JP4800106B2 - ゲーム機の施錠装置 - Google Patents

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この発明は、パチスロ機やパチンコ機等のゲーム機の筐体と扉との間に設けられる施錠装置に関する。
一般に、この種の施錠装置は、下記特許文献1に記載されているように、扉の上下両端部に配置された一対の鉤部材を有している。一対の鉤部材は、係合位置と係合解除位置との間を回動可能であり、ばねによって係合解除位置から係合位置に向かって付勢されている。一方、ゲーム機の筐体には、一対の係合部材が設けられている。この一対の係合部材は、扉が閉位置に位置しているときに鉤部材が係合解除位置から係合位置に回動すると、一対の鉤部材とそれぞれ係合する。これによって、扉が閉位置に維持される。
扉には、シリンダ錠が設けられている。このシリンダ錠を一方向へ向かって開操作すると、一対の鉤部材がシリンダ錠の作動片によって係合位置から係合解除位置まで回動させられ、鉤部材と係合部材との係合が解除される。これにより、扉が閉位置から開回動可能になる。
扉を閉位置から開回動させると、ゲーム機のゲームが中断される。中断されたゲームを再開するためには、扉を閉位置まで回動させた後、シリンダ錠を他方向へ向かってリセット操作する。すると、リセットスイッチがOFF状態からON状態に切り換わる。これにより、ゲームが再開される。
特開2003−70968号公報
上記従来の施錠装置においては、上記リセット操作、つまりリセットスイッチのOFF状態からON状態への切換操作が、鉤部材と係合部材との係合関係と無関係に行われていた。このため、鉤部材と係合部材とが確実に係合していないにも拘わらず、リセット操作が行われてしまうことがある。このような場合には、ゲーム中に扉が開いてしまい、ゲーム機に不正が行われるおそれがあった。
この発明は、上記の問題を解決するために、ゲーム機の筐体と扉とのいずれか一方に固定された係合部材と、上記筐体と上記扉とのいずれか他方に、上記係合部材に係合した係合位置と、上記係合部材との係合が解除した係合解除位置との間を変位可能に設けられた鉤部材と、作動片を有し上記扉に設けられた錠前と、上記筐体又は上記扉に設けられたリセットスイッチとを備え、上記鉤部材が上記係合部材に係合することにより上記扉が閉位置に位置固定され、上記鉤部材と上記係合部材との係合が解除することにより、上記扉が上記閉位置から開回動可能になり、上記錠前を開操作してその作動片を一方向に変位させると、上記鉤部材が上記係合位置から上記係合解除位置まで変位させられ、上記扉が上記閉位置に位置しているときに上記錠前をリセット操作して上記作動片を他方向へ変位させると、上記リセットスイッチがOFF状態からON状態に切り換えられるゲーム機の施錠装置において、上記扉が上記閉位置に位置し、かつ上記鉤部材が上記係合位置から上記係合解除位置側へ離間しているときに、上記作動片を上記他方向へ変位させると、上記作動片の変位に連動して上記鉤部材を上記係合位置まで変位させる連動機構が、上記鉤部材と上記作動片との間に設けられ、上記連動機構が、上記鉤部材の変位方向と同方向へ変位可能に配置され、上記作動片の上記他方向への変位によって上記係合解除位置から上記係合位置へ向かう方向に変位させられる中間部材を有しており、上記中間部材は、上記係合解除位置から上記係合位置へ向かう方向に変位させられるときに、上記係合位置から上記係合解除位置側へ向かって離間している上記鉤部材に突き当たって上記鉤部材を上記係合位置まで変位させることを特徴としている。
この場合、上記鉤部材が二つ用いられ、二つの鉤部材が上下方向へ互いに離間して配置され、上側の鉤部材には上下方向に延びる上側連結部材の上端部が連結され、下側の鉤部材には上下方向に延びる下側連結部材の下端部が連結され、上記上側連結部材及び上記下側連結部材が上記二つの鉤部材と一緒に上記係合位置と上記係合解除位置との間を変位するように変位可能に配置され、上記二つの鉤部材が上記係合位置と上記係合解除位置との間を同期して変位するよう、上記上側連結部材の下端部と上記下側連結部材の上端部とが互いに連結され、上記連動機構の上記中間部材が、上記上側連結部材と上記下側連結部材といずれか一方を介して上記鉤部材に突き当たることにより、上記二つの鉤部材を上記係合位置まで変位させることが望ましい。
上記鉤部材が上記係合位置と上記係合解除位置との間を直線移動可能に配置されていることが望ましい。
上記特徴構成を有するこの発明によれば、鉤部材が係合位置から係合解除位置に向かって離間し、その結果鉤部材と係合部材との係合状態が不完全である場合において、錠前をリセット操作したときには、作動片と鉤部材との間に設けられた連動機構により、鉤部材が作動片の変位に連動して係合位置まで変位させられる。したがって、リセットスイッチがON状態に切り換えられるときには、鉤部材と係合部材とが確実に係合する。よって、ゲーム機に不正が行われることを未然に防止することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。
