JP4798722B2 - 紫外線照射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、紫外線を照射する紫外線照射装置に関するものである。
従来、紫外線硬化樹脂や塗料などの被照射部に紫外線を照射して上記被照射部を硬化させるための紫外線照射装置が種々開発され市販されている(例えば、特許文献1参照)。このような紫外線照射装置は、例えば、光ディスク基板を貼り合わせるための紫外線硬化樹脂を硬化させたり、印刷用紙に塗布された印刷インクを定着させたりするために用いられる。
従来の紫外線照射装置の光源としては、電力供給されると紫外線を放射する複数の直管型の紫外線ランプがよく用いられている。このような紫外線照射装置では、軸方向が所定方向になるように複数の直管型の紫外線ランプを並べて設置されており、上記所定方向において長い範囲に紫外線を照射することができる。
また、従来の紫外線照射装置は、光量補正テーブルを用いて、紫外線ランプの光量を紫外線ランプの点灯時間に関係なく略一定に保つように制御している。
特開2004−351654号公報
しかしながら、従来の紫外線照射装置には、光源として紫外線ランプが用いられているため、紫外線を放射するために必要な消費電力が大きいという問題があった。
また、従来の紫外線照射装置では、所定の設定値に適した光量補正データを用いて紫外線ランプの光量を略一定に保つように制御しているため、上記所定の設定値とは異なる光量の紫外線を照射したい場合に、設定値を上記所定の設定値から異なる値に変更すると上記光量補正データを用いることができず、その結果、紫外線ランプの光量を略一定にすることができないという問題もあった。
本発明は上記の点に鑑みて為されたものであり、その目的は、紫外線を放射するために必要な消費電力を小さくすることができるとともに、出力設定値を変更しても累積放射時間に関わらず紫外線出力を一定に保つことができる紫外線照射装置を提供することにある。
請求項1の発明は、複数のLEDチップから構成され電流供給されると紫外線を放射するLEDユニットと、前記LEDユニットの放射時間を計測する計測手段と、前記LEDユニットの出力設定値を複数の候補値の中から設定する設定手段と、前記放射時間の累積値を累積放射時間とし、各LEDチップの出力低下を補正するために前記LEDユニットへの供給電力の設定に用いられる補正値を前記累積放射時間ごとに対応付けた補正テーブルを、前記設定手段で設定可能な候補値ごとに予め記憶する記憶手段と、前記設定手段で設定された出力設定値の補正テーブルを用いて前記累積放射時間の補正値を求め、求めた補正値を用いて前記LEDユニットへの供給電力を設定する放射制御手段とを備え、前記放射制御手段は、前記設定手段で前記出力設定値が変更された場合、変更前の出力設定値の補正テーブルを用いて変更時の累積放射時間に対応する補正値を抽出し、変更後の出力設定値の補正テーブルを用いて、抽出した補正値に対応する累積放射時間を抽出し、抽出した累積放射時間を変更後の新しい累積放射時間とし、変更後における前記LEDユニットの出力が許容範囲内に保たれるように当該新しい累積放射時間ごとに前記補正値を求め、求めた補正値を用いて前記供給電力を設定することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記放射制御手段は、前記累積放射時間に対する前記LEDユニットの相対光出力を示す相対光出力特性において予め設定された出力低下が発生するごとに当該出力低下の発生する累積点灯時間を予め定め、前記出力設定値が一定である期間において、予め定めた累積放射時間に達すると、当該予め定めた累積放射時間に対応付けられた前記補正値を、前記補正テーブルを用いて求め、求めた補正値を用いて前記供給電力を設定することを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1又は2の発明において、前記LEDユニットの出力に対する継続要求時間を入力するための入力手段を備え、前記設定手段は、前記入力手段で入力された継続要求時間まで前記LEDユニットが放射するように前記出力設定値を設定することを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1乃至の何れか1項の発明において、前記LEDユニットを複数備えるとともに、各LEDユニットから放射された紫外線量を各別に検出する検出手段を備え、前記放射制御手段は、前記検出手段の検出値を用いて各LEDユニットから放射された紫外線量の平均値を算出し、LEDユニットごとに、前記検出手段の検出値が平均値になるように、前記補正値を用いて設定した前記供給電力の大きさを調整するフィードバック制御を行うことを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1乃至の何れか1項の発明において、前記放射制御手段は、各LEDユニットに電流供給される供給期間と電流供給が停止される停止期間とを繰り返すように制御することを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1乃至の何れか1項の発明において、前記設定手段で前記出力設定値が設定されたときに前記LEDユニットの寿命時間を報知する報知手段を備えることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