JP6306817B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機に係り、特に、スピーカーによる多彩な演出を行い得る遊技機に関する。
遊技機には、音声出力装置としてスピーカーが一般的に備えられている。特許文献1には、従来の音声出力装置としての利用法だけはでなく、スピーカーをハンドル内部に備えるとともに、低周波信号によりスピーカーを振動させることでハンドルをも振動させる技術、即ち、スピーカーをハンドル振動手段として利用する技術が開示されている。
特開2003−164577
特許文献1の場合、スピーカーはあくまでもハンドルを振動させるための手段に過ぎず、スピーカーそのものが遊技者の関心を惹く構成となっているわけではない。
そこで、本発明は、上記のような問題点を鑑み、スピーカー本来の機能を活かした多彩な演出を可能にすることを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた本発明の遊技機は、音声演出を実行可能に構成されると共に、さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする。
(1A)BGM演出用の固定スピーカーとは別個に設けられ、可動部材の動作によって音声放出位置又は音声伝達方向を変化させられるスピーカーであって、指向性の高い音声を出力する様に構成された演出用スピーカーを備えていること。
(1B)前記演出用スピーカーから音声を放出させる際に、前記可動部材の動作を利用して音声放出位置又は音声伝達方向を変化させることにより当該演出用スピーカーの遊技者からの見え方を変化させる演出と連動させて前記音声演出を実行し得る様に構成された演出実行手段を備えていること
(1C)前記可動部材として、前記演出用スピーカーが設けられた振り子可動体、前記演出用スピーカーが設けられた落下ギミック、又は、前記演出用スピーカーに重なることで音声伝達路を形成するラッパ型可動体を備え、前記演出実行手段は、前記振り子可動体、前記落下ギミック、又は、前記ラッパ型可動体を、液晶表示装置の前面に重なる様に当該液晶表示装置側に向かって突出する動作を実行させながら、前記演出用スピーカーの位置、向き又は覆いの有無を変更することにより、当該演出用スピーカーの前記遊技者からの見え方を変化させる演出を実行すると共に、当該見え方を変化させる演出と連動させた音声演出を、抽選遊技の結果に対する演出の信頼度と対応付けて実行する様に構成されていること。
図1(A)に例示する様に、本発明の遊技機は固定スピーカーSP0を備え、BGMや演出音声などを出力するものとしては、従来同様である。本発明の遊技機の特徴は、図1(B)〜(F)に例示する様に、固定スピーカーSP0とは別に演出用スピーカーSP1等を備え、スピーカ演出実行手段M1により、これら演出用スピーカーSP1等から放出される音声の放出位置又は伝達方向と抽選遊技の結果に対する演出の信頼度とを対応付けたスピーカー演出を実行するものである。
ここで、本発明の遊技機は、さらに、以下の構成をも備えるとよい。
(2)前記演出実行手段は、前記可動部材の動作に伴う前記スピーカーの位置、向き又は覆いの有無を変更することにより、当該スピーカーの前記遊技者からの見え方を変化させる演出を実行すると共に、当該見え方を変化させる演出と連動させた音声演出を、抽選遊技の結果に対する演出の信頼度とを対応付けて実行する様に構成されていること。
これら本発明の遊技機は、さらに、以下の構成をも備えるとよい。
(3)前記演出実行手段は、前記演出の信頼度に応じて、前記可動部材に対して複数の動作状態を実行させる手段として構成されていること。
この場合、さらに、以下の構成をも備えるとよい。
(3A)前記可動部材制御手段M2は、前記演出の信頼度に応じて、前記可動部材KD1等に対して3以上の異なる動作状態を実行させる手段として構成されていること。
加えて、これら可動部材を備えた遊技機は、さらに、以下の構成をも備えるとよい。
(4)前記スピーカー演出実行手段M1は、前記可動部材制御手段M2による複数の動作状態に対して同一の音声を前記演出用スピーカーSP1等から報音させる音声制御手段M3を備えていること。
あるいは、これら可動部材を備えた遊技機は、さらに、以下の構成を備えるものとしてもよい。
(5)前記スピーカー演出実行手段M1は、前記可動部材制御手段M2による複数の動作状態に対して異なる音声を前記演出用スピーカーSP1等から報音させる音声制御手段M3を備えていること。
これら可動部材を備えた遊技機は、図1(B)に例示する様に、以下の構成を備えるものとすることができる。
(6)前記可動部材KD1が、その動作によって前記演出用スピーカーSP1の位置を変更する手段として構成されていること。
これら可動部材を備えた遊技機は、図1(C),(D)に例示する様に、以下の構成を備えるものとすることができる。