図1〜図15は、この発明の一実施の形態を示す。この実施の形態は、図1及び図2に示すパチスロ機(ゲーム機)1にこの発明を適用したものであり、パチスロ機1は、筐体2と扉3とを有している。筐体2は、前面が開放された略四角形の箱状に形成されている。筐体2の前面部の一側部(図1及び図2において左側部)には、扉3の一側部が鉛直線に対して若干傾斜した軸線を中心として回動可能に連結されている。扉3は、鉛直な軸線を中心として筐体2に回動可能に連結してもよい。筐体2の前面部の他側部と扉3の他側部との間には、この発明に係るゲーム機の施錠装置4が設けられている。
施錠装置4は、扉3を筐体2の前面開口部を閉じた閉位置に係合するためのものであり、扉3が開位置側から閉位置まで回動すると、扉3を筐体2に閉位置において自動的に係止する。その一方、扉3が閉位置に位置しているときにシリンダ錠67を開操作すると、扉3の筐体2に対する係止状態を解除し、扉3を閉位置から開位置側へ回動可能にする。
また、このパチスロ機1においては、ゲーム中に扉3を閉位置から開回動させるとゲームが中断される。扉3を閉位置に回動させた後、施錠装置1のシリンダ錠67をリセット操作すると、リセットスイッチRSがON状態になり、ゲームが再開される。このような構成は、従来のパチスロ機と同様である。しかし、この施錠装置4では、リセット時に扉3が閉位置に確実に係止されていない場合には、シリンダ錠67をリセット操作することができず、ゲームを再開することができなくなっている。
このような機能を有する施錠装置4についてその詳細な構成を説明すると、施錠装置4は、筐体2の前面側(扉3側)の他側部内面に取り付けられた筐体側ユニット5と、扉3の背面側(筐体2側)の他側部内面に取り付けられた扉側ユニット6とを備えている。
まず、筐体側ユニット5について説明すると、筐体側ユニット5は、図1〜図6に示すように、筐体側取付プレート51を有している。取付プレート51は、金属製の板材からなるものであり、その長手方向を上下方向に向けて配置され、筐体2の他側部内面の前端部(扉3側の端部)に沿って固定されている。図3に示すように、取付プレート51の外側(扉3側)の側部は、階段状に折り曲げられており、筐体2の他側部内面に形成された凹部2aとにより取付プレート51に沿って上下に延びる断面長方形状の収容空間Sを形成している。取付プレート51の外側の側部は、筐体2の前面から所定距離だけ前方に突出させられている。
筐体ユニット5は、上側鉤部材(上側連結部材)52及び下側鉤部材(下側連結部材)53をさらに有している。上側鉤部材52は、上下に長い金属製の板材からなるものであり、取付プレート51に沿って配置されている。上側鉤部材52の上側の大部分は、収容空間S内に収容されている。上側鉤部材52の上端部には、上下に延びるガイド孔52aが形成されている。このガイド孔52aには、取付プレート51に固定されたガイド軸G1が上下方向へ相対移動可能に挿入されている。これにより、上側鉤部材52の上端部が取付プレート51に上下方向へ移動可能に連結されている。上側鉤部材52の上端部には、鉤部(鉤部材)52bが形成されている。この鉤部52bは、上側鉤部材52の外側(扉3側)の側部に配置されており、取付プレート51に形成された貫通孔51aを通って収容空間Sから扉3側に向かって突出している。鉤部52bの上面には、係合凹部52cが形成されている。この係合凹部52cの底部は、半円状に形成されている。取付プレート51の上端部の外側の側部には、切欠き部51eが形成されている。この切欠き部51eは、係合凹部52cの半円状をなす底部のうちの筐体2の奥側(扉3から離間する側)に位置する部分と対向するように配置されており、当該部分とほぼ同一形状、同一寸法に形成されている。上側鉤部材52の下端部は、取付プレート51に形成された貫通孔51bを通って収容空間S内から突出し、取付プレート51の前面(筐体2の一側部側を向く面;図4において左方を向く面)に沿って下方へ延びている。上側鉤部材52の下端部には、上下に延びるガイド孔52dが形成されている。このガイド孔52dには、取付プレート51に固定されたガイド軸G2が上下方向へ相対移動可能に挿入されている。これにより、上側鉤部材52の下端部が取付プレート51に上下方向へ移動可能に連結されている。
