JP4806048B2 - 不揮発性記憶装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、不揮発性記憶装置の製造方法に関する。
不揮発性記憶装置として多用されているフラッシュメモリは、集積度の向上に対して限界があるとされている。フラッシュメモリより高集積度が可能な不揮発性記憶装置として、例えば電気抵抗が可変の記憶層(記憶部)を2枚の電極に挟んだ構成の、クロスポイント型不揮発性記憶装置が注目されている(例えば、特許文献1)。そして、このクロスポイント型不揮発性記憶装置を積層した3次元構造の不揮発性記憶装置もある。
このようなクロスポイント型不揮発性記憶装置の製造において、例えばメモリセルとなる記憶層をビット線に対応した形状に加工し、それらの間に層間絶縁膜を埋め込んだ後、この上にワード線用のメタル膜を積層し、フォトリソグラフィでワード線に対応した形状に加工された例えばシリコン酸化膜をマスクとして、ドライエッチング加工によってワード線が形成される。
この時、記憶層の加工の際に、記憶層の下部の方が上部よりも面積が大きいテーパが生じることがあり、この状態の記憶層の間に層間絶縁膜を埋め込むと、層間絶縁膜と記憶層との界面では、記憶層の上を層間絶縁膜が覆う形状となる。この状態において、ワード線を形成する加工を行うと、ビット線上のワード線どうしの間に、層間絶縁膜の影になって加工されない記憶層が残り、ワード線間ショートを生じさせてしまうという問題があった。
特開2007−184419号公報
本発明は、配線間の記憶部の加工不良を低減した高歩留まりの不揮発性記憶装置の製造方法を提供する。
本発明の一態様によれば、第1方向に延在する複数の第1電極と、前記第1方向に対して非平行な第2方向に延在し、前記第1電極の上に設けられた複数の第2電極と、前記第1電極と前記第2電極との間に設けられ、印加された電界及び通電された電流の少なくともいずれかによって抵抗が変化する第1記憶層を有する第1記憶部と、を有する不揮発性記憶装置の製造方法であって、基板の主面の上に、第1電極となる第1電極膜と、第1記憶部となる第1記憶部膜と、を積層する工程と、前記第1電極膜と前記第1記憶部膜とを第1方向に延在する帯状に加工する工程と、前記加工された前記第1電極膜及び前記第1記憶部膜どうしの間に所定密度の層を埋め込む工程と、前記第1記憶部膜及び前記所定密度の層の上に、第2電極となる第2電極膜を形成する工程と、前記第2電極膜の上に前記所定密度の層よりも密度が高いマスク層を形成する工程と、前記マスク層をマスクとして、前記第2電極膜を第2方向に延在する帯状に加工する工程と、前記マスク層をマスクとして、前記第1記憶部膜の前記所定密度の層から露出した部分を除去して、前記第1記憶部膜を前記第1方向に沿った側壁と前記第2方向に沿った側壁とを有する柱状に加工する工程と、前記所定密度の層を除去して、前記所定密度の層に覆われていた前記第1記憶部膜を露出させる工程と、前記露出した前記第1記憶部膜を除去する工程と、を備えたことを特徴とする不揮発性記憶装置の製造方法が提供される。
本発明の別の一態様によれば、第1方向に延在する複数の第1電極と、前記第1方向に対して非平行な第2方向に延在し、前記第1電極の上に設けられた複数の第2電極と、前記第2方向に対して非平行な第3方向に延在し、前記第2電極の上に設けられた複数の第3電極と、前記第1電極と前記第2電極との間に設けられ、印加された電界及び通電された電流の少なくともいずれかによって抵抗が変化する第1記憶層を有する第1記憶部と、前記第2電極と前記第3電極との間に設けられ、印加された電界及び通電された電流の少なくともいずれかによって抵抗が変化する第2記憶層を有する第2記憶部と、を有する不揮発性記憶装置の製造方法であって、基板の主面の上に、第1電極となる第1電極膜と、第1記憶部となる第1記憶部膜と、を積層する工程と、前記第1電極膜と前記第1記憶部膜とを第1方向に延在する帯状に加工する工程と、前記加工された前記第1電極膜及び前記第1記憶部膜どうしの間に所定密度の層を埋め込む工程と、前記第1記憶部膜及び前記所定密度の層の上に、第2電極となる第2電極膜と、第2記憶部となる第2記憶部膜と、を積層する工程と、前記第2記憶部膜の上に、前記所定密度の層よりも密度が高いマスク層を形成する工程と、前記マスク層をマスクとして、前記第2電極膜と前記第2記憶部膜とを第2方向に延在する帯状に加工する工程と、前記マスク層をマスクとして、前記第1記憶部膜の前記所定密度の層から露出した部分を除去して、前記第1記憶部膜を前記第1方向に沿った側壁と前記第2方向に沿った側壁とを有する柱状に加工する工程と、前記所定密度の層を除去して、前記所定密度の層に覆われていた前記第1記憶部膜を露出させる工程と、前記露出した前記第1記憶部膜を除去する工程と、を備えたことを特徴とする不揮発性記憶装置の製造方法が提供される。
本発明によれば、配線間の記憶部の加工不良を低減した高歩留まりの不揮発性記憶装置の製造方法が提供される。

