64Aとされている。一方、各分割流路64における流れ方向変換部52Bから各立壁62のうち矢印D1方向に沿う入口ガイド壁62Bが立設された部分は、燃料ガイド部としての混合ガスガイド流路64Bとされている。さらに、各分割流路64における流れ方向変換部52Cから各立壁62のうち矢印D2方向に沿う出口ガイド壁62Cが立設された部分は、燃焼排ガスガイド部としての燃焼排ガスガイド流路64Cとされている。
以上説明した熱交換型改質器10では、上記の通りガス入口50A、51Aが並行流部52A(熱交換流路58A、64A)に対する同じ側(矢印A側)に位置すると共に、ガス出口50B、51Bが並行流部52Aに対する同じ側(矢印B側)に位置することで、各層の熱交換流路58A、熱交換流路64Aでのガス流れ方向がそれぞれ同じ方向(矢印F方向)となるように、単位プレート部材50、51が積層されて積層コア部65が構成されている。
そして、図1(A)及び図2に示される如く、この実施形態では、1枚の単位プレート部材51(一層の燃焼流路20)に対し2枚の単位プレート部材50(2層の改質流路18)が積層されて積層コア部65が構成されている。すなわち、積層コア部65では、1枚の単位プレート部材51に対する同じ側に2枚の単位プレート部材50を積層した単位、又は1枚の単位プレート部材51を単位プレート部材50で積層方向に挟み込んだ単位を積層することで、図1(B)に示される如く、燃焼流路20同士が積層方向に隣接しないように、一対の燃焼流路20間に2層の改質流路18が配置されている。したがって、積層コア部65では、各層の改質流路18は、積層方向の何れか一方側においてプレート部52を介して燃焼流路20に隣接している。
また、以上説明した単位プレート部材50、単位プレート部材51は、例えばステンレス鋼などの金属材や中実の(多孔体ではない)セラミック材にて、各部(プレート部52・外壁54・立壁56、又はプレート部52・外壁60・立壁62)が一体的に形成されている。また、それぞれ複数の単位プレート部材50と単位プレート部材51とは、積層された状態でプレート部52と外壁54又は外壁60(各立壁56、62)とが、例えばロウ材を用いたろう付けや拡散接合によって気密に接合されて、熱交換型改質器10の積層コア部65を構成している。なお、図3に示される如く、熱交換型改質器10は、この実施形態では、最上部には外壁54等が立設されない平板状のプレート部52(カバー)が積層されて、改質流路18を閉止している。
図3に示される如く、積層コア部65には、各層のガス入口50Aが開口する集合空間を形成する改質入口マニホルド66が接続されている。また、積層コア部65には、各層のガス出口50Bが開口する集合空間を形成する改質出口マニホルド68が接続されている。さらに、積層コア部65には、各層のガス入口51Aが開口する集合空間を形成する燃焼入口マニホルド70が接続されている。さらにまた、積層コア部65には、各層のガス出口51Bが開口する集合空間を形成する燃焼出口マニホルド72が接続されている。各マニホルド66、68、70、72は、それぞれ矩形筒状に形成され、一方の開口端が最上下層のプレート部52及び各層の外壁54、外壁60の端部にロウ付け等によって接合されている。
図示は省略するが、改質入口マニホルド66には、改質原料(炭化水素)及び水蒸気(カソードオフガス)を導入するための原料入口18A及び水蒸気入口18Cが設けられており、改質出口マニホルド68には、改質ガスを放出するための改質ガス出口18Bが設けられている。また、燃焼入口マニホルド70には、ガス混合器33からの混合ガスを導入するための燃料入口20Aが設けられており、燃焼出口マニホルド72には、燃焼排ガスを排出するための排ガス出口20Bが設けられている。
そして、以上説明した熱交換型改質器10(積層コア部65)は、単位プレート部材50における分割流路58の内面に改質触媒22が担持されており、単位プレート部材51における分割流路64の内面に酸化触媒24が担持されている。各立壁56、62の図示を省略した分解平面図である図4に示される如く、改質触媒22は、分割流路58(改質流路18)におけるガス入口50A側の一部を除く所定範囲に亘って担持されており、酸化触媒24は、分割流路64(燃焼流路20)におけるガス入口51A側の一部を除く所定範囲に亘って担持されている。
