JP4801913B2 - 建設機械用キャビン - Google Patents

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本発明は、中空状のピラー内に補強メンバーが挿設されれた建設機械用キャビンに関するものである。
従来、油圧ショベルなどの建設機械用キャビン(キャブ)として、複数のピラーを互いに結合して骨組み(フレーム)を形成し、それらピラーの一部又は全部を中空状に形成したキャビンが知られている。
そのような建設機械用キャビンのピラーとして、例えば、図11に示すように、アウターパネル51及びインナーパネル52を、断面略コ字状に各々形成し、それら端部を重ね合わせて接合することで、中空状のピラー54を形成したものがある。このピラー54は、閉断面形状を有しているため通常の使用には十分な強度が確保される。
ところで、近年、建設機械の安全性をより高めるために、例えば、ROPS(Roll Over Protective structure、転倒時オペレータ保護構造)などの仕様が規定されている。そのROPS仕様では、転倒荷重など通常よりも大きな荷重が加わることを想定したキャビンの強度が必要とされるが、上述した中空状のピラー54だけでは、ROPS仕様などを満たすのに十分な強度確保が困難であった。
そこで、中空状のピラー内に鋼管、棒鋼や薄板状の補強メンバーを挿設して、ピラーの強度を高めたキャビンが知られている。そのようなキャビンのピラーを、図12から図14に基づき説明する。以下の図12から図14のピラーは、図11のピラーと同様に、アウターパネル51とインナーパネル52とから中空状に形成される。
図12では、ピラー55の長手方向に延出する断面コ字状の鋼板(薄板状の補強メンバー)56が、ピラー55のアウターパネル51側の内壁面に溶接などにより結合される。また、図13では、ピラー58の長手方向に延出する鋼管(鋼管状補強メンバー)60が、ピラー58のアウターパネル51側の内壁面に、溶接などにより結合される。
図14では、発泡性樹脂材59を使用して補強メンバー60がピラー61内に一体的に固定される。ピラー61内に、鋼管状補強メンバー60が挿設されると共に、鋼管状補強メンバー60とピラー61との間に発泡性樹脂材59が充填される。
このように、補強メンバー56、59、60をピラー55、58、61内に挿設することで、キャビンの強度が高められる。
特開2001−207479号公報 特開2002−88812号公報
しかしながら、図12から図14のピラーを備えたキャビンでは、以下のような問題があった。
図12及び図13のキャビンでは、補強メンバー56、59をピラー55、58のアウターパネル51に、溶接などにより直接結合するため、その結合箇所に歪が発生してしまう可能性があった。
また、図14のキャビンでは、発泡性樹脂材59の硬化時に、発泡性樹脂材59によりピラー61が引張られて、ピラー61に歪が発生してしまうことや、比較的高価な発泡性樹脂材59を用いるために製造コストが増加してしまうことや、発泡性樹脂材59の硬化具合が一様でないため安定した強度確保が困難であることなどの問題があった。
このように、図12から図14のいずれのキャビンにおいても、補強メンバーが挿設されたアウターパネル51に歪が発生してしまい、外観品質が低下してしまう問題があった。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、高い外観品質と、転倒荷重等の大きな荷重に耐えうる強度を有する建設機械用キャビンを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、高さ方向に延出する一対のフロントピラーと、高さ方向に延出する一対の中空状のリアピラーと、上記フロントピラーの上端部と上記リアピラーの上端部とを結ぶ一対のルーフレールと、上記フロントピラーの下端部と上記リアピラーの下端部とを結ぶ一対のサイドメンバーと、上記ルーフレールの後端部同士を結ぶ中空状のリア・ヘッダーとを備えた建設機械用キャビンにおいて、上記リアピラーはサイド・アウターパネルとサイド・インナーパネルとから形成され、上記リア・ヘッダーはアウターパネルとインナーパネルとから形成され、各リアピラー内に第一の補強メンバーをリアピラーのサイド・アウターパネルと非結合状態で挿通すると共に、各第一の補強メンバーの上端部を上記ルーフレールに結合し、各第一の補強メンバーの下端部を上記サイドメンバーに結合し、上記リア・ヘッダー内に第二の補強メンバーをリア・ヘッダーのアウターパネルと非結合状態で挿通すると共に、該第二の補強メンバーの両端部を上記両第一の補強メンバーの上端部に結合したことを特徴とする。
