JP4803491B2 - 工作機械における位置補正装置 - Google Patents

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本発明は、ワークと工具相対移動させる移動軸の位置をスケールで検出し、この位置検出値にもとづいて移動軸を位置のフィードバック制御により作動させてワークを加工する工作機械における位置補正装置に関するものである。
従来、この種の移動軸を位置のフィートバック制御により移動させてワークを加工する工作機械においては、ワークや工作機械各部に温度差があると、ワークと各移動軸に対応して工作機械各部に設けたスケールとの間に、それらの温度差や線膨張係数差によって熱膨張差が生じたり、各スケール相互間に温度差によって熱膨張差が生じることによって、前記移動軸の位置制御に誤差が生じてワークを正確に加工できなくなってしまう。
そこで、スケールの温度と等しくなるようにクーラント液の温度を制御して、このクーラント液をワークに掛けることにより、スケールとワークの温度が等しくなるようにすると共に、スケールの温度とスケールおよびワークの熱膨張係数とを基にスケールの計測補正値を演算し、この補正された計測値により移動軸を位置制御して、ワークを高精度に加工するようにした工作機械における位置補正装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、各スケールとワークの温度を測定して、それらの温度と基準温度との温度差を求めると共に、それらの温度差とスケールの熱膨張率およびワークの熱膨張率からスケールとワークの伸縮量の差を求め、基準温度における工作機械の移動軸の位置のピッチ誤差補正値を前記伸縮量の差に応じた値で書き換えて、この書き換えたピッチ誤差補正値により移動軸を位置制御するようにした工作機械等における位置補正装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許第3002832号公報 特開平4−244354号公報
しかしながら、従来の工作機械における位置補正装置の前者においては、スケールとワークとの温度後差は無くなったとしても、工作機械の移動軸のピッチ精度における初期値の設定基準温度と季節による環境温度の差が生じた場合には、この温度差にもとづく線膨張差による誤差が発生し、これに起因して、ワークの高精度加工を維持することができない問題がある。また、後者においては、スケールの熱膨張中立点位置に着目していないので、機械座標の原点位置の狂いや、ワークの機械に対する取付位置と機械座標の原点位置との間の位置関係の狂いを移動軸の位置補正に取り込むことができず、ワークを正確に加工できない問題がある。また、変位を温度で補正するため変換誤差が生じてしまうが、それを確認して修正することができない問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、環境温度が変化しても、スケールによる移動軸の位置検出値に対して誤差補正を的確に行うことにより、移動軸の位置制御を正確に行ってワークを高精度に加工することができる工作機械における位置補正装置を提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために、以下の構成としたことを特徴とする。
すなわち、請求項1に係る工作機械における位置補正装置は、ワークと工具を相対移動させる移動軸の位置をスケールで検出し、この位置検出値にもとづいて移動軸を位置のフィードバック制御により作動させてワークを加工する工作機械における位置補正装置であって、前記移動軸の位置を検出するためのスケールと、該スケールの温度と機械の温度を検出するスケール温度検出器と、ワークの温度を検出するワーク温度検出器と、これらの温度検出器で測定されたスケール温度およびワーク温度と前記スケールおよびワークの線膨張係数の差によるスケールとワークの伸縮量の差を求め、この伸縮量の差をピッチ誤差補正値として前記移動軸の位置検出値を補正する誤差補正部とを備え、前記スケールは、その長さ方向の中心位置を熱膨張中立点として機械に固定されて、両端部側を長さ方向に熱変位可能に支持され、また、前記スケール温度検出器は、