JP7065596B2 - 母乳パッドの包装体 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の母乳パッドを含む包装体に関する。
従来、包装シートに包装された複数の母乳パッドを含む包装体は公知である。例えば、特許文献1には、互いに交差する横方向と縦方向と厚さ方向とを有し、包装シートに包装された複数の母乳パッドを含む包装体が開示されている。包装体は、縦方向へ展開可能であって、包装状態において、パッド折曲線に沿って2つ折りにされた複数の母乳パッドが、厚さ方向において互いに対向するように配置されている。
特開2000-309391号公報
引用文献1に開示されている母乳パッドの包装体においては、包装シートの縦方向における両端部分が中央部分に向かって折り曲げられ、両端部分と中央部分との間にそれぞれ母乳パッドが介在されている。かかる包装体から母乳パッドを取り出すときには、母乳パッドを被覆する包装シートの両端部分を観音開きするように、縦方向において互いに異なる向きに展開する必要があることから、一方の母乳パッドを取り出した後に、他方の母乳パッドを取り出すときには、展開する持ち手を逆にする必要があるので手間である。
また、包装体を複数の母乳パッドが縦方向へ並ぶようにワンステップで展開した状態において、複数の母乳パッドは、それらの全体が包装シートの両端部分に被覆されていることから、装着者は母乳パッドを直接視認することができない。そのため、装着者は、母乳パッドをそのまま取り出すことができず、両端部分を展開する操作(ツーステップ)が必要であって手間であり、また、母乳パッドを取り出すための次の操作を瞬時にイメージすることができない。装着者は、母乳パッドの交換に煩わしさを感じて日常的なストレスの一因となるおそれがある。
本発明は、包装体をワンステップで展開した状態において、複数の母乳パッドの一部を直接視認することができ、速やかに取出し操作を行うことのできる母乳パッドの包装体を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、第1方向とそれに交差する第2方向と厚さ方向とを有し、包装シートと、前記包装シートに包装された複数の母乳パッドを含む包装体に関する。
本発明に係る母乳パッドの包装体は、前記複数の母乳パッドは、前記第2方向へ延びるパッド折曲線を介して折曲されて折り重ねられた部分が生じている第1及び第2母乳パッドを有し、前記第1及び第2母乳パッドは、前記パッド折曲線に沿う近位縁部と、前記折り重ねられた部分それぞれの外周縁部を含む遠位縁部とを有し、前記折り重ねられた部分の非肌対向面側に形成された止着域を介して前記包装シートの内面に剥離可能に固定されており、前記包装体における前記包装シートが前記第1方向において展開されると、前記包装シートの内面において前記第2方向へ延びる第1被覆部によって前記近位縁部が被覆されている前記第1母乳パッドは、前記第1母乳パッドにおける前記遠位縁部の少なくとも一部が外部に露出されるとともに、前記包装シートの内面において前記第2方向へ延びる第2被覆部によって前記近位縁部が被覆されている前記第2母乳パッドもまた前記第2母乳パッドにおける前記遠位縁部の少なくとも一部が外部に露出され、前記第1母乳パッドと前記第2母乳パッドとのそれぞれは、前記外部に露出されている前記遠位縁部の一部を摘持して前記包装シートから引き剥がすように前記第1方向において引っ張ることによって、前記止着域を介して固定されていた前記包装シートから取り外すことができることを特徴とする。
本発明に係る母乳パッドの包装体は、下記の好ましい実施態様を有する。
(1)包装状態において、前記第1及び第2母乳パッドは前記厚さ方向において互いに対向して位置し、前記第1方向における前記第1母乳パッドの前記遠位縁部の向きと前記第2母乳パッドの前記遠位縁部の向きとが互いに相異しており、展開状態において、前記第1方向における前記第1母乳パッドの前記遠位縁部の向きと前記第2母乳パッドの前記遠位縁部の向きとが同じである。
(2)包装状態において、前記第1及び第2母乳パッドは前記第1方向において互いに並んで位置し、展開状態において、前記第1方向における前記第1母乳パッドの前記遠位縁部の向きと前記第2母乳パッドの前記遠位縁部の向きとが同じある。
(3)包装状態において、前記第1及び第2母乳パッドは前記第1方向において互いに並んで位置し、展開状態において、前記第1母乳パッドの前記遠位縁部の向きと前記第2母乳パッドの前記遠位縁部の向きとが互いに相異している。
(4)前記包装シートは、前記第1及び第2母乳パッドが配置された内面とその反対側の外面とを有し、前記第1方向において対向する第1及び第2端縁と、前記第2方向において対向する第1及び第2側縁と、前記内面と前記厚さ方向に対向して前記第2方向へ延びる被覆部とを有し、前記第1及び第2母乳パッドは、前記パッド折曲線を介して互いに折り重ねられた第1域と第2域とを有し、前記第1域は前記被覆部と対向する前記包装シートの前記内面に当接されており、
