JP5239125B2 - 反応器 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば炭化水素等の改質原料を改質反応させて水素含有ガスを生成するための改質装置等に適用される反応器に関する。
積層された複数のプレート間に、炭化水素原料を改質して水素含有ガスを生成するための改質流路と、改質流路に改質反応用の熱を供給するために燃料ガスを燃焼させる燃焼流路とを形成した直交流型燃料改質器が知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1記載の技術では、上記各流路を構成する複数のプレートにおける改質流路側には改質触媒が担持され、燃焼流路側には燃焼触媒が担持されている。
特開2004−244230明細書
しかしながら、複数のプレート間に形成される改質流路、燃焼流路が狭い構成においては、これらの流路の入口、出口の近傍における触媒担体の表面張力や毛管現象によって、該触媒担体が流路を閉塞してしまうことが懸念される。
本発明は、上記事実を考慮して、触媒担体により反応流路が閉塞されることを防止することができる反応器を得ることが目的である。
上記目的を達成するために請求項1記載の発明に係る反応器は、一対の壁部と、前記一対の壁部の一方における幅方向両縁部から立設されると共に該一対の壁部の他方に接合されることで、該一対の壁部を互いに対向させて該一対の壁部間に反応原料が前記縁部に沿った方向に流れる反応流路を形成する一対の外壁と、前記反応流路の内面の略全面に保持され、前記反応原料の反応用触媒を担持するスラリ状の触媒担体と、前記反応原料の流れ方向に沿って前記一対の壁部間に設けられて前記反応流路を前記反応原料の流れ方向との交差方向に仕切り、かつ前記反応流路側に向けて開口すると共に前記流れ方向に閉止されて成り前記反応流路が前記触媒担体で閉塞されることを防止する逃がし部が、前記流れ方向の一端側又は両端側にのみに設けられている隔壁と、を備えている。
請求項1記載の反応器では、反応流路を流れる反応材料が反応用触媒と接触することで、反応材料の化学反応が生じ又は促進される。壁部間の反応流路は、隔壁によって仕切られることで、反応原料又は反応生成物の流れ方向に並列した複数の反応流路に分割されている。ここで、隔壁における流れ方向の少なくとも一端側には、反応流路側を向いて開口し流れ方向には開口しない(反応材料の入口又は出口側には臨まない)逃がし部が設けられているため、例えば壁部に触媒を保持するための触媒担体の余剰分を、該余剰分の除去工程で逃がし部に逃がすことができる。これにより、反応流路が触媒担体で閉塞されることが防止される。
このように、請求項1記載の反応器では、触媒担体により反応流路が閉塞されることを防止することができる。なお、本発明における逃がし部は、余剰担体を(の一部)を収容し得る反応流路以外の空間であれば足りるが、触媒担体の表面張力や反応流路の毛管現象を抑制する寸法形状を有することが好ましい。
請求項2記載の発明に係る反応器は、請求項1記載の反応器において、前記逃がし部は、前記隔壁の不連続部として形成され該隔壁で仕切られた反応流路を連通する連通部である。
請求項2記載の反応器では、隔壁を全高に亘り又は一部切り欠いたり、隔壁に貫通孔(切り抜き)を設けることで、該隔壁によって仕切られた反応流路を連通する連通部(逃がし部)が形成されている。すなわち、逃がし部は、隔壁を挟む両反応流路に開口する両端開放空間とされている。これにより、余剰担体を反応流路から連通部に効果的に逃がすことができる。
請求項3記載の発明に係る反応器は、請求項1又は請求項2記載の反応器において、前記逃がし部は、前記隔壁における前記流れ方向の両端側にそれぞれ設けられている。
請求項3記載の反応器では、隔壁の長手方向両側に逃がし部が設けられているため、反応流路の入口側及び出口側の双方において触媒担体による閉塞が防止される。これにより、例えば、ウォッシュコート等の触媒担持方法によっても、反応流路の入口側及び出口側の触媒担体による閉塞が防止される。
請求項4記載の発明に係る反応器は、請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の反応器において、前記隔壁における前記逃がし部よりも流れ方向端部側に位置する部分の長さは、該隔壁によって仕切られた前記反応流路の幅のよりも小である。
