JP4800823B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、入賞検知手段への遊技球の入賞検知を契機として音声演出が実行される遊技機に関するものである。
従来、遊技機の一種であるパチンコ機では、遊技の興趣を高めるために、各演出装置にそれぞれ複数種類の遊技演出を行わせている。例えば、可変表示器において複数種類の図柄を変動させたり、装飾ランプを様々な発光態様で発光させたり、スピーカから様々な楽曲を出力させたりしている。また、スピーカにおいては、楽曲の他にも表示演出や発光演出に併せて効果音を出力させたり、入賞口へ遊技球が入賞したことを報知する入賞効果音を出力させたりするなどの音声演出を実行するようになっている。例えば、特許文献1に記載のパチンコ機では、連続予告が開始されることを遊技者に予告するために効果音が出力されている。また、特許文献1に記載のパチンコ機では、表示演出など音声演出以外の演出に対応させて楽曲が切り替えられている。
特開2005−177243号公報(請求項4,[0092])
ところで、スピーカによる音声演出の中では、所定の旋律を有する楽曲が効果音など他の種類の音声演出と比較して遊技者の興趣を向上させやすく、特に、液晶画面による表示演出のないパチンコ機においてはその演出効果が高くなっていた。しかしながら、従来のパチンコ機では、楽曲の演奏中に、効果音などが出力されてしまい、楽曲の邪魔となる場合があった。また、複数種類の楽曲があるために、表示演出などの他の演出に応じて演奏の途中で楽曲が切り替えられる場合や、他の演出の演出時間に対応させて楽曲を終了させるために楽曲を編曲して無理に演奏時間を長く又は短くする場合があり、楽曲を聴く者に違和感を与えることがあった。このため、遊技の興趣が低下してしまう虞がある。
この発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、遊技球が入賞検知手段に入賞検知されたことを契機に実行された音声演出が、他の音声演出により干渉されないように、最初から最後まで優先的に実行される遊技機を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、遊技球が入賞可能に構成されている入賞口と、当該入賞口に入賞した遊技球の入賞を検知する入賞検知手段と、前記入賞検知手段への遊技球の入賞検知を契機として所定の旋律を有する楽曲又は遊技球の入賞検知を報知する効果音を再生させるように音声演出手段を制御する演出制御手段を備えた遊技機において、前記音声演出手段により前記楽曲及び前記効果音のうちいずれかが再生中であるか否かを判定する判定手段を備え、前記入賞口には、開閉部材が備えられた特定入賞口と、開閉部材が備えられた非特定入賞口の少なくとも2種類が存在し、前記開閉部材は、開放しているときには、閉鎖しているときと比較して、入賞口に遊技球が入賞しやすくなるように構成されており、前記特定入賞口は、当該特定入賞口の入賞検知手段により遊技球が入賞検知されたときに、賞球を払い出させると共に、前記非特定入賞口に備えられた開閉部材を開放させる契機となるように構成されており、前記演出制御手段は、前記特定入賞口の前記入賞検知手段により遊技球が入賞検知されたとき、前記判定手段が前記楽曲及び前記効果音のうちいずれも再生中でないと判定した場合には前記楽曲を再生させるように音声演出手段を制御する一方、前記特定入賞口の前記入賞検知手段により遊技球が入賞検知されたとき、前記判定手段が前記楽曲及び前記効果音のうちいずれかが再生中であると判定した場合には再生中の前記楽曲又は前記効果音の再生を継続させるように音声演出手段を制御し、前記非特定入賞口の前記入賞検知手段により遊技球が入賞検知されたとき、前記判定手段が前記楽曲の再生中でないと判定した場合には、前記効果音の再生中であっても、前記効果音を再生させるように音声演出手段を制御する一方、前記非特定入賞口の前記入賞検知手段により遊技球が入賞検知されたとき、前記判定手段が前記楽曲の再生中であると判定した場合には再生中の前記楽曲の再生を継続させるように音声演出手段を制御することを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、記楽曲を音声演出手段に再生させるか否かを判定する抽選手段をさらに備え、前記特定入賞口には、第1特定入賞口と、第1特定入賞口よりも遊技球が入賞しにくい第2特定入賞口が存在し、前記第1特定入賞口は、当該第1特定入賞口の入賞検知手段により遊技球が入賞検知された場合、複数の非特定入賞口の開閉部材を開放させる契機となるように構成されている一方、前記第2特定入賞口は、当該第2特定入賞口の入賞検知手段により遊技球が入賞検知された場合、第1特定入賞口の入賞検知手段に遊技球が入賞検知された場合と比較して少ない数の非特定入賞口の開閉部材を開放させる契機となるように構成されており、前記抽選手段は、前記第1特定入賞口の入賞検知手段により遊技球が入賞検知された場合には、前記第2特定入賞口の入賞検知手段により遊技球が入賞検知された場合と比較して高確率で前記楽曲を再生させると判定するように構成されており、前記演出制御手段は、前記特定入賞口の前記入賞検知手段により遊技球が入賞検知されたときであって、前記抽選手段が肯定判定したとき、前記判定手段が前記楽曲及び前記効果音のうちいずれも再生中でないと判定した場合には前記楽曲を再生させるように音声演出手段を制御する一方、前記特定入賞口の前記入賞検知手段により遊技球が入賞検知されたとき、前記判定手段が前記楽曲及び前記効果音のうちいずれかが再生中であると判定した場合には再生中の前記楽曲又は前記効果音の再生を継続させるように音声演出手段を制御することを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記判定手段は、前記効果音の再生開始時から所定期間経過した場合に、音声演出手段が効果音の再生中でないと判定し、前記所定期間は、効果音のうち最も再生時間が長い時間より僅かに長く設定されていることを要旨とする。
