JP4807353B2 - 駆動力源制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、駆動力源の目標運転状態と駆動力源の実運転状態あるいは推定運転状態との比較に基づいて駆動力源の運転を制御するアクチュエータに対する指示値を算出する駆動力源制御装置に関する。
トルクディマンド方式の内燃機関制御装置は、アクセル操作量(場合により制御システムによる要求量)、内燃機関回転数及び外部負荷に基づき、内燃機関の目標トルクを算出し、この目標トルクに応じて吸入空気量や燃料噴射量を制御している(例えば特許文献1参照)。
このトルクディマンド方式の内燃機関制御装置によると、車両の制御に直接作用する物理量である出力トルクを制御の基準値とすることにより、常に一定の操縦感覚を維持できる等、運転性の向上を図ることができる。
ここで、例えば吸入空気量を制御する場合には、アクチュエータとしてのスロットルバルブに指示値に相当する信号を出力してから、実際に気筒内の吸気状態(吸気圧、負荷率、1回転当たりの吸入空気量、充填率など)が変化するまでの応答遅れが問題となる。このことは燃料噴射量を制御する場合も各種アクチュエータによる燃料量調量のための駆動により応答遅れが存在する。
このような応答遅れを補償するため、実際の状態と目標運転状態との比較に基づいて指示値を算出する場合に、フィードバック制御における比例項のゲイン(比例定数)を大きくすることがなされている(例えば特許文献2参照)。
特開2007−192082号公報(第8−10頁、図6−7) 特開平7−97949号公報(第3頁、図3)
しかしこのように応答遅れを補償するために比例項のゲインを大きくすると、目標運転状態が内燃機関の運転性には問題のない程度の誤差を含むことでわずかに変動しても、アクチュエータが駆動方向の正逆を繰り返す駆動振動が頻繁に生じることが明らかになった。このことでアクチュエータの摩耗が促進されアクチュエータの耐久性低下のおそれがあった。
本発明は、制御上の応答遅れを補償しつつ、目標運転状態にわずかな変動が生じてもアクチュエータの耐久性を低下させるような駆動振動を防止することを目的とするものである。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の駆動力源制御装置は、駆動力源の目標運転状態と駆動力源の実運転状態あるいは推定運転状態との比較に基づいて駆動力源の運転を制御するアクチュエータに対する指示値を算出する駆動力源制御装置であって、前記目標運転状態の時間変化における所定範囲内の勾配変動は、該勾配変動が無いものとした前記目標運転状態を用いて前記比較を実行して前記指示値を算出することを特徴とする。
このように目標運転状態の時間変化が所定範囲内の勾配変動の場合は、この勾配変動は無いものとした目標運転状態を用いて、目標運転状態と実運転状態あるいは推定運転状態との比較に基づいてアクチュエータに対する指示値を算出している。このため目標運転状態の変化が所定範囲内の勾配変動であれば無視され、勾配変動は無いものとして、すなわち目標運転状態は同一勾配での変化が継続しているものとして算出された値が用いられる。そしてこの目標運転状態と実運転状態あるいは推定運転状態との比較に基づいて指示値が算出されることになる。
したがって比例項のゲインを大きくしている状態にて、目標運転状態の値が駆動力源の運転性には問題のない程度の誤差を含むことでわずかに勾配が変動しても、この勾配変動は指示値には反映されず、アクチュエータは駆動方向の正逆を繰り返すことは無くなる。
こうして、制御上の応答遅れを補償しつつ、目標運転状態にわずかな変動が生じてもアクチュエータの耐久性を低下させるような駆動振動を防止することができる。
請求項2に記載の駆動力源制御装置は、駆動力源の目標運転状態を算出する目標運転状態算出手段と、駆動力源の実運転状態あるいは推定運転状態を算出する駆動力源運転状態算出手段と、前記目標運転状態算出手段にて算出される目標運転状態と前記駆動力源運転状態算出手段にて算出される実運転状態あるいは推定運転状態との比較に基づいて駆動力源の運転を制御するアクチュエータに対する指示値を算出するアクチュエータ指示値算出手段とを備えた駆動力源制御装置であって、前記アクチュエータ指示値算出手段は、前記目標運転状態算出手段にて算出される目標運転状態の時間変化が所定範囲内の勾配変動である場合には、該勾配変動が無いとして目標運転状態を算出し、該目標運転状態と前記駆動力源運転状態算出手段にて算出される実運転状態あるいは推定運転状態との比較に基づいて前記指示値を算出することを特徴とする。