より具体的には、改質触媒22は、改質原料が供給されるガス流れ方向の上流側(矢印A側)の端部である上流側担持端22Aが、各分割流路58における熱交換流路58A(並行流部52A)と改質ガスガイド流路58B(流れ方向変換部52B)との境界部に略一致している。一方、酸化触媒24は、燃料が供給されるガス流れ方向の上流側(矢印A側)の端部である上流側担持端24Aが、各分割流路64における熱交換流路64A(並行流部52A)と混合ガスガイド流路64B(流れ方向変換部52B)との境界部に略一致している。なお、酸化触媒24の上流側担持端24Aは、改質触媒22の上流側担持端22Aと一致するか、該上流側担持端22Aよりも若干下流側に位置している。
次に、第1の実施形態の作用を説明する。
上記構成の燃料電池システム11では、原料ポンプ26、カソード用空気ポンプ36の作動によって、原料供給ライン28から熱交換型改質器10の改質流路18に炭化水素原料、水蒸気(カソードオフガス)が導入される。熱交換型改質器10の改質流路18内では、燃焼流路20からの熱供給を受けつつ導入された炭化水素原料を水蒸気と共に改質触媒22に接触させることで式(1)の水蒸気改質反応、式(2)の部分酸化反応を含む改質反応(上式(1)〜(4)参照)が行われ、水素を高濃度で含有する改質ガスが生成される。
改質流路18で生成された改質ガスは、アノード電極14の燃料入口14Aからアノード電極14に供給される。燃料電池12では、アノード電極14に供給された改質ガス中の水素がプロトン化され、このプロトンが電解質を経由してカソード電極16に移動して該カソード電極16に導入された空気中の酸素と反応する。このプロトンの移動に伴って電子がアノード電極14から外部導体を通じてカソード電極に向けて流れ、発電が行われる。
この発電によって燃料電池12では、アノード電極14に供給された改質ガス中の水素、カソード電極16に供給されたカソード用空気中の酸素が発電量(負荷の電力消費量)に応じて消費され、カソード電極16では水(運転温度において水蒸気)が生成される。この水蒸気を含むガスは、上記の通りカソードオフガスとしてカソード電極16から水蒸気供給ライン40に押し出され、水蒸気入口18Cから改質流路18に導入される。
一方、発電に伴って改質ガス中の水素が発電量に応じて消費された後のガスは、アノードオフとしてアノード電極14から排出され、このアノードオフガスは、アノードオフガスライン32を経由して、熱交換型改質器10の燃焼流路20に供給される。また、燃焼流路20には、支燃ガス供給ライン46から燃料電池12を冷却した後の冷却オフガスが供給される。この燃焼流路20では、燃料であるアノードオフガス中の可燃成分を、冷却オフガス中の酸素を支燃ガスと共に酸化触媒24に接触させることで触媒燃焼が生じる。この触媒燃焼によって生じた熱は、プレート部52を介して改質流路18に供給される。この熱によって改質流路18では、吸熱反応である改質反応を維持すると共に運転温度(改質ガス温)を改質反応に必要な温度に保つ。
以上により、燃料電池システム11では、熱交換型改質器10に炭化水素原料を供給すると共に、燃料電池12の各排出ガス(水蒸気を含むカソードオフガス、可燃成分を含むアノードオフガス、酸素を含む冷却オフガス)を有効利用して、該燃料電池12に供給する水素を生成する熱交換型改質器10の運転を維持する。
ところで、燃焼流路20における燃焼反応は、反応速度が速いので、図6に示される如く、主に燃料の入口側すなわち酸化触媒24担持範囲の上流側担持端24A側に、反応場が形成される。一方、改質流路18における改質反応(水蒸気改質反応を主反応とする反応)は、燃焼反応と比較して反応速度が著しく遅いため、原料入口18A(改質触媒22の上流側担持端22A)から改質ガス出口18Bの近傍まで改質反応の反応場が形成(維持)される。したがって、体積当たりに処理可能な改質反応の反応量が、体積当たりの燃焼反応量と比較して小さいとの知見が得られている。