本発明の第1の実施形態に係る不揮発性記憶装置の製造方法を例示するフローチャート図である。 本発明の第1の実施形態に係る不揮発性記憶装置の製造方法によって製造される不揮発性記憶装置の構成を例示する模式図である。 本発明の第1の実施形態に係る不揮発性記憶装置の製造方法によって製造される不揮発性記憶装置の構成を例示する模式的断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る不揮発性記憶装置の製造方法を例示する工程順模式的断面図である。 図4に続く工程順模式的断面図である。 図5に続く工程順模式的断面図である。 図6に続く工程順模式的断面図である。 図7に続く工程順模式的断面図である。 図8に続く工程順模式的断面図である。 図9に続く工程順模式的断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る不揮発性記憶装置の製造方法の一工程における不揮発性記憶装置の要部を例示する模式的断面図である。 比較例の不揮発性記憶装置の製造方法を例示する工程順模式的断面図である。 図12に続く工程順模式的断面図である。 図13に続く工程順模式的断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る不揮発性記憶装置の製造方法を例示するフローチャート図である。 本発明の第2の実施形態に係る不揮発性記憶装置の製造方法によって製造される不揮発性記憶装置の構成を例示する模式図である。 本発明の第2の実施形態に係る不揮発性記憶装置の製造方法によって製造される不揮発性記憶装置の構成を例示する模式的断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る不揮発性記憶装置の製造方法を例示する工程順模式的断面図である。 図18に続く工程順模式的断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る不揮発性記憶装置の製造方法によって製造される別の不揮発性記憶装置の構成を例示する模式的斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る不揮発性記憶装置の製造方法を例示するフローチャート図である。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る不揮発性記憶装置の製造方法によって製造される不揮発性記憶装置の構成を例示する模式図である。
すなわち、図2(a)は斜視図であり、図2(b)は平面図である。
図3は、本発明の第1の実施形態に係る不揮発性記憶装置の製造方法によって製造される不揮発性記憶装置の構成を例示する模式的断面図である。
すなわち、図3(a)は図2(b)のA−A’断面図であり、図3(b)は図2(b)のB−B’断面図であり、図3(c)は図2(b)のC−C’断面図であり、図3(d)は図2(b)のD−D’断面図である。
図4は、本発明の第1の実施形態に係る不揮発性記憶装置の製造方法を例示する工程順模式的断面図である。
図5は、図4に続く工程順模式的断面図である。
図6は、図5に続く工程順模式的断面図である。
図7は、図6に続く工程順模式的断面図である。
図8は、図7に続く工程順模式的断面図である。
図9は、図8に続く工程順模式的断面図である。
図10は、図9に続く工程順模式的断面図である。
図11は、本発明の第1の実施形態に係る不揮発性記憶装置の製造方法の一工程における不揮発性記憶装置の要部を例示する模式図的断面図である。
図4〜図10の各図において、図(a)は、図2(b)のA−A’線に対応する断面図であり、図(b)は、図2(b)のB−B’線に対応する断面図であり、図(c)は、図2(b)のC−C’線に対応する断面図であり、図(a)は、図2(b)のD−D’線に対応する断面図である。
まず、図2及び図3によって、本発明の第1の実施形態に係る不揮発性記憶装置の製造方法によって製造される不揮発性記憶装置について説明する。
図2及び図3に表したように、本実施形態に係る不揮発性記憶装置の製造方法によって製造される不揮発性記憶装置50は、第1方向に延在する複数の第1電極110と、第1方向に対して非平行な第2方向に延在し、第1電極110の上に設けられた複数の第2電極140と、複数の第1電極110と複数の第2電極140との間のそれぞれに設けられ、印加された電界及び通電された電流の少なくともいずれかによって抵抗が変化する第1記憶層132を有する複数の第1記憶部130と、を有する。第1電極110は、例えば基板105の主面106の上に設けられる。
第1方向と第2方向とは、互いに非平行であり、例えば、3次元的に交差する。以下では、第1方向と第2方向とが互いに直交する場合として説明する。
ここで、第1方向をX軸方向とし、第2方向をX軸方向に対して直交するY軸方向とする。そして、X軸方向とY軸方向とに直交する方向をZ軸方向とする。基板105の主面106はZ軸方向に対して垂直であり、X−Y平面に対して平行である。第1電極110はX−Y平面に平行な平面内で、X軸方向に帯状に延在する。第2電極140は、X−Y平面に平行な平面内で、Y軸方向に帯状に延在する。
そして、第1電極110と第2電極140とが3次元的に交差する、第1電極110と第2電極140との間に第1記憶部130が設けられ、これが第1メモリセル135となる。すなわち、不揮発性記憶装置50は、抵抗変化膜を利用したクロスポイント型の不揮発性記憶装置である。
なお、例えば、第1電極110がビット線とされ、第2電極140がワード線とされる。ただし、本発明において、第1電極110と第2電極140とは、互いに入れ替えが可能であり、第1電極110をワード線とし、第2電極140をビット線としても良い。
第1記憶部130は、第1記憶層132を有する。第1記憶層132は、印加された電界及び通電された電流の少なくともいずれかによって抵抗が変化する層であり、第1記憶層132には、抵抗変化材料や、相変化に伴って抵抗が変化する相変化材料などを用いることができる。また、第1記憶層132は、抵抗変化材料の層や相変化材料の層に、各種の導電膜や各種のバリア膜を積層したものを用いても良い。