請求項4記載の反応器では、隔壁における逃がし部よりも流れ方向端部側に位置する部分が反応流路幅よりも小であるため、反応流路の端部における表面張力による触媒担体の支持力が小さい。すなわち、反応流路の入口又は出口の縁部を形成する隔壁のコーナー部での担体の接触長さが小さくなる。このため、余剰触媒の除去が容易になる。
請求項5記載の発明に係る反応器は、請求項1乃至請求項4の何れか1項記載の反応器において、前記壁部である板部から前記外壁及び前記隔壁が立設された単位部材を複数積層することで、異なる単位部材の壁部間に前記反応流路が形成されるようになっており、前記隔壁は、前記一対の壁部間の間隔を維持するためのスペーサを兼ねており、前記隔壁における前記逃がし部よりも前記流れ方向の端部側に位置する部分は、積層される他の単位部材の前記板部における前記隔壁の立設部分又は前記外壁の立設部分を支持する位置に配置されている。
請求項5記載の反応器では、対向面間に反応流路を形成する一対の板部の1つを有すると共に該板部から外壁及び隔壁が立設された単位部材を、隔壁(及び外壁)が板部間のスペーサとなるように積層することで、板部の対向(隔壁の立設)方向に複数の反応流路が形成されている。隔壁の端部に位置する逃がし部よりも流れ方向の端部側部分は、他の単位部材の板部における隔壁(例えば向流又は並行流がたの場合)又は外壁(例えば直交流型の場合)の立設部位の荷重を支持するため、複数の単位部材を接合する際に作用する荷重を、隔壁の端部においても支持することができる。
請求項6記載の発明に係る反応器は、請求項5記載の反応器において、積層方向に隣り合う前記単位部材は、互いに異なる反応原料が流れる前記反応流路を形成しており、一方の単位部材の板部を介して積層方向に隣り合う反応流路間で熱交換が行われるようになっている。
請求項6記載の反応器では、例えば、1つの単位部材の板部によって隔てられた隣り合う反応流路の一方では発熱反応が行われ、他方では吸熱反応が行われる。この反応流路の反応原料間で熱交換が行われるので、上記した他方の反応流路における吸熱反応を連続的に行う(維持する)ことが可能になる。ここで、各流路は触媒担体により閉塞されることが防止されるので、各反応流路の各部に反応原料又は反応生成物が略均一に流れ、該各部において効率的に熱交換が行われる。
以上説明したように本発明に係る反応器は、触媒担体により反応流路が閉塞されることを防止することができるという優れた効果を有する。
本発明の第1の実施形態に係る反応器としての改質装置10について、図1乃至図5に基づいて説明する。先ず、改質装置10が適用された燃料電池システム11の全体システム構成を説明し、次いで、改質装置10の詳細構造を説明することとする。
(燃料電池システムの全体構成)
図5には、燃料電池システム11のシステム構成図(プロセスフローシート)が示されている。この図に示される如く、燃料電池システム11は、水素を消費して発電を行う燃料電池12と、燃料電池12に供給するための水素含有の改質ガスを生成するための改質装置(改質器)10とを主要構成要素として構成されている。
燃料電池12は、アノード電極(燃料極)14とカソード電極(空気極)16との間に、図示しない電解質を挟んで構成されており、主にアノード電極に供給される水素とカソード電極16に供給される酸素とを電気化学反応させて発電を行う構成とされている。燃料電池12としては、種々の形式のものを採用することができるが、この実施形態では、中温域(300℃〜600℃程度)で運転されると共に、発電に伴ってカソード電極16で水が生成されるプロトン伝導型の電解質を有する燃料電池(例えば、固体高分子型や水素分離膜型の燃料電池)が採用されている。
改質装置10は、図5に示される如く、燃料電池12のアノード電極14に供給するための水素含有の改質ガスを生成する改質部としての改質流路18と、改質流路18が改質反応を行うための熱を供給するための加熱部として燃焼流路20とを含んで構成されている。改質流路18には、改質触媒22が担持されており、供給される炭化水素ガス(ガソリン、メタノール、天然ガス等)と改質用ガス(水蒸気)を触媒反応させることで、水素ガスを含む改質ガスを生成する(改質反応を行う)ようになっている。
改質流路18における改質反応には、以下の式(1)乃至(4)で表されるように、式(1)で示す水蒸気改質反応を含む各反応が含まれる。したがって、改質工程で得た改質ガスには、水素(H2)、一酸化炭素(CO)、メタン(CH4)、分解炭化水素や未反応の原料炭化水素(Cxy)等の可燃性ガス、及び二酸化炭素(CO2)、水(H2O)等の不燃性ガスを含むようになっている。
