JP2002219632A - 工作機械における送りねじの熱変位補正方法 - Google Patents

工作機械における送りねじの熱変位補正方法

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久雄 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を低減して構造を簡素化でき、製造
及び組み付け作業を容易に行うことができる工作機械に
おける送りねじの熱変位補正方法を提供する。 【解決手段】 サーボモータ17により送りねじ16を
回転して原点位置P1にある移動台19をトルク制限速
度でストッパ20に突き当てる。この動作中に検出され
たエンコーダ24の距離検出信号に基づいて原点位置P
1と突き当て位置P3との間の距離を基準長X1として
制御装置により演算して記録媒体に記憶する。ワークの
加工作業が行われ、所定時間が経過した後、移動台19
を原点位置P1から突き当て位置P3へ移動させて実移
動長X2を測定する。基準長X1と実移動長X2との比
Rx1を演算し、この比Rx1に基づいて原点位置P1
を補正し設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械における
送りねじの熱変位補正方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】工作機械はワークのクランプ機構と、工
具を支持して往復動する移動台とを備えている。移動台
は、ベッド上の所定位置に支持され、かつサーボモータ
により回転される送りねじと、該送りねじに螺合された
ボールナットにより往復動されるようになっている。
【0003】前記移動台がワークの加工作業のため往復
動を繰り返すと、送りねじの温度が上昇し、送りねじが
熱膨張する。この送りねじの膨張により移動台の移動指
令値に基づく移動距離と実際の移動距離が異なり、ワー
クの加工精度が低下する。これを解消するため次の
(1)及び(2)の方式が提案されている。
【0004】(1)送りねじの熱影響を受け易い軸受け
部に冷却装置を設ける。 (2)特公昭62―6943号公報に示す加工誤差補正
方法は、機械固定部に所定の基準長をおいて配置された
一対の基準長部材に対し、移動台に設けた触針を交互に
接触させる。そして、送りねじに連結したエンコーダか
らの検出パルス数により触針の移動量を基準長として読
み取り、この基準長の測定を複数回行ってその基準長差
を移動台の移動指令値の補正演算に用いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、(1)の方
法は、大掛かりで高価な冷却装置が必要になるという問
題があった。
【0006】(2)の方法は、熱変位補正装置として一
対の基準長部材、触針ヘッド及びパルスコーダが必要と
なるので、部品点数が多くなり、製造及び組み付け作業
が面倒で、コストの低減を図ることができないという問
題があった。
【0007】又、触針が移動台の送り速度、サーボ特性
によって定まる一定の惰走距離だけ惰走して停止するの
で、この惰走距離の管理のため、移動台の位置及び速度
の二つの制御が必要となりサーボモータの制御プログラ
ムの作成が面倒であった。
【0008】本発明は、部品点数を低減して構造を簡素
化でき、製造及び組み付け作業を容易に行うことができ
る工作機械における送りねじの熱変位補正方法を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、ベッド上に駆動モータ
により駆動される送りねじを回転可能に支持し、該送り
ねじにナットを介して工具又はワークの移動台を連結
し、ワークに所定の加工を施す数値制御方式の工作機械
において、前記移動台の基準長測定位置と、ベッドの所
定位置に設けられたストッパに移動台を突き当て保持す
る突き当て位置との距離を基準長として記憶手段に記憶
させる第1の行程と、所定時間が経過した後、前記移動
台を前記基準長測定位置から前進させてストッパに突き
当て、その間の実移動長を測定する第2の行程と、前記
基準長と実移動長との比又は差に基づいて移動台の目標
移動指令値を実際の移動指令値に補正する第3の行程と
を含むことを要旨とする。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に基づ
いて前記移動台の原点位置を設定する第4の行程は、前
記基準長測定位置付近に停止された移動台をトルク制限
されて前記突き当て位置に前進させる行程と、上記突き
当て位置から前記基準長だけ前記基準長測定位置へ後退
させる行程と、前記移動台をトルク制限されて前記基準
長測定位置から突き当て位置に移動し、その間の実移動