展開状態において、前記第1及び第2母乳パッドの前記遠位縁部は前記第1端縁側へ向いており、前記第1及び第2母乳パッドのうちの少なくとも一方の前記近位縁部と前記遠位縁部の一部とは、前記被覆部によって被覆される。
(5)前記第1域の前記外周縁部が前記第2域の前記外周縁部よりも前記第1端縁側へ延出している。
(6)前記第1及び第2母乳パッドは、肌対向面側に位置する透液性の内面シートと、非肌対向面側に位置する不透液性の外面シートと、前記内外面シート間に介在された吸収体と、前記吸収体の外周から延出する前記内外面シートから形成された外周フラップとを有する。
前記母乳パッドにおける前記第2域の前記外周縁部の端縁は、前記母乳パッドにおける前記第1域における前記外周縁部の端縁よりも前記包装シートの前記第2端縁側に位置する。
)前記吸収体が、前記外周フラップとは異なる色に着色されている。
)前記第1域の外形寸法が前記第2域の外形寸法よりも大きい。
10)前記包装シートは、前記第1母乳パッドと前記第2母乳パッドとの間において前記第2方向へ延びる分離手段をさらに有する。
11)前記包装シートは、互いに重なり合わされた第1及び第2シートを有し、前記第1シートの前記内面に前記第1母乳パッドが配置され、前記第2シートの前記内面に前記第2母乳パッドが配置されており、前記第1シートと前記第2シートとの互いに対向する面どうしが接合部を介して分離可能に接合される。
本発明によれば、包装シートが展開されて第1母乳パッドの遠位縁部の少なくとも一部が外部に露出されたときに、第2母乳パッドの前記遠位縁部の少なくとも一部が外部に露出されることから、瞬時に第1及び第2母乳パッドの取出し方をイメージすることができ、速やかに、かつ、スムーズに取出し操作を行うことができる。
図面は、本発明の特定の実施の形態を示し、発明の不可欠な構成ばかりでなく、選択的および好ましい実施の形態含む。
本発明の第1実施形態に係る包装体の斜視図。 図1のII-II線に沿う断面図。 包装シートを展開した状態における包装体の展開平面図。 図3のIV-IVに沿う断面図。 母乳パッドの平面図。 母乳パッドを2つ折りした状態における平面図。 包装シートから母乳パッドを取り外すときの様子を示す図。 包装体の変形例の一例における、図4と同様の断面図。 (a)包装体の他の変形例の一例における図6と同様の平面図。(b)包装体のさらに他の変形例の一例における図3と同様の展開平面図。 (a)包装体のさらに他の変形例の一例における図3と同様の展開平面図。(b)図10(a)のX(b)-X(b)線に沿う断面図。 本発明の第2実施形態に係る包装体の斜視図。 第2実施形態に係る包装体について、包装シートを展開した状態における展開平面図。 本発明の第3実施形態に係る包装体の斜視図。 第3実施形態に係る包装体について、包装シートを展開した状態における展開平面図。
添付の図面を参照し、この発明に係る包装体10の詳細を説明すると、以下のとおりである。
<第1実施形態>
図1~図3を参照すると、包装体10は、互いに交差(直交)する縦方向(第1方向)Yと横方向(第2方向)Xと厚さ方向Zを有し、包装シート20と、包装シート20に包装された複数の母乳パッド30a,30bを含む。包装体10において、包装シート20はシート折曲線を介して折り曲げられ、複数の母乳パッド30a,30bは、厚さ方向Zにおいて互いに対向するように配置されている。母乳パッド30a,30bは、同形同大であって、同じ構成を有する第1の母乳パッド30aと第2の母乳パッド30bとを有する。包装体10は、縦方向において対向する両端縁10a,10bをさらに有する。
図3を参照すると、包装シート20は、熱可塑性合成樹脂の繊維不織布、繊維不織布と繊維不織布又は繊維不織布と合成樹脂フィルムとからなるラミネートシートによって形成され、横方向の長さ寸法よりも縦方向の長さ寸法が大きい縦長矩形状を有する。包装シート20は、その外形をなし、母乳パッド30a,30bが配置された内面21Aとその反対側に位置する外面21Bとを有するシート本体21と、縦方向において対向する第1及び第2端縁22,23と、横方向において対向する第1及び第2側縁24,25を有する。ここで、第1端縁22とは、母乳パッド30a,30bの遠位縁部64の向いている方向を意味する。
包装シート20の内面には、2つ折りにされた母乳パッド30a,30bが縦方向において間隔を空けて配置されており、母乳パッド30a,30bは、それぞれ、内面において横方向へ延びる被覆部50a,50bによって被覆されている。被覆部50a,50bは、それぞれ、シート本体21の両側縁部と重なる両側固定部51,52と、両側固定部51間において横方向へ延びる閉鎖端(固定端)部53と開口端部54と、両側固定部51,52、閉鎖端部53及び開口端部54によって画成された収容スペースとを有する。
