JP4801079B2 - 任意波形のプリディストーション・テーブルの生成 - Google Patents

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Description

[関連出願の相互参照]
本出願は、2004年10月6日に出願された米国仮出願第60/616,493号の利益を主張し、ここで参照により全体として本願に援用される。
[技術分野]
本発明は、例えば無線通信で使用される型式などの電力増幅器に関する。より具体的には、電力増幅器によってもたらされる歪みの補償を目的に、電力増幅器による増幅に先立って、信号のプリディストーション(predistortion)調整を決定し実施することに関する。
電力増幅器は電気通信に広く使用されている。例えば、無線通信への適用では、電力増幅器は送信機回路の最終段にあり、供給信号の電力を、アンテナからの送信に満足するレベルに引き上げるために使用される。さらに、電力増幅器は、しばしば、振幅変調(AM)機能を備えており、それにより、EDGE(Enhanced Data rates for GSM Evolution)、符号分割多元接続(CDMA)、および広帯域CDMA(WCDMA)などで使用されている方式などの、非定包絡線変調方式に従って動作することが可能となる。定振幅変調方式が使用されるときでも、時分割多元接続(TDMA)システムなどで生じているように、その伝送がタイムスロットにおいて行われる場合、電力増幅器のAM機能性は電力制御に適用可能である。汎欧州デジタル移動電話方式(GSM)とEDGEは、TMDSの2つの例として挙げられる。
移動体通信のようなアプリケーションにおいて市場で入手可能な電力増幅器を使用することに伴う1つの問題は、通常、電力増幅器は歪みを生じさせるということである。例えば、無線周波数(RF)信号の包絡線(AM)を表す中間周波数(IF)信号である基準入力(AMrefと呼ぶ)が、多くの変調方式のいずれかで変調されることを考える。理想的には、電力増幅器のAM入力にAMrefを供給すると、電力増幅器の出力でRF AM信号が歪み無しに生成されるであろう。しかしながら、実際には、電力増幅器で生成される歪みは存在する。すなわち、AMref対位相変調歪み(PMdist)、およびAMref対AMである。このような型式の歪みは、AM/PMおよびAM/AMとそれぞれ略称できる。
信号の位相および振幅のうちの少なくとも一方で情報が符号化される通信の分野では、付加された歪みがあると、意図した情報を受信機が抽出しようとするときに、重大な誤りが起こる可能性がある。この望ましくない結果を避けるため、電力増幅器で付加されると分かっている歪みをキャンセルするように、増幅前に信号を調整することが可能である。このことを、信号を「プリディストーションする(predistorting)」といい、そして、この目的のため付加される必要のある振幅および位相の調整値を「プリディストーション」という。
内蔵のプリディストーションをもつ電力増幅器を作ることは可能であるが、いろいろな電力増幅器のベンダによる標準的な「既製品」の部品にはこの特性がないので、通常、歪みは、通信装置の他の部分で評価され、補償されなければならない。
他の複数の方法で、電力増幅器における歪みを補償するプリディストーションを導入することは可能である。この点における重要な態様は、名目上同じ電力増幅器の部品でもサンプル(個体)が異なれば、異なるAM/PM特性およびAM/AM特性を示すだろうということである。さらに、電力増幅変調器では、広い周波数バンドにわたって、AM/PM歪みおよびAM/AM歪みが変動するであろう。この意味することは、異なる電力増幅器および異なる周波数には、異なるプリディストーション補償を必要とするということである。
移動局(MS)のような通信装置の製造/生産期間中には、各種の校正(キャリブレーション)が行われる。電力増幅器の歪みを検出し、そして、必要とする補償(プリディストーション)を付加する校正方法があれば望ましいことである。最適なプリディストーション値を検出する1つの方法は、測定したスペクトル性能を理想的なスペクトル性能と比較することにより、その値を最適化することである。しかしながら、この型式の解析には非常に時間を消費することになり、したがって、高速で正確な解決策が非常に大きく望まれることになろう。また、測定データにもノイズが含まれると予期される事実により、測定処理をさらに大きく低速になるので、問題はさらにもっと困難になる。
最も伝統的なプリディストーション・アルゴリズムは、エラー・ベクトル・モジュレーション(EVM)および「変調に起因するスペクトル」のうちの少なくとも一方のような、異なる性能指数の測定に基づく。従って、十分によい結果を与えるプリディストーションを検出するため、反復処理が必要となる。しかしながら、非常に多くの異なる形式の測定を行い、続いて、満足できる結果に到達ために必要な反復を行わなければならないということは、非常に時間を消費することになる。
従って、通信装置の生産で使用するための校正システムであって、1)通信装置の優れた/ロバストな性能の確保、および2)時間と金銭の節約の助けとなる校正システムを持つことが望ましい。
強調すべきことであるが、本明細書で使用する場合、「含む(comprises)」および「含んでいる(comprising)」という用語は、述べられた特徴、整数、ステップまたは部品の存在を特定するものと解釈される。しかし、この用語の使用によって、1つ以上の他の特徴、整数、ステップ、部品またはそのグループの存在または追加を排除することはない。
本発明の1つの態様に従って、上述した目的、および他の目的は、電力増幅器回路によってもたらされる歪みを補償するプリディストーションを決定する方法、装置、および機械読み取り可能な記憶媒体に格納されたプログラム可能な命令によって達成される。プリディストーションを決定することは、電力増幅器回路に時間的に変化する基準信号を付加(適用)することを含み、各タイミングにおいて、時間的に変化する基準信号は、基準振幅および基準位相を持つ。電力増幅器回路によって供給された対応する出力信号が測定され、その出力信号は、各タイミングにおいて、測定された振幅および測定された位相を持つ。振幅のプリディストーションは、基準振幅を測定された振幅と比較することによって決定される。位相のプリディストーションは、基準位相を測定された位相と比較することによって決定される。位相のプリディストーションと基準振幅との間の関係は、基準振幅のいずれかの値に対して対応する位相のプリディストーションの値が特定されるように、決定される。
基準信号はいかなる形式も取ることができ、例えば、基準振幅がランプ波であり基準位相が一定である形式、基準振幅が三角波であり基準位相が一定である形式、さらに、基準信号が変動(変化)する振幅と変動する位相の両方を持つような形式がある。
他の態様では、振幅のプリディストーションは測定された振幅値の範囲と関連する。また、プリディストーションの決定は、さらに、測定された振幅値の範囲を複数の区間に分割し、複数の区間それぞれに対して、振幅のプリディストーションの平均値を判定し、かつ、振幅のプリディストーションの平均値を、区間の中心において測定された振幅値に関連付けられた振幅のプリディストーションの値として使用することを実行することにより、振幅のプリディストーションから個々の点を抽出することを含む。
このような実施形態は、さらに、隣接する第1および第2の区間それぞれの中心の間にある基準振幅値と関連する、振幅のプリディストーションの値を決定するため、第1および第2の区間それぞれに関連する2個の振幅のプリディストーションの平均値の間を内挿すること含んでもよい。
さらに他の態様では、位相のプリディストーションは基準振幅値の範囲と関連する。そして、プリディストーションの決定は、さらに、基準振幅値の範囲を複数の区間に分割し、複数の区間それぞれに対して、位相のプリディストーションの平均値を判定し、かつ、位相のプリディストーションの平均値を、区間の中心において基準振幅値に関連付けられた位相のプリディストーションの値として使用することを実行することにより、位相のプリディストーションから個々の点を抽出することを含む。
このような実施形態は、さらに、隣接する第1および第2の区間それぞれの中心の間にある基準振幅値と関連する、位相のプリディストーションの値を決定するため、第1および第2の区間それぞれに関連する2個の位相のプリディストーションの平均値の間を内挿すること含んでもよい。