nm+nH2O → nCO +(n+m/2)H2 … (1)
nm+n/2O2 → nCO + m/2H2 … (2)
CO+H2O ⇔ CO2+H2 … (3)
CO+3H2 ⇔ CH4+H2O … (4)
この改質反応の中で主となる式(1)の水蒸気改質反応は吸熱反応であり、かつ改質流路18は、上記の通り中温又は高温で運転される燃料電池12に改質ガスを供給するため所定温度以上の温度で運転されるようになっている。燃焼流路20は、この改質流路18における改質反応、運転温度を維持するための熱の供給する構成とされている。燃焼流路20は、酸化触媒24を担持して改質流路18に隣接して設けられており、供給された燃料を酸素と共に酸化触媒24接触させて触媒燃焼を生じさせる構成とされている。
改質装置10は、燃焼流路20で燃料を触媒燃焼させて得た燃焼熱を後述するプレート部52を介して改質流路18に供給するようになっている。このため、燃焼ガス等の熱媒(流体)を介して改質流路18を加熱する構成のように熱量を温度に変換することなく、改質流路18に熱量を直接的に付与することができる構成とされている。
そして、燃料電池システム11は、改質流路18に炭化水素原料を供給するための原料ポンプ26を備えており、原料ポンプ26の吐出部は原料供給ライン28を介して改質流路18の原料入口18Aに接続されている。炭化水素原料は、上記した改質反応には寄与しない硫黄成分(硫黄化合物)をわずかに含んでいる。この炭化水素原料は、例えば蒸発器やインジェクション等図示しない気化手段等によって、気相又は微粒化状態で改質流路18に供給されるようになっている。
また、改質流路18の改質ガス出口18Bは、下流端がアノード電極14の燃料入口14Aに接続された改質ガス供給ライン30の上流端に接続されている。これにより、改質流路18で生成された改質ガスが燃料電池12のアノード電極14に供給されるようになっている。一方、アノード電極14のオフガス出口14Bには、アノードオフガスライン32の上流端が接続されており、アノードオフガスライン32の下流端は燃焼流路20の燃料入口20Aに接続されている。
以上により、燃料電池システム11では、改質流路18で生成された改質ガス中の水素が燃料電池12で消費され、この消費された水素を除く残余成分がアノードオフガスとして燃焼流路20に導入され、そのうちの可燃成分(水素(H2)、一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)、メタン(CH4)、二酸化炭素(CO2))が燃焼流路20で燃料として消費されるようになっている。この燃焼流路20の排ガス出口20Bには、燃焼排ガスを系外に排出するための排気ガスライン34が接続されている。
また、燃料電池システム11は、カソード電極16にカソード用空気を供給するためのカソード用空気ポンプ36を備えており、カソード用空気ポンプ36の吐出部は、下流端がカソード電極16の空気入口16Aに接続されたカソード用空気供給ライン38の上流端が接続されている。さらに、カソード電極16のオフガス出口16Bには、水蒸気供給ライン40の上流端が接続されており、水蒸気供給ライン40の下流端は、改質流路18の水蒸気入口18C接続されている。これにより、カソード電極16で生成された水蒸気、該カソード電極16で消費されなかった酸素を含むカソードオフガスが改質流路18における水蒸気改質反応に利用される構成である。
さらに、燃料電池システム11は、燃料電池12に冷却空気を供給するための冷却用空気ポンプ42を備えており、冷却用空気ポンプ42の吐出部は、下流端が燃料電池12の冷媒流路(図示省略)の入口12Aに接続された冷却用空気ライン44の上流端に接続されている。この冷媒流路の出口12Bは、支燃ガス供給ライン46の上流端に接続されている。支燃ガス供給ライン46は、燃焼流路20における支燃ガス入口20Cに接続されており、燃焼流路20に燃焼支燃ガスとしての酸素を含む冷却オフガスを供給するようになっている。これにより、燃焼流路20では、アノードオフガスライン32からのアノードオフガスと支燃ガス供給ライン46からの冷却オフガスとを内蔵した酸化触媒24に接触させて、触媒燃焼を生じさせる構成とされている。
(改質装置の構成)