移動軸の軸方向におけるワークが設置された機械基準位置と前記スケールの中心位置との間に位置して機械に取り付けられており、前記スケールとワークの温度を検出し、それらの線膨張係数の差による伸縮量の差をピッチ誤差補正値として前記移動軸の位置検出値を補正する場合に、前記スケールの熱膨張中立点からワークの熱膨張中立点までの移動軸方向における距離が変位してワークと機械の線膨張係数差による誤差が生じる場合に、この誤差を補正するために、ワークと機械の線膨張係数の差にもとづく熱膨張量の差から機械座標原点位置の変位を求め、この変位により前記移動軸の位置検出値を誤差補正することを特徴とする
本発明は以下の優れた効果を奏する。
請求項1に係る工作機械における位置補正装置によれば、機械座標原点位置の変位やワークの取付位置と機械座標原点位置との間の狂いを、スケールによる移動軸の位置補正に取り込んで、それらの変位や狂いによる誤差を無くして移動軸の位置のフィードバック制御を正確に行うことができ、ワークの高精度加工を実現させることができる。
しかも、ワークを取り付ける機械基準面から機械座標原点位置までの位置ずれを削減して、スケールによる移動軸の位置検出値のピッチ誤差補正を行うことができるので、一層、移動軸の位置のフィードバック制御を正確に行ってワークの高精度加工を行うことができる。
以下、本発明の一実施の形態に係る工作機械における位置補正装置を添付図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係る工作機械における位置補正装置1を示す。この位置補正装置1は、例えば、横型のマシニングセンタである工作機械2の作動を制御するNC装置3に付設されている。
前記工作機械2は、ベース4と、該ベース4の前側部に設けたX軸レール4a,4aに支持案内され、X軸モータ5によって作動されてX軸方向xに移動するテーブル6と、前記ベース4の後側部に設けたZ軸レール4bに支持案内され、Z軸モータ7によって作動されてZ軸方向zに移動するコラム8と、該コラム8の前面に設けたY軸レール8aに支持案内され、Y軸モータ9によって作動されてY軸方向に移動する主軸ヘッド10とを備えている。該主軸ヘッド10には主軸モータ(図示せず)によって回転される主軸10aが設けられている。
前記テーブル6の上面の中央には、ワークWを取り付けたパレット11が自動交換して載置されるようになっており、前記主軸ヘッド10に設けられている主軸10aには、工具マガジン(図示せず)に格納されている工具Tと測定プローブ12(図2(a)参照)が、工具交換機構によって自動交換して装着し得るようになっている。また、前記テーブル6の端部の上面または前記パレット11の端面(ワークWの近傍位置)には、図2(b)(c)に示すように、X,Y移動軸の位置計測用の基準穴13aとZ移動軸の位置計測用の基準面13bを備えた基準ゲージ13A,13Bが取り付けられている。前記測定プローブ12は、各移動軸の位置を計測する際に、その先端部の測定子12aが前記基準穴13aの内面や前記基準面13bに接触して矢印a方向または矢印b方向に僅かに動いて接触信号iを前記入力部3dを介して主制御部3aに送るようになっている。
また、前記ベース4には、前記X軸レール4aに沿ってX軸スケール(スケール)14が、前記Z軸レール4bに沿ってZ軸スケール(スケール)15がそれぞれ固定されており、前記テーブル6とコラム8には、前記X軸スケール14とZ軸スケール15を検知するX,Z軸用の位置検出器14a,15aがそれぞれ取り付けられている。また、前記コラム8には、前記Y軸レール8aに沿ってY軸スケール(スケール)16が固定されており、前記主軸ヘッド10にはY軸スケール16を検知するY軸用の位置検出器16aが取り付けられている。各X,Z,Y軸スケール14,15,16は、その長さ方向の中央部をベース4、コラム8にそれぞれ固定され、それらの固定部以外の部分が、固定部を熱膨張中立点Cx(図示を省略),Cz,Cyとして、それらの両端側への熱膨張による変位が許容されるようにして、前記ベース4、コラム8にそれぞれ支持されている。
