JPH09299551A - 弾球遊技機における音量調節器および音量調節方法 - Google Patents

弾球遊技機における音量調節器および音量調節方法

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JPH09299551A
JPH09299551A JP11608196A JP11608196A JPH09299551A JP H09299551 A JPH09299551 A JP H09299551A JP 11608196 A JP11608196 A JP 11608196A JP 11608196 A JP11608196 A JP 11608196A JP H09299551 A JPH09299551 A JP H09299551A
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JP11608196A
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Takaaki Ichihara
高明 市原
Kazuya Iwata
和也 岩田
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Daiichi Shokai Co Ltd
Original Assignee
Daiichi Shokai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弾球遊技機に装備されたスピーカーから出力
される効果音等をホール提供者および遊技者の所望する
音量に簡便に調節するための音量調節器を提供するこ
と。 【解決手段】 弾球遊技機に装備されたスピーカー2か
らの音量を調節するための音量調節器であって、1枚ま
たは複数枚の遮蔽板4と、弾球遊技機に固定設置される
取付け部材3とを備え、ここで該遮蔽板4は該取付け部
材3に移動可能に装着されており、該遮蔽板3を前記ス
ピーカー2の前方において可逆的に移動させることによ
って前記スピーカー2からの音量の調節が実現されるこ
とを特徴とする弾球遊技機における音量調節器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は弾球遊技機に関し、
特に弾球遊技機に装備されるスピーカーからの音量を調
節するための音量調節器および音量調節方法に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機に代表される一般的な弾球遊
技機は、弾球遊技内容に応じた効果音を発生させるため
のスピーカーを備えており、その遊技に対する遊技者の
関心を高めるのに寄与している。
【0003】ところで、例えばパチンコ機における効果
音は遊技場(ホール)によってその音量の要求が異なる
場合がある。例えば、パチンコ機が並んでいる島と島と
の間のスペースが小さいホールではあまり音量が大きす
ぎると音が反響してしまい、本来の効果音が認識しにく
くなるといった問題が生じる。このため、ホール内にお
けるスペースや弾球遊技機の種類や配置場所あるいは入
場遊技者の数および場内分布に応じて各弾球遊技機の音
量を個々に調節する必要が生じる。
【0004】上記に関し、従来、可変抵抗式のスピーカ
ー音量調節機構を内装した弾球遊技機が提供されている
(例えば実公平3−30137号公報参照)。このよう
な弾球遊技機を使用すれば、ホール従業員が上記音量調
節機構に接続された音量調節ノブを操作することによっ
て個々の弾球遊技機のスピーカー音量を調節することが
できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の可変抵抗式スピ
ーカー音量調節機構によっては、弾球遊技機本体におい
てスピーカーユニット、当該スピーカーからの音出力を
制御している制御基盤、および上記音量調節ノブ間を電
気的に接続するための付加的な配線処理が必要である。
しかしながら、限定された内部空間に数多くの遊技機構
を連動可能に配置せざるを得ない現行の弾球遊技機にお
いて、さらにこのような配線処理を付加して遊技制御機
構を複雑化することは、機械構成上好ましくない。
【0006】本発明は、上記機械構成上の課題を根本か
ら解決するものであり、その目的とするところは、上記
付加的な可変抵抗式スピーカー音量調節機構およびそれ
に伴う配線処理を施すことなく、各弾球遊技機のスピー
カーから出力される効果音等をホール提供者および遊技
者の所望する音量に簡便に調節するための方法および器