長を前記駆動モータに連動させた距離測定器により測定
する行程と、前記基準長と実移動長との比又は差を演算
する行程と、上記の比又は差に基づいて移動台が突き当
て位置からパラメータで指令された原点位置への目標移
動指令値を実際の移動指令値に補正して後退させて、原
点位置を設定する行程とを含むことを要旨とする。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項2におい
て、前記ベッドには原点位置を表示する原点表示部材
と、前記基準長測定位置を表示するマークが設けられ、
移動台には前記原点表示部材又はマークと対向する指針
板が設けられていることを要旨とする。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項1におけ
る基準長測定位置は移動台の原点位置と同一位置である
ことを要旨とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した工作機
械における送りねじの熱変位補正装置の一実施形態を図
面に従って説明する。
【0014】図1に示すように、工作機械のベッド11
の後方(図1において左方を前方、右方を後方という)
には軸受け台13が固設され、軸受け台13には軸受け
15を介して送りねじ16が所定位置において回転可能
に支持されている。軸受け台13には前記送りねじ16
を回転するためのサーボモータ17が取り付けられてい
る。
【0015】前記ベッド11には図示しない直線案内機
構を介して移動台19が装着され、該移動台19には前
記送りねじ16に螺合されたナット18が嵌合固定され
ている。
【0016】なお、図示しないが移動台19には回転可
能に支持された工具サドルが装着され、ベッド11に装
着したワークをクランプする機構が設けられ、ワークを
加工するようになっている。
【0017】前記ベッド11の前方に設けた支持台12
の内側壁面には送りねじ16を囲繞するようにストッパ
20が固着され、該ストッパ20により移動台19の最
前進位置を規制するようにしている。ストッパ20の側
面は基準位置設定面20aに形成され、移動台19に固
定されたナット18のフランジ部18aの前端面18b
は、ストッパ20の基準位置設定面20aに突き当てら
れて移動台19が基準位置に停止される。
【0018】前記ベッド11の上面には原点位置P1を
表示するための原点表示部材21が配設され、移動台1
9の下端部には前記原点表示部材21の基準線21aに
指向可能な指針22aを有する指針板22が取り付けら
れている。同じくベッド11の上面には、基準長測定位
置P2の表示用の基準線23aを有するマーク23が配
設されている。前記移動台19の各位置の基準は指針板
22で示され、ストッパ20に対する移動台19の突き
当て位置P3はストッパ20から後方に若干離隔した位
置となっている。
【0019】前記移動台19の加工作業中における前進
ストローク端位置P4は、図2の制御装置31のソフト
リミットにより設定され、ストッパ20の前記突き当て
位置P3から後方に例えば10mm離れた位置に設定さ
れている。基準長測定位置P2(マーク23)は前記突
き当て位置P3から後方に例えば30mm離れた位置に
設定されている。原点位置P1(原点表示部材21)は
前記突き当て位置P3から例えば60mm後退した位置
に設定されている。前記移動台19の加工作業中におけ
る後進ストローク端位置P5は、制御装置31のソフト
リミットにより設定され、原点位置P1(原点表示部材
21)から後方に例えば300mm離れた位置に設定さ
れている。
【0020】前記サーボモータ17には送りねじ16の
所定回転角毎にパルス信号を発生する距離測定器として
のエンコーダ24が設けられている。図2は工作機械の
制御装置31を示し、該制御装置31はNC(数値制御
装置)よりなる制御部32を有し、該制御部32には前
記エンコーダ24が接続されるとともに、駆動回路33
を介して前記サーボモータ17が接続されている。同じ
く制御部32には例えば液晶画面よりなる表示部34と
キーボード等よりなる操作入力部35が接続されてい
る。
【0021】前記制御部32はエンコーダ24からのパ
ルス信号のフィードバックによりサーボモータ17の回
転数を数値制御し、もって移動台19の移動量の数値制
御を行う機能を備えている。
【0022】前記制御部32は各種のデータを記憶する
RAM36(ランダム・アクセス・メモリー)、各種の
制御動作プログラムを記憶したROM37(リード・オ
ンリー・メモリー)及びCPU(中央演算処理回路)3
8を備えている。CPU38は、移動台19の原点位置
P1を設定する動作プログラムを遂行する機能を有して
いる。又、RAM36は移動台19の基準長測定位置P
