JP4797479B2 - 車両用操舵装置 - Google Patents
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Description
運転者が操作する操作部と操向輪を転舵する転舵部との間の操舵回転軸にケーブル式コラムを有する車両用操舵装置において、
前記操作部が配置された車室内と前記転舵部が配置された車室外とを隔てる隔壁と、
前記操作部からの回転方向を他方向に変換する第1回転変換手段と、
この第1回転変換手段からの回転方向を前記隔壁へ向かう方向に変換する第2回転変換手段と、
を備え、
前記第2回転変換手段を、前記隔壁に対し車室内に配置し、前記ケーブル式コラムのハンドル側ケーブルプーリを、車室外に配置したことを特徴とする。
図1は実施例1の車両用操舵装置を示す全体構成図、図2は実施例1の操舵部の構成を示す模式図である。実施例1の車両用操舵装置は、操舵部Aと、ケーブル式コラム10と、転舵部Bとにより構成されている。以下、それぞれの構成を説明する。
操舵部Aは、図1に示すように、ハンドル(操作部)1と、コラムシャフト2と、第1ベベルギア(第1回転変換手段)4と、第1シャフト5と、第2ベベルギア(第2回転変換手段)8と、を有して構成されている。
ケーブル式コラム10は、図4に示すように、コラムシャフト2の端部に設けられたハンドル側ケーブルプーリ10aと、ピニオンシャフト21の端部に設けられた操向輪側ケーブルプーリ10bと、両ケーブルプーリ10a,10bのそれぞれに互いに逆方向に巻き付けられた状態で連結する2本のインナケーブル10g,10hと、インナケーブル10g,10hを覆うアウタチューブ10c,10dと、を有する。
転舵部Bは、油圧式のアシスト機構を有する舵取り機構11と、ピニオンシャフト21と、操向輪22,22と、を有している。舵取り機構11は、ラック&ピニオン式のステアリングギア11aを備え、ピニオンシャフト21の回転に応じて操向輪22,22を転舵する。
[ケーブル式コラムの組み付け方法]
図7は、実施例1のケーブル式コラム取り付け方法を示すダッシュパネル9を車両前方側から見た斜視図である。
実施例1では、第2ベベルギア8を車室内に配置し、ハンドル側プーリケース10eを車室外に配置し、両者をダッシュパネル9に固定したため、ダッシュパネル9にケーブル式コラム10のケーブルを通すことなくハンドル側プーリケース10eを配置でき、ケーブル式コラム10の車体への取り付け作業が容易である。
実施例1の車両用操舵装置にあっては、以下に列挙する効果が得られる。
図9は実施例2のステア・バイ・ワイヤシステムを示す全体構成図、図10は実施例2の操舵部の構成を示す模式図である。実施例2の車両用操舵装置は、操舵部A、ケーブル式コラム10、転舵部B、制御コントローラ19により構成されている。以下、それぞれの構成を説明する。なお、図1に示した実施例1と同一の構成には、同一符号を付して説明を省略する。
操舵部Aは、ハンドル1と、コラムシャフト2と、反力モータ3と、第1ベベルギア4と、クラッチ(断接手段)6と、第2ベベルギア8と、ハンドル角センサ13と、レゾルバ15と、を有して構成されている。
[締結原理]
クラッチOFF時は、電磁コイル6bは磁力OFFであり、第1ロータ6aに組み付く永久磁石6cの磁力が第1ロータ6aとアーマチュア6eに組み付く離反ばね6dのばね力よりも強いため、第1ロータ6aとアーマチュア6eとが摩擦力を持ちながら回転する。この摩擦回転において、外輪6jと第2ロータ6kとがローラ6gを介してくさび噛み合いとなり、トルクが伝達される。
クラッチON時は、電磁コイル6bが永久磁石6cの磁力を相殺する磁力を出し、アーマチュア6eに組み付く離反ばね6dの反発力が永久磁石6cの磁力に打ち勝つため、第1ロータ6aとアーマチュア6eとが引き離され、解放される。外輪6jと第2ロータ6kとがローラ6gを介してくさび噛み合いする部分には、ローラ6gを中立位置へ保持する中立ばね6fが内蔵されているため、第1ロータ6aとアーマチュア6eとの間に摩擦力が無くなると、ローラ6gがばね力で中立位置へと戻り、くさびが解除される。
転舵部Bは、舵取り機構11と、レゾルバ16と、トルクセンサ17と、エンコーダ18と、転舵モータ20,20と、ピニオンシャフト21と、操向輪22,22と、を有して構成されている。
[連れ回りのフリクション低減作用]
一般的に、ケーブル式コラムにおいては、インナケーブルとアウタチューブとの接触部位にフリクションが生じ、このフリクションは、経時変化(ケーブル耐久劣化)により大きくなる。
実施例2の車両用操舵装置にあっては、実施例1の効果(1)〜(3)に加え、以下の効果が得られる。
図12は、実施例3の車両用操舵装置の操舵部の構成を示す模式図である。なお、実施例2と同一の構成には、同一符号を付して説明を省略する。
実施例3では、クラッチ6を第2ベベルギア8とケーブル式コラム10のハンドル側プーリケース10eとの間に設け、ダッシュパネル9を挟んで車室内にクラッチ6、車室外にハンドル側プーリケース10eを配置している。
[エンジンルーム内のレイアウトスペース増大作用]
実施例3では、第2ベベルギア8とハンドル側プーリケース10eとの間にクラッチ6を設け、クラッチ6を車室内に配置した。ダッシュパネル9の車室外側、すなわちエンジンルーム内には、ブレーキユニット、ABCペダルユニット、ワイパーユニット、各種配管等が多数存在しているので、クラッチ6を車室内に設けることにより、エンジンルーム内のレイアウトへの影響を少なくすることができる。
実施例3の車両用操舵装置にあっては、実施例1の効果(1),(2)に加え、以下に列挙する効果が得られる。