材を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、弾球遊技機に装備されたスピー
カーからの音量を調節するための音量調節器であって、
1枚または複数枚の遮蔽板と当該弾球遊技機に固定設置
される取付け部材とを備え、さらに上記遮蔽板が上記取
付け部材に移動可能に装着されている音量調節器(以
下、本発明の音量調節器という)を提供する。
【0008】本発明の音量調節器は、上記取付け部材に
よって弾球遊技機のスピーカー表面部近傍に固定設置さ
れ、さらにこの取付け部材に装着された遮蔽板を当該ス
ピーカーの前方において自在に移動させ得る構造を有す
るものである。したがって、本発明の音量調節器によれ
ば、上記遮蔽板をスピーカー前方に配置することによっ
て上記スピーカーから生じた音圧を減衰させることと上
記遮蔽板をスピーカー前方から退けることによってその
音圧減衰状態を解除することを可逆的に行うことができ
る。その結果、上記スピーカーの音響出力をまったく変
動させることなく、弾球遊技機に装備されたスピーカー
から外部に放射される音量の調節を行うことができる。
【0009】本明細書において「弾球遊技機」とは、遊
技機に配置された所定の遊技盤上に鋼球を弾き出して遊
技を楽しむ一般的な遊技機に加え、遊技者が単独で遊技
を行なう機構を有する遊技盤を備えた遊技機をも包含す
る総称である。従って、通常のパチンコ機等の他、ホー
ルに一般的に設置されている所謂スロットマシン等も本
明細書における弾球遊技機に包含される。本明細書にお
いて「遮蔽板」とは、スピーカーから出力された音圧を
減衰させ得る物質からなる成型物の総称であって、特に
限定された形状および材質を意味しない。また、本明細
書において「取付け部材」とは、上記遮蔽板を移動可能
に装着し得るように成型された部材を指し、特に限定さ
れた形状を意味しない。
【0010】本発明の音量調節器の好ましい一態様は、
上記遮蔽板が複数のスリット(透音孔)を有しているこ
とを特徴とする。本態様の音量調節器によれば、弾球遊
技機に装備されたスピーカー前方に当該遮蔽板を配置す
る場合において、上記スリットの存在位置および数に応
じて当該スピーカーから生じた音圧の減衰率を変動させ
ることができるので、当該スピーカーから外部に放射さ
れる音量の微調節を行うことができる。
【0011】本発明の音量調節器のさらに好ましい一態
様は、遮蔽板における上記スリットが一定の方向に配向
して設けられていることを特徴とする。本態様の音量調
節器によれば、遮蔽板に設けられたスリットの配向方向
に応じてスピーカーから生じた音波の反射および回折状
況を異ならせることができるので、当該スピーカーから
外部に放射される音量をその方向別に異ならせることが
できる。
【0012】本発明の他の態様は、弾球遊技機に装備さ
れたスピーカーからの音量を調節する方法であって、1
枚または複数枚の遮蔽板を当該スピーカーの前方におい
て移動可能に配置し、この遮蔽板によって当該スピーカ
ーから出力された音圧を減衰させることを包含する音量
調節方法を提供することである(以下、本発明の音量調
節方法という)。本発明の音量調節方法によれば、従来
の弾球遊技機におけるようなスピーカーの音響出力自体
を変動させる必要がないので、弾球遊技機に装備された
スピーカーからの音量の調節が簡便である。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明は、典型的には以下のよう
に実施され得る。
【0014】本発明の音量調節器としては、特に限定は
しないが、所定の弾球遊技機に装備されているスピーカ
ー表面部の形状に応じて上記取付け部材を予めプレ成型
したものが弾球遊技機への着脱性の観点から好ましい。
この他、既存の弾球遊技機におけるスピーカー収納カバ
ー板を上記取付け部材として代用するとともに上記遮蔽
板を当該カバー板に移動可能に内装したものも本発明の
音量調節器として好適である。そして、これら音量調節
器を使用することによって本発明の音量調節方法を好適
に実施し得る。
【0015】上記取付け部材は、上記遮蔽板をスピーカ
ー前方に配置した状態において当該スピーカーからの音
が遮蔽板を介さずに漏洩しないように設計および成型さ
れたものであればよく、特に限定した遮音性素材を要求
するものではない。例えば、グラスウール、フェルト等
を内壁に塗布したプラスチック樹脂、金属板等が好適に
使用され得る。弾球遊技機に装備されたスピーカーの表
面部を包囲した状態で当該弾球遊技機に固定設置される