(7)前記可動部材KD1b,KD2が、その動作によって前記演出用スピーカーSP1,SP2の音声伝達方向の遮蔽状態を変更する手段として構成されていること。
これら可動部材を備えた遊技機は、図1(E)に例示する様に、以下の構成を備えるものとすることができる。
(8)前記可動部材KD3が、その動作によって前記演出用スピーカーSP2の向きを変更する手段として構成されていること。
これら可動部材を備えた遊技機は、図1(F)に例示する様に、以下の構成を備えるものとすることができる。
(9)前記可動部材KD4が、前記演出用スピーカーSP2の音声伝達路を形成する音声誘導部材KD4aを備えていること。
これら本発明の遊技機は、さらに、以下の構成を備えるものとするとよい。
(10)前記演出用スピーカーが、指向性の高い音声を出力する様に構成されたスピーカーであること。
例えば、高音域専用のスピーカーや、ホーンを備えたスピーカーなどがこれに該当する。本発明の遊技機が(10)の構成をも備えることにより、遮蔽物の有無により、あるいは移動した位置により、さらには音声誘導部材の誘導により、こもって漏れ出す様な音、直接的に聞こえる音、移動しながら聞こえる音などをより的確に表現することができる。
本発明の遊技機は、(1)の構成を備えることにより、単なる音声出力手段としてだけでなく、音声の放出位置を変化させたり、音声の伝達方向を変化させたスピーカー演出を実行することができるから、放出位置により、あるいは伝達方向により、抽選遊技の結果に対する信頼度が異なることを遊技者に報知する演出を実行することができる。
本発明の遊技機は、(2)の構成を備えることにより、こうした放出位置や伝達方向を可動部材の動作によって変化させることができる。
本発明の遊技機は、(3)の構成を備えることにより、図1(B)に例示する様に、遊技領域の端と遊技領域の中央とで放出位置を変化させることにより、音の放出位置と演出の信頼度とを対応付けたスピーカー演出を実行することができる。
本発明の遊技機は、(3A)の構成を備えることにより、図1(B),(C)に例示する様に、遊技領域の端と遊技領域の中央とで放出位置を変化させるだけでなく、可動部材KD1bで遮蔽された「こもった音」から可動部材KD1bが移動して遮蔽されない「通りの良い音」へと切り替えることもできる。なお、図1(B),(C)の例において、遊技領域の端と中央以外にこれらの中間位置で停止させてさらに演出の信頼度を細かく表現できる様にしたり、揺動状態で音声を出力する場合の演出の信頼度を設定したりすることもできる。
本発明の遊技機は、(4)の構成を備えることにより、音声制御手段M3としては同じ音量・音質・音源の音声を出力していたとしても、可動部材制御手段M2による複数の動作状態から、こもって聞こえたり、通り良く聞こえたり、端から聞こえたり、中央から聞こえたり、音源が移動する状態で聞こえるなどの変化を与えることができる。従って、音源データの増加を伴うことなく演出の信頼度を細かく設定することが可能になる。
本発明の遊技機は、(5)の構成を備えることにより、さらに細かな設定で演出の信頼度を音声表現することができる。例えば、可動部材KD1による揺動中に音声を出力する場合は揺動端で音量を小さくし揺動範囲の中央で音声を大きくする様に音量に変化を与えたり、揺動範囲内で音程を変化させるなどするならば、ドップラー効果の様な距離感・スピード感を持った音声によるスピーカー演出を実行することができる。
本発明の遊技機は、(6)〜(9)の構成を備えることにより、可動部材KD1等の動作自体も可動体演出として遊技者に感じさせることができる。
本発明において、演出の信頼度は、大当たりの可能性だけでなく、確変昇格の可能性などを含むものであって構わない。つまり、期待度が異なる演出かつ音声を出力する演出であれば何にでも適用することができる。また、可動部材を備える場合に、可動部材が動作しない場合もスピーカー演出に含むことができる。さらに、演出の信頼度により、可動体の動作する方向や動作する量を変更することもできる。例えば、図1(C)の例において、可動体KD2が下方ではなく上方に振り上げられた場合や、揺動範囲の中間位置ではなく原位置まで戻る場合などを動作状態として加え、この動作状態を演出の信頼度との関係を持たせたものとすることで、さらに細かな設定や、よりインパクトの強い演出などを実現することができる。
なお、音声の放出位置や音声の伝達方向は、特に、遊技盤の盤面に沿った方向への変化や、遊技盤の盤面とのなす角度の変化が効果的である。なお、演出用スピーカーSP1等は、遊技盤上に備えるものに限らず、例えば、図1(E)に示す様にそれ自体が回動動作するスピーカーを前枠等に備えさせるものであってもよい。
本発明によれば、スピーカー本来の機能を活かした多彩な演出を可能にすることができる。