第1記憶層132には、例えば、NiO、TiO、CoO、TaO、MnO、WO、Al、FeO、HfO、ZnMn、ZnFe、ZnCo、ZnCr、ZnAl、CuCoO、CuAlO、NiWO4、NiTiO、CoAl、MnAl、ZnNiTiO、及び、PrCa1−xMnOなどを用いることができる。
また、第1記憶層132には、上記の各種の化合物にドーパントを添加したものを用いても良い。
ただし、本発明は上記に限らず、第1記憶層132に用いられる材料は任意である。
第1記憶部130は、さらに、例えばダイオードなどの第1整流素子131を有することができる。本具体例では、第1整流素子131は、第1電極110と第1記憶層132との間に設けられているが、第1整流素子131は、第2電極140と第1記憶層132との間に設けられても良い。第1整流素子131には、例えばPINダイオードやショットキーダイオードなどの各種の整流機能を有する素子を用いることができる。また、第1整流素子131には、整流機能を有する素子と各種の導電膜や各種のバリア膜を積層したものを用いることができる。
このように、不揮発性記憶装置50においては、第1電極110、第1記憶部130及び第2電極140が、Z軸方向に積層され、1層のメモリセルアレイ(第1メモリセルアレイ101)を有している。ただし、本発明の実施形態に係る不揮発性記憶装置の製造方法によって製造される不揮発性記憶装置は、メモリセルアレイをZ軸方向に複数積層した構成を有していても良い。以下では、まず、簡単のために、不揮発性記憶装置50が1層のメモリセルアレイを有する場合として説明する。
図3(a)〜(d)に表したように、第1電極110と第2電極140との間に形成される第1メモリセル135の周りには、層間絶縁膜580(絶縁膜)が埋め込まれている。この層間絶縁膜580は、後述するようにボイド585を有する。すなわち、不揮発性記憶装置50は、複数の第1電極110どうしのいずれかの間、複数の第2電極140どうしのいずれかの間、及び、複数の第1記憶部130どうしのいずれかの間の少なくともいずれかに設けられ、ボイド585を有する層間絶縁膜580を有する。なお、不揮発性記憶装置110が基板105を有する場合には、ボイド580を有する層間絶縁膜580は、基板105と複数の第2電極140のいずれかとの間に設けられても良い。この層間絶縁膜580には例えば酸化シリコンを用いることができる。
また、後述するように、第1記憶部130(第1整流素子131及び第1記憶層132)の加工の際に、第1記憶部130がテーパ形状となることがある。具体的には、第1記憶部130のX−Y平面に平行な平面で切断した時の断面積が、下側(基板105の側)で大きく、上側(基板105とは反対の側)で小さくなる形状となることがある。
なお、本願明細書及び図面においては、説明のために、第1記憶部130のテーパを強調して表示し説明している。
本実施形態に係る不揮発性記憶装置の製造方法においては、第1記憶部130がテーパ形状を有している場合にも加工不良を発生させない。
以下、図1及び図4〜図11を参照しながら、本実施形態に係る不揮発性記憶装置の製造方法について説明する。
まず、図4に表したように、基板105の主面106の上に、第1電極110となる第1電極膜110fと、第1記憶部130となる第1記憶部膜130fと、を積層する。第1記憶部膜130fは、具体的には、第1整流素子131となる第1整流素子膜131fと、第1記憶層132となる第1記憶層膜132fと、の積層膜である。
この工程が、図1に例示したステップS510に相当する。
そして、図4に表したように、第1電極膜110fと第1記憶部膜130fとを第1方向(例えばX軸方向)に延在する帯状に加工する。ここでは、第1方向はX軸方向とされる。
この工程が、図1に例示したステップS520に相当する。
すなわち、フォトリソグラフィによって、第1電極110が延在する第1方向に帯状に加工されたシリコン酸化膜のマスク(図示しない)を用いて、例えば、RIE(Reactive Ion Etching)によって、第1電極膜110f及び第1記憶部膜130fを加工する。
この時、図4に表したように、第1記憶部膜130fは、テーパ状に加工されることがある。
すなわち、第1電極膜110fと第1記憶部膜130fとを第1方向に延在する帯状に加工することで、第1記憶部膜130fの第1電極膜110fの側における帯の幅(すなわち、第1方向に対して垂直な方向の長さ)は、第1電極膜110fとは反対の側における帯の幅(すなわち、第1方向に対して垂直な方向の長さ)よりも長くなる。
そして、図5に表したように、前記加工された第1電極膜110f及び第1記憶部膜130fどうしの間に所定密度の層581を埋め込む。
この工程が、図1に例示したステップS530に相当する。
この所定密度の層581は、例えば、ボイド585を有する。
所定密度の層581の形成方法は例えば以下である。加工された第1電極膜110f及び第1記憶部膜130fの少なくとも側壁を親水化する親水化処理を行い、第1電極膜110f及び第1記憶部膜130fどうしの間に、所定密度の層581となる疎水性の所定密度の層溶液を塗布し、加熱することで、第1電極膜110f及び第1記憶部膜130fどうしの間に所定密度の層581を埋め込む。
本具体例では、加工した第1電極膜110f及び第1記憶部膜130fの側壁及び上面に、例えばALD(Atomic Layer Deposition)により例えばSiOからなるライナー膜(薄膜)を形成した後、ライナー膜の表面を親水化する親水化処理を行う。
