JP2005321645A - テープ型光ファイバ心線 - Google Patents

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涼英 岡
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弘樹 石川
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一弘 濱田
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Abstract

【課題】 テープ型光ファイバ心線を構成する各光ファイバにおけるPMDの増大を抑える。
【解決手段】 2本の光ファイバ素線12を第1樹脂13により一括被覆して光ファイバユニット15を形成する。2つの光ファイバユニットを第2樹脂14によりさらに一括被覆する。第1樹脂13の幅方向の被覆厚Aを、第1樹脂13の厚さ方向の被覆厚Bより小さくする。光ファイバ素線12の外径が240〜260μmであるとき、第1樹脂13の幅方向の被覆厚Aを15μm以下とし、第1樹脂13の厚さ方向の被覆厚Bを20〜50μmとする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の光ファイバを一体化したテープ型光ファイバ心線に関する。
従来より、光通信に用いられる光ケーブルには、複数の光ファイバを一体化したテープ型光ファイバ心線が使用されている。このテープ型光ファイバ心線としては、複数の光ファイバを整列させて、紫外線硬化性樹脂等によってテープ状に一体化したものが一般的である。
また、従来のテープ型光ファイバ心線としては、複数の光ファイバを樹脂によって一体化し、さらにその外側を樹脂によって被覆することにより、光ファイバ間に生じる段差を低減したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、複数の光ファイバの外周を、ヤング率の異なる樹脂からなる1次被覆及び2次被覆によって一体化して、2層構造としたテープ型光ファイバ心線も知られている。このテープ型光ファイバ心線は、最内層の樹脂に高ヤング率の樹脂を用いることで、光ファイバの占積率を高めて高密度化を図っている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−95705号公報 特開平11−311726号公報
近年では、光伝送システムの長距離化・大容量化技術が進み、光ファイバ1本あたりの信号伝送量も増大している。光ファイバの信号伝送量を増大させるためには、光ファイバの偏波モード分散(Polarization Mode Dispersion:以下、PMDと称す)を低減させることが要求されている。PMDとは、光パルスの2つの直交偏波に伝搬速度差が生じ、波形劣化を引き起こす現象をいう。
ところが、従来のテープ型光ファイバ心線は、使用態様によって、各光ファイバのPMDが増大する傾向がある。PMDが増大すると、光伝送システムにおける伝送距離、伝送量が制限されることがある。
従来のテープ型光ファイバ心線においてPMDが増大する原因の一つとしては、テープ型光ファイバ心線内の光ファイバが変形してしまうことが考えられる。すなわち、図7に示すように、一括被覆材である樹脂1が光ファイバ2の配列方向(図7における矢印の向き)に硬化収縮を起こすため、特に、内側の光ファイバ2aには、縦方向へ変形させる圧縮力が作用してしまう。このように光ファイバが変形することによって、複屈折が起こり、PMDが増大しやすくなると考えられている。
本発明の目的は、各光ファイバのPMDの増大を抑制したテープ型光ファイバ心線を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係るテープ型光ファイバ心線は、2本の光ファイバを第1樹脂により被覆した光ファイバユニットを複数個有し、複数個の光ファイバユニットを第2樹脂により連結したテープ型光ファイバ心線であって、
第1樹脂の幅方向の被覆厚が、第1樹脂の厚さ方向の被覆厚より小さいことを特徴としている。
本発明に係るテープ型光ファイバ心線は、光ファイバの外径が240〜260μmの範囲内であって、第1樹脂の幅方向の被覆厚が15μm以下であることが好ましい。
本発明に係るテープ型光ファイバ心線は、光ファイバの外径が240〜260μmの範囲内であって、第1樹脂の厚さ方向の被覆厚が20〜50μmであることが好ましい。
本発明に係るテープ型光ファイバ心線は、第2樹脂の厚さ方向の被覆厚が15μm以下であることが好ましい。