さらに他の態様では、基準振幅を測定された振幅と比較する前に、基準振幅における1以上のディップが特定され、かつ、測定された振幅における1以上のディップが特定される。基準振幅のディップをそれに対応する測定された振幅のディップと最良に揃える(整列させる)量だけ、基準振幅と測定された振幅とを相互に相対的にシフトさせることにより、基準振幅と測定された振幅が時間に関して揃えられる。
さらに他の態様では、基準位相を測定された位相と比較する前に、基準位相における1以上のディップが特定され、かつ、測定された位相における1以上のディップが特定される。基準位相のディップをそれに対応する測定された位相のディップと最良に揃える(整列させる)量だけ、基準位相と測定された位相とを相互に相対的にシフトさせることにより、基準位相と測定された位相が時間に関して揃えられる。
他の実施形態では、基準振幅を測定された振幅と比較する前に、振幅の基準値のいずれかに関連する複数の振幅のプリディストーションの値の間のスプレッドを最小にする量によって、基準振幅と測定された振幅とが時間に関して揃えられる。
ある実施形態では、振幅の基準値に関連する振幅のプリディストーションの値のうちの最小値と、振幅の基準値に関連する振幅のプリディストーションの値のうちの最大値との間の差を判定することにより、スプレッドが決定される。
或いは、スプレッドを決定することは、振幅の基準値に関連する振幅のプリディストーションの値のうち最大の値を持つもののセットを判定することと、振幅の基準値に関連する振幅のプリディストーションの値のうち最小の値を持つもののセットを判定することと、振幅の基準値に関連する振幅のプリディストーションの値のうち最大の値を持つもののセットを平均することにより、振幅のプリディストーションの値のうちのノイズが削減された最大値を判定することと、振幅の基準値に関連する振幅のプリディストーションの値のうち最小の値を持つもののセットを平均することにより、振幅のプリディストーションの値のうちのノイズが削減された最小値を判定することと、振幅のプリディストーションの値のうちのノイズが削減された最小値と、振幅のプリディストーションの値のうちのノイズが削減された最大値との間の差を判定することにより、スプレッドを決定することを含む。
さらに他の態様では、基準位相を測定された位相と比較する前に、振幅の基準値のいずれかに関連する複数の位相のプリディストーションの値の間のスプレッドを最小にする量によって、基準位相と測定された位相とが時間に関して揃えられる。その上、これは多くの方法のいずれによって実行してもよい。例えば、振幅の基準値に関連する位相のプリディストーションの値のうちの最小値と、振幅の基準値に関連する位相のプリディストーションの値のうちの最大値との間の差を判定することにより、スプレッドは決定され得る。或いは、振幅の基準値に関連する位相のプリディストーションの値のうち最大の値を持つもののセットが判定され、振幅の基準値に関連する位相のプリディストーションの値のうち最小の値を持つもののセットが判定され、振幅の基準値に関連する位相のプリディストーションの値のうち最大の値を持つもののセットを平均することにより、位相のプリディストーションの値のうちのノイズが削減された最大値が判定され、振幅の基準値に関連する位相のプリディストーションの値のうち最小の値を持つもののセットを平均することにより、位相のプリディストーションの値のうちのノイズが削減された最小値が判定される。そして、位相のプリディストーションの値のうちのノイズが削減された最小値と、位相のプリディストーションの値のうちのノイズが削減された最大値との間の差を判定することにより、スプレッドを決定することが達成される。
本発明の目的と利点は、以下の詳細な説明を図面と併せて読むことにより理解されるであろう。
以下、図面を参照して、本発明のさまざまな特徴を説明する。図面において、同様の部分は同一の参照符号を用いて特定する。
本発明のさまざまな態様が、多くの典型的な実施形態と結びつけてより深く詳細に説明されるだろう。本発明の理解を援けるため、本発明の多くの態様は、コンピュータシステムの構成要素で実行される動作のシーケンスの観点から説明される。各実施形態では、特別な回路(例えば、特別の機能を実行するよう相互接続された個別(ディスクリート)論理ゲート)によって、一つ以上のプロセッサで実行されるプログラム命令によって、あるいは、両方の組合せによって、さまざまな動作が実施され得るということが認識されるであろう。さらに、加えて考えることができるが、本発明は、例えば、固体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、或いは本明細書で説明する技術をプロセッサに実行させるコンピュータ命令の適切なセットを含むキャリア波(例えば、無線周波数、音声周波数、または光周波数のキャリア波)などのような、全ての形態のコンピュータ読み取り可能なキャリアの中で完全に実施される。かくして、本発明のさまざまな態様が多くの異なる形式で実施可能であり、そのような形式は全て本発明の範囲内にあると意図されている。本発明のさまざまな態様各々に対して、そのような形式の実施形態は全て、説明した動作を実行する「ように構成された論理」として、または、説明した動作を実行する「論理」として、本明細書では言及する。
本明細書で説明するさまざまな典型的実施形態は、製造中に測定/分析工程を繰り返す必要性を回避しつつ、電力増幅器と関連するプリディストーションに関係する多数の問題に取り組む。この改善に関連するこれらの実施形態の一つの態様は、実際のシステム性能それ自身の代わりに、システム性能の劣化(すなわち、AM/AMおよびAM/PM)の理由に焦点を当てている。
以下に説明するさまざまな実施形態は、AM/AM歪み、およびAM/PM歪みを低減することを狙っているので、ある意味では「最適」である。さらに、これらの実施形態は、繰り返し測定/分析する技術に頼らないので、速く動作する。他の態様では、プリディストーションの実施を雑音および変調のうちの少なくとも一方が存在する測定結果にさえも適するようにする「抽出(extracting)」技術を開示する。本発明のこれらの、および他の態様について、以下、より深く詳細に説明する。
プリディストーションを適用できる種々の方法があり、それらは、無線を構成するベースバンド・アーキテクチュアおよび送信機(または受信機)ソリューションの型式に依存する。本発明のさまざまな態様を説明するため、本明細書で開示される例では、プリディストーションを生成して付加するためにルックアップテーブル(LUT)を使用する。しかしながら、本発明はそのような実施形態に制限されるものではない。さらに、本明細書における議論と例では、送信機がポーラ変調の型式であるという状況に焦点を当てている。図1は、プリディストーションを生成し、ポーラ(polar)電力増幅器によって増幅される信号に付加するための、LUTベースの構成100を示すブロック図である。
基準AMおよび基準PMの入力信号は、本明細書では、AMrefおよびPMrefとしてそれぞれ呼ばれ、波形発生器(不図示)によって生成される。AMref信号は、構成100のAMパスに供給される。同様に、PMref信号は、構成100のPMパスに供給される。AMパスは振幅プリディストーション信号AMpreを生成し、その信号は、ポーラ電力増幅器101の包絡線制御入力に供給される。PMパスは位相プリディストーション信号PMpreを生成し、その信号は、電力増幅器101のRF入力に供給されるRF信号の位相を変化させることになる。電力増幅器101は、電力増幅器101によって生成される出力信号の振幅を制御するためにAMout信号を使用するAM変調器103を含む。また、電力増幅器101は、「カーネル」部分105を含み、それは、供給されたRF入力信号の電力を増幅する責任を負っている。
AMパスは、AM/AMプリディストーションLUT107を含み、それは、AMrefを受信し、そこからプリディストーション信号AMpreを生成し、その出力で供給される。合成回路109は、AMプリディストーション信号AMpreと元のAM基準信号AMrefとを合成し、合成回路109の出力(AMパスからの出力を示す)で供給される出力信号AMoutは、次式に従ってAMref信号とAMpre信号との和となる。
AMout=AMref+AMpre(AMref) (1)
ここで、記法AMpre(AMref)は、AMpreの値がAMref信号の関数であることを示す。
AMoutはプリディストーションを受けたAM信号であり、この信号はポーラ増幅器101の包絡線制御入力に対する入力信号の役目を果たす。