本発明の構成を概念的に例示する発明概念図である。 実施例1のパチンコ機を示し、(A)は遊技盤を取り外した状態の斜視図、(B)は正面図、(C)は分解斜視図である。 実施例1のパチンコ機における各種可動体役物の動作を示した遊技盤の正面図である。 実施例1のパチンコ機の制御装置の構成を示すブロック図である。 実施例1のパチンコ機における賞球払出制御処理を説明する図であって、(A)は制御系統のブロック図、(B)は演算処理のフローチャートである。 実施例1のパチンコ機における乱数抽選を説明する図であって、(A)は制御系統のブロック図、(B)は演算処理のフローチャートである。 実施例1のパチンコ機における保留消化処理を説明する図であって、(A)は制御系統のブロック図、(B)は演算処理のフローチャートである。 実施例1のパチンコ機における演出制御を説明する図であって、(A)は制御系統のブロック図、(B)は演算処理のフローチャート、(C)は可動体信頼度制御パターンテーブルを例示する模式図である。 実施例2のパチンコ機における遊技盤の正面図である。 実施例3のパチンコ機における外枠の斜視図である。
以下、本発明の実施形態として、具体的な実施例を図面に基づき詳細に説明する。実施例において「左」又は「右」とは、パチンコ機の表側(前面側)から見たときの「左」又は「右」を示すものとする。
[1 遊技機全体の概要]
実施例1のパチンコ機を、図面に基づき詳細に説明する。なお実施例において「左」又は「右」とは、パチンコ機の表側(前面側)から見たときの「左」又は「右」を示すものとする。まず本実施形態のパチンコ機の基本的構成を簡単に説明する。
実施例1のパチンコ遊技機Pは、図1に示す様に、外枠A、中枠B、遊技盤1、前枠D、上の球受け皿E、下の球受け皿F及び発射装置Gを備えている。外枠Aはパチンコ機Pの外郭を構成する縦長方形の枠である。中枠Bは、各種の遊技用構成部材をセットするための縦長方形の枠であって、外枠Aの前面側に開閉可能かつ着脱可能に組み付けられる。遊技盤1は、中枠Bの開口部に取り付けられる。前枠Dは遊技盤1の透視保護窓であって、施錠装置Hの操作によって開閉可能な様に中枠Bの前面側に組み付けられる。上の球受け皿Eは、貸し球や賞球の受け皿で、本実施例においては前枠Dの下部と一体に構成されてる。従って、前枠Dを中枠Bに対して開閉するときに上の球受け皿Eも共に開閉される。下の球受け皿Fは、上の球受け皿Eが一杯になったときに排出される遊技球や打ち損じの遊技球等を受ける受け皿であって、中枠Bの下部に固定されている。発射装置Gは、上の球受け皿Eから発射レールに送り込まれた遊技球をハンドル操作に対応する強さで打ち出すための装置であって、中枠Bの右下部に装備される。
中枠Bは、上縁をなす上枠部材B1と、下縁をなし発射装置G等が設置された下枠部材B2と、左側縁をなす左枠部材B3と、右側縁をなす右枠部材B4とから構成されて、これら上下左右の枠部材B1〜B4を組み付けた際に、全体が外枠Aの開口に整合する矩形枠状に形成される。そして、上下左右の枠部材B1〜B4を組み付けた際に開口する開口部分が、遊技盤1を設置する遊技盤保持部B5として機能する。ここで、中枠Bは、外枠Aの左上端部及び左下端部に設けられた支軸を介して枢支され、左側端部を中心として中枠Bを回転させることで外枠Aに対して中枠Bを開閉し得るようになっている。なお、遊技機の下部には固定スピーカSP0,SP0も設置されている。
遊技盤1には、図3(A)に示す様に、液晶表示装置LCDを備えたセンター役物3が配置されている。このセンター役物3のすぐ下には始動入賞口11が配置されていて、この始動入賞口11に遊技球が入賞すると液晶表示装置LCDに表示される図柄が変動を開始する。そのため、液晶表示装置LCDと始動入賞口11との間は、遊技者が注目する場所となっている。また、遊技盤1には、これら部品の他に、特別入賞口12、普通入賞口13〜16等の各種の部品が取り付けられている。
遊技盤1には、各種可動体役物が備えられている。図3(B)に示す様に、センター飾り上部に備えられているロゴは、二つに割れて左右に広がりながら落下するロゴ可動体役物100となっている。このロゴ可動体役物100の背後には、第1の演出用スピーカSP2が設置されていて、ロゴ可動体役物100が上昇しているときは前面が閉鎖され、ロゴ可動体役物100が落下したときに前面が開放される。
また、図3(C)に示す様に、センター飾りの右側から中心に向かって振り出され、先端のシャッタ210を開く振り子役物200も備わっている。この振り子役物200の先端には、シャッタ210が開くことによって前面が開放される演出用第2スピーカSP2が備えられている。
さらに、図3(D)に示す様に、センター飾りの下部には、垂直軸周りに回転することによって放音面を前方に向ける演出用第3スピーカSP3も備えられている。なお、演出用第3スピーカSP3の前面は透明壁300で保護されている。
本実施例は、図3(E)に示す様に、これら3つの演出用スピーカSP1〜SP3が、遊技盤の中央に縦一列に並んで正面に向かって放音面を見せた状態となる演出も実行し得る構成となっている。
[2 制御装置の構成]