ここで、熱交換型改質器10では、改質流路18の積層(チャンネル)数が燃焼流路20の積層数より多いため、全体としての体積(改質流路18の総体積と燃焼流路20の総体積との和)を一定に保ちながら改質流路18(分割流路58)の体積(割合)を増すことが実現された。これにより、熱交換型改質器10では、各改質流路18での改質反応の総反応量と各燃焼流路20での総燃焼反応量とのマッチング(改質反応場に合わせた改質反応量、燃焼反応量の設定)が図られ、高い空間速度での運転を実現することができた。なお、空間速度SVは、熱交換型改質器10の全体積(m)をVa、改質原料の供給流量をQr(m/h)、改質流路18(全分割流路58)の体積をVr、燃焼流路20(全分割流路64)の体積をVcとすると、SV(1/h)=Qr/Va=Qr/(Vr+Vc)で定義される。以下、熱交換型改質器10の作用効果について、図17に示す比較例と比較しつつ説明する。
図17(A)及び図17(B)に示される比較例に係る熱交換型改質器200は、改質流路18と燃焼流路20とが交互に積層されて構成されている。したがって、熱交換型改質器200では、その容量(全体積)に対する改質流路18の体積割合が略50%となる(図7の積層比1/1のグラフ参照)。一方、上記の通り反応速度が遅い改質反応は、所要の反応空間を要求する。したがって、熱交換型改質器200では、改質原料について高い空間速度を得ることが困難である。すなわち、高い空間速度で運転するために各改質流路18への改質ガス供給量を増すと、各改質流路18でのガス流速が増して反応速度が遅い改質反応の反応時間(反応場)を確保することができず、改質効率が低下してしまう。
これに対して熱交換型改質器10では、一層の燃焼流路20に対し2層の改質流路18を積層しているため、図7に示される如く(積層比2/1のグラフ参照)、その全体積に対する改質流路18の体積の比が略67%まで増大する。さらに、単位プレート部材50、51を積層して積層コア部65が形成されている熱交換型改質器10では、改質流路18の一層当たりの体積が一定であるため、図8に示される如く(積層比2/1のグラフ参照)、積層比1/1の熱交換型改質器200(図8の積層比1/1のグラフ参照)と比較して、改質流路18の内表面積すなわち改質触媒22の担持面積(担持量)が略34%増大している。
以上により、熱交換型改質器10では、熱交換型改質器200と比較して高い空間速度を得ること、換言すれば、高い空間速度(改質原料の供給量の増加)での運転が改質効率の向上に寄与する構成が実現された。図9には、空間速度を一定(略50000/h)とした場合の改質流路18の占有割合(体積、改質触媒22の担持面積)と転化率(改質率)との関係を示している。なお、転化率は、改質原料である炭化水素が一酸化炭素、二酸化炭素、又はメタンに転化された割合を示し、上記した式(1)の水蒸気改質反応が完全に行われた場合(改質ガス中のメタンを除く炭化水素が0の場合)が1(100%)とされる。
この図9に示される如く、改質ガスの出口温度が650℃となる運転条件において、熱交換型改質器10(改質流路18の占有体積比67%)は熱交換型改質器200(同体積比50%)に対し略10%の転化率の向上が図られている。
このように、第1の実施形態に係る熱交換型改質器10では、改質効率を向上することができる。
次いで、本発明の他の実施形態について説明する。なお、上記第1の実施形態又は前出の構成と基本的に同一の部品・部分については、上記第1の実施形態又は前出の構成と同一の符号を付して説明を省略し、図示を省略する場合がある。
(第2の実施形態)
図10(A)には、第2の実施形態に係る熱交換型改質器80が図1(A)に対応する正面断面図にて示されている。この図に示される如く、熱交換型改質器80は、1枚の単位プレート部材51(一層の燃焼流路20)に対し3枚の単位プレート部材50(3層の改質流路18)が積層された積層コア部82を備える点で、一層の燃焼流路20に対し2層の改質流路18が積層された積層コア部65を備えた熱交換型改質器10とは異なる。
すなわち、積層コア部82では、1枚の単位プレート部材51に対する同じ側に3枚の単位プレート部材50を積層した単位を積層することで、図10(B)に示される如く、一対の燃焼流路20間に3層の改質流路18が配置されている。したがって、積層コア部82では、積層方向の何れか一方側においてプレート部52を介して燃焼流路20に隣接する2層の改質流路18に挟まれるように、1層の改質流路18が表裏何れ側も燃焼流路20と隣接しないように配置されている。