本発明によれば、遊技球が入賞検知手段に入賞検知されたことを契機に実行させる音声演出を、他の音声演出により干渉されないように、最初から最後まで優先的に実行させることができる。
以下、本発明をその一種であるパチンコ遊技機(以下、「パチンコ機」と示す)に具体化した第一実施形態を図1〜図4に基づき説明する。
図1には、パチンコ機10の機表側が略示されており、機体の外郭をなす外枠11の開口前面側には、各種の遊技用構成部材をセットする縦長方形の中枠12が開閉及び着脱自在に組み付けられている。また、中枠12の前面側には、機内部に配置された遊技盤13を透視保護するためのガラス枠を備えた前枠14と上球皿15が共に横開き状態で開閉可能に組み付けられている。また、前枠14の前面側には、点灯(点滅)又は消灯し、発光装飾に基づく発光演出を行う枠ランプ16が設けられている。また、外枠11の下部には、各種音声(効果音)を出力し、音声出力に基づく音声演出を行う音声演出手段としてのスピーカ17が設けられている。中枠12の下部には、下球皿18及び発射装置19が装着されている。
図2に示すように、また、遊技盤13の遊技領域13aの略中央には、入賞装置20が配設されている。入賞装置20の下方には、第1入賞口21が配設されている。また、入賞装置20の左側には、第2入賞口22,第3入賞口23が配置されている。第2入賞口22及び第3入賞口23は、上下方向に並んで配置されており、第2入賞口22は、第3入賞口23の上方に配置されている。また、入賞装置20の右側には、第4入賞口24,第5入賞口25が配置されている。第4入賞口24及び第5入賞口25も同様に、上下方向に並んで配置されており、第4入賞口24は、第5入賞口25の上方に配置されている。また、第1入賞口21の下方であって、遊技領域13aからパチンコ機10の外部に遊技球を排出するアウト口の上方には、第6入賞口26、第7入賞口27、第8入賞口28がほぼ横一列に並んで配置されている。第1入賞口21の直下に第7入賞口27が配置されており、当該第7入賞口27の左右両側に第6入賞口26及び第8入賞口28が配置されている。なお、以下、では左端の入賞口から順番に、第6入賞口26、第7入賞口27、第8入賞口28と示すこととする。
各入賞口21〜28には、それぞれ遊技盤13の裏側に配置されているリンク機構(図示略)の作動により開閉動作を行う開閉羽根21a〜28aを備えている。また、各入賞口21〜28の奥方には、それぞれ入賞した遊技球を検知する入賞口センサSE1〜SE8(図3に示す)が設けられている。そして、各入賞口21〜28に、遊技球が入賞検知されると、遊技球(賞球)が払い出されることとなっている。従って、各入賞口21〜28及び入賞口センサSE1〜SE8は、遊技球の入賞を検知する入賞検知手段を構成する。
次に、入賞装置20の構成について図2に従って説明する。
前記入賞装置20は、当該入賞装置20を遊技盤13に取り付けるための取付基板31を備えている。取付基板31には、入賞装置20の入賞空間20aを形成する筺体32が取着されている。また、入賞装置20の上方には、遊技球が入賞空間20aへ落下する為の通過口20bが設けられている。すなわち、入賞装置20の上部に設けられた通過口20bから筺体32の入賞空間20aに遊技球が通過(落下)するようになっている。
筺体32には、遊技球を振り分けるための回転板33が設けられている。当該回転板33は、円盤状に形成されており、遊技盤13に対して傾斜するように取り付けられている。すなわち、パチンコ機10の前方(遊技者側、手前側)に向かって下方へ傾斜するように取り付けられている。当該回転板33は、その中心において傾斜したまま回転することができるように筺体32(詳しくは、筺体32に設けられた台座)に固定されている。そして、当該回転板33の表面には、複数の突起部33aが配置されている。当該突起部33aは、円柱形状に形成されており、回転板33に対して垂直に立設されている。また、各突起部33aの間の間隔は、遊技球の直径よりも大きくなるように設けられている。回転板33は、通過口20bから落下してきた遊技球の落下方向を変更するようになっている。
そして、当該回転板33の下方には、3つの始動口34a〜34cが設けられている。このため、通過口20bから落下してきた遊技球は、回転板33により振り分けられ、始動口34a〜34cに入ることができるようになっている。なお、各始動口34a〜34cの間には、アウト口34d,34eが設けられており、始動口34a〜34cに入らなかった場合には、そのままパチンコ機10の外部に排出されるようになっている。また、本実施形態において、真ん中の始動口34aは、左右の始動口34b、34cよりも遊技球が入りやすくなっている。
次に、開閉羽根21a〜28aを開閉動作させるリンク機構について説明する。
始動口34a〜34cは、第1入賞口21の開閉羽根21a、第2入賞口22の開閉羽根22a、第4入賞口24の開閉羽根24aを開閉動作させるリンク機構を作動させ、第1入賞口21の開閉羽根21a、第2入賞口22の開閉羽根22a、第4入賞口24の開閉羽根24aを開動作させるためのスイッチとなっている。すなわち、始動口34a〜34cへ入賞した遊技球は、遊技盤13の裏側へ移動し、遊技盤13の裏側に配置されているリンク機構をその自重により作動させ、開閉羽根21a,22a,24aを開動作させるようになっている。