母乳パッド30a,30bは、2つ折りにされた状態で、被覆部50a,50bの収容スペース内に配置されており、その一部が開口端部54から露出している。被覆部50a,50bは、シート本体21と一体に形成されていてもよいし、シート本体21と同じ又は異なる種類の繊維不織布からなる別体シートから形成されていてもよい。本実施形態においては、母乳パッド30aを被覆する被覆部50aは、シート本体21とは別体であって、両側固定部51,52及び閉鎖端部53において、シート本体21に接着又は溶着によって接合されている。一方、母乳パッド30bを被覆する被覆部50bは、包装シート20と一体であって、包装シート20の端部を折り返して両側固定部51,52においてシート本体21と接合することによって形成されている。
シート本体21は、被覆部50aと被覆部50bとの間において横方向へ延びるシート折曲線18を有する。包装シート20の第1端縁22側の端部(開口端部)の外面21Bには、包装シート20の折り曲げ状態を維持するための止着部分を備えた止着タブ19が配置されている。止着部分は、折曲状態において対向する包装シート20の一部に剥離可能に止着可能なものであって、粘着剤、感圧性の接着剤又はメカニカルファスナのフック要素のいずれかが好適に用いられる。
包装シート20は、その展開された状態から被覆部50a,50b間に位置するシート折曲線18に沿って、包装シート20のシート折曲線18から第1端縁22側の部分(第1部分)をシート折曲線18の第2端縁23側に位置する部分(第2部分)へ向かって互いの内面が対向するように折り曲げ、第1端縁22側の端部に位置する止着タブ19を第2部分の外面(母乳パッド30bと対向する部分)に止着することによって、包装体10が形成されている。包装シート20は、両側縁部の互いに重ね合された部分どうしが溶着されてシール部15が形成されている。
本明細書において、包装体10が包装状態にあるとは、包装状態を維持するための止着タブ19による止着がなされている状態を含め、包装体10が市販されたときの状態(包装パッケージに収容された状態も含む)であることを意味する。したがって、包装状態とは、所定の包装形態が維持されている限りにおいて、止着タブ19を有さず、包装シート20が折り重ねられた状態も含む。また、包装シート20(包装体10)が展開された状態とは、母乳パッド30a,30bのうちのいずれか一方の母乳パッド30a,30bの遠位縁部64の一部が外部に露出して取出し可能な状態にあることを意味する。
以下において、図4,5を参照して、母乳パッド30aの構成を説明するが、母乳パッド30bも同様の構成を有する。母乳パッド30aは、略楕円状であって、縦方向において対向する、それぞれ、縦方向の外方へ凸曲した形状を有する第1及び第2端縁31,32と、横方向において対向する、それぞれ、縦方向へ直線状に延びる両側縁33,34とを有する。母乳パッド30aは、横方向へ延びるパッド折曲線35をさらに有する。母乳パッド30aは、説明の便宜上、縦方向において、パッド折曲線35から一方の端縁31側へ延びる第1域61と、パッド折曲線から他方の端縁32側へ延びる第2域62とに区分される。
パッド折曲線35は、第1母乳パッド30aの縦方向の寸法を2等分する仮想の縦断中心線Pと並行して延びており、かつ、縦断中心線Pよりも第2端縁32側に位置している。したがって、第1域61は第2域62よりも縦方向の寸法が大きくなっており、母乳パッド30aを肌対向面側が互いに対向するようにパッド折曲線35に沿って2つ折りにしたときに、第2域62よりも第1域61は縦方向の外側へ延出する。
母乳パッド30aは、着用者の肌に対向する肌対向面とその反対側の非肌対向面と、肌対向面側に位置する透液性の内面シート41と、非肌対向面側に位置する透液性の外面シート42と、内面シート41と外面シート42との間に介在された吸収体43とを有する。内外面シート41,42及び吸収体43は、それらの対向面のいずれか一方に塗布された接着剤を介して互いに接合される。内外面シート41,42は、1枚の繊維不織布、繊維不織布と繊維不織布又は繊維不織布と合成樹脂フィルムとのラミネートシートから形成することができる。
外面シート42の非肌対向面側には、縦方向へ延び、かつ、横方向において互いに間隔を空けて配置された複数のパッド止着域44を有する。パッド止着域44は、ブラジャー等の下着の内面に止着される複数の止着部44aを有する。止着部44aは、粘着性を有し、剥離紙から形成されたセパレータ(剥離紙)46によって被覆されている。図示していないが、クッション性を付与するため及び/又は吸収された体液の液戻りを防止するために、内面シート41と吸収体43との間に、柔軟性に富んだ比較的に嵩高な繊維不織布からなるセカンドシートを配置してもよい。
