JP4799724B2 - 入浴剤、パック剤、歯磨き添加剤に配合される生体機能活性化物質 - Google Patents

入浴剤、パック剤、歯磨き添加剤に配合される生体機能活性化物質 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、入浴剤、パック剤、歯磨き添加剤等に配合される生体機能活性化物質に関するもので、特に、石英斑岩ゲル化物を含有する生体機能活性化物質に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
海水成分を含有する入浴剤やパック剤には、表層海水或いは海洋深層水と各種成分を組み合わせたものがある。例えば、特開平7−17850号公報に記載の浴用組成物は、海水乾燥物の他に海草粉末を添加して血行促進、保湿効果、美肌作用を高め、更に、無水珪酸によって組成物の固結を防止している。
また、特開平8−113530号公報に記載の浴用組成物は、海水を死海の海水に限定することによって湿潤性、美肌効果を高めている。
【0003】
さらに、特開平10−182424号公報に記載の入浴剤は、2種以上の無機塩類或いは水溶性高分子に海水として表層海水もしくは海洋深層水を添加した基本入浴剤に、ヒノキチオールを溶解する油脂類、生薬エキス、生薬末、色素、香料、無機顔料、有機酸類、ビタミン類、多価アルコール類、蛋白分解酵素、金属封鎖剤等を添加したものである。
海水は皮膚性疾患の治療作用を有するが、水分を蒸発させると残留物の一部が不溶性物質となり、入浴剤として十分な効果を発揮することができなくなる。しかし、特開平10−182424号公報に記載の入浴剤によれば、粉末状もしくは固形状に維持でき取扱いに便利であるだけでなく適度な含水比(保水性)を保つことができるため、不溶性物質が生成されることがなく海水中の成分の全てを入浴剤として有効利用できる。また、ヒノキチオール等の他の添加物による効果も兼ね備えている。
【0004】
このように、海水成分をベースに様々な物質を添加した入浴剤がある。
また、特開平9−110702号公報に記載の海洋深層水を製剤化した海洋深層水含有ゲル製剤は、アトピー性皮膚炎等の皮膚疾患に有効とされ、従来の製剤方法での粘性の低下、皮膚塗布後の剥落、残留モノマーの毒性といった問題点が解決されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のような従来の海水成分を添加した入浴剤・製剤によれば、入浴剤・製剤としての効用の多くは添加した海水成分のみにより発揮されていると言っても過言ではなく、他の添加物は付加的な効果を奏するに過ぎなかった。即ち、海水以外の他の添加物は構成成分を変えて他の入浴剤との区別をする程度のものであり、それ以上の特別大きな効果を奏するものではなかった。
【0006】
また、上記の入浴剤は、実際の入浴時に使用する水道水に含まれる活性酸素誘導物質で、皮膚に刺激があり、毒性の高い塩素(カルキ=次亜塩素酸カルシウム)の除去については、何らの解決をももたらすものではない。
さらに、上記の各従来技術の問題点として、製品の利便性が悪く、製造工程が複雑であり、皮膚に使用した場合の残留物の毒性等が挙げられる。
そこで、本発明においては、入浴剤・パック剤・歯磨き添加剤等に石英斑岩ゲル化物を含有させることによって、海水成分に由来する以上の顕著な薬用効果が期待できる、入浴剤・パック剤・歯磨き添加剤等に配合される生体機能活性化物質を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そこで、請求項1、請求項3、請求項5にかかる発明においては、酸化還元電位が負で、珪酸(SiO 2 )50±10重量%、亜鉛(Zn)0.02±0.004重量%、アルミニウム(Al)10±2重量%、鉄(Fe)10±2重量%、カルシウム(Ca)5±1重量%、マグネシウム(Mg)2±0.4重量%、カリウム(K)1±0.2重量%を含有する石英斑岩の微粉末をゲル化してなる石英斑岩ゲル化物と、海洋深層水と、動植物からの天然抽出物とを含有し、前記海洋深層水は、塩分濃度が3.5重量%の原液が1〜10倍に濃縮されたものであり、全体に占める含有割合が10〜60容積%であり、前記動植物からの天然抽出物として、22種グラム陰性菌・22種グラム陽性菌の殺菌に効果があるとともにアロマテラピー効果があるローズマリーエキス及び/またはうるおい成分であるカミツレエキスを含有することを特徴とする入浴剤、パック剤、歯磨き添加剤に配合される生体機能活性化物質を創出した。