より詳しくは、中央に配置される始動口34aは、入賞装置20の下方に配置されている第1入賞口21の開閉羽根21aを開閉動作させるリンク機構を作動させるスイッチとなっている。当該始動口34aに遊技球が入ると、リンク機構が作動し、開閉羽根21aが開動作するようになっている。これにより、始動口34aに遊技球が入ると、入る前と比較して第1入賞口21に遊技球が入賞しやすくなる。また、入賞装置20の左側(図2において左側)の始動口34bは、入賞装置20の左側に配置されている第2入賞口22の開閉羽根22aを開閉動作させるリンク機構を作動させるスイッチとなっている。当該始動口34bに遊技球が入ると、リンク機構が作動し、開閉羽根22aが開動作するようになっている。これにより、始動口34bに遊技球が入ると、入る前と比較して第2入賞口22に遊技球が入賞しやすくなる。また、入賞装置20の右側(図2において右側)の始動口34cは、入賞装置20の右側に配置されている第4入賞口24の開閉羽根24aを開閉動作させるリンク機構を作動させるスイッチとなっている。当該始動口34cに遊技球が入ると、リンク機構が作動し、開閉羽根24aが開動作するようになっている。これにより、始動口34cに遊技球が入ると、入る前と比較して第4入賞口24に遊技球が入賞しやすくなる。
また、各入賞口21〜28は、各開閉羽根21a〜28aを開閉動作させるリンク機構を作動させ、開閉羽根21a〜開閉羽根28aを開閉動作させるためのスイッチとなっている。すなわち、入賞口21〜28へ入賞した遊技球は、遊技盤13の裏側へ移動し、遊技盤13の裏側に配置されているリンク機構をその自重により作動させ、開閉羽根21a〜28aを開閉動作させるようになっている。
より詳しくは、中央に配置される第1入賞口21は、第1入賞口21の開閉羽根21a、第6入賞口26の開閉羽根26a、第7入賞口27の開閉羽根27a、第8入賞口28の開閉羽根28aを開閉動作させるリンク機構を作動させるスイッチとなっている。当該第1入賞口21に遊技球が入賞すると、リンク機構が作動し、開閉羽根21aが閉動作すると共に、開閉羽根26a、開閉羽根27a、開閉羽根28aが開動作するようになっている。これにより、第1入賞口21に遊技球が入賞すると、入賞前と比較して第1入賞口21に遊技球が入賞しにくくなると共に、第6入賞口26〜第8入賞口28に遊技球が入賞しやすくなる。
また、第1入賞口21の下方に配置される第6入賞口26は、第6入賞口26の開閉羽根26aを開閉動作させるリンク機構を作動させるスイッチとなっている。当該第6入賞口26に遊技球が入賞すると、リンク機構が作動し、開閉羽根26aが閉動作するようになっている。これにより、第6入賞口26に遊技球が入賞すると、入賞前と比較して第6入賞口26に遊技球が入賞しにくくなる。
また、第1入賞口21の下方に配置される第7入賞口27は、第7入賞口27の開閉羽根27aを開閉動作させるリンク機構を作動させるスイッチとなっている。当該第7入賞口27に遊技球が入賞すると、リンク機構が作動し、開閉羽根27aが閉動作するようになっている。これにより、第7入賞口27に遊技球が入賞すると、入賞前と比較して第7入賞口27に遊技球が入賞しにくくなる。
また、第1入賞口21の下方に配置される第8入賞口28は、第8入賞口28の開閉羽根28aを開閉動作させるリンク機構を作動させるスイッチとなっている。当該第8入賞口28に遊技球が入賞すると、リンク機構が作動し、開閉羽根28aが閉動作するようになっている。これにより、第8入賞口28に遊技球が入賞すると、入賞前と比較して第8入賞口28に遊技球が入賞しにくくなる。
また、遊技盤13の左側上方に配置される第2入賞口22は、第2入賞口22の開閉羽根22a及び第3入賞口23の開閉羽根23aを開閉動作させるリンク機構を作動させるスイッチとなっている。当該第2入賞口22に遊技球が入賞すると、リンク機構が作動し、開閉羽根22aが閉動作すると共に、開閉羽根23aが開動作するようになっている。これにより、第2入賞口22に遊技球が入賞すると、入賞前と比較して第2入賞口22に遊技球が入賞しにくくなると共に、第3入賞口23に遊技球が入賞しやすくなる。また、第2入賞口22の下方に配置される第3入賞口23は、第3入賞口23の開閉羽根23aを開閉動作させるリンク機構を作動させるスイッチとなっている。当該第3入賞口23に遊技球が入賞すると、リンク機構が作動し、開閉羽根23aが閉動作するようになっている。これにより、第3入賞口23に遊技球が入賞すると、入賞前と比較して第3入賞口23に遊技球が入賞しにくくなる。
また、遊技盤13の右側上方に配置される第4入賞口24は、第4入賞口24の開閉羽根24a及び第5入賞口25の開閉羽根25aを開閉動作させるリンク機構を作動させるスイッチとなっている。当該第4入賞口24に遊技球が入賞すると、リンク機構が作動し、開閉羽根24aが閉動作すると共に、開閉羽根25aが開動作するようになっている。これにより、第4入賞口24に遊技球が入賞すると、入賞前と比較して第4入賞口24に遊技球が入賞しにくくなると共に、第5入賞口25に遊技球が入賞しやすくなる。また、第4入賞口24の下方に配置される第5入賞口25は、第5入賞口25の開閉羽根25aを開閉動作させるリンク機構を作動させるスイッチとなっている。当該第5入賞口25に遊技球が入賞すると、リンク機構が作動し、開閉羽根25aが閉動作するようになっている。これにより、第5入賞口25に遊技球が入賞すると、入賞前と比較して第5入賞口25に遊技球が入賞しにくくなる。
以上示したように、リンク機構により、始動口34a〜34cへ遊技球が入ると、開閉羽根21a〜28aが開放するので、入賞口21〜28に遊技球が入賞しやすくなる。そして、真ん中の始動口34aは、左右の始動口34b、34cよりも遊技球が入りやすくなっているため、第1入賞口21の開閉羽根21aは、第2入賞口22の開閉羽根22a及び第4入賞口24の開閉羽根24aよりも開放しやすくなっている。従って、第1入賞口21は、第2入賞口22及び第4入賞口24よりも遊技球が入賞しやすくなるように構成されていることとなる。
次に、パチンコ機10の制御構成を図3に基づき説明する。