下側鉤部材53は、上下に長い金属製の板材からなるものであり、その下側の大部分が収容空間S内に収容されている。下側鉤部材53の下端部には、鉤部(鉤部材)53bが形成されている。この鉤部53bは、下側鉤部材53の外側の側部に配置されており、取付プレート51に形成された貫通孔51cを通って収容空間Sから扉3側に向かって突出している。鉤部53bの下面には、係合凹部53cが形成されている。この係合凹部53cは、係合凹部52cと上下対称に配置形成されている。取付プレート51の下端部の外側の側部には、切欠き部51fが形成されている。この切欠き部51fは、係合凹部53cの半円状をなす上底部の筐体2の奥側(扉3から離間する側)に位置する部分と対向するように配置されており、当該部分とほぼ同一形状、同一寸法に形成されている。下側鉤部材53の上端部は、取付プレート51に形成された貫通孔51dを通って収容空間Sから突出し、取付プレート51の前面に沿って上方へ延びている。下側鉤部材53の上端部には、上下方向に延びるガイド孔53aが形成されている。このガイド孔53aには、ガイド軸G2が上下方向へ相対移動可能に挿入されている。これにより、下側鉤部材53が取付プレート51に上下方向へ移動可能に連結されている。
上側鉤部材52と下側鉤部材53とは、一方が上方へ移動すると他方が下方へ移動するように連結されている。すなわち、ガイド軸G2には、揺動部材54の中央部が回動可能に設けられている。揺動部材54の一端部は、上側鉤部材52の下端部に軸J1を介して回動可能に、かつ水平方向へ相対移動可能に連結されている。揺動部材54の他端部は、下側鉤部材53の上端部に軸J2を介して回動可能に、かつ水平方向へ相対移動可能に連結されている。したがって、上側鉤部材52と下側鉤部材53との一方が上方(下方)へ移動すると、それと同時に他方が一方と同一距離だけ下方(上方)へ移動する。上側及び下側鉤部材52,53の移動範囲は、ガイド軸G1とガイド孔52aとによって、又はガイド軸G2とガイド孔52d若しくはガイド孔53aとによって、上下の鉤部52c,53cが上下方向において互いに最も大きく離間した係合位置と、上下の鉤部52c,53cが上下方向において互いに最も接近した係合解除位置との間に規制されている。
下側鉤部材53と取付部材51との間には、付勢手段55が設けられている。この付勢手段55は、コイルばね、その他のばねからなるものであり、下側鉤部材53を下方へ付勢している。したがって、付勢手段55は、下側鉤部材53及び揺動部材54を介して上側鉤部材52を上方へ付勢している。上側鉤部材52及び下鉤部材53は、通常時は、付勢手段55の付勢力によって係合位置に位置させられている。
上側鉤部材52の下端部には、ロック部材56が水平な軸J3を介して回動可能に連結されている。このロック部材56は、それと上側鉤部材52との間に設けられたコイルばね、その他のばねからなる付勢手段57により図5の時計方向へ回動付勢されている。ロック部材56には、扉3側を向く当接板部56aが形成されている。この当接板部56aの扉3側を向く前面が上側鉤部材52に突き当たると、ロック部材56はそれ以上時計方向へ回動することができなくなる。以下、このときのロック部材56の回動位置をロック位置という。ロック部材56は、扉3の開閉時を除く通常時には、付勢手段57によってロック位置に位置させられている。
ロック部材56の下端部には、突出部56bが形成されている。この突出部56bは、ロック位置に位置しているロック部材56が上側鉤部材52と一緒に係合位置から係合解除位置側へ向かって所定距離だけ下方へ移動すると(このとき、下側鉤部材53は、係合位置から係合解除位置側へ向かって所定距離だけ上方へ移動している。)、下側鉤部材53の上端部に形成された突出部53dに突き当たる。その結果、上側及び下側鉤部材52,53がそれ以上係合解除位置側へ移動不能になる。ただし、ロック部材56が後述するロック解除位置に位置しているときには、突出部56bが突出部53dに突き当たることがなく、上側及び下側鉤部材52,53は、係合位置と係合解除位置との間を自由に移動することができる。
取付プレート51には、金属製の板材からなる支持部材58が固定されている。この支持部材58は、ガイド部58aと支持板部58bとを有している。ガイド部58aは、筐体2の前側(扉3側)から奥側へ向かうにしたがって上方へ向かうように傾斜させられている。支持板部58bは、ガイド部58aから筐体2の奥側へ向かって水平に延びている。
次に、扉側ユニット6について説明すると、扉側ユニット6は、図1〜図3及び図7〜図9に示すように、扉側取付プレート61を有している。取付プレート61は、金属製の板材からなるものであり、左右の両側部を互いに対向するように折り曲げることにより断面「コ」字状に形成されている。取付プレート61は、その長手方向を上下方向に向けた状態で扉3の他側部内面に沿って固定されている。しかも、取付プレート61は、その開放部を筐体2側に向けた状態で配置されており、扉3が閉位置に回動すると筐体側取付プレート51の筐体2から外側に突出した側部が扉側取付プレート61の内部に入り込み、取付プレート61の両側壁部61a,61bが筺体側取付プレート51の側部と対向する。
