JP4798664B2 - 基板処理装置 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば半導体ウエハやLCDガラス基板等の被処理基板を回転可能に吸着保持して処理を施す基板処理装置に関するものである。
一般に、例えば、半導体ウエハやLCDガラス基板等の基板の製造プロセスにおけるフォトリソグラフィー工程では、基板上にレジスト液を塗布してレジスト膜を形成するレジスト塗布処理,基板上のレジスト膜に対し所定のパターンの露光を行う露光処理,露光処理後の基板上に現像液を供給して基板上のレジスト膜を現像する現像処理等が行われている。
従来、この種のフォトリソグラフィー工程においては、基板を吸着保持して回転させる基板処理装置が具備されており、この基板処理装置によって基板を回転させながら所定の処理例えばレジスト液の塗布処理や現像処理等が施される(例えば、特許文献1参照)。
また、一般に、基板を吸着保持する処理装置は、図8に示すように、基板例えばウエハWを保持する保持手段であるスピンチャック10の回転軸11にモータ12の駆動軸13を連結し、スピンチャック10の表面に、例えば複数の同心円弧状の吸引口14を設けると共に、スピンチャック10及びモータ12に、吸引口14に連通する吸引通路15a,15bを設け、この吸引通路15a,15bに接続する吸引管路16を介して吸引装置である真空ポンプ20を接続した構造である。また、吸引管路16には真空ポンプ20とモータ12との間において、真空ポンプ20側から順に、真空ライン31と大気ライン32とを切り換える切換弁30と、ウエハWの吸着時の負圧状態から吸着開放する際に、大気ライン32側からウエハW側へ流れ込むパーティクルの侵入を阻止するフィルタ33が介設されている。
特開2000−252187号公報(特許請求の範囲、図1)
しかしながら、従来のこの種の基板を吸着保持する方式の基板処理装置においては、ウエハWの吸着時の負圧状態から吸着開放する際に、大気圧になると、フィルタ33より前の吸引口14側のモータ12とスピンチャック10の吸引通路15a,15b内に存在する、モータから発生する塵埃やパーティクル等が逆流して基板裏面に例えばウエハWの半径方向にライン状に付着し、ウエハWを汚染するおそれがあった。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、基板を吸着保持する方式の処理装置における吸引通路に存在する塵埃やパーティクル等によって基板が汚染されるのを防止するようにした基板処理装置を提供することを課題とする。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、被処理基板を回転可能に保持する保持手段に、上記被処理基板を吸着するための吸引口を設けると共に、この吸引口に吸引装置を接続してなる基板処理装置であって、 上記保持手段における上記吸引口と吸引装置とを連通する吸引通路の汚れを防止するための汚れ防止手段を具備し、 上記汚れ防止手段は、上記吸引通路における上記吸引口側に配設されるフィルタ部材にて形成され、 上記フィルタ部材は、外周にシール部材を具備すると共に、上記吸引通路の開口端から吸引口側に挿入可能に形成され、 上記吸引通路は、上記開口端側が上記フィルタ部材の外径より大径の拡径内周面を有し、この拡径内周面との間に狭小テーパ面を介して連なり、かつ上記フィルタ部材のシール部材が圧接可能な気密内周面を有する、ことを特徴とする。
このように構成することにより、被処理基板の吸着時の負圧状態から吸着開放により大気開放される際に、吸引通路内に存在する塵埃やパーティクル等が吸引口側に逆流しても、フィルタ部材によって被処理基板裏面側への侵入を阻止することができる。
また、請求項1記載の発明によれば、吸引通路内にフィルタ部材を挿入(内蔵)する際、シール部材が圧縮変形せずにフィルタ部材を狭小テーパ面まで挿入し、狭小テーパ面によってシール部材が徐々に圧縮変形して気密内周面で密接した状態でフィルタ部材を吸引通路内に挿入(内蔵)することができる。