パチンコ機10の機裏側には、パチンコ機10全体を制御する主制御基板41が装着されている。主制御基板41は、パチンコ機10全体を制御するための各種処理を実行し、該処理結果に応じて遊技を制御するための各種の制御信号(制御コマンド)を演算処理し、該制御信号(制御コマンド)を出力する。また、機裏側には、統括制御基板42と、ランプ制御基板43と、音声制御基板44が装着されている。統括制御基板42は、主制御基板41が出力した制御信号(制御コマンド)に基づき、ランプ制御基板43及び音声制御基板44を統括的に制御する。ランプ制御基板43は、主制御基板41と統括制御基板42が出力した制御信号(制御コマンド)に基づき、枠ランプ16の発光態様(点灯(点滅)/消灯のタイミングなど)を制御する。
また、音声制御基板44は、主制御基板41と統括制御基板42が出力した制御信号(制御コマンド)に基づき、スピーカ17の音声出力態様(音声出力のタイミングなど)を制御する。また、機裏側には、払出制御基板45が装着されている。払出制御基板45は、主制御基板41が出力した制御信号(制御コマンド)に基づき、遊技球(賞球など)を払い出すように遊技球を払出す払出装置46を制御する。本実施形態では、音声制御基板44が、音声演出手段としてのスピーカ17に音声演出を実行させる演出制御手段となる。
以下、主制御基板41、統括制御基板42、ランプ制御基板43及び音声制御基板44の具体的な構成を説明する。
図3に示すように主制御基板41には、メインCPU41aと、ROM41bと、RAM41cが設けられている。メインCPU41aは、ROM41b及びRAM41cと接続されている。メインCPU41aは、各種乱数の値を所定の周期毎に更新している。ROM41bには、パチンコ機10を制御するためのメイン制御プログラムなどが記憶されている。RAM41cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種情報(乱数の値など)が記憶(設定)されるようになっている。
また、メインCPU41aは、各入賞口センサSE1〜SE8と接続されており、入賞口センサSE1〜SE8から各入賞口21〜28に遊技球が入賞検知されたことを示す検知信号を入力するようになっている。より詳しくは、メインCPU41aは、第1入賞口21の入賞口センサSE1からは、第1入賞口21に遊技球が入賞検知されたことを示す第1検知信号を入力するようになっている。同様に、メインCPU41aは、入賞口センサSE2からは第2検知信号を、入賞口センサSE3からは第3検知信号を、入賞口センサSE4からは第4検知信号を、入賞口センサSE5からは第5検知信号を、それぞれ入力するようになっている。また、同様に、メインCPU41aは、入賞口センサSE6からは第6検知信号を、入賞口センサSE7からは第7検知信号を、入賞口センサSE8からは第8検知信号を、それぞれ入力するようになっている。
メインCPU41aは、検知信号を入力すると、払出制御基板45に対して遊技球(賞球)の払い出しを指示する払出指示コマンドを出力するようになっている。払出制御基板45は、当該払出指示コマンドを入力すると、所定個数の遊技球を払い出すように払出装置46を制御する。また、メインCPU41aは、検知信号を入力すると、統括制御基板42(統括CPU42a)に遊技球が入賞検知されたことを示す入賞信号(入賞コマンド)を出力するようになっている。詳しくは、メインCPU41aは、第1検知信号を入力すると、第1入賞口21に遊技球が入賞検知されたことを示す第1入賞信号を出力するようになっている。同様に、メインCPU41aは、第2検知信号を入力すると第2入賞信号を、第3検知信号を入力すると第3入賞信号を、第4検知信号を入力すると第4入賞信号を、第5検知信号を入力すると第5入賞信号を、出力するようになっている。また、メインCPU41aは、第6検知信号を入力すると第6入賞信号を、第7検知信号を入力すると第7入賞信号を、第8検知信号を入力すると第8入賞信号を、出力するようになっている。
次に、統括制御基板42について説明する。図3に示すように統括制御基板42には、統括CPU42aと、ROM42bと、RAM42cとが設けられている。統括CPU42aは、ROM42b及びRAM42cと接続されている。統括CPU42aは、各種乱数の値を所定の周期毎に更新している。ROM42bには、ランプ制御基板43、音声制御基板44を統括的に制御するための統括制御プログラムなどが記憶されている。RAM42cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種情報(乱数の値など)が記憶(設定)されるようになっている。統括CPU42aは、主制御基板41(メインCPU41a)から入賞信号(入賞コマンド)を入力すると、ランプ制御基板43及び音声制御基板44に対して各種遊技演出の実行を指示するために、当該入賞信号を出力するようになっている。
次に、ランプ制御基板43について説明する。図3に示すようにランプ制御基板43には、サブCPU43aと、ROM43bと、RAM43cとが設けられている。ROM43bには、枠ランプ16を制御するためのランプ制御プログラムなどが記憶されている。RAM43cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種情報(乱数の値など)が記憶(設定)されるようになっている。サブCPU43aは、統括CPU42aから入賞信号を入力すると、当該入賞信号に基づき枠ランプ16を発光させるように制御する。これにより、枠ランプ16は様々な発光態様で発光することとなる。
次に、音声制御基板44について説明する。図3に示すように音声制御基板44には、サブCPU44aと、ROM44bと、RAM44cとが設けられている。サブCPU44aは、各種乱数の値を所定の周期毎に更新している。ROM44bには、スピーカ17の音声出力を制御するための音声制御プログラムや音声演出を実行するための音声データなどが記憶されている。RAM44cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種情報(乱数の値など)が記憶(設定)されるようになっている。