本発明によれば、外観品質を低下させることなく、建設機械用キャビンに、転倒荷重等の大きな荷重に耐えうる強度を付与することができるという優れた効果を発揮するものである。
以下、本発明の好適な一実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
本実施形態の建設機械用キャビン(以下、キャビン)は、例えば油圧ショベルなどの建設機械の運転室として用いられる。
まず、図1及び図2に基づきキャビンの概略構造を説明する。図1は、本実施形態のキャビンのピラーのみが示されたイメージ図である。図2は、本実施形態のキャビンのアウターパネルのみが示されたイメージ図である。
本実施形態のキャビンは、互いに結合された複数のピラーにより骨組みが形成され、それらピラー間に、キャビンの壁面を形成する複数のアウターパネルが設けられる。
図1に示すように、キャビン1は、キャビン1に搭乗した運転員から見て、上下長が最も長く、左右方向に沿った長さより前後方向に沿った長さが長い略直方体に形成される。
ピラーは、キャビン1の前方側下端部から後方側に傾斜して上方に延出すると共に、左右方向に離間された一対のフロントピラー2a、2aと、キャビン1の後方側下端部から垂直方向上方に延出すると共に、左右方向に離間された一対のリアピラー3、3と、それら一対のフロントピラー2a、2a及び一対のリアピラー3、3の上端部に各々結合され、キャビン1の前後方向に延出する一対のルーフレール2b、2bと、一対のフロントピラー2a、2a及び一対のリアピラー3、3の下端部に各々結合され、キャビン1の前後方向に延出する一対のサイドメンバー4、4と、各ルーフレール2bの前端部に各々結合され、キャビン1の左右方向に延出するフロント・ヘッダー5と、各ルーフレール2bの後端部に各々結合され、キャビン1の左右方向に延出するリア・ヘッダー6とを備える。
さらに、ピラーは、キャビン1左側のフロントピラー2a及びリアピラー3間に配置され、キャビン1の高さ方向に延出するセンターピラー7と、リア・ヘッダー6の下方に配置され、キャビン1の左右方向に延出するリア・センターレインフォースメント9と、各サイドメンバー4、4の前端部に各々結合され、キャビン1の左右方向に延出するフロント・クロスメンバー8と、各サイドメンバー4、4の後端部に各々結合され、キャビン1の左右方向に延出するリア・クロスメンバー10とを備える。
本実施形態では、これらのピラー2a、2b、3〜10が基本的には中空状のピラーからなる。また、フロントピラー2a、2aとルーフレール2b、2bとは、左右一対の異型鋼管から一体的に、所謂サイドレールとして各々形成される。なお、中空状のピラーには、穴や溝などが設けられ一部に開断面を有するピラーも含まれる。
図2に示すように、アウターパネルは、フロントピラー2aとリアピラー3との間に設けられた一対のサイド・アウターパネル11、11と、フロント・ヘッダー5とリア・ヘッダー6との間に設けられたルーフパネル21と、一対のフロントピラー2a間に設けられたフロントパネル23と、一対のリアピラー3間に設けられたリアパネル25(図8参照)とを備える。
以上のピラー2a、2b、3〜10とアウターパネル11、11、21、23、25とによりキャビン1が全体として略長方形状に形成される。
本実施形態では、そのキャビン1の強度を高めるべく、後述する第一の補強メンバー31及び第二の補強メンバー32が、リアピラー3、3及びリア・ヘッダー6内に設けられる。
次に、それらリアピラー3、3及びリア・ヘッダー6を図3から図7に基づき説明する。なお、図3は、キャビン1後部を水平断面であり、図7は、キャビン1後部の垂直断面である。
図3に示すように、リアピラー3、3は、サイド・アウターパネル11、11と、それらサイド・アウターパネル11、11の内側に設けられ、内側に向かい突出する一対のインナーパネル(サイド・インナーパネル)12、12とから形成される。つまり、リアピラー3の外側部分がサイド・アウターパネル11の一部からなる。リアピラー3は、サイド・アウターパネル11にサイド・インナーパネル12を、溶接などにより接合して形成され、サイド・アウターパネル11及びサイド・インナーパネル12は、例えば、プレス加工などにより形成される。
