JP4804684B2 - シート状パックの包装時形態構造及び当該シート状パック - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、美容の目的で顔面に施すパックのうち、液体ではなく、シート状のパックの包装時の形態構造及び当該シート状パックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、美容やリフレッシュの目的で顔面にパックをすることが一般に行われている。そして、これらのパックには、ゲル状の液体のものを目や口などの部位を除いて顔面に塗るものと、保湿や美容成分などの化粧液等を含浸させたシート状のものを部分的に貼り付けるものなどがある。後者のものとしては、目元用、頬用、口元用のものなどがある。
【0003】
図5に示すように、目元用のシートAは、鼻を挟んで目の縁の下側に貼り付けて使用するため、より効果的に貼り付けるための形状として、目頭側は先細で目尻側は膨らんだ略勾玉形状と成っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この勾玉形状の目元用のシートAを販売用にセットする際には、両目用に2枚をワンセットとして包装する。そのため、同じ形状の2枚の目元用のシートAを重ねた場合、使用者にとって2枚あることが分からなかったり、また2枚重ねた場合、ピッタリと重ねられているとこれらが剥がし難かったり、さらに2枚重ねられていると2枚のシートAが一緒によれたりしていた。一方2枚別々では紛失し易く、使用者にとっても不便であった。
【0005】
これらの対処法として、シートAを1枚ずつプラスティックのトレーに入れたり、夫々のシートAの裏面に別途フィルムを付けたりしていたが、これらの方法ではコストが余分にかかってしまっていた。
【0006】
この発明は、これらの点に鑑みて為されたもので、製造段階で2枚のシート状パックを一体に設け、これらを互い違いに二つ折りにする、シート状パックの包装時形態の構造及び当該シート状パックを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、同形同大で2つの平面略勾玉形状体を、夫々のくぼんだ部分を向かい合わせ、これらの向かい合わせた2つの平面略勾玉形状体をその中心点を中心に点対称の位置に並べ、かつこれらの各平面略勾玉形状体の両端部の先端縁を夫々切り離し自在に接続した形状に、シートを形成し、当該向かい合った平面略勾玉形状のシートを、このシートの上記2つの接続箇所を結ぶ直線により二つ折りして夫々の一部を互い違いに突出させて重ねたシート状パックの包装時形態構造とした。
【0008】
請求項2の発明は、上記2つの各平面略勾玉形状体の両端部の先端縁の極一部のみを接続したか、又は相互の先端縁をミシン目を介して接続したかの何れかの方法で夫々切り離し自在に接続した上記請求項1に記載されたシート状パックの包装時形態構造とした。
【0010】
【実施の形態】
以下この発明の実施の形態例を図に基づいて説明する。
まずこのシートAを打ち抜くための原板である長方形状のシートBを用意する。シートAの形状は、図2に示すように、一方の端部2aが半円状に膨らみ、他方の端部2bが先細形状となっており、これらの端部を湾曲した縁で繋げ形成した平面勾玉形状体を2つ並べたものである。
【0011】
シートAの打ち抜きに際しては、同形同大で、2つの平面勾玉形状体を夫々のくぼんだ部分を向かい合わせ、上記両端部2a、2bを、相互につき合わせ、2つの平面勾玉形状体の中心点3(図2においては、×印で示す)を中心に点対称の位置に並べる。そしてこれらの平面勾玉形状体の両端部2a、2bの先端縁の一部を夫々接続した打ち抜き形状体1を形成し、この打ち抜き形状体1を上記原板のシートBから打ち抜く。またこの打ち抜きの前、又は後でシートAに化粧液等を含浸させる。
【0012】
当該打ち抜いた、向かい合った2つの平面勾玉形状体のシートAを、図3及び図1に示すように、このシートAの上記2つの接続箇所2c、2cを結ぶ直線4により二つ折りにする。すると一方の平面勾玉形状体の膨らんだ端部2aと他方の先細の端部2bが夫々重なり、互いに一方の平面勾玉形状体の膨らんだ端部2aの縁が他方の平面勾玉形状体の先細の端部2bの縁からはみでた形になる。