ように成型加工したものが特に好ましい。
【0016】上記遮蔽板として使用される遮音性素材は
ある程度の吸音性を有した板状成型物であれば良く、ラ
ワン等の合板、金属板、アクリル板等のプラスチック樹
脂加工品等も好適に使用され得る。
【0017】さらに上記遮音性素材を吸音特性の観点か
ら選択すれば、特定の周波数帯の音波のみを選択的に吸
収させることが可能となり、音量調節とともに音質の調
節を同時に行なうことができる。
【0018】本発明の音量調節器においては、種々の従
来方法によって遮蔽板を取付け部材に移動可能に装着し
得る。例えば、取付け部材内部に遮蔽板を移動させるた
めの軌道溝を設けるとともにこの軌道溝に嵌め込んだ遮
蔽板に移動用ノブを付与し、このノブを取付け部材の表
面に露出させることにより、遊技者(またはホール従業
者)は自在に遮蔽板をスライド移動させることができ
る。あるいは、弾球遊技機に装備したソレノイド等の電
気的駆動手段により上記遮蔽板を可動状態にしておき、
取付け部材表面に設けたスイッチを操作することによ
り、電気的に遮蔽板をスライド移動させることも可能で
ある。これら遮蔽板の移動手段は、従来技術に基づいて
当業者であれば容易に実施することができる。
【0019】以下、本発明の音量調節器における好適な
遮蔽板の使用態様を模式図(図1〜図12)に基づいて
説明するが、本発明の特許請求の範囲をこれらに限定す
ることを意図したものではない。各模式図はいずれも弾
球遊技機のスピーカー2の表面部を包囲した状態で固定
設置された取付け部材3(スリットを有する天板3a付
き)および当該取付け部材に移動可能に装着された上記
移動用ノブ4付き遮蔽板の断面図である。
【0020】図1に2枚の遮蔽板11、12を装着した
音量調節器1aを示す。本態様においては、遮蔽板11
と遮蔽板12との遮音部材の厚みが異なっているために
両者の音圧減衰能力は異なる。従って、図2および図3
に示すように2枚の遮蔽板11、12のうちいずれか一
方のみをスピーカー2前方より退かせることによって、
取付け部材の天板3aから外部に放出される音量を異な
らせることができる。さらに図示しないが、2枚の遮蔽
板11、12の両方をスピーカー2前方より退かせるこ
とによって、スピーカー2からの音量を最大化すること
ができる。従って、本態様の音量調節器においては典型
的には少なくとも4段階でスピーカー2からの音量を調
節し得る。
【0021】図4にスリット(透音孔)を有する遮蔽板
13を1枚装着した音量調節器1bを示す。本態様にお
いては、遮蔽板13に設けられたスリットと取付け部材
天板3aに設けられたスリットとの位置関係によってス
ピーカー2の音量を調節することができる。具体的に
は、図4に示すように両者のスリットが一致するように
遮蔽板13を配置した場合と図5に示すように両者のス
リットが一致しないように遮蔽板13を配置した場合と
でスピーカー2から発生した音波の反射および回折状況
を異ならせることができる。従って、本態様の音量調節
器においては、遮蔽板13をスピーカー2前方より完全
に退かせる場合を含めて典型的には少なくとも3段階で
スピーカー2からの音量を調節し得る。
【0022】図6に上記遮蔽板13と同様のスリットを
有する遮蔽板14をさらに装着した音量調節器1cを示
す。本態様においては、上述のように遮蔽板13に設け
られたスリットと取付け部材天板3aに設けられたスリ
ットとの位置関係によってスピーカー2の音量を調節す
ることに加え、さらに2つの遮蔽板13、14のスリッ
ト位置関係によってもスピーカー2の音量を微調節する
ことができる。
【0023】図7に上記遮蔽板13と異なる形状のスリ
ットを有する遮蔽板15をさらに装着した音量調節器1
dを示す。本態様においては、上述のように遮蔽板13
に設けられたスリットと取付け部材天板3aに設けられ
たスリットとの位置関係(図8)に加え、さらに遮蔽板
15に設けられたスリットと取付け部材天板3aに設け
られたスリットとの位置関係(図9)およびこれら3者
相互間のスリット位置関係によってもスピーカー2から
発生した音波の反射および回折状況を微細に異ならせる
ことができるので、遮蔽板13または遮蔽板15をスピ
ーカー2前方より完全に退かせる場合を含めて多段階に
わたってスピーカー2からの音量を調節し得る。
【0024】図10には、上述の遮蔽板13、14、1
5におけるようなスピーカー2に対する垂直方向とは異
なる方向に配向されたスリットが設けられている2枚の
遮蔽板16、17を装着した音量調節器1eを示す。本
態様においては上記スリット配向方向に応じてスピーカ
