JPH0646848U - 工具折損検出装置 - Google Patents

工具折損検出装置

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JPH0646848U
JPH0646848U JP088664U JP8866492U JPH0646848U JP H0646848 U JPH0646848 U JP H0646848U JP 088664 U JP088664 U JP 088664U JP 8866492 U JP8866492 U JP 8866492U JP H0646848 U JPH0646848 U JP H0646848U
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JP
Japan
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tool
contact detector
detection
distance
control device
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Application number
JP088664U
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English (en)
Inventor
純 小楠
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Enshu Ltd
Original Assignee
Enshu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 工具折損検出に必要なデータを1軸NC制御
装置に登録するのに要する時間と手間を極力減し作業の
簡略化を図る。 【構成】 工具マガジンの工具交換位置にある工具先端
に、接触検出器Pを所定位置まで移動させた時に、接触
信号が得られるか否かによって工具折損を判定する工具
折損検出装置において、工作機械本体を制御するPC側
のデータをマクロ命令によって接触検出器Pを移動制御
させるための1軸NC制御装置に必要なデータに変換し
て登録できる構成とした。また基準寸法Lを最初に計測
してその値を登録すれば、ツールプリセッター等で計測
された各工具全長をPC側のMDIキーボードで入力す
ればPC内で移動距離Cを演算して登録できる構成とし
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はマシニングセンタにおける工具マガジンに貯蔵された加工直前もしく は加工直後の工具折損を検出する装置に関し、工具自動交換動作やワーク加工工 程とは無関係に工具折損検出を可能としたものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の工具折損検出装置(実開平4−57357)は工具交換位置にある工具 の先端と接触検出器の待機位置までの距離が機械毎にバラ付きがあるため、検出 器が工具先端に衝突して検出器を破損させないようにティーチングをさせながら 徐々に検出器を工具先端に近ずけて検出距離を各工具毎に設定してその値を折検 補正値として1軸NC制御装置に登録していた。 前述の検出距離設定動作をティーチング無しで目視によって短時間で行なうに はマガジンレイアウトに制約を生じて困難となる場合が多かった。 また1軸NC制御装置に折検補正値を登録させる場合に工具長オフセット指令と ともに所定の工具番号の工具長補正データを入力して構成されるNCテープを利 用する場合においても各工具番号に応じて折検補正値をティーチングしながら設 定しその値を1軸NC制御装置に登録する必要があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の方式は検出器の移動制御を行なう1軸NC制御装置に検出距離を登録さ せる場合に各工具毎にティーチングをして検出距離を設定する必要があるほかに 工作機械本体の制御装置に登録された工具長補正データの利用ができない構成と なっているため、検出距離設定に長時間を要するという問題点の他に折検補正値 の登録に工具補正データが利用できないために入力の手間とミスの増加につなが るという問題があった。 また1軸NC制御装置にデータを入力するための専用ローダを必要とし取扱等に も問題があった。
【0004】 本考案は上記従来の問題を解決することを課題としてなされたもので、その目 的とするところは短時間で容易に各工具毎の検出距離を、1軸NC制御装置に正 しく登録させることのできる工具折損検出装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題を解決するために工具交換位置より接触検出器の待機位置ま での距離を計測し、基準寸法Lとして初期設定をし、登録することにより工具交 換毎に検出距離を設定登録する必要はなくなり、ツールプリセッター等で計測さ れた工具全長を表示する大部分の工具については、h=0をMDIキーボードで 入力して登録キーを押せば自動的に1軸NC制御装置側にその工具番号に対応す る検出ユニットの検出距離Cが登録されるように工作機械本体側の制御装置のマ クロエクゼキューターによって実行する構成とした。