吸収体43は、超吸収性ポリマー粒子(SAP)、粉砕パルプ等の吸液性材料の集合体である半剛性の吸収性コアと、ティッシュペーパー等の透液性シートで形成されていてコアを包被しているコアカバーシートとを有する。吸収体43は、母乳パッド30aとほぼ同形状であって、縦方向の外側へ凸曲した両端縁43a,43bと、両端縁43a,43b間において縦方向へ延びる両側縁43c,43dとを有する。
母乳パッド30aは、吸収体43の外周から延出する内外面シート41,42の延出部分から形成された外周フラップ47をさらに有する。外周フラップ47のうちの吸収体43の両側縁43c,43dから横方向の外側に位置する部分(サイドフラップ)には、母乳パッド30aの第1及び第2側縁24,25に沿って縦方向へ延びる外側弾性体48が収縮状態で伸長可能に取り付けられている。
外側弾性体48の横方向の内側において、外面シート42と吸収体43との間には、吸収体43の両側縁43c,43dと沿うように縦方向へ延びる内側弾性体49が収縮状態で収縮可能に配置されている。母乳パッド30aは、内外側弾性体48,49を有することによって、着用状態において、着用者の乳房に沿う立体的に湾曲した形状(カップ形状)を呈することができる。母乳パッド30aが、さらに安定してカップ形状を呈するように、母乳パッド30aの外周フラップ47及び吸収体43の一部にエンボス加工を施してもよい。
母乳パッド30a,30bは、パッド折曲線35を介して2つに折曲された状態において、パッド折曲線35に沿う近位縁部63と、近位縁部63から縦方向へ延びる、パッド折曲線35を介して互いに折り重ねられた第1及び第2域61,62の外周縁部から形成された遠位縁部64を有する。ここで、第1及び第2域61,62の外周縁部とは、近位縁部63を形成する部分を除き、第1及び第2域61,62それぞれの外形をなす部分を意味する。
母乳パッド30a,30bにおいて、近位縁部63は、第1及び第2側縁24,25に沿う両側縁部間において横方向へ延びる部分であって、遠位縁部64は、近位縁部63から縦方向の外側へ凸曲するように第1及び第2域61,62の外周に沿って延びる部分(セパレータ46の配置域を除く)を意味する。したがって、遠位縁部64は、母乳パッド30a,30bの外周フラップ47及び吸収体43の一部を含む。
図2,3を参照すると、母乳パッド30a,30bは、パッド折曲線35を介して2つ折りにされた態様で包装シート20の内面に配置され、かつ、それぞれ被覆部50a,50bに被覆されている。具体的には、母乳パッド30a,30bの近位縁部63及び近位縁部63側の遠位縁部64の一部が、被覆部50a,50bの収容スペース内に配置され、遠位縁部64の一部が、被覆部50a,50bの開口端部54から外部に露出されている。
母乳パッド30a,30bにパッド止着域44を介して止着されたセパレータ46は、包装シート20のシート本体21の内面に横方向へ延びる剥離可能な一対の固定部16a,16bを介して固定されている。固定部16a,16bは、公知の接着手段又は溶着手段によって形成されており、止着域よりも高い剥離強度を有する。固定部16a,16bは、母乳パッド30a,30bの第2域62側のセパレータ46を固定するための固定部(第1固定部)16aと、第1域61側のセパレータ46を固定するための固定部(第2固定部)16bとを有する。
図2を参照すると、包装体10の包装態様において、母乳パッド30a,30bは、厚さ方向Zにおいて互いに対向して位置しており、それらの遠位縁部64は縦方向において互いに相異する向きとなっている。ここで、母乳パッド30a,30bの遠位縁部64の向きが互いに相異するとは、包装体10において近位縁部63から縦方向へ延出する一方の遠位縁部64が包装体10の第1端縁10a側に延出し、他方の遠位縁部64が第2端縁10b側へ延出するように、互いに異なる端縁10a,10b側へ延出していることを意味する。
包装体10の包装状態において、母乳パッド30a,30bは、厚さ方向Zにおいてそれらの一部、例えば、半分以上の大きさを有する部分が互いに重なっていてもよいし、全く重なっていなくてもよい。図示例の包装体10では、包装状態において、母乳パッド30a,30bの遠位縁部64の向きが縦方向において互いに相異しており、半剛性の吸収体43が折り曲げられた近位縁部63どうしが厚さ方向Zにおいて互いに重なっていないことから、包装体10全体の厚さに大きな偏りが発生して歪な外形となることはない。それによって、複数の包装体10の積み重ねや持ち運びが容易であって、包装体10を複数含む包装袋(パッケージ)にコンパクトに収容することができる。