本発明に係るテープ型光ファイバ心線は、第2樹脂の幅方向の被覆厚が20〜50μmの範囲内であることが好ましい。
本発明に係るテープ型光ファイバ心線は、第1樹脂の厚さ方向の被覆厚と第2樹脂の厚さ方向の被覆厚との和と、第1樹脂の幅方向の被覆厚と第2樹脂の幅方向の被覆厚との和と、の比が、1:0.8〜1:1.3の範囲内であることが好ましい。
本発明に係るテープ型光ファイバ心線は、第1樹脂はヤング率が1000MPa以上の樹脂であり、前記第2樹脂はヤング率が500MPa以下の樹脂であることが好ましい。
本発明に係るテープ型光ファイバ心線は、光ファイバユニット同士が隣接する部分におけるテープ型光ファイバ心線の最小厚さ寸法が、2本の光ファイバ間におけるテープ型光ファイバ心線の厚さよりも小さいことが好ましい。
さらに、本発明に係るテープ型光ファイバ心線は、光ファイバユニット同士が隣接する部分におけるテープ型光ファイバ心線の最小厚さ寸法が、前記光ファイバユニットの厚さよりも小さいことが好ましい。
また、本発明のテープ型光ファイバ心線は、直径280mmの束状態におけるPMDが0.5ps/km1/2以下であることが好ましい。
本発明のテープ型光ファイバ心線によれば、2本の光ファイバを第1樹脂により被覆した光ファイバユニットを複数個有し、第1樹脂の幅方向の被覆厚が、第1樹脂の厚さ方向の被覆厚より小さいことにより、第1樹脂の幅方向の硬化収縮を抑えることができ、各光ファイバに加わる圧縮力を抑えてPMDの増大を抑制することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るテープ型光ファイバ心線(以下、単にテープ心線とも称する。)の構造を示す断面図、図2は、テープ型光ファイバ心線の製造方法の一例を説明する概略図である。
図1に示すように、テープ心線11は、4本の光ファイバ素線12を整列させて一体化した4心のテープ型光ファイバ心線である。4本の光ファイバ素線12は、2本毎に第1樹脂13によって一括被覆され、2本の光ファイバ素線12と第1樹脂13とで光ファイバユニット15を形成している。
テープ心線11は、この光ファイバユニット15を2つ有している。2つの光ファイバユニット15は、密着された状態で並列に配置され、第2樹脂14によって一括被覆されている。このようにテープ心線11は、内層側の第1樹脂13と外層側の第2樹脂14とからなる2層構造を有しており、光ファイバ素線12が2本ずつ第1樹脂13によって被覆されている。これにより、各光ファイバ素線12の両側が他の光ファイバ素線12で直接挟まれることがなくなり、被覆樹脂の硬化収縮による光ファイバ素線12の変形が発生しにくくなる。
なお、テープ型光ファイバ心線11を構成する光ファイバ素線12は、コア及びクラッドからなるガラスファイバを1層又は2層の樹脂層によって被覆したものである。この光ファイバ素線12としては、1層又は2層の樹脂層のさらに外周側に、種別などを表すための着色層を設ける場合もある。
これら光ファイバ素線12は、一般にその外径が240〜260μmとされている。
上記のような2層構造を有するテープ心線11において、第1樹脂13の幅方向の被覆厚Aは、第1樹脂13の厚さ方向の被覆厚Bより小さくされている。すなわち、被覆厚Aと被覆厚Bとは、A<Bの関係にある。
ここで、第1樹脂13の被覆厚とは、光ファイバ素線12を被覆する第1樹脂13の厚みを意味し、第1樹脂13の幅方向の被覆厚A及び厚さ方向の被覆厚Bは、それぞれ以下の式(1)及び(2)により定義される。
式(1): 第1樹脂13の幅方向の被覆厚A=(光ファイバユニット15の幅W1−光ファイバ素線12の直径×2)×1/2
式(2): 第1樹脂13の厚さ方向の被覆厚B=(光ファイバユニット15の厚さD1−光ファイバ素線12の直径)×1/2
但し、上記式(1)及び(2)において、光ファイバユニット15の幅W1は、第1樹脂13に内包される2本の光ファイバ素線12の中心を結ぶ直線k上において、光ファイバユニット15の表面と直線kとの交わる2点間の距離と定義される。
また、光ファイバユニット15の厚さD1は、2本の光ファイバ素線12の接点を通り、直線kと直交する直線m上において、光ファイバユニット15の表面と直線mとの交わる2点間の距離と定義される。
上記式で定義される第1樹脂13の幅方向の被覆厚Aが、第1樹脂13の厚さ方向の被覆厚Bより小さくされていることにより、第1樹脂13の硬化収縮による幅方向の圧縮力を低減することができる。よって、第1樹脂13の圧縮力による光ファイバ素線12の縦方向の変形を抑制できるので、テープ心線11における光ファイバのPMDの増大を抑制できる。