また、前記テーブル6にはワークWに近接した位置にワークWの温度Twを検出する温度検出器(ワーク温度検出器)17wが取り付けられている。前記ベース4には、前記テーブル6上のワークWのZ軸方向zにおける熱膨張中立点Cwz(機械基準点Cwz)と前記Z軸スケール15の熱膨張中立点Czとの間でスケール15の近くにの区間E1に位置してZ軸スケール15の近接部の機械温度Tz(Z軸のスケール温度Tsと見なすことができる)を検出する温度検出器(スケール温度検出器)17zが取り付けられている。また、前記コラム8には、前記テーブル6上の前記パレット11の上面(前記ワークWのY軸方向yにおける熱膨張中立点Cwy、機械基準点Cmy)と前記Y軸スケール16の熱膨張中立点Cyとの間の区間E2でスケール16の近くに位置して、Y軸スケール11の近接部の機械温度Ty(Y軸のスケール温度Tsと見なすことができる)を検出する温度検出器(スケール温度検出器)17yが取り付けられている。なお、前記X軸スケール14に対しても同様にして温度検出器17x(スケール温度検出器、図示せず)がベース4に取り付けられている。
そして、前記NC装置3は、主制御部3aがメモリ3b内の加工プログラムを実行して、出力部3cを介して前記X,Z,Y軸モータ5,7,9を作動させて前記テーブル6、コラム8、主軸ヘッド10を移動させることにより、前記ワークWと主軸10aに装着されて主軸モータで回転される工具TとをX,Y,Z軸方向に相対的に移動させてワークWの加工を行わせるようになっている。その際、前記主制御部3aは、前記X,Z,Y軸スケール14,15,16の位置検出器14a,15a,16aによって検出され、入力部3dを介して入力されるテーブル6、コラム8、主軸ヘッド10の位置信号(移動軸の位置検出値)を、誤差補正部3eから入力されたピッチ誤差補正値によって補正して、前記X,Z,Y軸モータ5,7,9を位置のフィードバック制御により作動させるようになっている。
また、前記誤差補正部3eは、前記温度検出器17w、17z、17yからのワーク温度Tw、各スケール温度Ts(Tx(図示せず),Tz,Ty)を入力し、各移動軸のX,Z,Y軸スケール14,15,16とワークWとの間に生じる温度変化(環境温度変化に伴って生ずる)と線膨張係数の差による伸縮量の差を各移動軸のピッチ誤差補正値H1とし、このピッチ誤差補正値H1を、マクロプログラム(以下、「補正プログラム」という)をワーク交換時または一定時間毎に実行して、次の式(1)にもとづいて演算し、演算して得られたピッチ誤差補正値を先のものと書き換えて主制御部3aに出力するようになっている。
H1={αw・(Tw−20)−αs・(Ts−20)}・L ・・・・・(1)
ただし、H1は全ストロークのピッチ誤差補正値(μm)であり、符号が(+)のときはピッチを伸ばす。Twはワーク温度(℃)、Tsはスケール温度(℃)、αwはワークWの線膨張係数(10−6/℃)、αsはX,Z,Y軸スケール14,15,16の線膨張係数(10−6/℃)、Lは各移動軸のストローク(m)である。
なお、工作機械では通常20℃の基準温度の環境下で各移動軸の良好なピッチ精度が得られるように調整される。このため、式(1)における数値20は、ピッチ精度の初期値を設定する時の温度であり、上記基準温度(℃)を示している。
前記NC装置3には、主制御部3aを介して前記誤差補正部3eに指令して、前記補正プログラムにおける補助指令を外部から設定変更するための補助指令設定部3fが設けられている。そして、前記測定プローブ12、基準ゲージ13A,13B、各温度検出器17x,17z,17y、NC装置3(誤差補正部3e、補助指令設定部3f等)によって前記位置補正装置1が構成されている。
次に、前記位置補正装置1の作用と共に本発明の実施の形態に係る工作機械における位置補正方法について、図2〜図7をも参照して説明する。
図3に示すように、前記工作機械2のコラム8とワークWがY軸方向yにそれぞれ熱膨張して熱変位δ1,δ2を生じ、ワークWと主軸ヘッド10との間に熱膨張差△δが生じると共に、ワークWの熱膨張中立点Cwy(機械基準点Cmy)からY軸スケール16の熱膨張中立点Cyまでの距離L2が変位して、ワークWとコラム8の線膨張係数差による誤差δ3(H2)が生じる場合、前記主軸ヘッド10(Y移動軸)の位置をワークWの位置との関係においてピッチ誤差補正する例を挙げて説明する。