このようにアクチュエータ指示値算出手段は、目標運転状態算出手段にて算出される目標運転状態の時間変化が所定範囲内の勾配変動である場合には、勾配変動が無いとして目標運転状態を算出している。そしてこの目標運転状態と駆動力源運転状態算出手段にて算出される実運転状態あるいは推定運転状態との比較に基づいて前記指示値を算出している。
このことにより前記請求項1にて説明したごとく、アクチュエータ指示値算出手段は、目標運転状態の変化が所定範囲内の勾配変動であれば無視し、目標運転状態は同一勾配での変化が継続しているものとして算出した値を用いることになる。そしてこの目標運転状態と実運転状態あるいは推定運転状態との比較に基づいて指示値を算出することになる。
したがって比例項のゲインを大きくしている状態にて、目標運転状態の値が駆動力源の運転性には問題のない程度の誤差を含むことでわずかに勾配が変動しても、アクチュエータ指示値算出手段は、この変動を指示値に反映することはない。したがってアクチュエータは駆動方向の正逆を繰り返すことは無くなる。
こうして、制御上の応答遅れを補償しつつ、目標運転状態にわずかな変動が生じてもアクチュエータの耐久性を低下させるような駆動振動を防止することができる。
請求項3に記載の駆動力源制御装置では、請求項2において、前記目標運転状態算出手段は、前記目標運転状態を一定周期で算出していると共に、前記アクチュエータ指示値算出手段は、前記指示値の算出に前々回用いられた目標運転状態と前回用いられた目標運転状態との間の変化を前回変化とし、前回用いられた目標運転状態と前記目標運転状態算出手段にて今回算出された目標運転状態との間の変化を今回変化として、前回変化と今回変化との差を算出して、該差が所定範囲内の場合には今回変化を前回変化に一致させて前回用いられた目標運転状態から今回の目標運転状態を算出し、該今回の目標運転状態と前記駆動力源運転状態算出手段にて算出される実運転状態あるいは推定運転状態との比較に基づいて前記指示値を算出することを特徴とする。
このように前回変化と今回変化との差が所定範囲内の場合には、前回変化と同じ変化が今回変化にも存在したとして、アクチュエータ指示値算出手段は、前回用いられた目標運転状態から今回の目標運転状態を算出している。このことによりアクチュエータ指示値算出手段は、目標運転状態の変化が所定範囲内の勾配変動であれば、その勾配変動を無視して目標運転状態は同一勾配での変化が継続しているものとした目標運転状態を算出できる。そしてこの目標運転状態と実運転状態あるいは推定運転状態との比較に基づいて指示値を算出することになる。
こうして、制御上の応答遅れを補償しつつ、目標運転状態にわずかな変動が生じてもアクチュエータの耐久性を低下させるような駆動振動を防止することができる。
請求項4に記載の駆動力源制御装置では、請求項2又は3において、前記目標運転状態算出手段による目標運転状態の算出頻度と前記アクチュエータ指示値算出手段による指示値の算出頻度とは同一に設定されていることを特徴とする。
このように目標運転状態の算出頻度と指示値の算出頻度とが同一に設定されていることにより、算出頻度上で生じる誤差は存在しないが、目標運転状態の算出誤差の積み重ね、あるいは目標運転状態を算出するための検出データに検出誤差による変動が存在する場合がある。このような場合に目標運転状態の変化が所定範囲内の勾配変動であれば、目標運転状態の算出誤差の積み重ね、あるいは検出データに検出誤差による変動が存在するとして、このような変動を無視して目標運転状態には同一の勾配での変化が継続しているものとして目標運転状態を算出する。そしてこの目標運転状態と実運転状態あるいは推定運転状態との比較に基づいて指示値を算出することになる。
こうして、制御上の応答遅れを補償しつつ、目標運転状態にわずかな変動が生じてもアクチュエータの耐久性を低下させるような駆動振動を防止することができる。
請求項5に記載の駆動力源制御装置では、請求項2〜4のいずれかにおいて、前記アクチュエータ指示値算出手段は、前記指示値を、駆動力源の実運転状態あるいは推定運転状態に対する応答遅れを補償できる値に算出していることを特徴とする。
実際に、応答遅れを補償する指示値が算出されていても、目標運転状態の変化が所定範囲内の勾配変動であれば、この変動を無視して、目標運転状態は同一の勾配での変化が継続しているものとした目標運転状態を算出している。このことにより前記請求項1にて説明したごとく、応答遅れ補償のために比例項のゲインを大きくしている状態にて、目標運転状態の値が駆動力源の運転性には問題のない程度の誤差を含むことで変動しても、この変動は指示値には反映されず、アクチュエータは駆動方向の正逆を繰り返すことは無くなる。