図1には、改質装置10の要部が平面図にて示されており、図2には、改質装置10の一部が分解斜視図にて示されている。これらの図に示される如く、改質装置10は、それぞれ単位部材としての複数(多数)のチャンネル形成部材50を積層することで、該積層方向にそれぞれ反応流路としての改質流路18、燃焼流路20が隣接する部分を有する構成とされている。
具体的には、図2に示される如く、チャンネル形成部材50は、積層方向に隣り合う反応流路を隔てる壁部又は板部としての矩形状のプレート部52と、プレート部52の片面における幅方向両縁に沿って立設された一対の外壁54と、プレート部52における一対の外壁54の間に該外壁54と平行に立設された複数の隔壁56とを有する。一対の外壁54と複数の隔壁56とは、それぞれ前端位置及び後端位置が一致すると共にプレート部52からの立設高が一致している。
したがって、チャンネル形成部材50の一対の外壁54、複数の隔壁56の先端に他のチャンネル形成部材50のプレート部52を接合することで、一対のプレート部52及び外壁54で囲まれると共に複数の隔壁56によって仕切られた分割されることで所謂マイクロチャンネルとして構成された、反応流路としての改質流路18又は燃焼流路20が形成される構成とされている。この実施形態では、改質流路18と燃焼流路20とが積層方向に交互に形成される構成とされている。
また、この実施形態における改質装置10は、複数のチャンネル形成部材50を流通ガスの流れ方向が交差(直交)方向となるように交互に向きを入れ替えて積層することで、直交流型の改質装置として構成されている。具体的には、図1に示される如く、改質装置10では、改質流路18のガス流方向(矢印R参照)と燃焼流路20のガス流方向(矢印C参照)とが直交するように、積層方向に隣り合うチャンネル形成部材50の一対の外壁54、複数の隔壁56の向きが異ならされている。
改質原料及び水蒸気(カソードオフガス)が導入される原料入口18A、水蒸気入口18Cは、各層の改質流路18の上流端であるガス入口側開口部18Dを連通する図示しない改質原料入口ヘッダに形成されている。また、水素含有ガスを放出する改質ガス出口18Bは、各層の改質流路18の下流端であるガス出口側開口部18Eを連通する図示しない改質ガス出口ヘッダに形成されている。一方、アノードオフガス(燃料ガス)及び冷却オフガス(支燃ガス)が導入される燃料入口20A、支燃ガス入口20Cは、各層の燃焼流路20の上流端であるガス入口側開口部20Dを連通する図示しない燃焼原料入口ヘッダに形成されている。また、燃焼排ガスを排出する排ガス出口20Bは、各層の燃焼流路20の下流端であるガス出口側開口部20Eを連通する図示しない燃焼排ガス出口ヘッダに形成されている。
なお、チャンネル形成部材50は、例えばステンレス鋼などの金属材や中実の(多孔体ではない)セラミック材にて、プレート部52と一対の外壁54と複数の隔壁56とが一体的に形成されている。また、プレート部52と他のチャンネル形成部材50の外壁54、隔壁56とは、例えばろう材を用いたろう付けや拡散接合によって接合されている。
以上説明した改質装置10は、プレート部52、外壁54、隔壁56のうち改質流路18を構成(区画)する部分の内面に改質触媒22が担持されており、プレート部52、外壁54、隔壁56のうち燃焼流路20を構成する部分の内面に酸化触媒24が担持されている。それぞれ反応用触媒としての改質触媒22、酸化触媒24は、それぞれスラリ状の担体58(図3参照)に分散保持されており、この担体をウォッシュコートすることで、上記した改質流路18又は燃焼流路20の内面の略全面に担持されている。
そして、改質装置10では、各隔壁56におけるガス入口側開口部18D、20D側の端部、及びガス出口側開口部18E、20E側に端部に設けられた逃がし部として連通窓60を備えている。連通窓60は、各隔壁56におけるガス入口側開口部18D、20D側の端部、及びガス出口側開口部18E、20Eの近傍部分を自由端側に開口するコ字状縁部が形成されるように切り欠くことで構成され、該隔壁56を挟んで隣り合う改質流路18又は燃焼流路20同士を連通する構成とされている。この実施形態では、全ての複数の隔壁56の長手方向両端側にそれぞれ連通窓60が設けられている。また、この実施形態では、連通窓60は、各隔壁56を全高さに亘り切り欠くことで形成されている。