取付プレート61の上端部には、係合ローラ(係合部材)62Aが水平な軸J4を介して回動自在に設けられ、取付プレート61の下端部には、係合ローラ(係合部材)62Bが水平な軸J5を介して回動自在に設けられている。係合ローラ62A,62Bは、断面円径をなしており、係合凹部52c、53cの底部とほぼ同一の曲率半径を有している。各係合ローラ62A,62Bは、扉3が閉位置に位置している状態において、上側及び下側鉤部材52,53が係合解除位置から係合位置まで移動すると、係合凹部52b、53bにその開放部から各底部に突き当たるまで入り込み、その状態から上側及び下側鉤部材52,53が係合解除位置まで移動すると、係合凹部52b,53bからそれぞれ脱出するように配置されている。各係合ローラ62A,62Bが係合凹部52c,53cにそれぞれ入り込むことにより、扉3が筐体2の前面に突き当たってその開口部を閉じた閉位置に保持される。係合ローラ62A,62Bは、係合凹部52c,53cの底部に突き当たっているとき、係合ローラ62A,62Bの筺体2側の側部が切欠き部51e,51fにそれぞれ入り込む。これにより、係合ローラ62A,62Bを筺体2により接近させることができ、その結果筺体側取付プレート51の側部を扉側取付プレート61内へより大きく進入させることができるようになっている。
取付プレート61の両側壁部61a,61bのうちの、扉3の一側部側(図3において左側)に位置する側壁部61bは、その中央部が切り欠かれている。そして、取付プレート61の底壁部61cの中央部には、当該切欠き部から扉3の一側部側へ向かって突出する支持板部61dが形成されている。この支持板部61dの筐体2側を向く面には、位置調節板63が扉3の前面に沿う水平方向(図3において左右方向)へ位置調節可能に固定されている。
位置調節板63は、金属製の板材を直角に屈曲させてなるものであり、支持板部61dに図3の左右方向へ位置調節可能に固定された基部63aと、この基部63aから筐体2側へ突出する直立板部63bとを有している。直立板部63bの上端部には、支持ローラR1が回転自在に設けられている。この支持ローラR1は、扉3が開位置側から閉位置の若干手前の所定位置まで回動すると、支持部材58のガイド部58aに接してその上を転動し始める。そして、扉3が閉位置に達するまでにガイド部58aを越え、扉3が閉位置に達したときには、支持板部58b上に乗っている。これにより、扉3の他側部が筺体2に上下方向において所定の位置に支持されるようになっている。
直立板部63bの上下方向における中間部には、当接ローラR2が回転自在に設けられている。この当接ローラR2は、図11に示すように、上側及び下側鉤部材52,53が係合位置に位置し、かつロック部材56がロック位置に位置している状態において、扉3が閉回動して閉位置の所定距離だけ手前の位置に達すると、ロック部材56の当接板部56aの前面に突き当たるように配置されている。当接ローラR2が当接板部56aに突き当たった状態において、扉3がさらに閉回動すると、当接ローラR2が当接板部56aを筐体2の奥側へ向かって押す。その結果、ロック部材56が付勢手段57の付勢力に抗して図5の反時計方向へ回動させられる。ロック部材56は、当接板部56aの下端部が上側鉤部材52に突き当たるとそれ以上反時計方向へ回動することができなくなる(図12参照)。以下、このときのロック部材56の回動位置をロック解除位置という。ロック部材56がロック解除位置に位置しているときには、下側鉤部材53がロック部材56に突き当たることがない。したがって、上側及び下側鉤部材52,53は、係合位置と係合解除位置との間を自由に移動することができる。
図12及び図13に示すように、ロック部材56がロック解除位置に位置している状態においては、当接板部56aがロック部材56のロック位置からロック解除位置までの回動角度の分だけ筐体2の奥側へ向かうにしたがって上方へ向かうように傾斜している。したがって、ロック部材56がロック解除位置に位置した状態で扉3をさらに閉回動させると、当接ローラR2が当接板部56aを下方へ押す。これにより、上側及び下側鉤部材52,53が付勢手段55の付勢力に抗して係合位置から係合解除位置側へ移動させられる。そして、扉3が閉位置の直前まで達すると、図13に示すように、当接ローラR2の最下部が当接板部56aの上端部と接触する。このときには、上側及び下側鉤部材52,53が係合解除位置まで移動させられている。扉3がさらに閉位置側へ回動して当接ローラR2が当接板部56aを乗り越えると、図14に示すように、ロック部材56が付勢手段57の付勢力によってロック位置まで回動させられる。