ー2から発生した音波の反射および回折状況を異ならせ
ることができるので、遮蔽板16および/または遮蔽板
17をスピーカー2前方より完全に退かせる場合(図1
1、図12参照)を含めて多段階にわたってスピーカー
2からの音量を微調節することができるとともに音の伝
わる方向別に音量を変動させることが可能となる。
【0025】
【実施例】以下、パチンコ機における本発明の実施例を
説明するが、これらはなんら本発明を限定するものでは
ない。本発明は、例えばピンボール遊技機、スロットマ
シンのようなパチンコ機以外の弾球遊技機においても好
適に実施し得る。
【0026】図13は一般的なパチンコ機100の外観
を示す正面図である。図13において、木枠102の前
枠部122には窓枠120が取り付けられている。この
窓枠には金枠118が設けられており、さらに金枠11
8にはガラスが嵌め込まれている。窓枠120の下方に
は金枠118と隣接して前板106が設けられている。
この前板106には、賞品球払出し口の一つである上皿
口116を有する上皿114が取り付けられている。な
お、前板106の裏面には遊技球を球発射装置(図示せ
ず)へ送出する球送り機構が付されている。さらに木枠
102の前枠部122の下部には球受皿112および遊
技球発射ハンドル108が装備されている。
【0027】一方、金枠118内には種々の表示器12
4、発射レール126、アウト口128の他、本パチン
コ機100における遊技盤面104を構成する種々の入
賞装置類や釘、風車等が配置されているが本発明に特に
関連がないので図示していない。
【0028】図14は、図13に示す前板106を取り
外した状態におけるパチンコ機100の正面図である。
図14において上皿口116の下方にカバー板400が
取り付けられており、この内部にスピーカー520が内
蔵されている(後述の図17参照)。カバー板400の
一部には上記スピーカー520からの音を透過するため
のスリット(透音孔)を有する天板410が備えられて
いる。なお、本実施例においてカバー板400はプラス
チック製であるが、フェノール樹脂、繊維強化プラスチ
ック等の合成樹脂、アルミニウム等の金属材、あるいは
木材等によってもよい。
【0029】次に本明細書における第一の実施例とし
て、上記カバー板400を取付け部材とし、このカバー
板400に移動可能にスリット付き遮蔽板を装着してな
る音量調節器420(図15〜図17)を説明する。
【0030】図15は、上記カバー板400を裏面から
みた斜視図である。カバー板400裏面はパチンコ遊技
中の賞品球、ファール球等を球受皿へ誘導するための球
受け片401a、401b、誘導片402、403等の
構造を有しているが、このこと自体、本発明に特に関連
がないのでこれら構造に基づくカバー板400の配球機
能についての説明は省略する(特開平7−275461
号公報参照)。
【0031】図15に示すように、本実施例においては
球受け片401a下方に遮蔽板収納部411を設置する
とともに遮蔽板出入口412を設けている。そして、図
16に示すように、この遮蔽板収納部411内部には遮
蔽板出入口412から出入り自在な状態でスリット付き
遮蔽板415が装着されている。
【0032】一方、図17に示すように、カバー板40
0の表面においては、遮蔽板収納部411に間隙416
を設けておき、この間隙から遮蔽板415に取り付けた
移動用ノブ417の先端を露出させている。次いでこの
カバー板400および装着された遮蔽板415からなる
音量調節器420とスピーカー520とをパチンコ機1
00に取り付ける。具体的には、先ず、パチンコ機10
0に設けられた円筒状のスピーカー収納部131にスピ
ーカー収納部131の内径サイズと等しいサイズのシー
ルド部材132を嵌め込み、次いでスピーカー520を
このシールド部材132に収納する。ここでスピーカー
520とパチンコ機本体100の音出力制御装置(図示
せず)とは電気的に接続される。そして、スピーカー5
20を包囲するように上記音量調節機420をネジ13
3を用いて固定設置する。
【0033】上記のとおりにパチンコ機100に固定設
置された音量調節器420によれば、移動用ノブ417
を所定の位置に移動させて遮蔽板415をスピーカー5
20前方に配置することでスピーカー520から出力さ
れた音圧を減衰させることができ、逆に移動用ノブ41
7を所定の位置に移動させて遮蔽板415をスピーカー
520前方から退かせることによってスピーカー520
から出力された音圧そのままに効果音響を外部に放射す