先ず、図7に示すように、誤差補正部3eが補正プログラムを実行して、該補正プログラム内にある補助指令の指令内容を読み込んだ後(ステップS1)、ワークWの材質と線膨張係数αw、コラム(機械)8の線膨張係数αm、Y軸スケール16の線膨張係数αs等の基準値テーブルをメモリ3bから読み込む(ステップS2)。そして、前記ワークWのワーク温度Twを前記温度検出器17wからの信号により読み込む(ステップS3)と共に、前記Y軸スケール16のスケール温度Tsを前記温度検出器17yからの信号により読み込む(ステップS4)。
次に、前記ステップS1で読み込んだ補助指令に実行すべき補助指令があるか否かを判断し(ステップS5)、実行すべき補助指令がない場合には、Y軸スケール16とワークWの温度差から両者の線膨張係数差による誤差を補正するためのY移動軸のピッチ誤差補正量H1を、前記式(1)に従って演算して求める(ステップS6)。このピッチ誤差補正値H1は、図4に示すように、Y軸スケール16がコラム(機械)8に1箇所で固定されているので、該コラム8の熱膨張に関わりなく、その熱膨張中立点Cyを起点にして上下両端に向かって同量だけ伸縮するものと考慮されるものである。
しかる後に、先に設定したピッチ誤差補正値を新たに求めたピッチ誤差補正値H1に書き換える(ステップS7)と共に、図5に示すように、前記パレット11の上面(機械基準点Cmy)からY軸スケール16の熱膨張中立点Cyまでの距離L2におけるワークWとコラム8の線膨張係数差による前記誤差δ3を補正するための熱変位補正量(機械座標原点位置補正量)H2を、次の式(2)にもとづいて演算して求める(ステップS8)。
H2={αw・(Tw−20)−αm・(Tm−20)}・L2 ・・・・・(2)
ただし、H2はワークWの熱膨張中立点CwyからY軸スケール16の熱膨張中立点CyまでのY軸方向yにおける熱変位補正量(μm)、Twはワーク温度(℃)、Tmはコラム(機械)8の温度(℃)であり、Y軸スケール16のスケール温度Tsで代用することができる。αwはワークWの線膨張係数(10−6/℃)、αmはコラム8の線膨張係数(10−6/℃)、L2はY軸スケール16の熱膨張中立点Cyから機械基準点CmyまでのY軸方向yにおける距離(m)である。
なお、図5中、L1はY軸スケール16の熱膨張中立点CyからY移動軸の機械座標原点位置Yoまでの距離(m)である。
そして、前記のようにして求めた変位補正量H2によってY移動軸の機械座標原点位置をシフトする(ステップS9)。これにより、誤差補正部3eから主制御部3aに出力されるY移動軸のピッチ誤差補正の処理が終了する。
また、前記ステップS5において、補正プログラムに補助指令があると判定された場合には、その補助指令が線膨張係数(膨張率)に関するものであるか否かが判定され(ステップS10)、線膨張率に関するものであって、前記補助指令設定部3fにより新たな線膨張係数が指定されているならば、加工するワークWが材質の異なったものと交換されたとして、その指定された線膨張係数を、NC装置3のメモリ3bに記憶されている基準値テーブルの中から選択して先のものと置換し(ステップS11)、以後、この置換した線膨張係数を用いて、前記ステップS6におけるY移動軸のピッチ誤差補正量H1を、前記式(1)に従って演算して求める。
また、前記ステップS10において、補助指令が線膨張係数(膨張率)でない場合には、補助指令が変位指令であるか否かが判定され(ステップS12)、変位指令でないときはアラームが発せられて作業者に対して適切な処理が要求される(ステップS13)。一方、補助指令が変位指令であるときは、前記測定プローブ12を主軸10aに装着してその測定子12aを実際に加工したワークWの加工面と前記基準ゲージ13A(13B)の基準穴13aに接触させて行う従来周知の測定方法によって、ワークWと基準穴13aとの距離を測定し、その測定距離と加工時のY移動軸の移動指令距離との差から、ワークWに残った加工誤差を測定すると共に、現状のピッチ誤差補正値を読み込み(ステップS14)、該現状のピッチ誤差補正値を前記ワークWに残った誤差にもとづいて加減演算することにより書き換え(ステップS15)、これを前記ステップS7における新たなピッチ誤差補正値として用いる。なお、上記において基準ゲージ13A,13Bの基準穴13aの中心の高さ位置は前記機械基準点Cmyの高さ位置に一致されている。
