JP4798908B2 - 窒素酸化物除去用触媒およびその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、窒素酸化物除去用触媒およびその製造方法に関し、更に詳しくは、重油や石炭焚きボイラ、火力発電所、製鉄所などをはじめ各種工場の燃焼炉などから排出される排ガス中に含有される窒素酸化物(以下NOxと略記する)の除去用触媒およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来技術】
排ガス中のNOxを、アンモニアなどの還元剤を使用して除去する脱硝触媒としては、一般に酸化チタン担体に酸化タングステン、酸化バナジウムなどの活性成分を担持した、ハニカム形状の触媒が工業的に使用されている。工業的に使用される脱硝触媒は、排ガス中に含まれるダスト、硫黄化合物(以下SOxと略記する)などにも対処することが必要であるため、ただ単に脱硝活性が高いのみだけでなく、SOへの酸化能(SO転化率)が低いこと等の種々の性能が要求される。
【0003】
一般に、排ガス中に含まれるSOxの大部分はSOであるが、このSOの一部は脱硝触媒上で酸化されてSOとなり、このSOは還元剤として使用するNHの未反応分と結合して酸性硫安を生成し、後流の熱交換器などの装置の閉塞を起こすため、またSOそのものが装置などの腐蝕を起こすなどの問題があった。そこでSOへの転化率の低い脱硝触媒が望まれていた。
【0004】
前述のSOへの転化率を抑制した触媒に関して、特公平4−17091号公報には、予めチタンとタングステン及びケイ素の三元系酸化物を形成せしめた後該酸化物にバナジウム化合物を添加することを特徴とする脱硝触媒の調製方法が提案されている。
【0005】
また、特許第2825343号公報には、窒素酸化物をアンモニアと共に接触的に反応せしめて選択還元する触媒を製造する方法において、可溶性チタン化合物と、可溶性ケイ素化合物および/またはシリカゾルとを出発原料として用い、水性媒体中で該原料をアンモニアによって中和せしめて共沈物を得、該共沈物スラリーをpHが8.5以上の範囲で20時間以上熟成せしめた後、これを洗浄し、乾燥し、次いで焼成して得られるチタンおよびケイ素からなる二元系複合酸化物を触媒(イ)成分とし、バナジウム酸化物を触媒(ロ)成分とし、タングステン酸化物を触媒(ハ)成分として用いてなり、その組成がそれぞれ(イ)成分は82〜97重量%、(ロ)成分は0.3〜3重量%および(ハ)成分は3〜15重量%の範囲、さらに(イ)成分の組成が原子百分率でチタン70〜90%、ケイ素30〜10%の範囲に調整されてなることを特徴とする窒素酸化物除去用触媒の製造方法が提案されている。
しかし、該発明の製造方法では、ハニカム形状など複雑な形状の触媒に成形する場合には、二元系複合酸化物が単純な粒度分布であるため、可塑性が低く、粒子間結合力が弱く、成形性が悪いという問題があった。また、成形性を向上させ、成形体強度を向上させるために大量の成形助剤や粘土を使用する必要があり、そのため、触媒性能が低下する問題もあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、NOx、特にNOxおよびSOxを同時に含有する排ガスにアンモニアを加え、接触的に反応させるに際して、従来より提案されている窒素酸化物除去用触媒よりも更にNOx除去率が高くて、しかもSOへの転化率が低く、耐久性に優れた工業触媒として有用な窒素酸化物除去用触媒およびハニカム形状など複雑な形状の触媒でも成形性が良好な該触媒の製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1は、(1)可溶性チタン化合物、可溶性ケイ素化合物および/またはシリカゾルの混合水溶液、もしくは可溶性チタン化合物、可溶性タングステン化合物、可溶性ケイ素化合物および/またはシリカゾルの混合水溶液に塩基性水溶液を添加・中和して複合水酸化物(y成分)スラリーを得、ついで該複合水酸化物スラリーにメタチタン酸と可溶性ケイ素化合物および/またはシリカゾルを添加した後、塩基性水溶液を添加して得られる複合水酸化物(a成分)スラリーから得られた複合酸化物(A成分)と(2)バナジウム、モリブデン、タングステンからなる群から選ばれた少なくとも一種の金属酸化物(B成分)、とを含有することを特徴とする窒素酸化物除去用触媒に関する。