この親水化処理には、コリンと過酸化水素水との混合溶液処理、及び、温水処理の少なくともいずれかを用いることができる。なお、コリンと過酸化水素水との混合溶液としては、例えば、コリン1〜10%と、過酸化水素水1〜10%と、を含む水溶液を用いることができる。温水処理としては、例えば70℃〜85℃程度の温水を用いることができる。
そして、この後、少なくとも側面が親水化処理された第1電極膜110f及び第1記憶部膜130fどうしの間に、所定密度の層581となる所定密度の層溶液を塗布する。所定密度の層溶液としては、例えば疎水性のポリシラザンの溶液を用いることができる。そして、このポリシラザンを、例えば400℃以上で加熱することで、酸化シリコンが生成される。この酸化シリコンが、所定密度の層581となる。
この時、図11に表したように、所定密度の層581にはボイド585が形成される。このボイド585は、例えば、親水化処理が行われた第1電極膜110f及び第1記憶部膜130fの側壁に疎水性の所定密度の層溶液を塗布し、この状態で加熱して焼成することにより、親水化表面と疎水性の所定密度の層溶液との界面における表面と溶液の相互作用によって形成されるものと考えられる。本実施形態においては、所定密度の層581に例えばボイド585が生成されれば良いので、上記のライナー膜の形成及び親水化処理は必要に応じて実施すればよく、省略しても良い。
その後、図6に表したように、第1電極膜110f、第1記憶部膜130f及び所定密度の層581の上に、第2電極140となる第2電極膜140fを形成する。
この工程が、図1に例示したステップS540に相当する。
そして、図7に表したように、フォトリソグラフィによって第2電極140の形状に加工されたマスク層150を形成する。
この工程が、図1に例示したステップS550に相当する。
このマスク層150には、所定密度の層581よりも密度が高い膜が用いられる。すなわち、例えば、所定密度の層581としてボイド585を有するシリコン酸化膜を用いた場合には、マスク層150には、ボイドを有していない緻密な、例えば酸化シリコン膜が用いられる。
そして、マスク層150をマスクとして、第2電極膜140fを第2方向に延在する帯状に加工する。この加工には、例えばRIEが用いられる。
この工程が、図1に例示したステップS560に相当する。
そして、図8に表したように、マスク層150をマスクとして、第1記憶部膜130fの所定密度の層581から露出した部分を、柱状に加工する。この柱状とは、第1方向(X軸方向)に沿った側壁と、第2方向(Y軸方向)に沿った側壁とを有する形状である。
この工程が、図1に例示したステップS570に相当する。
すなわち、既に説明したステップS520において、第1記憶部膜130fが、第1方向(X軸方向)に沿った側壁を有する帯状に加工されているので、ステップS570では、第1記憶部膜130fが、第2方向(Y軸方向)に沿った側壁を有するように加工することで、柱状に加工する。
なお、本具体例では、第1記憶部膜130fの第2方向に沿った側壁もテーパを有する形状となる場合を例示している。
この時、図8(c)に例示したように、図2(b)のC−C’線断面においては、第1記憶部膜130fがテーパ形状を有しており、その部分において第1記憶部膜130fは所定密度の層581に覆われているので、第1記憶部膜130fが所定密度の層581に覆われている部分は、エッチングされずに残る。
そして、図9に表したように、所定密度の層581を除去して、所定密度の層581に覆われていた第1記憶部膜130fを露出させる。
この工程が、図1に例示したステップS571に相当する。
所定密度の層581としてボイド585を有する酸化シリコンを用いた場合には、希フッ酸による処理によって所定密度の層581を除去できる。希フッ酸としては、例えば、3%のフッ酸を用い、例えば120秒程度の処理を行うことで、所定密度の層581を除去できる。
この時、所定密度の層581として、マスク層150(例えば緻密な酸化シリコン)よりも密度が低いボイド585を有する酸化シリコンを用いているので、マスク層150に実質的に損傷を与えることなく、所定密度の層581を除去できる。
そして、図10に表したように、露出した第1記憶部膜130fを除去する。
この工程が、図1に例示したステップS572に相当する。
そして、この後、例えば、マスク層150を除去し、その後、第1電極膜110f、第1記憶部膜130f及び第2電極膜140fどうしの間に、層間絶縁膜580の少なくとも一部となる酸化シリコンを、例えばCVDやSOG(Spin On Glass)等の手法によって埋め込んで、図2及び図3に例示した不揮発性記憶装置50が形成できる。
この時、ステップS571においては、テーパ形状を有する第1記憶層膜130dの上を覆っている所定密度の層581の部分を除去すれば良く、所定密度の層581の全てを除去する必要はない。このため、例えば、第2電極膜140fの下側(基板105の側)の部分に、所定密度の層581を残存させても良い。この時は、層間絶縁膜580は所定密度の層581を含む。すなわち、層間絶縁膜580は、ボイド585を有する。
(比較例)
図12は、比較例の不揮発性記憶装置の製造方法を例示する工程順模式的断面図である。
図13は、図12に続く工程順模式的断面図である。
図14は、図13に続く工程順模式的断面図である。
なお、図12は、本実施形態に係る図7に対比される図であり、図13は、本実施形態に係る図8に対比される図であり、図14は、本実施形態に係る図9に対比される図である。