【0013】
この状態を1セットとして、個別に包装する。このシートAから成るシート状パックを使用する際は、包装を破り、図4に示すように、重なった2枚のシートAを開いて、2つの接続箇所を2c、2cで切り離して、目元に貼り付ける。また一体に形成される2つの平面勾玉形状体は、夫々両端部2a、2bの先端縁の極一部のみを接続して形成しているので、2つの平面勾玉形状体は切り離し自在である。
【0014】
上記実施の形態例においては、このシートAから成るシート状パックを目元に使用しているが、このシート状パックの使用する部位は目元に限定するものではなく、頬や口元など他の部位に使用しても良い。また2つのシートAを形成するのに、原板のシートBから打ち抜き形状体1を打ち抜く方法により形成しているが、2つのシートAを形成する方法はこれに限定するものではなく、例えば裁断等により形成しても良い。さらに平面勾玉形状体は、両端部2a、2bの先端縁の極一部を夫々接続して切り離し自在に形成しているが、2つの平面勾玉形状体を一体にする構成はこれに限るものではなく、ミシン目状に切れ目を入れるなどしても良い。
【0015】
【発明の効果】
請求項1及び請求項2の各発明によれば、向かい合わせた2つの平面略勾玉形状体をその中心点を中心に点対称の位置で、かつ両端部の先端縁を夫々接続した形状で、シートを形成し、この様な平面略勾玉形状のシートを、上記2つの接続箇所を結ぶ直線により、夫々のシートの両端部を二つ折りして夫々の一部を互い違いに突出させてはみだして重ねている。
【0016】
それ故、使用する際、はみでた一方の平面略勾玉形状の端縁を摘めば、極めて簡単かつ瞬時にしてシートを開くことが出来る。それ故、パックのためのシートを素早く目元等に貼り付けることが出来るので、非常に使い勝手の良いものである。また保存の際、2つのシートが一体となっているので、同封された袋内でよれることがなく、また開封の際一方を紛失したりするおそれが無い。
さらに請求項2の発明によれば、2つの平面略勾玉形状のくぼんだ部分の両端部の先端縁の極一部を接続して、又はミシン目を介して接続して夫々切り離し自在に設けているので、開いた後の2つのシートを極めて容易に切り離すことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態例における販売時の状態である接続したままの2つのシートを二つ折りにした状態を示す平面図である。
【図2】この発明の実施の形態例におけるシートであって、原板のシートから打ち抜かれる前の状態を示す平面図である。
【図3】この発明の実施の形態例におけるシートであって、原板から打ち抜かれた状態を示す説明図である。
【図4】この発明の実施の形態例において、一体と成っている2つのシートが切り離される直前の状態を示す説明図である。
【図5】既存の目元用のシートを夫々両方の目元に使用している状態を示す説明図である。
【符号の説明】
A シート
1 原板のシートから打ち抜かれる形状体
2a 平面勾玉形状体の膨らんだ端部
2b 平面勾玉形状体の先細の端部
3 点対称の中心点
4 2つのシートを2つ折りにする折り目
Claims (2)
- 同形同大で2つの平面略勾玉形状体を、夫々のくぼんだ部分を向かい合わせ、これらの向かい合わせた2つの平面略勾玉形状体を、一方の平面略勾玉形状体の膨らんだ端部と他方の平面略勾玉形状体の先細の端部とを対向させるように、その中心点を中心に点対称の位置に並べ、かつこれらの各平面略勾玉形状体の両端部の先端縁を夫々切り離し自在に接続した形状に、シートを形成し、
当該向かい合った平面略勾玉形状のシートを、このシートの上記2つの接続箇所を結ぶ直線により二つ折りして夫々の一部を互い違いに突出させて重ねたことを特徴とした、シート状パックの包装時形態構造。 - 上記2つの各平面略勾玉形状体の両端部の先端縁の極一部のみを接続したか、又は相互の先端縁をミシン目を介して接続したかの何れかの方法で夫々切り離し自在に接続したことを特徴とした、上記請求項1に記載されたシート状パックの包装時形態構造。
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