JP4799507B2 - 走行支援装置、走行支援方法及び走行支援プログラム - Google Patents

走行支援装置、走行支援方法及び走行支援プログラム Download PDF

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本発明は、走行支援装置、走行支援方法及び走行支援プログラムに関する。
最近、ITS(高度道路交通システム:Intelligent Transport System)の発展に伴い、道路に関する情報を有するナビゲーション装置と、内燃機関や動力伝達装置を制御する車両のECU(Electronic Control Unit)とが協働して、道路状況に応じた運転補助を
行うシステムが開発されている。
特許文献1には、コーナーに応じた運転補助を行い、所望の減速感を発生させるシステムが記載されている。このシステムは、アクセルペダルがオフされている場合に、自車位置前方のカーブの曲率半径を算出する。また、曲率半径に基づき、カーブを走行する際に適した通過速度を算出し、その通過速度と現在の車速、及びカーブ入口までの距離に基づき、目標減速度を算出する。さらに、この目標減速度のエンジンブレーキが得られる自動変速装置の変速比を選択する。
特開平11−63211号公報
ところが、減速感を得ることを目的として上記変速比にシフトダウンすると、変速機の変速比が大きくなり、変速機の出力軸側のイナーシャトルクが、入力軸側のイナーシャトルクよりも大きくなる。このため、出力軸側に合わせてエンジン回転数は上昇し、出力軸側のトルクは一時的に低下する。その結果、トルク低下によりエンジンブレーキが増大し、変速ショックが大きくなる。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、カーブ走行時にシフト制御を行うとともに、変速ショックを緩和することができる走行支援装置、走行支援方法及び走行支援プログラムを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、車両の自動変速装置と制動装置とを制御して、車両前方のカーブに対して支援を行う走行支援装置において、車両の進行方向前方の道路に関する道路情報を取得する道路情報取得手段と、前記道路情報に基づき支援対象となるカーブがあるか否かを判断するカーブ判断手段と、前記カーブの走行に適した推奨変速段を算出する推奨変速段算出手段と、車両の進行方向前方に支援対象のカーブが検出された際に車両情報を取得し、該車両情報に基づき、その時点の変速段から前記推奨変速段に変更した際に生じるトルク変化量を推定するトルク推定手段と、前記推奨変速段に変更する変速地点を算出する変速地点算出手段と、前記車両の前記制動装置を制御して、前記車両が前記変速地点に到達するまで前記トルク変化量に基づく制動力を付加する制動制御手段と、前記変速地点において前記変速装置を制御して、前記推奨変速段に変更する変速制御手段とを備えることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の走行支援装置において、前記制動制御手段は、前記トルク変化量が所定値を超える場合に、前記制動装置を制御して制動力を付加することを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の走行支援装置において、前記制動制御手段は、前記トルク変化量が所定値以下になる車速を算出し、該車速を目標として制動
力を付加することを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、車両の自動変速装置と、制動装置とを制御する走行制御手段を用いて、車両前方のカーブに対して支援を行う走行支援方法において、車両の進行方向前方の道路に関する道路情報を取得して、前記道路情報に基づき支援対象となるカーブがあるか否かを判断し、車両の進行方向前方に支援対象のカーブが検出された際に、該カーブの走行に適した推奨変速段を算出し、車両情報に基づき、その時点の変速段から前記推奨変速段に変更した際に生じるトルク変化量を推定し、前記推奨変速段に変更する変速地点を算出し、前記車両の制動装置を制御して前記車両が前記変速地点に到達するまで前記トルク変化量に基づく制動力を付加し、前記変速地点において前記変速装置を制御して前記推奨変速段に変更することを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、車両の自動変速装置と、制動装置とを制御する走行制御手段を用いて、車両前方のカーブに対して支援を行う走行支援プログラムにおいて、前記走行制御手段を、車両の進行方向前方の道路に関する道路情報を