こうして、制御上の応答遅れを補償しつつ、目標運転状態にわずかな変動が生じてもアクチュエータの耐久性を低下させるような駆動振動を防止することができる。
請求項6に記載の駆動力源制御装置では、請求項5において、前記アクチュエータ指示値算出手段は、駆動力源の前記目標運転状態と前記実運転状態あるいは前記推定運転状態との差に基づく比例制御のゲインを大きくすることにより前記応答遅れを補償する前記指示値を算出していることを特徴とする。
このように比例制御のゲインを大きくすることにより応答遅れを補償できると共に、目標運転状態にわずかな変動が生じてもアクチュエータの耐久性を低下させるような駆動振動を防止することができる。
請求項7に記載の駆動力源制御装置では、請求項2〜6のいずれかにおいて、前記駆動力源は、内燃機関であることを特徴とする。
このように内燃機関に適用することで目標運転状態にわずかな変動が生じても、吸気量、燃料噴射量あるいは燃料噴射時期等の指示値に反映させないようにできる。したがって制御上の応答遅れを補償しつつ、スロットルバルブや燃料噴射機構におけるアクチュエータの駆動方向の正逆が繰り返されるのが防止され、アクチュエータの耐久性を低下させるような駆動振動を防止することができる。
請求項8に記載の駆動力源制御装置では、請求項7において、前記目標運転状態算出手段は内燃機関の目標吸気状態を算出し、前記駆動力源運転状態算出手段は内燃機関の実吸気状態あるいは推定吸気状態を算出し、前記アクチュエータ指示値算出手段は内燃機関の吸入空気量を制御する電子制御式スロットルバルブを前記アクチュエータとして前記目標吸気状態と前記実吸気状態あるいは前記推定吸気状態との比較に基づいて前記電子制御式スロットルバルブに対する開度指示値を算出することを特徴とする。
このように電子制御式スロットルバルブに適用することにより、開度指示値の変化に正逆が繰り返されるのが防止される。このため吸気制御上の応答遅れを補償しつつ、目標吸気状態にわずかな変動が生じても電子制御式スロットルバルブの耐久性を低下させるような駆動振動を防止することができる。
請求項9に記載の駆動力源制御装置では、請求項1〜8のいずれかにおいて、駆動力源による出力トルクに目標値を設定して、該目標値を達成するために駆動力源の前記目標運転状態を算出し、該目標運転状態と駆動力源の前記実運転状態あるいは前記推定運転状態との比較に基づいてアクチュエータに対する前記指示値を算出することで駆動力源の運転を制御することを特徴とする。
このような出力トルクに目標値を設定して制御する、いわゆるトルクディマンド方式において、目標運転状態の時間変化が所定範囲内の勾配変動であればその変動を無視し、勾配変動はないものとして目標運転状態を算出する。このことにより変動が指示値に反映されることはない。
こうしてトルクディマンド方式による制御上の応答遅れを補償しつつ、目標運転状態にわずかな変動が生じてもアクチュエータの耐久性を低下させるような駆動振動を防止することができる。
[実施の形態1]
図1は、上述した発明が適用された内燃機関制御装置及び車両用内燃機関の概略構成を表すブロック図である。ここでは内燃機関としてガソリンエンジン(以下、「エンジン」と略す)2に適用した例を示している。エンジン2は4気筒の内燃機関であるが、図1では1気筒のみを縦断面にて示している。気筒数は6気筒でも8気筒でも良い。このエンジン2は各気筒に吸気バルブ4と排気バルブ6とがそれぞれ2つ設けられた4バルブエンジンであるが、2バルブエンジンでも5バルブエンジンでも良い。
エンジン2の出力は変速機を介して最終的に車輪に走行駆動力として伝達される。エンジン2には、吸気ポート8にて燃料を噴射する燃料噴射弁10と、吸気と共に燃焼室12内に吸入された燃料に点火する点火プラグ14とがそれぞれ設けられている。吸気ポート8に接続された吸気通路16の途中にはサージタンク18が設けられ、サージタンク18の上流側にはモータ20によって開度が調節される電子制御式スロットルバルブ(以下、スロットルバルブと略す)22が設けられている。このスロットルバルブ22の開度(スロットル開度TA)により吸気量(あるいは吸気圧)が調節される。スロットル開度TA(%)はスロットル開度センサ24により検出され、エンジン2の吸入空気量GA(g/s)は吸気通路16に設けられた吸入空気量センサ26により検出されて、内燃機関制御装置としての電子制御ユニット(以下、ECUと称する)28に読み込まれている。
排気ポート30に接続された排気通路32の途中には三元触媒やNOx吸蔵還元触媒等の排気浄化触媒34が配置されている。混合気の空燃比は排気通路32に配置された空燃比センサ36により排気成分に基づいて検出される。