1乃至の何れか1項の発明において、前記LEDユニットの残り寿命時間を報知する報知手段を備えることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1乃至の何れか1項の発明において、前記LEDユニットが寿命に到達したことを報知する報知手段を備えることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1乃至の何れか1項の発明において、前記LEDユニットが寿命に到達した後に予め設定された出力低下が発生すると報知する報知手段を備えることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、紫外線を放射するものとしてLEDユニットを用いることによって、紫外線ランプを用いる場合に比べて、紫外線を放射するために必要な消費電力を小さくすることができる。
また、請求項1の発明によれば、放射制御手段が補正テーブルを用いて累積放射時間の補正値を抽出し、抽出した補正値を用いてLEDユニットへの供給電力を設定することによって、累積放射時間に関わらずLEDユニットの出力を一定に保つことができる。
さらに、請求項1の発明によれば、LEDユニットの出力設定値を用途に応じて複数の候補値の中から選択して設定することができ、また、一度設定した出力設定値を新しい出力設定値に途中で変更することができる。さらに、請求項1の発明によれば、LEDユニットの出力設定値が変更されたときに、出力設定値の変更前の補正値と変更後の補正値とを同じにして、変更後の新しい累積放射時間を設定することができるので、変更後においても、変更前のLEDユニットの出力低下(出力劣化)を考慮した制御を行うことができる。
請求項2の発明によれば、LEDユニットの出力が一定量低下するごとに低下分を補正することによって、一定時間ごとに補正する場合に比べて、LEDユニットの出力誤差を少なくすることができる。
請求項の発明によれば、LEDユニットを使用させたい時間(継続要求時間)が決まっている場合、LEDユニットの寿命時間を優先させる制御を行うことができる。例えば印刷機に用いられる場合、印刷速度が比較的遅くてもよいときに、LEDユニットからの出力を小さくして、LEDユニットの寿命時間を長くさせることができる。
請求項の発明によれば、検出手段が、各LEDユニットから放射された紫外線量を各別に検出し、放射制御手段が、検出手段で検出された各LEDユニットから放射された紫外線量の平均値を算出し、LEDユニットごとに、検出手段の検出値が平均値になるように、補正値を用いて設定された供給電力の大きさを調整するフィードバック制御を行うことによって、LEDユニット間での紫外線量のばらつきを低減することができるので、広い照射範囲で紫外線量の均一性を高めることができる。
請求項の発明によれば、放射制御手段がLEDユニットへの電流供給を供給期間と停止期間で繰り返すように制御することによって、LEDユニットが放射期間と停止期間を繰り返すので、紫外線の放射によって高温になったLEDユニットを停止期間で冷却することができ、その結果、LEDユニットの温度上昇を抑えることができる。これにより、LEDユニットの温度依存性の影響を低減することができるので、LEDユニットから放射された紫外線を安定にすることができる。
また、請求項の発明によれば、放射制御手段が供給期間のみLEDユニットに電流供給することによって、LEDユニットへの供給電流を例えば定格電流以上にすることができるので、強い紫外線をLEDユニットから応答性よく一定時間だけ放射することができる。
請求項の発明によれば、設定手段で設定された出力設定値の出力を行う場合におけるLEDユニットの寿命時間を報知手段が報知することによって、出力設定値ごとに変わるLEDユニットの寿命時間をユーザに知らせることができる。
請求項の発明によれば、LEDユニットの残り寿命時間を報知手段が報知することによって、LEDユニットの残り寿命時間をユーザに知らせることができる。
請求項の発明によれば、LEDユニットが寿命に到達したことを報知手段が報知することによって、LEDユニットの交換をユーザに促すことができる。
請求項の発明によれば、LEDユニットが寿命に到達した後の出力低下を報知手段が報知することによって、LEDユニットの出力低下という異常をユーザに知らせることができる。
(実施形態1)
まず、実施形態1に係る紫外線照射装置の構成について説明する。図1は、本実施形態の紫外線照射装置の構成を示している。本実施形態の紫外線照射装置は、図1に示すように、紫外線を放射する複数のLEDユニット2,2・・・を含むLEDヘッド1と、各LEDユニット2に直流電力を供給する複数の直流電源4,4・・・と、各直流電源4を制御して各LEDユニット2への供給電力を制御するPLC(プログラマブルロジックコントローラ)5とを備えている。また、PLC5には、記憶部(記憶手段)6と報知部(報知手段)52、操作部53が接続されている。
各LEDユニット2は、図3に示すように、複数のLEDモジュール7,7・・・を長手方向に並べて備えている。全てのLEDモジュール7,7・・・は、電気的に直列接続されている。各LEDモジュール7は、複数(図3では4×4=16個)のLEDチップ8,8・・・を備えている。同一のLEDモジュール7に設けられた全てのLEDチップ8,8・・・は、電気的に直列接続されている。各LEDチップ8は、電流が供給されると紫外線を放射する。