取得する道路情報取得手段と、前記道路情報に基づき支援対象となるカーブがあるか否かを判断するカーブ判断手段と、前記カーブの走行に適した推奨変速段を算出する推奨変速段算出手段と、車両の進行方向前方に支援対象のカーブが検出された際に車両情報を取得し、該車両情報に基づき、その時点の変速段から前記推奨変速段に変更した際に生じるトルク変化量を推定するトルク推定手段と、前記推奨変速段に変更する変速地点を算出する変速地点算出手段と、前記車両の制動装置を制御して、前記車両が前記変速地点に到達するまで前記トルク変化量に基づく制動力を付加する制動制御手段と、前記変速地点において前記変速装置を制御して、前記推奨変速段に変更する変速制御手段として機能させることを要旨とする。
請求項1に記載の発明によれば、走行支援装置は、カーブ走行時の支援を行う際に、推奨変速段に切り替えた時のトルク変化量を求め、該トルク変化量に基づき制動力を付加する。このため、カーブ走行時の安定性及び乗り心地を向上するとともに、変速時に発生する変速ショックを緩和することができる。また、変速する場合に適した変速地点を算出し、該変速地点に到達する前に制動力を付加するので、変速ショックを緩和できる。
請求項2に記載の発明によれば、トルク変化量が所定値を超える場合に制動力を付加するので、変速ショックが大きいと推定される場合に予め車速を低減することができる。
請求項3に記載の発明によれば、トルク変化量が所定値以下になる車速を算出し、該車速を目標として制動力を付加するので、付加する制動力によって必要以上に減速しないようにすることができる。
請求項4に記載の発明によれば、カーブ走行時の支援を行う際に、推奨変速段に切り替えた時のトルク変化量を求め、該トルク変化量に基づき制動力を付加する。このため、カーブ走行時の安定性及び乗り心地を向上するとともに、変速時に発生する変速ショックを緩和することができる。また、変速する場合に適した変速地点を算出し、該変速地点に到達する前に制動力を付加するので、変速ショックを緩和できる。
請求項5に記載の発明によれば、走行支援プログラムを用いて、カーブ走行時の支援を行う際に、推奨変速段に切り替えた時のトルク変化量を求め、該トルク変化量に基づき制動力を付加する。このため、カーブ走行時の安定性及び乗り心地を向上するとともに、変速時に発生する変速ショックを緩和することができる。また、変速する場合に適した変速地点を算出し、該変速地点に到達する前に制動力を付加するので、変速ショックを緩和できる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図11に従って説明する。図1は、車両Cに搭載された走行支援システム1の概略図である。
本実施形態では、車両Cは、FR(フロントエンジン・リヤドライブ)方式の自動車であって、車両Cに搭載されたエンジン2は、自動変速装置を構成するトルクコンバータ3を介して、同じく自動変速装置を構成する変速機4(副変速機)の入力軸に連結されている。また、トルクコンバータ3は、エンジン2と変速機4とを連結するロックアップクラッチ機構を備えており、エンジン2の出力軸と変速機4の入力軸との接続及び接続解除を行う。
変速機4の出力軸は、プロペラシャフト5に連結され、プロペラシャフト5は、リヤディファレンシャル6を介してリヤアスクル7と連結されている。エンジン2の駆動力は、プロペラシャフト5を介してリヤディファレンシャル6に伝達され、リヤディファレンシャル6によりリヤアスクル7を介して各後輪Rに分配される。
走行支援システム1は、エンジンECU10、変速機ECU11、制動装置を構成するブレーキECU12及び走行支援装置としてのナビゲーションユニット20を備え、各ECU10〜12及びナビゲーションユニット20は、CAN通信等の車内ネットワークにより各種データを送受信可能に接続されている。
エンジンECU10は、CPU、RAM、ROM、入出力ポート等を備え、図2に示すように、車速センサ30、アクセルポジションセンサ(以下、アクセルセンサ31という)、スロットルポジションセンサ(以下、スロットルセンサ32という)、及びエンジン回転数検出部33から各種信号を入力する。エンジンECU10は、ROMに記憶された制御プログラムに従って、アクセルペダルのストローク量、スロットル開度、エンジン回転数及び車速を取得し、取得した車両情報をRAM等に記憶して、逐次更新する。そして、それらの車両情報に基づき、燃料噴射制御、点火時期制御、スロットル制御等の各種制御を行う。