前記ワークWの加工面から基準穴13aまでの距離を測定する代わりに、基準尺を測定することにより、その測定時のY移動軸の移動距離からワークWに残った加工誤差を測定するようにしてもよい。
前記ステップS9におけるY移動軸のピッチ誤差補正(位置検出値の誤差補正)の処理が終了した後には、温度によるY移動軸のピッチ誤差補正の良否を確認する処理を行う。すなわち、図6に示すように、前記主軸10aに測定プローブ12を装着して機械座標原点位置Yoから基準ゲージ13Aの基準穴13aの中心までの距離S(=L1+L2)を実際に計測する(ステップS16)と共に、Y移動軸の誤差補正を実行して求められた機械座標原点位置Yoから基準ゲージ13Aまでの距離と照合し(ステップS17)、前記計測距離と誤差補正による距離との誤差が予め設定された許容範囲内にあれば、Y移動軸のピッチ誤差補正結果が良好であるとして確認処理を終了し、前記誤差が許容範囲にない場合は、Y移動軸のピッチ誤差補正結果が不良であるとしてアラームを発生する(ステップS18)。
なお、上記のように機械座標原点位置Yoと1つの基準ゲージ13Aとの距離Sを計測する代わりに、2個以上の基準ゲージ13AをY軸方向yに間隔をあけてテーブル6に取り付け、それらの基準ゲージ13A間距離を計測し、該計測距離と、基準ゲージ間距離について誤差補正を実行して求めて得られた距離とを照合して、Y軸のピッチ誤差補正の結果の良否を確認することもできる。
なお、前記測定プローブ12で前記距離Sを実測する際に、Y軸スケール16の熱膨張中立点Cyと基準ゲージ13Aの基準穴13aまでのY軸方向yにおける距離L2を計測することにより、コラム8の熱膨張距離Lmを計測すると共に、前記距離L2に対応するY軸スケール16の熱膨張距離Lsを測定し、それらの熱膨張距離Lm,Lsの差H3を求め、式(3)(4)から、機械の設置されている環境温度Tb(コラム8やY軸スケール16は環境温度と略同じ温度であると考えられる)を推定することができる。
H3={(αm−αs)・(Tb−20)}・L2 ・・・・・(3)
Tb={H3/(αm−αs)・L2}+20 ・・・・・(4)
ただし、H3は前記距離L2の熱膨張差(μm)、Tbは環境温度(℃)、αsはY軸スケール16の線膨張係数(10−6/℃)、αmはコラム8の線膨張係数(10−6/℃)、L2はY軸スケール16の熱膨張中立点Cyから機械基準点Cmyまでの距離(m)である。
以上説明したように、前記実施の形態に係る工作機械における位置補正方法は、ワークWと工具Tを相対移動させるX,Z,Y移動軸の位置をX,Z,Y軸スケール14,15,16で検出し、この位置検出値にもとづいてX,Z,Y移動軸を位置のフィードバック制御により作動させてワークWを加工する工作機械2における位置補正方法であって、前記Y軸スケール16のスケール温度TsとワークWのワーク温度Twを検出し、それらの線膨張係数αs,αwの差による伸縮量の差をピッチ誤差補正値H1として前記Y移動軸の位置検出値を補正する場合に、実際に加工したワークWに残った加工誤差、または基準尺を測定することにより判明した誤差をNC装置3の補助指令設定部3fからの補助指令により前記ピッチ誤差補正値H1に加減算して前記位置検出値を誤差補正する構成とされている。
したがって、前記実施の形態に係る工作機械における位置補正方法によれば、環境温度変化によって生じるワークW、Y軸スケール16の温度変化に対応して行ったY移動軸の位置検出値のピッチ誤差補正を、その補正後にピッチ誤差補正量の過不足分により追加修正することができるので、Y軸スケール16によるY移動軸の位置検出値に対して誤差補正を的確に行うことができ、Y移動軸の位置のフィードバック制御を正確に行っコラム8やY軸スケール16てワークWを高精度に加工することができる。