また、請求項記載の発明は、上記吸引通路の開口部に向かって紫外線を照射する紫外線照射手段を更に具備してなる、ことを特徴とする。
このように構成することにより、被処理基板の処理時すなわち被処理基板が吸着保持されている状態において、紫外線の照射により吸引通路の内壁面に付着する塵埃やパーティクル等を剥離・除去し、被処理基板の吸着開放により大気開放される際には、フィルタ部材によって吸引通路内に存在する塵埃やパーティクル等が被処理基板裏面側へ侵入するのを阻止することができる。
請求項記載の基板処理装置において、上記吸引通路の内周面に、紫外線の照射により吸引通路内面に付着する物質の剥離を促す光触媒物質の皮膜を形成する方が好ましい(請求項)。この場合、上記光触媒物質は、二酸化チタンである方が好ましい(請求項)。また、上記紫外線照射手段から吸引通路内に照射される紫外線の照射方向に沿う光軸を、吸引通路に沿う軸線に対して傾斜させるようにしてもよい(請求項)。
このように構成することにより、吸引通路の内周面に、紫外線の照射により吸引通路内面に付着する物質の剥離を促す光触媒物質例えば二酸化チタンの皮膜が形成されるので、吸引通路の内周面に付着する塵埃やパーティクル等の剥離を容易にすることができる(請求項3,4)。また、紫外線照射手段から吸引通路内に照射される紫外線の照射方向に沿う光軸を、吸引通路に沿う軸線に対して傾斜させることにより、紫外線を効率よく吸引通路の内周面に照射することができる(請求項)。
また、請求項ないしのいずれかに記載の発明において、上記紫外線照射手段は、吸引通路内に紫外線を照射する第1の紫外線照射手段と、保持手段における被処理基板の保持面に向かって紫外線を照射する第2の紫外線照射手段と、を具備するように形成してもよい(請求項)。
このように構成することにより、被処理基板の処理時,非処理時のいずれにおいても第1の紫外線照射手段から照射される紫外線によって吸引通路内に付着する塵埃やパーティクル等を剥離・除去することができ、また、被処理基板の非処理時には、第2の紫外線照射手段から照射される紫外線によって保持手段の保持面に付着する塵埃やパーティクル等を剥離・除去することができる。
この発明によれば、上記のように構成されているので、以下のような優れた効果を奏する。
(1)請求項1記載の発明によれば、フィルタ部材によって吸引通路内に存在する塵埃やパーティクル等の被処理基板裏面側への侵入を阻止することができるので、被処理基板の裏面の汚染を防止することができる。
(2)請求項記載の発明によれば、更に保持手段の吸引通路内へのフィルタ部材の挿入(内蔵)を容易にすることができると共に、吸引通路内に挿入(内蔵)されるフィルタ部材の気密性の向上を図ることができる。
(3)請求項記載の発明によれば、被処理基板の処理時すなわち被処理基板が吸着保持されている状態において、紫外線の照射により吸引通路の内壁面に付着する塵埃やパーティクル等を剥離・除去し、被処理基板の吸着開放により大気開放される際には、フィルタ部材によって吸引通路内に存在する塵埃やパーティクル等が被処理基板裏面側へ侵入するのを阻止することができるので、上記(1),(2)に加えて、更に被処理基板の裏面の汚染防止を確実にすることができる。
)請求項3,4記載の発明によれば、紫外線の照射により吸引通路内面に付着する物質の剥離を促す光触媒物質例えば二酸化チタンの皮膜を形成することにより、上記(3)に加えて、更に吸引通路の内周面に付着する塵埃やパーティクル等の剥離・除去を容易にすることができる。
(5)請求項記載の発明によれば、紫外線照射手段から吸引通路内に照射される紫外線の照射方向に沿う光軸を、吸引通路に沿う軸線に対して傾斜させることにより、紫外線を効率よく吸引通路の内周面に照射することができるので、上記(3),(4)に加えて、更に吸引通路の内周面に付着する塵埃やパーティクル等の剥離・除去を容易にすることができる。
(6)請求項記載の発明によれば、第1の紫外線照射手段から照射される紫外線によって吸引通路内に付着する塵埃やパーティクル等を剥離することができると共に、第2の紫外線照射手段から照射される紫外線によって保持手段の保持面に付着する塵埃やパーティクル等を剥離して除去することができるので、上記(3)(5)に加えて、更に被処理基板の裏面の汚染防止を確実にすることができる。