【0006】
【作用】
工作機械本体側の制御装置のMDIキーボードで工具全長が予めわかっている 基準工具を工具交換装置のツールポットに装着し、接触検出器の待機位置から基 準工具先端までの距離をティーチングして計測し、その値とツールポットの基点 (ゲージライン)までの距離から基準寸法Lを演算する。基準寸法Lはその工具 折損検出装置固有の値として初期設定をし1軸NC制御装置側に登録される。
【0007】 次に各ツールポット番号に装着される各工具番号に対応する工具長補正データ をCRT画面に呼び出して工具長補正データが工具全長を示している場合はh= 0を入力し、工具の段付部分等の工具中間部までの長さHが工具長補正データと して登録されている場合は、その工具の全長と工具長補正データの差値hを入力 し登録キーを押せば自動的に1軸NC制御装置側に検出ユニットの検出距離Cが 登録される。
【0008】 次に加工プログラム上で加工直前又は加工直後に刃具折れ検知のための補助機 能コードを指令することによって接触検出器は各工具毎の設定検出距離Cを移動 して、その時に接触信号が出なければ工具が最初の設定検出距離Cより短かくな った即ち折損したと判断してアラーム信号を発する工具折損検出装置である。
【0009】
【実施例】
以下本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。図2は本考案に係る工具 折損検出装置のブロック図である。工作機械本体を制御するPC1に予め入力さ れているデータ及び工具折損検出に必要なデータをPC1に入力するとともに1 軸NC制御装置2に転送させるためのマクロ命令を追加しMDIキーボード上で 登録のソフトキーを押すことによって1軸NC制御装置2に工具折損検出に必要 なデータが転送できるように構成した。
【0010】 次に工具折損検出に必要なデータを1軸NC制御装置2に登録するまでの手順 を図3のフローチャート及び図1を用いて説明する。 先ず本装置の接触検出器Pの待機位置から工具マガジンの工具交換位置Sまでの 距離(一般的にゲージラインまでの距離)を基準寸法Lとして設定する。この寸 法Lは工具交換時の工具抜き寸法を考慮するとともにワーク加工サイクル内で工 具折損検出ができるように、できるだけ短かい寸法値として設定することが望ま しい。 基準寸法Lの設定手順は先ず予め工具全長h0 のわかっている基準工具を工具交 換位置Sにあるツールポットに装着し、接触検出器Pを待機位置よりティーチン グで徐々に工具先端に近ずけて接触検出器が接触信号を発する距離を計測し、装 着された基準工具の全長h0 と計測値より基準寸法Lが演算されて1軸NC制御 装置2に登録される。
【0011】 次に工具長オフセット指令とともに所定の工具番号の工具長補正データを入力 して構成するNCテープで加工をする方法を採用した工作機械の場合についての 折検補正値の登録方法について述べる。 この場合は工具長補正データがPC1に予め入力されているため、この工具長補 正データをCRT画面に呼び出して工具刃先先端までの距離h0 となるようにデ ータを変更して折検補正値として登録する。
【0012】 一般的に工具長補正データは工具刃先先端までの寸法即ちh0 で入力されてい るため折検補正値はこの工具長補正データと同じ値となる。 また段付刃物等で刃具中間部の寸法Hを工具長補正データとして登録している工 具がある。 この場合は工具刃先先端までの距離h0 に変更する必要があり実際の手順は以下 のようにして成される。先ずCRTに折検補正画面を呼び出して工具長補正デー タと折検補正値h0 が同じ場合はMDIキーボードで0を登録し工具長補正デー タが工具全長を示していない場合はツールプリセッター等で計測されたh寸法を MDIキーボードで登録する。これによってh0 寸法と検出距離C寸法が演算さ れて1軸NC制御装置2に登録できる。
【0013】 また工具長補正データの無いNCテープで加工する方法を採用した工作機械に ついてはツールプリセッター等で計測されたh0 寸法をCRT画面を介してPC 1にMDIキーボードで入力しソフトキーで登録するとh0 寸法と、検出距離C 寸法が演算されて1軸NC制御装置2に登録できる。
【0014】 こうして各工具毎に工具に対応する検出距離Cが登録されて1軸NC制御装置 2に記憶される。
【0015】 次に工具折損検出装置の作動手順について述べる。加工プログラム内の工具交 換指令完了又は工具マガジン割出完了後と、工具折損検知完了後に工具折損検知 のために予め決めた補助機能のコードをそれぞれ指令することによって本機が加 工実施中に1軸NC制御装置2は指令に従がってステッピングモータMで、工具 マガジンの工具交換位置に装着されている工具全長h0 に対応する検出距離C間 だけ接触検出器を移動させ、接触信号が得られた場合は工具長が所定の寸法とな っていると判断し接触信号が発信されない場合は工具が折損したと判断してアラ ーム信号を発する構成となっている。