図12に表したように、比較例の不揮発性記憶装置の製造方法においては、基板105の上に第1電極膜110f及び第1記憶部膜130fを積層し(ステップS510)、第1電極膜110fと第1記憶部膜130fとを第1方向に延在する帯状に加工し(ステップS520)、その後、第1電極膜110f及び第1記憶部膜130fのそれぞれの間に、酸化シリコンからなる層間絶縁膜190を埋め込む。
そして、第2電極140となる第2電極膜140fを形成し(ステップS540)、マスク層150を形成し(ステップS550)、このマスク層150をマスクとして第2電極膜140fを第2方向に延在する帯状に加工する(ステップS560)。このマスク層150にも層間絶縁膜190と同じ酸化シリコンが用いられる。
すなわち、本実施形態に係る製造方法においては、ステップS530においては、マスク層150(例えば酸化シリコン)よりも密度が低い所定密度の層581(例えば、ボイド585を有する酸化シリコン)が、第1電極膜110f及び第1記憶部膜130fのそれぞれの間に埋め込まれたが、比較例の製造方法の場合には、マスク層150と密度が同じ層間絶縁膜190(例えば酸化シリコン)が用いられている。
そして、比較例の場合には、図13に表したように、第1記憶部膜130fの層間絶縁膜190から露出した部分を柱状に加工し(ステップS571)、図14に表したように、層間絶縁膜190を除去しようとした際に、層間絶縁膜190とマスク層150とでエッチングの選択比が取れないため、層間絶縁膜190の除去のためのエッチングによって、マスク層150の膜厚が薄くなる。また、マスク層150の線幅が狭くなる。
すなわち、例えば、ドライエッチングで層間絶縁膜190(シリコン酸化膜)を除去しようとすると、マスク層150(シリコン酸化膜)の膜減り量が著しく、その後のドライエッチングのマスクとしては不十分となる。
一方、希フッ酸等の薬液を用いて層間絶縁膜190を除去しようとした場合には、等方的にエッチングされるため、マスク層150の横方向の後退によってマスク寸法が小さくなってしまう。また、配線端部にあるコンタクト用の引き出し線部分の下層のシリコン酸化膜も除去されるため、引き出し線部分の下方に支えとなるものがないため、薬液の乾燥時の表面張力等により倒壊する問題が発生する。
このように、比較例の場合には、層間絶縁膜190の除去工程においてマスク層150に損傷を与える。
そして、比較例の場合には、マスク層150の形状をある程度維持しようとすると、層間絶縁膜190の除去が不完全となる。
このため、図14(c)に表したように、残存する層間絶縁膜190に覆われた第1記憶部膜130fが、この後の工程で除去されずに残ってしまい、例えば第2電極140どうしのショートを発生させる原因となる。
これに対し、本実施形態に係る不揮発性記憶装置の製造方法においては、密度がマスク層150よりも低い所定密度の層581を用いることで、所定密度の層581の除去の際に、マスク層150に損傷を与えることが抑制され、マスク層150から露出した領域において第1記憶部膜130fを覆っている所定密度の層581を実質的に完全に除去できる。これにより、第1記憶部膜130fがテーパ状に加工され、第1記憶部膜130fのテーパ部分が所定密度の層581に覆われた構成の場合においても、所定密度の層581を完全に除去して、第1記憶部膜130fを露出させ、所定密度の層581の影になって残存する第1記憶部膜130fを除去できる。
このように、本実施形態に係る不揮発性記憶装置の製造方法によれば、配線間の記憶部の加工不良を低減した高歩留まりの不揮発性記憶装置の製造方法が提供される。
なお、上記では、本実施形態の効果の説明を分かりやすくするために、第1記憶部膜130fがテーパ形状を有する場合として説明したが、第1記憶部膜130fの側壁が、X−Y平面に対して実質的に垂直である場合においても、本実施形態に係る製造方法を用いると、加工プロセスのマージンが拡大でき、この場合にも、配線間の記憶部の加工不良を低減し、歩留まりを向上できる。
本実施形態に係る不揮発性記憶装置の製造方法において、マスク層150と所定密度の層581とで、マスク層150の方が所定密度の層581よりも密度が高ければ良い。
例えば、所定密度の層581にボイド585を有する酸化シリコンを用いた場合には、マスク層150には、ボイドを有さない緻密な酸化シリコン、窒化シリコン、酸窒化シリコン及び炭化シリコンよりなる群から選択された少なくともいずれかを用いることができる。
このように、本実施形態で製造される不揮発性記憶装置50は、複数の第1電極110どうしのいずれかの間、複数の第2電極140どうしのいずれかの間、及び、複数の第1記憶部130どうしのいずれかの間、の少なくともいずれかに設けられ、ボイド585を有する層間絶縁膜580を有しており、これにより、配線間の記憶部の加工不良を低減し、高歩留まりの不揮発性記憶装置が提供できる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性記憶装置の製造方法は、メモリセルアレイが複数層積層された不揮発性記憶装置に適用される。
図15は、本発明の第2の実施形態に係る不揮発性記憶装置の製造方法を例示するフローチャート図である。
図16は、本発明の第2の実施形態に係る不揮発性記憶装置の製造方法によって製造される不揮発性記憶装置の構成を例示する模式図である。
すなわち、図16(a)は斜視図であり、図16(b)は平面図である。
図17は、本発明の第2の実施形態に係る不揮発性記憶装置の製造方法によって製造される不揮発性記憶装置の構成を例示する模式的断面図である。