図4及び図5に示すように、各リアピラー3の長手方向両端部(上端部及び下端部)には、後述するリアピラー3内に挿設された第一の補強メンバー31を露出させるための切欠部14a、14bが各々形成される。より詳細には、リアピラー3の上端部には、サイド・インナーパネル12の側面が下方に所定長さ切り欠かれた切欠部14aが形成される(図4参照)。また、リアピラー3の下端部には、サイド・インナーパネル12の側面をサイド・アウターパネル11側にへこませて形成された凹部15が設けられ、その凹部15に切欠部14bが形成される。本実施形態では、凹部15が第一の補強メンバー31よりも内側にへこむ。(図5参照)。
また、図6に示すように、リアピラー3の長手方向中間部には、リア・センターレインフォースメント9と同じ高さ位置に、サイド・インナーパネル12の側面をサイド・アウターパネル11側にへこませて形成された凹部18が設けられ、その凹部18に、第一の補強メンバー31を露出させるための切欠部19が形成される。本実施形態では、凹部18が第一の補強メンバー31の近傍まで内側にへこむ。
図7に示すように、リア・ヘッダー6は、ルーフパネル21と、そのルーフパネル21の内側(下側)に設けられ、内側に向かい突出するインナーパネル(ルーフヘッダ)22とから形成される。つまり、リア・ヘッダー6の外側部分がルーフパネル21の一部からなる。リア・ヘッダー6は、例えば、ルーフパネル21にルーフヘッダ22を溶接などにより接合して形成され、それらルーフパネル21及びルーフヘッダ22は、プレス加工などにより形成される。
また、リア・センターレインフォースメント9が、リアパネル25と、そのリアパネル25の内側に設けられた断面略コ字状のインナーパネル(リア・センターメンバー)26とを溶接などにより接合して形成される。
次に、図3から図7に基づき、第一の補強メンバー31及び第二の補強メンバー32を説明する。
図3に示すように、第一の補強メンバー31は、リアピラー3内に挿設され、リアピラー3の長手方向(キャビン1の高さ方向)に延出する。第一の補強メンバー31は、長手方向両端部がルーフレール2bとサイドメンバー4とに各々結合され、何れの部位においてもリアピラー3のサイド・アウターパネル11とは結合されない。また、第一の補強メンバー31は、中央部と下端部において、サイド・インナーパネル12に結合される。
具体的には、第一の補強メンバー31の上端部が、リアピラー3上端部の切欠部14aから露出し、上端面が溶接などによりルーフレール2bの後端部に結合(接合)される(図4参照)。第一の補強メンバー31の下端部が、リアピラー3下端部の切欠部14bから露出し、下端面が溶接などによりサイドメンバー4の上面に結合される(図5参照)。本実施形態の第一の補強メンバー31は、断面が略正方形で直線状に延出する角パイプからなり、例えば、鋼管などから形成される。その第一の補強メンバー31は、各リアピラー3ごとに一本ずつ設けられる。
図7に示すように、第二の補強メンバー32は、リア・ヘッダー6内に挿設され、リア・ヘッダー6の長手方向(キャビン1の左右方向)に延出する。第二の補強メンバー32は、長手方向両端部が各第一の補強メンバー31、31に各々結合され、何れの部位においてもリア・ヘッダー6のルーフパネル21とは結合されない。第二の補強メンバー32を、ルーフヘッダ22に結合させることも考えられる。
具体的には、第二の補強メンバー32の各端部がリアピラー3上端部の切欠部14aから露出する第一の補強メンバー31の側面に、溶接などにより各々結合(接合)される(図4参照)。本実施形態では、第二の補強メンバー32を接合させた後に、ルーフヘッダ22を組み付けるため、リア・ヘッダー6を切欠かなくても、第二の補強メンバー32を溶接することができる。本実施形態の第二の補強メンバー32は、略長方形断面(より具体的には、キャビン1高さ方向に長い略長方形)で直線状に延出する角パイプからなり、例えば、鋼管などから形成される。
このように、本実施形態では、キャビン1に設けられた一対の第一の補強メンバー31、31と第二の補強メンバー32が互いに結合される。