また、AMout信号はAM/PMプリディストーションLUT111に供給され、そこからPMプリディストーション信号PMpreを生成し、その出力で供給される。合成回路113は、PMプリディストーション信号PMpreと元のPM基準信号PMrefとを合成し、合成回路113の出力(PMパスからの出力を示す)で供給される出力信号PMoutは、次式に従ってPMref信号とPMpre信号との和となる。
PMout=PMref+PMpre(AMout) (2)
PMoutは、RF送信機の位相変調器115を経由して電力増幅器101のRF入力に伝達される、プリディストーションを受けた位相情報である。PMpre信号はAMout信号に依存し、その依存性は記法PMpre(AMout)で示される。
ここで、信号AMpreとPMpreをそれぞれ生成する2つのルックアップテーブル107、111の内容を決定する技術をもっと詳しく見て議論することにする。2つの異なる実施形態を説明する。1つは、本明細書で「三角波手法(Triangle Wave Method)」と呼ぶものであり、もう1つは、本明細書で「変調手法(Modulation Method)」と呼ぶものである。
図2に、図1の構成がいかに設定されて電力増幅器の歪みの特徴づけが可能となるかを示す。基本的には、AM/AMプリディストーションLUT107およびAM/PMプリディストーションLUT111は、両方とも無効化されている。従って、AMout=AMrefかつPMout=PMrefである。
まず、三角波手法を採用した実施形態を見ると、名前が意味するように、三角波、または線形ランプ波(傾斜波形)を、振幅変調のための基準信号AMrefとして使用している。位相基準信号PMrefは一定に設定されている。
ふたたび、図1を考えよう。AMパスは、
AMmeas=AMout+HAMAM{AMout} (3)
と記述可能である。ここで、HAMAMは、電力増幅器101においてAM/AM歪みを引き起す関数である。プリディストーションの影響を計算に入れるために、式(1)を使用して式(3)を評価すると、
AMmeas=AMref+AMpre+HAMAM{AMout} (4)
となる。式(4)から明らかなことは、
AMpre=−HAMAM{AMout} (5)
を選択すると、図1の回路ではAMmeas=AMrefとなり、これによって、電力増幅器101で持ち込まれたAM歪みに対する補償となるということである。
どのAMプリディストーションを使用すべきかを見つけるため、AMmeas(すなわち、電力増幅器モジュールの出力で測定されたRF包絡線)をAMref(すなわち、AM基準信号)と比較する。2つの信号を時間軸に揃えた(整列した)後、典型的な電力増幅器に対する結果は図3のグラフに示すように見ることができる。
これらの曲線は、AMmeasとAMrefとの間の関係を示す。あるAMmeasを得るためにはどのようなAMrefを使用すべきかを知ることが望まれるので、図4のグラフに示されているように、情報を再構成することが助けとなる。ここでは、AMrefは垂直(すなわち、y)軸に、AMmeasは水平(すなわち、x)軸に採ってある。
すると、振幅プリディストーションを計算できる。式(3)と(5)を使用し、プリディストーションを特徴付ける段階中はAMout=AMrefであることを思い出すと、
AMpre=AMref−AMmeas (6)
を得る。
図5は、これらの例で使用されている電力増幅器に対するAMプリディストーション(すなわち、AMpreとAMmeasとの間の関係)を表すグラフである。
プリディストーションを特徴付ける技術の第2の部分では、AM/PMプリディストーションで使用されるPMプリディストーションを決定する。以前述べたように、三角波手法では、振幅変調のための基準信号として、三角波、または線形ランプ波を使用する。しかしながら、位相基準信号は一定に設定される。
図1を参照すると、PMパスの入力−出力関係は次式のように表すことができる。
PMmeas=PMout+HAMPM{AMout} (7)
ここで、HAMPMは、電力増幅器101においてAM/PM歪みを引き起す関数である。式(2)を使用して式(7)を評価すると、
PMmeas=PMref+PMpre+HAMPM{AMout} (8)
となり、これから、
PMpre=−HAMPM{AMout} (9)
を選択するとPMmeas=PMrefとなることが明らかであり、これによって、位相歪みに対する補償の望ましい目的の役目を果たす。
どのPMプリディストーションを使用すべきかを見つけるため、信号PMmeas(すなわち、PAモジュールの出力で測定されたRF信号の位相)をPMref信号(すなわち、位相基準信号)と比較する。典型的な電力増幅器に対しては、結果は図6のグラフに示すように見ることができる。
すると、振幅プリディストーションを計算できる。式(7)と(9)を使用し、特徴づけの間はPMout=PMrefであることを思い出すと、
PMpre=PMref−PMmeas (10)
を得る。
図7は、これらの例で使用されている電力増幅器に対するPMプリディストーション、すなわち、信号PMpreと信号AMrefとの間の関係を表すグラフである。
これから、適切なAM/AMプリディストーションとAM/PMプリディストーションとを決定するもう他の実施形態、即ち、本明細書で「変調手法」と呼ぶものに焦点を当てて述べよう。名前の意味するように、この場合、変調された(例えば、EDGE)信号が三角波に代わって基準信号として使用される。EDGE信号は3π/8−8PSK変調を使用している。これは、情報のある部分は伝送信号の振幅(包絡線)にあり、ある部分は伝送信号の位相にあることを意味する。つまり、これはAMとPMの合成である。図8は標準的なEDGE信号図である。配置点はI位相/Q位相(I/Q)平面でのさまざまな振幅と位相で規定されることに気付くであろう。
図9にEDGE変調信号の電力スペクトル特性を示す。垂直軸は電力スペクトル密度(PSD)をdB表示で、水平軸はキャリアからの周波数差をHz表示で示す。破線の曲線は「変調によるスペクトル」の要求条件を示す。
従って、EDGE変調信号が図2に示す構成の基準信号として付与されると、2つの信号が入力に現れる。1つはEDGEの振幅部分を持ち、そして、1つはEDGEの位相情報部分を持つ。プリディストーション・テーブルの由来/生成元となる測定データは、「三角波」の場合のそれと比較すると、やや異なる様に見えるが、自動化の観点からは、「三角波手法」と「変調手法」との間には何の相違もない。さらに、また、LUTのエントリの生成中に使用されるアルゴリズムは、以下の議論で見られるだろうが、同じものである。
上記に説明した全ての技術によって得られたプリディストーションの結果は、次に示す各種の方法で使用できる。
1.適切な量子化歪みのために十分な点を持つルックアップテーブルとして。
2.点の数を少なくし、内挿を伴わせる方法として。
3.多項式を生成するテーブルとして。
項目番号2に関連する態様に焦点を当てて議論しよう。
電力増幅器の特徴づけ処理過程を高速かつ正確にし、さらには、低雑音にすることが望まれる。さらに、一度必要なプリディストーション曲線が見つかれば、限定されたテーブルサイズで実際のシステムに実装される必要がある。従って、高速な特徴づけと小さいテーブルを一緒に結びつける手段と方法に焦点を当てて議論することにする。
三角波手法によって生成されたAM/AMの特性が、図10に示すようなAMプリディストーション曲線になったと仮定する。図10において、決定されたAMpreは、AMmeasの関数としてプロットされている。決定されたAMpreには重大な量の雑音(ノイズ)があるのは明らかである。
もし、ある種のフィルタまたは平均化を測定系に付加したとすれば、ノイズは減少するであろう。しかしながら、平均化には時間を要し、(特に、秒単位で計算される生産ラインでは)時間にはお金がかかる。その上、測定設備に(さらに)フィルタを付加する場合、何をフィルタするか知る必要があるが、常に知ることができる訳ではない。測定をするコンピュータにデジタル・ポストフィルタ(post-filtering)を導入することに決定した場合も、同じことが言える。
そこで、他の態様に従い、本明細書で「データ抽出」と呼ぶ技術について説明する。すなわち、その技術は、図10にあるような雑音のある結果から、プリディストーションを生成するルックアップテーブル(例えば、図1に示すルックアップテーブル)で使用するための有益なデータ点のセットを決定する。「データ抽出」処理過程の典型的な実施形態を、次のステップで説明する。