【0008】
該窒素酸化物除去用触媒では、前記複合酸化物(A成分)中に含まれるy成分由来の複合酸化物(Y成分)の量が5〜30重量%の範囲にあることが好ましい。
【0009】
また、前記y成分由来の複合酸化物(Y成分)の組成が、酸化チタンとして75〜90重量%、酸化ケイ素として10〜20重量%、酸化タングステンとして0〜5重量%の範囲にあることが好ましい。
【0010】
前記複合酸化物(A成分)が酸化物基準で硫酸根をSOとして1〜10重量%含有することが好ましい。
【0011】
さらに、前記複合酸化物(A成分)を85〜99.9重量%、金属酸化物(B成分)を0.1〜15重量%の割合で含有することが好ましい。
【0012】
本発明の第2は、可溶性チタン化合物、可溶性ケイ素化合物および/またはシリカゾルの混合水溶液、もしくは可溶性チタン化合物、可溶性タングステン化合物、可溶性ケイ素化合物および/またはシリカゾルの混合水溶液に塩基性水溶液を添加・中和して複合水酸化物(y成分)スラリーを得、ついで該複合水酸化物スラリーにメタチタン酸スラリーと可溶性ケイ素化合物および/またはシリカゾルを添加した後、塩基性水溶液を添加して得られた複合水酸化物(a成分であるこの水酸化物が酸化されて複合酸化物となったのがA成分である)スラリーを熟成、洗浄、乾燥して得られた複合酸化物(A成分)(焼成していないのでまだ水酸化物の段階のものを1部含有していることがある)に、バナジウム、モリブデン、タングステンからなる群から選ばれた少なくとも一種の金属酸化物(B成分)の前駆物質(b成分)を担持し、乾燥、焼成するか、もしくは前記塩基性水溶液を添加して得られた複合水酸化物(a成分)を乾燥、焼成して得られた複合酸化物(A成分)に、バナジウム、モリブデン、タングステンからなる群から選ばれた少なくとも一種の金属酸化物(B成分)を担持し、乾燥することを特徴とする窒素酸化物除去用触媒の製造方法に関する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態について、詳細に説明する。
【0014】
本発明の窒素酸化物除去用触媒では、可溶性チタン化合物、可溶性ケイ素化合物および/またはシリカゾルの混合水溶液、もしくは可溶性チタン化合物、可溶性タングステン化合物、可溶性ケイ素化合物および/またはシリカゾルの混合水溶液に塩基性水溶液を添加・中和して得られた複合水酸化物(y成分)スラリーを使用する。該複合水酸化物(y成分)は、熱履歴を受けて複合酸化物(Y成分)に転化する前駆物質である。該複合酸化物(Y成分)は、酸化チタンおよび酸化ケイ素、または、酸化チタン、酸化タングステンおよび酸化ケイ素の単なる混合物ではなく、いわゆる二元系複合酸化物(TiO−SiO)または三元系複合酸化物(TiO−WO−SiO)を形成する。
【0015】
本発明での複合酸化物(A成分)は、前述の複合水酸化物(y成分)スラリーに、メタチタン酸と可溶性ケイ素化合物および/またはシリカゾルを添加した後塩基性水溶液を添加して得られた複合水酸化物(a成分)スラリーが熱履歴を受けた状態の物質である。本発明ではこのような特殊な複合酸化物(A成分)を触媒成分に用いるため、脱硝活性が高くて、しかもSO酸化活性が低く、耐久性に優れた触媒が得られるのである。
【0016】