具体的には、第1樹脂13の幅方向の被覆厚Aは、15μm以下とされるのが好ましい。被覆厚Aを15μm以下とすることで、各光ファイバ素線12に加わる幅方向の圧縮力を確実に抑えて、PMDを極力低減させることができる。
第1樹脂13の厚さ方向の被覆厚Bは、20〜50μmとされるのが好ましい。被覆厚Bを20〜50μmとすることにより、幅方向の圧縮力によって光ファイバ素線12が厚さ方向に変形するのを確実に抑えることができる。
また、第2樹脂14の幅方向の被覆厚C及び厚さ方向の被覆厚Dについては、以下の式(3)及び(4)で定義される。
式(3): 第2樹脂14の幅方向の被覆厚C=(テープ心線11の幅W2−光ファイバユニット15の幅W1×2)×1/2
式(4): 第2樹脂14の厚さ方向の被覆厚D=(テープ心線11の厚さD2−光ファイバユニット15の厚さD1)×1/2
但し、上記式において、テープ心線11の幅W2及びテープ心線11の厚さD2は、それぞれテープ心線11における最大寸法とする。
上記式(3)で定義される第2樹脂14の厚さ方向の被覆厚Dは、15μm以下とされるのが好ましい。第2樹脂14の厚さ方向の被覆厚Dを15μm以下とすることにより、第2樹脂14の硬化収縮による光ファイバユニット15同士を押し付けあう力を抑えることができるので、光ファイバ素線12の変形を防止してPMDの増大を抑制できる。
また、上記式(4)で定義される第2樹脂14の幅方向の被覆厚Cは、20〜50μmとされるのが好ましい。第2樹脂14の幅方向の被覆厚Cを20μm以上とすることにより、光ファイバ素線12を厚さ方向に圧縮する力を発生させ、光ファイバ素線12に対する第1樹脂13の幅方向の圧縮力と相殺させることができる。
また、第2樹脂14の幅方向の被覆厚Cを50μm以下とすることにより、第2樹脂14の厚さ方向の圧縮力が過大になることを防止できる。
そして、第1樹脂13の厚さ方向の被覆厚Bと第2樹脂14の厚さ方向の被覆厚Dとの和と、第1樹脂13の幅方向の被覆厚Aと第2樹脂14の幅方向の被覆厚Cとの和と、の比は、1:0.8〜1:1.3とされているのが好ましい。このように被覆厚B、Dの和と、被覆厚A、Cの和との比を、1:0.8〜1:1.3とすることにより、第1樹脂13と第2樹脂14の硬化収縮を良好なバランスにすることができ、各光ファイバ素線12にかかる圧縮力を極めて小さくすることができる。
さらに、第1樹脂13としては、ヤング率が1000MPa以上の樹脂が用いられることが好ましく、第2樹脂14としては、ヤング率が500MPa以下の樹脂が用いられることが好ましい。第1樹脂13のヤング率の上限値は2000MPaがよく、第2樹脂14のヤング率の下限値は100MPaがよい。
このようなヤング率の樹脂を第1樹脂13及び第2樹脂14に用いることにより、樹脂の硬化収縮時に各光ファイバ素線12に加わる圧縮力を低減することができるとともに、外力による光ファイバ素線12の変形を極力抑えることができる。つまり、高いヤング率の樹脂から第1樹脂13を成形することにより、テープ心線11に外力が加わった場合にも、光ファイバ素線12の変形を抑えることができる。また、低いヤング率の樹脂から第2樹脂14を形成することにより、第2樹脂14の硬化収縮による圧縮力を抑えることができる。
次に、上記のようなテープ心線11の製造方法の一例を説明する。図2に示すように、それぞれの光ファイバ素線12を第1樹脂用ダイス21に送り込み、この第1樹脂用ダイス21によって2本の光ファイバ素線12毎に樹脂を被覆し、第1樹脂13によって一括被覆する。
その後、第1樹脂用紫外線照射装置22に通すことにより、第1樹脂13を、紫外線を照射して硬化させる。
さらに、この第1樹脂13によって2本毎に一括被覆された光ファイバ素線12を、第2樹脂用ダイス23に送り込み、この第2樹脂用ダイス23によってそれぞれの第1樹脂13の全体に樹脂を被覆し、第2樹脂14によって全体を一括被覆する。
その後、第2樹脂用紫外線照射装置24に通すことにより、第2樹脂14を、紫外線を照射して硬化させる。
これにより、光ファイバ素線12が2本毎に第1樹脂13によって一括被覆されて光ファイバユニット15が形成され、2本の光ファイバユニット15が第2樹脂14によってさらに一括被覆されたテープ型光ファイバ心線11が製造される。
以上のように、本実施形態に係るテープ心線11によれば、2本の光ファイバ素線12が第1樹脂13により一括被覆された光ファイバユニット15を2つ有し、2つの光ファイバユニット15が第2樹脂14によりさらに一括被覆され、第1樹脂13の幅方向の被覆厚Aが第1樹脂13の厚さ方向の被覆厚Bより小さい。