燃料噴射弁10にはデリバリパイプを介して高圧燃料ポンプ側から高圧燃料を供給されている。デリバリパイプに配置された燃料圧力センサ38により燃料圧力Pfが検出され、エンジン運転状態に応じた目標燃料圧力となるようにECU28により調節されている。
ECU28はCPU、ROM、RAMなどを備えたデジタルコンピュータを中心として構成されているエンジン制御回路であり、上述したスロットル開度センサ24、吸入空気量センサ26、空燃比センサ36、燃料圧力センサ38以外にも各種センサ類より信号を入力している。すなわちアクセルペダル40の踏み込み量(アクセル開度ACCP:%)を検出するアクセル開度センサ42、クランクシャフト回転からエンジン回転数NE(rpm)を検出するエンジン回転数センサ44、吸気カムシャフト回転から基準クランク角を決定する基準クランク角センサ46より信号を入力している。更に冷却水温センサ48よりエンジン冷却水温THW(℃)信号を、車速センサ50より車速SPD(km/h)信号を入力している。
ECU28は、上述した各センサ類からの検出内容に基づいて、スロットル開度TA、燃料噴射弁10からの燃料噴射量、燃料噴射時期、点火プラグ14による点火時期等を制御する。
次にECU28により実行される制御の内、アクセル開度ACCPに基づいて目標トルクTEを実現するためのスロットル開度制御処理について説明する。本処理のフローチャートを図2に示す。本処理は周期的(ここでは4msec毎)に割り込みにより実行される。尚、個々の処理内容に対応するフローチャート中のステップを「S〜」で表す。
スロットル開度制御処理(図2)が開始されると、まず推定吸気圧Paが読み込まれる(S102)。ここで推定吸気圧Paはエンジン2のモデルに基づいて運転状態(エンジン回転数NE、吸入空気量GA)の変化から周期的(ここでは4msec毎)に算出されている燃焼室12内における吸気圧(パスカル)の推定値である。尚、推定値でなくサージタンク18に吸気圧センサを設けることにより吸気圧を実測して用いても良い。あるいはエンジン2のモデルに基づいて吸気圧及びエンジン回転数NEから燃焼室12内の吸気圧を推定しても良い。
次に目標吸気圧Pintを読み込む(S104)。この目標吸気圧Pintは、図3に示す目標吸気圧Pint算出処理により周期的(ここでは4msec毎)に算出されている吸気圧の目標値である。
ここで4msec毎に割り込み実行される目標吸気圧Pint算出処理(図3)について説明する。本処理が開始されると、まず式1によりドライバー要求トルクTEd(N・m)が算出される(S202)。
[式1] TEd ← MAPted(ACCP,NE)
ここでマップMAPtedはドライバーが操作するアクセルペダル40の踏み込み量であるアクセル開度ACCPと、エンジン回転数センサ44にて検出されているエンジン回転数NEとに基づいてドライバー要求トルクTEdを設定するためのマップである。このマップMAPtedは、エンジン2の出力性能設計に対応して設定されている。
前記式1にてドライバーの要求に応じたドライバー要求トルクTEdが設定されると、次にこのドライバー要求トルクTEdと他のシステムによる各種要求トルクとの中から実現するべき要求トルクを、エンジン2の運転状態に基づいて選択して、目標基本トルクTEaとして設定する(S204)。他のシステムはトラクションコントロールなどであり、これらの他のシステムにて設定される要求トルクが優先される運転状態であればドライバー要求トルクTEdの代わりに他のシステムのいずれかの要求トルクが選択されるが、これ以外ではドライバー要求トルクTEdが目標基本トルクTEaとして設定される。
次に式2に示すごとく、目標トルクTEが算出される(S206)。
[式2] TE ← TEa + 損失トルク + 消費トルク
ここで損失トルクはエンジン2のフリクションによるものであり、エンジン回転数NEとエンジン冷却水温THWとに基づいてマップから求められるトルク加算値である。消費トルクは、エアコン、パワーステアリング等の付加的な装置によるトルク加算値である。
次にこの目標トルクTEに各種補正が加えられる(S208)。例えば出力トルクに影響する点火時期などによる補正が加えられる。
そして式3に示すごとく目標トルクTEをエンジン2から出力させるための一時目標吸気圧Pintxが算出される(S210)。
[式3] Pintx ← MAPpint(TE,NE)
ここでは目標トルクTEとエンジン回転数NEとに基づいて、マップMAPpintにより一時目標吸気圧Pintxが算出される。