図4に示す様に、CPU,ROM,RAM,クロック等を備えたメイン制御基板310に対して、遊技盤1に備えられた各入賞口への遊技球の入賞を検知する入賞検知センサSE1,SE2,…、裏ユニットの球排出通路へと遊技球が排出されたことを検知する排出球検知センサSE11,SE12からの検知信号が入力される様になっている。また、メイン制御基板310からは、サブ制御基板320、払出制御基板330、発射装置Gへとコマンドが出力される様になっている。
発射装置Gは、メイン制御基板310からの制御コマンドに従って、打球の発射・停止を実行する。打球の停止は、例えば、何らかのエラーが発生したときなどに指令される。払出制御基板330は、メイン制御基板310からの払出コマンドに従って、賞球の払出を実行する。賞球払出個数は、どの入賞口に入賞したかによって予め定められている。また、メイン制御基板310は、払出制御基板330の外部出力端子を介してホールコンピュータ400へとエラー信号を出力する機能も備えている。
サブ制御基板320は、メイン制御基板310からの演出指令信号に基づいて、液晶表示装置LCD、センター役物3等の装飾部材に備えられている発光装置LED、及び固定スピーカSP0に対して制御信号を出力し、表示演出、発光演出、音声演出を実行する。また、サブ制御基板320は、ロゴ可動体役物100を駆動するソレノイドSOL1,SOL2、振り子役物200を回動動作させるモータMT1、振り子役物200の先端のシャッタ210の開閉動作を実行させるモータMT2、演出用第3スピーカSP3を垂直軸周りに回転させるモータMT3、及び演出用の第1〜第3スピーカSP1〜SP3に対しても制御信号を出力し、可動体演出及び音声演出を実行する。
[3 制御処理(賞球払出)]
メイン制御基板310は、図5(A)に示す制御系統により、入賞検知センサSE1〜SE5からの入賞検知信号が入力されると、各センサに対応する賞球払出個数に対応する賞球払出コマンドを払出制御基板330に対して出力する賞球払出処理を実行している。これを受けて、払出制御基板330は、遊技球の入賞口に対応して予め定められた個数の賞球の払出動作を実行する。
この賞球払出制御は、図5(B)に示す様な演算処理ルーチンとして実行され、入賞検知センサSE1〜SE5からの検知信号が入力されたか否かを判断し(S10)、「YES」と判定されたら、払出制御基板330に対してセンサを特定した賞球払出信号を出力すると共に(S20)、抽選処理ルーチンを起動する(S30)。
[4 制御処理(乱数抽選)]
また、メイン制御基板310は、図6(A)に示す制御系統により、始動入賞口の入賞検知センサSE1,SE2からの入賞検知信号が入力されると、乱数抽選を実行し、その結果を保留球記憶情報としてRAMに記憶する乱数抽選処理を実行している。
ここで、本実施例の遊技機は、センター役物の下方に備えられた始動入賞口への入賞を契機として乱数を取得し、「当たり」か「はずれ」かを抽選する。「当たり」には「2R通常」「2R確変」「15R通常」「15R確変」など、単に当たりというだけでなく、遊技者に対する有利さの異なる複数種類の当たり種別の中のいずれに該当するかを、別途行われる「当たり種別判定」として実行する。なお、「2R」「15R」とは、特別遊技のラウンド数を意味し、「確変」とは、特別遊技終了後に抽選による大当たりの確率が高い高確率(「確率変動」ともいう)の遊技状態となる場合を意味する。「通常」は、特別遊技終了後に「確変」にならない場合を意味する。また、「2R」の場合、擬似的に短時間だけ特別入賞口を開閉する動作となっていて実質的な出玉は期待できない遊技状態となっている。
「当たり/はずれ」の抽選に続いて、変動パターンが乱数抽選される。「当たり」の場合は、上述の様に、遊技者に対する有利さの異なる複数種類の当たり種別があることから、これら当たり種別のいずれであるかにより、当選確率を異ならせた変動パターンが、例えば、A〜Cといった具合に複数用意されている。この変動パターンは、変動時間の長さとなっている。具体的には変動パターンごとに変動時間が異なっている。ここまではメイン制御基板310の処理として実行される。こうしてメイン制御基板310の決定した変動パターンに基づいて、サブ制御基板320側で変動パターンに対応する演出パターンが抽選される。例えば、変動パターンがA〜Cであるとき、演出パターンは、変動パターンAに対して複数用意された演出パターンA1〜Anの中のいずれかが、変動パターンBに対して複数用意された演出パターンB1〜Bnの中のいずれかが、変動パターンCに対して複数用意された演出パターンC1〜Cnの中のいずれかが、サブ制御基板320側で決定されるといった処理が実行されることになる。