以上により、各連通窓60は、隔壁56の長手方向端部を切り残すことで、改質流路18又は燃焼流路20に開口すると共に、矢印R又は矢印C方向には開口しない略矩形窓状に形成されている。これらの連通窓60は、上記したスラリ状の担体58の余剰分を逃がす(収容する)逃がし部として機能するようになっている。図4(A)に示される如く、各隔壁56における連通窓60よりも端部側に切り残された部分である切り残し隔壁56Aは、ガス流れ方向の長さLが隣り合う隔壁56の間隔(改質流路18又は20の幅)Wよりも小とされている(L<W)。また、この実施形態では、連通窓60流れ方向に沿う開口幅Ww、各隔壁56の厚みtが、それぞれ隣り合う隔壁56の間隔Wよりも小とされている(Ww<W、t<W)。
さらに、各隔壁56の切り残し隔壁56Aは、積層方向に隣り合う他のチャンネル形成部材50のプレート部52における外壁54立設部の裏面に当接し、接合されるようになっている。これにより、図1に示される如く、チャンネル形成部材50を複数積層して構成される改質装置10において、プレート部52の周縁部に作用する荷重が外壁54、切り残し隔壁56Aを介して支持される構成である。なお、改質装置10では、外壁54の内側に位置する各複数の隔壁56が全て積層方向に隣り合うチャンネル形成部材50のプレート部52に接合されるようになっている。したがって、各隔壁56(切り残し隔壁56A)は、接合方向に隣り合うプレート部52の間隔(流路幅又は流路高)を維持するスペーサとしても機能する。
次に、第1の実施形態の作用を説明する。
上記構成の燃料電池システム11では、原料ポンプ26、カソード用空気ポンプ36の作動によって、原料供給ライン28から改質装置10の改質流路18に炭化水素原料、水蒸気(カソードオフガス)が導入される。改質装置10の改質流路18内では、燃焼流路20からの熱供給を受けつつ導入された炭化水素原料を水蒸気と共に改質触媒22に接触させることで水蒸気改質反応を含む式(1)〜式(4)で示す改質反応が行われ、水素を高濃度で含有する改質ガスが生成される。
改質流路18で生成された改質ガスは、アノード電極14の燃料入口14Aからアノード電極14に供給される。燃料電池12では、アノード電極14に供給された改質ガス中の水素がプロトン化され、このプロトンが電解質を経由してカソード電極16に移動して該カソード電極16に導入された空気中の酸素と反応する。このプロトンの移動に伴って電子がアノード電極14から外部導体を通じてカソード電極に向けて流れ、発電が行われる。
この発電によって燃料電池12では、アノード電極14に供給された改質ガス中の水素、カソード電極16に供給されたカソード用空気中の酸素が発電量(負荷の電力消費量)に応じて消費され、カソード電極16では水(運転温度において水蒸気)が生成される。この水蒸気を含むガスは、上記の通りカソードオフガスとしてカソード電極16から水蒸気供給ライン40に押し出され、水蒸気入口18Cから改質流路18に導入される。
一方、発電に伴って改質ガス中の水素が発電量に応じて消費された後のガスは、アノードオフとしてアノード電極14から排出され、このアノードオフガスは、アノードオフガスライン32を経由して、改質装置10の燃焼流路20に供給される。また、燃焼流路20には、支燃ガス供給ライン46から燃料電池12を冷却した後の冷却オフガスが供給される。この燃焼流路20では、燃料であるアノードオフガス中の可燃成分を、冷却オフガス中の酸素を支燃ガスと共に酸化触媒24に接触させることで触媒燃焼が生じる。この触媒燃焼によって生じた熱は、プレート部52を介して改質流路18に供給される。この熱によって改質流路18では、吸熱反応である改質反応を維持すると共に運転温度(改質ガス温)を改質反応に必要な温度に保つ。
以上により、燃料電池システム11では、改質装置10に炭化水素原料を供給すると共に、燃料電池12の各排出ガス(水蒸気を含むカソードオフガス、可燃成分を含むアノードオフガス、酸素を含む冷却オフガス)を有効利用して、該燃料電池12に供給する水素を生成する改質装置10の運転を維持する。
この改質装置10を組み立てるに当たっては、多数のチャンネル形成部材50をガス流れ方向(各隔壁56の長手方向)が交互に異なるように積層し、各外壁54、隔壁56の自由端に隣り合うチャンネル形成部材50のプレート部52を接合する。次いで、それぞれ同じ側に開口するガス入口側開口部18Dから改質触媒22を担持した担体58を流入してガス出口側開口部18Eから排出する。さらに、改質流路18内の余剰の担体58を吸引によって除去する。同様に、それぞれ同じ側に開口するガス入口側開口部20Dからスラリ状の担体58を流入してガス出口側開口部20Eから排出する。さらに、燃焼流路20内の余剰の担体58を吸引によって除去する。