本発明の窒素酸化物除去用触媒では、前記複合酸化物(A成分)中に含まれるy成分由来の複合酸化物(Y成分)の割合(Y/A)が5〜30重量%の範囲にあることが好ましい。Y/Aの値が5重量%よりも小さい場合は、脱硝活性は高くなるがSO酸化活性も高くなる傾向にあり、また、Y/Aの値が30重量%よりも大きい場合は、触媒の成形性が悪くなる傾向にあり、また、SO酸化活性は低くなるが脱硝活性も低くなる傾向にある。好ましいY/Aの範囲は10〜20重量%である。
【0017】
また、前記y成分由来の複合酸化物(Y成分)の組成は、酸化チタンとして75〜90重量%、酸化ケイ素として10〜20重量%、酸化タングステンとして0〜5重量%の範囲にあることが好ましい。酸化ケイ素の量が10重量%より少ない場合には低いSO酸化活性が得られないことがあり、また、20重量%より多い場合には脱硝活性が低くなり、また、成形性が悪くなることがある。酸化タングステンの量が5重量%より多くなると、タングステンは複合酸化物を形成しない状態で存在することがあるので効果的でない。
【0018】
また、前記複合酸化物(A成分)は、硫酸根をSOとして1〜10重量%含有することが好ましい。A成分中に硫酸根を含有させることにより脱硝活性が高くなる傾向を示し、1重量%より少ない場合にはその効果が少なく、10重量%より多く含有させてもその効果は変わらない。好ましい硫酸根の量は2〜8重量%の範囲である。
【0019】
本発明の窒素酸化物除去用触媒では、バナジウム、モリブデン、タングステンからなる群から選ばれた少なくとも一種の金属酸化物(B成分)を含有するが、その他の金属酸化物を含有していてもよい。特に、酸化バナジウムおよび酸化タングステンは好適な金属酸化物である。
【0020】
本発明の窒素酸化物除去用触媒は、前記複合酸化物(A成分)を85〜99.9重量%、前記金属酸化物(B成分)を0.1〜15重量%の割合で含有することが好ましい。B成分の割合が0.1重量%より少ない場合には、所望の脱硝活性が得られないことがあり、また、15重量%より多い場合には、SO酸化活性が高くなることがある。好ましくは、A成分が90〜99.5重量%、B成分が0.5〜10重量%の範囲である。
【0021】
次に、本発明の窒素酸化物除去用触媒の製造方法について述べる。
本発明の方法で使用される可溶性チタン化合物としては、塩化チタン、硫酸チタンなどの無機チタン化合物およびシュウ酸チタン、テトライソプロピルチタネートなどの有機チタン化合物が例示され、また、ケイ素源としては、シリカゾルの他、可溶性ケイ素化合物として、四塩化ケイ素など無機ケイ素化合物およびエチルシリケート、メチルシリケートなどの有機ケイ素化合物が例示される。可溶性タングステン化合物としては、パラタングステン酸アンモン、メタタングステン酸アンモンなどが例示される。
【0022】
本発明の方法では、前述の可溶性チタン化合物と前述の可溶性ケイ素化合物および/またはシリカゾルとの混合水溶液、もしくは前述の可溶性チタン化合物と前述の可溶性タングステン化合物と前述の可溶性ケイ素化合物および/またはシリカゾルとの混合水溶液に塩基性水溶液を添加・中和して複合水酸化物(y成分)スラリーを調製するが、中和はpH9〜10.5の範囲で行うのが望ましい。本発明で使用される塩基性水溶液としては、アンモニア水、尿素水溶液、アミン水溶液など周知の塩基性水溶液が使用可能であるが、特にアンモニア水は好適である。
【0023】
前述の複合水酸化物(y成分)スラリーを、必要に応じて、pH9〜10.5の範囲で熟成した後、該スラリーにメタチタン酸スラリーと可溶性ケイ素化合物および/またはシリカゾルを添加し、次いで塩基性水溶液を添加して得られる複合水酸化物(a成分)スラリーを調製するが、該複合水酸化物(a成分)スラリーのpHは9〜10.5の範囲に調整するのが望ましい。該複合水酸化物(a成分)スラリーを、必要に応じて、pH9〜10.5の範囲で熟成、洗浄した後、該スラリーにバナジウム、モリブデン、タングステンからなる群から選ばれた少なくとも一種の金属酸化物(B成分)の前駆物質(b成分)および必要に応じて粘土、可塑剤などを添加して混練捏和し、所望の形状に成形し、乾燥、300〜800℃で焼成することが好ましい。そのほかB成分の担持は、他の周知の担持方法が採用でき、例えば、前述の複合水酸化物(a成分)を所望の形状に成形し、乾燥、焼成し、複合酸化物(A成分)とした後、B成分を含浸することもできる。