前記音声データには、所定の旋律を有する楽曲を再生させるための楽曲再生用データや効果音を再生させるための効果音再生用データが含まれている。前記楽曲は、音の高低変化がリズムと連結され、一つの音楽的なまとまりとして形成される音の流れを有している。本実施形態では、再生時間又は旋律が異なる楽曲が複数種類(5曲)用いられており、それに応じて楽曲再生用データもROM44bに複数種類(5種類)記憶されている。本実施形態において楽曲の再生時間は、10秒から60秒の範囲内に収められている。また、各楽曲の再生時間は、各楽曲再生用データにそれぞれ関係付けられてROM44bに記憶されている。
一方、前記効果音は、ほぼ単音で構成され、実際の音に似せて作った音であり、例えば、鐘の音、銅鑼の音、チャイムの音などである。本実施形態では、再生時間又は音の種類が異なる効果音が複数種類(3種類)用いられており、それに応じて効果音再生用データもROM44bに複数種類(3種類)記憶されている。なお、本実施形態において効果音の再生時間は、楽曲の再生時間よりも短く、0.2秒から0.5秒の範囲内に収められている。
そして、本実施形態では、各入賞口21〜28に入賞したときに音声演出が行われる。以下、詳しく説明する。各入賞口21〜28に入賞したときに音声演出を実行させるための音声制御基板44(サブCPU44a)の演出実行処理について図4に基づき説明する。
サブCPU44aは、所定周期(例えば2ms)毎で演出実行処理を実行する。サブCPU44aは、演出実行処理を実行すると、統括制御基板42から入賞信号を入力したか否かを判定する(ステップS10)。ステップS10の判定結果が否定の場合(入賞信号を入力していない場合)、サブCPU44aは、演出実行処理を終了する。
一方、ステップS10の判定結果が肯定の場合(入賞信号を入力した場合)、サブCPU44aは、スピーカ17に楽曲を再生させているか否かを判定する(ステップS11)。具体的には、サブCPU44aは、楽曲再生が終了するまでの残り時間を示す楽曲再生タイマの値が「0」であるか否かを判定する。この楽曲再生タイマの値は、RAM44cに記憶されており、サブCPU44aは、楽曲再生タイマに値が設定された後、「0」になるまで所定周期毎に値を減算して書き換えるようになっている。
ステップS11の判定結果が肯定の場合(楽曲の再生中である場合)、サブCPU44aは、そのまま演出実行処理を終了する。ステップS11の判定結果が否定の場合(楽曲の再生中でない場合)、サブCPU44aは、次に、スピーカ17に効果音を再生させているか否かを判定する(ステップS12)。具体的には、サブCPU44aは、効果音再生が終了するまでの残り時間を示す効果音再生タイマの値が「0」であるか否かを判定する。この効果音再生タイマは、RAM44cに記憶されており、サブCPU44aは、効果音再生タイマに値が設定された後、「0」になるまで所定周期毎に値を減算して書き換えるようになっている。
ステップS12の判定結果が肯定の場合(効果音の再生中である場合)、サブCPU44aは、そのまま演出実行処理を終了する。ステップS12の判定結果が否定の場合(効果音の再生中でない場合)、サブCPU44aは、遊技球が入賞検知された際に楽曲を再生させる場合がある入賞口21〜28に遊技球が入賞検知されたか否かを判定する(ステップS13)。本実施形態では、入賞口21〜28のうち、第1入賞口21、第2入賞口22及び第4入賞口24が楽曲を再生させる可能性がある入賞口であり、その他の入賞口、すなわち、第3入賞口23、第5入賞口25〜第8入賞口28は、効果音のみが再生されるようになっている。具体的には、サブCPU44aは、統括制御基板42から入力した入賞信号が、第1入賞信号、第2入賞信号又は第4入賞信号のいずれかであるか否かを判定する。
ステップS13の判定結果が肯定の場合(楽曲を再生する入賞口である場合)、サブCPU44aは、楽曲を再生させるか否かを乱数抽選により判定する(ステップS14)。本実施形態において、ステップS14における判定では、統括制御基板42から入力した入賞信号の種類によって当選確率(肯定判定される確率)が異なるように設定されている。例えば、第1入賞信号を入力した場合には、25/107の確率で当選するようになっており、第2入賞信号又は第4入賞信号を入力した場合には、1/107の確率で当選するようになっている。
ステップS14の判定結果が肯定の場合(楽曲を再生させる場合)、サブCPU44aは、複数種類の楽曲の中から1曲を乱数抽選により選択して決定する(ステップS15)。本実施形態では、各楽曲が選択決定される確率(選択率)は同じであり、1/5の確率で各楽曲は選択されるようになっている。そして、サブCPU44aは、決定した楽曲を再生させるための楽曲再生用データに関連付けられている再生時間を楽曲再生タイマに設定し、決定した楽曲の楽曲再生用データに基づき、スピーカ17に楽曲を再生させるように制御する(ステップS16)。これにより、スピーカ17は、楽曲を再生することとなる。
一方、ステップS13の判定結果が否定の場合(楽曲を再生する入賞口でない場合)、又はステップS14の判定結果が否定の場合(楽曲を再生させない場合)、サブCPU44aは、複数種類の効果音のうち再生させる効果音を乱数抽選により選択して決定する(ステップS17)。本実施形態では、各効果音が選択決定される確率(選択率)は同じであり、1/3の確率で各効果音は選択されるようになっている。そして、サブCPU44aは、予め決められている所定時間(本実施形態では0.5秒)を効果音再生タイマに設定し、決定した効果音の効果音再生用データに基づき、スピーカ17に効果音を再生させるように制御する(ステップS18)。これにより、スピーカ17は、効果音を再生することとなる。効果音再生タイマに設定する所定時間は、効果音の再生時間のうち、最長の時間が設定されるようになっており、本実施形態では、0.5秒が設定される。