以上により、改質装置10では、改質流路18の内面側に改質触媒22が担持され、燃焼流路20の内面側に酸化触媒24が担持される。なお、改質流路18、燃焼流路20の触媒担持工程は逆にしても良く、同時に行っても良い。また、担体58の流入、排出方向は逆でも良い。その後、上記した各種ヘッダ、断熱材等を取り付けて改質装置10の組み立てが完了する。
ここで、改質装置10では、隔壁56の端部(ガス入口側開口部18D、20D又はガス出口側開口部18E又は20E)の近傍に連通窓60が設けられているため、隔壁56によって分割された各改質流路18又は燃焼流路20がスラリ状の担体58によって閉塞されることが防止される。
例えば、図8に示す如き比較例に係る改質装置100では、連通窓60が設けられておらず、スラリ状の担体58の表面張力やマイクロチャンネルである改質流路18又は燃焼流路20の毛管現象によって、図9(A)及び図9(B)に示される如く一部の改質流路18又は燃焼流路20が閉塞される閉塞部Bが生じる。なお、図9(A)は、模式的に各層の流路が同じ向きを向いているように図示しており、上段から順に良好な触媒担持状態、担体58により詰まり気味の触媒担持状態、担体58による閉塞状態を示している。このような担体58による流路閉塞現象は、余剰の担体58を吸引に除去する際に強く生じる傾向を示し、例えば流路の各内面に付着していた余剰の担体58が吸引力によるエッチ効果により流路端部へ引き寄せられて生じると考えられる。
これに対して本発明の実施形態に係る改質装置10では、上記の通り隔壁56の端部の近傍に連通窓60が設けられているため、スラリ状の担体58の表面張力(による担体58の支持力)やマイクロチャンネル流路の毛管現象を抑制することができ、閉塞部Bの発生を防止することができる。また、連通窓60の改質流路18、燃焼流路20への開口幅Wwが燃焼流路20の幅Wよりも小さいため、毛管現象によってスラリ状の担体58を連通窓60に吸い込むことができる。また仮に閉塞部Bが生じた場合には、改質流路18又は燃焼流路20における閉塞部Bが生じた側の開口端から緩やかに空気等のガスを供給することで、容易に閉塞部Bを解消することができる。この閉塞部Bの解消に伴って余剰の担体58は図4(A)及び図4(B)に示される如く、連通窓60等に収容されるので、該閉塞部Bの解消後には、図3に示される如く各改質流路18、燃焼流路20は触媒担体の均一性が確保される。
しかも、改質装置10では、各隔壁56における連通窓60よりも端部側に位置する切り残し隔壁56Aの長さLが改質流路18、燃焼流路20の幅Wよりも小さいため、各流路の開口端である各隔壁56の長手方向端部のコーナー部における表面張力による担体58の支持(保持)力が一層抑制され、閉塞部Bの発生が効果的に防止される。すなわち、表面張力による担体58の隔壁56への保持力は、担体58と隔壁56との接触長に対応する長さLに依存するので、隣り合う隔壁56巻を架け渡す担体58の支持力が生じないように長さLを短くすることで、閉塞部Bの発生が効果的に防止される。また仮に閉塞部Bが発生した場合に該閉塞部Bの解消が一層容易である。
また、改質装置10では、改質流路18、燃焼流路20のガス流れ方向両端側にそれぞれ連通窓60が形成されているため、マイクロチャンネルへの適用ではガス流れ方向の両側で閉塞部Bを生じさせ易いウォッシュコートによる触媒担持方法をとっても、該ガス流れ方向の両端共に閉塞部Bが生じることが防止される。
さらに、直交流型の改質装置10では、各隔壁56の切り残し隔壁56Aが、積層方向に隣り合うチャンネル形成部材50のプレート部52における外壁54の立設部位を支持する(荷重を伝える)ように配置されているため、ろう付けや拡散接合の際における積層方向に作用する荷重をチャンネル形成部材50の周縁部においても支持することができる。これにより、各チャンネル形成部材50の適正な接合が果たされる。
以上により、閉塞部Bが存在しない改質装置10では、それぞれ積層方向及び幅方向に分割された改質流路18、燃焼流路20の各流路をガスが均一に流れるので、局部的な高温部などを生じたりすることなく、燃焼流路20から改質流路18に適正に熱が供給され、該改質流路18において効率よく水素含有の改質ガスを生成することができる。