ロック部材56がロック位置に回動した状態においては、当接板部56aの背面(筐体2の奥側を向く面)に形成された第2当接板部56dが当接ローラR2と対向し、扉3を開回動させようとすると、当接ローラR2が第2当接板部56dに直ちに突き当たる。これにより、扉3の開回動が阻止される。また、ロック部材56がロック位置に回動した状態においては、付勢手段55によって付勢された上側及び下側鉤部材52,53が係合解除位置から係合位置側へ向かって移動しようとするが、上側鉤部材52の鉤部52bの上面及び下側鉤部材53の鉤部53bの上面が係合ローラ62A、62Bとほぼ接触している。したがって、上側及び下側鉤部材52,53が係合解除位置から係合位置側へ向かって移動することはほとんどない。
扉3がさらに閉回動して閉位置に達すると、図14に示すように、鉤部52b,53bの係合凹部52c,53cと係合ローラ62A,62Bとがそれぞれ対向する。この結果、上側及び下側鉤部材52,53が付勢手段55によって係合位置まで移動させられ、係合ローラ62A,62Bが係合凹部52c,52dの底部にそれぞれ嵌り込む。これにより、鉤部52b,53bと係合ローラ62A,62Bとがそれぞれ確実に係合し、扉3が閉位置に係合される。
直立板部63bには、操作板64が軸J6を介して上下方向へ所定範囲移動可能に設けられている。この操作板64と直立板部63bとの間には、リセット板(中間部材)65が軸J6及び軸J7を介して上下方向へ所定範囲移動可能に設けられている、操作板64とリセット板65との間には、コイルばね、その他のばねからなる付勢手段66が設けられている。この付勢手段66は、操作板64とリセット板65が互いに接近するよう、操作板64を下方に付勢する一方、リセット板65を上方に付勢している。これにより、後述するシリンダ錠67の操作時以外には、操作板64が下限界位置に位置させられるとともに、リセット板65が上限界位置に位置させられている。
位置調節板63の基部63aには、シリンダ錠(錠前)67がその長手方向を扉3の前面とほぼ直交する方向に向けて設けられている。シリンダ錠67は、扉3に形成された挿通孔3a(図3参照)を貫通して扉3から前方に突出している。ここで、シリンダ錠67と挿通孔3aとの左右方向の位置が、製造誤差や機種によって合わないことがあるが、その場合には、位置調節板63の扉側取付プレート61に対する左右方向の取付位置を適宜調節することにより、シリンダ錠67を挿通孔3aに確実に挿通することができる。勿論、位置調節板63を取付プレート61に対して上下方向へ位置調節可能にすれば、シリンダ錠67と挿通孔3aとの上下方向の位置ずれを吸収することができる。
シリンダ錠67のシリンダ軸67aの筐体2側の端部には、略「く」字状をなす作動片67bが固定されている。シリンダ錠67に鍵(図示せず)を挿入して、作動片67bを図7に示す中立位置から反時計方向(一方向)へ向かって開錠位置まで回動(開操作)させると、その一端部(図7において下端部)が下限界位置に位置している操作板64に突き当たり、操作板64を付勢手段66の付勢力に抗して所定の位置まで上方へ移動させる。後述するように、操作板64が所定の位置まで上方へ移動すると、それによって上側及び下側鉤部材52,53が係合解除位置まで移動させられる。そこで、操作板64の所定の位置も係合解除位置という。操作板64が上方へ移動させられるとき、リセット板65は、上限界位置に位置しているので、操作板64の上方への移動に伴って上方へ移動することはない。逆に、作動片67bを中立位置から時計方向(他方向)へ向かってリセット位置まで回動(リセット操作)させると、その上端部が上限界位置に位置しているリセット板65に突き当たり、リセット板65を付勢手段66の付勢力に抗して所定の位置(以下、リセット位置という。)まで下方へ移動させる。このとき、操作板64は、下限界位置に位置しているので、リセット板65の下方への移動に伴って下方へ移動することはない。
操作板64には、二つの突出部64a,64bが形成されている。一方の突出部64aは、扉3が閉位置に位置しているときに操作板64を下限界位置から上方へ移動させると、ロック部材56の下端部に形成された傾斜面56cに突き当たり、ロック部材56をロック位置からロック解除位置まで回動させる。他方の突出部64bは、下側鉤部材53に形成された係合片53dに突き当たり、一方の突出部64aがロック部材56をロック位置からロック解除位置まで回動させるのと同時に、下側鉤部材53を係合位置から係合解除位置まで移動させる。このように、下側鉤部材53が操作板64によって上方へ移動させられるときには、それと同時にロック部材56が操作板64によってロック位置からロック解除位置へ回動させられるので、下側鉤部材53が操作板64によって係合位置から解除位置へ移動させられるときには、下側鉤部材53がロック部材56に突き当たることがない。なお、下側鉤部材53が係合位置から係合解除位置まで上方へ移動するのと同時に、上側鉤部材52が係合位置から係合解除位置まで下方へ移動する。