変速機ECU11は、CPU、RAM、ROM、入出力ポート等を備え、図2に示すように、入力回転数検出部34及び出力回転数検出部35から検出信号を入力する。入力回転数検出部34は、変速機4の入力軸の回転数を検出する。出力回転数検出部35は、変速機4の出力軸の回転数を検出する。変速機ECU11は、入力した検出信号に基づき、変速機4の入力軸の回転数を示す入力軸回転数Ninと、出力軸の回転数を示す出力軸回転数Noutを算出し、RAMに一時記憶して、逐次更新する。
また、変速機ECU11は、エンジン回転数、アクセルペダルのストローク量、車速等に基づいて上記ロックアップクラッチ機構のオン/オフを制御する。
また、変速機ECU11は、ナビゲーションユニット20が要求する推奨変速段に基づき、変速機4を駆動して、変速機4の変速比を推奨変速段に合わせて変更すべく制御を実行する。
ブレーキECU12は、制動装置を構成するブレーキ装置9(図1参照)に加えられる油圧を制御して、各車輪に制動力を加える。ブレーキ装置9は、ホイールシリンダ、ブレーキドラム等を有し、各車輪に対して設けられている。ブレーキペダルが踏み込まれると、ブレーキ装置9に対して、油圧回路を構成するブレーキマスタシリンダ内に発生した油圧が加わり、車輪の回転を停止させる。
また、ブレーキECU12は、ナビゲーションユニット20の制動要求に基づき、油圧回路を構成する油圧ポンプを駆動して、油圧ポンプにより発生した油圧を蓄圧タンクに蓄える。さらにブレーキECU12により油圧回路を構成する油圧バルブが開弁されると、蓄圧タンクに蓄えられた油圧がブレーキ装置9に供給され、車輪の回転が停止される。即ち、ブレーキECU12は、ブレーキペダルが操作されていなくても、車両Cに制動力を
付加することができる。
また、図2に示すように、ナビゲーションユニット20は、メインCPU21、RAM22、ROM23、画像プロセッサ24、各センサから検出信号を入力するインターフェース(I/F)25を備える。尚、メインCPU21は、道路情報取得手段、カーブ判断手段、推奨変速段算出手段、トルク推定手段、制動制御手段、変速制御手段、変速地点算出手段、走行制御手段を構成する。
メインCPU21は、ナビゲーションユニット20の主制御を司り、ROM23に記憶された走行支援プログラム等に基づき、RAM22を作業領域として各種制御を司る。また、ROM23には、目標速度マップM1等の各種マップが格納されている。
メインCPU21は、I/F25を介して、車両Cに取り付けられたGPS受信部37から位置検出信号を入力して車両Cの絶対位置を算出する。また、メインCPU21は、車両Cに設けられた車速センサ30及びジャイロ38から車速信号、方位検出信号をそれぞれ入力し、車速信号及び方位検出信号を用いる自律航法により、基準位置からの相対位置を算出し、絶対位置と組み合わせて自車位置を特定する。
また、メインCPU21は、地理情報記憶部27から地図データとしての経路ネットワークデータ(以下、経路データ28という)、地図描画データ29を読み出す。地理情報記憶部27は、内蔵ハードディスク、又は光ディスク等の外部記憶媒体である。経路データ28は、全国を区画したメッシュ内の道路に関するデータであって、メッシュID、メッシュ内の各リンクに関するリンクデータと、ノードに関するノードデータとを有している。
また、地理情報記憶部27に記憶された地図描画データ29は、メッシュID毎に、描画データ、道路情報としての道路形状データ等を有している。描画データには、道路、市街地等を示す点や線を描画するための描画点の座標や、ベクトルデータが記憶されている。道路形状データは、道路の形状を示すデータであって、ノード座標、形状補間点の座標、勾配、幅員、カーブの曲率半径等が記憶されている。尚、形状補間点とは、道路のカーブ形状を表すための要素であって、ノードとノードの間に配置されている。
画像プロセッサ24は、車両Cの現在位置周辺やユーザが指定した地域に相当する地図描画データ29を読み出して地図を描画するための出力データを生成し、地図画面MをディスプレイDに出力する。
また、メインCPU21は、自車位置前方に、走行支援の対象となるカーブがあるか否かを判断し、該カーブを検出した場合には、走行の安定性や乗り心地の向上を目的として、そのカーブに対するシフト制御と、シフトチェンジに伴う各制御を行う。詳述すると、走行支援対象のカーブの有無を判断する場合には、例えば、メインCPU21は、地図描画データ29に基づき、自車位置から所定距離内にある道路の曲率半径を地図描画データ29から読み出し、所定値以上の曲率半径を有する道路の有無を判断する。
そして、図3に示すように所定値以上の曲率半径を有するカーブCVを検出した場合には、カーブの入口となるカーブ始点と、カーブCVの出口であるカーブ終点との座標を地図描画データ29から取得し、RAM22に一時記憶する。また、異なる曲率半径のカーブが連続している場合には、各カーブの曲率半径が所定値以上であるか否かを判断し、所定値以上の曲率半径を有するカーブに対して、始点及び終点をそれぞれ求める。