次に、本発明の他の実施形態を説明する。なお、上記第1の実施形態又は前出の構成と基本的に同一の部品・部分については上記第1の実施形態又は前出の構成と同一の符号を付して説明を省略し、図示を省略する場合もある。
(第2の実施形態)
図6には、本発明の第2の実施形態に係る改質装置70が図1に対応する平面図にて示されている。この図に示される如く、改質装置70は、各隔壁56の長手方向両端側にそれぞれ2つの連通窓60が形成されている点で、第1の実施形態に係る改質装置10とは異なる。各隔壁56における長手方向の同じ側に配置された連通窓60間の部分は、切り残し隔壁56Bとされている。
各切り残し隔壁56Bは、積層方向に隣り合うチャンネル形成部材50のプレート部52における外壁54に隣接する隔壁56の設置部分を支持する配置とされている。改質装置70における他の構成は、改質装置10の対応する構成と同じである。
したがって、第2の実施形態に係る改質装置70によっても、第1の実施形態に係る改質装置10と同様の作用によって同様の効果を得ることができる。また、改質装置70では、隔壁56の一端側に各2つの連通窓60が設けられているため、一層効果的に閉塞部Bの発生を防止することができる。また、余剰のスラリ状の担体58の収容スペースが大きいため、流路断面が流れ方向の各部において一層均一になるように担体58の厚みがコントロールされる。これにより、改質流路18、燃焼流路20の各分割流路のガス流れがより均等になる。そして、切り残し隔壁56Bが積層方向に隣り合うチャンネル形成部材50のプレート部52における隔壁56の設置部分を支持するため、単に連通窓60を流れ方向に拡大した構成と比較して、複数のチャンネル形成部材50の接合時の荷重を各部で均等に分散して支持することができる。すなわち、局部的に接合荷重が支持されない部分がなくなるので、該非支持による接合不良等が生じることが防止される。
(第3の実施形態)
図7には、本発明の第3の実施形態に係る改質装置80が図1に対応する平面図にて示されている。この図に示される如く、改質装置80は、連通窓60が各隔壁56の長手方向の一端側にのみ設けられている点で、第1の実施形態に係る改質装置10とは異なる。この実施形態では、スラリ状の担体58は、改質流路18、燃焼流路20の一方側の開口端に担持されたものを他方の開口端側から吸引することで各流路18、20の内面に保持されるようになっている。したがって、ガス入口側開口部18D、20D及びガス出口側開口部18E、20Eのうち、連通窓60が設けられた側がスラリ状の担体58の初期担持側とされている。図8では、各隔壁56におけるガス出口側開口部18E、20E側をそれぞれ連通窓60の設置側として図示している。改質装置80における他の構成は、改質装置10の対応する構成と同じである。
したがって、第3の実施形態に係る改質装置70によっても、第1の実施形態に係る改質装置10と同様の作用によって同様の効果を得ることができる。また、改質装置80では、ウォッシュコートではなく吸引によって担体58を吸い上げるため、改質流路18、燃焼流路20における改質触媒22、酸化触媒24の担持範囲をコントロールすることができる。これにより、例えば触媒の担持位置によってプレート部52を介した熱移動(改質流路18での吸熱と燃焼流路20での発熱)のバランスさせることが可能となる。
なお、上記各実施形態では、全ての隔壁56に連通窓60が設けられた例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、1つ置きの隔壁56に連通窓60を設けても良い。このように1つ置きの隔壁56に連通窓60を設けることで、隔壁56にて分割された改質流路18又は燃焼流路20は、何れか一方側の改質流路18又は燃焼流路と連通するので、上記核実施形態と同様に閉塞部Bの発生を防止することができる。
また、上記各実施形態では、改質装置10が直交流型の改質装置(熱交換器)である例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、各チャンネル形成部材50の外壁54、隔壁56の長手方向を一致させて向流型又は並行流型の改質装置(熱交換器)を構成しても良い。
さらに、上記各実施形態では、改質流路18と燃焼流路20とが交互に形成されるようにチャンネル形成部材50を積層する例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、2層の改質流路18に対し1層の燃焼流路20が配置されるようにチャンネル形成部材50を積層しても良い。