すなわち、図17(a)は図16(b)のA−A’断面図であり、図17(b)は図16(b)のB−B’断面図であり、図17(c)は図16(b)のC−C’断面図であり、図17(d)は図16(b)のD−D’断面図である。
図18は、本発明の第2の実施形態に係る不揮発性記憶装置の製造方法を例示する工程順模式的断面図である。
図19は、図18に続く工程順模式的断面図である。
図16及び図17に表したように、第2の実施形態に係る製造方法によって製造される不揮発性記憶装置60においては、メモリセルアレイがZ軸方向に複数積層して設けられる。第1メモリセルアレイ101に関しては、第1の実施形態に関して説明したのと同様とすることができるので説明を省略する。
不揮発性記憶装置60においては、第1メモリセルアレイ101の上に、第2メモリセルアレイ201がZ軸方向に積層される。
第2メモリセルアレイ201は、第2電極140と、第3電極240と、第2電極140と第3電極240との間に設けられた第2記憶部230と、を有する。第2メモリセルアレイ201における第2電極140は、第1メモリセルアレイ101における第2電極140と兼用されている。第2電極140は、例えばワード線であり、第3電極240は、例えばビット線である。
また、第2記憶部230は、第2記憶層232を有する。第2記憶層232は、印加された電界及び通電された電流の少なくともいずれかによって抵抗が変化する層である。
第2記憶部230は、さらに、第2整流素子231を有することができる。本具体例では、第2整流素子231は、第2電極140と第2記憶層232との間に設けられているが、第2整流素子231は、第3電極240と第2記憶層232との間に設けられても良く、積層順は任意である。
第2記憶部230、第2記憶層232、第2整流素子231及び第3電極240には、第1記憶部130、第1記憶層132、第1整流素子131及び第1電極110(または第2電極140)に関して説明した構成及び材料を適用することができるので説明を省略する。
なお、図17(a)〜(d)に表したように、第2電極140と第3電極240との間に形成される第2メモリセル235の周りには、酸化シリコン等からなる2層目の層間絶縁膜680(絶縁膜)が埋め込まれている。
この2層目の層間絶縁膜680も、ボイド685を有することができる。すなわち、不揮発性記憶装置60は、複数の第2電極240どうしのいずれかの間、複数の第3電極340どうしのいずれかの間、及び、複数の第2記憶部230どうしのいずれかの間、の少なくともいずれかに設けられ、ボイド685を有する2層目の層間絶縁膜680を有することができる。この2層目の層間絶縁膜680には例えば酸化シリコンを用いることができる。ただし、不揮発性記憶装置60においては、1層目の層間絶縁膜580及び2層目の層間絶縁膜680の少なくともいずれかがボイドを有していても良い。
このような構成を有する不揮発性記憶装置60の製造方法を、図15、図18及び図19を参照しながら説明する。
まず、図18に表したように、基板105の主面106の上に、第1電極110となる第1電極膜110fと、第1記憶部130となる第1記憶部膜130fと、を積層する(図15に例示したステップS610)。そして、第1電極膜110fと第1記憶部膜130fとを第1方向に延在する帯状に加工する(ステップS620)。なお、この時、第1記憶部膜130fがテーパ状に加工されることがある。
そして、加工された第1電極膜110f及び第1記憶部膜130fどうしの間に所定密度の層581を埋め込む(ステップS630)。所定密度の層581として、例えば、ポリシラザンから形成され、ボイド585を有する酸化シリコンを用いる。
そして、第1記憶部膜130f及び所定密度の層581の上に、第2電極140となる第2電極膜140fと、第2記憶部230となる第2記憶部膜230fと、を積層する(ステップS640)。第2記憶部膜230fは、例えば、第2整流素子231となる第2整流素子膜231fと、第2記憶層232となる第2記憶層膜232fと、を有する。
そして、第2記憶部膜230fの上に、所定密度の層581よりも密度が高いマスク層150を形成する(ステップS650)。マスク層150として、例えば、ボイドを有さない緻密な酸化シリコンを用いる。
そして、マスク層150をマスクとして、第2電極膜140fと第2記憶部膜230fとを第2方向に延在する帯状に加工する(ステップS660)。そして、マスク層150をマスクとして、第1記憶部膜130fの所定密度の層581から露出した部分を、第1方向に沿った側壁と第2方向に沿った側壁とを有する柱状に加工する(ステップS670)。
この時、図18(c)に例示したように、図16(b)のC−C’線断面においては、第1記憶部膜130fがテーパ形状を有しており、その部分において第1記憶部膜130fは所定密度の層581に覆われているので、第1記憶部膜130fが所定密度の層581に覆われている部分は、エッチングされずに残る。
そして、図19に表したように、所定密度の層581を除去して、所定密度の層581に覆われていた第1記憶部膜130fを露出させる(ステップS671)。
所定密度の層581としてボイド585を有する酸化シリコンを用いた場合には、例えば、希フッ酸による処理によって所定密度の層581が除去できる。
この時、所定密度の層581として、マスク層150(例えば酸化シリコン)よりも密度が低い、例えばボイド585を有する酸化シリコンが用いられているので、マスク層150に実質的に損傷を与えることなく、所定密度の層581を除去できる。