以下、この発明の最良の形態について、添付図示に基づいて詳細に説明する。この実施形態では、この発明に係る基板処理装置を、被処理基板である半導体ウエハの表面にレジスト液を塗布する塗布処理装置に適用した場合について説明する。なお、図7に示した、従来の基板処理装置と同じ部分は同一符号を付して説明する。
<第1実施形態>
図1は、この発明に係る基板処理装置の第1実施形態を示す概略断面図、図2は、第1実施形態におけるフィルタ部材の挿入状態を示す拡大断面図である。
この発明に係る基板処理装置は、被処理基板である半導体ウエハW(以下にウエハWという)を回転可能に保持するスピンチャック10と、ウエハWを吸着するための吸引口14を設けると共に、この吸引口14に吸引装置である真空ポンプ20を接続してなり、スピンチャック10における吸引口14と真空ポンプ20とを連通する吸引通路15aには、この吸引通路15a内の汚れを防止するための汚れ防止手段40が設けられている。この場合、汚れ防止手段40は、吸引通路15aにおける吸引口14側に配設される後述するフィルタ部材41にて形成されている。
また、スピンチャック10によって保持されるウエハWの表面には、ウエハWの中心部の上方位置に移動するレジストノズル1からレジスト液が吐出可能に形成されている。レジストノズル1は、開閉弁V1を介設したレジスト供給管路2を介してレジスト供給源3に接続されている。
上記スピンチャック10は、表面にウエハWを吸着するための吸引口14を有する略円盤状のチャック本体10aと、このチャック本体10aの下部中心部に突設される回転軸11とからなり、回転軸11には吸引口14に連通する吸引通路15aが軸方向に貫通して設けられている。なお、吸引口14は、例えば、チャック本体10aに設けられた連通路10bを介して互いに連通する複数の同心円弧状に形成されている。
上記のように構成されるスピンチャック10の吸引通路15内には、モータ12の駆動軸13が嵌挿・連結されており、モータ12の駆動軸13には、スピンチャック10の吸引通路15aと連通する吸引通路15bが軸方向に設けられている。駆動軸13に設けられた吸引通路15bの下端はモータ12の下部に装着される接続ブロック17に設けられた吸引通路15cを介して接続ブロック17の側面に開口しており、この開口部17aに接続する吸引管路16を介して真空ポンプ20が接続されている。
上記吸引管路16には、真空ポンプ20とモータ12との間において、真空ポンプ20側から順に、真空ライン31と大気ライン32とを切り換える切換弁30と、ウエハWの吸着時の負圧状態から吸着開放する際に、大気ライン32側からウエハW側へ流れ込むパーティクルの侵入を阻止するフィルタ33が介設されている。
上記フィルタ部材41は、図2に示すように、先端側の端部外周面に周溝42を設けた円筒状のケース43と、このケース43内に嵌挿される例えば多孔質セラミックからなるフィルタ本体44と、ケース43に設けられた周溝42内に嵌着されてケース43の外周面に円弧状に膨出するシール部材であるOリング45とで構成されている。なお、フィルタ部材41のケース43の基端部に摘み片46を設ける方がよい。この摘み片46を設けることによって、例えばペンチ等の工具を用いて吸引通路15a内からフィルタ部材41を容易に引き出すことができ、フィルタ部材41の交換を容易にすることができる。
一方、スピンチャック10の回転軸11に設けられる吸引通路15bの開口端側(下端側)には、Oリング45が圧縮変形することなく挿入可能な寸法の拡径内周面18aが形成され、この拡径内周面18aの基端側(上端側)は、Oリング45を徐々に圧縮し得るように縮径される狭小テーパ面18bを介してOリング45を密接する寸法の気密内周面18cが形成されている。
上記のように形成することにより、フィルタ部材41は、拡径内周面18aに挿入された状態においては、Oリング45は拡径内周面18aに接する程度であり圧縮変形を受けることがない。フィルタ部材41を気密内周面18c側に挿入していくと、Oリング45は狭小テーパ面18bによって徐々に圧縮変形を受け、気密内周面18cに密接する。したがって、フィルタ部材41を吸引通路15内に容易に挿入(内蔵)することができると共に、Oリング45が吸引通路15の開口部等に引っかかって傷つくのを防止することができる。