従って、本実施形態のサブCPU44aは、楽曲又は効果音の再生中であるか否かを判定する判定手段を構成する。また、サブCPU44aは、楽曲をスピーカ17に再生させるか否かを乱数抽選により判定する抽選手段を構成する。
以上のように、サブCPU44aは、入賞信号を入賞したとき、ステップS11又はステップS12の処理により、楽曲又は効果音の再生中であるか否かを判断する。そして、楽曲又は効果音の再生中でないと判定した場合、サブCPU44aは、楽曲を再生させる第1入賞口21,第2入賞口22又は第4入賞口24に入賞したか否かの判定、及び楽曲を再生させる否かの判定を行い、これらの判定結果が共に肯定であるならば楽曲を再生させ、いずれか一方の判定結果が否定であるならば効果音を再生させる。これにより、遊技球が入賞口21〜28に入賞すると、音声演出が実行されることとなる。
その一方、ステップS11又はステップS12の処理により、楽曲又は効果音の再生中であると判定した場合、サブCPU44aは、そのまま演出実行処理を終了する。これにより、再生中の楽曲又は効果音の再生が、他の効果音や楽曲による干渉なく継続されることとなる。すなわち、楽曲又は効果音の再生中に、別の効果音又は楽曲が再生されることや、別の効果音又は楽曲に切り替わることを防止し、楽曲又は効果音を最初から最後まで再生することができる。
また、ステップS11又はステップS12の処理により、楽曲又は効果音の再生中でないと判定した場合、サブCPU44aは、楽曲又は効果音を再生させる。すなわち、サブCPU44aは、遊技球が入賞したとき、音声演出を実行させていなければ、楽曲又は効果音を再生させることができる。このため、遊技球の入賞に応じて音声演出を効果的に行うことができる。
以上詳述したように、本実施形態は、以下の効果を有する。
(1)本実施形態のパチンコ機10は、液晶表示器等による表示演出がなく、又、遊技者に有利な特別遊技状態(例えば、特別な入賞口への遊技球の入賞が可能となる大当り状態等)が存在せず、遊技球の入賞により賞球を払い出すだけという単調になりがちなゲーム性を有している。このため、本実施形態のパチンコ機10では、音声演出による演出効果は、遊技演出に変化を与えるため、遊技演出の中でも特に重要となっている。すなわち、遊技者は、遊技演出の中で、音声演出を特に楽しみにしており、雑音なくなるべく最初から最後まで聞きたいと望んでいる。
そこで、音声制御基板44のサブCPU44aは、各入賞口21〜28に遊技球が入賞検知したとき、楽曲又は効果音の再生中でない場合には楽曲又は効果音を再生させるようにした。その一方で、サブCPU44aは、遊技球が入賞検知したとき、楽曲又は効果音の再生中である場合には再生中の楽曲又は効果音の再生を継続させるようにした。このため、入賞検知を契機に楽曲が再生された場合、再生中の楽曲が効果音により干渉されたり、新たな楽曲に切り替えられたりすることなく、最初から最後まで1つの楽曲を再生することができる。従って、効果音又は新たな別の楽曲が再生中の楽曲の邪魔とならず、遊技者は楽曲による音声演出を最初から最後まで楽しむことができ、特に本実施形態のように音声演出が重要なパチンコ機10では、遊技者の興趣を一層向上させることができる。
(2)楽曲が再生されるか否かはステップS14において抽選されるので、音声演出における楽曲の再生が希少性を有し、遊技の興趣が向上する。その一方で、楽曲が再生されない場合には入賞を報知する効果音が再生されるので、入賞したことを明確に知ることができ、音声演出の効果を向上することができる。また、楽曲が再生されるか否かは乱数抽選により抽選されるので、楽曲が再生されるか否かが予想できず、遊技の興趣が向上する。
(3)ステップS18において、サブCPU44aは、効果音再生タイマに効果音の再生時間のうち最長の再生時間を設定するようにし、再生開始時から所定時間経過した場合に効果音の再生が終了したと判定するようにした。このため、複数種類の効果音があり、効果音毎に再生時間が異なったとしても、一律に効果音の終了時を計測することができる。従って、効果音の終了時までの計測を簡単に行うことができる。また、効果音の再生時間をそれぞれ記憶する必要なくROM44bの記憶量を少なくすることができる。
(4)楽曲には、再生時間又は旋律が異なる楽曲が複数種類存在し、サブCPU44aは、複数種類の楽曲のうち1曲を選択して再生させる。このように、楽曲が複数種類存在し、複数種類の楽曲のうち1曲が再生されるので、音声演出が単調とならず、遊技者を飽きさせることがなくなる。
(5)効果音は複数種類存在し、サブCPU44aは、複数種類の効果音の中から1の効果音を選択して再生させる。このように、効果音が複数種類存在し、複数種類の効果音のうち1の効果音が再生されるので、音声演出が単調とならず、遊技者を飽きさせることがなくなる。
(6)楽曲が再生される可能性がある入賞口は、全ての入賞口21〜28のうち、第1入賞口21,第2入賞口22又は第4入賞口24のいずれかであるようにした。このため、遊技者は、楽曲を再生させるために、これらの第1入賞口21,第2入賞口22又は第4入賞口24に遊技球を入賞させようと狙うこととなり、遊技の興趣を向上させることができる。また、リンク機構により、第1入賞口21,第2入賞口22又は第4入賞口24に遊技球が入賞した場合、開閉羽根23a、25a〜28aが開動作し、第3入賞口23、第5入賞口25〜第8入賞口28に遊技球が入賞しやすくなる。このため、第1入賞口21,第2入賞口22又は第4入賞口24に遊技球が入賞することは遊技者にとって有利となる。従って、第1入賞口21,第2入賞口22又は第4入賞口24に遊技球が入賞する際に楽曲を再生させることは、遊技者にとって有利な状態で音声演出が実行されることとなり、遊技者を一層喜ばせることができ、遊技の興趣を向上させることができる。