以上説明した如く一層の燃焼流路20に対し3層の改質流路18を積層した積層コア部82では、図7に示される如く(積層比3/1のグラフ参照)、全体積に対する改質流路18の体積の比が略75%となる。さらに、熱交換型改質器80では、改質流路18の一層当たりの体積が一定であるため、図8に示される如く(積層比3/1のグラフ参照)、熱交換型改質器200(積層比1/1のグラフ参照)と比較して、燃焼流路20の内表面積すなわち触媒担持面積(担持量)が略50%増大している。
熱交換型改質器80における他の構成は、熱交換型改質器10の対応する構成と同じである。したがって、第2の実施形態に係る熱交換型改質器80によっても、第1の実施形態に係る熱交換型改質器10と同様に、各改質流路18での改質反応の総反応量と各燃焼流路20での総燃焼反応量とのマッチング(改質反応場に合わせた改質反応量、燃焼反応量の設定)が図られ、高い空間速度を得ることができる。すなわち、改質効率を向上することができる。
なお、図9では、熱交換型改質器80(改質流路18の占有体積比75%)の転化率(白抜きプロット参照)が、第1の実施形態に係る熱交換型改質器10(同体積比67%)と比較して低い結果が示されている。これは、熱交換型改質器80では、上記した表裏何れ側も燃焼流路20とは隣接しない改質流路18への燃焼流路20からの熱輸送距離が長く、かつ一層の燃焼流路20で片側1.5層(計3層)の改質流路18に熱輸送するため、熱交換型改質器10と比較して熱効率が低下することに起因していると考えられる。すなわち、熱効率の低下(伝熱律速)により、高空間速度で改質ガス温度を650℃とする運転条件下においては、熱交換型改質器10との比較で転化率が低下している。
なお、図示は省略するが、改質ガス温度が低い場合等、改質反応速度が低い(より広い反応空間を要する)等の運転条件においては、改質流路18の体積(改質触媒22の担持面積)拡大効果が熱効率の低下に勝り、熱交換型改質器80の転化率が熱交換型改質器10の転化率を大きく上回ることが実験的に確かめられている。
(第3の実施形態)
図11(A)には、第3の実施形態に係る熱交換型改質器90が正面断面図にて示されており、図11(B)には、熱交換型改質器90を構成する改質流路18(燃焼流路20)が平面図にて示されている。これらの図に示される如く、熱交換型改質器90は、各立壁56のガス入口50A側端部間、各立壁62のガス入口51A側端部間にそれぞれ伝熱促進部としての伝熱サポートリブ92が立設された単位プレート部材50、単位プレート部材51を積層して構成された積層コア部94を備える点で、熱交換型改質器80とは異なる。
この実施形態では、伝熱サポートリブ92は、隣接する立壁56間(外壁54と立壁56との間を含む)、立壁62間(外壁60と立壁62との間を含む)に2つずつ、立設高が立壁56、立壁62同じになるようにプレート部52から立設されている。伝熱サポートリブ92の立設部分は、燃焼流路20における主に燃料反応が生じる反応場すなわち発熱量の大きい部分に略対応して設定されている。
これにより、積層コア部94は、図12に示される如く、各層間のプレート部52を幅W、連結部(立壁56、立壁62又は伝熱サポートリブ92)の厚みδ、熱伝導率λの伝熱フィンとみなした場合、伝熱サポートリブ92の設置によって、第2の実施形態と比較して幅Wが短縮された構成とされている。これを図13に示すフィン効率で比較すると、熱交換型改質器80の積層コア部82におけるフィン効率が0.89であるのに対して、熱交換型改質器90の積層コア部94ではフィン効率が0.98まで向上している。なお、図12中の矢印は、伝熱経路を示す。
熱交換型改質器90における他の構成は、熱交換型改質器80の対応する構成と同じである。したがって、第3の実施形態に係る熱交換型改質器0によっても、第1の実施形態に係る熱交換型改質器10と同様に、各改質流路18での改質反応の総反応量と各燃焼流路20での総燃焼反応量とのマッチング(改質反応場に合わせた改質反応量、燃焼反応量の設定)が図られ、高い空間速度を得ることができる。
そして、熱交換型改質器90では、伝熱サポートリブ92によって燃焼流路20から改質流路18、特に表裏何れも燃焼流路20に隣接しない改質流路18への伝熱が促進され、第2の実施形態で生じた熱効率の低下(伝熱律速)が解消される。これにより、熱交換型改質器90(改質流路18の占有体積比75%)では、図9に黒塗りプロットにて示される如く、高空間速度でかつ改質ガス温度が650℃となる運転条件下において、熱交換型改質器10を上回る転化率を得ることができた。すなわち、伝熱サポートリブ92による伝熱促進によって改質流路18の体積(改質触媒22の担持面積)の増大を転化率の向上に寄与させることが実現された。また、伝熱サポートリブ92の設置範囲をガス入口50A、51A側の端部に限ったため、熱交換型改質器80と比較した圧力損失の上昇を最小限に抑えることができた。
