JP4802764B2 - 現像装置および画像形成装置 - Google Patents
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Description
また、非磁性プレートも磁性プレートも比較的剛性の高い材料を用いているため、如何に非磁性プレートを後退させた位置に配したとしても、層規制部材全体として剛体であることに変わりは無く、磁性プレートの元々のエッジや、これが摩耗した後に生じるエッジによりキャリアが破壊される懸念がある。
前記層規制部材が、前記現像磁性ロールの回転方向上流側に板状磁性体、下流側に軟弾性材料からなる板状非磁性体が位置するように、かつ、前記現像磁性ロールに対向するエッジが、揃うようにあるいは板状非磁性体が板状磁性体よりも突出するように、両者が貼り合わせられてなることを特徴とする。
さらに、一部のキャリアが長期使用中に壊れ、破壊キャリアの割合が多くなってくると、現像領域(現像磁性ロールによって潜像担持体表面を現像している領域)においてその破壊キャリアによる影響が磁気ブラシの穂立ちの不良として現れ、その結果、画質が粗くなってしまうという問題があった。
式(1):SF1=(ML2/A)×(π/4)×100
(式中、MLはキャリア径の絶対最大長を、Aはキャリアの投影面積を、それぞれ表す。)
前記現像手段が、上記本発明の現像装置であることを特徴とする。
まず、本発明の現像装置の基本構成およびその作用・効果を、好ましい実施形態を挙げて詳細に説明する。
図1および図2を用いて、本発明の現像装置における各構成要素の詳細を説明する。
本発明においては、図1および図2に示される実施形態のように、層規制部材6は、板状磁性体を構成する磁性プレート4と板状非磁性体を構成する非磁性プレート2とが貼り合せられて構成される。
次に、層規制部材6を構成する磁性プレート4および非磁性プレート2について、それぞれ説明する。
板状磁性体を構成する磁性プレート4としては、従来より層規制部材の磁性プレートとして用いられてきた材料・構造のものが問題なく使用できる。材質としては、具体的には、SUS430等を挙げることができる。
磁性プレート4は、ある程度の剛性を有する板状体であることが要求され、その具体的な厚さとしては、用いる材質によっても異なるが、大まかには0.1〜2.5mmの範囲から選択される。
板状非磁性体を構成する非磁性プレート2としては、非磁性かつ軟弾性材料からなることが要求される。
非磁性プレート2の材質としては、具体的には、合成ゴム(例えば、シリコーンゴム)、合成樹脂(例えば、ABS樹脂)等を挙げることができるが、非磁性であり、かつ軟弾性の材料であれば、特に制限される物ではない。
現像磁性ロールである現像ロール8としては、従来から、電子写真方式の画像形成装置における現像装置の現像剤担持体、現像ロール(現像スリーブ)として用いられてきたものを問題なく使用することができる。
本発明において用いられる現像剤は、一成分現像剤および二成分現像剤のいずれでも構わない。ただし、既述の通り、二成分現像剤において本発明の作用・効果が特に好ましく奏される。
一成分現像剤とは、主として、色材を含むトナーのみから構成され、キャリアを含まない現像剤のことをいい、磁性プレートを用いた現像装置に適用する本発明の目的に鑑みて、磁性トナーからなる一成分現像剤を用いた場合に、本発明の作用・効果が奏される。
二成分現像剤とは、主として、トナーとキャリアとから構成される現像剤のことをいう。
使用できるトナーとしては、特に制限はなく、少なくとも結着樹脂および着色剤を含み、必要に応じて離型剤やその他各種添加剤が添加されてなる一般的な公知のトナーを全て用いることができる。本発明で用いるトナーは、混練粉砕法、湿式造粒法いずれの方法で作製したものでも構わない。
トナーの好ましい体積平均粒径としては、特に制限はないが、高精細な画像を得るためには、3〜9μm程度の範囲から選択される。
キャリアの好ましい体積平均粒径としては、特に制限はないが、高精細な画像を得るためには、20〜60μm程度の範囲から選択される。
(式中、MLはキャリア径の絶対最大長を、Aはキャリアの投影面積を、それぞれ表す。)
本発明の画像形成装置は、少なくとも、潜像担持体と、該潜像担持体表面に静電潜像を形成する潜像形成手段と、現像剤を前記潜像担持体表面に供給して、前記静電潜像を現像し画像を形成する現像手段と、前記画像を被転写体に転写する転写手段と、を含む画像形成装置であって、前記現像手段が、上記本発明の現像装置であることを特徴とするものである。
画像が転写されてこれを担持する記録媒体は、一般に、定着手段に供され、熱乃至圧力が未定着画像に付与されて定着される。したがって、本発明の画像形成装置には、定着手段が含まれていてもよい。