【0024】
本発明の製造方法の概略を下記フローシートに示す。
【表1】
Figure 0004798908
【0025】
前記バナジウム、モリブデン、タングステンからなる群から選ばれた少なくとも一種の金属酸化物(B成分)を形成するための前駆物質(b成分)としては、バナジウム源にはメタバナジン酸アンモン、硫酸バナジル、シュウ酸バナジル、五酸化バナジウムなど、モリブデン源にはパラモリブデン酸アンモン、三酸化モリブデンなど、タングステン源にはパラタングステン酸アンモン、酸化タングステンなどが例示される。
【0026】
本発明の窒素酸化物除去用触媒は、NOxを含有する排ガス、特にボイラー排ガスなどのようにNOx、SOxを含有するほか重金属、ダストを含有する排ガスに、アンモニアなどの還元剤を添加して接触還元するNOx除去法に好適に使用される。また、該触媒の使用条件は、通常の脱硝処理条件が採用され、具体的には、反応温度は150〜600℃、空間速度1000〜100000hr−1の範囲などが例示される。
【0027】
【実施例】
以下に実施例を示し本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0028】
実施例1
チタン源として硫酸チタニル結晶〔TiO濃度32wt%、(株)テイカ製〕4.22Kgをとり、水16.88Kgに溶解希釈した硫酸チタニル水溶液にシリカゾル(SiO濃度20wt%、商品名“カタロイドS−20”、触媒化成工業(株)製)0.75Kgを15分間かけて添加混合し、これに、温度60℃以下を維持しながら3規定アンモニア水9.11Kgを15分間かけて添加・中和してTiO−SiO複合水酸化物(y成分)スラリーを生成し、更にpH9.5〜10を維持し温度60℃で1時間加温熟成した。
この得られたTiO−SiO複合水酸化物スラリーにメタチタン酸スラリー〔TiO濃度30wt%、石原産業(株)製〕40.50Kgを10分間で添加し、更にシリカゾル〔SiO濃度20wt%、商品名“カタロイドS−20”、触媒化成工業(株)製〕6.75Kgを10分間かけて添加混合した後、3規定アンモニア水2.43Kgを添加して該スラリーのpHを9.5に調製して複合水酸化物(a成分)スラリーを得た。該複合水酸化物スラリーを温度60℃でpH9.5〜10に維持しながら1時間加温熟成後、この複合水酸化物スラリーを脱水洗浄後、400℃以下の温度で5時間乾燥してチタン−シリカからなる2元系複合酸化物(A成分)を得た。なお、該2元系複合酸化物中のSO含有量は4.7%であった。
次に、モノエタノールアミン0.30Kgと水3.0Kgを混合し、これにメタバナジン酸アンモニウム(b成分)0.205Kgを添加、加熱溶解した。この溶解液と前述の2元系複合酸化物(A成分)12.64Kgをニーダーにて混練し、更に、粘土、ガラス繊維などの成形助剤を加えて混練捏和後、ハニカム状に押し出し成形したが、成形性は良好であった。その後、成形物を110℃で乾燥した後、マツフル炉にて600℃で焼成して触媒Iを調製した。
【0029】
実施例2
チタン源として硫酸チタニル結晶〔TiO濃度32wt%、(株)テイカ製〕12.70Kgをとり、水50.80Kgに溶解希釈した硫酸チタニル水溶液にシリカゾル〔SiO濃度20wt%、商品名“カタロイドS−20”、触媒化成工業(株)製〕2.25Kgを15分間かけて添加混合し、これに、温度60℃以下を維持しながら3規定アンモニア水27.34Kgを15分間かけて添加・中和してTiO−SiO複合水酸化物(y成分)スラリーを生成し、更にpH9.5〜10を維持し温度60℃で1時間加温熟成した。