次に式4により今回の制御周期にて算出された一時目標吸気圧Pintxにおける、前回の周期時に算出されている目標吸気圧Pintoldからの変動量dxを算出する(S212)。
[式4] dx ← Pintx − Pintold
そしてこの変動量dx(今回変化に相当)と前回の制御周期における変動量dxold(前回変化に相当)との差の絶対値(|dxold−dx|)が所定範囲A内か否かが判定される(S214)。ここで所定範囲Aとは、目標運転状態である一時目標吸気圧Pintxにおいて、1制御周期(ここでは4msed)間に生じる誤差の範囲を示している。このような誤差範囲は、一時目標吸気圧Pintxを算出するまでの計算上の誤差の蓄積や、アクセル開度ACCP、エンジン回転数NE等のセンサによる検出誤差(電源電圧変動も含む)による誤差の大きさを判定するための範囲であり、車両走行自体には問題ない程度の誤差を判定するためである。この所定範囲Aは予め実測あるいはシミュレーション計算などにより設定されている。
ここで|dxold−dx|≦Aである場合には(S214でYES)、次に式5に示すごとく、目標吸気圧Pintが算出される(S216)。
[式5] Pint ← Pintold + dxold
この式5の計算は、今回の制御周期時に算出された一時目標吸気圧Pintxは無視して、前々回から前回への時間変化(dxold/4msec)と同じ勾配にて、前回から今回の制御周期まで目標吸気圧Pintの変化があったものとして、新たな目標吸気圧Pintを算出するものである。
そして前回用の目標吸気圧Pintoldに今回の目標吸気圧Pintを設定して(S222)、一旦本処理を出る。
|dxold−dx|>Aである場合には(S214でNO)、今回の目標吸気圧Pintに一時目標吸気圧Pintxを設定する(S218)。
そして前回用の変動量dxoldに今回の変動量dxを設定し(S220)、前回用の目標吸気圧Pintoldに今回の目標吸気圧Pintを設定して(S222)、一旦本処理を出る。
すなわち、|dxold−dx|>Aである場合は、今回の制御周期時にステップS210にて算出された一時目標吸気圧Pintxの通りに新たな目標吸気圧Pintを設定することになる。
目標吸気圧Pint算出処理(図3)では、上述した一連の処理(S202〜S222)を4msec毎に繰り返すことで、4msec毎に目標吸気圧Pintを更新している。
スロットル開度制御処理(図2)の説明に戻り、スロットル開度制御処理(図2)の割り込み周期と同じ4msec毎に更新されている目標吸気圧Pintを読み込むと(S104)、次に式6に示すごとく目標吸気圧Pintと推定吸気圧Paとの偏差として吸気圧偏差dPが算出される(S106)。
[式6] dP ← Pint − Pa
次にフィードバック制御、ここでは比例制御におけるゲインKpが式7により算出される(S108)。
[式7] Kp ← MAPk(NE)
このマップMAPkから求められるゲインKpは、エンジン回転数NEが大きくなるほど小さくなるように設定されている。ただしエンジン回転数NEの全領域において、ゲインKpは、後述するごとく算出されるスロットル開度指示値TAtが燃焼室12内における吸気圧の応答遅れを補償できるように、十分に大きい値が設定される。
次に式8により、吸気圧偏差dPとゲインKpとからスロットル開度指示値補正量dTAが算出される(S110)。
[式8] dTA ← dP × Kp
そして式9により、前回の周期時に算出されたスロットル開度指示値TAtoldにスロットル開度指示値補正量dTAが加えられて、新たなスロットル開度指示値TAtとして設定される(S112)。
[式9] TAt ← TAtold + dTA
そしてスロットル開度指示値TAtoldの値に、今回算出されたスロットル開度指示値TAtが設定される(S114)。
そしてスロットル開度指示値TAtに基づいて制御信号がスロットルバルブ22を駆動するモータ20へ出力されることで(S116)、スロットル開度TAが制御される。
以後、前述した処理(S102〜116)が4msec毎に繰り返されることでスロットルバルブ22のモータ20が回転駆動されることになる。
図4に本実施の形態による制御の一例を示す。タイミングt0までは一時目標吸気圧Pintxは計算誤差や検出誤差のみで変動が小さい状態が継続しており、|dxold−dx|≦Aであることから(図3:S214でYES)、前記式5により目標吸気圧Pintが算出される(S216)。実際に図4ではタイミングt0まではdxold=0であり、目標吸気圧Pintは計算誤差や検出誤差は影響せず一定となっている。したがってスロットル開度指示値TAtを算出するゲインKpが、推定吸気圧Paの応答遅れを補償するために大きな値に設定されていても、スロットル開度指示値TAtはモータ20の駆動振動を生じることはない。