(第4の実施形態)
図14(A)には、第4の実施形態に係る熱交換型改質器100が正面断面図にて示されており、図14(B)には、熱交換型改質器100を構成する改質流路18(燃焼流路20)が平面図にて示されている。これらの図に示される如く、熱交換型改質器100は、各立壁56におけるガス入口50A側端部、各立壁62のガス入口51A側端部がそれぞれ残余部分よりも厚肉である伝熱促進部としての伝熱サポート厚肉部102とされている単位プレート部材50、単位プレート部材51を積層して構成された積層コア部104を備える点で、熱交換型改質器80とは異なる。
伝熱サポート厚肉部102は、燃焼流路20における主に燃焼反応が生じる反応場すなわち発熱量の大きい部分に略対応して設定されている。これにより、積層コア部94は、図12に示される伝熱フィンとみなした場合、伝熱サポート厚肉部102の設定によって、第2の実施形態と比較してプレート部52間の連結部の厚みδが増大された構成とされている。これを図13に示すフィン効率で比較すると、熱交換型改質器80の積層コア部82におけるフィン効率が0.89であるのに対して、熱交換型改質器100の積層コア部104ではフィン効率が0.99まで向上している。
熱交換型改質器100における他の構成は、熱交換型改質器80の対応する構成と同じである。したがって、第4の実施形態に係る熱交換型改質器100によっても、第1の実施形態に係る熱交換型改質器10と同様に、各改質流路18での改質反応の総反応量と各燃焼流路20での総燃焼反応量とのマッチング(改質反応場に合わせた改質反応量、燃焼反応量の設定)が図られ、高い空間速度を得ることができる。
そして、熱交換型改質器100では、伝熱サポート厚肉部102によって燃焼流路20から改質流路18、特に表裏何れも燃焼流路20に隣接しない改質流路18への伝熱が促進され、第2の実施形態で生じた熱効率の低下(伝熱律速)が解消される。これにより、熱交換型改質器100(改質流路18の占有体積比75%)では、図9に黒塗りプロットにて示される如く、高空間速度でかつ改質ガス温度が650℃となる運転条件下において、熱交換型改質器10を上回る転化率を得ることができた。すなわち、伝熱サポート厚肉部102による伝熱促進によって改質流路18の体積(改質触媒22の担持面積)の増大を転化率の向上に寄与させることが実現された。また、伝熱サポート厚肉部102の設置範囲をガス入口50A、51A側の端部に限ったため、熱交換型改質器80と比較した圧力損失の上昇を最小限に抑えることができた。
(第5の実施形態)
図15には、第5の実施形態に係る熱交換型改質器110が正面断面図にて示されている。この図に示される如く、熱交換型改質器110は、単位プレート部材50を構成するプレート部52の一部、立壁56の一部に代えて、より熱伝導率の高い材質(高熱伝導鋼)より成る伝熱促進部としてのプレート部112、立壁114を有する積層コア部116を備えて構成されている点で、熱交換型改質器80とは異なる。
プレート部112は、燃焼流路20を構成する部分を除いて、換言すれば、積層方向に隣接する改質流路18を隔てるよう配設されている。立壁114は、燃焼流路20に隣接する改質流路18を分割流路58に区画する部分に配置されている。なお、図15では、単位プレート部材50、単位プレート部材51の構成部分のうち、プレート部112、立壁114のみにハッチングを施している。
これにより、積層コア部116は、図12に示される伝熱フィンとみなした場合、プレート部112、各立壁114の設定によって、第2の実施形態と比較して積層方向に隣接する改質流路18間の隔壁(プレート部112)、厚みδの連結部の各熱伝導率λが増大された構成とされている。これを図13に示すフィン効率で比較すると、熱交換型改質器80の積層コア部82におけるフィン効率が0.89であるのに対して、熱交換型改質器110の積層コア部116ではフィン効率が0.99まで向上している。