また、前記位置補正方法によれば、前記Y軸スケール16のスケール温度TsとワークWのワーク温度Twを検出し、それらの線膨張係数αs,αwの差による伸縮量の差をピッチ誤差補正値H1として前記Y移動軸の位置検出値を補正する場合に、Y軸スケール16の熱膨張中立点CyからワークWの熱膨張中立点Cwyまでの距離に対応する、ワークWとコラム(機械本体)8のそれらの線膨張係数αw,αmの差にもとづく熱膨張量の差δ3から機械座標原点位置Yoの熱変位補正量(変位)H2を求め、この熱変位補正量H2により前記Y移動軸の位置検出値を誤差補正する構成とされているので、ワークWを取り付ける機械基準面Cmyから機械座標原点位置Yoまでの位置ずれを削減して、Y軸スケール16によるY移動軸の位置検出値のピッチ誤差補正を行うことができるので、一層、Y移動軸の位置のフィードバック制御を正確に行ってワークWの高精度加工を行うことができる。
また、前記位置補正方法によれば、ワークWの近傍位置でテーブル6またはパレット11に基準ゲージ13Aを取り付け、機械座標原点位置Yoから基準ゲージ13Aまでの基準距離S(=L1+L2)を計測し、この計測距離と前記基準距離Sを誤差補正を実行して求めたY移動軸の移動距離とを照合することにより、前記Y移動軸の誤差補正の良否を確認する構成とされ、また、ワークWの近傍位置でテーブル6にY軸方向yに間隔をあけて少なくとも2個の基準ゲージ13Aを取り付け、基準ゲージ13A間距離を計測し、この計測距離と前記基準ゲージ13A間距離を誤差補正を実行して求めたY移動軸の移動距離とを照合することにより、前記誤差補正の良否を確認する構成とされているので、Y移動軸の位置検出値におけるピッチ誤差補正の結果の良否を、機械座標原点(特定点)位置Yoから基準ゲージ13Aまでの間の距離または基準ゲージ13A間距離を計測することによって容易に確認することができる。
また、前記位置補正方法によれば、線膨張係数αmの異なるワークWを加工するときには、その加工の前に、加工しようとするワークWの線膨張係数αmをNC装置3の補助指令設定部3fから補助指令として設定変更する構成とされているので、加工対象のワークWの材質に対応する線膨張係数αmを外部から容易に指定してピッチ誤差補正を実行させることができ、これにより、線膨張係数αmの異なる種々のワークWに対して、環境温度が変化しても高精度な加工を維持することができる。
また、前記実施の形態に係る工作機械における位置補正装置1は、ワークWと工具Tを相対移動させるX,Z,Y移動軸の位置をX,Z,Y軸スケール14,15,16で検出し、この位置検出値にもとづいてX,Z,Y移動軸を位置のフィードバック制御により作動させてワークWを加工する工作機械2における位置補正装置であって、前記Y移動軸の位置を検出するためのY軸スケール16と、該Y軸スケール16のスケール温度Tsを検出するスケール温度検出器17yと、ワークWのワーク温度Twを検出するワーク温度検出器17wと、これらの温度検出器17y,17wで測定されたスケール温度Tsおよびワーク温度Twと、前記Y軸スケール16およびワークWの線膨張係数αs,αwの差によるY軸スケール16とワークWの伸縮量の差を求め、この伸縮量の差をピッチ誤差補正値H1として前記Y移動軸の位置検出値を補正する誤差補正部3eとを備え、前記Y軸スケール16は、その長さ方向の中心位置で機械に固定されて、両端部側を長さ方向に熱変位可能に支持され、また、前記Y軸用のスケール温度検出器17yは、Y軸方向yにおける、ワークWが設置された機械基準位置Cmy(Cwy)と前記Y軸スケール16の中心位置(熱膨張中立点Cy)との間に位置してコラム(機械)8に取り付けられた構成とされている。
したがって、この構成によれば、機械座標原点位置Yoの変位やワークWの取付位置と機械座標原点位置Yoとの間の狂いを、Y軸スケール16による移動軸の位置補正に取り込んで、それらの変位や狂いによる誤差を無くしてY移動軸の位置のフィードバック制御を正確に行うことができ、ワークWの高精度加工を実現させることができる。
なお、前記実施の形態に係る工作機械における位置補正装置1においては、X,Z,Y軸スケール14,15,16のそれぞれに対して温度検出器17x(図示せず),18z,18yを設けたが、温度検出器の個数を減らすために、ベース等に設けた1つの温度検出器で検出される温度を機械基準温度として、該機械基準温度または切削液の1点の温度と各移動軸のスケール温度の差分(補正加算入力値)を、手動入力でNC装置のメモリに固定値として記憶させておき、次の式(5)によって、各移動軸のスケールの熱膨張によるピッチ誤差補正値H1を演算して求めることもできる。