また、「はずれ」の場合は、「はずれ種別」と「はずれ変動パターン」が乱数抽選によって決定される。「はずれ種別」とは、「ノーマルはずれ」「リーチはずれ」「スーパーリーチはずれ」などであり、「はずれ変動パターン」とは、「ノーマルはずれ」「リーチはずれ」「スーパーリーチはずれ」のそれぞれに対応する変動時間であり、スーパーリーチの場合には複数の変動パターンの中の一つが抽選されることになる。「ノーマルはずれ」「リーチはずれ」「スーパーリーチはずれ」のいずれの変動パターンになるかは、当選確率が「ノーマルはずれ」>「リーチはずれ」>「スーパーリーチはずれ」となる様に乱数値との対応が予め定められている。なお、「リーチはずれ」「スーパーリーチはずれ」の変動パターンは、当たりの場合と逆の傾向となる様な当選確率で変動パターンと乱数値との関係が予め定められている。
上述の様に、「スーパーリーチ」にあっては、その変動パターンが複数(例えばA〜C)用意されていて、例えば、「当たり」のときは「スーパーリーチA」>「スーパーリーチB」>「スーパーリーチC」という当選確率でいずれのパターンに発展するかが設定され、逆に、「はずれ」のときは「スーパーリーチC」>「スーパーリーチB」>「スーパーリーチA」という当選確率でいずれのパターンに発展するかが設定されることにより、遊技者は、スーパーリーチ演出に発展したとき、「パターンA」の変動時間となる演出ならば「当たり」となることをより大きく期待し、逆に「パターンC」の変動時間となる演出ならば「当たり」の可能性は小さいと期待度が低い感覚を抱く。この様に、スーパーリーチの際に抽選された変動パターンに基づいて実行される演出パターンにより、遊技者に与える期待感を異ならせ、この結果、「パターンA」は信頼度が高く、「パターンC」は信頼度が低いといった予測を遊技者に与えることが可能となっている。なお、「ノーマル演出」は「当たり」での当選確率を極めて低く設定することによって「ノーマル当たり」にプレミアム感を持たせることにもなる。
本実施例における乱数抽選処理は、図6(B)に示す様な演算処理ルーチンとして実行され、今回検知信号を入力したセンサが始動入賞口センサSE1,SE2のものか否かを判定し(S110)、「NO」であれば直ちに処理を終了する。一方、「YES」と判定された場合は、保留球個数Nが4未満か否かを判定する(S120)。N<4ならば(S120:YES)、保留球個数Nをインクリメントし(S130)、「NO」の場合は乱数抽選に進むことなく処理を終了する。
乱数抽選に進むと、まず、「当たり/はずれ」を抽選するための乱数を取得する「当たり/はずれ抽選」を実行する(S140)。そして、「当たり」の場合は(S150:YES)、「当たり種別」を決定するための乱数を取得し(S160)、「当たり種別」に対応する「変動パターン」の抽選までが実行される(S165)。「はずれ」の場合は(S150:NO)、「はずれ種別」を決定するための乱数を取得し(S170)、「はずれ種別」に対応する「変動パターン」の抽選までが実行される(S175)。そして、S140,S160,S170で生成した乱数値をRAMに記憶する(S180)。本実施例の場合、「当たり/はずれ」の乱数が「当たり」の場合に続いて「当たり種別」の乱数を取得することで、上述した「2R通常」「2R確変」「15R通常」「15R確変」のいずれに該当するかが特定されることとなる。
[5 制御処理(保留消化)]
次に、保留消化処理について説明する。メイン制御基板310は、図7(A)に示す制御系統により、RAM内に記憶された保留球記憶情報から乱数値を読み出し、当選条件と照合して演出指令コマンドをサブ制御基板320に対して指令する保留消化処理を実行する。
保留消化処理は、図7(B)のフローチャートに示す様に、特別遊技を実行していない状態のときに(S210:NO)、RAM内に保留記憶情報があるか否かを判定し(S220)、保留記憶情報があるときは当該記憶内容を一つ読み出し(S230)、乱数値1,乱数値2に基づいて演出指令コマンドを決定する(S240)。そして、この演出指令コマンドをサブ制御基板320に対して出力すると共に(S250)、保留記憶情報の更新を行う(S260)。
[6 制御処理(演出制御)]
サブ制御基板320は、図8(A)に示す制御系統により、メイン制御基板310からの演出コマンドに対応する演出パターンに従って、液晶表示装置LCD、発光装置LED、固定スピーカSP0、モータMT1〜MT3、ソレノイドSOL1,SOL2、及び演出用スピーカSP1〜SP3に対して制御信号を出力し、表示演出、発光演出、音声演出、可動体演出等を実行する。なお、メイン制御基板310からエラー報知が指令されたときは、エラー報知処理を実行する。
演出制御は、図8(B)示す様な演算処理ルーチンとして実行され、メイン制御基板310からの新たな演出指令コマンドが入力されたか否かを判定し(S310)、「YES」の場合は、演出の内容を特定し(S320)、対応する演出制御データをROMから読み出し(S330)、LCD等に対して制御データを出力する(S340)。