図13は、実施例4の車両用操舵装置の操舵部の構成を示す模式図である。なお、実施例3と同一の構成には、同一符号を付して説明を省略する。
実施例4では、クラッチ6を第2ベベルギア8とハンドル側プーリケース10eとの間に設け、ダッシュパネル9を挟んで車室内に第2ベベルギア8、車室外にクラッチ6を配置している。
[インストルメントパネル回りのレイアウトスペース増大作用]
実施例4では、第2ベベルギア8とハンドル側プーリケース10eとの間にクラッチ6を設け、クラッチ6を車室外に配置した。ダッシュパネル9の車室内側、すなわちインストルメントパネル回りには、エアコンユニット、ECU、キーシリンダー、各種ハーネス等が多数存在しているので、クラッチ6をエンジンルーム内に設けることにより、車室内のレイアウトへの影響を少なくすることができる。
実施例4の車両用操舵装置にあっては、実施例1の効果(1),(2)に加え、以下に列挙する効果が得られる。
図14は、実施例5の車両用操舵装置の操舵部の構成を示す模式図である。なお、実施例2と同一の構成には、同一符号を付して説明を省略する。
[組み付け容易化作用]
実施例5のように、ダッシュパネル9を挟むユニット(第2ベベルギア8,ハンドル側ケーブルプーリ10a)間の動力伝達経路を操舵回転軸で繋ぐ場合、第2ベベルギア8とハンドル側プーリケース10eの同軸度が要求されるため、組み付けが困難である。
実施例5の車両用操舵装置にあっては、実施例1の効果(1),(2)に加え、以下の効果が得られる。
2 コラムシャフト
3 反力モータ
4 第1ベベルギア
6 クラッチ
8 第2ベベルギア
10 ケーブル式コラム
11 舵取り機構
11a ステアリングギア
13 ハンドル角センサ
15 レゾルバ
16 レゾルバ
17 トルクセンサ
18 エンコーダ
19 制御コントローラ
20 転舵モータ
21 ピニオンシャフト
22 操向輪
Claims (10)
- 運転者が操作する操作部と操向輪を転舵する転舵部との間の操舵回転軸にケーブル式コラムを有する車両用操舵装置において、
前記操作部が配置された車室内と前記転舵部が配置された車室外とを隔てる隔壁と、
前記操作部からの回転方向を他方向に変換する第1回転変換手段と、
この第1回転変換手段からの回転方向を前記隔壁へ向かう方向に変換する第2回転変換手段と、
を備え、
前記第2回転変換手段を、前記隔壁に対し車室内に配置し、前記ケーブル式コラムのハンドル側ケーブルプーリを、車室外に配置したことを特徴とする車両用操舵装置。 - 請求項1に記載の車両用操舵装置において、
前記ハンドル側ケーブルプーリを収容するハンドル側プーリケースを、前記隔壁に固定したことを特徴とする車両用操舵装置。 - 請求項1または請求項2に記載の車両用操舵装置において、
前記ケーブル式コラムと前記操作部とを断接する断接手段と、
前記断接手段により前記ケーブル式コラムと前記操作部が切り離された状態で、前記操作部への操作入力に応じて前記転舵部の作動を制御するステア・バイ・ワイヤ制御手段と、を設け、
前記断接手段を、前記第1回転変換手段と前記第2回転変換手段との間に配置したことを特徴とする車両用操舵装置。 - 請求項2または請求項3に記載の車両用操舵装置において、
前記第2回転変換手段を、前記ハンドル側プーリケースに支持し、
このハンドル側プーリケースを、前記隔壁に固定したことを特徴とする車両用操舵装置。 - 請求項1または請求項2に記載の車両用操舵装置において、
前記ケーブル式コラムと前記操作部とを断接する断接手段と、
前記断接手段により前記ケーブル式コラムと前記操作部が切り離された状態で、前記操作部への操作入力に応じて前記転舵部の作動を制御するステア・バイ・ワイヤ制御手段と、を設け、
前記断接手段を、前記第2回転変換手段と前記ハンドル側ケーブルプーリとの間に配置したことを特徴とする車両用操舵装置。 - 請求項5に記載の車両用操舵装置において、
前記断接手段を、車室内に配置したことを特徴とする車両用操舵装置。 - 請求項6に記載の車両用操舵装置において、
前記断接手段を、前記ハンドル側プーリケースに支持し、
前記ハンドル側プーリケースを、前記隔壁に固定したことを特徴とする車両用操舵装置。 - 請求項5に記載の車両用操舵装置において、
前記断接手段を、車室外に配置したことを特徴とする車両用操舵装置。 - 請求項8に記載の車両用操舵装置において、
前記第2回転変換手段を、前記断接手段に支持し、
前記断接手段を、前記隔壁に固定したことを特徴とする車両用操舵装置。 - 請求項1、2、3、5、6、8ないし9に記載の車両用操舵装置において、
前記隔壁を通過する操舵回転軸を継手構造としたことを特徴とする車両用操舵装置。
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2005206271A JP4797479B2 (ja) | 2005-07-15 | 2005-07-15 | 車両用操舵装置 |
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
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JP2005053259A (ja) * | 2003-08-05 | 2005-03-03 | Fuji Kiko Co Ltd | ケーブル式ステアリング装置 |
-
2005
- 2005-07-15 JP JP2005206271A patent/JP4797479B2/ja active Active
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