2からストッパ20に対する移動台19の突き当て位置
P3までの基準長X1を記憶する基準長記憶部39を備
えている。RAM36は基準長測定位置P2からストッ
パ20までの実移動長X2を記憶する実移動長記憶部4
0を備えている。CPU38は設定された基準長X1と
実移動長X2との比Rx1に基づいて移動台19の移動
指令値を補正する移動指令値補正演算部41を備えてい
る。
【0023】次に、前記のように構成した工作機械につ
いて、その動作を説明する。最初に、図3及び図4に基
づいて移動台19の原点位置設定動作について説明す
る。なお、図3(e)で示す原点位置P1は予めストッ
パ20から60.000mmに設定されているものとす
る。
【0024】まず、送りねじ16を回転して移動台19
を前後動し、図3(a)に示すように指針板22の指針
22aをマーク23の基準線23aに目視作業で合わせ
る。次に、操作入力部35を操作して表示部34の画面
に制御装置31を構成するNC調整画面を表示し、調整
選択を「入り」にし、モード選択を「原点復帰」にす
る。(図4のステップS1、S2) 原点設定したい軸の選択キーを操作して軸設定を行う
と、移動台19が原点位置P1の基準長測定位置P2方
向からストッパ20に対する突き当て位置P3へ向かっ
てサーボモータ17のトルク制限動作により前進されて
図3(b)に示すように突き当てられる。(ステップS
3) 上記の突き当て動作の後に制御部32によりパラメータ
で指令された基準長X1(例えば30.000mm)だ
け移動台19が後退され、図3(c)に示すように基準
長測定位置P2に停止される。(ステップS4) さらに、移動台19がサーボモータ17のトルク制限動
作によりストッパ20に向かって前進され、図3(d)
に示すように再びストッパ20に突き当てられ、その間
の実移動長X2(例えば29.970mm)がエンコー
ダ24からのパルス信号により制御部32で演算され
る。(ステップS5) その後、制御部32により前記基準長X1と実移動長X
2との比Rx1 Rx1=X1/X2=30.000mm/29.970mm ≒(1.001…)・・・(1) が演算される。この比Rx1(1.001…)に基づい
て移動台19が突き当て位置P3から所定の原点位置P
1に制御移動可能な移動指令値D2が演算される。(ス
テップS6)この移動指令値D2は例えば突き当て位置
P3から目標移動指令値D1(60.000mm)だけ
移動台19を移動して原点位置P1に停止させたい場合
に、次のように演算される。
【0025】 D2=D1×(1/Rx1)=60.000mm×(1/1.001…) ≒59.940mm 上記の移動指令値D2は長さ単位であるが、サーボモー
タを制御するパルス数に換算される。
【0026】前記移動台19が突き当て位置P3から指
令された前記移動指令値D2(59.940mm)に補
正して後退されて、図3(e)に示すように原点位置P
1に移動される。(ステップS7)この停止位置が移動
台19の原点位置P1として設定され、原点復帰完了信
号と原点確立信号が「1」に設定される。(ステップS
8) 以上の行程で移動台19の原点位置P1がストッパ20
の突き当て位置P3から予め原点位置に設定された目標
移動指令値D1(60.000mm)に相当する位置に
なるように後方に離隔した適正位置に設定される。
【0027】上記の突き当て位置P3から原点位置P1
までの距離は原点位置(59.940mm)としてRA
M36に記憶される。(ステップ9) 工作機械によりワークの加工が行われ、予め設定した送
りねじ16の熱膨張の影響を受ける所定時間が経過した
か否かが制御部32により判断される。(ステップS1
0)そして、所定時間が経過した場合には、移動台19
が基準長測定位置P2付近に停止され、この基準長測定
位置P2から突き当て位置P3にトルク制限されて突き
当てられる。次に、移動台19が突き当て位置P3から
前記基準長X1だけ前記基準長測定位置P2へ後退され
る。その後、前記移動台19がトルク制限されて前記基
準長測定位置P2から突き当て位置P3に移動される。
さらに、この移動行程においてエンコーダ24により測
定された距離データが実移動長記憶部40に実移動長X
3として記憶される。(ステップ11) この実移動長X3と記憶された基準長X1に基づいて次
の式(2)により比Rx2が演算される。(ステップ1
2) Rx2=X1/X3・・・(2) さらに、この比Rx2に基づいて移動指令値補正演算部
41により移動台19の原点位置P1が演算されて原点
位置が補正される。(ステップ13)すなわち、前記比
Rx2に基づいて移動台19が突き当て位置P3からパ
ラメータで設定された原点位置P1への目標移動指令値
D3(前記目標移動指令値D1と同じで、例えば60.