リセット板65には、二つの突出部65a,65bが形成されている。一方の突出部65aは、扉3が閉位置に位置しているときにリセット板65が上限界位置からリセット位置まで下方へ移動させられると、直立板部63bに設けられた近接スイッチ等からなるリセットスイッチRSに接近し、リセットスイッチRSをOFF状態からON状態にする。これにより、扉3が閉位置から開かれることによって中断していたゲームが再開される。他方の突出部65bは、扉3を閉位置に位置させたにも拘わらず、下側鉤部材53が係合位置に移動しておらず、係合解除位置と係合位置との間に位置しているとき、つまり係合ローラ62A,62Bが鉤部52b,53bの係合凹部52c,53cの底部まで達しておらず、それらが不完全な状態で係合しているときには、リセット板65が下方へ移動すると、下側鉤部材53の係合片53eの上面に突き当たって下側鉤部材53を係合位置まで移動させる。これにより、リセットスイッチRSがリセットされた(OFF状態からON状態に切り換えられた)ときには、鉤部52b,53bと係合ローラ62A,62Bとが確実に係合するように構成されている。換言すれば、鉤部52b,53bと係合ローラ62A,62Bとが確実に係合しない限り、リセットスイッチRSがOFF状態からON状態に切り換わることがなく、ゲームを再開することができなくなっている。これにより、不完全な状態で閉じられた扉3が開けられてゲームが不正に行われることが未然に防止されている。
上記構成のパチスロ機1において、いま扉3が閉じているものとする。この状態では、図3に示すように、筐体側取付プレート51の外側の側部が扉側取付プレート61内に入り込んでいる。したがって、扉3を不正に開けるために、例えば筐体2と扉3との間の符号Aで示す隙間から針金(図示せず)等を差し込んで上側鉤部材52を下方へ移動させる場合には、隙間Aから挿入した針金の先端部を、側壁部61aと取付プレート51の側部の間から取付プレート51の前を通し、さらに筐体2の内側に挿入することになるが、取付プレート51の側部を通過した針金の先端は側壁部61bに突き当たり、それ以上筐体2の内側へ挿入することができなくなる。その状態では、上側鉤部材52に引っ掛かった針金によって上側鉤部材52を下に向かって移動させようとしても、上側鉤部材52に対する引っ掛かり部から先端縁までの針金の長さ(=取付プレート51と側壁部61bとの間の距離)が短いため、針金が上側鉤部材52から簡単に外れてしまう。このため、上側鉤部材52を不正に移動させることが非常に困難になる。これは、下側鉤部材53を不正に移動させる場合も同様である。したがって、扉3を不正に開くことができない。
仮に、上側鉤部材52又は下側鉤部材53を針金によって係合位置から係合解除位置側へ向かって移動させることができたとしても、それらが係合位置から係合解除位置に至る前には下側鉤部材53がロック部材56に突き当たる。したがって、上側鉤部材52及び下側鉤部材53は、係合位置から僅かに移動させることができたとしても係合解除位置までは移動させることができない。よって、鉤部52b,53bと係合ローラ62A,62Bとの係合状態が解除することがない。これにより、扉3の不正な開操作がより一層確実に防止されている。
さらに、上記のような上側及び下側鉤部材52,53の不正移動防止機構の存在にも拘わらず、上側及び下側鉤部材52,53が仮に係合解除位置まで移動させられて鉤部52b,53bと係合ローラ62A,62Bとの係合が解除されたとしても、それだけでは上記パチスロ機1の扉3を不正に開くことができない。すなわち、上記のように、扉3の開位置側から閉位置側への移動に伴って当接ローラR2がロック部材56の当接板部56aを乗り越えると、ロック部材56がロック位置まで戻る。この状態で扉3を開こうとすると、当接ローラR2が第2当接板部56dに突き当たり、ロック部材56をロック解除位置からロック位置へ向かう方向へ回動させようとする。ところが、ロック部材56は、ロック位置を越えて回動することができない。したがって、当接ローラR2が第2当接板部56dに突き当たるとそれ以上扉3を開くことができない。これによって、扉3の不正な開動作が防止され、ゲーム機に対する不正がより一層確実に防止されている。
閉位置に位置している扉3は、シリンダ錠67を開操作することによって開くことができる。その場合には、まずシリンダ錠67に鍵を挿入して作動片67bを中立位置から図7の反時計方向へ向かって開錠位置まで回動させる。すると、上側及び下側鉤部材52,53が係合位置から係合解除位置まで移動し、係合ローラ62A,62Bが係合凹部52c、53cからそれぞれ脱出する。これと同時に、ロック部材56がロック位置からロック解除位置まで回動する。したがって、その状態を維持することにより、扉3を閉位置から開回動させることができる。