1.最初に、x軸で最大値max(x)をみつける。例として図10に示す結果をとると、このことは、約0.45のmax(AMmeas)を見つけることを意味する。
2.次に、x軸を多くの区間に分割する。もし、E個のエントリを持つテーブルが使用されようとしているなら、そのときはE個の区間を使用する。各区間の中心間の差はStep=max(x)/E、または、もっと一般的にはStep=[max(x)−min(x)]/E(xの最小値が零に等しくない場合)となる。
3.x軸上で、信号処理が始まるべきところから、値Startを選ぶ。また、使用すべきIntervalSizeはなにかを決定する。これら2つのパラメータの値は、第1の区間の最小値(LowLimit=Start−IntervalSize/2)と、第1の区間の最大値(HighLimit=Start+IntervalSize/2)とが共に、有効でない値で終了することなく定義できるように選ぶべきである。言い換えれば、この例では、LowLimit>min(AMmeas)、かつ、HighLimit<max(AMmeas)のようにStartを選ばなければならない。もし、変数Midを区間の中間の値と定義すれば、このことは、処理過程が開始する区間では、Mid=Startを意味する。
4.信号処理は、測定信号された信号のサンプルのどの(そして何個の)サンプルが次の基準を満足するかを判定する(そして計数する)ことから開始する。Start−IntervalSize/2<AMmeas<Start+IntervalSize/2。その結果はベクトルにセーブされ、この例では、これをInterestingと呼ぶ。ベクトルInterestingの要素は、さらに詳細に調査すべきサンプル対(x,y)=(AMmeas,AMpre)に対するサンプル番号(例えば、場所)を含む。Interestingのベクトル長は、ステップ5で使用されようとする平均化計数(factor)Fである。
5.各区間iでAMpreの平均値を計算する。
AMpreAvg,i=mean{AMpre|}=sum{AMpre|}/F
6.区間iに対して、AMpreの加重平均値が計算されたので、それによって、点(x,y)=(Mid,AMpreAvg,i)がフィルタ出力される。
7.残りの区間全てに対して、ステップ4−6を繰り返す。
以下に、Matlab(登録商標)において抽出アルゴリズムがどのように実施可能であるかに関する例を示す。
%
NumSteps=32;
Xmax=Amlevel;(最大振幅を設定)
Step=Xmax/NumSteps;
IntervalSize=Xmax/16;
LowLimit=Xmax;
interesting=[];
number_of_samples_AMpredist=zeros(1,NumSteps);
sum_AM_predist=zeros(1,NumSteps);
Mid_old=Xmax+Step;
for r=1:NumSteps
Mid_new=Mid_old-Step;
HighLimit=Mid_new+IntevalSize/2;
LowLimit=Mid_new-IntervalSize/2;
interesting=find(AM_meas>LowLimit & AM_meas<HighLimit);
number_of_samples_AMpre(r)=length(interesting);
sum_AM_predist(r)=sum(AM_predist(min(interesting):max(interesting)));
AM_predist32(r)=sum_AM_predist(r)/number_of_samples_AMpre(r);
AM_meas32(r)=Mid_new;
Mid_old=Mid_new;
end
%
図11aおよび図11bは、図10に示したデータに抽出アルゴリズムを使用した例を示す。この場合、32区間が使用された。図11aは、元のAMpre対AMmeas曲線(灰色の線)を示し、さらに、平均化アルゴリズムによって生成された点(x,y)=(Mid,AMpreAvg,i)(黒のドットで表現)も示す。図11bは、各それぞれの区間(i=1から32まで)で使用される平近化係数Fiを示す。
プリディストーション・テーブルをアプリケーション(実用用途)に使用する場合、ある点とそれに最も近い(単数または複数の)隣接点との間の「ギャップを埋める」ため、ある種の内挿を使用しなければならない。例として、図12は、抽出アルゴリズムによって生成された点(黒のドット)に適用した線形内挿の結果(黒の実線)を示す。比較を容易にするため、これらは、元のAMpre対AMmeas曲線(灰色の線)上に重ねてある。抽出アルゴリズムは、ノイズのある測定結果から意味のあるプリディストーションを生成できることが理解できるであろう。
変調手法を使用してプリディストーション情報を生成する場合も、抽出アルゴリズムは、プリディストーション・ルックアップテーブルのために使用される点のセットを決定するために、再度有効である。利点をもっと良く理解するため、EDGE変調信号が変調手法に使用されている例を考える。ここで、2つの基準信号(それぞれ、EDGE AM部分に対して1つ、および、PM部分に対して1つ)は、1MHz領域で周波数成分を持つ。EDGE信号の性質は、基準値(例えば、AMref)と測定値(例えば、AMmeas)との関係が変化する原因となるだろう。結果として、AMプリディストーションおよびPMプリディストーションの曲線は、それぞれ、図13および14に示すように見えるだろう。仮にノイズの無い結果が変調手法から得られたとしても、付加されるべきAMプリディストーションとAMプリディストーションとの間には非関数的な関係しかないことが明らかである。従って、プリディストーション・ルックアップテーブルを構築することに関して直ちに明白な点のセットは存在しない。しかしながら、抽出アルゴリズムは、AMプリディストーションとPMプリディストーションの両方に関して適切な点を引き出すために、この全てのデータをソートすることができる。
これを図15aに示す。この図は、図13に示すAMプリディストーションのデータに抽出アルゴリズムを適用した結果を示す典型的なグラフである。生成された点間の線形内挿の結果も、また、表されている。図15bは、図13に示したグラフの各それぞれの区間(i=1から33まで)で使用される平均化係数Fiを示すグラフである。
同様に、図16aは、図14に示したPMプリディストーションに抽出アルゴリズムを適用した結果を示す典型的なグラフである。生成された点間を線形内挿した結果も表示されている。図16bは、図14に示したグラフの各それぞれの区間(i=1から33まで)で使用される平均化係数Fiを示すグラフである。
前述のとおり、三角波手法および変調手法の両方とも、測定結果を、付加される基準信号と比較することを含む。最良の結果を達成するため、まず、2つの信号を時間軸に揃えた後に、この比較を実行すべきである。基準信号および測定信号を揃えるための、いくつかの技術を提示しよう。
これらの技術のうち第1の技術を、本明細書では「ディップ技術(dips technique)」と呼ぶ。名前が示唆するように、この技術は、最適な整列(揃え方)を見つけ出すため、(揃えることを望む変調方式に応じて、)変調におけるAMディップまたはPMディップを使用する。一例として、図17aは、EDGE基準信号のPM部分を示すグラフ1701と、図2に示されているような構成(すなわち、プリディストーション無しの構成)を使用する場合の出力において測定されたPM部分を表すもう1つのグラフ1703の、両方を示す。ディップ技術の目的は、それぞれの信号で明らかなディップを最良に揃えるために、複数のグラフのうちの1つにどれだけの時間シフトを適用すればよいかを決定することである。
図17bは、ディップ技術を実行するための典型的な処理過程のフローチャートである。例えば、その手順は、大雑把な/粗い時間軸で揃えることを(例えば、数学的相関を使用して)実行することから開始可能である(ステップ1751)。図17bのブロック1751は、このステップは任意であることを示すために、破線で示されている。