さらにまた、上記各実施形態では、同じチャンネル形成部材50を積層することで改質流路18、燃焼流路20が形成される例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、改質流路18を構成するチャンネル形成部材50と燃焼流路20を構成するチャンネル形成部材50とで、隔壁56の立設高や立設間隔などを異ならせても良い。
また、上記各実施形態では、本発明が熱交換型の改質装置10に適用された例を示したが、本発明はこれに限定されず、反応流路の内面側に触媒が担持された反応器であれば、熱交換の有無に拘わらず如何なるものにも適用することができる。したがって例えば、本発明を加熱器や蒸発器(加湿器)などに適用することも可能である。
本発明の第1の実施形態に係る改質装置の要部を示す平面図である。 本発明の第1の実施形態に係る改質装置の要部を示す分解斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る改質装置の触媒担持状態を示す側断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る改質装置の一部を分解して示す平面図である。 本発明の第1の実施形態に係る改質装置が適用された燃料電池システムの概略システムフロー図である。 本発明の第2の実施形態に係る改質装置の要部を示す平面図である。 本発明の第3の実施形態に係る改質装置の要部を示す平面図である。 本発明の実施形態との比較例に係る改質装置の平面図である。 本発明の実施形態との比較例に係る改質装置を示す図であって、(A)は触媒担体による流路閉塞状態を示す側断面図、(B)は一部を分解して示す平面図である。
符号の説明
10 改質装置(反応器)
18 改質流路(反応流路)
20 燃焼流路(反応流路)
22 改質触媒(反応用触媒)
24 酸化触媒(反応用触媒)
50 チャンネル形成部材(単位部材)
52 プレート部(壁部、板部)
54 外壁
56 隔壁
60 連通窓(逃がし部、連通部)
70・80 改質装置(反応器)

Claims (6)

  1. 一対の壁部と、
    前記一対の壁部の一方における幅方向両縁部から立設されると共に該一対の壁部の他方に接合されることで、該一対の壁部を互いに対向させて該一対の壁部間に反応原料が前記縁部に沿った方向に流れる反応流路を形成する一対の外壁と、
    前記反応流路の内面の略全面に保持され、前記反応原料の反応用触媒を担持するスラリ状の触媒担体と、
    前記反応原料の流れ方向に沿って前記一対の壁部間に設けられて前記反応流路を前記反応原料の流れ方向との交差方向に仕切り、かつ前記反応流路側に向けて開口すると共に前記流れ方向に閉止されて成り前記反応流路が前記触媒担体で閉塞されることを防止する逃がし部が、前記流れ方向の一端側又は両端側にのみに設けられている隔壁と、
    を備えた反応器。
  2. 前記逃がし部は、前記隔壁の不連続部として形成され該隔壁で仕切られた反応流路を連通する連通部である請求項1記載の反応器。
  3. 前記逃がし部は、前記隔壁における前記流れ方向の両端側にそれぞれ設けられている請求項1又は請求項2記載の反応器。
  4. 前記隔壁における前記逃がし部よりも流れ方向端部側に位置する部分の長さは、該隔壁によって仕切られた前記反応流路の幅のよりも小である請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の反応器。
  5. 前記壁部である板部から前記外壁及び前記隔壁が立設された単位部材を複数積層することで、異なる単位部材の壁部間に前記反応流路が形成されるようになっており、
    前記隔壁は、前記一対の壁部間の間隔を維持するためのスペーサを兼ねており、
    前記隔壁における前記逃がし部よりも前記流れ方向の端部側に位置する部分は、積層される他の単位部材の前記板部における前記隔壁の立設部分又は前記外壁の立設部分を支持する位置に配置されている請求項1乃至請求項4の何れか1項記載の反応器。
  6. 積層方向に隣り合う前記単位部材は、互いに異なる反応原料が流れる前記反応流路を形成しており、一方の単位部材の板部を介して積層方向に隣り合う反応流路間で熱交換が行われるようになっている請求項5記載の反応器。
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