000mmとしてもよい)を実際の移動指令値D4に補
正して後退させて、原点位置P1を再設定する。
【0028】次に改めて原点復帰完了信号が「1」とな
る。従って、新たに設定された原点位置P1によりワー
クの加工が行われるので加工精度が向上する。なお、実
移動長X2の測定と補正演算は所定時間毎に繰り返し行
われる。
【0029】次に、前記のように構成した工作機械の効
果について列記する。 (1) 移動台19を基準長測定位置P2からストッパ
20の突き当て位置P3に移動して基準長X1を測定
し、所定時間経過後に同様にして実移動長X2を測定す
る。そして、基準長X1と実移動長X2の比Rx1に基
づいて、移動台19の目標移動指令値D1を実際の移動
指令値D2に補正するようにした。又、サーボモータ1
7の数値制御に用いるエンコーダ24からのパルス信号
を基に制御部32により基準長X1、実移動長X2を演
算するようにした。このため、基準長X1、実移動長X
2を測定する専用の測定装置を用いなくても済み、部品
点数を低減して製造及び組み付け作業を容易に行うこと
ができる。
【0030】(2) 実移動長X2の測定に際し、スト
ッパ20に移動台19をトルク制限されて突き当てる方
法をとっているので、移動台19の惰走距離を考慮した
サーボモータ17の数値制御は不要で、モータの回転を
トルク制御のみで容易に行うことができる。
【0031】(3) 基準長測定位置P2から移動台1
9を突き当て位置P3へ移動し、その間の実移動長X3
を測定し、予め記憶された基準長X1と実移動長X3の
比Rx2を演算する。そして、目標移動指令値D3を実
際の移動指令値D4に補正し、この指令値D4に基づい
て移動台19を突き当て位置P3から後退して補正した
位置に原点位置P1を設定するようにした。このため、
原点位置P1の設定を適正に行うことができる。
【0032】(4) ベッド11の原点位置P1に原点
表示部材21を、基準長測定位置P2にマーク23を配
置し、移動台19に指針板22を取り付けたので、移動
台19の両位置P1,P2の確認作業を容易に行うこと
ができる。
【0033】(5) 移動台19の突き当て速度をサー
ボモータ17の最大トルクの数10%により行うように
すれば、ストッパ20や移動台19の損傷を防止するこ
とができる。
【0034】なお、上記実施形態は以下のように変更し
てもよい。 ○ 前記基準長測定位置P2を原点位置P1と同一にす
ることもできる。この場合には基準長測定位置P2の設
置を容易に行い、原点位置の設定動作を簡素化すること
ができる。
【0035】○ 図2に示す制御部32に基準長X1と
実移動長X2又は実移動長X3との差を演算する演算部
を設ける。そして、前記式(1)又は式(2)の比Rx
1又はRx2によらず、基準長X1と実移動長X2の差
又は基準長X1と実移動長X3の差に基づいて目標移動
指令値D1又はD3から実際の移動指令値D2又はD4
にシフトする。これに基づいて原点位置P1の設定をす
ることも可能である。
【0036】○ 工作機械として例えば、研削盤、旋
盤、フライス盤、あるいはレーザ加工機等の移動台を駆
動する送りねじ機構に本発明を適用してもよい。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明は送りね
じの熱変位補正装置の部品点数を低減して構造を簡素化
でき、製造及び組み付け作業を容易に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明を工作機械に具体化した一実施形態
を示す正面図。
【図2】 制御装置のブロック回路図。
【図3】 (a)〜(e)は移動台の原点位置の復帰動
作を示す行程図。
【図4】 送りねじの熱変位補正動作を示すフローチャ
ート。
【符号の説明】
D1,D3…目標移動指令値、D2,D4…移動指令
値、P1…原点位置、P2…基準長測定位置、P3…突