上記のように構成される基板処理装置において、ウエハWのレジスト塗布処理が終了した後に、吸引管路16に介設された切換弁30を、吸引ライン側から大気ライン側に切り換えると、吸引通路15a,15b,15c及び吸引口14が、ウエハWの吸着時の負圧状態から吸着開放により大気開放される。この際、吸引通路15a,15b,15c内に存在する塵埃やパーティクル等が吸引口14側に逆流しても、フィルタ部材41によって受け止めてウエハ裏面側への侵入を阻止することができる。これにより、ウエハ裏面の汚染を防止することができる。
<第2実施形態>
次に、この発明に係る基板処理装置の第2実施形態について説明する。図3は、この発明に係る基板処理装置の第2実施形態を示す概略断面図である。
第2実施形態は、上記フィルタ部材41によって形成される汚れ防止手段40に代えて、吸引通路15a,15b,15cを洗浄する汚れ防止手段50を備えた場合である。
すなわち、第2実施形態における汚れ防止手段50は、上記スピンチャック10の回転軸11に設けられた吸引通路15aの上端開口側から吸引通路15a,15b,15c内に向かって洗浄液51を吐出する洗浄液供給手段52と、吸引通路15a,15b,15cと真空ポンプ20とを接続する吸引管路16に介設される補助切換弁30Aを介して接続されるエジェクタ53とを具備してなる。
この場合、上記洗浄液供給手段52は、ノズル移動機構54によってスピンチャック10の中心部上方に移動可能なノズルアーム55に装着された洗浄液供給ノズル52a(以下に洗浄ノズル52aという)によって形成されている。この洗浄ノズル52aは、開閉弁V2を介設した洗浄液供給管路56を介して洗浄液供給源57に接続されており、洗浄ノズル52aがスピンチャック10の中心部上方に位置した状態で、開閉弁V2が開放して洗浄液供給源57から洗浄液例えば純水が洗浄液供給管路56を介して洗浄ノズル52aから吸引通路15a,15b内に吐出(供給)されるように構成されている。
上記補助切換弁30Aは、制御手段であるコントローラ100に電気的に接続されており、コントローラ100からの信号に基づいて、ウエハWがスピンチャック10によって吸着保持される際には、吸引通路15a,15bと真空ポンプ20を連通し、洗浄液供給手段52の洗浄ノズル52aから洗浄液を吐出(供給)する際には、吸引通路15a,15bとエジェクタ53とを連通可能に形成されている。
なお、上記ノズル移動機構54,開閉弁V2,吸引管路16に介設される切換弁30及びモータ12は、それぞれ上記コントローラ100に電気的に接続されており、コントローラ100からの制御信号に基づいて作動し得るように形成されている。
なお、第2実施形態において、その他の部分は第1実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して、説明は省略する。
次に、上記第2実施形態の基板処理装置における汚れ防止手段50の動作態様について説明する。まず、ウエハWの非処理時、具体的には、ロットの切り換え時において、コントローラ100からの制御信号に基づいてノズル移動機構54が駆動して洗浄ノズル52aをスピンチャック10の中心部上方に移動する。その後、開閉弁V2を開放して洗浄液(純水)を吸引通路15a,15b,15c内に吐出(供給)して吸引通路15a,15bの内周面に付着する塵埃やパーティクル等を洗い流すと共に、補助切換弁30Aをエジェクタ53側に切り換えて、吸引管路16内を流れる洗浄に供された洗浄液と塵埃やパーティクル等の混合液をエジェクタ53の吸引作用によって装置外部に排出する。これにより、吸引通路15a,15b,15c内が洗浄され、次ロットのウエハWの吸着保持後の吸着解除の際に、ウエハ裏面に塵埃やパーティクル等が付着するのを防止することができる。