サブ制御基板320は、演出制御においては、変動パターンの振り分けによって決まる信頼度の高さに応じた可動体及び演出用スピーカに対する演出内容を特定して演出を実行する。即ち、上述の様に、リーチからの発展先である「スーパーリーチ」において、「演出パターンA1〜An」へと発展すると「当たり」の可能性が高く、逆に「演出パターンC1〜Cn」へと発展すると「当たり」の可能性が低いといった「信頼度」を遊技者に感じさせる場合、この発展の前に実行する可動体及びスピーカによる演出パターンについても、複数パターンを用意し、まずは動くか否か、その動きが如何なるものであるかにより、その後の発展先の「スーパーリーチ」のパターンを遊技者に予測させる制御がサブ制御基板320によってなされるのである。このため、サブ制御基板320のROMには、図8(C)に示す様に、大当たりの信頼度に応じた制御内容を特定するための可動体信頼度制御パターンテーブルTBLが記憶されている。可動体信頼度制御パターンテーブルTBLは、信頼度0<信頼度1<信頼度2<信頼度3、…と大当たりの信頼度が高くなるほどより派手な演出を実行する様に構成されている。なお、演出パターンA1〜Anは、変動パターンAのスーパーリーチがメイン制御基板310から指令された場合に、サブ制御基板320側で抽選される。この抽選においても振り分け確率が予め決められている。メイン制御基板310側で抽選される変動パターンA〜Cは、信頼度を示す様に振り分け確率が定められたものであり、演出パターンA1〜Anは、サブ側の振り分け抽選によって定まる。信頼度が、変動パターンA>変動パターンB>変動パターンCとなる様にメイン側で振り分け確率が定められているとき、サブ側は、変動パターンAに対しては信頼度5に対応する可動体及びスピーカ演出を選び易く、逆に、信頼度の低い変動パターンCにあっては、サブ側は信頼度5の可動体及びスピーカ演出を選び難い様に振り分け確率を定める。
信頼度0の場合は、ロゴ、振り子、及び回転体のいずれも動作せず、かつ、演出用スピーカSP1〜SP3もOFFのままである。このパターンからの「当たり」は極めてレアなものであり、「スーパーリーチ」であったとしても「パターンC」にしか発展せず、「当たりはほぼ期待できない」という様に、「信頼度の低さ」を遊技者に感じさせる様なタイプの演出である。
信頼度1では、演出用スピーカSP1〜SP3のいずれかをONにする。これにより、第1〜第3の演出用スピーカのいずれかがファンファーレ等の音声を出力する。このとき、ソレノイドSOL1,SOL2、モータMT1〜MT3はいずれもOFFであるから、演出用スピーカSP1〜SP3のいずれかが発するファンファーレ等の音声は前方を塞がれたこもった音声として出力される。このパターンも「パターンA」への発展可能性は低く、「当たりは余り期待できない」という様に、「信頼度の低さ」を遊技者に感じさせる様なタイプの可動体演出である。このことは、音声が籠もっていることからも遊技者にその様な感じ方をさせるものとなる。
信頼度2では、演出用スピーカSP1〜SP3のいずれかをONにすると共に、その前方を開放状態とする様に、ソレノイドSOL1,SOL2、モータMT2、又はモータMT3のいずれかをONとする。この結果、演出用スピーカSP1〜SP3のいずれかが発するファンファーレ等は前方を開放された状態のよく通る音声として出力される。このパターンは、ある程度は「パターンA」へと発展し易く、「当たりも全くない訳ではない」という様に、遊技者に「少しは信頼度が高いかな」という感覚を抱かせるタイプの演出である。このことは、音声が籠もっていないことからも遊技者にその様な感じ方をさせるものとなる。
信頼度3では、3個以上の制御対象がONとなる。例えば、ロゴ可動体役物100を落下させると共にシャッタ210を開き、かつ、第1の演出用スピーカSP1及び第2の演出用スピーカSP2をONとする。あるいは、シャッタ210を開き、第3のスピーカSP3を前方に向かせ、かつ第1の演出用スピーカSP1及び第3の演出用スピーカSP3をONとする。なお、振り子200を回動させ、かつ、シャッタ210を開いて第2の演出用スピーカSP2をONにするケースもある。信頼度2に比べるとより派手な演出となる。このパターンは、動きが少し派手になることで、遊技者に「当たりはそこそこは期待できる」という様に感じさせる演出である。この演出でも音声が籠もっていないことが遊技者にその様な感じ方をさせるものとなる。
信頼度4では、6個以上の制御対象をONとする。例えば、ロゴ可動体役物100を落下させると共にシャッタ210を開き、第3のスピーカSP3を前方に向かせ、かつ第1〜第3の演出用スピーカSP1〜SP3をONとする。あるいは、振り子200を回動させ、かつ、シャッタ210を開き、さらに、第3のスピーカSP3を前方へ向かせた上で、第2,第3の演出用スピーカSP2,SP3をONにする。この結果、信頼度3よりもさらに派手な演出となる。このパターンになると音声はよく通っているし、可動体の動きもより派手になるから、遊技者に「当たりはかなり期待できる」という様に感じさせる演出である。