また、包装体10の縦方向における両端部分に、吸収体43が折り曲げられることによって弾性反撥性を有する母乳パッド30a,30bの近位縁部63がそれぞれ位置することによって、該両端部の剛性が比較的に高くなり、外部衝撃によって角部が折れたり型崩れしたりするのを抑制することができる。包装体10の持ち運び易さや形状のコンパクトさを考慮して、母乳パッド30a,30bどうしの重なり合う部分は、母乳パッド30a,30bそれぞれの全体面積の40~80%の大きさであることが好ましい。
再び、図3を参照すると、包装体10の使用時に、止着タブ19の止着を解除して展開した状態において、母乳パッド30a,30bの遠位縁部64の向きが縦方向において同じであって、遠位縁部64の一部は被覆部50a,50bから外部に露出している。ここで、包装体10を展開した状態において、母乳パッド30a,30bの遠位縁部64の向きが縦方向において同じであるとは、近位縁部63から縦方向へ延出する遠位縁部64が、両方ともに包装シート20の第1端縁22側又は第2端縁23側へ、互いに同じ端縁22,23側へ延出していることを意味する。
本実施形態に係る包装体10は、その展開状態、すなわち、母乳パッド30a,30bのうちのいずれか一方の母乳パッド30aの遠位縁部64の一部が外部に露出して取出し可能な状態において、他方の母乳パッド30bの遠位縁部64の一部が露出して取出し可能な状態となっている。したがって、装着者は、包装体10を展開して一方の母乳パッド30aを取り出す前に、他方の母乳パッド30bの取出し方をイメージすることができ、2つの母乳パッド30a,30bの取り出し操作を速やかに、かつ、スムーズに行うことができる。
母乳パッド30a,30bが、展開状態においてかかる態様で配置されていることによって、装着者は、一方の手で第1端縁22側の部分を抑えながら、他方の手で露出している遠位縁部64の一部を摘持して被覆部50a,50bから母乳パッド30a,30bを容易に引っ張り出すことができる。また、母乳パッド30aの摘持部と母乳パッド30bの摘持部とが縦方向において互い違いである場合には、母乳パッド30aを取り外した後に一方の手を持ち直して母乳パッド30bを取り外す必要等があり手間であるが、母乳パッド30a,30bの遠位縁部64の向きが縦方向において同じであることから、包装シート20を持ち替えることなく、母乳パッド30aを取り出すときと同じ操作によって特に意識することなく母乳パッド30bを包装体10から取り出すことができる。
既述のとおり、パッド折曲線35が縦断中心線Pに関して第2端縁23側へ偏倚していることから、第1域61の外周縁部が第2域62の外周縁部よりも第1端縁22側に延出している。また、第1域61の外周縁部の端縁61aが、第2域62の外周縁部の端縁62aよりも、第1端縁22側に位置している。産後間もない装着者の場合には、強く摘持したときに指が強張ったり疼痛を感じたりするおそれがあるが、遠位縁部64が段差状を有することによって、第1域61の外周縁部のみからなる肉薄部分が摘持部となって、比較的に弱い力で第1母乳パッドを引っ張り出すことができる。
母乳パッド30a,30bにおいて、第2域62の外周縁部の端縁62aは、第1域61における吸収体43の端縁43aよりも第2端縁23側に位置している。かかる場合には、第1域61の外周フラップ全体が比較的に肉薄な摘持部となるので、使用者は容易に摘持部を摘持することができる。
図7を参照すると、例えば、夜間に乳児が夜泣きをして授乳する場合において、授乳後に母乳パッド30a,30bを交換するときには、包装体10のシート折曲線18による折曲を解いた後に、包装体10を台や膝の上に載置せずに包装シート20を一方の手8で把持して垂れ下がった状態のまま母乳パッド30a,30bを取り外すことがある。
かかる場合において、母乳パッド30aの第1域61が自重によってシート本体21から離間して被覆部50aに支持されながら垂れ下がったような状態になるので、一方の手8で包装シート20の一部をしっかりと抑えたまま、他方の手9で母乳パッド30aの遠位縁部64の一部を摘持し易く、シート本体21から引き剥がすようにそのまま下方へ引っ張ることができる。このとき、被覆部50aの両側固定部51,52が剥離されるとともに、止着域44よりも固定部16bの剥離強度が高いことから、止着域44の止着が解かれて第1域61がセパレータ46から離間する。セパレータ46は、固定部16bを介して包装シート20に取り残されたままの状態となるので、装着者は、母乳パッド30aを取り外して、すぐに止着域44を介してブラジャーなどの下着の内面に貼付することができる。
また、母乳パッド30bも母乳パッド30aと同様に、第1端縁22側へ向かって遠位縁部64の一部が露出していることから、母乳パッド30aと同様の操作で容易に取り外すことができる。このように、包装体10を展開した後に、それが吊持された状態のまま母乳パッド30a,30bを同じ要領で、特に操作手順を意識することなくスムーズに取り外すことができるので、夜間の比較的に暗がりの室内から母乳パッド30a,30bの交換のためにわざわざ他の部屋に移動したり点灯したりする必要はなく、交換時に乳児の睡眠を妨げることはない。