なお、上記説明では、洗浄液に純水を用いる場合について説明したが、純水に代えて基板処理装置に備えられている溶剤供給ノズから吐出(供給)されるシンナを用いることも可能である。
<第3実施形態>
図4は、この発明に係る基板処理装置の第3実施形態の概略断面図、図5は、第3実施形態の要部を示す拡大断面図である。
第3実施形態は、上記第1,第2実施形態の汚れ防止手段40,50に代えて、上記吸引通路15a,15bの内周面に付着する塵埃やパーティクル等を剥離・除去する汚れ防止手段60を備えた場合である。すなわち、第3実施形態における汚れ防止手段60は、少なくとも上記吸引通路15a,15bの開口部に向かって紫外線を照射する紫外線照射手段例えば紫外線LED60a(以下にLED60aという)によって形成され、このLED60aから照射される紫外線によって吸引通路15a,15bの内周面に付着する塵埃やパーティクル等を剥離・除去するようにした場合である。
この場合、上記吸引通路15a,15bに連通する接続ブロック17に設けられた吸引通路15cに開口窓15dが連通して設けられ、この開口窓15dに装着される例えば石英製の透明板61を介してLED60aが配設されている。
また、図5に示すように、吸引通路15a,15b,15cの内周面には、紫外線の照射により吸引通路15a,15b,15cの内面に付着する物質(塵埃やパーティクル等)の剥離を促す光触媒物質例えば二酸化チタンの皮膜62が形成されている。このように吸引通路15a,15b,15cの内面に二酸化チタンからなる光触媒物質の皮膜62を形成することにより、二酸化チタンに紫外線が照射されると、強い酸化力・還元力をもつ正孔と電子が生成され、この正孔と電子が、付着物質(塵埃やパーティクル等)中の水分をOHラジカルやスーパーオキサイドアニオン(O2−)という活性酸素に変化させる。これにより、特に大きなエネルギーを有するOHラジカルによって、結合力の高い有機物や無機物を分解して、付着物質(塵埃やパーティクル等)の剥離・除去を容易にすることができる。
なお、この場合、上記LED60aから吸引通路15a,15b,15c内に照射される紫外線の照射方向に平行な光軸B.Lを、吸引通路15a,15b,15cに沿う中心軸線C.Lに対して所定の角度θをもたせて傾斜させるようにしてもよい(図5参照)。このように、LED60aから照射される紫外線の照射光軸B.Lを吸引通路15a,15b,15cの中心軸線C.Lに対して所定の角度θをもたせて傾斜させることにより、回転する回転軸11及び駆動軸13に設けられた吸引通路15a,15bの内周面に紫外線を効率よく照射することができるので、更に吸引通路15a,15b,15cの内周面に付着する塵埃やパーティクル等を確実に剥離・除去することができる。
なお、第3実施形態において、その他の部分は第1実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して、説明は省略する。
上記のように構成される第3実施形態の基板処理装置によれば、ウエハWのレジスト塗布処理中において、LED60aから吸引通路15a,15b,15c内に紫外線を照射することができ、吸引通路15a,15b,15cの内周面に付着する塵埃やパーティクル等を剥離・除去することができる。なお、LED60aからの紫外線の照射は、レジスト塗布処理が終了した後に行う方が好ましい。その理由は、LED60aの照射による温度変化や波長変化等によってウエハWが影響を受けるのを防止するためである。したがって、レジスト塗布処理が終了した後に、吸引管路16に介設された切換弁30を、吸引ライン側から大気ライン側に切り換えて、ウエハWの吸着時の負圧状態から吸着開放により大気開放され際、塵埃やパーティクル等によってウエハ裏面が汚染されるのを防止することができる。勿論、非処理時においても、LED60aから吸引通路15a,15b,15c内に紫外線を照射して、吸引通路15a,15b,15cの内周面に付着する塵埃やパーティクル等を剥離・除去することができる。