この得られたTiO−SiO複合水酸化物スラリーにメタチタン酸スラリー〔TiO濃度30wt%、石原産業(株)製〕31.50Kgを10分間かけて添加し、更に、シリカゾル〔SiO濃度20wt%、商品名“カタロイドS−20”、触媒化成工業(株)製〕5.25Kgを10分間かけて添加混合した後、3規定アンモニア水1.89Kgを添加して該スラリーのpHを9.5に調製して複合水酸化物(a成分)スラリーを得た。該複合水酸化物スラリーを温度60℃でpH9.5〜10に維持しながら1時間加温熟成後、この複合水酸化物スラリーを脱水洗浄後、400℃以下の温度で5時間乾燥してチタン−シリカからなる2元系複合酸化物(A成分)を得た。該2元系複合酸化物中のSO含有量は4.9%であった。
次に、モノエタノールアミン0.30Kgと水3.0Kgを混合し、これにメタバナジン酸アンモニウム(b成分)0.205Kgを添加、加熱溶解した。この溶解液と前述の2元系複合酸化物(A成分)12.64Kgをニーダーにて混練し、更に、粘土、ガラス繊維などの成形助剤を加えて混練捏和後、ハニカム状に押し出し成形したが、成形性は良好であった。その後、成形物を110℃で乾燥した後、マツフル炉にて600℃で焼成して触媒IIを調製した。
【0030】
実施例3
チタン源として硫酸チタニル結晶〔TiO濃度32wt%、(株)テイカ製〕1.88Kgをとり、水7.52Kgに溶解希釈した硫酸チタニル水溶液にシリカゾル〔SiO濃度20wt%、商品名“カタロイドS−20”、触媒化成工業(株)製〕0.75Kgを15分間かけて添加混合し、これに、温度60℃以下を維持しながら3規定アンモニア水4.05Kgを15分間かけて添加・中和してTiO−SiO複合水酸化物(y成分)スラリーを生成し、更にpH9.5〜10を維持し温度60℃で1時間加温熟成した。
この得られたTiO−SiO複合水酸化物(y成分)スラリーに、メタチタン酸スラリー〔TiO濃度30wt%、石原産業(株)製〕38.00Kgを10分間かけて添加し、更にシリカゾル〔SiO濃度20wt%、商品名“カタロイドS−20”、触媒化成工業(株)製〕14.25Kgを10分間かけて添加混合した後、3規定アンモニア水2.28Kgを添加して該スラリーのpHを9.5に調製して複合水酸化物(a成分)スラリーを得た。該複合水酸化物スラリーを温度60℃でpH9.5〜10を維持しながら1時間加温熟成後、この複合水酸化物スラリーを脱水洗浄後、400℃以下の温度で5時間乾燥してチタン−シリカからなる2元系複合酸化物(A成分)を得た。該2元系複合酸化物中のSO含有量は4.9%であった。
次に、モノエタノールアミン0.30Kgと水3.0Kgを混合し、これにメタバナジン酸アンモニウム(b成分)0.205Kgを添加、加熱溶解した。この溶解液と前述の2元系複合酸化物(A成分)12.64Kgをニーダーにて混練し、更に、粘土、ガラス繊維などの成形助剤を加えて混練捏和後、ハニカム状に押出成形したが、成形性は良好であった。その後、成形物を110℃で乾燥した後、マツフル炉中600℃で焼成して触媒IIIを調製した。
【0031】
実施例4
チタン源として硫酸チタニル結晶〔TiO濃度32wt%、(株)テイカ製〕7.50Kgをとり、水30.00Kgに溶解希釈した硫酸チタニル水溶液にシリカゾル〔SiO濃度20wt%、商品名“カタロイドS−20”、触媒化成工業(株)製〕3.00Kgを15分間かけて添加混合し、これに、温度60℃以下を維持しながら3規定アンモニア水16.20Kgを15分間かけて添加・中和してTiO−SiO複合水酸化物(y成分)スラリーを生成し、更にpH9.5〜10を維持し温度60℃で1時間加温熟成した。
得られたTiO−SiO複合水酸化物(y成分)スラリーにメタチタン酸スラリー〔TiO濃度30wt%、石原産業(株)製〕32.00Kgを10分間かけて添加し、更に、シリカゾル〔SiO濃度20wt%、商品名“カタロイドS−20”、触媒化成工業(株)製〕12.00Kgを10分間かけて添加混合した後、3規定アンモニア水1.92Kgを添加して該スラリーのpHを9.5に調製して複合水酸化物(a成分)スラリーを得た。該複合水酸化物スラリーを温度60℃でpH9.5〜10を維持しながら1時間加温熟成後、この複合水酸化物スラリーを脱水洗浄し、その後400℃以下の温度で5時間乾燥してチタン−シリカからなる2元系複合酸化物(A成分)を得た。該2元系複合酸化物中のSO含有量は4.9%であった。