図1に示す各直流電源4は、ノイズフィルタ40を介して交流電源ACから交流電力(単相AC200V)を受け取り、受け取った交流電力を直流電力に変換する。この直流電力は、PLC5による制御に基づいて各直流電源4から各LEDユニット2に供給される。直流電源4aはLEDユニット2aに電力供給し、直流電源4bはLEDユニット2bに電力供給し、直流電源4cはLEDユニット2cに電力供給し、直流電源4dはLEDユニット2dに電力供給する。上記より、各LEDユニット2は、他のLEDユニット2とは独立して電力供給される。
操作部53は、例えば後述の操作パネル93などに設けられ、各LEDユニット2の出力設定値(紫外線量)を複数の候補値の中から設定するためのものである。つまり、操作部53は、本発明の設定手段に相当する。操作部53で設定された出力設定値の情報は、PLC5に出力される。本実施形態において、操作部53で設定可能な出力設定値の候補値は、全点灯(100%点灯)、70%調光、50%調光の3種類である。なお、操作部53で設定可能な出力設定値の候補値は、上記に限定されるものではなく、用途に応じて適宜設定される。
記憶部6には、操作部53で設定可能な候補値ごとに補正テーブルが予め記憶されている。本実施形態において、記憶部6に記憶されている補正テーブルは、全点灯(100%点灯)、70%調光、50%調光の3種類である。また、記憶部6には、LEDユニット2の放射時間の累積値である累積放射時間がPLC5による制御によって記憶される。
各補正テーブルは、各LEDチップ8の出力低下(出力劣化)を補正するために、各LEDユニット2への供給電力の設定に用いられる補正値を累積放射時間ごとに対応付けたものである。各補正テーブルは、図2(a)に示すような、累積放射時間に対するLEDユニット2の相対光出力を示す相対光出力特性から求められる。相対光出力とは、LEDユニット2の使用開始時の光出力に対する光出力の比を示す。各補正テーブルは、図2(b)〜(d)に示す。
続いて、図1に示すPLC5について説明する。PLC5は、LEDユニット2の放射時間を計測し、さらに、累積放射時間を計測する計測機能を有している。つまり、PLC5は、本発明の計測手段に相当する。
また、PLC5は、操作部53で設定された出力設定値の情報を上記操作部53から取得し、取得した出力設定値の補正テーブル(記憶部6に記憶)を用いて、上記補正テーブルで対応付けられた累積放射時間ごとに、各LEDユニット2の出力が許容範囲内に保たれるように累積放射時間の補正値を抽出し、抽出した補正値を用いて各LEDユニット2への供給電力を設定する放射制御機能を有している。つまり、PLC5は、一定間隔の累積放射時間ごとに補正値を抽出する。PLC5は、本発明の放射制御手段に相当する。
さらに、PLC5は、操作部53で出力設定値が変更された場合、つまり、変更後の出力設定値の情報を操作部53から取得した場合、変更前の出力設定値の補正テーブル及び変更後の出力設定値の補正テーブルを用いて、変更後における各LEDユニット2の出力が許容範囲内に保たれるように累積放射時間ごとに補正値を求め、求めた補正値を用いて供給電力を設定する。
上記の動作を行うPLC5は、直流24Vの電圧を生成する電源50からの電力供給によって動作する。電源50には、交流電源ACからノイズフィルタ40を介して交流電力が供給される。交流電力が供給された電源50は、上記交流電力から直流電力を生成する。また、PLC5は、各LEDユニット2を冷却するための液体(純水)を温度制御するチラー51を制御する。チラー51は交流電源ACからの交流電力(3相AC200V)によって動作する。
報知部52は、表示画面520と、スピーカ521とを備えている。報知部52は、PLC5による制御によって、以下の報知を行う。報知部52は、操作部53で出力設定値が設定された場合に、各LEDユニット2の寿命時間を報知する。また、報知部52は、予め設定されたタイミングで、各LEDユニット2の残り寿命時間を報知する。さらに、報知部52は、各LEDユニット2が寿命に到達したことを報知する。また、報知部52は、各LEDユニット2が寿命に到達した後に予め設定された出力低下が発生すると報知する。報知方法としては、表示画面520に報知内容を表示する方法と、スピーカ521から報知内容を音声出力する方法とがある。
次に、本実施形態に係るLEDヘッド1の構造について図3,4を用いて説明する。LEDヘッド1は、図4に示すように、複数のLEDユニット2,2・・・を備えているとともに、各LEDユニット2が一列に設置されるベース10と、ベース10の前方を覆うカバー11とを備えている。図示していないが、ベース10には、各LEDユニット2を冷却するための冷却水の流路が確保されている。
各LEDユニット2の各LEDモジュール7は、図3に示すように、複数のLEDチップ8,8・・・を備えているとともに、各LEDチップ8を収納する導電性の基台70及びカバー71を備えている。基台70とカバー71は電気的に絶縁されて設けられ、それぞれ各LEDチップ8の電極となる。