【0016】 尚この場合の接触検出器の移動速度は予め作成された図4に示すプログラムに 従がって作動するようになっておりSTEP1,STEP3は高速移動を示しS TEP2,STEP4は低速移動を示している。 これは工具折損検出サイクルタイム短縮のためと接触検出器破損を防止する配慮 をしたプログラムである。
【0017】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように本考案に係る工具折損検出装置は最初に基準寸法L を初期設定して1軸NC制御装置に登録させる方式としたので、ツール毎にティ ーチングによって検出距離を設定し登録するのに要した時間を省略することがで きるようになった。
【0018】 またPCにマクロソフトを追加することによってPCに入力されたデータを1 軸NC制御装置に自動で転送できるようになりPCに入力されているデータを1 軸NC制御装置側で利用することができ再入力の手間とミスを減すことができた 。尚前述の構成としたので1軸NC制御装置側にデータ入力するための専用ロー ダが不要となり取扱等の問題点も解消することができた。
【提出日】平成5年4月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【作用】
機械本体側の制御装置のMDIキーボードで工具全長が予めわかっている基準 工具を工具交換装置のツールボードに装着し、接触検出器の待機位置から基準工 具先端までの距離をティーチングして計測し、その値とツールポットの基点(ゲ ージライン)までの距離から基準値Lを演算する。基準値Lはその工具折損検出 装置固有の値として初期設定をCRT画面により登録する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】 次に工具折損検出に必要なデータを1軸NC制御装置2に登録するまでの手順 を図3のフローチャート及び図1を用いて説明する。 先ず本装置の接触検出器Pの待機位置から工具マガジンの工具交換位置Sまでの 距離(一般的にゲージラインまでの距離)を基準寸法Lとして設定する。この寸 法Lは工具交換時の工具抜き寸法を考慮するとともにワーク加工サイクル内で工 具折損検出ができるように、できるだけ短かい寸法値として設定することが望ま しい。 基準寸法Lの設定手順は先ず予め工具全長h0 のわかっている基準工具を工具交 換位置Sにあるツールポットに装着し、接触検出器Pを待機位置よりティーチン グで徐々に工具先端に近ずけて接触検出器が接触信号を発する距離を計測し、装 着された基準工具の全長h0計測値Cより基準寸法Lを演算し、CRT画面よ り基準寸法Lを登録する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】
【考案の効果】 以上詳細に説明したように本考案に係る工具折損検出装置は最初に基準寸法L を初期設定して登録させる方式としたので、ツール毎にティーチングによって検 出距離を設定し登録するのに要した時間を省略することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】工具折損検出装置の工具と検出器の配置を示す
配置図である。
【図2】工具折損検出装置のブロック図である。
【図3】工具折損検出装置のデータの流れを示すフロー
チャートである。
【図4】工具折損検出装置の接触検出器の動きを示す線
図である。
【符号の説明】
1 PC 2 1軸NC制御装置 3 アンプ 4 ステッピングモータ C 検出距離 h0 工具全長(折検補正値) L 基準寸法 P 接触検出器 S 工具マガジンの工具交換位置
【手続補正書】
【提出日】平成5年4月1日
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工具マガジンの工具交換位置に割出され
    た工具先端に対し、サーボモータで離接移動する接触検
    出器を配備させ、工具交換直前もしくは、工具交換直後
    の工具先端に接触検出器を所定距離移動させた時に接触
    信号が得られるか否かにより工具折損を検出する工具折
    損検出装置に於て、工作機械本体を制御する制御装置の
    MDIキーボードを用いて、工具交換位置より接触検出
    器の待機位置までの距離を基準値として初期設定をし、
    登録するとともに工具先端までの長さである折検補正値
    を工具番号に対応させて直接入力したり、加工プログラ
    ム作成の一手段として入力した工具長補正データを利用
    して折検補正値に変更入力して、これらのデータをマク
    ロ命令によって接触検出器の移動制御を行なう1軸NC
    制御装置に自動的に転送させて、接触検出器を各々の工
    具の全長に応じた検出距離を移動制御させる工具折損検
    出装置。
JP088664U 1992-12-02 1992-12-02 工具折損検出装置 Pending JPH0646848U (ja)

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ID=13949095

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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