JP4795288B2 - ユニット型光ファイバテープ心線 - Google Patents
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さらにはこの光ファイバテープ心線を複数本、平面状に並行に並べ隣接する光ファイバテープ心線同士を連結用樹脂で連結したユニット型光ファイバテープ心線も種々提案され、製造されている(特許文献2)。
具体的には、一括被覆の厚さを薄くし、かつ光ファイバテープ心線を構成する各光ファイバ素線間の窪みに対応した所定深さの凹部を形成した光ファイバテープ心線を提案している。
この発明もユニット型光ファイバテープ心線を各光ファイバテープ心線に分割する分岐性に優れ、しかもその際に伝送損失増加の少ないユニット型光ファイバテープ心線を提案している。さらにはユニット型光ファイバテープ心線にもPMDを小さくすることが望ましい、との言及も見られる。
また、特許文献2には、ユニット型光ファイバテープ心線として、PMDが小さく、高速長距離伝送可能な光ファイバケーブルが望まれる、と述べられている。具体的には、ユニット型光ファイバテープ心線を束状にしたときのPMDQの値が、0.2(ps/km1/2)以下であると伝送速度が40Gbpsで伝送可能距離は625kmになり、伝送速度が80Gbpsなら伝送可能距離は156kmとなる旨の記載がある。
図1は、本発明のユニット型光ファイバテープ心線の一実施例を示す横断面図、図2はその一部拡大横断面図である。
図1、図2に示すように、本発明のユニット型光ファイバテープ心線を得るためには、まず、例えば、ガラス光ファイバの外周に紫外線硬化性樹脂あるいは熱硬化性樹脂等からなる樹脂被覆を有する、いわゆる光ファイバ素線1を複数本用意する。この光ファイバ素線1を、例えば、4本平面状に並行に配し、これに、例えば、紫外線硬化性樹脂や熱硬化性樹脂等からなる一括被覆2を施し、光ファイバテープ心線3を形成する。尚、光ファイバ素線1の本数は4本に限らず、例えば8本でもよく、その本数は必要に応じてその都度適宜選択され得る。
尚、一括被覆2を施す際には、平面状に配した隣接する光ファイバ素線1同士の窪み(谷部)に対応して一括被覆2に一括被覆凹部4が形成されるように施す。このように各光ファイバ素線1へ被覆される一括被覆2の樹脂量がより少なくなるように配慮される。
ここで連結用一括被覆5を施す際にも、光ファイバテープ心線3の各光ファイバ素線1間に形成されている一括被覆凹部4及び隣接する光ファイバテープ心線3間の窪みにそれぞれ対応して連結用一括被覆凹部7が形成されるように被覆を施し連結した。
このように複数本の光ファイバテープ心線3の表面に連結用一括被覆5を形成する際にも、被覆する樹脂の量を極力少なくするように配慮し、ユニット型光ファイバテープ心線6を光ファイバテープ心線3、3に分岐するとき、分岐し易くしている。
また前述したように、このユニット型光ファイバテープ心線6においては、各光ファイバテープ心線3における光ファイバ素線1、1間に一括被覆凹部4が、そしてこの一括被覆凹部4や隣接する光ファイバテープ心線3、3間の窪みに対応して連結用一括被覆凹部7がそれぞれ形成されているため、光ファイバ素線1への分岐や、複数本毎に組にした光ファイバ素線1への分岐も、さらには光ファイバテープ心線3、3に分岐する場合にも、分岐作業を極めて容易に行うことができた。
尚、表1ではPMDをPMDQと表示しているが、これはITU−T G.650.2に規定されているモンテカルロ法で算出した値である。
また、単心分離性とは、ユニット型光ファイバテープ心線6から光ファイバ素線1を1本分離し、取出す際の難易性を示している。因みに、この単心分離性は、例えば、特開2006−30684に開示されている分離工具を用い、ユニット型光ファイバテープ心線6から光ファイバ素線1を分離する場合に要した時間の長さにより判定した。
因みに、○は30秒以内、△は1分以内、×は1分より長くかかったことをそれぞれ示している。
また、各ユニット型光ファイバテープ心線6の製造が容易かどうかの製造性も調べたが、製造法に関してはほとんど有意差は認められなかった。
加えて、光ファイバテープ心線3、3間にも樹脂量の少ない連結用一括被覆凹部7が形成されているため、ユニット型光ファイバテープ心線6からの光ファイバテープ心線3の分岐もまた極めて容易に行える。
2 一括被覆
3 光ファイバテープ心線
4 一括被覆凹部
5 連結用一括被覆
6 ユニット型光ファイバテープ心線
7 連結用一括被覆凹部
Claims (1)
- 複数本の光ファイバ素線を平面状に並行に並べ、隣接する前記光ファイバ素線間の窪みに対応して一括被覆凹部が形成されるように一括被覆を施してなる光ファイバテープ心線を複数本平面状に並行に並べ、これら複数本の光ファイバテープ心線全体に、前記各光ファイバテープ心線の表面に形成されている前記一括被覆凹部と隣接する前記光ファイバテープ心線間の窪みにそれぞれ対応して連結用一括被覆凹部が形成されるように連結一括被覆が施されたユニット型光ファイバテープ心線において、前記光ファイバ素線の外径をd、前記連結用一括被覆凹部でのユニット型光ファイバテープ心線の厚さをg2、ユニット型光ファイバテープ心線の上下面における前記一括被覆と前記連結用一括被覆の合計の厚さをa2、側面部における前記一括被覆と前記連結用一括被覆の合計の厚さをb2としたとき、d−g2≧40μmであって、かつa2、b2が共に25μm以下であることを特徴とするユニット型光ファイバテープ心線。
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