ここで、扉3を閉位置から所定の微小角度(例えば2°程度)以上開位置側へ開回動させると、操作板64が下側鉤部材53及びロック部材56から離間する。その結果、下側鉤部材53が係合位置に向かって下方へ移動しようとすると共に、ロック部材56がロック解除位置からロック位置まで回動しようとする。仮に、操作板64が下側鉤部材53及びロック部材56から離間すると同時にロック部材56がロック位置まで回動すると、当接ローラR2がロック部材56の当接板部56aに突き当たり、その結果扉3の開回動が阻止されてしまう。しかし、当接ローラR2がロック部材56の当接板部56aを筐体2の内側から外側へ向かう方向に通り過ぎるまでは、ロック部材56がロック位置に戻ることはない。
すなわち、操作板64が下側鉤部材53及びロック部材56から離間し、その結果上側及び下側鉤部材52,53が係合解除位置から係合位置側へ移動すると、鉤部52bの上面及び鉤部53bの下面が直ちに係合ローラ62A,62Bに突き当たる。それにより、上側及び下側鉤部材52,53の係合位置側への移動が阻止される。すると、ロック位置側へ回動し始めたロック部材56が下側鉤部材53の上端部に直ちに突き当たり、それ以上ロック位置側へ回動することができなくなる。このような状態は、当接ローラR2がロック部材56の当接板部56aを通過するまで維持される。したがって、扉3を開位置まで開回動させることができる。なお、扉3が閉位置から開位置側へ向かって回動すると、パチスロ機1に設けられた停止装置(図示せず)が扉3の開動作を検知してゲームを自動的に中断する。中断されたゲームは、リセットスイッチRSをON操作しない限り再開することができない。
開いた扉3は、閉位置まで単に回動させるだけで閉位置に自動的に係合することができる。上記のように、扉3を閉位置まで移動させると、当接ローラR2が当接板部56aに突き当たり、ロック部材56をロック位置からロック解除位置まで回動させた後、ロック部材56、上側鉤部材52及び下側鉤部材53を係合位置から係合解除位置まで移動させる。当接ローラR2が当接板部56aを通過すると、ロック部材56がロック解除位置からロック位置まで戻る。その後、上側及び下側鉤部材52,53が係合解除位置から係合位置まで移動して鉤部52b,53bが係合ローラ62A,52Bとそれぞれ係合する。これによって、扉3が閉位置において筐体2に係止される。
扉3の開動作に伴って中断したゲームを再開するためには、上記のように、シリンダ錠67に鍵を挿入して作動片67bを中立位置から図7の時計方向へリセット位置まで回動させる。すると、リセット板65がリセットスイッチRSに接近してこれをOFF状態からON状態に切り換える。
リセット操作時に上側及び下側鉤部材52,53が係合位置に移動しておらず、鉤部52b,53bと係合ローラ62A,62Bとが正しく係合していない場合には、リセット板65によって上側及び下側鉤部材52,53が係合位置まで移動させられる。したがって、リセットスイッチRSがON状態になるときには、必ず鉤部52b,53bと係合ローラ62A,62Bとが正しく係合する。換言すれば、上側及び下側鉤部材52,53が係合位置まで移動することができず、鉤部52b,53bと係合ローラ62A,62Bとが正しく係合しない場合には、作動片67b及びリセット板65がリセット位置まで移動することができない。したがって、リセットスイッチRSがOFF状態からON状態に切り換わることがない。よって、ゲーム再開後、扉3が開かれて不正が行われるような事態を未然に防止することができる。
なお、この発明は、上記の実施の形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、上記の実施の形態においては、筐体2に上側及び下側鉤部材52,53を設け、扉3に係合ローラ(係合部材)62A,62Bを設けているが、これとは逆に筐体2に係合ローラ62A,62Bを設け、扉3に鉤部材52,53を設けてもよい。また、上記特許文献1に記載された周知の施錠装置のように、鉤部52b,53bを独立した部材として取付プレート51に回動可能に、または上下方向へ移動可能に設け、両鉤部52b,53bを一つ又な二つの連結部材によって連結してもよい。
また、上記の実施の形態においては、リセットスイッチRSを扉側取付部材61に設けているが、筐体側取付プレート51に設けてもよい。