タイミングt0ではドライバーのアクセルペダル40の踏み込み量増加開始によりアクセル開度ACCPが増加し、このことにより変動量dxが大きくなり、|dxold−dx|>Aとなる(図3:S214でNO)。このため一時目標吸気圧Pintxがそのまま目標吸気圧Pintに設定される(S218)。したがってタイミングt0から目標吸気圧Pintは立ち上がることになる。更に前回用の変動量dxoldは新たな変動量dxの値により更新される(S220)。
図4では、その後、一時目標吸気圧Pintxは、ほぼ一定の勾配で上昇する。この勾配を変動させるのは計算誤差や検出誤差のみであり、変動が小さい状態が継続する。このため|dxold−dx|≦Aであることから(図3:S214でYES)、前記式5により目標吸気圧Pintが算出される(S216)。図4ではタイミングt0〜t1まではdxoldが一定であり、式5から算出される目標吸気圧Pintの勾配は、計算誤差や検出誤差が影響せず一定となる。したがってスロットル開度指示値TAtを算出するゲインKpが、推定吸気圧Paの応答遅れを補償するために大きな値に設定されていても、スロットル開度指示値TAtはモータ20の駆動振動を生じることはない。
その後、ドライバーのアクセルペダル40の踏み込み量増加が停止し、アクセル開度ACCPが一定化する。このことにより変動量dxが大きくなり、|dxold−dx|>Aとなる(図3:S214でNO)。このため一時目標吸気圧Pintxがそのまま目標吸気圧Pintに設定される(S218)。したがってタイミングt1から目標吸気圧Pintは上昇を停止して一定化することになる。更に前回用の変動量dxoldは新たな変動量dxの値により更新される(S220)。
以後、変動量dxの値は計算誤差や検出誤差のみとなり、|dxold−dx|≦Aであるので(図3:S214でYES)、前記式5により目標吸気圧Pintが算出される(S216)。図4ではタイミングt1の後はdxold=0であり、目標吸気圧Pintの勾配は計算誤差や検出誤差が影響せず一定となっている。したがってスロットル開度指示値TAtを算出するゲインKpが、推定吸気圧Paの応答遅れを補償するために大きな値に設定されていても、スロットル開度指示値TAtはモータ20の駆動振動を生じることはない。
比較例として示す図5では、一時目標吸気圧Pintxをそのまま目標吸気圧Pintとして用いている例を示している。アクセル開度ACCPがほぼ一定の状態(タイミングt10前、タイミングt11後)においては、目標吸気圧Pintは一定、かつ勾配も一定のはずであるが、計算誤差や検出誤差が影響して、スロットル開度指示値TAtは上下変動を繰り返す。更にアクセル開度ACCPが一定勾配にて上昇している期間(タイミングt10〜t11)も、目標吸気圧Pintは一定の勾配にはならず、計算誤差や検出誤差が影響して、スロットル開度指示値TAtは上下変動を繰り返す。このため全期間においてモータ20には駆動振動を生じることになる。
上述した構成において、請求項との関係は、ECU28が目標運転状態算出手段、駆動力源運転状態算出手段及びアクチュエータ指示値算出手段を備えた駆動力源制御装置に相当する。ECU28が実行する目標吸気圧Pint算出処理(図3)の内でステップS202〜S210が目標運転状態算出手段としての処理に相当する。ECU28が実行する推定吸気圧Paの推定計算あるいは実吸気圧の検出処理が駆動力源運転状態算出手段としての処理に相当する。ECU28が実行するスロットル開度制御処理(図2)の内のステップS106〜S114の処理及び目標吸気圧Pint算出処理(図3)の内のステップS212〜S222がアクチュエータ指示値算出手段としての処理に相当する。
以上説明した本実施の形態1によれば、以下の効果が得られる。
(イ).図5にて示したごとくの比較例は、一時目標吸気圧Pintxそのものを目標運転状態(ここでは目標吸気圧Pint)として、応答遅れを補償するために指示値を算出する比例ゲイン(ここではゲインKp)を大きくしている例である。前述したごとく比較例では、計算誤差や検出誤差によって目標運転状態である目標吸気圧Pintにわずかに変動が生じても、アクチュエータ(ここではモータ20を備えた電子制御式スロットルバルブ22)に駆動振動が生じることになる。このため比較例では電子制御式スロットルバルブ22の耐久性低下のおそれがある。