また、本実施形態では、左右方向の強度をより高めるための補助メンバー34を備える。図6及び図7に示すように、その補助メンバー34は、リア・センターレインフォースメント9に沿ってリア・センターレインフォースメント9の長手方向に(キャビン1の左右方向)延出し、その両端部が、各第一の補強メンバー31、31に各々接合される。具体的には、補助メンバー34の両端面が、各リアピラー3長手方向中間部の切欠部19から露出する各第一の補強メンバー31の側面に、溶接などにより各々結合される。また、補助メンバー34の側面が、フレア溶接などでリア・センターレインフォースメント9のリア・センターメンバー26に結合される。本実施形態の補助メンバー34は、断面が略正方形で直線状に延出する角パイプからなり、例えば、鋼管などから形成される。
以上のように構成された本実施形態のキャビン1によると、リアピラー3内に第一の補強メンバー31を設けることで、キャビン1の高さ方向に沿った圧縮(及び引張)荷重(垂直荷重)に対する強度を向上させることができる。また、リア・ヘッダー6内に第二の補強メンバー32を設け、第一の補強メンバー31、31間に補助メンバー34を設けることで、キャビン1の左右方向に沿った圧縮(及び引張)荷重(側方荷重)に対する強度を向上させることができる。
また、第一の補強メンバー31の両端部をルーフレール2bとサイドメンバー4とに結合することで、キャビン1の骨組みの結合強度を向上させることができる。つまり、従来は、補強メンバーによりピラーの強度が個々に高められるものの、キャビンの骨組みの結合強度が高まることはなかった。しかし、本実施形態では、第一の補強メンバー31をルーフレール2b及びサイドメンバー4に結合させているため、リアピラー3とルーフレール2b及びサイドメンバー4との結合強度に、第一の補強メンバー31とルーフレール2b及びサイドメンバー4との結合強度がさらに加えられ、キャビン1の骨組みの結合強度が高められる。これにより、剪断荷重などに対する強度を向上させることができる。さらに、第一の補強メンバー31と第二の補強メンバー32とを互いに結合させることで、キャビンの結合強度をより高めることができる。
また、第一の補強メンバー31及び第二の補強メンバー32を、それらが挿設されたリアピラー3及びリア・ヘッダー6のアウターパネル11、21に結合させないので、それらピラー3、7に溶接などに起因する歪が生じることがない。
また、発泡性樹脂材等を使用しないため、ピラー3、7に発泡性樹脂材の硬化による歪が発生することがないうえ、キャビン1の製造コストを低減することができ、安定したキャビン強度確保が可能となる。
このように、キャビン1の外板(アウターパネル)に外観を損ねるような有害な歪を発生させることがない。
したがって、本実施形態では、外観品質を低下させることなく、建設機械用キャビン1に、転倒荷重等の大きな荷重に耐えうる強度を付与することができる。
この他、補強メンバー31、32をピラー3、7内に挿設するので、キャビン1の室内レイアウト(室内意匠、内装トリム樹脂部品の形状、配置など)を変更すること無く、キャビン1の強度を高めることができる。これにより、例えば、本実施形態のキャビン1をROPS対応仕様とし、補強メンバーを省略したキャビンを標準(非対応)仕様とすることで、必要強度が異なる両仕様への対応を容易に行うことができる。つまり、キャビンの室内レイアウトを変更すること無くキャビン強度の必要性に応じて補強メンバーが容易に省略、追加可能である。
また、リアピラー3に凹部15を設けることで、第一の補強メンバー31がリアピラー3から剥き出となり、第一の補強メンバー31の結合作業(例えば、溶接作業など)を容易に行うことができる。
また、リアピラー3に凹部18を設けることで、リアピラー3内に挿設される第一の補強メンバー31の視認性が高まり、結合作業を容易に行うことができる。
また、補助メンバー34を設けることで、キャビン1の左右方向の強度をより高めることができる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されず、様々な変形例や応用例が考えられるものである。
例えば、リアピラー3、3及びリア・ヘッダー6以外の他の中空状のピラー内に補強メンバーを挿設するようにしてもよく、その場合、補強メンバー同士を結合させることが好ましい。例えば、補助メンバーを、リア・センターレインフォースメントには結合させずにリア・センターレインフォースメント内に挿設し、その両端部を各第一の補強メンバーに結合させる、すなわち、補助メンバーを補強メンバーとして構成することが考えられる。その場合、リアピラーに凹部に設けて、その凹部に切欠部を設けることが好ましい。