また、メインCPU21は、上記カーブ始点を、シフト制御を行う変速地点Y1とし、該変速地点Y1における車両Cの目標速度Vyを算出する。このとき、メインCPU21
は、カーブCVの曲率半径を地図描画データ29から取得する。また、図4に示す目標速度マップM1をROM23等から読み出し、該目標速度マップM1に基づき目標速度Vyを算出する。
目標速度マップM1では、各曲率半径のカーブを走行する際に、旋回横加速度が約2.0Gになるように、各曲率半径に対して目標速度Vyを設定している。旋回時に横方向(車幅方向)に加わる加速度を2.0G以下にすることによって、乗員の乗り心地を良好にすることができる。尚、図4では、目標速度マップM1に曲率半径の代表値に対する目標速度Vyを示したが、実際の目標速度マップM1では、連続的な値の曲率半径に対して目標速度Vyがマッピングされている。
また、メインCPU21は、支援対象のカーブCVを走行する際の車両Cの旋回角度(ステアリング角度)を算出する。この旋回角度の演算方法は、公知の方法を用いることができる。例えば、メインCPU21は、各後輪Rを連結するリヤアスクル7の中心点を自車位置とし、該リヤアスクル7の延長線上であって、該中心点から曲率半径だけ離れた位置に、旋回中心点を設定する。また、リヤアスクル7の延長線と、フロントアスクル8の中心点及び旋回中心点を結んだ直線とがなす角度を求める。さらに、リヤアスクル7の中心点からフロントアスクル8の中心点までのホイールベースを予めROM23等に記憶しておき、カーブCVの曲率半径及びホイールベースと、算出した角度とに基づき、前輪の旋回角度(切れ角)を算出する。或いは、曲率半径と旋回角度とを関連付けたマップを予めROM23に格納してもよい。
旋回角度を算出すると、メインCPU21は、図5(a)〜図5(c)に示す変速比マップに基づき、カーブCVに進入する際の推奨変速段を取得する。変速比マップは、ROM23に格納され、図5(a)に示すダウンシフトマップMT1と、図5(b)に示すアップシフトマップMT2と、図5(c)に示す変速段判定マップMT3とから構成される。
ダウンシフトマップMT1は、シフトダウンの際に推奨される変速段を間接的に示す変速段判定パターンを、算出した旋回角度及びカーブCVの勾配により2次元的に表したマップである。ダウンシフトマップMT1に示された変速段判定パターンは、判定パターンA〜判定パターンEに分割されている。メインCPU21は、地図描画データ29に格納された道路情報から支援対象のカーブCVの勾配を取得し、この勾配と先に算出した旋回角度とに基づき、車両Cの各状況に該当する判定パターンを判断する。
さらに、メインCPU21は、変速段判定マップMT3を参照して、変速段判定パターンに対応する最適な変速段を求める。図5(c)に示すように、変速段判定マップMT3は、ダウンシフトマップMT1から求めた変速段判定パターンと推奨変速段とを、アクセルオフ、ブレーキオンの各イベントに応じて設定している。
アップシフトマップMT2は、車両Cがシフトアップする際に用いるマップであって、ダウンシフトマップMT1と同様に、勾配及び旋回角度をパラメータとして変速段を2次元的に示している。アップシフトマップMT2では、アクセルイベント、ブレーキイベントの有無に関わらず変速段を設定している。
メインCPU21は、車両Cに設けられたアクセルセンサ31及びブレーキペダルストロークセンサ(以下、ブレーキセンサ36という)から、車両情報としてのアクセルペダルのオン/オフと、ブレーキペダルのオン/オフをそれぞれ取得する。そしてアクセルペダルのオン/オフ、ブレーキペダルのオン/オフを判断し、ダウンシフトマップMT1及び変速段判定マップMT3に基づき、その変速段判定パターン及び各イベントの有無に応じた推奨変速段を取得する。
また、カーブCVを脱出し、シフトアップする際には、メインCPU21は、図5(b)に示すアップシフトマップMT2を用いて、上記したように最適な変速段を算出してもよい。
さらに、メインCPU21は、カーブCVを走行する際の推奨変速段を算出すると、現在選択されている変速段から、推奨変速段に切り替えた際に生じる車軸上のトルク変化量を推定し、トルク変化量が大きい場合には、ブレーキECU12を制御し車両Cに予め制動力を付加する。
具体的には、推奨変速段に変更した際に車軸上に発生する加減速トルクTtは、下記の式1で表される。尚、Ttは車軸上のトルク、Tはエンジントルク、Rcはトルクコンバータ3の伝達比、Gは変速機4のギヤ比、Rはリヤディファレンシャル6のデフ比(減速比)である。
Tt=T×Rc×G×R・・・(式1)