しかし本実施の形態では、図4に示したごとく予め一時目標吸気圧Pintxの時間勾配の変動を判定し、計算誤差や検出誤差程度のわずかな時間勾配変動は無視されて、目標吸気圧Pintはそれまでと同様な勾配での変化状態を継続する。このことにより、ゲインKpを大きくしてスロットル開度指示値TAtを高応答にしていても、スロットル開度指示値TAtに計算誤差や検出誤差による変動は反映されない。このためスロットル開度指示値TAtの変化方向の正逆が繰り返されるのが防止され、電子制御式スロットルバルブ22には駆動振動が生じることはない。
このことにより、スロットル開度制御による吸気圧の応答遅れを補償しつつ、一時目標吸気圧Pintxにわずかな変動が生じても電子制御式スロットルバルブ22の駆動振動を防止することができ、電子制御式スロットルバルブ22の耐久性を低下させることはない。
[その他の実施の形態]
(a).前記実施の形態においてはガソリンエンジンにおける吸気圧制御に本発明を適用した例を示した。これ以外に例えば燃料噴射量制御や燃料噴射時期制御においても適用できる。
ディーゼルエンジンにて燃料噴射量を調節して出力トルクを制御する場合の方式として、電子制御式分配型燃料噴射ポンプが用いられている。この電子制御式分配型燃料噴射ポンプにおいては、ポンププランジャに設けたスピルリングの軸方向位置をロータリソレノイド式アクチュエータなどにより調節することで燃料噴射量制御を実行している。燃料噴射時期はタイミングコントロールバルブなどによりタイマーピストン位置を調節することにより制御している。
このエンジンにトルクディマンド方式を適用し、ドライバーのトルク要求量や他のシステムによるトルク要求量に対して燃料噴射量や燃料噴射時期の調節を高応答とするため、スピルリング移動位置制御やストローク位置制御の比例ゲインを大きくすることが考えられる。この場合に目標燃料噴射量や目標燃料噴射時期の算出にて計算誤差や検出誤差によりスピルリングの軸方向指示位置やタイマーピストン指示位置にわずかな変動が生じると、前記実施の形態1の図5(比較例)と同じくロータリソレノイド式アクチュエータやタイミングコントロールバルブの駆動振動が生じる。このことで電子制御式分配型燃料噴射ポンプの内部機構の摩耗を促進して耐久性上の問題を生じるおそれがある。
しかし、前記実施の形態1と同様に、目標燃料噴射量や目標燃料噴射時期の計算誤差や検出誤差による勾配変動を無視してスピルリングの軸方向指示位置やタイマーピストン指示位置を算出することによりスピルリングの軸方向指示位置やタイマーピストン指示位置の変化に正逆が繰り返されることが防止される。こうしてロータリソレノイド式アクチュエータやタイミングコントロールバルブの駆動振動を防止できる。したがって目標燃料噴射量や目標燃料噴射時期制御上の応答遅れを補償しつつ燃料噴射機構のアクチュエータの耐久性を低下させるような駆動振動を防止することができる。
(b).前記実施の形態1では、目標運転状態の時間変化における所定範囲内の勾配変動であるか否かは、変動量dxと前回の変動量dxoldとの差の絶対値(|dxold−dx|)が所定範囲A内か否かにより判定した。この場合、変動量dxと前回の変動量dxoldとの差(dxold−dx)により判定しても良い。
これ以外に、変動量dxと前回の変動量dxoldとの比(dxold/dx)あるいはその絶対値(|dxold/dx|)が所定範囲内か否かにより判定しても良い。
(c).前記実施の形態1においては目標吸気圧Pintの算出頻度とスロットル開度指示値TAtの算出頻度とは同じであったが、同じである必要はない。例えば目標吸気圧Pintの算出頻度の方が、スロットル開度指示値TAtの算出頻度よりも低くても良く、高くても良い。
(d).前記実施の形態は、内燃機関における例であったが、駆動力源としては、ハイブリッドエンジン、電動モータなどを挙げることができ、これらについても前記実施の形態1と同様な制御により同様な効果を生じさせることができる。
(e).前記実施の形態1では、推定運転状態としては推定吸気圧Pa、実運転状態としては吸気圧センサを設けることにより実測した実吸気圧を挙げたが、これ以外に燃焼室内に吸入される吸気量、負荷率、あるいは充填率を推定して推定運転状態として用いても良い。吸入空気量GAや、1回転当たりの吸入空気量GA/NEを実運転状態として用いても良い。
実施の形態1の内燃機関制御装置及び内燃機関の概略構成を表すブロック図。 実施の形態1の内燃機関制御装置が実行するスロットル開度制御処理のフローチャート。 同じく目標吸気圧Pint算出処理のフローチャート。 実施の形態1の制御の一例を示すタイミングチャート。 比較例を示すタイミングチャート。
符号の説明