隣接するLEDモジュール7,7間では、一方のLEDモジュール7の基台70と他方のLEDモジュール7のカバー71とが導電性の接続片72によって電気的に接続されている。これにより、同一のLEDユニット2に設けられた複数のLEDモジュール7,7・・・は、電気的に直列接続される。なお、接続片72は、一方のLEDモジュール7の基台70に取り付けられる下面720と、下面720の一辺から上方に延設された延設面721と、延設面721の上辺から延設され他方のLEDモジュール7のカバー71に取り付けられる上面722とが一体に設けられたものである。基台70と接続片72、及びカバー71と接続片72は、それぞれねじ止めによって固定されている。
次に、本実施形態に係る紫外線照射装置の動作について図1を用いて説明する。記憶部6には、LEDユニット2の出力設定値の候補値ごとに補正テーブルが記憶されている。各LEDユニット2から初めて紫外線を放射させる場合、操作部53において出力設定値が設定される。操作部53で設定された出力設定値の情報は、操作部53からPLC5に出力される。PLC5は、操作部53から出力設定値の情報を取得すると、各LEDユニット2への供給電流が初期電流になるように各直流電源4を制御する。各LEDユニット2は供給電流に基づいて紫外線を放射する。
一方、これまでに各LEDユニット2から紫外線を放射させたことがある場合、操作部53で出力設定値が設定されると、PLC5は、前回の放射までの累積放射時間を記憶部6から取り出して、この累積放射時間に対応する補正値を出力設定値の補正テーブルから取得する。その後、PLC5は、取得した補正値を用いて各LEDユニット2への供給電力の大きさを設定する。各LEDユニット2は、PLC5で設定された供給電力によって流れる供給電流に基づいて紫外線を放射する。
ここで、操作部53において前回の出力設定値とは異なる出力設定値が設定された場合、PLC5は、記憶部6から取り出した累積放射時間に対応する補正値を、新しい出力設定値の補正テーブルから取得する。続いて、PLC5は、新しい出力設定値の補正テーブルを用いて、これまでの累積放射時間から開始して補正値を求めていき、各LEDユニット2への供給電力の大きさを設定する。
また、PLC5は、各LEDユニット2の放射時間を計測する。予め決められた放射時間が経過すると、PLC5は累積放射時間を算出し、算出した累積放射時間に対応する補正値を用いて、各LEDユニット2への供給電力の大きさを調整する。
その後、各LEDユニット2の紫外線放射を終了させる場合、PLC5は、今回の放射時間と前回の放射までの累積放射時間との和を新たな累積放射時間として記憶部6に記憶させる。
次に、紫外線照射装置が収納された印刷機9について図1を用いて説明する。図1に示す印刷機9は、印刷用紙の上の印刷インクを紫外線によって定着させるために、紫外線照射装置を用いる。この印刷機9は、印刷工程を行う印刷機本体90と、制御盤ラック91とを備えている。印刷機本体90には、印刷機本体90の動作を制御する印刷機制御回路が設けられた印刷機制御基盤92と、作業者が印刷機9の動作を設定するための操作パネル93とが設けられている。
印刷機9において、紫外線照射装置のLEDヘッド1は、印刷インクが付着した印刷用紙に紫外線を照射できるように取り付けられている。また、報知部52や操作部53は、操作パネル93に取り付けられている。一方、各直流電源4やノイズフィルタ40、PLC5、電源50、記憶部6は、制御盤ラック91に収納されている。各LEDユニット2と各直流電源4は、印刷機本体90及び制御盤ラック91の両方に設けられたコネクタ94によって、電気的に接続される。PLC5は、印刷機制御基盤92及び操作パネル93に接続され、操作パネル93で設定された内容に基づいて印刷機制御基盤92の印刷機制御回路を制御することができる。
以上、本実施形態によれば、紫外線を放射するものとしてLEDユニット2を用いることによって、紫外線ランプを用いる場合に比べて、紫外線を放射するために必要な消費電力を小さくすることができる。
また、本実施形態によれば、PLC5が補正テーブルを用いて累積放射時間の補正値を抽出し、抽出した補正値を用いて各LEDユニット2への供給電力を設定することによって、累積放射時間に関わらずLEDユニット2の出力を一定に保つことができる。これにより、本実施形態のように紫外線照射装置を印刷機9に用いた場合、LEDチップ8(図3参照)の累積放射時間に関係なく、印刷用紙の印刷インクを安定して定着させることができる。
さらに、本実施形態によれば、LEDユニット2の出力設定値を用途に応じて複数の候補値の中から選択して設定することができ、また、一度設定した出力設定値を新しい出力設定値に途中で変更することができる。これにより、紫外線照射装置を印刷機9に用いた場合、印刷インクの種類が変わったり、印刷用紙の面積が変わったりしたときに、LEDユニット2の出力を変えることができるとともに安定に保つことができる。
上記効果に加えて、本実施形態によれば、操作部53で設定された出力設定値の出力を行う場合におけるLEDユニット2の寿命時間を報知部52が報知することによって、出力設定値ごとに変わるLEDユニット2の寿命時間をユーザに知らせることができる。
また、本実施形態によれば、LEDユニット2の残り寿命時間を報知部52が報知することによって、LEDユニット2の残り寿命時間をユーザに知らせることができる。
さらに、本実施形態によれば、LEDユニット2が寿命に到達したことを報知部52が報知することによって、LEDユニット2の交換をユーザに促すことができる。