本実施形態では、左右一対のリアピラー内に、同形状の補強メンバーを設けたが、これに限定されず、各リアピラー内に異なる形状の補強メンバーを設けるようにしてもよい。例えば、建設機械用キャビンでは左側のデザイン(外観品質)が重視される。そこで、図8に示すように、キャビン左側に位置するLH側リアピラー3L内に、キャビン右側に位置するRH側リアピラー3R内の補強メンバー31Rよりも小さなサイズの補強メンバー31Lを設けてもよい。この場合、キャビンのデザインの自由度をより向上させることができる。
また、ピラー内に挿設された補強メンバーの形状や、数は様々なものが考えられる。 例えば、図9に示すように、キャビンを更に強固な構造とする為に、リア・ヘッダー6内に、複数本の補強メンバー42を設けてもよい。図9では、リア・ヘッダー6内に、第二の補強メンバー32に比べて小さいサイズの2本の角パイプ(補強メンバー)42、42が互いに接合させて設けられる。
また、図10に示すように、補強メンバー46を異型鋼管から形成してもよい。図10では、補強メンバー46がリアピラー3の断面形状に合わせて形成された異形鋼管からなる。この場合、補強メンバー46は、角パイプや丸パイプのものよりも大きな断面を確保することができ、キャビン1の外観デザインを変更することなく、キャビン1をより強固な構造とすることができる。
さらに、補強メンバーはパイプ部材など閉断面形状を有するものに限定されず、補強メンバーを棒鋼や、開断面形状(例えば、断面L字状)の部材などから形成することも考えられる。
また、補助メンバーの形状は角パイプに限定されず、丸パイプや、棒鋼や、断面L字状や断面ハット状の部材など様々なものが考えられる。
本発明に係る一実施形態による建設機械用キャビンの概略斜視図である。 本実施形態の建設機械用キャビンの概略斜視図である。 図2の平面断面図である。 本実施形態の建設機械用キャビンの部分斜視図であり、建設機械用キャビンの後方上部を内側から示したものである。 本実施形態の建設機械用キャビンの部分斜視図であり、建設機械用キャビンの後方下部を内側から示したものである。 本実施形態の建設機械用キャビンの部分斜視図であり、建設機械用キャビンの後方を内側から示したものである。 図2の側面断面図である。 他の実施形態の建設機械用キャビンのリアピラーの断面図である。 他の実施形態の建設機械用キャビンのピラーの断面図である。 他の実施形態の建設機械用キャビンのリアピラーの断面図である。 従来の建設機械用キャビンのピラーの断面図である。 従来の建設機械用キャビンのピラーの断面図である。 従来の建設機械用キャビンのピラーの断面図である。 従来の建設機械用キャビンのピラーの断面図である。
符号の説明
1 建設機械用キャビン
2a、2a フロントピラー
2b、2b ルーフレール
3、3 リアピラー
4、4 サイドメンバー
5 フロント・ヘッダー
6 リア・ヘッダー
7 センターピラー
8 フロント・クロスメンバー
9 リア・センターレインフォースメント
10 リア・クロスメンバー
11、21 アウターパネル
12、22 インナーパネル
31、31 第一の補強メンバー
32 第二の補強メンバー

Claims (1)

  1. 高さ方向に延出する一対のフロントピラーと、高さ方向に延出する一対の中空状のリアピラーと、上記フロントピラーの上端部と上記リアピラーの上端部とを結ぶ一対のルーフレールと、上記フロントピラーの下端部と上記リアピラーの下端部とを結ぶ一対のサイドメンバーと、上記ルーフレールの後端部同士を結ぶ中空状のリア・ヘッダーとを備えた建設機械用キャビンにおいて、上記リアピラーはサイド・アウターパネルとサイド・インナーパネルとから形成され、上記リア・ヘッダーはアウターパネルとインナーパネルとから形成され、各リアピラー内に第一の補強メンバーをリアピラーのサイド・アウターパネルと非結合状態で挿通すると共に、各第一の補強メンバーの上端部を上記ルーフレールに結合し、各第一の補強メンバーの下端部を上記サイドメンバーに結合し、上記リア・ヘッダー内に第二の補強メンバーをリア・ヘッダーのアウターパネルと非結合状態で挿通すると共に、該第二の補強メンバーの両端部を上記両第一の補強メンバーの上端部に結合したことを特徴とする建設機械用キャビン。
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