JP4803022B2 - 動力伝達装置 - Google Patents
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Description
これにより、インナーハブ(4)の動力遮断部材(5)との嵌合部を、多角形に加工する必要がなくなり、製造コストを低く抑えることができる。
これにより、被駆動装置のシャフト(3)が回転不能となったとき、螺子部(501)は、さらにシャフト(3)に沿ってねじ込まれが、フランジ部(502)は、円筒部に嵌合した状態で保持されている。よって、螺子部(501)とフランジ部(502)との間に、過大な軸力がかかり、動力遮断部材(5)は、フランジ部(502)と螺子部(501)との間の破断部(504)において、分断される。
これにより、動力遮断部材を破断部(504)において、確実に分断することができる。
この動力伝達装置1は、動力源から圧縮機のシャフト3へ、回転動力を伝達するものであり、動力源とベルトにより機械的に連結し、回転動力が伝達されるプーリ2と、プーリ2と一体で回転するインナーハブ4と、インナーハブ4に嵌合され、圧縮機のシャフト3と螺子結合する動力遮断部材5とを備えている。
また、プーリ2の、シャフト3先端に向いた側の外周近傍の凹凸部201に、インナーハブ4が、弾性部材よりなる嵌合凸部401を介して一体的に嵌合している。
座面Sは、動力遮断部材5とシャフト3の螺子結合によって発生する軸力で、ワッシャ10と摩擦接触し、インナーハブ4からワッシャ10を介して回転動力が伝達される部位である。
またインナーハブ4の表面側には、動力遮断部材5を受け入れると共に嵌合させるための動力遮断部材5の外形(ここでは円筒形)と同形状の円筒部4041を形成し、円筒部4041の底部に、動力遮断部材5のフランジ部(後述)を押圧状態で当接させるようにしている。
さらにインナーハブ4は、圧縮機のシャフト3寄りの部位において、シャフト3との結合部位周囲に形成した適宜な素材のワッシャ10と当接している。
また、螺子部501とフランジ部502との間には破断部504が設けられ、破断部504には、微小な切込溝pが形成されている。
これにより、シャフト3の座面Sが、動力遮断部材5とシャフト3の螺子結合によって発生する軸力で、ワッシャ10と摩擦接触し、インナーハブ4とシャフト3とがワッシャ10を介して圧接し、プーリ2からの所定の回転動力が、インナーハブ4からワッシャ10を介してシャフト3に伝達可能となる構成である(図3参照)。
回り止め手段11として、例えばインナーハブ4側には、インナーハブ4の円筒部4041の表面周縁部に、かしめ加工によって、凸形状に形成した回り止め402を形成し、動力遮断部材5側には、フランジ部502の外縁部に、インナーハブ4の回り止め402と噛み合う凹形状の逃がし部505を設けている。
今、エンジン側から、動力伝達装置1におけるプーリ2に掛け渡されたベルト等の動力伝達部材を介し、回転力が伝えられると、この回転力は、前記プーリ2の凹凸部201と嵌合した、インナーハブ4の凹凸部401を介してインナーハブ4側に動力伝達される。
その際、動力遮断部材5とシャフト3の螺子結合によって発生する軸力で、シャフト3の座面Sがワッシャ10と摩擦接触しているので、プーリ2からの所定の回転動力が、インナーハブ4、動力遮断部材5を通じて、シャフト3の座面Sを介し、エアコンの圧縮機のシャフト3に伝達することができ、エアコンを運転することができる。
圧縮機が正常に機能しているときは、所定のトルクで回転動作することができ、動力伝達装置1は、支障なく回転力を圧縮機に伝達することができる(図1参照)。
そうすると、動力遮断部材5の螺子部501が、シャフト3に過度にねじ込まれることで、フランジ部502と螺子部501との間に過大な軸力がかかり、この過大な軸力により、破断部504の、微小な切込溝pにおいて確実に分断させることができる。
これによって、プーリ2から圧縮機への動力を遮断することができる(図5参照)。
このような構成により、インナーハブ4と動力遮断部材5とが、一体となってずれなく回転することができ、動力遮断部材5における破断部504が破断する、限界トルクを、安定したものとすることができる。
しかも、動力遮断部材5が破断したときも、フランジ部502の脱落を防止するのを、上述のように、かしめ加工という簡単な加工によって実現させることができ、製造コストを抑制することができる。
すなわち、図6、図7に示すように、この動力伝達装置1では、インナーハブ4の円形凹形状の円筒部4041に、多角形(ここでは6角形)の動力遮断部材5を設けている。インナーハブ4側には、かしめによる回り止め402が形成され、動力遮断部材5の多角形の2面幅を構成する面と噛み合うことにより、回り止めを実現している。
2 プーリ
201 凹凸部
3 シャフト
4 インナーハブ
401 嵌合凸部
402 回り止め
403 抜け止めかしめ部
404 ハブ先端部
4041 円筒部
5 動力遮断部材
501 螺子部
502 フランジ部
503 破断部
504 逃がし部
S 被駆動軸
h 嵌入口
d 段差部
Claims (3)
- 動力源と動力的に結合してなるプーリ(2)と、
前記プーリ(2)に接続されて、前記プーリ(2)と一体で回転するインナーハブ(4)と、
前記インナーハブ(4)に嵌合され、被駆動装置のシャフト(3)と螺子結合する動力遮断部材(5)とを有し、
前記プーリ(2)から前記被駆動装置のシャフト(3)へ、前記インナーハブ(4)を介して回転動力を伝達する動力伝達装置(1)であって、
前記インナーハブ(4)は、円筒部を備え、
前記動力遮断部材(5)は、前記円筒部に嵌合され、前記プーリ(2)からの回転力により過度にねじ込まれることで生じる、過大軸力によって分断する破断部(504)を備え、
前記インナーハブ(4)と前記動力遮断部材(5)とは、前記インナーハブ(4)の円筒部または前記動力遮断部材(5)の少なくとも一方に塑性加工により形成された回り止め手段(11)により回り止めされており、
前記回り止め手段(11)は、前記インナーハブ(4)と前記動力遮断部材(5)との嵌合箇所において、
前記インナーハブ(4)と前記動力遮断部材(5)のいずれか一方に、かしめ加工により突出形成した回り止め(402)と、他方に形成した凹形状の逃がし部(505)とにより構成されており、また
前記インナーハブ(4)の前記円筒部の先端の表面周縁部に、前記動力遮断部材(5)の脱落防止用の抜け止め手段(403)をかしめ加工により形成したことを特徴とする動力伝達装置。 - 前記シャフト(3)は、前記インナーハブ(4)が接触する座面を備え、
前記動力遮断部材(5)は、螺刻した前記シャフト(3)の外周部に螺着する螺子部(501)と、前記インナーハブ(4)の円筒部に嵌合し、前記螺子部(501)がねじ込まれると前記インナーハブ(4)に圧接するフランジ部(502)とを有し、
前記動力遮断部材(5)は、前記フランジ部(502)によって前記インナーハブ(4)を前記シャフト(3)の座面に圧接させることで前記プーリ(2)からの回転動力を前記シャフト(3)に伝達し、
前記破断部(504)は、前記螺子部(501)とフランジ部(502)との間に位置していることを特徴とする請求項1に記載の動力伝達装置。 - 前記破断部(504)には、切込溝(p)が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の動力伝達装置。
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