次のステップは、2つの曲線(すなわち、基準曲線1701および測定曲線1703それぞれ)の各々で、あるレベル(閾値)未満の全ディップ(最小値)を見つけるステップである(ステップ1753)。すなわち、閾値を選択し、そして、曲線上においてその閾値のレベル未満の全ての点をディップの部分であると認定する。基準曲線にある各々のディップ(判断ブロック1761と連動する「選定」ステップ1755)に対して、基準曲線1701にある「基準ディップ」に対応すると思われる、測定曲線1703にあるディップを見つけようと試みる(ステップ1757)。もしも、「測定ディップ」が「基準ディップ」に対応するように見えると分かれば、「ディップ対」を持つことになる。次のステップは、各ディップ対間のタイミング不整合を見つけ出すステップとなる(ステップ1759)。全ディップが分析された(判断ブロック1761の「NO」パス出口)後は、測定曲線と基準曲線を揃えるのに必要とする時間調整値(Δt)を最終的に決定する(ステップ1763)。
Δtの適切な値を決定する1つの可能な基準は、次式の平均値である。
Δtavg=(Δt+Δt+...ΔtN−1+Δt)/N
ここでは、N個のディップ対が見つかったと仮定している。時間離散システム(time-discreet system)では、Δtavgは実数なので、Δtavgで示すシフト量を厳密に実行することは不可能であるかもしれない。それ故、Tをサンプル周期とすると、Δtavgの近似値としてkavg・T(ここで、kavgは整数)を使用できる。kavgの値は以下のように決定できる。
avg=ROUND(Δtavg/T
ここで、「ROUND(x)」は、引数xの最も近い整数値を見つけ出す関数である。従って、kavgの値は、理想的な時間シフトに対応する離散時間ステップの数を示す。
Δtの適切な値を決定する他の可能な基準は、多数決である。すなわち、各ディップ対pに対して、時間調整値がいくつのサンプルkに対応するかを決定することである。Tをサンプル周期とすると、サンプル対pに対してΔt≒k・Tと書くことができる。全ての対のチェックを完了した後、次に、その処理で、どのkの値が最も多数派であったか決定する。
基準信号と測定信号を揃えるための他の技術を、本明細書では「スプレッド技術」と呼ぶ。この技術は非常に正確であり、かつ、AM/AM歪み、およびAM/PM歪みのうちの少なくとも一方の分析を含む。EDGE変調された信号のような信号が特徴づけの処理過程における基準信号として使用される場合、これらの曲線には常に「スプレッド」が存在するであろう。本明細書で使用されているように、用語「スプレッド」は、測定されたAM信号(AMプリディストーション曲線の場合)またはAM基準信号(PMプリディストーション曲線の場合、例えば、図13および14参照)のあらゆる任意の値のいずれかに対する、必要なプリディストーションの最大値と最小値との間の差をいう。例えば、測定されたAM信号(「ボルト」の単位で表す)が0.5の値に等しいようなAMプリディストーション曲線上の点を考えよう。ここでは、必要なAMプリディストーションの最小値は約0.03であり、そして、必要なAMプリディストーションの最大値は約0.046である。従って、この点におけるスプレッドは、0.046−0.03=0.016である。同様な計算は、測定されたAM信号の他の値でスプレッドを決定するために実行可能であり、その結果、AM基準信号のさまざまな値に対するスプレッドを表す曲線を生成できる。
プリディストーション曲線に見られるスプレッド量は、プリディストーション曲線が生成される際に、基準信号および測定信号がいかに良く時間軸で揃っているかに関係する。すなわち、より良く揃っているほど、スプレッドはより小さい。この特性は基準信号と測定信号との間の適切な揃え方を見つけ出すのに使用可能である。その処理過程は、基準曲線と測定された曲線とを相互に相対的にシフトし、かつ、対応するプリディストーション曲線のスプレッドに結果として与える影響を判定することを含む。測定値がサンプル化される場合、Δtの時間遅延は、次の式を両方とも満足すれば、最適であると考えることができる。
Spread(kT)<Spread((k−1) T
Spread(kT)<Spread((k+1) T
ここで、kはサンプル数、Tはサンプル間隔であり、そして、スプレッドは次のように定義される。
Spread(AMref)=max{Predit(AMref)}−min{Predist(AMref)} (11)
遅延スプレッド上で揃えることの効果を図18a、18b、および18cに示す。ここで、各図は、それぞれ異なる時間整列値(揃えるための値)に対するAMrefの関数としてプロットされた信号(例えば、EDGE変調信号)の位相スプレッド(PMmeas−PMref)のグラフを含む。図18aは理想状態を表す。この図では、遅延スプレッドは、AMref1、AMref2およびAMref3として特定された、3つのAMrefの値に対して示されている。ここで、最大のスプレッドはAMref2の近傍にある。
図18bは、測定信号と基準信号が時間軸で揃っていない場合に、遅延スプレッドに何が起こるかを示す。ここでは、AMref1におけるスプレッド(両端矢印の長さで示されている)は、理想的な場合(図18a)に対応する点の場合より、この場合の方が大きいと見ることができる。
図18cは、タイミング誤りがさらに悪化した場合に何が起こるかを示す、すなわち、図18aおよび18bで示された対応するスプレッドに比べ、点AMref1において、さらに長くなった両端矢印で示さているように、スプレッドはさらに増加する。
さらに他の方法においては、max{.}およびmin{.}関数が、測定ノイズからの影響を削減する方法で再定義される。これらの関数をそれぞれ、maxNR{.}およびminNR{.}と呼ぶことにする(ここで、「NR」はNoise Reduction(ノイズ削減)を示す)。これらの関数とそれらを使用した典型的な実施形態は、次のステップで示される。
1.max{.}およびmin{.}の元々の定義を使用して、
Predistmax(Δt)=max{Predist(Δt)}および
Predistmin(Δt)=min{Predist(Δt)}
を見つける。
2.次式でスプレッドを計算する。
Spread(Δt)=Predistmax(Δt)−Predistmin(Δt)
3.スプレッドの方向に沿って、Predist信号をM個の区間に分割する。
ここで、各部分は、
L=Spread/Mである。
4.Predistを、区間1における全ての値をとする。すなわち、PredistmiからPredistmi+Lまでである。
5.Predistを、区間Mにおける全ての値をとする。すなわち、Predistmax−LからPredistmaxまでである。
6.次に、次式でminNR{.}、maxNR{.}、およびSpreadNRを定義する。
minNR=avg{Predist} (12)
maxNR=avg{Predist} (13)
SpreadNR=maxNR−minNR (14)
式(14)は、低い値のグループの平均と高い値のグループの平均とを使用しているため、ノイズのある環境において、式(11)よりもっと信頼のおける結果を与えるだろう。このフィルタ効果は、数値Mを変更することによって調整可能である。Mの値が減少すると、フィルタ効果は高まる。しかしながら、Mは、パラメータSpreadNRに対して必要な精度を与えるのに十分な高い値に設定されるべきである。
もしもAM/AMおよびAM/PMの両方とも最良の揃え方を見つけるために使用され、しかも、それらが異なっているのなら、そのときは、異なる整列値(すなわち、AM基準とPM基準との間の遅延)を選ぶべきである。
本発明のさまざまな態様を説明したが、試験中の電力増幅器のためのプリディストーション・ルックアップテーブル値を生成する全般的処理過程について、図19のフローチャートを参照してこれから説明しよう。もちろん、この処理過程は、例えば、適切な命令セットを実行するプログラマブル・プロセッサの指示に従う自動機械/回路によって実行されるだろうということを期待している。
処理過程は、図2に示されたような構成における基準信号AMrefを使用して、電力増幅器/AM変調器を動作させることから開始する(ステップ1901)。IおよびQの両方の値として、或いは、位相および振幅として表される、測定された応答で、振幅(AMmeas)の応答および位相(PMmeas)の応答を電力増幅器の出力で測定する(ステップ1903)。
AMmeas信号に対するAMrefは、ピークの基準値において、例えば1:1のようなある比に設定されるべきである(ステップ1905)。すなわち、結果を正規化し、同じスケール(尺度)で表せるようにする。
振幅と位相の結果は別々に分析されることになる。従って、測定された応答がIとQの値の形式で得られた場合には、これらは振幅と位相の値に変換されるべきである。まず、振幅の分析を見ると、AMref信号とAMmeas信号は、限定はしないが例えば先に説明した技術のような、多くの技術のいずれかを使用して、時間軸で揃えられる(ステップ1907)。