また、本実施形態によれば、LEDユニット2が寿命に到達した後の出力低下を報知部52が報知することによって、LEDユニット2の出力低下という異常をユーザに知らせることができる。
(実施形態2)
実施形態2に係る紫外線照射装置は、一定間隔の累積放射時間ごとに補正値を抽出するのではなく、予め設定された出力低下が発生するごとに補正値を抽出する点で、実施形態1に係る紫外線照射装置と相違する。なお、実施形態1と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態のPLC5は、累積放射時間に対するLEDユニット2の相対光出力を示す光出力特性において予め設定された出力低下が発生するごとに、補正テーブルを用いて補正値を抽出し、抽出した補正値を用いて各LEDユニット2への供給電力を設定する。以下、詳細に説明する。
本実施形態では、出力設定値の候補値ごとに補正テーブルを作成する際に、図5(a)に示すように、出力設定値の候補値ごとに、累積放射時間の平方根に対するLEDユニット2の相対光出力を示す相対光出力特性を用いる。なお、図5(a)には、累積放射時間ではなく、累積放射時間の平方根に対するLEDユニット2の相対光出力を示しているが、累積放射時間に対するLEDユニット2の相対光出力を示すものとして用いても何ら問題がない。
続いて、本実施形態における補正テーブルの作成方法について説明する。まず、図5(a)に示す相対光出力特性を用いて、相対光出力が0.01(1%)ずつ下がったときの累積放射時間を抽出する。そして、0.01ずつ小さくなっていく相対光出力と累積放射時間とを対応付けて図6に示すような補正テーブルを作成する。図6(a)と図6(b)は、異なる出力設定値の候補値(例えば図6(a)は50%調光、図6(b)は70%調光)の補正テーブルである。つまり、図6に示すような補正テーブルを出力設定値の候補値ごとに作成する。各補正テーブルは、記憶部6に記憶される。なお、図6(a)(b)のA1〜A19、B1〜B19には、出力設定値の候補値に応じて異なる数値が当てはまる。
図1に示す本実施形態のPLC5は、操作部53で設定された出力設定値の情報を上記操作部53から取得し、取得した出力設定値の補正テーブル(記憶部6に記憶)を用いて、上記補正テーブルで対応付けられた累積放射時間ごとに、各LEDユニット2の出力が開始時と同じになるように累積放射時間の補正値を抽出する。つまり、PLC5は、各LEDユニット2の出力が許容範囲内に保たれるように累積放射時間の補正値を抽出する。上記PLC5は、抽出した補正値を用いて各LEDユニット2への供給電力を設定する。上記PLC5は、一定間隔の累積放射時間ごとに補正値を抽出するのではなく、LEDユニット2の出力が0.01低下するごとに補正値を抽出する。
以上、本実施形態によれば、LEDユニット2の出力が一定量低下するごとに低下分を補正することによって、一定時間ごとに補正する場合に比べて、LEDユニット2の出力誤差を小さくすることができる。
なお、実施形態2において、操作部53で設定可能な出力設定値の候補値を増やす場合、まず、図5(a)に示す相対光出力特性から図5(b)に示すように図5(a)の特性の傾き特性を求める。続いて、図5(b)の傾き特性から出力設定値の候補値ごとに傾きを抽出し、相対光出力特性を作成する。その後、相対光出力特性を用いて、出力設定値の候補値ごとに補正テーブルを作成する。
(実施形態3)
実施形態3に係る紫外線照射装置は、LEDユニット2の出力設定値が変更された場合、変更時の補正値を変更後の出力設定値の補正テーブルに適応する点で、実施形態2に係る紫外線照射装置と相違する。なお、実施形態2と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
図1に示す本実施形態のPLC5は、操作部53で出力設定値が変更された場合、変更前の出力設定値の補正テーブルを用いて変更時の累積放射時間に対応する補正値を抽出する。補正値を抽出したPLC5は、変更後の出力設定値の補正テーブルを用いて、抽出した補正値に対応する累積放射時間を抽出し、抽出した累積放射時間を変更後の新しい累積放射時間とする。続いて、PLC5は、新しい累積放射時間ごとに補正値を求め、求めた補正値を用いて各LEDユニット2への供給電力を設定する。
以上、本実施形態によれば、LEDユニット2の出力設定値が変更されたときに、出力設定値の変更前の補正値と変更後の補正値とを同じにして、変更後の新しい累積放射時間を設定することができるので、変更後においても、変更前のLEDユニット2の出力低下(出力劣化)を考慮した制御を行うことができる。
(実施形態4)
実施形態4に係る紫外線照射装置は、LEDユニット2の出力に対する継続要求時間までLEDユニット2が放射するように出力設定値を設定する点で、実施形態1に係る紫外線照射装置と相違する。なお、実施形態1と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の記憶部6には、図7に示す相対光出力特性から求められた補正テーブルが出力設定値の候補値ごとに記憶されている。
図1に示す本実施形態の操作部53は、LEDユニット2の出力に対する継続要求時間を入力するためのものである。入力された継続要求時間の情報は、PLC5に出力される。本実施形態において、操作部53は、本発明の入力手段に相当する。