熱交換型改質器110における他の構成は、熱交換型改質器80の対応する構成と同じである。したがって、第5の実施形態に係る熱交換型改質器110によっても、第1の実施形態に係る熱交換型改質器10と同様に、各改質流路18での改質反応の総反応量と各燃焼流路20での総燃焼反応量とのマッチング(改質反応場に合わせた改質反応量、燃焼反応量の設定)が図られ、高い空間速度を得ることができる。
そして、熱交換型改質器110では、プレート部112、各立壁114によって燃焼流路20から改質流路18、特に表裏何れも燃焼流路20に隣接しない改質流路18への伝熱が促進され、第2の実施形態で生じた熱効率の低下(伝熱律速)が解消される。これにより、熱交換型改質器110(改質流路18の占有体積比75%)では、図9に黒塗りプロットにて示される如く、高空間速度でかつ改質ガス温度が650℃となる運転条件下において、熱交換型改質器10を上回る転化率を得ることができた。すなわち、プレート部112、各立壁114による伝熱促進によって改質流路18の体積(改質触媒22の担持面積)の増大を転化率の向上に寄与させることが実現された。また、プレート部112、各立壁114は、改質流路18の流路断面積を変化させないため、熱交換型改質器80と比較して圧力損失が上昇することが防止されている。
(第6の実施形態)
図16(A)には、第6の実施形態に係る熱交換型改質器120が図1(A)に対応する正面断面図にて示されている。この図に示される如く、熱交換型改質器120は、1枚の単位プレート部材51(一層の燃焼流路20)に対し4枚の単位プレート部材50(4層の改質流路18)が積層された積層コア部122を備える点で、一層の燃焼流路20に対し2層の改質流路18が積層された積層コア部65を備えた熱交換型改質器10とは異なる。
すなわち、積層コア部122では、1枚の単位プレート部材51に対する同じ側に4枚の単位プレート部材50を積層した単位を積層することで、図16(B)に示される如く、一対の燃焼流路20間に4層の改質流路18が配置されている。したがって、積層コア部122では、積層方向の何れか一方側においてプレート部52を介して燃焼流路20に隣接する2層の改質流路18に挟まれるように、2層の改質流路18が表裏何れ側も燃焼流路20と隣接しないように配置されている。
以上説明した如く一層の燃焼流路20に対し4層の改質流路18を積層した積層コア部122では、全体積に対する改質流路18の体積の比が略80%となる。さらに、熱交換型改質器120では、改質流路18の一層当たりの体積が一定であるため、熱交換型改質器200と比較して、燃焼流路20の内表面積すなわち触媒担持面積(担持量)が略60%増大する。
熱交換型改質器120における他の構成は、熱交換型改質器10の対応する構成と同じである。したがって、第6の実施形態に係る熱交換型改質器120によっても、第1の実施形態に係る熱交換型改質器10と同様に、各改質流路18での改質反応の総反応量と各燃焼流路20での総燃焼反応量とのマッチング(改質反応場に合わせた改質反応量、燃焼反応量の設定)が図られ、高い空間速度を得ることができる。すなわち、改質効率を向上することができる。
なお、熱交換型改質器120において、燃焼流路20一層当たり2層の改質流路18に熱輸送することに伴う熱効率の低下(伝熱律速)を解消するために、伝熱サポートリブ92、伝熱サポート厚肉部102、又はプレート部112・立壁114(伝熱促進部)を設けた構成は、本発明の実施形態とされる。
また、上記各実施形態では、熱交換型改質器10が燃料電池システム11に適用された例を示したが、本発明はこれに限定されず、改質原料から水素含有ガスを得るための各種熱交換型改質器であれば足り、用途によって限定されることはない。したがって、水分供給装置の構成によっても限定されることはなく、例えば水分供給装置として水タンク、水輸送管、水蒸発器等を備えた構成としても良い。
さらに、上記各実施形態では、熱交換型改質器10、80、90、100、110、120がそれぞれ並行流型の熱交換型改質器である例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、直交流型の熱交換型改質器に本発明を適用しても良い。
さらにまた、上記各実施形態では、改質流路18一層と燃焼流路20一層とで体積(流路断面積)が同等である例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、改質流路18一層と燃焼流路20一層とで体積(流路断面積)が異なる構成としても良い。