(7)第1入賞口21に遊技球が入賞したときは、第6入賞口26〜第8入賞口28の開閉羽根26a〜28aが開動作するようになっており、開閉羽根が1つしか開動作しない第2入賞口22又は第4入賞口24に遊技球が入賞する場合よりも有利な状態となる。そこで、第1入賞口21に入賞した際のステップS13における判定の当選確率を、第2入賞口22又は第4入賞口24に入賞した際のステップS13における判定の当選確率よりも高く設定した。このため、遊技者にとってより有利な第1入賞口21に入賞した場合には、第2入賞口22又は第4入賞口24に遊技球が入賞する場合よりも楽曲が再生されやすくすることができる。従って、遊技者を一層喜ばせることができ、遊技の興趣を向上させることができる。
尚、上記実施形態は、次のような別の実施形態(別例)にて具体化できる。
○上記実施形態のステップ18において、サブCPU44aは、効果音再生タイマに複数ある効果音の再生時間のうち、最長の再生時間を設定するようにした。この別例として、サブCPU44aは、効果音再生タイマに複数ある効果音の再生時間のうち、最長の再生時間より僅かに長い時間を設定するようにしてもよい。このように効果音が終了する時間よりも効果音再生タイマに設定する所定期間を長めにとれば、楽曲又は効果音の再生中に余分な残響を極力入らせないようにすることができる。同様に、ステップS16において、サブCPU44aは、楽曲再生タイマに楽曲の再生時間より僅かに長い時間を設定するようにしてもよい。同様に、楽曲又は効果音の再生中に余分な残響を極力入らせないようにすることができる。
○上記実施形態のステップ14において、楽曲が再生されるか否かの当選確率は、遊技球を入賞検知した入賞口より変更していたが、変更しなくても良い。例えば、第1入賞口21、第2入賞口22又は第4入賞口24のいずれに入賞検知されても当選確率を1/10としてもよい。
○上記実施形態において、第1入賞口21、第2入賞口22又は第4入賞口24のいずれかに遊技球が入賞検知されたときに限り、楽曲が再生される可能性があり、それ以外の場合には楽曲が再生されず効果音のみが再生されるようになっていた。この別例として、いずれの入賞口21〜28に入賞検知されても楽曲が再生される可能性があるようにしてもよい。
○上記実施形態のステップS16において、各楽曲の選択率は同一であったが、各楽曲の選択率を楽曲毎に変更しても良い。同様に、ステップS18において、各効果音の選択率を効果音毎に変更しても良い。このように選択率を楽曲又は効果音毎に変更することにより、選択率の低い楽曲又は効果音が再生された場合、遊技者の注意を惹き、遊技の興趣を向上させることができる。
○上記実施形態では、第2入賞口22よりも第1入賞口21の方が入賞しやすくなるように構成されていた。この別例として、第2入賞口22の方が第1入賞口21よりも入賞しやすくしても良い。また、第2入賞口22と第1入賞口21の入賞しやすさを同程度としても良い。
○上記実施形態のステップS14において、サブCPU44aは、楽曲を再生させるか否かの抽選を行ったが、抽選を行わなくても良い。例えば、予め楽曲又は効果音の再生順を予め決めておき、順番に従って再生させるようにしても良い。
○上記実施形態では、複数種類の効果音を用意したが、1つの効果音でも良い。同様に、複数種類の楽曲を用意したが、1曲でも良い。このようにすれば、データ量を減らすことができる。
○上記実施形態において、各効果音の再生時間を効果音再生用データに関連付けて記憶させておき、ステップS18にて効果音を再生させる際、効果音再生タイマに再生時間を設定するようにしても良い。このようにすれば、サブCPU44aは、効果音の再生終了後、すぐに次の楽曲又は効果音を再生することができ、余分な待ち時間を減らすことができる。
○上記実施形態のステップS16において、サブCPU44aは、楽曲再生タイマに複数ある楽曲の再生時間のうち、最長の再生時間を設定するようにしてもよい。このようにすれば、複数種類の楽曲があり、楽曲毎に再生時間が異なったとしても、一律に楽曲の終了時を計測することができる。このため、楽曲の終了時までの計測を簡単に行うことができる。また、楽曲の再生時間をそれぞれ記憶する必要なくROM44bの記憶量を少なくすることができる。
○上記実施形態において、サブCPU44aは、効果音の再生中である場合に、新たな効果音を再生させてもよい。具体的に説明すると、サブCPU44aは、入賞口21〜28への遊技球が入賞検知されたとき、ステップS11の判定結果が否定であってステップS12の判定結果が肯定である場合にはステップS17の処理に移行し、再生中の効果音と共に新たな効果音を再生させるようにしてもよい。このようにすれば、楽曲が再生中である場合には、楽曲の再生を優先して楽曲の邪魔とならないように新たな効果音又は楽曲は再生されないようにする一方、効果音が再生中の場合には、入賞検知の報知を優先して効果音の再生中に新たな効果音を再生させることができる。従って、楽曲が再生されていない場合、遊技者は、効果音の回数により遊技球がどれだけ入賞検知されたかについて明確に知ることができる。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ)前記楽曲には、再生時間又は旋律が異なる楽曲が複数種類存在し、前記演出制御手段は、複数種類の楽曲のうち1曲を選択して再生することを特徴とする請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の遊技機。