本実施形態のPLC5は、操作部53で入力された継続要求時間の情報を上記操作部53から取得し、記憶部6に記憶されている複数の補正テーブルを用いて、取得した継続要求時間までLEDユニット2が出力できるように出力設定値を設定する。
以上、本実施形態によれば、LEDユニット2を使用させたい時間(継続要求時間)が決まっている場合、LEDユニット2の寿命時間を優先させる制御を行うことができる。例えば印刷速度が比較的遅くてもよいときに、LEDユニット2からの出力を小さくして、LEDユニット2の寿命時間を長くさせることができる。
(実施形態5)
まず、実施形態5に係る紫外線照射装置の構成について説明する。図8は、本実施形態の紫外線照射装置の構成を示している。本実施形態の紫外線照射装置は、図8に示すように、紫外線を放射する複数のLEDユニット2,2・・・を含むLEDヘッド1と、LEDヘッド1から放射された紫外線をLEDユニット2ごとに検出する検出部(検出手段)3と、各LEDユニット2に直流電力を供給する複数の直流電源4,4・・・と、各直流電源4を制御して各LEDユニット2への供給電力を制御するPLC5とを備えている。また、PLC5には、記憶部6が接続されている。なお、実施形態1と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。各LEDユニット2、各直流電源4、電源50、チラー51は、実施形態1の各LEDユニット2、各直流電源4、電源50、チラー51(図1参照)と同様である。
検出部3は、LEDユニット2aから放射された紫外線量を検出する検出素子31と、LEDユニット2bから放射された紫外線量を検出する検出素子32と、LEDユニット2cから放射された紫外線量を検出する検出素子33と、LEDユニット2dから放射された紫外線量を検出する検出素子34とを備えている。
記憶部6には、累積放射時間に対するLEDチップ8(図3参照)の劣化を補正するために各LEDユニット2への供給電力の設定に用いられる補正値を示す補正テーブル(図2(b)〜(d)参照)が予め記憶されている。上記補正テーブルは、PLC5で設定可能な出力設定値ごとに記憶されている。各補正テーブルは、図2(a)に示す相対光出力特性から求められたものである。
図8に示す本実施形態のPLC5は、実施形態1のPLC5(図1参照)と同様に、各LEDユニット2における放射開始からの放射時間の累積値である累積放射時間を計測する計測機能を有している。
また、PLC5は、計測機能を用いて計測した累積放射時間に対応する補正値を記憶部6の記憶内容から選択し、選択した補正値を用いて各LEDユニット2への供給電力を設定する。
さらに、PLC5は、検出部3の各検出素子31〜34で検出された各LEDユニット2a〜2dから放射された紫外線量の平均値を算出する。上記平均値を算出したPLC5は、LEDユニット2a〜2dごとに、各検出素子31〜34の検出値が平均値になるように、累積放射時間に関する補正値を用いて設定した供給電力の大きさをさらに調整するフィードバック制御を行う。
次に、本実施形態に係る紫外線照射装置の動作について図8を用いて説明する。記憶部6には、累積放射時間に対する補正値の関係を示す補正テーブルが記憶されている。各LEDユニット2から初めて紫外線を放射させる場合、各LEDユニット2への供給電流が初期電流になるようにPLC5が各直流電源4を制御し、各LEDユニット2が供給電流に基づいて紫外線を放射する。
一方、これまでに各LEDユニット2から紫外線を放射させたことがある場合、PLC5は、前回の放射までの累積放射時間を記憶部6から取り出して、この累積放射時間に対応する補正値を補正テーブルから取得する。補正値を取得したPLC5は、取得した補正値を用いて各LEDユニット2への供給電流の大きさを設定する。各LEDユニット2は、PLC5で設定された供給電流に基づいて紫外線を放射する。
また、PLC5は、各LEDユニット2の放射時間を計測する。予め決められた放射時間が経過すると、PLC5は累積放射時間を算出し、算出した累積放射時間に対応する補正値を用いて、各LEDユニット2への供給電流の大きさを調整する。
一方、検出部3は、各検出素子31〜34によって、各LEDユニット2から放射された紫外線量を各別に検出する。PLC5は、各検出素子31〜34で検出された検出値の平均値を算出する。その後、PLC5は、LEDユニット2ごとに、各検出素子31〜34の検出値が平均値になるように供給電流の大きさを調整する。
その後、各LEDユニット2の紫外線放射を終了させる場合、PLC5は、今回の放射時間と前回の放射までの累積放射時間との和を新たな累積放射時間として記憶部6に記憶させる。
次に、紫外線照射装置が収納された印刷機9について図8を用いて説明する。上記印刷機9において、検出部3は、各LEDユニット2から放射される紫外線を検出できる位置に設けられている。上記以外の構成については、実施形態1の印刷機9(図1参照)と同様である。
なお、本実施形態に係るLEDヘッド1は、実施形態1に係るLEDヘッド1(図3,4参照)と同様の構造である。
以上、本実施形態によれば、紫外線を放射するものとして複数のLEDユニット2,2・・・を用いることによって、紫外線ランプを用いる場合に比べて、紫外線を放射するために必要な消費電力を小さくすることができる。