次に、モノエタノールアミン0.30Kgと水3.0Kgを混合し、これにメタバナジン酸アンモニウム(b成分)0.205Kgを添加、加熱溶解した。この溶解液と前述の2元系複合酸化物(A成分)12.64Kgをニーダーにて混練し、更に、粘土、ガラス繊維などの成形助剤を加えて混練捏和後、ハニカム状に押出成形したが、成形性は良好であった。その後、成形物を110℃で乾燥した後、マツフル炉中600℃で焼成して触媒IV調製した。
【0032】
実施例5
チタン源として硫酸チタニル結晶〔TiO濃度32wt%、(株)テイカ製〕7.50Kgをとり、水30.00Kgに溶解希釈した硫酸チタニル水溶液にシリカゾル〔SiO濃度20wt%、商品名“カタロイドS−20”、触媒化成工業(株)製〕2.10Kgを15分間かけて添加混合し、更に、0.17Kgパラタングステン酸アンモニウム結晶を添加し、これに、温度60℃以下を維持しながら3規定アンモニア水16.20Kgを15分間かけて添加・中和してTiO−SiO−WO複合水酸化物(y成分)スラリーを生成し、更にpH9.5〜10を維持し温度60℃で5時間加温熟成した。
得られたTiO−SiO−WO複合水酸化物(y成分)スラリーにメタチタン酸スラリー〔TiO濃度30wt%、石原産業(株)製〕32.00Kgを10分間かけて添加し、更に、シリカゾル〔SiO濃度20wt%、商品名“カタロイドS−20”、触媒化成工業(株)製〕12.00Kgを10分間かけて添加混合した後、3規定アンモニア水1.92Kgを添加して該スラリーのpHを9.5に調製して複合水酸化物(a成分)スラリーを得た。該複合水酸化物スラリーを温度60℃でpH9.5〜10を維持しながら1時間加温熟成後、この複合水酸化物スラリーを脱水洗浄し、その後400℃以下の温度で5時間乾燥してチタン−シリカ−タングステンからなる3元系複合酸化物(A成分)を得た。該3元系複合酸化物中のSO含有量は4.9%であった。
次いで、モノエタノールアミン0.30Kgと水3.0Kgを混合し、これにメタバナジン酸アンモニウム(b成分)0.205Kgを添加、加熱溶解した。この溶解液と前述の3元系複合酸化物(A成分)12.64Kgをニーダーにて混練し、更に、粘土、ガラス繊維などの成形助剤を加えて混練捏和後、ハニカム状に押出成形したが、成形性は良好であった。その後、成形物を110℃で乾燥した後、マツフル炉中600℃で焼成して触媒Vを調製した。
【0033】
実施例6
チタン源として硫酸チタニル結晶〔TiO濃度32wt%、(株)テイカ製〕7.50Kgをとり、水30.00Kgに溶解希釈した硫酸チタニル水溶液にシリカゾル〔SiO濃度20wt%、商品名“カタロイドS−20”、触媒化成工業(株)製〕2.10Kgを15分間かけて添加混合し、温度60℃以下を維持しながら3規定アンモニア水16.20Kgを15分間かけて添加・中和してTiO−SiO複合水酸化物(y成分)スラリーを生成し、更にpH9.5〜10を維持し温度60℃で5時間加温熟成した。
得られたTiO−SiO複合水酸化物スラリーにメタチタン酸スラリー〔TiO濃度30wt%、石原産業(株)製〕32.00Kgを10分間かけて添加し、更に、シリカゾル〔SiO濃度20wt%、商品名“カタロイドS−20”、触媒化成工業(株)製〕12.00Kgを10分間かけて添加混合した後、3規定アンモニア水1.92Kgを添加して該スラリーのpHを9.5に調製して複合水酸化物(a成分)スラリーを得た。該複合水酸化物スラリーを温度60℃でpH9.5〜10を維持しながら1時間加温熟成後、この複合水酸化物(a成分)スラリーを脱水洗浄後、400℃以下の温度で5時間乾燥してチタン−シリカからなる2元系複合酸化物(A成分)を得た。該2元系複合酸化物中のSO含有量は4.9%であった。