ることができる。従って、遊技者およびホール従業者は
本音量調節器420を使用することによって簡便にスピ
ーカー520からの音量を調節することができる。
【0034】なお、上記音量調節器420における遮蔽
板415の形状および遮蔽板収納部411に内装される
枚数ならびに移動用ノブ417の取り付け箇所は、パチ
ンコ機の構造または用途あるいはパチンコ機に装備され
たスピーカーの取り付け構造に応じて容易に変更し得る
ものであり、本実施例および上述の各図面に示した形状
に限定されるものではない。
【0035】次に、本明細書における第二の実施例とし
て、カバー板の一部である上記天板410の表面部を包
囲する状態で上記カバー板400の表面に固定設置され
る音量調節器440(図18〜図21)について説明す
る。
【0036】図18に示すように、本実施例においては
上記カバー板400の天板410部分を包囲する状態で
取付け部材430をネジ436止め(または契合手段)
により容易に取り外し可能に固定設置している。この場
合、上記天板410は取り外しておいてもよい。
【0037】本音量調節器440における取付け部材4
30の一部を取り外した状態の斜視図である図19およ
び図20に示すように、本音量調節器440は取付け部
材430の内部底面において遮蔽板435を移動可能に
装着するための軌道溝431を二組備えている。また、
取付け部材430表面の天板部434の側面には上記第
一の実施例におけるのと同様に移動用ノブ露出用の間隙
432を備えている。なお、上記カバー板400のパチ
ンコ機100への装着は上記第一の実施例と同様であ
る。
【0038】そして、パチンコ機100に固定設置され
た音量調節器440(図21参照)によれば、上記第一
の実施例における音量調節器420と同様、移動用ノブ
437を所定の位置に移動させて遮蔽板435をスピー
カー520前方に配置することでスピーカー520から
出力された音圧を減衰させることができ、逆に移動用ノ
ブ437を所定の位置に移動させて遮蔽板435をスピ
ーカー520前方から退かせることによってスピーカー
520から出力された音圧そのままに効果音響を外部に
放射することができる。従って、遊技者およびホール従
業者は本音量調節器440を使用することによって簡便
にスピーカー520からの音量を調節することができ
る。さらに本形式の音量調節器440によれば、取付け
部材430をカバー板400から取り外すだけでホール
または遊技機の要求に対応させて遮蔽板435を適宜交
換することができる。また、このような交換を要しない
場合には、本音量調節器440の取付け部材430は接
着剤によっても容易にカバー板400に固定設置され得
る。
【0039】さらに第三の実施例として、上記天板部4
34が存在しない取付け部材430aを備えた型式の音
量調節器440aを説明する。図22に示すように、本
形式の音量調節器440aにおいてはスピーカー前方部
における開放部分からの音の回折現象等による音漏れを
抑止するためスリット無しの遮蔽板435aを使用して
いる。上記カバー板400のパチンコ機100への装着
および移動用ノブ437の操作は上記第二の実施例と同
様である。本形式の音量調節器440aによれば、取付
け部材430aおよびカバー板400を取り外すことな
く遮蔽板435aをスピーカー520前方から退かせる
操作のみで当該スピーカー520をパチンコ機100か
ら取り外す(交換する)ことができる。
【0040】なお、上記音量調節器440、440aに
おける遮蔽板435、435aの形状および取付け部材
430に装着される枚数ならびに移動用ノブ437の取
り付け箇所は、パチンコ機の構造または用途あるいはパ
チンコ機に装備されたスピーカーの取り付け構造に応じ
て容易に変更し得る設計事項にすぎず、本実施例および
各図面に示した形状に限定されるものではない。
【0041】上記各実施例においてはいずれも遮蔽板4
15、435、435aのスピーカー前方における移動
操作を上記移動用ノブ417、437を介して手動で行
っているがこれに限定されるものではなく、例えば、こ
れら遮蔽板415、435、435aと接続したソレノ
イドまたはモーターをパチンコ機100本体または取付
け部材430、430aに配備し、電気的に遮蔽板41
5、435を任意に移動させることもできる。さらに、
パチンコ機100本体の制御装置における遊技プログラ
ムに上記ソレノイドの作動制御プログラムを包含させる
ことによって当該プログラムにより予め定められた時に
遮蔽板415、435,435aを移動させることが可