(ロ)前記効果音は複数種類存在し、前記演出制御手段は、複数種類の効果音の中から1の効果音を選択して再生させることを特徴とする請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の遊技機。
(ハ)遊技球の入賞を検知する入賞検知手段と、前記入賞検知手段への遊技球の入賞検知を契機として所定の旋律を有する楽曲又は遊技球の入賞検知を報知する効果音を再生させるように音声演出手段を制御する演出制御手段を備えた遊技機において、前記音声演出手段が前記楽曲の再生中であるか否かを判定する楽曲判定手段と、前記音声演出手段が前記効果音の再生中であるか否かを判定する効果音判定手段を備え、前記演出制御手段は、前記入賞検知手段への遊技球が入賞検知されたとき、前記楽曲判定手段及び前記効果音判定手段の判定結果が共に否定である場合には前記楽曲又は前記効果音を再生させ、前記楽曲判定手段の判定結果が肯定であって前記効果音判定手段の判定結果が否定である場合には再生中の前記楽曲の再生を継続させ、前記楽曲判定手段の判定結果が否定であって前記効果音判定手段の判定結果が肯定である場合には再生中の前記効果音と共に新たな効果音を再生させるように音声演出手段を制御することを特徴とする遊技機。
パチンコ遊技機の機表側を示す正面図。 遊技盤上の構成部材を示す正面図。 主制御基板、表示制御基板、ランプ制御基板及び音声制御基板の構成を示すブロック図。 演出実行処理の流れを示すフローチャート。
符号の説明
10…パチンコ遊技機(遊技機)、17…スピーカ、20…入賞装置、21〜28…入賞口(入賞検知手段)、41…主制御基板、41a…メインCPU、42…統括制御基板、42a…統括CPU、43…ランプ制御基板、44…音声制御基板(演出制御手段)、44a…サブCPU(判定手段、抽選手段)、SE1〜SE8…入賞口センサ(入賞検知手段)。

Claims (3)

  1. 遊技球が入賞可能に構成されている入賞口と、当該入賞口に入賞した遊技球の入賞を検知する入賞検知手段と、前記入賞検知手段への遊技球の入賞検知を契機として所定の旋律を有する楽曲又は遊技球の入賞検知を報知する効果音を再生させるように音声演出手段を制御する演出制御手段を備えた遊技機において、
    前記音声演出手段により前記楽曲及び前記効果音のうちいずれかが再生中であるか否かを判定する判定手段を備え、
    前記入賞口には、開閉部材が備えられた特定入賞口と、開閉部材が備えられた非特定入賞口の少なくとも2種類が存在し、
    前記開閉部材は、開放しているときには、閉鎖しているときと比較して、入賞口に遊技球が入賞しやすくなるように構成されており、
    前記特定入賞口は、当該特定入賞口の入賞検知手段により遊技球が入賞検知されたときに、賞球を払い出させると共に、前記非特定入賞口に備えられた開閉部材を開放させる契機となるように構成されており、
    前記演出制御手段は、
    前記特定入賞口の前記入賞検知手段により遊技球が入賞検知されたとき、前記判定手段が前記楽曲及び前記効果音のうちいずれも再生中でないと判定した場合には前記楽曲を再生させるように音声演出手段を制御する一方、前記特定入賞口の前記入賞検知手段により遊技球が入賞検知されたとき、前記判定手段が前記楽曲及び前記効果音のうちいずれかが再生中であると判定した場合には再生中の前記楽曲又は前記効果音の再生を継続させるように音声演出手段を制御し、
    前記非特定入賞口の前記入賞検知手段により遊技球が入賞検知されたとき、前記判定手段が前記楽曲の再生中でないと判定した場合には、前記効果音の再生中であっても、前記効果音を再生させるように音声演出手段を制御する一方、前記非特定入賞口の前記入賞検知手段により遊技球が入賞検知されたとき、前記判定手段が前記楽曲の再生中であると判定した場合には再生中の前記楽曲の再生を継続させるように音声演出手段を制御することを特徴とする遊技機。
  2. 記楽曲を音声演出手段に再生させるか否かを判定する抽選手段をさらに備え、
    前記特定入賞口には、第1特定入賞口と、第1特定入賞口よりも遊技球が入賞しにくい第2特定入賞口が存在し、
    前記第1特定入賞口は、当該第1特定入賞口の入賞検知手段により遊技球が入賞検知された場合、複数の非特定入賞口の開閉部材を開放させる契機となるように構成されている一方、前記第2特定入賞口は、当該第2特定入賞口の入賞検知手段により遊技球が入賞検知された場合、第1特定入賞口の入賞検知手段に遊技球が入賞検知された場合と比較して少ない数の非特定入賞口の開閉部材を開放させる契機となるように構成されており、
    前記抽選手段は、前記第1特定入賞口の入賞検知手段により遊技球が入賞検知された場合には、前記第2特定入賞口の入賞検知手段により遊技球が入賞検知された場合と比較して高確率で前記楽曲を再生させると判定するように構成されており、
    前記演出制御手段は、
    前記特定入賞口の前記入賞検知手段により遊技球が入賞検知されたときであって、前記抽選手段が肯定判定したとき、前記判定手段が前記楽曲及び前記効果音のうちいずれも再生中でないと判定した場合には前記楽曲を再生させるように音声演出手段を制御する一方、前記特定入賞口の前記入賞検知手段により遊技球が入賞検知されたとき、前記判定手段が前記楽曲及び前記効果音のうちいずれかが再生中であると判定した場合には再生中の前記楽曲又は前記効果音の再生を継続させるように音声演出手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記判定手段は、前記効果音の再生開始時から所定期間経過した場合に、音声演出手段が効果音の再生中でないと判定し、
    前記所定期間は、効果音のうち最も再生時間が長い時間より僅かに長く設定されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
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