図5に示される電子写真装置は、電子写真感光体(潜像担持体)109と、電子写真感光体109の表面を帯電する帯電器(帯電手段)111と、電子写真感光体109の表面に静電潜像を形成する画像入力器(潜像形成手段)113と、電子写真感光体109の表面に形成された静電潜像を現像してトナー画像を得る現像装置(現像手段)115と、電子写真感光体109の表面に直接用紙等の記録媒体(被転写体)120を当接させ、記録媒体120の裏面側から電圧が印加された転写部材を押し当てることにより、当該記録媒体120の表面に前記トナー像を転写して画像を形成する転写器(転写手段)114と、クリーニングブレード119により電子写真感光体109表面の残留トナー等を除去するクリーニング器(クリーニング手段)116と、電子写真感光体109表面の残存電位を除去する除電器(除電手段)117と、記録媒体120表面に転写されたトナー画像を熱および/または圧力等により定着する定着器(定着手段)118と、を有する。そして、本例においては、現像装置(現像手段)115が本発明の現像装置であり、例えば図1に示される現像装置本体がそのまま用いられる。
有機感光体および無機感光体としては、従来公知の物をいずれも採用することができる。
本発明の効果を確認するため、図2に示す層規制部材6を用いた図1の現像装置(A:本発明)と、この層規制部材6を図3に示す層規制部材6’に代えた従来例の現像装置(B:従来例)について、キャリア破壊の程度を検証する検証試験を行った。詳細条件、試験方法および試験結果は、以下の通りである。
A:本発明
(現像装置の諸元)
−磁性プレート4−
・材質:SUS430
・厚さ:1.5mm
・材質:シリコーンゴム
・厚さ:1.0mm
・アスカーC硬度:50度
・磁性プレート4に対する突出度合いa:0.3mm
・材質:アルミニウム
・形状:長さ340mm、外径18mm、厚さ0.5mmの円筒状
−トナー−
用いたトナーの体積平均粒径は6μmである。
用いたキャリアの体積平均粒径は35μm、既述の式(1)で表される形状係数SF1は110である。
トナー:キャリア=8.5:91.5(質量比)
下記以外は、「A:本発明」と同様。
−磁性プレート4’−
・材質:SUS430
・厚さ:1.5mm
・材質:SUS304
・厚さ:1.5mm
・磁性プレート4に対する突出度合いa:−0.05mm
「A:本発明」および「B:従来例」ともに、それぞれ上記現像剤を収容容器14内に充填した上で、現像ロール8およびスクリューオーガー12a,12bを5時間空回しした。この空回し試験は、現像ロール8の回転速度を、周速104×2mm/sec(A4用紙として25枚/分)で行った。これは、空回し試験全体として、A4用紙として合計7500枚連続コピーの耐久試験に相当する。
式(2):破壊キャリア検出率(%)
=破壊粒子の数(個)/カウントした全粒子数(個)×100(%)
試験結果は、下記表1に示す通りである。
Claims (3)
- 攪拌されることで帯電されるトナーとキャリアを含む現像剤を担持して搬送し、軸回転する現像ロールと、
前記現像ロールの表面にエッジが近接して対向するように配置され、当該現像ロールの表面に担持された前記現像剤を均してその層厚を規制する層規制部材とを有し、
前記現像ロールに担持されて前記層規制部材で規制された後の現像剤を静電潜像が形成された潜像担持体の表面に供給して前記静電潜像を現像する現像装置であって、
前記層規制部材は、前記現像ロールの回転方向上流側に位置する板状磁性体と前記板状磁性体よりも前記回転方向下流側に位置するアスカーC硬度が50度以下の合成ゴム材料からなる板状非磁性体とを、その板状磁性体及び板状非磁性体の前記現像ロールに対向る各エッジが揃った状態又は当該板状非磁性体のエッジが当該板状磁性体のエッジよりも突出する状態になるよう貼り合わせた部材であり、
前記キャリアは、重合製法で作製したコアに加圧ニーダで樹脂を被覆してなるキャリアであるとともに、式:SF1=(ML 2 /A)×(π/4)×100で表される形状係数SF1(式中、MLはキャリア径の絶対最大長を、Aはキャリアの投影面積を、それぞれ表す。)が115以下であることを特徴とする現像装置。 - 少なくとも、潜像担持体と、該潜像担持体表面に静電潜像を形成する潜像形成手段と、現像剤を前記潜像担持体表面に供給して、前記静電潜像を現像し画像を形成する現像手段と、前記画像を被転写体に転写する転写手段と、を含む画像形成装置であって、
前記現像手段が、請求項1に記載の現像装置であることを特徴とする画像形成装置。 - 前記潜像担持体が、有機感光体であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
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