なお、上記説明では、スピンチャック10の下方側に配設されたLED60aから吸引通路15a,15b,15c内に紫外線を照射して、吸引通路15a,15b,15cの内周面に付着する塵埃やパーティクル等を剥離・除去する場合について説明したが、これに加えて、図4に二点鎖線で示すように、スピンチャック10の上方に第2の紫外線照射手段である第2の紫外線LED60A(以下に第2のLED60Aという)を配設し、この第2のLED60Aから照射される紫外線をスピンチャック10の表面及び吸引口14に照射して、スピンチャック10の表面及び吸引口14に付着する塵埃やパーティクル等を剥離・除去するようにしてもよい。なお、この場合は、非処理時に、第2のLED60Aからスピンチャック10の表面及び吸引口14に紫外線を照射する。
<第4実施形態>
図6は、この発明に係る基板処理装置の第4実施形態の概略断面図である。
第4実施形態は、汚れ防止手段を、第1実施形態の汚れ防止手段40と第3実施形態の汚れ防止手段60を組み合わせた構造にした場合である。すなわち、第4実施形態の基板処理装置は、スピンチャック10の回転軸11に設けられた吸引通路15aにおける吸引口14側に上記フィルタ部材41を着脱可能に挿入し、かつ、スピンチャック10の下方側に配設されたLED60aから吸引通路15a,15b,15c内に紫外線を照射可能に形成してなる。
なお、第4実施形態において、その他の部分は第1実施形態及び第3実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して、説明は省略する。
上記のように構成される第4実施形態の基板処理装置によれば、ウエハWのレジスト塗布処理中において、LED60aから吸引通路15a,15b,15c内に紫外線を照射して、吸引通路15a,15b,15cの内周面に付着する塵埃やパーティクル等を剥離・除去することができる。また、レジスト塗布処理が終了した後に、吸引管路16に介設された切換弁30を、吸引ライン側から大気ライン側に切り換えて、ウエハWの吸着時の負圧状態から吸着開放により大気開放される際、吸引通路15a,15b,15c内に存在する塵埃やパーティクル等をフィルタ部材41によって受け止めてウエハ裏面側への侵入を阻止することができる。したがって、第4実施形態の基板処理装置によれば、処理中及びウエハWの吸着解除時のいずれにおいても、吸引通路15a,15b,15c内に存在する塵埃やパーティクル等によってウエハ裏面が汚染されるのを確実に防止することができる。
なお、第4実施形態においても、第2のLED60Aを更に具備することにより、更にスピンチャック10の表面及び吸引口14に付着する塵埃やパーティクル等を剥離・除去することができる。
<第5実施形態>
図7は、この発明に係る基板処理装置の第5実施形態の概略断面図である。
第5実施形態は、第3実施形態の汚れ防止手段60に第2実施形態の汚れ防止手段50を更に具備した場合である。すなわち、図7に示すように、吸引通路15a,15bに連通する接続ブロック17に設けられた上記開口窓15dに、透明板61を介して紫外線照射手段であるLED60aを配設する一方、吸引通路15aの上端開口側から吸引通路15a,15b,15c内に向かって洗浄液51を吐出する洗浄液供給手段52と、吸引通路15a,15b,15cと真空ポンプ20とを接続する吸引管路16に介設される補助切換弁30Aを介して接続されるエジェクタ53とを具備してなる。
上記のように構成される第5実施形態の基板処理装置によれば、LED60aから吸引通路15a,15b,15c内に紫外線を照射して、吸引通路15a,15b,15cの内周面に付着する塵埃やパーティクル等を剥離した後、ウエハWのロット切り換え時に、コントローラ100からの制御信号に基づいてノズル移動機構54が駆動して、洗浄ノズル52aがスピンチャック10の中心部上方に移動して、洗浄液(純水,エタノールとIPAの混合液等)を吸引通路15a,15b,15c内に吐出(供給)して剥離された塵埃やパーティクル等を洗い流す。この際、補助切換弁30Aがエジェクタ53側に切り換わって、吸引管路16内に流れる洗浄に供された洗浄液と塵埃やパーティクル等の混合液をエジェクタ53の吸引作用によって装置外部に排出する。これにより、吸引通路15a,15b,15c内が洗浄され、次ロットのウエハWの吸着保持後の吸着解除の際に、ウエハ裏面に塵埃やパーティクル等が付着するのを防止することができる。