【0008】
発明者等は、珪酸50±10重量%、亜鉛0.02±0.004重量%、アルミニウム10±2重量%、鉄10±2重量%、カルシウム5±1重量%、マグネシウム2±0.4重量%、カリウム1±0.2重量%を含有し、酸化還元電位が負の石英斑岩は生体機能を活性化させることに有効であることを見出した。特に、石英斑岩ゲル化物は、石英斑岩を粉体化してそれに水分が触れると瞬時にミネラルを溶出し、負の酸化還元電位を大きくする。また、水に含まれる塩素の除去能力も大きく、皮膚に対して保湿性が高いという性状を有する。そして、石英斑岩ゲル化物は、アトピー性皮膚炎等の皮膚疾患の治療効果、美肌効果、日焼けの消炎効果、水虫の痒み改善効果、発毛効果、頭皮の痒み改善効果などを有することが確認されている。
【0009】
そして、このゲル化物に海洋深層水を添加することによって、そのゲル状態を安定して維持することができる。また、海洋深層水は、アトピー性皮膚炎等の皮膚疾患の治療効果を奏し、さらに、富栄養性、清浄性、ゲルの分散安定性、タラソテラピー効果等を有する。
更に、動植物からの天然抽出物として、22種グラム陰性菌・22種グラム陽性菌の殺菌に効果があるとともにアロマテラピー効果があるローズマリーエキス及び/またはうるおい成分であるカミツレエキスを添加することによって、添加物の組み合わせに応じた効果を付加することができる。
【0010】
また、前記海洋深層水は、塩分濃度が3.5重量%の原液が1〜10倍に濃縮されたものであり、全体に占める含有割合が10〜60容積%である。
発明者等は、石英斑岩ゲル化物に、海洋深層水を、塩分濃度が3.5重量%の原液に対して1〜10倍に濃縮した状態で、全体に占める含有割合が10〜60容積%となるように添加することで、より確実にそのゲル状態を安定して維持できることを見出した。これによって、より確実に顕著な薬用効果がえられる入浴剤、パック剤、歯磨き添加剤に配合される生体機能活性化物質となる。
【0011】
このようにして、請求項1、請求項3、請求項5に記載の入浴剤、パック剤、歯磨き添加剤に配合される生体機能活性化物質によれば、海水成分に由来する以上の顕著な薬用効果が期待できる、入浴剤、パック剤、歯磨き添加剤に配合される生体機能活性化物質を提供することができる。
【0012】
さらに、請求項2、請求項4、請求項6にかかる発明においては、前記石英斑岩は、更に、炭素(C)1±0.2重量%、ストロンチウム(Sr)0.1±0.02重量%、りん(P)0.02±0.004重量%、銅(Cu)0.002±0.0004重量%、マンガン(Mn)0.002±0.0004重量%、ニッケル(Ni)0.002±0.0004重量%を含有することを特徴とする請求項1に記載の入浴剤、パック剤、歯磨き添加剤に配合される生体機能活性化物質を創出した。
発明者等は、珪酸50±10重量%、亜鉛0.02±0.004重量%、アルミニウム10±2重量%、鉄10±2重量%、カルシウム5±1重量%、マグネシウム2±0.4重量%、カリウム1±0.2重量%に加えて、更に、炭素1±0.2重量%、ストロンチウム0.1±0.02重量%、りん0.02±0.004重量%、銅0.002±0.0004重量%、マンガン0.002±0.0004重量%、ニッケル0.002±0.0004重量%を含有する石英斑岩の方が生体機能を活性化させる能力が大きいことを見出した。即ち、ゲル化物としたときに、アトピー性皮膚炎等の皮膚疾患の治療効果、美肌効果、日焼けの消炎効果、水虫の痒み改善効果、発毛効果、頭皮の痒み改善効果などをより大きく発現することができる。
これによって、より大きな薬用効果が得られる入浴剤、パック剤、歯磨き添加剤に配合される生体機能活性化物質となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の入浴剤、パック剤、歯磨き添加剤に配合される生体機能活性化物質の実施の形態について説明する。