メインCPU21は、この式に基づき推奨変速段にシフトダウンした際の加減速トルクTtを算出するために、予測エンジントルクT2、トルクコンバータ3の予測伝達比Rc2を算出する。
まず、予測エンジントルクT2を算出するために、推奨変速段にシフトダウンした際の変速機4の予測入力軸回転数Nin2を算出する。メインCPU21は、変速機ECU11を介して入力回転数検出部34から、車両情報としての現在の入力軸回転数Nin1を変速機ECU11を介して取得する。さらに、現在の入力軸回転数Nin1に対して、現在の変速機4の現在ギヤ比G1と推奨変速段に変更した後のギヤ比G2との比率を乗算し、下記の式2にように予測入力軸回転数Nin2を算出する。
in2=Nin1×(G2/G1)・・・(式2)
続いてメインCPU21は、シフトダウンを行った際の予測エンジン回転数N2を算出する。変速機4とエンジン2との間にはトルクコンバータ3が介在するため、変速機4の入力軸回転数Ninとエンジン回転数Nとは一致しないことがある。このため、図6に示す回転差マップM2のように、回転数の差である回転差を予めマップ化しておき、この回転差を予測入力軸回転数Nin2に加算して、予測エンジン回転数N2を求める。但し、回転差マップM2では、上記ロックアップクラッチ機構がオンの場合、即ちエンジン2と変速機4とが接続されている場合には、回転差は「0」に設定されている。
このようにして予測入力軸回転数Nin2及び予測エンジン回転数N2を算出すると、メインCPU21は、スロットルセンサ32から、車両情報としてのスロットル開度THの検出信号を入力する。そして、予測エンジン回転数N2とスロットル開度THとから、予測エンジントルクT2を求める。このとき、メインCPU21は、図7に示すトルクマップM3をROM23から読み出し、該トルクマップM3からエンジントルクT2を求める。
さらに、メインCPU21は、ROM23に記憶した伝達比マップM4(図8参照)に基づき、予測エンジン回転数N2及び変速機4の予測入力軸回転数Nin2とを用いて、トルクコンバータ3の予測伝達比Rc2を求める。図8に示すように、伝達比マップM4は、エンジン回転数N(予測エンジン回転数N2)と入力軸回転数Nin(予測入力軸回転数Nin2)との速度比(即ち、予測入力軸回転数Nin2/予測エンジン回転数N2)と、伝達比Rcとをマップ化している。メインCPU21は、取得した予測エンジン回転数N2、予測入力軸回転数Nin2に応じた予測伝達比Rc2を伝達比マップM4から取得する。
このように、予測エンジントルクT2、予測伝達比Rc2を算出すると、上記式1に従って、推奨変速段での加減速トルクTtを算出する。ギヤ比G及びデフ比Rは既知の値であるため、ROM23又は変速機ECU11から、予め記憶した推奨変速段に対応するギヤ比G2及びデフ比Rを取得し、予測エンジントルクT及び予測伝達比Rc2に乗算する。
一方、車軸上の加減速トルクTtは、車速やエンジン回転数Nの変化に伴い変動する。図9中実線で示すように、現在の変速段S1から推奨変速段S2にシフトダウンすると、車速に基づくエネルギーがエンジン回転数を増大させるエネルギーに変換されるため、減速される。また、エンジン回転数Nは、シフトダウン直後は小さくなるが、車速に基づくエネルギーを吸収することにより一時的に増大し、その後に再び減少する。また、車軸上の加減速トルクTtは、エンジン回転数Nの変動にほぼ同調し、一時的に小さくなった後、再び増加し、その後減少傾向となる。
このため、メインCPU21は、各時点の予測エンジン回転数N2及び予測伝達比Rc2を求め、加減速トルクTtの極小点と極大点を算出する。さらに、極大点となる加減速トルクTtから、極小点となる加減速トルクTtを減算してトルク変化量Gzを算出する(図9参照)。このトルク変化量Gzが大きくなれば変速ショックが大きくなり、小さくなれば変速ショックが小さくなる。
このため、メインCPU21は、該トルク変化量Gzが所定の許容量Gyを超えるか否かを判断し、車両Cに加わる変速ショックが大きいか否かを判断する。尚、許容量Gyは、良好な乗り心地を維持できるトルク変化量と、乗り心地が悪くなるトルク変化量の閾値を予め実験で求めて設定されている。
トルク変化量Gzが所定の許容量Gyよりも大きい場合、車両Cに加わる変速ショックが大きくなるため、車両Cのブレーキ装置9を駆動して制動力を加えることにより、トルク変化量Gzを許容量Gy以下に抑制する。例えば、変速地点Y1での車速(目標車速Vy)を段階的に小さくした場合の車軸上の加減速トルクTtをそれぞれ求め、加減速トルクTtの極大値及び極小値の差が許容量Gy以下に到達したか否かを判断する。トルク変化量Gzが、許容量Gy以下になる車速を求めると、車両情報としての現在の車速とその車速とに基づき必要な減速距離を求め、制動力を付加し始める制動開始地点Z1を、変速地点Y1よりも現在地点X1側に設定する(図3参照)。