き当て位置、X1…基準長、X2,X3…実移動長、1
1…ベッド、16…送りねじ、17…駆動モータ、18
…ナット、19…移動台、20…ストッパ、21…原点
表示部材、22…指針板、23…マーク、24…距離測
定器としてのエンコーダ、36…記憶手段としてのRA
M、37…ROM。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッド(11)上に駆動モータ(17)
    により駆動される送りねじ(16)を回転可能に支持
    し、該送りねじ(16)にナット(18)を介して工具
    又はワークの移動台(19)を連結し、ワークに所定の
    加工を施す数値制御方式の工作機械において、 前記移動台(19)の基準長測定位置(P2)と、ベッ
    ド(11)の所定位置に設けられたストッパ(20)に
    移動台(19)を突き当て保持する突き当て位置(P
    3)との距離を基準長(X1)として記憶手段(36)
    に記憶させる第1の行程と、 所定時間が経過した後、前記移動台(19)を前記基準
    長測定位置(P2)から前進させてストッパ(20)に
    突き当て、その間の実移動長(X2)を測定する第2の
    行程と、 前記基準長(X1)と実移動長(X2)との比(Rx1
    =X1/X2)又は差に基づいて移動台(19)の目標
    移動指令値(D1)を実際の移動指令値(D2)に補正
    する第3の行程とを含む工作機械における送りねじの熱
    変位補正方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に基づいて前記移動台(19)
    の原点位置(P1)を設定する第4の行程は、 前記基準長測定位置(P2)付近に停止された移動台
    (19)をトルク制限されて前記突き当て位置(P3)
    に前進させる行程と、 上記突き当て位置(P3)から前記基準長(X1)だけ
    前記基準長測定位置(P2)へ後退させる行程と、 前記移動台(19)をトルク制限されて前記基準長測定
    位置(P2)から突き当て位置(P3)に移動し、その
    間の実移動長(X3)を前記駆動モータに連動させた距
    離測定器(24)により測定する行程と、 前記基準長(X1)と実移動長(X3)との比(Rx2
    =X1/X3)又は差を演算する行程と、 上記の比(Rx2=X1/X3)又は差に基づいて移動
    台(19)が突き当て位置(P3)からパラメータで指
    令された原点位置(P1)への目標移動指令値(D3)
    を実際の移動指令値(D4)に補正して後退させて、原
    点位置(P1)を設定する行程とを含む工作機械におけ
    る送りねじの熱変位補正方法。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記ベッド(11)
    には原点位置(P1)を表示する原点表示部材(21)
    と、前記基準長測定位置(P2)を表示するマーク(2
    3)が設けられ、移動台(19)には前記原点表示部材
    (21)又はマーク(23)と対向する指針板(22)
    が設けられている工作機械における送りねじの熱変位補
    正方法。
  4. 【請求項4】 請求項1における基準長測定位置(P
    2)は移動台(19)の原点位置(P1)と同一位置で
    ある工作機械における送りねじの熱変位補正方法。
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JP2008114322A (ja) * 2006-11-02 2008-05-22 Niigata Machine Techno Co Ltd 工作機械における位置補正方法および位置補正装置
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