かかる一連の操作は、生理用ナプキンの包装体から生理用ナプキンを取り出すときと同様の操作であって、装着者が初めての妊娠・出産を経験したばかりであって母乳パッドの取り扱いに不慣れな女性であっても、抵抗なくスムーズにかかる操作を行うことができる。
包装体10において、母乳パッド30a,30bは、それぞれ被覆部50a,50bに被覆されているが、それらが折曲された状態でシート本体21の内面に止着されている限りにおいて、母乳パッド30a,30bの少なくとも一方のみが被覆部50a,50bによって被覆されていてもよい。かかる場合には、例えば、包装シート20を吊持して母乳パッド30aの取外し操作中に、その後で取り外される母乳パッド30bが自重によって不用意に外れて止着域44が布団等に触れるのを防止するために、母乳パッド30bが被覆部50bに被覆されていることが好ましい。
図示していないが、母乳パッド30a,30b少なくとも一方において、吸収体43が外周フラップ47とは異なる色に着色されていてもよい。かかる場合には、装着者が吸収体43の存在域を視認することによって、装着時の母乳漏れに対する安心感を得ることができるとともに、母乳パッド30a,30bの位置及び外周フラップ47からなる摘持部を瞬時に把握することができる。また、吸収体43の着色部分は、外面シート42又は/及びセパレータを透過して視認されることが好ましく、さらには、被覆部50a,50bを透過して外部に視認されることが好ましい。吸収体43に着色される色には、外周フラップ47に使用されるシート材料が通常白色であることから、赤色、青色、緑色等の白色と異なる色を好適に用いることができる。
<変形例1>
図8は、本発明に係る包装体10の変形例の一例における、図4と同様の断面図である。
本変形例において、母乳パッド30aの第2域62の外周縁部の端縁62aは、第1域61における吸収体43の端縁43aよりも第1端縁22側に位置する。本変形例においては、第2域62における吸収体43の端縁43bが被覆部50aに被覆されるとともに、第1域61における吸収体43の端縁43aが第2域62に被覆されることによって、包装体10の展開された状態において、吸収体43が外部に露出されていない。したがって、一方の母乳パッド30a,30bのみを使用・交換して、他方の母乳パッド30a,30bを保管するときに、吸収体43が汚れることなく、衛生的に保管することができる。
<変形例2>
図9(a)は、本発明に係る包装体10の他の変形例の一例における、図6と同様の母乳パッド30aの平面図である。
本変形例においては、第1域61の外形寸法が第2域62の外形寸法よりも大きくなっている。具体的には、第1域61と第2域62とを折り重ねた状態において、第1域61が第2域62の外周から延出しており、第1域61の縦方向の寸法及び/又は横方向の寸法が第2域62のそれらよりも大きくなっている。このように、第1域61の外形寸法が第2域62の外形寸法よりも大きく形成されていることによって、母乳パッド30aは、第2域62の外周縁部から外方へ延出する、第1域61の外周縁部から形成された比較的に幅広かつ肉薄の摘持部を有し、装着者は母乳パッド30aを取り外すときに摘持しやすくなる。
<変形例3>
図9(b)は、本発明に係る包装体10の他の変形例の一例における、図3と同様の展開平面図である。
本変形例においては、包装シート20は、被覆部50aと被覆部50bとの間において横方向へ延びる分離手段70を有する。分離手段70は、包装シート20を分離・破断するものであって、ミシン目、溶着ライン等から形成される。包装シート20を分離手段70に沿って分離することによって母乳パッド30aが位置する部分と母乳パッド30bが位置する部分とを分離することができるので、母乳パッド30aのみを交換して使用するときに、母乳パッド30bが位置する部分をコンパクトかつ衛生的に保管することができる。
<変形例4>
図10(a)は、本発明に係る包装体10のさらに他の変形例の一例における、図3と同様の展開平面図、図10(b)は、図10(a)のX(b)-X(b)線に沿う断面図である。
本変形例においては、包装シート20が、互いに別体からなる、被覆部50aに被覆された母乳パッド30aが位置する第1シート81と、被覆部50bに被覆された母乳パッド30bが位置する第2シート82とを含む。第1シート81と第2シート82とは、互いに対向する面どうしが横方向へ延びる接合部83を介して互いに接合されている。接合部83は、剥離可能であって、公知の接着又は溶着手段によって形成される。第1シート81と第2シート82とは、接合部83を剥離して互いに分離可能であるから、母乳パッド30aのみを交換して使用するときに、第2シート82をコンパクトかつ衛生的に保管することができる。