なお、第5実施形態において、その他の部分は第2実施形態,第3実施形態と同じであるので、説明は省略する。
<その他の実施形態>
上記実施形態では、この発明に係る基板処理装置をウエハWのレジスト塗布処理装置に適用した場合について説明したが、この発明に係る基板処理装置は、レジスト塗布処理装置以外に、ウエハWを回転可能に吸着保持して適宜処理を施す現像処理装置や枚葉式の洗浄処理装置等にも適用できる。また、この発明に係る基板処理装置は、ウエハW以外の基板例えばLCDガラス基板等を回転可能に吸着保持して処理を施す処理装置にも適用できることは勿論である。
この発明に係る基板処理装置の第1実施形態を示す概略断面図である。 第1実施形態におけるフィルタ部材の挿入状態を示す拡大断面図である。 この発明に係る基板処理装置の第2実施形態を示す概略断面図である。 この発明に係る基板処理装置の第3実施形態を示す概略断面図である。 第3実施形態の要部を示す拡大断面図である。 この発明に係る基板処理装置の第4実施形態を示す概略断面図である。 この発明に係る基板処理装置の第5実施形態を示す概略断面図である。 従来の基板処理装置を示す概略断面図である。
符号の説明
W ウエハ(被処理基板)
10 スピンチャック(保持手段)
11 回転軸
12 モータ
13 駆動軸
14 吸引口
15a,15b,15c 吸引通路
16 吸引管路
18a 拡径内周面
18b 狭小テーパ面
18c 気密内周面
20 真空ポンプ(吸引装置)
30 切換弁
30A 補助切換弁
40 汚れ防止手段
41 フィルタ部材(汚れ防止手段)
45 Oリング(シール部材)
50 汚れ防止手段
51 洗浄液
52 洗浄液供給手段
52a 洗浄ノズル
53 エジェクタ
60 汚れ防止手段
60a 紫外線LED
60A 第2の紫外線LED
62 二酸化チタン皮膜
B.L 紫外線の光軸
C.L 吸引通路の中心軸線
θ 傾斜角

Claims (6)

  1. 被処理基板を回転可能に保持する保持手段に、上記被処理基板を吸着するための吸引口を設けると共に、この吸引口に吸引装置を接続してなる基板処理装置であって、
    上記保持手段における上記吸引口と吸引装置とを連通する吸引通路の汚れを防止するための汚れ防止手段を具備し、
    上記汚れ防止手段は、上記吸引通路における上記吸引口側に配設されるフィルタ部材にて形成され
    上記フィルタ部材は、外周にシール部材を具備すると共に、上記吸引通路の開口端から吸引口側に挿入可能に形成され、
    上記吸引通路は、上記開口端側が上記フィルタ部材の外径より大径の拡径内周面を有し、この拡径内周面との間に狭小テーパ面を介して連なり、かつ上記フィルタ部材のシール部材が圧接可能な気密内周面を有する、ことを特徴とする基板処理装置。
  2. 請求項1記載の基板処理装置において、
    上記吸引通路の開口部に向かって紫外線を照射する紫外線照射手段を更に具備してなる、ことを特徴とする基板処理装置。
  3. 請求項記載の基板処理装置において、
    上記吸引通路の内周面に、紫外線の照射により吸引通路内面に付着する物質の剥離を促す光触媒物質の皮膜を形成してなる、ことを特徴とする基板処理装置。
  4. 請求項記載の基板処理装置において、
    上記光触媒物質が、二酸化チタンであることを特徴とする基板処理装置。
  5. 請求項ないしのいずれかに記載の基板処理装置において、
    上記紫外線照射手段から吸引通路内に照射される紫外線の照射方向に沿う光軸を、吸引通路に沿う軸線に対して傾斜してなる、ことを特徴とする基板処理装置。
  6. 請求項ないしのいずれかに記載の基板処理装置において、
    上記紫外線照射手段は、吸引通路内に紫外線を照射する第1の紫外線照射手段と、保持手段における被処理基板の保持面に向かって紫外線を照射する第2の紫外線照射手段と、を具備する、ことを特徴とする基板処理装置。
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