次いで、モノエタノールアミン0.30Kgと水3.0Kgを混合し、これにメタバナジン酸アンモニウム(b成分)0.205Kgを添加、加熱溶解した。この溶解液と前述の2元系複合酸化物(A成分)12.64Kg、更に0.17Kgパラタングステン酸アンモニウム結晶を添加し、これをニーダーにて混練し、更に、粘土、ガラス繊維などの成形助剤を加えて混練捏和後、ハニカム状に押出成形したが、成形性は良好であった。その後、成形物を110℃で乾燥した後、マツフル炉中600℃で焼成して触媒VIを調製した。
【0034】
比較例1
チタン源として硫酸チタニル結晶〔TiO濃度32wt%、(株)テイカ製〕43.60Kgをとり、水174.40Kgに溶解希釈した硫酸チタニル水溶液にシリカゾル〔SiO濃度20wt%、商品名“カタロイドS−20”、触媒化成工業(株)製〕5.25Kgを15分間かけて添加混合し、これに、温度60℃以下を維持しながら3規定アンモニア水94.16Kgを15分間かけて添加・中和してTiO−SiO複合水酸化物(y成分)スラリーを生成し、更にpH9.5〜10を維持し温度60℃で1時間加温熟成した。
得られたTiO−SiO複合水酸化物スラリーを脱水洗浄後、400℃以下の温度で5時間乾燥してチタン−シリカからなる2元系複合酸化物(Y成分)を得た。該2元系複合酸化物中のSO含有量は6.9%であった。
次いで、モノエタノールアミン0.30Kgと水3.0Kgを混合し、これにメタバナジン酸アンモニウム(b成分)0.205Kgを添加、加熱溶解した。この溶解液と前述の2元系複合酸化物(Y成分)12.64Kgを添加し、これをニーダーにて混練し、更に、粘土、ガラス繊維などの成形助剤を加えて混練捏和後、ハニカム状に押出成形したが、ハニカム状に成形するのが困難であった。活性測定用試料分を何とか成形し、得られた成形物を110℃で乾燥した後、マツフル炉中600℃で焼成して触媒VIIを調製した。
【0035】
比較例2
メタチタン酸スラリー〔TiO濃度30wt%、石原産業(株)製〕40.00Kgとシリカゾル〔SiO濃度20wt%、商品名“カタロイドS−20”、触媒化成工業(株)製〕15.00Kgを混合した後、3規定アンモニア水10.80Kgを添加して該スラリーのpHを9.5に調製して複合水酸化物スラリーを得た。該複合水酸化物スラリーを温度60℃でpH9.5〜10を維持しながら1時間加温熟成後、この複合水酸化物スラリーを脱水洗浄し、その後、400℃以下の温度で5時間乾燥してチタン−シリカからなる2元系複合酸化物を得た。該2元系複合酸化物中のSO含有量は4.2%であった。
次に、モノエタノールアミン0.30Kgと水3.0Kgを混合し、これにメタバナジン酸アンモニウム(b成分)0.205Kgを添加、加熱溶解した。この溶解液と前述の2元系複合酸化物12.64Kgをニーダーにて混練し、更に、粘土、ガラス繊維などの成形助剤を加えて混練捏和後、ハニカム状に押出成形したが、成形性は良好であった。その後、成形物を110℃で乾燥した後、マツフル炉中600℃で焼成して触媒VIIIを調製した。
【0036】
触媒使用例
実施例1〜6および比較例1〜2の触媒I〜VIIIについて脱硝性能を評価した。
脱硝性能試験は、各ハニカム触媒(セルピッチ7.4mm、壁厚1.0mm)から長さ300mmで3×3目に切り出したものを流通式反応器に充填し、下記条件で脱硝率を測定した。脱硝率は、触媒接触前後のガス中の窒素酸化物NOx濃度をケミルミ式窒素酸化物分析計により測定し、次式により求めたものである。
【数1】
脱硝率(容量%)=〔未接触ガス中のNOx(容量ppm)−接触ガス中のNOx(容量ppm)〕÷〔未接触ガス中のNOx(容量ppm)〕×100
試験条件
Figure 0004798908