<第2実施形態>
図11は、第2実施形態に係る包装体10の斜視図、図12は、第2実施形態に係る包装シート20を展開した状態における展開平面図である。
本実施形態においては、包装シート20は、第1端縁22と被覆部50aとの間において横方向へ延びるシート折曲線90を有する。包装シート20において、シート折曲線90に沿って第1端縁22側の部分を被覆部50a,50bへ向かって折り曲げて、被覆部50bに止着タブ19を止着することによって、包装体10が形成される。
本実施形態においては、包装体10の包装状態において、母乳パッド30a,30bの遠位縁部64は、ともに縦方向において同じ向き、すなわち、包装体10の第1端縁10a側へ向いている。また、包装体10の展開された状態において、母乳パッド30a,30bの遠位縁部64は、ともに縦方向において同じ向き、すなわち、包装シート20の第1端縁22側へ向いており、かつ、それらの一部が被覆部50a,50bから露出している。
本実施形態に係る包装体10においても、包装体10の展開状態、すなわち、母乳パッド30a,30bのうちのいずれか一方の母乳パッド30aの遠位縁部64の一部が外部に露出して取出し可能な状態において、他方の母乳パッド30bの遠位縁部64の一部が露出して取出し可能な状態となっている。したがって、装着者は、包装体10を展開して一方の母乳パッド30aを取り出す前に、他方の母乳パッド30bの取出し方をイメージすることができ、2つの母乳パッド30a,30の取出し操作を速やか、かつ、スムーズに行うことができる。また、母乳パッド30a,30bが厚さ方向Zにおいて互いに積層されていないことによって、第1実施形態に比べて包装体10の縦方向の寸法が大きくなるが、厚さ方向Zは小さくなるので、外出時に複数携帯しても嵩張ることはない。
<第3実施形態>
図13は、第3実施形態に係る包装体10の斜視図、図14は、第3実施形態に係る包装シート20を展開した状態における展開平面図である。
本実施形態においては、包装シート20は、第1端縁22と被覆部50aとの間において横方向へ延びるシート折曲線91を有する。包装シート20において、シート折曲線91に沿って第1端縁22側の部分を被覆部50a,50bへ向かって折り曲げて、被覆部50bに止着タブ19を止着することによって、包装体10が形成される。
母乳パッド30a,30bは、包装状態及び展開状態において、遠位縁部64の向きが互いに相異している。すなわち、包装状態及び展開状態において、母乳パッド30a,30bは、縦方向において互いに対向するように配置されている。母乳パッド30a,30bを被覆する被覆部50a,50bも縦方向において互いに対向して開口するように配置されており、母乳パッド30aを被覆する被覆部50aの閉鎖端部53は、シート折曲線91に沿うように横方向へ延びている。
本実施形態においても、包装体10の展開状態、すなわち、母乳パッド30a,30bのうちのいずれか一方の母乳パッド30aの遠位縁部64の一部が外部に露出して取出し可能な状態において、他方の母乳パッド30bの遠位縁部64の一部が露出して取出し可能な状態となっている。したがって、装着者は、包装体10を展開して一方の母乳パッド30aを取り出す前に、他方の母乳パッド30bの取出し方をイメージすることができるので、母乳パッド30a,30bの遠位縁部64の向きが互いに相異する場合であっても、速やかに、かつ、スムーズに2つの母乳パッド30a,30bの取出し操作を行うことができる。
上述した各変形例及び実施形態は、分離して又は互いに組み合わせて採択することができる。母乳パッド30a,30bの各構成部材には、明細書に明示されている場合を除いて、この種の分野において通常使用される材料を用いることができる。本発明の技術的効果を奏する限りにおいて、母乳パッド30a,30は、同形同大ではなく、互いに異なる大きさ、形状を有していてもよい。本明細書において使用されている「第1」~「第3」等の用語は、同様の要素、位置等を単に区別するために用いてある。
10 包装体
20 包装シート
21A 内面
21B 外面
22 第1端縁(第2端縁)
23 第2端縁(第1端縁)
24,25 第1,第2側縁
30a 母乳パッド(第1母乳パッド)
30b 母乳パッド(第2母乳パッド)
35 パッド折曲線
41 内面シート
42 外面シート
43 吸収体
43a 吸収体の端縁
47 外周フラップ
50a 被覆部
50b 被覆部
61 第1域
61a 第1域の外周縁部の端縁
62 第2域
62a 第2域の外周縁部の端縁
63 近位縁部
64 遠位縁部
70 分離手段
81 第1シート
82 第2シート
83 接合部
X 第2方向(横方向)
Y 第1方向(縦方向)
Z 厚さ方向

Claims (12)