また、本実施形態によれば、PLC5が各LEDユニット2の累積放射時間を計測し、計測した累積放射時間に対応する補正値を記憶部6の記憶内容から選択し、選択した補正値を用いて各LEDユニット2への供給電力を設定することによって、累積放射時間に関わらず紫外線量を一定に保つことができる。これにより、本実施形態のように紫外線照射装置を印刷機9に用いた場合、LEDチップ8(図3参照)の累積放射時間に関係なく、印刷用紙の印刷インクを安定して定着させることができる。
さらに、本実施形態によれば、検出部3が、検出素子31〜34によって、各LEDユニット2から放射された紫外線量を各別に検出し、PLC5が、各検出素子31〜34で検出された各LEDユニット2から放射された紫外線量の平均値を算出し、LEDユニット2ごとに、検出素子31〜34の検出値が平均値になるように、補正値を用いて設定された供給電流の大きさを調整するフィードバック制御を行うことによって、LEDユニット2間での紫外線量のばらつきを低減することができるので、広い照射範囲で紫外線量の均一性を高めることができる。これにより、本実施形態のように紫外線照射装置を印刷機9に用いたときに、印刷インクが塗布された印刷用紙が大きい場合であっても、印刷用紙の全範囲において、印刷インクをむらなく確実に定着させることができる。
(実施形態6)
ところで、実施形態5に係る紫外線照射装置では、図8に示す各LEDユニット2への供給電流が大きい場合に、各LEDユニット2が連続放射し続けると、各LEDユニット2の温度が上昇していき、各LEDユニット2の発光特性が劣化する場合がある。このため、各LEDユニット2への供給電流の大きさによって、各LEDユニット2から放射された紫外線を安定にすることができない場合がある。
そこで、実施形態6では、図8に示す各LEDユニット2の温度上昇を抑えて各LEDユニット2から放射された紫外線を安定にする紫外線照射装置について説明する。実施形態6に係る紫外線照射装置は、図8に示すPLC5が、各LEDユニット2に電流供給される供給期間と電流供給が停止される停止期間とを繰り返すように制御する点で、実施形態5の紫外線照射装置と相違する。なお、実施形態5と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の各LEDユニット2は、PLC5の制御によって紫外線を放射する放射期間と紫外線の放射を停止する停止期間とを繰り返す。つまり、各LEDユニット2はパルス照射する。各LEDユニット2の動作としては、例えば3秒間を1周期とし、そのうち1秒間だけ紫外線を放射し、残りの2秒間を停止状態とする動作がある。1周期の長さや放射時間は上記に限定されず、用途に応じて適宜設定されるものである。
上記のように放射期間と停止期間が設けられると、各LEDユニット2は、放射期間で温度上昇しても停止期間で冷却されて元の温度に戻るため、各LEDユニット2の温度が上昇し続ける確率を低減することができる。
また、本実施形態のPLC5は、各LEDユニット2から初めて紫外線を放射させる場合、各LEDユニット2への供給電流を各LEDユニット2の定格電流に設定するように各直流電源4を制御することができる。このとき、各LEDユニット2は定格電流に基づいて紫外線を放射する。
各LEDユニット2の放射開始時に各LEDユニット2への供給電流を各LEDユニット2の定格電流にすることによって、各LEDユニット2の累積放射時間の長さに関わらず各LEDユニット2への供給電流を常に上記定格電流以上にすることができるので、短時間にできるだけ強い紫外線を各LEDユニット2から放射させることができる。なお、各LEDユニット2は定格電流以上の供給電流で連続放射すると早期に劣化するが、定格電流以上の供給電流であってもパルス的に放射したときは劣化が小さくてすむ。
次に、紫外線照射装置が収納された印刷機9について、実施形態5と異なる点について説明する。実施形態5と同様にして印刷機9に収納されたPLC5は、各LEDユニット2の停止期間の長さと印刷用紙の移動速度とを連動させるような制御を行う。つまり、PLC5は、各LEDユニット2の停止期間の長さに応じて印刷用紙の移動速度を変更するように印刷機制御基盤92の印刷機制御回路を制御する。具体的には、PLC5は、各LEDユニット2の停止期間が長くなるにつれて、印刷用紙の移動速度を遅くするように印刷機制御回路を制御し、上記停止期間が短くなるにつれて、印刷用紙の移動速度を速くするように印刷機制御回路を制御する。
以上、本実施形態によれば、PLC5が各LEDユニット2への電流供給を供給期間と停止期間で繰り返すように制御することによって、各LEDユニット2が放射期間と停止期間を繰り返すので、紫外線の放射によって高温になった各LEDユニット2を停止期間で冷却することができ、その結果、各LEDユニット2の温度上昇を抑えることができる。これにより、各LEDユニット2の温度依存性の影響を低減することができるので、各LEDユニット2から放射された紫外線を安定にすることができる。
また、本実施形態によれば、PLC5が供給期間のみ各LEDユニット2に電流供給することによって、各LEDユニット2への供給電流を定格電流以上にすることができるので、強い紫外線を各LEDユニット2から応答性よく一定時間だけ放射することができる。
なお、実施形態5,6の紫外線照射装置は、報知部52(図1参照)を備えていないが、上記紫外線照射装置の変形例として、実施形態1と同様の報知部52を備えていてもよい。報知部52を備えている場合、実施形態1と同様に、LEDユニット2の寿命時間、LEDユニット2の寿命時間の残り時間を報知することができる。また、LEDユニット2が寿命に到達したこと、LEDユニット2が寿命に到達した後の出力低下も報知することができる。