本発明の第1の実施形態に係る熱交換型改質器を示す図であって、(A)は正面図、(B)は一部拡大して示す正面図である。 本発明の第1の実施形態に係る熱交換型改質器の要部を示す分解斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る熱交換型改質器の外観を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る熱交換型改質器の触媒担持領域を示す分解平面図である。 本発明の第1の実施形態に係る熱交換型改質器が適用された燃料電池システムの概略システムフロー図である。 本発明の第1の実施形態に係る熱交換型改質器における改質反応の反応場と燃焼の反応場とを模式的に示す線図である。 本発明の各実施形態に係る熱交換型改質器を構成する積層コア部の体積当たりの改質流路の体積を示すグラフである。 本発明の各実施形態に係る熱交換型改質器を構成する積層コア部の酸化触媒の担持面積と改質触媒の担持面積との関係を示すグラフである。 本発明の各実施形態に係る熱交換型改質器における積層コア部の体積当たりの改質流路の体積比に対する改質原料の転化率の実測値を示す線図である。 本発明の第2の実施形態に係る熱交換型改質器を示す図であって、(A)は正面図、(B)は一部拡大して示す正面図である。 本発明の第3の実施形態に係る熱交換型改質器を示す図であって、(A)は正面図、(B)は平面図である。 本発明の第3の実施形態に係る熱交換型改質器を構成する積層コア部を伝熱フィンとしてモデル化した模式図である。 本発明の各実施形態に係る熱交換型改質器における積層コア部のフィン効率を示すグラフである。 本発明の第4の実施形態に係る熱交換型改質器を示す図であって、(A)は正面図、(B)は平面図である。 本発明の第5の実施形態に係る熱交換型改質器を示す正面図である。 本発明の第6の実施形態に係る熱交換型改質器を示す図であって、(A)は正面図、(B)は一部拡大して示す正面図である。 本発明の実施形態との比較例に係る熱交換型改質器を示す図であって、(A)は正面図、(B)は一部拡大して示す正面図である。
符号の説明
10 熱交換型改質器
18 改質流路(改質層)
20 燃焼流路(加熱層)
22 改質触媒
24 酸化触媒
58 分割流路(改質層)
64 分割流路(加熱層)
80・90・100・110・120 熱交換型改質器
92 伝熱サポートリブ(伝熱促進部)
102 伝熱サポート厚肉部(伝熱促進部)
112 プレート部(伝熱促進部)
114 立壁(伝熱促進部)

Claims (4)

  1. 改質反応用の改質触媒が担持され、改質ガスを生成するための複数の改質層と、
    3層以上続けて積層された前記改質層を挟むように積層され、触媒燃焼用の酸化触媒が担持され、それぞれ供給された燃料の触媒燃焼に伴って生じた熱を前記改質部に供給するための複数の加熱層と、
    前記加熱層から改質層への伝熱を促進するための伝熱促進部と、
    を備えた積層構造の熱交換型改質器。
  2. 前記改質層と加熱層とでガス流れ方向が同じであり、
    かつ、前記伝熱促進部は、前記改質層及び加熱層のガス入口側端部で他の部分よりも伝熱が促進されるように、該ガス入口側端部にのみ設けられている請求項1記載の熱交換型改質器。
  3. 平板部からガス流れ方向に沿って複数の立壁が前記平板部の厚み方向に立設されて成る複数の単位プレート部材を積層することで、積層方向に隣り合う前記平板部間に前記改質部又は前記加熱部が形成される積層構造とされ、
    前記伝熱促進部は、加熱部を構成しない平板部が加熱部を構成する平板部よりも熱伝導率の高い材料にて構成されると共に、該加熱部を構成しない平板部と加熱部を構成する平板部との間に位置する複数の前記立壁が熱伝導率の高い材料にて構成されて成る請求項1記載の熱交換型改質器。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の熱交換型改質器と、前記熱交換型改質器の前記改質層に水分を供給するための水分供給手段とを備えた改質装置。
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