発明者等は、各種の石英斑岩を採取し、微粉末品として蛍光X線分析法により、その含有成分を分析した。詳しくは、試料は石英斑岩の粉末に対し蒸留水を添加して湿式ボールミルによりゲル化したものである。ORP(酸化還元電位)についてはORP計測定で、pH(水素イオン濃度)についてはガラス電極法で、EC(電気伝導率)については電気伝導度計測定法で、各々に計測した。
【0014】
そして、その試料に少量の水を加えたものを塗布する実験を行ったところ、珪酸(SiO2 )、亜鉛(Zn)、アルミニウム(Al)、鉄(Fe)、カルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)、カリウム(K)、ストロンチウム(Sr)、りん(P)、銅(Cu)、マンガン(Mg)、ニッケル(Ni)を含有し、酸化還元電位が負の石英斑岩においては、生体機能を活性化させることに有能であることを見出した。ここで、入浴剤、パック剤、歯磨き添加剤は、例えばそれぞれ以下の表1、表2、表3に示されるような配合によって調製できる。
【0015】
【表1】
Figure 0004799724
【0016】
【表2】
Figure 0004799724
【0017】
【表3】
Figure 0004799724
【0018】
なお、表1、表2、表3に示される配合は、入浴剤、パック剤、歯磨き添加剤それぞれの配合の一例を示したものであり、これら以外にも種々の配合が可能である。ここで、具体的症例の改善例について、パック剤でモニターした結果を以下の(1)〜(3)に示す。
【0019】
(1) 頭皮に関する改善効果(1〜2ケ月間)
ふけ・かゆみが治った。 12人
脱毛が減った。 8人
毛が太くなった。 12人
発毛が確認できた。 9人
効果が確認できない。 6人
なお、頭皮の洗浄と還元効果により、本来発毛のあるべき部位には一定の効果が確認された。
【0020】
(2) 皮膚に関する改善効果(1〜2ケ月間)
1)美容効果の場合
しみが薄くなった。 2人
肌が白くなった。 3人
肌がしっとりした。 8人
化粧ののりがよくなった。 35人
指先のひびがよくなった。 3人
ひじ・かかとの角質がとれた。 6人
体臭が少なくなった。 2人
翌日油分が浮かなかった。 46人
吹出物が治った。 23人
肌にあわない。 3人
【0021】
2)皮膚トラブルの場合
アトピー性皮膚炎が完全に治った。 7人
アトピー性皮膚炎が改善された。 14人
アトピー性皮膚炎のかゆみが改善された。 21人
アトピー性皮膚炎の改善がなかった。 2人
アトピー性皮膚炎のかゆみが増した。 1人
アトピー性皮膚炎がよけいひどくなった。 0人
乾燥肌が完全に治った。 3人
乾燥肌が改善された。 8人
乾燥肌のかゆみが改善された。 5人
乾燥肌に効果がなかった。 1人
水虫が改善された。 4人
水虫のかゆみが改善された。 6人
【0022】
3)日焼けの場合
改善した。 13人
きかなかった。 1人
【0023】
これらに使用した試料のうち、珪酸50±10重量%、亜鉛0.02±0.004重量%、アルミニウム10±2重量%、鉄10±2重量%、カルシウム5±1重量%、マグネシウム2±0.4重量%、カリウム1±0.2重量%を含有する石英斑岩の微粉末を含有する入浴剤、パック剤、歯磨き添加剤に配合される生体機能活性化物質については同様の効果が得られた。
【0024】
しかし、多くのデータ取りが行われていないが、客観的にみて、更に、炭素1±0.2重量%、ストロンチウム0.1±0.02重量%、りん0.02±0.004重量%、銅0.002±0.0004重量%、マンガン0.002±0.0004重量%、ニッケル0.002±0.0004重量%を含有する石英斑岩の微粉末を含有する入浴剤、パック剤、歯磨き添加剤に配合される生体機能活性化物質の方がより好適な効果が得られた。
【0025】
ここで、入浴剤、パック剤、歯磨き添加剤に配合される生体機能活性化物質として、珪酸、亜鉛、アルミニウム、鉄、カルシウム、マグネシウム、カリウム、ストロンチウム、りん、銅を含有するものが機能していると推定される。また、発明者等の実験によれば、脂肪肌、あかぎれ等についても効果があることが確認された。さらに、養毛・育毛についても効果があることが確認された。