メインCPU21は、車両Cが制動開始地点Z1に到達したか否かを判断し、到達した場合には、ブレーキECU12に対して制動開始要求を出力する。ブレーキECU12は、ブレーキ装置9を駆動して、各車輪に制動力を付加する。これにより、図9中鎖線で示すように、制動開始地点Z1に到達した時点から、車速が徐々に小さくなるとともに、変速機4の出力側の回転数が低減するため、それに伴い予測エンジン回転数N2も小さくなる。その結果、車軸上の加減速トルクTtも制動開始地点Z1に到達してから徐々に低減する。このように、加減速トルクTtが小さくなったタイミングで、推奨変速段S2にシフトダウンすると、変速機4の出力側のイナーシャトルクと入力側のイナーシャトルクとの差が小さくなり、変速ショックが緩和される。
以下、本実施形態の手順について、図10及び図11に従って説明する。まず、ナビゲーションユニット20のメインCPU21は、走行支援を開始するための開始トリガの入力の有無を判断する(ステップS1)。本実施形態では、開始トリガは、イグニッションスイッチ(図示略)のオン信号である。
メインCPU21は、開始トリガを入力すると(ステップS1においてYES)、車両Cの進行方向前方であって、所定距離内の道路情報を取得する(ステップS2)。即ち、地図描画データ29に含まれる道路形状データを読み出し、該道路形状データの曲率半径
を取得する。
さらに、メインCPU21は、支援対象のカーブの有無を判断する(ステップS3)。このとき、上記したように自車位置から所定距離内に含まれる各カーブの曲率半径が所定値以上であるか否かを判断する。所定値以上の曲率半径を有するカーブCVが検出された場合には、支援対象のカーブCVが存在すると判断して(ステップS3においてYES)、ステップS4に進む。支援対象のカーブCVが存在しないと判断すると(ステップS3においてNO)、ステップS14に進む。
ステップS4では、変速地点Y1での目標速度Vyを算出する。即ち、上記したように、支援対象のカーブCVの曲率半径と、ROM23に記憶された目標速度マップM1(図4参照)に基づき、目標速度Vyを求める。
目標速度Vyを取得すると、メインCPU21は、変速地点Y1に進入する際の推奨変速段を算出する(ステップS5)。このとき、メインCPU21は、カーブCVの曲率半径や車両Cのホイールベースに基づきカーブCVを走行する際の旋回角度を算出する。また、地図描画データ29から、カーブCVの勾配を取得する。そして、ROM23からダウンシフトマップMT1(図5(a)参照)を読み出し、旋回角度及び勾配から、ダウンシフトマップMT1を用いて変速段判定パターンを求める。
また、メインCPU21は、アクセルセンサ31、ブレーキセンサ36からの検出信号に基づき、アクセルペダルのオン/オフ、ブレーキペダルのオン/オフを判断する。そして、例えば変速段判定パターンが「C」であって、アクセルペダルがオフである場合、変速段判定マップMT3(図5(c)参照)に基づき、判定パターンが「C」に該当し、且つ「アクセルオフ」に該当する「3速」を推奨変速段とする。
推奨変速段を算出すると、メインCPU21は、シフトダウンした場合のトルク変化量Gzを算出する(ステップS6)。即ち、上記したように、車速センサ30、スロットルセンサ32、エンジン回転数検出部33、入力回転数検出部34及び出力回転数検出部35等に基づき、車軸上の加減速トルクTtを算出して、その極小値及び極大値を求め、この差をトルク変化量Gzとする。
さらに、メインCPU21は、トルク変化量Gzが許容量Gyを超えているか否かを判断する(ステップS7)。トルク変化量Gzが許容量Gyを超えていると判断すると(ステップS7においてYES)、ステップS8に進む。トルク変化量Gzが許容量Gyを超えていないと判断すると(ステップS7においてNO)、車両Cに制動力を付加せずにステップS12に進む。
ステップS8では、メインCPU21は、変速地点Y1で変速時のトルク変化量Gzが許容量Gyになる車速を上記したように算出する。さらに、算出した車速と、現在の車速とに基づき、一定減速度(0.2G)で減速可能な制動開始地点Z1の位置を算出する。そして、メインCPU21は、車両Cが制動開始地点Z1に到着したか否かを判断し(ステップS9)、到着したと判断すると(ステップS9においてYES)、ブレーキECU12に制動開始要求を出力して、車両Cに制動力を付加する(ステップS10)。
制動力の付加を開始すると、メインCPU21は、変速地点Y1に到着したか否かを判断する(ステップS11)。変速地点Y1に到着していない場合には(ステップS11においてNO)、変速地点Y1に到着するまで制動力を付加し続ける(ステップS10)。