そして、露出した第1記憶部膜130fを除去する(ステップS672)。
そして、この後、例えば、マスク層150を除去し、第1電極膜110f、第1記憶部膜130f及び第2電極膜140fどうしの間に、1層目の層間絶縁膜580となる酸化シリコンを例えばCVDやSOG等の手法によって埋め込む。
これにより、1層目のメモリセルアレイ101が形成できる。
この時、1層目の層間絶縁膜580は、例えば、基板105から第2電極140までの深さまで設け、それよりも上側には、例えばボイド685を有する2層目の所定密度の層を形成し、その後、第2記憶部膜230fと2層目の所定密度の層との上に、第3電極340となる第3電極膜を形成し、1層目のメモリセルアレイ101と同様にして、第3電極膜を加工し、第2記憶部膜230fを柱状に加工し、その後、第2層間絶縁膜280を埋め込んで、図16及び図17に例示した不揮発性記憶装置60が製造できる。
このように、本実施形態に係る製造方法によって、メモリセルアレイが2層積層され、1層目と2層目とで、第2電極140が共有された不揮発性記憶装置60が製造でき、この場合も、配線間の記憶部の加工不良を低減し、歩留まりを向上できる。
なお、上記では、メモリセルアレイが2層積層される場合について説明したが、メモリセルアレイが任意の数積層された不揮発性記憶装置に、本実施形態に係る不揮発性記憶装置の製造方法は応用できる。
図20は、本発明の第2の実施形態に係る不揮発性記憶装置の製造方法によって製造される別の不揮発性記憶装置の構成を例示する模式的斜視図である。
図20に表したように、本実施形態に係る製造方法によって製造される別の不揮発性記憶装置61は、メモリセルアレイが4層積層されている。すなわち、不揮発性記憶装置61は、第1〜第4メモリセルアレイ101、201、301及び401を有する。それぞれのメモリセルアレイの構成は、不揮発性記憶装置50及び60と同様である。
すなわち、第3メモリセルアレイ301は、第3電極240と、第4電極340と、第3電極240と第4電極340との間に設けられた第3記憶部330と、を有す。第3記憶部330は、第3記憶層332と第3整流素子層331とを有す。
第4メモリセルアレイ401は、第4電極340と、第5電極440と、第4電極340と第5電極440との間に設けられた第4記憶部430と、を有す。第4記憶部430は、第4記憶層432と第4整流素子層431とを有す。
第3電極240は、第2メモリセルアレイ201と第3メモリセルアレイ301とで共有されており、第4電極340は、第3メモリセルアレイ301と第4メモリセルアレイ401とで共有されている。
このように、3層以上のメモリセルアレイを有し、積層された互いのメモリセルアレイ間で電極を共有する不揮発性記憶装置も、第2の実施形態に係る不揮発性記憶装置の製造方法を応用することで製造できる。
なお、メモリセルアレイが積層され、積層された互いのメモリセルアレイ間で電極を共有しない不揮発性記憶装置の場合は、第1の実施形態に係る不揮発性記憶装置の製造方法を応用することで製造できる。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、不揮発性記憶装置を構成する基板、電極、記憶部、記憶層、整流素子、層間絶縁膜など各要素の具体的な構成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。
また、各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
その他、本発明の実施の形態として上述した不揮発性記憶装置及びその製造方法を基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全ての不揮発性記憶装置及びその製造方法も、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
50、60、61 不揮発性記憶装置
101 第1メモリセルアレイ
105 基板
106 主面
110 第1電極
110f 第1電極膜
130 第1記憶部
130f 第1記憶部膜
131 第1整流素子
131f 第1整流素子膜
132 第1記憶層
132f 第1記憶層膜
135 第1メモリセル
140 第2電極
140f 第2電極膜
150 マスク層
190 層間絶縁膜
201 第2メモリセルアレイ
230 第2記憶部
230f 第2記憶部膜
231 第2整流素子
231f 第2整流素子膜
232 第2記憶層
232f 第2記憶層膜
235 第2メモリセル
240 第3電極
301 第3メモリセルアレイ
330 第3記憶部
331 第3整流素子
332 第3記憶層
340 第4電極
401 第4メモリセルアレイ
430 第4記憶部
431 第4整流素子
432 第4記憶層
440 第5電極
580 層間絶縁膜(絶縁膜)
581 所定密度の層
585 ボイド
680 層間絶縁膜(絶縁膜)
685 ボイド

Claims (9)

  1. 第1方向に延在する複数の第1電極と、前記第1方向に対して非平行な第2方向に延在し、前記第1電極の上に設けられた複数の第2電極と、前記第1電極と前記第2電極との間に設けられ、印加された電界及び通電された電流の少なくともいずれかによって抵抗が変化する第1記憶層を有する第1記憶部と、を有する不揮発性記憶装置の製造方法であって、
    基板の主面の上に、第1電極となる第1電極膜と、第1記憶部となる第1記憶部膜と、を積層する工程と、