【0026】
このように、少なくとも珪酸、亜鉛、アルミニウム、鉄、カルシウム、マグネシウム、カリウムを含有し、或いは、更に、ストロンチウム、りん、銅を含有し、且つ、酸化還元電位が負の石英斑岩を微粉末化し、水を加えてゲル化した石英斑岩ゲル化物を入浴剤、パック剤、歯磨き添加剤に配合される生体機能活性化物質として用いれば、上記効果が得られることが明らかである。しかし、この石英斑岩ゲル化物の状態を時間経過とともに観測したところ、中心に水分が集まって外側が硬化したため、そのままでは入浴剤、パック剤、歯磨き添加剤に配合される生体機能活性化物質として使用することができないことが判明した。
【0027】
そこで、石英斑岩ゲル化物に海洋深層水の塩分濃度が約3.5重量%の原液に対して略1〜10倍に濃縮した状態で全体に占める含有割合が30〜60容積%となるように加えてみたところ、放置しておくと2層に分離するものの、経過時間に関係なく全体に平均して分散し、安定した流動性を保つことが判明した。また、発明者等の実験によれば、石英斑岩ゲル化物に海洋深層水の塩分濃度が約3.5重量%の原液に対して略1〜10倍に濃縮した状態で、全体に占める含有割合が10〜30容積%となるように加えてみたところ、前者同様に、経過時間に関係なく全体に平均して分散し、安定した流動性を保つことが判明した。
【0028】
さらに、発明者等の実験によれば、石英斑岩ゲル化物に海洋深層水を添加した比率と同様の添加率で水を加えた混合物の時間経過による乾燥具合を観測したところ、明らかに海洋深層水を添加した方が保水性が良いという結果が得られた。また、石英斑岩ゲル化物と海洋深層水の各種配合例で皮脂等の油分の除去試験を実施した結果、ORPが負となったこれらの配合例のいずれの処理実験でも皮脂等の油分を除去する作用が確認された。
【0029】
かかる油分の除去試験の具体例について、図1を参照して説明する。図1は、本実施形態の入浴剤、パック剤、歯磨き添加剤に配合される生体機能活性化物質を用いた入浴剤による、額の皮脂の除去試験結果を示す図である。試験方法としては、まずスライドグラスを人体の額部分に押し付けてスライドグラスの表面に皮脂を付着させる。図1(A)は、このようにして皮脂の付着したスライドグラスの表面を拡大した状態を示すものである。
【0030】
図1(A)に示されるように皮脂の付着が確認されたら、前記表1に示される入浴剤の例1の配合品を100lの温湯に対して20mlの割合で希釈した後、スライドグラスに滴下する。図1(B)は、入浴剤が滴下された部分の境界を示す拡大図である。そして、10分経過後、スライドグラスを水道水で洗浄する。図1(C)は、入浴剤が滴下されなかった部分の水洗後の状態を示す拡大図であり、図1(D)は、入浴剤が滴下された境界部分の水洗後の状態を示す拡大図である。
【0031】
図1(C),(D)に示されるように、入浴剤によって処理されなかった部分は水洗前と同様に皮脂が付着しているのに対し、入浴剤によって処理された部分は皮脂がほぼ完全に除去されている。このように、石英斑岩ゲル化物と海洋深層水との配合物は、顕著な生体機能活性化効果を示すものである。
【0032】
なお、海洋深層水とは、大陸棚より沖合の水深200m以深の海水であり、表層海水に比べて低温安定性・富栄養性・清浄性の面で優れている。即ち、海洋深層水は年平均約0℃(日本海固有水)〜約9.5℃(高知県室戸沖)の低温に保たれる。また、海洋深層水は表層海水に比べて植物の成長を促進する栄養塩類やミネラルを豊富に含んでいる。さらに、海洋深層水には、生活排水は勿論、太陽光も殆ど届かないため植物プランクトンも殆ど生息できず、プランクトンが排出する老廃物による汚染も殆どない。バクテリアなどの生菌数については、表層海水の1/10〜1/100と少ない。
【0033】
これらの性質を有する海洋深層水は、表層海水に比べて難治性のアトピー性皮膚炎に対して治療効果があることが報告されている(野村伊知郎著、海洋深層水によるアトピー性皮膚炎の治療、「海岸」Vol.34,No2.p7〜p10,1995参照、海洋深層水'97-富山シンポジウム参照)。また、人間の自然治癒力を高める療法であるタラソテラピーにも利用されている。