信頼度5では、全ての制御対象をONとする。この結果、ロゴ可動体役物100が落下し、振り子役物200が液晶表示装置LCDの中央へと回動した上でシャッタ210を開き、第3のスピーカSP3を前方に向かせ、さらに、第1〜第3の演出用スピーカSP1〜SP3を全てONとする。これにより、最も派手な形で、可動体及び演出用スピーカによる演出が実行される。このパターンになると音声はよく通っているし、可動体もフルに動いていて、遊技者に「当たりは間違いない」という大きな期待感を与える演出である。
これら、信頼度に対応する可動体及び演出用スピーカの制御パターンのいずれが選ばれるかは、「当たり」の場合には「信頼度5」が選ばれやすく、逆に「はずれ」の場合には「信頼度0」が選ばれ易くなる様に、「当たり」か「はずれ」かにより振り分け確率を異ならせた設定がなされることによって、遊技者に対して一定の期待感とその結果の一致度合いを異なるものとして感じさせ、信頼度が表現されているという感覚を与えるものとなる。また、信頼度1〜信頼度4において、パターンを一つにせずに2種類又は3種類設定し、これらのいずれかに振り分けられる構成となっていることで、演出が単調になるのを防止することも可能となっている。また、演出用スピーカSP1〜SP3が出力する音声が同じ内容であってもその聞こえ方が異なる結果、単調な演出を避けるために用意すべき音源データの個数を減らす効果も発揮される。なお、これら信頼度に対応させた感じ方をさせる音声は、演出用スピーカSP1〜SP3を利用して出力させているので、BGM等を流す固定スピーカSP0には影響を与えることがない。
[7 実施例1の作用・効果・変形例]
以上説明した実施例1のパチンコ機によれば、固定スピーカーSP0とは別に演出用スピーカーSP1〜SP3を備え、メイン制御基板310から出力された演出用指令コマンドに基づき、サブ制御基板320が可動体信頼度制御パターンテーブルTBLに従って、ソレノイドSOL1,SOL2、モータMT1〜MT3及び演出用スピーカーSP1〜SP3の駆動制御を実行する。なお、BGMや楽曲などの通常の音声演出は、固定スピーカーSP0を用いて行う。
モータMT1をONにすることで第2の演出用スピーカSP2の位置を変化させ、音声の放出位置を変化させることができる。また、モータMT3をONにすることで、第3の演出用スピーカSP3の向きを変え、音声の直接的な放出方向を変化させることができる。さらに、ソレノイドSOL1,SOL2やモータMT2をOFFとONに切り換えることにより、演出用スピーカSP1,SP2の前方が塞がれた状態と開放された状態を切り換え、音声が直接的に前方へ伝達される状態と、ロゴ可動体役物100等で前方への放出が阻害された状態とを切り換えることができる。
これら演出用スピーカSP1〜SP3を作動させる演出は、テーブルTBLに例示する様に、信頼度が高くなる程、演出用スピーカSP1〜SP3からの音声が聞こえやすくなり、かつ、可動体演出が派手なものへと変化する。この結果、演出用スピーカSP1〜SP3から放出される音声の放出位置又は伝達方向と抽選遊技の結果に対する演出の信頼度とを対応付けたスピーカー演出を実行することができる。また、信頼度の高低は、こうした可動体及び演出用スピーカによる演出の内容により、スピーカが動くか否か等によっても、より鮮明かつ多彩に表現されることとなる。それにも拘わらず、演出用スピーカから出力する音声用の音源データの数を増やさなくても、籠もっているか通っているか、どの位置・方向から聞こえてくるか等によって種々に異なるたくさんの演出として実現されるという効果が発揮される。加えて、信頼度の表現自体が非常に多い演出を、演出パターンの個数を大幅に増大させなくても実現できるという効果も発揮される。
なお、実施例1では、第3の演出用スピーカSP3を後ろ向きと前向きに切り換える例を示したが、例えば、左、右、左斜め前、右斜め前などの角度まで回転させる3段階以上のモータ駆動条件を設定しておき、これらと信頼度とを対応付けることもできる。
また、振り子役物200の回動用のモータMT2についても、回動角度を複数設定しておき、これを信頼度と対応付ける様にしてもよい。
さらに、演出用スピーカSP1〜SP3をONにするだけでなく、信頼度が高い程ボリュームを大きくしたり、出力する音源データを切り換えたりする構成を加えることもできる。
加えて、演出用スピーカSP1〜SP3の内の複数をONにする場合、それぞれの音源データを一致させるケースと一致させないケースとを設け、これを信頼度と対応付けておくこともできる。
実施例2は、図9に示す様に、落下動作するギミック自体を演出用スピーカSP4としておき、落下前の位置で音声を出力する場合と、落下した位置で音声を出力する場合で信頼度との関係を異ならせる様にしたものである。ギミックの落下と共に遊技盤中央から音声が出力されるという派手な演出により、遊技者に高信頼度を期待させることができる。