測定データを、所与のベースバンド表現のための所与のダイナミックレンジと分解能に適合するようにスケーリングする(ステップ1909)。例えば、数値を表現するのに8ビットを使用すれば、そのときは、データは256の可能なレベル(0から255の範囲)を使用するようにスケーリングされる。次に、AMrefの値は、AMmeasの対応する値にマッピングされる(ステップ1911)。
続いて、AMref曲線に沿ってM+1個の点が選ばれ、(先に説明したように)抽出アルゴリズムが実行され、M+1個のプリディストーション値を生成する(ステップ1913)。
次に、M+1個のプリディストーション値は、AM/AMプリディストーション・テーブルとして使用するテーブルに格納される。
位相値も同様な方法で処理される。ステップ1917で開始され、PMref曲線とPMmeas曲線は、限定はしないが例えば先に説明した技術のような、多くの技術のいずれかを使用して、時間軸で揃えられる。
次に、PMmeas信号は絶対値にシフトされるが、相対的なデータは保持される(ステップ1919)。図20aと20bは、このステップで実行されるシフトの型式を示す。図20aは、あらゆるシフトが行われる前の時間の関数としてプロットしたPMmeasのグラフである。PMrefは時間においては一定であり、この例では、0度と等しく設定されている。測定された位相と基準位相との間の最大差は、y1=PMmeas,max1である。また、最小差はPMmeas,minである。シフト無しでは、プリディストーション信号は、0からPMmeas,max1にまで広がることになる。
図20bは、PMmeas,min分だけ下方にシフトした図20aのデータを表し、ベースバンドにおける分解能をさらに効率的な方法で使用可能としている。これは、プリディストーション信号は、0からy2=PMmeas,max2=PMmeas,max1−PMmeas,minまでしか広がらないからである。
ここで図19に戻って、次に、AMref曲線に沿ってL+1個の点を選び、(先に説明したように)抽出アルゴリズムを実行してL+1個のプリディストーション値を生成する(ステップ1921)。
次に、L+1個のプリディストーション値は、AM/PMプリディストーション・テーブルとして使用するテーブルに格納される(ステップ1923)。
本明細書で説明した技術は、電力増幅器に対して、プリディストーションの高速な校正を提供し、例えば、個体毎にばらつきのある電力増幅変調器を持つ送信機を低コストで生産可能とする。また、これらの技術は、正確な一段階のプリディストーションおよび抽出と平滑を含むルックアップテーブル生成を提供する。これらの技術を使用すると、優れた変調性能(例えば、変調精度(Error Vector Magnitude)および隣接チャネル漏洩電力(Adjacent Channel Power Ratio))をもたらし、かつ、AM/AM歪みとAM/PM歪みとに関連する電力増幅器の要求条件を緩和する。
本発明について特別な実施形態を参照して説明してきた。しかしながら、上述した実施形態の形式とは別の特定の形式で本発明を具体化することが可能であるということは、当業者にとって容易に明らかであろう。
例えば、いろいろ示した実施形態では、1)ポーラ変調無線アーキテクチャ、および2)ルックアップテーブルによるプリディストーションを使用する移動局を想定した。しかしながら、本技術は、他の型式のシステム(例えば、線形無線アーキテクチャ、多項式を使用するプリディストーション、など)にも同様に応用できる。
このように、説明した実施形態は単に説明に役立つのであり、いかなる方法でも制限的に考慮すべきでない。本発明の範囲は、先立って行った説明ではなく、添付の請求項によって与えられ、かつ、請求項の範囲に入る全ての変化形や均等物は、その中に包含されることが意図されている。
ポーラ電力増幅器に対するプリディストーションの生成と適用のためのLUTベースのアプローチを示すブロック図である。 電力増幅器歪みの特徴付けを可能にするために、図1の構成をどのように変形するかを示す図である。 典型的な電力増幅器モジュールに対して、AM基準信号として使用される、付加される三角波またはランプ波(ramp waveform)と、測定されたAM出力との間の比較を、2つの信号を時間軸で揃えて示すグラフである。 図3に示す情報のグラフであるが、AMrefは垂直(すなわち、y)軸に、かつ、AMmeasは水平(すなわち、x)軸に見えるように変更した図である。 これらの例で使用される電力増幅器のためのAMプリディストーション(すなわち、AMpreとAMmeasとの間の関係)を示すグラフである。 典型的な電力増幅器モジュールに対して、付加された一定位相基準信号と、電力増幅器モジュールの出力におけるRF信号の測定された位相との間の比較を示すグラフである。 典型的な電力増幅器に対して、PMプリディストーション、すなわち、信号PMpreと信号AMrefとの間の関係を示すグラフである。 典型的なEDGE変調信号のI/Q図である。 EDGE変調信号のスペクトル特性を示すグラフである。 三角波手法によって生成された、典型的なノイズのあるAMプリディストーション曲線を示すグラフである。 図10に示すノイズのあるデータに対して抽出アルゴルズムを適用して得られた典型的な結果を示すグラフである。 図10に示すグラフの各区間(i=1から32)それぞれで使用される平均化係数Fiを示すグラフである。 抽出アルゴリズムによって生成された点に対して適用した線形内挿の線の典型的な結果を示すグラフである。 基準信号として使用されたEDGE変調信号を用い、変調手法によって生成された典型的なAMプリディストーション曲線である。 基準信号として使用されたEDGE変調信号を用い、変調手法によって生成された典型的なPMプリディストーション曲線である。 図13に示すAMプリディストーション・データに抽出アルゴリズムを適用した結果を示す典型的なグラフである。 図13に示すグラフの各区間(i=1から33)それぞれで使用される平均化係数Fiを示すグラフである。 図14に示すPMプリディストーション・データに抽出アルゴリズムを適用した結果を示す典型的なグラフである。 図14に示すグラフの各区間(i=1から33)それぞれで使用される平均化係数Fiを示すグラフである。 EDGE基準信号のAM部分を示すグラフと、図2に示すような構成を使用した時の出力について測定されたAM部分を示す他のグラフの両方を示す。 基準信号と測定信号とを揃えるディップ技術を実行するための典型的な処理を示すフローチャートである。 おのおの異なる時間整列値に対するAMrefの関数としてプロットされた信号(例えばEDGE変調信号)の位相スプレッド(PMmeas−PMref)のグラフを含む図である。 おのおの異なる時間整列値に対するAMrefの関数としてプロットされた信号(例えばEDGE変調信号)の位相スプレッド(PMmeas−PMref)のグラフを含む図である。 おのおの異なる時間整列値に対するAMrefの関数としてプロットされた信号(例えばEDGE変調信号)の位相スプレッド(PMmeas−PMref)のグラフを含む図である。 試験中の電力増幅器のためにプリディストーション・ルックアップテーブル値を生成するための典型的な全体的処理過程を示すフローチャートである。 本発明の典型的な実施形態で実行される曲線シフトの型式を示すグラフである。 本発明の典型的な実施形態で実行される曲線シフトの型式を示すグラフである。

Claims (29)

  1. 電力増幅器によってもたらされる歪みを補償するプリディストーションを決定する方法であって、
    各タイミングにおいて基準振幅および基準位相を有する、時間的に変化する基準信号を前記電力増幅器に適用するステップと、
    前記電力増幅器によって供給される、対応する出力信号であって、測定された振幅および測定された位相を各タイミングにおいて有する出力信号を測定するステップと、
    前記基準振幅を前記測定された振幅と比較することによって振幅のプリディストーションを決定するステップと、
    前記基準位相を前記測定された位相と比較することによって位相のプリディストーションを決定するステップと、
    前記基準振幅のいずれかの値に対して、対応する前記位相のプリディストーションの値が特定されるように、前記位相のプリディストーションと前記基準振幅との間の関係を決定するステップと、
    を備え、
    前記振幅のプリディストーションは、測定された振幅値の範囲に関連付けられており、
    さらに、
    前記測定された振幅値の範囲を複数の区間に分割し、