【0034】
また、後の実験により海洋深層水に替えて塩化ナトリウム(NaCl)を用いた場合にも石英斑岩ゲル化物を安定した流動状態に保てることが判明した。なお、これらの結果から、石英斑岩ゲル化物に表層海水や他の無機塩類を添加しても安定した流動性を保てることが予測される。即ち、海洋深層水、表層海水、塩化ナトリウム或いはこれに代わる無機塩類は、石英斑岩ゲル化物の流動性を安定化させる安定剤として作用する。
【0035】
なお、安定剤として用いる無機塩類には、塩化ナトリウム(NaCl)の他、硫酸ナトリウム(Na2SO4)、硫酸マグネシウム(MgSO4)、塩化マグネシウム(MgCl2)、塩化カルシウム(CaCl2)、塩化カリウム(KCl)、炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)、炭酸ナトリウム(Na2CO3)、炭酸カルシウム(CaCO3)、炭酸マグネシウム(MgCO3)、硝酸ナトリウム(NaNO3)、硝酸カルシウム(Ca(NO3)2)等他多数存在するが、比較的イオン化傾向の大きな金属を含む塩類が好ましいと思われる。
【0036】
即ち、本実施形態の入浴剤、パック剤、歯磨き添加剤に配合される生体機能活性化物質は、石英斑岩ゲル化物に海洋深層水、表層海水、塩化ナトリウム或いはこれに代わる無機塩類を添加することにより構成される。ここで、石英斑岩ゲル化物は、少なくとも珪酸、亜鉛、アルミニウム、鉄、カルシウム、マグネシウム、カリウムを含有し、或いは、更に、ストロンチウム、りん、銅を含有し、且つ、酸化還元電位が負の石英斑岩を微粉末化し、水を加えてゲル化したものである。
【0037】
本実施形態の構成によれば、海洋深層水、表層海水、塩化ナトリウム或いはこれに代わる無機塩類が石英斑岩ゲル化物の流動性を安定化させる安定剤として作用し、入浴剤、パック剤、歯磨き添加剤に配合される生体機能活性化物質としての使い勝手が良くなり、石英斑岩ゲル化物の生体機能を活性化させる能力を最大限に引き出すことができる。これに加えて、安定剤が海洋深層水、表層海水である場合には、そのものの有するアトピー性皮膚炎等の皮膚疾患の改善効果を同時に得ることができる。特に、安定剤が海洋深層水である場合には、難治性のアトピー性皮膚炎に対して表層海水よりも高い治療効果を得ることができる。
【0038】
石英斑岩が、更に、ストロンチウム、りん、銅を含有する場合には、欠乏傾向にあるミネラル成分の附加により生体機能を活性化させる能力を高めることができる。
【0039】
なお、本実施形態の生体機能活性化物質を入浴剤として実際に使用する場合には、前記石英斑岩ゲル化物に、海洋深層水の塩分濃度が約3.5重量%の原液に対して略1〜10倍に濃縮した状態で全体に占める含有割合が30〜60容積%となるように添加したものを製品とし、100lの温湯に対して10〜20mlの製品を投入する。更に、動植物等からの天然抽出物を加えた構成としても良い。上記入浴剤が動植物等からの天然抽出物を含有するものであれば、動植物等からの天然抽出物の種類に応じたアロマテラピー効果、殺菌・抗菌作用、美肌効果等の効果を付加することができる。
【0040】
また、本実施形態の生体機能活性化物質をパック剤、歯磨き添加剤として実際に使用する場合には、前記石英斑岩ゲル化物に、海洋深層水の塩分濃度が約3.5重量%の原液に対して略1〜10倍に濃縮した状態で全体に占める含有割合が10〜30容積%となるように添加し、石英斑岩ゲル化物の流動性を安定化させ、且つ、その任意の添加比率によって粘性度の調整を行い、使用目的別の形態とする。更に、動植物等からの天然抽出物を加えた構成としても良い。上記パック剤、歯磨き添加剤が動植物等からの天然抽出物を含有するものであれば、動植物等からの天然抽出物の種類に応じた殺菌・抗菌作用、美肌効果等の効果を付加することができる。
【0041】