変速地点Y1に到着したと判断すると(ステップS11においてYES)、メインCP
U21は、変速機ECU11に推奨変速段を指定する変速要求を出力し、推奨変速段への切替(シフトダウン)を行う(ステップS12)。この時点では、実際の車軸上の加減速トルクTtが低減されているため、変速機4の入力側と出力側との間でトルク差が小さくなり、変速ショックが緩和され、滑らかに変速することができる。また、カーブCVの形状に適した推奨変速段を選択し、該推奨変速段にシフトダウンすることで、円滑にカーブCVを走行することができる。
シフトダウンを実行すると、メインCPU21は、自車位置を取得し、地図描画データ29に基づき、カーブCVからの退出を待機する(ステップS13)。退出していない場合(ステップS13においてNO)、カーブ終点と自車位置との相対距離が所定距離以下となった際に、アップシフトマップMT2(図5(b)参照)に基づき、シフトアップを行って、円滑に加速させるようにしてもよい。
カーブCVを退出したと判断すると(ステップS13においてYES)、走行支援を終了するか否かを判断する(ステップS14)。本実施形態では、イグニッションスイッチからオフ信号を入力した際に支援を終了すると判断する。イグニッションスイッチからオフ信号を入力しない場合には(ステップS14においてNO)、ステップS2に戻り、上記した走行支援を継続する。イグニッションスイッチからオン信号を入力した場合には(ステップS14においてYES)、走行支援を終了する。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、ナビゲーションユニット20のメインCPU21は、車両Cの進行方向前方の道路に関する道路情報を取得して、支援対象となるカーブがあるか否かを判断する。また、支援対象となるカーブを検出した場合には、該カーブの走行に適した推奨変速段を算出し、その時点の変速段から推奨変速段に変更した際に生じるトルク変化量Gzを推定する。また、トルク変化量Gzが許容量Gyを超えた場合には、ブレーキECU12を制御して、制動力を付加して車軸上の加減速トルクTtを低減させた後、変速機ECU11を制御して推奨変速段に変更する。このため、カーブCVに応じた推奨変速段に切り替えることにより、旋回時の安定性を向上し、カーブ形状に沿って円滑に走行することができる。また、予め制動力を付加することによって変速時に発生する変速ショックを緩和することができる。
(2)上記実施形態では、ナビゲーションユニット20のメインCPU21は、トルク変化量Gzが許容量Gyを超える場合に、トルク変化量Gzが許容量Gy以下になる車速を算出し、該車速を目標として制動力を付加する。即ち、トルク変化量Gzが許容量Gy以下になる車速を予め算出することで、必要以上に減速したり、減速の必要がない場合にも関わらず減速を行うといった事態が生じるのを抑制し、円滑なカーブ走行を支援することができる。
(3)上記実施形態では、ナビゲーションユニット20のメインCPU21は、地図描画データ29に基づき、カーブ始点の座標を取得し、該カーブ始点を推奨変速に切り替える変速地点Y1として設定した。そして、車両Cがこの変速地点Y1に到達する前に制動力を付加するようにした。このため、変速地点Y1に到達する前に予め減速させるので、変速地点Y1での変速ショックを緩和するとともに、カーブCVに進入開始した時点から、車両Cの安定性を図ることができる。
尚、本実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、予測入力軸回転数Nin2、予測エンジン回転数N2、予測エンジントルクT2をナビゲーションユニット20のメインCPU21が算出するようにしたが、エンジンECU10、変速機ECU11が算出するようにしてもよい。また、変速によるトルク変化量Gzをナビゲーションユニット20のメインCPU21が算出するようにしたが、エンジンECU10、変速機ECU11が算出するようにしてもよい。
・メインCPU21は、加減速トルクTtの極大値及び極小値からトルク変化量Gzを算出するようにしたが、最大値(極大値)が所定値を超えた場合に、制動力を付加するようにしてもよい。
・上記実施形態では、カーブ始点を変速地点Y1とするようにしたが、曲率半径が大きいカーブCVに連続するクロソイドカーブ等、カーブ始点よりも進行方向の反対側に設定するようにしてもよい。
・曲率半径は、隣接するノードや、形状補間点の座標からそれぞれ求めるようにしてもよい。
・上記実施形態では、走行支援システム1をFR方式の車両Cに搭載したが、前輪を駆動輪とする前輪駆動車(FF車)、四輪駆動車等に搭載してもよい。