    前記複数の区間それぞれに対して、振幅のプリディストーションの平均値を判定し、かつ、前記振幅のプリディストーションの平均値を、前記区間の中心において測定された振幅値に関連付けられた前記振幅のプリディストーションの値として使用する
    ことを実行することにより、前記振幅のプリディストーションから個々の点を抽出するステップと、
    前記基準振幅を前記測定された振幅と比較するステップに先立って、振幅の基準値のいずれかに関連する複数の振幅のプリディストーションの値の間のスプレッドを最小にする量によって、前記基準振幅と前記測定された振幅とを時間に関して揃えるステップと、
    を備える
    ことを特徴とする方法。
  2. 前記基準振幅はランプ波であり、前記基準位相は定数であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記基準振幅は三角波であり、前記基準位相は定数であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記基準信号は、変化する振幅、および変化する位相を有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 隣接する第1および第2の区間それぞれの中心の間にある、測定された振幅値に関連付けられた振幅のプリディストーションの値を決定するために、前記第1および前記第2の区間に関連付けられた2つの振幅の平均値それぞれの間を内挿するステップをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 前記位相のプリディストーションは、基準振幅値の範囲に関連付けられており、
    さらに、
    前記基準振幅値の範囲を複数の区間に分割し、
    前記複数の区間それぞれに対して、位相のプリディストーションの平均値を判定し、かつ、前記位相のプリディストーションの平均値を、前記区間の中心において基準振幅値に関連付けられた前記位相のプリディストーションの値として使用する
    ことを実行することにより、前記位相のプリディストーションから個々の点を抽出するステップを備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 隣接する第1および第2の区間それぞれの中心の間にある、基準振幅値に関連付けられた位相のプリディストーションの値を決定するために、前記第1および前記第2の区間に関連付けられた2つの位相のプリディストーションの平均値それぞれの間を内挿するステップをさらに備えることを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 前記基準振幅を前記測定された振幅と比較するステップに先立って、
    前記基準振幅における1以上のディップを特定し、
    前記測定された振幅における1以上のディップを特定し、
    前記基準振幅のディップを対応する前記測定された振幅のディップに対して最良に揃える量だけ、前記基準振幅と前記測定された振幅とを相互に相対的にシフトさせることにより、前記基準振幅と前記測定された振幅とを時間に関して揃える
    ことを実行するステップを備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  9. 前記基準位相を前記測定された位相と比較するステップに先立って、
    前記基準位相における1以上のディップを特定し、
    前記測定された位相における1以上のディップを特定し、
    前記基準位相のディップを対応する前記測定された位相のディップに対して最良に揃える量だけ、前記基準位相と前記測定された位相とを相互に相対的にシフトさせることにより、前記基準位相と前記測定された位相とを時間に関して揃える
    ことを実行するステップを備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  10. 前記振幅の基準値に関連する前記振幅のプリディストーションの値のうちの最小値と、前記振幅の基準値に関連する前記振幅のプリディストーションの値のうちの最大値との間の差を判定することにより、前記スプレッドを決定するステップを備えることを特徴とする請求項に記載の方法。
  11. 前記振幅の基準値に関連する前記振幅のプリディストーションの値のうち最大の値を持つもののセットを判定するステップと、
    前記振幅の基準値に関連する前記振幅のプリディストーションの値のうち最小の値を持つもののセットを判定するステップと、
    前記振幅の基準値に関連する前記振幅のプリディストーションの値のうち最大の値を持つもののセットを平均することにより、前記振幅のプリディストーションの値のうちのノイズが削減された最大値を判定するステップと、
    前記振幅の基準値に関連する前記振幅のプリディストーションの値のうち最小の値を持つもののセットを平均することにより、前記振幅のプリディストーションの値のうちのノイズが削減された最小値を判定するステップと、
    前記振幅のプリディストーションの値のうちのノイズが削減された最小値と、前記振幅のプリディストーションの値のうちのノイズが削減された最大値との間の差を判定することにより、前記スプレッドを決定するステップを備えることを特徴とする請求項に記載の方法。
  12. 前記基準位相を前記測定された位相と比較するステップに先立って、振幅の基準値のいずれかに関連する複数の位相のプリディストーションの値の間のスプレッドを最小にする量によって、前記基準位相と前記測定された位相とを時間に関して揃えるステップを備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  13. 前記振幅の基準値に関連する前記位相のプリディストーションの値のうちの最小値と、前記振幅の基準値に関連する前記位相のプリディストーションの値のうちの最大値との間の差を判定することにより、前記スプレッドを決定するステップを備えることを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 前記振幅の基準値に関連する前記位相のプリディストーションの値のうち最大の値を持つもののセットを判定するステップと、
    前記振幅の基準値に関連する前記位相のプリディストーションの値のうち最小の値を持つもののセットを判定するステップと、
    前記振幅の基準値に関連する前記位相のプリディストーションの値のうち最大の値を持つもののセットを平均することにより、前記位相のプリディストーションの値のうちのノイズが削減された最大値を判定するステップと、
    前記振幅の基準値に関連する前記位相のプリディストーションの値のうち最小の値を持つもののセットを平均することにより、前記位相のプリディストーションの値のうちのノイズが削減された最小値を判定するステップと、
    前記位相のプリディストーションの値のうちのノイズが削減された最小値と、前記位相のプリディストーションの値のうちのノイズが削減された最大値との間の差を判定することにより、前記スプレッドを決定するステップを備えることを特徴とする請求項12に記載の方法。
  15. 電力増幅器によってもたらされる歪みを補償するプリディストーションを決定する装置であって、
    各タイミングにおいて基準振幅および基準位相を有する、時間的に変化する基準信号を前記電力増幅器に適用する論理と、
    前記電力増幅器によって供給される、対応する出力信号であって、測定された振幅および測定された位相を各タイミングにおいて有する出力信号を測定する論理と、
    前記基準振幅を前記測定された振幅と比較することによって振幅のプリディストーションを決定する論理と、
    前記基準位相を前記測定された位相と比較することによって位相のプリディストーションを決定する論理と、
    前記基準振幅のいずれかの値に対して、対応する前記位相のプリディストーションの値が特定されるように、前記位相のプリディストーションと前記基準振幅との間の関係を決定する論理と、
    を備え、
    前記振幅のプリディストーションは、測定された振幅値の範囲に関連付けられており、
    さらに、
    前記測定された振幅値の範囲を複数の区間に分割し、
    前記複数の区間それぞれに対して、振幅のプリディストーションの平均値を判定し、かつ、前記振幅のプリディストーションの平均値を、前記区間の中心において測定された振幅値に関連付けられた前記振幅のプリディストーションの値として使用する