能となる。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、弾球遊技機に装備され
たスピーカーから生じた音圧を当該スピーカーの前方に
おいて配置した遮蔽板によって減衰させることができる
ため、上記スピーカーの音響出力そのものを全く変動さ
せることなくスピーカーからの音量を簡便に調節するこ
とができる。
【0043】そして、本発明の音量調節器を弾球遊技機
に固定設置することで、従来の弾球遊技機におけるよう
なスピーカー音響出力を変更させるための可変抵抗式ス
ピーカー音量調節機構およびそれに伴う配線処理を施す
ことなく、遊技者およびホール従業者は上記スピーカー
からの音量を簡便に調節することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の音量調節器の一態様を模式的に示した
断面図である。
【図2】本発明の音量調節器の一態様を模式的に示した
断面図である。
【図3】本発明の音量調節器の一態様を模式的に示した
断面図である。
【図4】本発明の音量調節器の一態様を模式的に示した
断面図である。
【図5】本発明の音量調節器の一態様を模式的に示した
断面図である。
【図6】本発明の音量調節器の一態様を模式的に示した
断面図である。
【図7】本発明の音量調節器の一態様を模式的に示した
断面図である。
【図8】本発明の音量調節器の一態様を模式的に示した
断面図である。
【図9】本発明の音量調節器の一態様を模式的に示した
断面図である。
【図10】本発明の音量調節器の一態様を模式的に示し
た断面図である。
【図11】本発明の音量調節器の一態様を模式的に示し
た断面図である。
【図12】本発明の音量調節器の一態様を模式的に示し
た断面図である。
【図13】パチンコ機従来品の外観を示す正面図であ
る。
【図14】前板を外した状態でのパチンコ機従来品の外
観を示す正面図である。
【図15】第一の実施例における本発明の音量調節器を
示す第一の斜視図である。
【図16】第一の実施例における本発明の音量調節器を
示す第二の斜視図である。
【図17】第一の実施例における本発明の音量調節器の
パチンコ機本体への組付けを示す斜視図である。
【図18】第二の実施例における本発明の音量調節器を
示す第一の斜視図である。
【図19】第二の実施例における本発明の音量調節器を
示す第二の斜視図である。
【図20】第二の実施例における本発明の音量調節器を
示す第三の斜視図である。
【図21】第二の実施例における本発明の音量調節器が
固定設置されたパチンコ機を示す正面図である。
【図22】第三の実施例における本発明の音量調節器を
示す斜視図である。
【符号の説明】
1a、1b、1c、1d、1e、420、440、44
0a 音量調節器 2、520 スピーカー 11、12、13、14、15、16、17、415、
435、435a 遮蔽板 3、430、430a 取付け部材 100 パチンコ機 400 カバー板 410 天板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾球遊技機に装備されたスピーカーから
    の音量を調節するための音量調節器であって、 1枚または複数枚の遮蔽板と、弾球遊技機に固定設置さ
    れる取付け部材とを備え、 ここで該遮蔽板は該取付け部材に移動可能に装着されて
    おり、該遮蔽板を前記スピーカーの前方において可逆的
    に移動させることによって前記スピーカーからの音量の
    調節が実現されることを特徴とする弾球遊技機における
    音量調節器。
  2. 【請求項2】 前記遮蔽板が複数のスリットを有してい
    ることを特徴とする請求項1に記載の音量調節器。
  3. 【請求項3】 前記遮蔽板における複数のスリットが一
    定の方向に配向して設けられていることを特徴とする請
    求項2に記載の音量調節器。
  4. 【請求項4】 弾球遊技機に装備されたスピーカーから
    の音量を調節する方法であって、 1枚または複数枚の遮蔽板を前記スピーカーの前方にお
    いて移動可能に配置し、前記スピーカーから出力された
    音圧を減衰させることを包含する弾球遊技機に装備され
    たスピーカーからの音量を調節する方法。
JP11608196A 1996-05-10 1996-05-10 弾球遊技機における音量調節器および音量調節方法 Withdrawn JPH09299551A (ja)

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