  1. 第1方向とそれに交差する第2方向と厚さ方向とを有し、包装シートと、前記包装シートに包装された複数の母乳パッドを含む包装体において、
    前記複数の母乳パッドは、前記第2方向へ延びるパッド折曲線を介して折曲されて折り重ねられた部分が生じている第1及び第2母乳パッドを有し、
    前記第1及び第2母乳パッドは、前記パッド折曲線に沿う近位縁部と、前記折り重ねられた部分それぞれの外周縁部を含む遠位縁部とを有し、前記折り重ねられた部分の非肌対向面側に形成された止着域を介して前記包装シートの内面に剥離可能に固定されており、
    前記包装体における前記包装シートが前記第1方向において展開されると、前記包装シートの内面において前記第2方向へ延びる第1被覆部によって前記近位縁部が被覆されている前記第1母乳パッドは、前記第1母乳パッドにおける前記遠位縁部の少なくとも一部が外部に露出されるとともに、前記包装シートの内面において前記第2方向へ延びる第2被覆部によって前記近位縁部が被覆されている前記第2母乳パッドもまた前記第2母乳パッドにおける前記遠位縁部の少なくとも一部が外部に露出され、
    前記第1母乳パッドと前記第2母乳パッドとのそれぞれは、前記外部に露出されている前記遠位縁部の一部を摘持して前記包装シートから引き剥がすように前記第1方向において引っ張ることによって、前記止着域を介して固定されていた前記包装シートから取り外すことができることを特徴とする包装体。
  2. 包装状態において、前記第1及び第2母乳パッドは前記厚さ方向において互いに対向して位置し、前記第1方向における前記第1母乳パッドの前記遠位縁部の向きと前記第2母乳パッドの前記遠位縁部の向きとが互いに相異しており、
    展開状態において、前記第1方向における前記第1母乳パッドの前記遠位縁部の向きと前記第2母乳パッドの前記遠位縁部の向きとが同じである請求項1に記載の包装体。
  3. 包装状態において、前記第1及び第2母乳パッドは前記第1方向において互いに並んで位置し、
    展開状態において、前記第1方向における前記第1母乳パッドの前記遠位縁部の向きと前記第2母乳パッドの前記遠位縁部の向きとが同じある請求項1に記載の包装体。
  4. 包装状態において、前記第1及び第2母乳パッドは前記第1方向において互いに並んで位置し、
    展開状態において、前記第1母乳パッドの前記遠位縁部の向きと前記第2母乳パッドの前記遠位縁部の向きとが互いに相異している請求項1に記載の包装体。
  5. 前記包装シートは、前記第1及び第2母乳パッドが配置された内面とその反対側の外面とを有し、前記第1方向において対向する第1及び第2端縁と、前記第2方向において対向する第1及び第2側縁と、前記内面と前記厚さ方向に対向して前記第2方向へ延びる被覆部とを有し、
    前記第1及び第2母乳パッドは、前記パッド折曲線を介して互いに折り重ねられた第1域と第2域とを有し、前記第1域は前記被覆部と対向する前記包装シートの前記内面に当接されており、
    展開状態において、前記第1及び第2母乳パッドの前記遠位縁部は前記第1端縁側へ向いており、
    前記第1及び第2母乳パッドのうちの少なくとも一方の前記近位縁部と前記遠位縁部の一部とは、前記被覆部によって被覆される請求項1~4のいずれかに記載の包装体。
  6. 前記第1域の前記外周縁部が前記第2域の前記外周縁部よりも前記第1端縁側へ延出している請求項5に記載の包装体。
  7. 前記第1及び第2母乳パッドは、肌対向面側に位置する透液性の内面シートと、非肌対向面側に位置する不透液性の外面シートと、前記内外面シート間に介在された吸収体と、前記吸収体の外周から延出する前記内外面シートから形成された外周フラップとを有する請求項1~6のいずれかに記載の包装体。
  8. 前記母乳パッドにおける前記第2域の前記外周縁部の端縁は、前記母乳パッドにおける前記第1域における前記外周縁部の端縁よりも前記包装シートの前記第2端縁側に位置する請求項7に記載の包装体。
  9. 前記吸収体が、前記外周フラップとは異なる色に着色されている請求項7~のいずれかに記載の包装体。
  10. 前記第1域の外形寸法が前記第2域の外形寸法よりも大きい請求項5~のいずれかに記載の包装体。
  11. 前記包装シートは、前記第1母乳パッドと前記第2母乳パッドとの間において前記第2方向へ延びる分離手段をさらに有する請求項1~10のいずれかに記載の包装体。
  12. 前記包装シートは、互いに重なり合わされた第1及び第2シートを有し、前記第1シートの前記内面に前記第1母乳パッドが配置され、前記第2シートの前記内面に前記第2母乳パッドが配置されており、前記第1シートと前記第2シートとの互いに対向する面どうしが接合部を介して分離可能に接合される請求項1~11のいずれかに記載の包装体。
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