2…エンジン、4…吸気バルブ、6…排気バルブ、8…吸気ポート、10…燃料噴射弁、12…燃焼室、14…点火プラグ、16…吸気通路、18…サージタンク、20…モータ、22…電子制御式スロットルバルブ、24…スロットル開度センサ、26…吸入空気量センサ、28…ECU、30…排気ポート、32…排気通路、34…排気浄化触媒、36…空燃比センサ、38…燃料圧力センサ、40…アクセルペダル、42…アクセル開度センサ、44…エンジン回転数センサ、46…基準クランク角センサ、48…冷却水温センサ、50…車速センサ。

Claims (9)

  1. 駆動力源の目標運転状態と駆動力源の実運転状態あるいは推定運転状態との比較に基づいて駆動力源の運転を制御するアクチュエータに対する指示値を算出する駆動力源制御装置であって、
    前記目標運転状態の時間変化における所定範囲内の勾配変動は、該勾配変動が無いものとした前記目標運転状態を用いて前記比較を実行して前記指示値を算出することを特徴とする駆動力源制御装置。
  2. 駆動力源の目標運転状態を算出する目標運転状態算出手段と、
    駆動力源の実運転状態あるいは推定運転状態を算出する駆動力源運転状態算出手段と、
    前記目標運転状態算出手段にて算出される目標運転状態と前記駆動力源運転状態算出手段にて算出される実運転状態あるいは推定運転状態との比較に基づいて駆動力源の運転を制御するアクチュエータに対する指示値を算出するアクチュエータ指示値算出手段と、
    を備えた駆動力源制御装置であって、
    前記アクチュエータ指示値算出手段は、前記目標運転状態算出手段にて算出される目標運転状態の時間変化が所定範囲内の勾配変動である場合には、該勾配変動が無いとして目標運転状態を算出し、該目標運転状態と前記駆動力源運転状態算出手段にて算出される実運転状態あるいは推定運転状態との比較に基づいて前記指示値を算出することを特徴とする駆動力源制御装置。
  3. 請求項2において、前記目標運転状態算出手段は、前記目標運転状態を一定周期で算出していると共に、
    前記アクチュエータ指示値算出手段は、前記指示値の算出に前々回用いられた目標運転状態と前回用いられた目標運転状態との間の変化を前回変化とし、前回用いられた目標運転状態と前記目標運転状態算出手段にて今回算出された目標運転状態との間の変化を今回変化として、前回変化と今回変化との差を算出して、該差が所定範囲内の場合には今回変化を前回変化に一致させて前回用いられた目標運転状態から今回の目標運転状態を算出し、該今回の目標運転状態と前記駆動力源運転状態算出手段にて算出される実運転状態あるいは推定運転状態との比較に基づいて前記指示値を算出することを特徴とする駆動力源制御装置。
  4. 請求項2又は3において、前記目標運転状態算出手段による目標運転状態の算出頻度と前記アクチュエータ指示値算出手段による指示値の算出頻度とは同一に設定されていることを特徴とする駆動力源制御装置。
  5. 請求項2〜4のいずれかにおいて、前記アクチュエータ指示値算出手段は、前記指示値を、駆動力源の実運転状態あるいは推定運転状態に対する応答遅れを補償できる値に算出していることを特徴とする駆動力源制御装置。
  6. 請求項5において、前記アクチュエータ指示値算出手段は、駆動力源の前記目標運転状態と前記実運転状態あるいは前記推定運転状態との差に基づく比例制御のゲインを大きくすることにより前記応答遅れを補償する前記指示値を算出していることを特徴とする駆動力源制御装置。
  7. 請求項2〜6のいずれかにおいて、前記駆動力源は、内燃機関であることを特徴とする駆動力源制御装置。
  8. 請求項7において、前記目標運転状態算出手段は内燃機関の目標吸気状態を算出し、前記駆動力源運転状態算出手段は内燃機関の実吸気状態あるいは推定吸気状態を算出し、前記アクチュエータ指示値算出手段は内燃機関の吸入空気量を制御する電子制御式スロットルバルブを前記アクチュエータとして前記目標吸気状態と前記実吸気状態あるいは前記推定吸気状態との比較に基づいて前記電子制御式スロットルバルブに対する開度指示値を算出することを特徴とする駆動力源制御装置。
  9. 請求項1〜8のいずれかにおいて、駆動力源による出力トルクに目標値を設定して、該目標値を達成するために駆動力源の前記目標運転状態を算出し、該目標運転状態と駆動力源の前記実運転状態あるいは前記推定運転状態との比較に基づいてアクチュエータに対する前記指示値を算出することで駆動力源の運転を制御することを特徴とする駆動力源制御装置。
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