    前記第1電極膜と前記第1記憶部膜とを第1方向に延在する帯状に加工する工程と、
    前記加工された前記第1電極膜及び前記第1記憶部膜どうしの間に所定密度の層を埋め込む工程と、
    前記第1記憶部膜及び前記所定密度の層の上に、第2電極となる第2電極膜を形成する工程と、
    前記第2電極膜の上に前記所定密度の層よりも密度が高いマスク層を形成する工程と、
    前記マスク層をマスクとして、前記第2電極膜を第2方向に延在する帯状に加工する工程と、
    前記マスク層をマスクとして、前記第1記憶部膜の前記所定密度の層から露出した部分を除去して、前記第1記憶部膜を前記第1方向に沿った側壁と前記第2方向に沿った側壁とを有する柱状に加工する工程と、
    前記所定密度の層を除去して、前記所定密度の層に覆われていた前記第1記憶部膜を露出させる工程と、
    前記露出した前記第1記憶部膜を除去する工程と、
    を備えたことを特徴とする不揮発性記憶装置の製造方法。
  2. 第1方向に延在する複数の第1電極と、前記第1方向に対して非平行な第2方向に延在し、前記第1電極の上に設けられた複数の第2電極と、前記第2方向に対して非平行な第3方向に延在し、前記第2電極の上に設けられた複数の第3電極と、前記第1電極と前記第2電極との間に設けられ、印加された電界及び通電された電流の少なくともいずれかによって抵抗が変化する第1記憶層を有する第1記憶部と、前記第2電極と前記第3電極との間に設けられ、印加された電界及び通電された電流の少なくともいずれかによって抵抗が変化する第2記憶層を有する第2記憶部と、を有する不揮発性記憶装置の製造方法であって、
    基板の主面の上に、第1電極となる第1電極膜と、第1記憶部となる第1記憶部膜と、を積層する工程と、
    前記第1電極膜と前記第1記憶部膜とを第1方向に延在する帯状に加工する工程と、
    前記加工された前記第1電極膜及び前記第1記憶部膜どうしの間に所定密度の層を埋め込む工程と、
    前記第1記憶部膜及び前記所定密度の層の上に、第2電極となる第2電極膜と、第2記憶部となる第2記憶部膜と、を積層する工程と、
    前記第2記憶部膜の上に、前記所定密度の層よりも密度が高いマスク層を形成する工程と、
    前記マスク層をマスクとして、前記第2電極膜と前記第2記憶部膜とを第2方向に延在する帯状に加工する工程と、
    前記マスク層をマスクとして、前記第1記憶部膜の前記所定密度の層から露出した部分を除去して、前記第1記憶部膜を前記第1方向に沿った側壁と前記第2方向に沿った側壁とを有する柱状に加工する工程と、
    前記所定密度の層を除去して、前記所定密度の層に覆われていた前記第1記憶部膜を露出させる工程と、
    前記露出した前記第1記憶部膜を除去する工程と、
    を備えたことを特徴とする不揮発性記憶装置の製造方法。
  3. 前記第1電極膜と前記第1記憶部膜とを第1方向に延在する帯状に加工することで、前記第1記憶部膜の前記第1電極膜の側における前記第1方向に対して垂直な方向の長さは、前記第1電極膜とは反対の側における前記第1方向に対して垂直な方向の長さよりも長くされることを特徴とする請求項1また2に記載の不揮発性記憶装置の製造方法。
  4. 前記所定密度の層は、ボイドを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の不揮発性記憶装置の製造方法。
  5. 前記所定密度の層は、ボイドを有する酸化シリコンであり、前記マスク層は、酸化シリコン、窒化シリコン、酸窒化シリコン及び炭化シリコンよりなる群から選択されたいずれかであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の不揮発性記憶装置の製造方法。
  6. 前記所定密度の層の除去は、希フッ酸処理であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の不揮発性記憶装置の製造方法。
  7. 前記第1電極膜と前記第1記憶部膜とを第1方向に延在する帯状に加工した後、前記第1電極膜及び前記第1記憶部膜の少なくとも側壁を親水化する親水化処理を行い、
    前記加工された前記第1電極膜及び前記第1記憶部膜どうしの間に前記所定密度の層となる疎水性の所定密度の層溶液を塗布し、加熱し、前記第1電極膜及び前記第1記憶部膜どうしの間に前記所定密度の層を埋め込むことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の不揮発性記憶装置の製造方法。
  8. 前記第1電極膜と前記第1記憶部膜とを第1方向に延在する帯状に加工した後、前記第1電極膜及び前記第1記憶部膜の少なくとも側壁に薄膜を形成した後、前記薄膜の表面を親水化する親水化処理を行い、
    前記加工された前記第1電極膜及び前記第1記憶部膜どうしの間に前記所定密度の層となる疎水性の所定密度の層溶液を埋め込み、加熱し、前記第1電極膜及び前記第1記憶部膜どうしの間に前記所定密度の層を埋め込むことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の不揮発性記憶装置の製造方法。
  9. 前記親水化処理は、コリンと過酸化水素水との混合溶液処理及び温水処理の少なくともいずれかであることを特徴とする請求項7または8に記載の不揮発性記憶装置の製造方法。
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