また、実施形態5,6の紫外線照射装置は、操作部53(図1参照)を備えていないが、上記紫外線照射装置の変形例として、実施形態1と同様の操作部53を備えていてもよい。
実施形態1の回路図である。 同上に係る紫外線照射装置の相対光出力特性を説明する図である。 紫外線照射装置の要部を示す斜視図である。 紫外線照射装置の外観斜視図である。 実施形態2に係る紫外線照射装置の相対光出力特性を説明する図である。 同上に係る紫外線照射装置の補正テーブルを示す図である。 実施形態4に係る紫外線照射装置の相対光出力特性を示す図である。 実施形態5の回路図である。
符号の説明
1 LEDヘッド
2(2a〜2d) LEDユニット
3 検出部(検出手段)
4(4a〜4d) 直流電源
5 PLC(計測手段、設定手段、放射制御手段)
52 報知部(報知手段)
53 操作部(入力手段)
6 記憶部(記憶手段)
8 LEDチップ

Claims (9)

  1. 複数のLEDチップから構成され電流供給されると紫外線を放射するLEDユニットと、
    前記LEDユニットの放射時間を計測する計測手段と、
    前記LEDユニットの出力設定値を複数の候補値の中から設定する設定手段と、
    前記放射時間の累積値を累積放射時間とし、各LEDチップの出力低下を補正するために前記LEDユニットへの供給電力の設定に用いられる補正値を前記累積放射時間ごとに対応付けた補正テーブルを、前記設定手段で設定可能な候補値ごとに予め記憶する記憶手段と、
    前記設定手段で設定された出力設定値の補正テーブルを用いて前記累積放射時間の補正値を求め、求めた補正値を用いて前記LEDユニットへの供給電力を設定する放射制御手段とを備え、
    前記放射制御手段は、前記設定手段で前記出力設定値が変更された場合、変更前の出力設定値の補正テーブルを用いて変更時の累積放射時間に対応する補正値を抽出し、変更後の出力設定値の補正テーブルを用いて、抽出した補正値に対応する累積放射時間を抽出し、抽出した累積放射時間を変更後の新しい累積放射時間とし、変更後における前記LEDユニットの出力が許容範囲内に保たれるように当該新しい累積放射時間ごとに前記補正値を求め、求めた補正値を用いて前記供給電力を設定する
    ことを特徴とする紫外線照射装置。
  2. 前記放射制御手段は、前記累積放射時間に対する前記LEDユニットの相対光出力を示す相対光出力特性において予め設定された出力低下が発生するごとに当該出力低下の発生する累積点灯時間を予め定め、前記出力設定値が一定である期間において、予め定めた累積放射時間に達すると、当該予め定めた累積放射時間に対応付けられた前記補正値を、前記補正テーブルを用いて求め、求めた補正値を用いて前記供給電力を設定することを特徴とする請求項1記載の紫外線照射装置。
  3. 前記LEDユニットの出力に対する継続要求時間を入力するための入力手段を備え、
    前記設定手段は、前記入力手段で入力された継続要求時間まで前記LEDユニットが放射するように前記出力設定値を設定する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の紫外線照射装置。
  4. 前記LEDユニットを複数備えるとともに、
    各LEDユニットから放射された紫外線量を各別に検出する検出手段を備え、
    前記放射制御手段は、前記検出手段の検出値を用いて各LEDユニットから放射された紫外線量の平均値を算出し、LEDユニットごとに、前記検出手段の検出値が平均値になるように、前記補正値を用いて設定した前記供給電力の大きさを調整するフィードバック制御を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の紫外線照射装置。
  5. 前記放射制御手段は、各LEDユニットに電流供給される供給期間と電流供給が停止される停止期間とを繰り返すように制御することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の紫外線照射装置。
  6. 前記設定手段で前記出力設定値が設定されたときに前記LEDユニットの寿命時間を報知する報知手段を備えることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の紫外線照射装置。
  7. 前記LEDユニットの残り寿命時間を報知する報知手段を備えることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の紫外線照射装置。
  8. 前記LEDユニットが寿命に到達したことを報知する報知手段を備えることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の紫外線照射装置。
  9. 前記LEDユニットが寿命に到達した後に予め設定された出力低下が発生すると報知する報知手段を備えることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の紫外線照射装置
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