走行支援システムの概略図。 ナビゲーションユニットのブロック図。 支援対象のカーブを示す模式図。 目標速度マップの概念図。 (a)はダウンシフトマップ、(b)はアップシフトマップ、(c)は変速段判定マップの概念図。 回転差マップの概念図。 トルクマップの概念図。 伝達比マップの概念図。 変速に伴う車軸上のトルク変化を示すタイミングチャート。 本実施形態の処理手順のフローチャート。 本実施形態の処理手順のフローチャート。
符号の説明
1…走行支援システム、2…エンジン、3…自動変速装置を構成するトルクコンバータ、4…自動変速装置を構成する変速機、9…制動装置を構成するブレーキ装置、11…自動変速装置を構成する変速機ECU、12…制動装置を構成するブレーキECU、20…走行支援装置としてのナビゲーションユニット、21…道路情報取得手段、カーブ判断手段、推奨変速段算出手段、トルク推定手段、制動制御手段、変速制御手段、変速地点算出手段、走行制御手段としてのメインCPU、29…道路情報を有する地図描画データ、C…車両、CV…カーブ、Gz…トルク変化量、Gy…所定値としての許容量、S1…変速段、S2…推奨変速段、Y1…変速地点。

Claims (5)

  1. 車両の自動変速装置と制動装置とを制御して、車両前方のカーブに対して支援を行う走行支援装置において、
    車両の進行方向前方の道路に関する道路情報を取得する道路情報取得手段と、
    前記道路情報に基づき支援対象となるカーブがあるか否かを判断するカーブ判断手段と、
    前記カーブの走行に適した推奨変速段を算出する推奨変速段算出手段と、
    車両の進行方向前方に支援対象のカーブが検出された際に車両情報を取得し、該車両情報に基づき、その時点の変速段から前記推奨変速段に変更した際に生じるトルク変化量を推定するトルク推定手段と、
    前記推奨変速段に変更する変速地点を算出する変速地点算出手段と、
    記車両の前記制動装置を制御して、前記車両が前記変速地点に到達するまで前記トルク変化量に基づく制動力を付加する制動制御手段と、
    前記変速地点において前記変速装置を制御して、前記推奨変速段に変更する変速制御手段と
    を備えることを特徴とする走行支援装置。
  2. 請求項1に記載の走行支援装置において、
    前記制動制御手段は、前記トルク変化量が所定値を超える場合に、前記制動装置を制御して制動力を付加することを特徴とする走行支援装置。
  3. 請求項1又は2に記載の走行支援装置において、
    前記制動制御手段は、前記トルク変化量が所定値以下になる車速を算出し、該車速を目標として制動力を付加することを特徴とする走行支援装置。
  4. 車両の自動変速装置と、制動装置とを制御する走行制御手段を用いて、車両前方のカーブに対して支援を行う走行支援方法において、
    車両の進行方向前方の道路に関する道路情報を取得して、前記道路情報に基づき支援対象となるカーブがあるか否かを判断し、
    車両の進行方向前方に支援対象のカーブが検出された際に、該カーブの走行に適した推奨変速段を算出し、
    車両情報に基づき、その時点の変速段から前記推奨変速段に変更した際に生じるトルク変化量を推定し、
    前記推奨変速段に変更する変速地点を算出し、
    記車両の制動装置を制御して前記車両が前記変速地点に到達するまで前記トルク変化量に基づく制動力を付加し、
    前記変速地点において前記変速装置を制御して前記推奨変速段に変更することを特徴とする走行支援方法。
  5. 車両の自動変速装置と、制動装置とを制御する走行制御手段を用いて、車両前方のカーブに対して支援を行う走行支援プログラムにおいて、
    前記走行制御手段を、
    車両の進行方向前方の道路に関する道路情報を取得する道路情報取得手段と、
    前記道路情報に基づき支援対象となるカーブがあるか否かを判断するカーブ判断手段と、
    前記カーブの走行に適した推奨変速段を算出する推奨変速段算出手段と、
    車両の進行方向前方に支援対象のカーブが検出された際に車両情報を取得し、該車両情報に基づき、その時点の変速段から前記推奨変速段に変更した際に生じるトルク変化量を推定するトルク推定手段と、
    前記推奨変速段に変更する変速地点を算出する変速地点算出手段と、
    記車両の制動装置を制御して、前記車両が前記変速地点に到達するまで前記トルク変化量に基づく制動力を付加する制動制御手段と、
    前記変速地点において前記変速装置を制御して、前記推奨変速段に変更する変速制御手段と
    して機能させることを特徴とする走行支援プログラム。
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