また、SOx酸化能試験は、ハニカム触媒から長さ300mmの3×3目に切り出したものを流通式反応器に充填し、下記条件でSO転化率を測定した。SO転化率は、触媒接触前後のガス中のSO濃度を赤外線式SOガス濃度測定計により測定し、次式により求めたものである。
【数2】
SO転化率(容量%)=〔未接触ガス中のSO(容量ppm)−接触ガス中のSO(容量ppm)〕÷〔未接触ガス中のSO(容量ppm)〕×100
試験条件
触媒形状:3×3目、長さ:300mm
反応温度:380℃、SV=10,000hr―1
ガス組成:O=2容量%、SO=500容量ppm、N=バランス
評価結果を表1に示す。
【0037】
【表2】
Figure 0004798908
【0038】
【発明の効果】
表から明らかなように、本発明の触媒は高い脱硝率を維持しつつ、極めて低いSO転化率を示す優れた触媒であることが判る。なお、SO転化率が0.20%以下の所では±0.01%の差はかなり大きい優位差である。この様な性能を持つ触媒は硫黄成分を多く含む燃料を使用するボイラー排ガスの処理用触媒として極めて有効である。また、本発明の触媒はハニカム状に成形した場合にも成形性が良好であるため、工業触媒としての生産性も高い。

Claims (6)

  1. (1)可溶性チタン化合物、可溶性ケイ素化合物および/またはシリカゾルの混合水溶液、もしくは可溶性チタン化合物、可溶性タングステン化合物、可溶性ケイ素化合物および/またはシリカゾルの混合水溶液に塩基性水溶液を添加・中和して複合水酸化物(y成分)スラリーを得、ついで該複合水酸化物スラリーにメタチタン酸と可溶性ケイ素化合物および/またはシリカゾルを添加した後、塩基性水溶液を添加して得られる複合水酸化物(a成分)スラリーから得られた複合酸化物(A成分)と(2)バナジウム、モリブデン、タングステンからなる群から選ばれた少なくとも一種の金属酸化物(B成分)、とを含有することを特徴とする窒素酸化物除去用触媒。
  2. 前記複合酸化物(A成分)中に含まれる前記y成分由来の複合酸化物(Y成分)の量が5〜30重量%の範囲内である請求項1記載の窒素酸化物除去用触媒。
  3. 前記y成分由来の複合酸化物(Y成分)の組成が、酸化チタンとして75〜90重量%、酸化ケイ素として10〜20重量%、酸化タングステンとして0〜5重量%の範囲内である請求項1または2記載の窒素酸化物除去用触媒。
  4. 前記複合酸化物(A成分)が酸化物基準で硫酸根をSOとして1〜10重量%含有するものである請求項1〜3いずれか記載の窒素酸化物除去用触媒。
  5. 前記複合酸化物(A成分)を85〜99.9重量%、金属酸化物(B成分)を0.1〜15重量%の割合で含有するものである請求項1〜4いずれか記載の窒素酸化物除去用触媒。
  6. 可溶性チタン化合物、可溶性ケイ素化合物および/またはシリカゾルの混合水溶液、もしくは可溶性チタン化合物、可溶性タングステン化合物、可溶性ケイ素化合物および/またはシリカゾルの混合水溶液に塩基性水溶液を添加・中和して複合水酸化物(y成分)スラリーを得、ついで該複合水酸化物スラリーにメタチタン酸スラリーと可溶性ケイ素化合物および/またはシリカゾルを添加した後、塩基性水溶液を添加して得られた複合水酸化物(a成分であるこの水酸化物が酸化されて複合酸化物となったのがA成分である)スラリーを熟成、洗浄、乾燥して得られた複合酸化物(A成分)(焼成していないのでまだ水酸化物の段階のものを1部含有していることがある)に、バナジウム、モリブデン、タングステンからなる群から選ばれた少なくとも一種の金属酸化物(B成分)の前駆物質(b成分)を担持し、乾燥、焼成するか、もしくは前記塩基性水溶液を添加して得られた複合水酸化物(a成分)を乾燥、焼成して得られた複合酸化物(A成分)に、バナジウム、モリブデン、タングステンからなる群から選ばれた少なくとも一種の金属酸化物(B成分)を担持し、乾燥することを特徴とする窒素酸化物除去用触媒の製造方法。
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