この発明に係る施錠装置が用いられたパチスロ機を、扉を開いた状態で示す斜視図である。 同パチスロ機を図1と異なる方向から見た斜視図である。 同パチスロ機の扉を閉じた状態で示す図1のX−X線に沿う拡大断面図である。 同パチスロ機において用いられている施錠装置の筐体側ユニットを示す図であって、図4(A)はその斜視図、図4(B)はその分解斜視図である。 同筐体側ユニットを示す図であって、図5(A)はその正面図、図5(B)は図5(A)のB矢視図である。 同筐体側ユニットを示す図であって、図6(A)はその背面図、図6(B)は図6(A)のB矢視図である。 同パチスロ機において用いられている施錠装置の扉側ユニットを示す図であって、図7(A)はその斜視図、図7(B)はその分解斜視図である。 同扉側ユニットを示す図であって、図8(A)はその正面図、図8(B)は図8(A)のB矢視図である。 同扉側ユニットを示す図であって、図9(A)はその背面図、図9(B)は図9(A)のB矢視図である。 扉を開位置から閉位置に向かって回動させたときの筐体側ユニットと扉側ユニットとを示す図であって、当接ローラがロック部材に突き当たる以前の状態を示している。 筐体側ユニットと扉側ユニットとを当接ローラがロック部材に突き当たった瞬間の状態で示す図である。 筐体側ユニットと扉側ユニットとを当接ローラがロック部材をロック解除位置まで回動させた状態で示す図である。 筐体側ユニットと扉側ユニットとを当接ローラがロック部材を通過する瞬間の状態で示す図である。 筐体側ユニットと扉側ユニットとを、係合ローラが鉤部の係合凹部と対向した状態で示す図である。 筐体側ユニットと扉側ユニットとを、係合ローラが鉤部の係合凹部の底部まで入り込んだ状態で示す図である。
符号の説明
RS リセットスイッチ
1 パチスロ機(ゲーム機)
2 筐体
3 扉
52 上側鉤部材(上側連結部材)
52b 鉤部(鉤部材)
53 下側鉤部材(下側連結部材)
53b 鉤部(鉤部材)
62A 係合ローラ(係合部材)
62B 係合ローラ(係合部材)
65 リセット板(中間部材)
67 シリンダ錠(錠前)
67b 作動片

Claims (3)

  1. ゲーム機の筐体と扉とのいずれか一方に固定された係合部材と、上記筐体と上記扉とのいずれか他方に、上記係合部材に係合した係合位置と、上記係合部材との係合が解除した係合解除位置との間を変位可能に設けられた鉤部材と、作動片を有し上記扉に設けられた錠前と、上記筐体又は上記扉に設けられたリセットスイッチとを備え、上記鉤部材が上記係合部材に係合することにより上記扉が閉位置に位置固定され、上記鉤部材と上記係合部材との係合が解除することにより、上記扉が上記閉位置から開回動可能になり、上記錠前を開操作してその作動片を一方向に変位させると、上記鉤部材が上記係合位置から上記係合解除位置まで変位させられ、上記扉が上記閉位置に位置しているときに上記錠前をリセット操作して上記作動片を他方向へ変位させると、上記リセットスイッチがOFF状態からON状態に切り換えられるゲーム機の施錠装置において、
    上記扉が上記閉位置に位置し、かつ上記鉤部材が上記係合位置から上記係合解除位置側へ離間しているときに、上記作動片を上記他方向へ変位させると、上記作動片の変位に連動して上記鉤部材を上記係合位置まで変位させる連動機構が、上記鉤部材と上記作動片との間に設けられ
    上記連動機構が、上記鉤部材の変位方向と同方向へ変位可能に配置され、上記作動片の上記他方向への変位によって上記係合解除位置から上記係合位置へ向かう方向に変位させられる中間部材を有しており、上記中間部材は、上記係合解除位置から上記係合位置へ向かう方向に変位させられるときに、上記係合位置から上記係合解除位置側へ向かって離間している上記鉤部材に突き当たって上記鉤部材を上記係合位置まで変位させることを特徴とするゲーム機の施錠装置。
  2. 上記鉤部材が二つ用いられ、二つの鉤部材が上下方向へ互いに離間して配置され、上側の鉤部材には上下方向に延びる上側連結部材の上端部が連結され、下側の鉤部材には上下方向に延びる下側連結部材の下端部が連結され、上記上側連結部材及び上記下側連結部材が上記二つの鉤部材と一緒に上記係合位置と上記係合解除位置との間を変位するように変位可能に配置され、上記二つの鉤部材が上記係合位置と上記係合解除位置との間を同期して変位するよう、上記上側連結部材の下端部と上記下側連結部材の上端部とが互いに連結され、上記連動機構の上記中間部材が、上記上側連結部材と上記下側連結部材といずれか一方を介して上記鉤部材に突き当たることにより、上記二つの鉤部材を上記係合位置まで変位させることを特徴とする請求項1に記載のゲーム機の施錠装置。
  3. 上記鉤部材が上記係合位置と上記係合解除位置との間を直線移動可能に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のゲーム機の施錠装置。
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