例えば、細菌の殺菌に効果のあるハーブには、ユーカリ、シナモン、ベイがある。糸状菌の殺菌に効果のあるハーブには、オレガノ、タイム、コリアンダー、サッサフラスがある。黄色ブドウ球菌、大腸菌、鷲口瘡菌、ジフテリア菌の殺菌に効果のあるハーブには、バジル、クローブ、フェンネル、オレガノがある。22種グラム陰性菌、22種グラム陽性菌の殺菌に効果のあるハーブには、セージ、ローズマリーがある。バジル、シナモン、カンゾウ、レモンバームは、抗HIV作用がある。バジル、ラベンダ、ローズマリーは、アロマテラピー効果がある。また、天然抽出物では、殺菌、アトピー性皮膚炎に有効とされているヒノキチオール、うるおい成分ではカミツレエキス等が数多くある。(陽川 昌範著・ハーブの科学・養賢堂1998.1)
これら、動植物等からの天然抽出物は、その形状が微粉末、液体または固体であるかを問うものではない。
【0042】
本実施形態の入浴剤、パック剤、歯磨き添加剤に配合される生体機能活性化物質は、いずれも天然素材のみで構成されているため、副作用等の身体への悪影響及び使用後の排水等による環境汚染の心配が全くない。また、本実施形態の入浴剤、パック剤、歯磨き添加剤に配合される生体機能活性化物質は液体のまま入浴剤、パック剤、歯磨き添加剤としているので、製造過程で有効成分が不溶性物質に変わることがなく、各成分の効果を最大限に引き出すことができる。
【0043】
なお、本実施形態で使用した石英斑岩ゲル化物は、石英斑岩の粉末に対し蒸留水を添加し、湿式ボールミルによりゲル化したものであるが、微粉末として使用する場合には、そのゲルが乾燥された後に、乾式ボールミルにより再度微粉末として使用できる。
【0044】
【発明の効果】
以上のように、請求項1、請求項2、請求項3の発明に係る入浴剤、パック剤、歯磨き添加剤に配合される生体機能活性化物質は、酸化還元電位が負で、珪酸(SiO 2 )50±10重量%、亜鉛(Zn)0.02±0.004重量%、アルミニウム(Al)10±2重量%、鉄(Fe)10±2重量%、カルシウム(Ca)5±1重量%、マグネシウム(Mg)2±0.4重量%、カリウム(K)1±0.2重量%を含有する石英斑岩の微粉末をゲル化してなる石英斑岩ゲル化物と、海洋深層水と、動植物からの天然抽出物とを含有し、前記海洋深層水は、塩分濃度が3.5重量%の原液が1〜10倍に濃縮されたものであり、全体に占める含有割合が10〜60容積%であり、前記動植物からの天然抽出物として、22種グラム陰性菌・22種グラム陽性菌の殺菌に効果があるとともにアロマテラピー効果があるローズマリーエキス及び/またはうるおい成分であるカミツレエキスを含有するものである。
従って、海洋深層水が石英斑岩ゲル化物の流動性を安定化させる安定剤として作用し、入浴剤、パック剤、歯磨き添加剤に配合される生体機能活性化物質として入浴剤、パック剤、歯磨き添加剤としての使い勝手が良くなり、石英斑岩ゲル化物の生体機能を活性化させる能力を最大限に引き出すことができる。これに加えて、海洋深層水の有する難治性のアトピー性皮膚炎等の皮膚疾患に対する表層海水よりも高い治療効果を得ることができる。
【0045】
更に、動植物からの天然抽出物として、22種グラム陰性菌・22種グラム陽性菌の殺菌に効果があるとともにアロマテラピー効果があるローズマリーエキス及び/またはうるおい成分であるカミツレエキスが添加されたものである。従って、動植物からの天然抽出物の添加された種類に応じたアロマテラピー効果、殺菌・抗菌作用、美肌効果等の効果を付加することができる。
【0046】
また、前記海洋深層水が、塩分濃度が3.5重量%の原液が1〜10倍に濃縮されたものであり、入浴剤、パック剤、歯磨き添加剤等の全体に占める含有割合が10〜60容積%であるものである。
従って、海洋深層水の有する難治性のアトピー性皮膚炎等の皮膚疾患に対するさらに高い治療効果を得ることができる。
【0047】
請求項2、請求項4、請求項6の発明にかかる入浴剤、パック剤、歯磨き添加剤に配合される生体機能活性化物質は、石英斑岩が、更に、炭素(C)1±0.2重量%、ストロンチウム(Sr)0.1±0.02重量%、りん(P)0.02±0.004重量%、銅(Cu)0.002±0.0004重量%、マンガン(Mn)0.002±0.0004重量%、ニッケル(Ni)0.002±0.0004重量%を含有するものであるから、請求項1、請求項3、請求項5の発明にかかる入浴剤、パック剤、歯磨き添加剤に配合される生体機能活性化物質の効果に加えて、生体機能を活性化させる能力をより高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の生体機能活性化物質の一実施形態を用いた入浴剤による、額の皮脂の除去試験結果を示す図である。