    ことを実行することにより、前記振幅のプリディストーションから個々の点を抽出する論理と、
    前記基準振幅を前記測定された振幅と比較する論理に先立って、振幅の基準値のいずれかに関連する複数の振幅のプリディストーションの値の間のスプレッドを最小にする量によって、前記基準振幅と前記測定された振幅とを時間に関して揃える論理と、
    を備える
    ことを特徴とする装置。
  16. 前記基準振幅はランプ波であり、前記基準位相は定数であることを特徴とする請求項15に記載の装置。
  17. 前記基準振幅は三角波であり、前記基準位相は定数であることを特徴とする請求項15に記載の装置。
  18. 前記基準信号は、変化する振幅、および変化する位相を有することを特徴とする請求項15に記載の装置。
  19. 隣接する第1および第2の区間それぞれの中心の間にある、測定された振幅値に関連付けられた振幅のプリディストーションの値を決定するために、前記第1および前記第2の区間に関連付けられた2つの振幅のプリディストーションの平均値それぞれの間を内挿する論理をさらに備えることを特徴とする請求項15に記載の装置。
  20. 前記位相のプリディストーションは、基準振幅値の範囲に関連付けられており、
    さらに、
    前記基準振幅値の範囲を複数の区間に分割し、
    前記複数の区間それぞれに対して、位相のプリディストーションの平均値を判定し、かつ、前記位相のプリディストーションの平均値を、前記区間の中心において基準振幅値に関連付けられた前記位相のプリディストーションの値として使用する
    ことを実行することにより、前記位相のプリディストーションから個々の点を抽出する論理を備える
    ことを特徴とする請求項15に記載の装置。
  21. 隣接する第1および第2の区間それぞれの中心の間にある、基準振幅値に関連付けられた位相のプリディストーションの値を決定するために、前記第1および前記第2の区間に関連付けられた2つの位相のプリディストーションの平均値それぞれの間を内挿する論理をさらに備えることを特徴とする請求項20に記載の装置。
  22. 前記基準振幅を前記測定された振幅と比較する論理に先立って、
    前記基準振幅における1以上のディップを特定し、
    前記測定された振幅における1以上のディップを特定し、
    前記基準振幅のディップを対応する前記測定された振幅のディップに対して最良に揃える量だけ、前記基準振幅と前記測定された振幅とを相互に相対的にシフトさせることにより、前記基準振幅と前記測定された振幅とを時間に関して揃える
    ことを実行する論理を備える
    ことを特徴とする請求項15に記載の装置。
  23. 前記基準位相を前記測定された位相と比較する論理に先立って、
    前記基準位相における1以上のディップを特定し、
    前記測定された位相における1以上のディップを特定し、
    前記基準位相のディップを対応する前記測定された位相のディップに対して最良に揃える量だけ、前記基準位相と前記測定された位相とを相互に相対的にシフトさせることにより、前記基準位相と前記測定された位相とを時間に関して揃える
    ことを実行する論理を備える
    ことを特徴とする請求項15に記載の装置。
  24. 前記振幅の基準値に関連する前記振幅のプリディストーションの値のうちの最小値と、前記振幅の基準値に関連する前記振幅のプリディストーションの値のうちの最大値との間の差を判定することにより、前記スプレッドを決定する論理を備えることを特徴とする請求項15に記載の装置。
  25. 前記振幅の基準値に関連する前記振幅のプリディストーションの値のうち最大の値を持つもののセットを判定する論理と、
    前記振幅の基準値に関連する前記振幅のプリディストーションの値のうち最小の値を持つもののセットを判定する論理と、
    前記振幅の基準値に関連する前記振幅のプリディストーションの値のうち最大の値を持つもののセットを平均することにより、前記振幅のプリディストーションの値のうちのノイズが削減された最大値を判定する論理と、
    前記振幅の基準値に関連する前記振幅のプリディストーションの値のうち最小の値を持つもののセットを平均することにより、前記振幅のプリディストーションの値のうちのノイズが削減された最小値を判定する論理と、
    前記振幅のプリディストーションの値のうちのノイズが削減された最小値と、前記振幅のプリディストーションの値のうちのノイズが削減された最大値との間の差を判定することにより、前記スプレッドを決定する論理を備えることを特徴とする請求項15に記載の装置。
  26. 前記基準位相を前記測定された位相と比較する論理に先立って、振幅の基準値のいずれかに関連する複数の位相のプリディストーションの値の間のスプレッドを最小にする量によって、前記基準位相と前記測定された位相とを時間に関して揃える論理を備えることを特徴とする請求項15に記載の装置。
  27. 前記振幅の基準値に関連する前記位相のプリディストーションの値のうちの最小値と、前記振幅の基準値に関連する前記位相のプリディストーションの値のうちの最大値との間の差を判定することにより、前記スプレッドを決定する論理を備えることを特徴とする請求項26に記載の装置。
  28. 前記振幅の基準値に関連する前記位相のプリディストーションの値のうち最大の値を持つもののセットを判定する論理と、
    前記振幅の基準値に関連する前記位相のプリディストーションの値のうち最小の値を持つもののセットを判定する論理と、
    前記振幅の基準値に関連する前記位相のプリディストーションの値のうち最大の値を持つもののセットを平均することにより、前記位相のプリディストーションの値のうちのノイズが削減された最大値を判定する論理と、
    前記振幅の基準値に関連する前記位相のプリディストーションの値のうち最小の値を持つもののセットを平均することにより、前記位相のプリディストーションの値のうちのノイズが削減された最小値を判定する論理と、
    前記位相のプリディストーションの値のうちのノイズが削減された最小値と、前記位相のプリディストーションの値のうちのノイズが削減された最大値との間の差を判定することにより、前記スプレッドを決定する論理を備えることを特徴とする請求項26に記載の装置。
  29. 電力増幅器によってもたらされる歪みを補償するプリディストーションを決定するプログラム命令のセットを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、プログラム命令の前記セットは、プロセッサおよび関連する論理に、
    各タイミングにおいて基準振幅および基準位相を有する、時間的に変化する基準信号を前記電力増幅器に適用するステップと、
    前記電力増幅器によって供給される、対応する出力信号であって、測定された振幅および測定された位相を各タイミングにおいて有する出力信号を測定するステップと、
    前記基準振幅を前記測定された振幅と比較することによって振幅のプリディストーションを決定するステップと、
    前記基準位相を前記測定された位相と比較することによって位相のプリディストーションを決定するステップと、
    前記基準振幅のいずれかの値に対して、対応する前記位相のプリディストーションの値が特定されるように、前記位相のプリディストーションと前記基準振幅との間の関係を決定するステップと、
    を実行させ、
    前記振幅のプリディストーションは、測定された振幅値の範囲に関連付けられており、
    さらに、
    前記測定された振幅値の範囲を複数の区間に分割し、
    前記複数の区間それぞれに対して、振幅のプリディストーションの平均値を判定し、かつ、前記振幅のプリディストーションの平均値を、前記区間の中心において測定された振幅値に関連付けられた前記振幅のプリディストーションの値として使用する
    ことを実行することにより、前記振幅のプリディストーションから個々の点を抽出するステップと、
    前記基準振幅を前記測定された振幅と比較するステップに先立って、振幅の基準値のいずれかに関連する複数の振幅のプリディストーションの値の間のスプレッドを最小にする量によって、前記基準振幅と前記測定された振幅とを時間に関して揃えるステップと、
    を実行させる
    ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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