H1={αw・(To−20+△T1)−αs・(To−20+△T2)}・L
・・・・・(5)
ただし、H1は全ストロークのピッチ補正値(μm)であり、符号が(+)のときはピッチを伸ばす。Toは機械基準温度または切削液の温度(℃)、△T1はワークW側の補正加算入力値(℃)、△T2はスケール側の補正加算入力値(℃)、αwはワークWの線膨張係数(10−6/℃)、αsはX,Z,Y軸スケール14,15,16の線膨張係数(10−6/℃)、Lは各移動軸のストローク(m)である。
また、前記実施の形態に係る工作機械における位置補正方法においては、Y移動軸の位置検出値についてピッチ誤差補正を行う場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、他の移動軸(X軸,Z軸)のピッチ誤差補正を行う場合についても同様に適用することができ、同様な作用効果を奏することができる。
本発明を適用する工作機械として横型のマシニングセンタを例にして説明したが、本発明はこれに限らず、縦型のマシニングセンタ、フライス盤、研削盤、その他の工作機械に適用することもできる。
本発明の実施の形態に係る工作機械における位置補正装置を示す系統図である。 本発明の実施の形態に係る工作機械における位置補正方法における基準位置計測の仕方を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る工作機械における位置補正方法を示す説明図(その1)である。 本発明の実施の形態に係る工作機械における位置補正方法を示す説明図(その2)である。 本発明の実施の形態に係る工作機械における位置補正方法を示す説明図(その3)である。 本発明の実施の形態に係る工作機械における位置補正方法を示す説明図(その4)である。 本発明の実施の形態に係る工作機械における位置補正方法を示すフローチャートである。
符号の説明
1 位置補正装置
2 工作機械
3 NC装置
3e ピッチ誤差補正部
3f 補助指令設定部
4 ベース
5 X軸モータ
6 テーブル
7 Z軸モータ
8 コラム
9 Y軸モータ
10 主軸ヘッド
10a 主軸
11 パレット
12 測定プローブ
13A,13B 基準ゲージ
14,15,16 X,Z,Y軸スケール(スケール)
17x,17y,17z 温度検出器(スケール温度検出器)
W ワーク

Claims (1)

  1. ワークと工具を相対移動させる移動軸の位置をスケールで検出し、この位置検出値にもとづいて移動軸を位置のフィードバック制御により作動させてワークを加工する工作機械における位置補正装置であって、
    前記移動軸の位置を検出するためのスケールと、
    該スケールの温度と機械の温度を検出するスケール温度検出器と、
    ワークの温度を検出するワーク温度検出器と、
    これらの温度検出器で測定されたスケール温度およびワーク温度と前記スケールおよびワークの線膨張係数の差によるスケールとワークの伸縮量の差を求め、この伸縮量の差をピッチ誤差補正値として前記移動軸の位置検出値を補正する誤差補正部とを備え、
    前記スケールは、その長さ方向の中心位置を熱膨張中立点として前記機械に固定されて、両端部側を長さ方向に熱変位可能に支持され、また、前記スケール温度検出器は、移動軸の軸方向におけるワークが設置された機械基準位置と前記スケールの中心位置との間に位置して前記機械に取り付けられており、
    前記スケールとワークの温度を検出し、それらの線膨張係数の差による伸縮量の差をピッチ誤差補正値として前記移動軸の位置検出値を補正する場合に、前記スケールの熱膨張中立点からワークの熱膨張中立点までの移動軸方向における距離が変位してワークと機械の線膨張係数差による誤差が生じる場合に、この誤差を補正するために、ワークと機械の線膨張係数の差にもとづく熱膨張量の差から機械座標原点位置の変位を求め、この変位により前記移動軸の位置検出値を誤差補正することを特徴とする工作機械における位置補正装置。
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