Claims (6)

  1. 酸化還元電位が負で、珪酸(SiO2)、亜鉛(Zn)、アルミニウム(Al)、鉄(Fe)、カルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)、カリウム(K)を含有する石英斑岩の微粉末をゲル化してなる石英斑岩ゲル化物と、
    海洋深層水と、
    動植物からの天然抽出物とを含有し、
    前記海洋深層水は、塩分濃度が3.5重量%の原液が1〜10倍に濃縮されたものであり、全体に占める含有割合が10〜60容積%であり、
    前記動植物からの天然抽出物として、22種グラム陰性菌・22種グラム陽性菌の殺菌に効果があるとともにアロマテラピー効果があるローズマリーエキス及び/またはうるおい成分であるカミツレエキスを含有することを特徴とする入浴剤に配合される生体機能活性化物質。
  2. 前記石英斑岩は、更に、炭素(C)1±0.2重量%、ストロンチウム(Sr)0.1±0.02重量%、りん(P)0.02±0.004重量%、銅(Cu)0.002±0.0004重量%、マンガン(Mn)0.002±0.0004重量%、ニッケル(Ni)0.002±0.0004重量%を含有することを特徴とする請求項1に記載の入浴剤に配合される生体機能活性化物質。
  3. 酸化還元電位が負で、珪酸(SiO2)、亜鉛(Zn)、アルミニウム(Al)、鉄(Fe)、カルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)、カリウム(K)を含有する石英斑岩の微粉末をゲル化してなる石英斑岩ゲル化物と、
    海洋深層水と、
    動植物からの天然抽出物とを含有し、
    前記海洋深層水は、塩分濃度が3.5重量%の原液が1〜10倍に濃縮されたものであり、全体に占める含有割合が10〜60容積%であり、
    前記動植物からの天然抽出物として、22種グラム陰性菌・22種グラム陽性菌の殺菌に効果があるとともにアロマテラピー効果があるローズマリーエキス及び/またはうるおい成分であるカミツレエキスを含有することを特徴とするパック剤に配合される生体機能活性化物質。
  4. 前記石英斑岩は、更に、炭素(C)1±0.2重量%、ストロンチウム(Sr)0.1±0.02重量%、りん(P)0.02±0.004重量%、銅(Cu)0.002±0.0004重量%、マンガン(Mn)0.002±0.0004重量%、ニッケル(Ni)0.002±0.0004重量%を含有することを特徴とする請求項3に記載のパック剤に配合される生体機能活性化物質。
  5. 酸化還元電位が負で、珪酸(SiO2)、亜鉛(Zn)、アルミニウム(Al)、鉄(Fe)、カルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)、カリウム(K)を含有する石英斑岩の微粉末をゲル化してなる石英斑岩ゲル化物と、
    海洋深層水と、
    動植物からの天然抽出物とを含有し、
    前記海洋深層水は、塩分濃度が3.5重量%の原液が1〜10倍に濃縮されたものであり、全体に占める含有割合が10〜60容積%であり、
    前記動植物からの天然抽出物として、22種グラム陰性菌・22種グラム陽性菌の殺菌に効果があるとともにアロマテラピー効果があるローズマリーエキス及び/またはうるおい成分であるカミツレエキスを含有することを特徴とする歯磨き添加剤に配合される生体機能活性化物質。
  6. 前記石英斑岩は、更に、炭素(C)1±0.2重量%、ストロンチウム(Sr)0.1±0.02重量%、りん(P)0.02±0.004重量%、銅(Cu)0.002±0.0004重量%、マンガン(Mn)0.002±0.0004重量%、ニッケル(Ni)0.002±0.0004重量%を含有することを特徴とする請求項5に記載の歯磨き添加剤に配合される生体機能活性化物質。
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