実施例3は、図10に示す様に、前枠Dの上部に演出用スピーカSP5〜SP6を装飾体として設置しておき、信頼度と対応付けて演出用スピーカSP5〜SP6を回動動作させつつ音声出力する様にしたものである。この実施例においても、演出用スピーカSP5〜SP6の回動速度や回動方向と音量などを信頼度に対応付けて設定しておくことにより、信頼度が高いほど派手な動きで注目を惹く音声を出力するものとすることができる。
以上、発明を実施するための実施例を説明したが、本発明は、これらに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内における種々の変更が可能である。
例えば、図1(F)に示した様に、演出用スピーカの前方にラッパを出現させて音声の伝達方向を強制的に変更する様な演出を信頼度と対応付けて実施する様にしてもよい。
また、演出用スピーカーSP1〜SP7は、例えば、高音域専用のスピーカーや、ホーンを備えたスピーカーなど、指向性の高い音声を出力する様に構成されたスピーカーとしておくとよい。指向性の高いスピーカを用いることにより、遮蔽物の有無、移動した位置、さらには音声誘導部材の誘導により、こもって漏れ出す様な音、直接的に聞こえる音、移動しながら聞こえる音などをより的確に表現することができる。
本発明はパチンコ機に利用することができる。
M1・・・スピーカ演出実行手段、M2・・・可動部材制御手段、M3・・・音声制御手段、SP0・・・固定スピーカー、SP1〜SP3・・・演出用スピーカー
P・・・パチンコ遊技機、A・・・外枠、B・・・中枠、D・・・前枠、E・・・上の球受け皿、F・・・下の球受け皿、G・・・発射装置、H・・・施錠装置
100・・・ロゴ可動体役物、200・・・振り子役物、210・・・シャッタ、300・・・透明壁、SP1〜SP7・・・演出用スピーカー
310・・・メイン制御基板、320・・・サブ制御基板、330・・・払出制御基板、400・・・ホールコンピュータ、LCD・・・液晶表示装置、LED・・・発光装置、SE1〜SE6・・・入賞検知センサ、SE11,SE12・・・排出球検知センサ、MT1〜MT3・・・モータ、SOL1,SOL2・・・ソレノイド

Claims (1)

  1. 音声演出を実行可能に構成されると共に、さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする遊技機。
    (1A)BGM演出用の固定スピーカーとは別個に設けられ、可動部材の動作によって音声放出位置を変化させられるスピーカーであって、指向性の高い音声を出力する様に構成された演出用スピーカーを備えていること。
    (1B)前記演出用スピーカーから音声を放出させる際に、前記可動部材の動作を利用して音声放出位置を変化させることにより当該演出用スピーカーの遊技者からの見え方を変化させる演出と連動させて前記音声演出を実行し得る様に構成された演出実行手段を備えていること。
    (1C)前記可動部材及び前記演出実行手段として、以下の構成からなる可動部材及び演出実行手段を、少なくとも一つ以上備えていること。
    (1C1)前記可動部材として、前記演出用スピーカーを自由端側において覆いによって見え隠れし得る様に備えた振り子可動体を備え、前記演出実行手段は、前記振り子可動体を、液晶表示装置の前面に重なる様に当該液晶表示装置側に向かって突出する動作を実行させながら、前記演出用スピーカーの位置及び覆いの有無を変更することにより、当該演出用スピーカーの前記遊技者からの見え方を変化させる演出を実行すると共に、当該見え方を変化させる演出と連動させた音声演出を、抽選遊技の結果に対する演出の信頼度と対応付けて実行する様に構成されていること。
    (1C2)前記可動部材として、前記演出用スピーカーが設けられた落下ギミックを備え、前記演出実行手段は、前記落下ギミックを、液晶表示装置の前面に重なる様に当該液晶表示装置側に向かって突出する動作を実行させながら、前記演出用スピーカーの位置を変更することにより、当該演出用スピーカーの前記遊技者からの見え方を変化させる演出を実行すると共に、当該見え方を変化させる演出と連動させた音声演出を、抽選遊技の結果に対する演出の信頼度と対応付けて実行する様に構成されていること。
    (1C3)前記可動部材として、前記演出用スピーカーに重なることで音声伝達路を形成するラッパ型可動体を備え、前記演出実行手段は、前記ラッパ型可動体を、液晶表示装置側に向かって移動する動作を実行させて前記演出用スピーカーに重ならせ、音声放出位置及び音声放出方向を変更することにより、当該演出用スピーカーの前記遊技者からの見え方を変化させる演出を実行すると共に、当該見え方を変化させる演出と連動させた音声演出を、抽選遊技の結果に対する演出の信頼度と対応付けて実行する様に構成されていること。
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