このことにより、テープ心線11に内包される光ファイバ素線12が被覆樹脂の硬化収縮による影響を受けにくくなるとともに、第1樹脂13の幅方向の硬化収縮を抑えることができるので、光ファイバ素線12の変形を抑制し、テープ心線11における光ファイバ素線12のPMDの増大を抑制することができる。
また、本実施形態に係るテープ心線11によれば、多心の光ファイバケーブルを高密度に構成することが可能になるとともに、光ファイバ素線12同士の一括融着接続が可能になるので、作業性の向上を図ることができる。
本実施形態に係るテープ型光ファイバ心線11は、直径280mmの束状態におけるPMDが0.5ps/km1/2以下であることが望ましい。PMDを0.5ps/km1/2以下とすることで、ケーブル化した後でもPMDを低く保つことができ、長距離、高速での伝送が可能になる。
上記実施形態では、4心のテープ心線11を例にとって説明したが、本発明のテープ型光ファイバ心線は、光ファイバ素線12の心数は4心に限定されない。例えば、本発明は、図3に示すテープ型光ファイバ心線31のように、心数が8心であってもよい。この場合は、2本の光ファイバ素線12が第1樹脂13によって被覆された光ファイバユニットを4つ有することになる。
また、図4に示すテープ心線41は、光ファイバユニット15同士が隣接する部分における最小厚さ寸法Eを、2本の光ファイバ素線12間におけるテープ心線41全体の厚さFよりも小さくしたものである。このような寸法とすることにより、光ファイバユニット15同士の間にノッチ部25が形成されている。
このテープ心線41は、ノッチ部25が形成されていることにより、第2樹脂14の体積を減らして硬化収縮量を低減させることができるので、各光ファイバ素線12にかかる圧縮力を抑えてPMDの増大を抑制することができる。
なお、光ファイバユニット15同士が隣接する部分における最小厚さ寸法Eを、光ファイバユニット15の厚さGよりも小さくしても良く、この場合も、第2樹脂14の硬化収縮量を極力減らすことができ、各光ファイバ素線12にかかる圧縮力をさらに抑えてPMDの増大を抑制することができる。
また、上記実施形態では、光ファイバユニット15同士を密着させて第2樹脂14によって一括被覆させた例を示したが、図5及び図6に示すように、光ファイバユニット15同士を離間させた状態にて第2樹脂14によって一括被覆しても良い。
なお、図5及び図6に示すテープ心線51,61のように、光ファイバユニット15同士を離間させた場合は、第2樹脂14の幅方向の被覆厚を表す定義式は、以下の式(5)のようになる。
式(5): 第2樹脂14の幅方向の被覆厚=(テープ心線の幅−(光ファイバユニット15の幅×2)−光ファイバユニット15同士の隙間H)×1/2
また、上記実施形態では、第1樹脂13を第2樹脂14によって一括被覆して一体化したが、第1樹脂13を第2樹脂14によって接着して一体化することも可能である。
本実施形態に相当するテープ型光ファイバ心線及び他のテープ型光ファイバ心線のPMD特性を調べた。
実施例1は、図1に示す本実施形態に相当するテープ型光ファイバ心線であり、実施例2は、図4に示す本実施形態に相当する、ノッチ部25を有するテープ型光ファイバ心線である。
比較例1〜3は、本実施形態のテープ型光ファイバ心線に対して構造、寸法、樹脂のヤング率等が異なる4心のテープ型光ファイバ心線である。比較例1は、光ファイバを1層の樹脂によって一括被覆したもので、比較例2、3は、第1樹脂と第2樹脂による2層構造とし、特に、比較例3は第1樹脂のヤング率を高くしている。
以上の実施例1,2及び比較例1〜3のテープ型光ファイバ心線について、直径280mm束における内側2本の平均PMD値及び外側2本の平均PMD値を測定した。その結果を下記表1に示す。
Figure 2005321645
表1から明らかなように、比較例1〜3では、内側心平均PMDが0.5ps/km1/2以上であったのに対して、実施例1、2では、内側心平均PMD及び外側心平均PMDのいずれのPMDについても、0.5ps/km1/2以下に抑えることができた。
本発明の実施形態に係るテープ型光ファイバ心線の構造を示す断面図である。 テープ型光ファイバ心線の製造の仕方を説明する図である。 8心のテープ型光ファイバ心線の構造を示す断面図である。 実施形態に係るテープ型光ファイバ心線の変形例を示す断面図である。 実施形態に係るテープ型光ファイバ心線の変形例を示す断面図である。 実施形態に係るテープ型光ファイバ心線の変形例を示す断面図である。 従来のテープ型光ファイバ心線を示す断面図である。
符号の説明
11,31,41,51,61 テープ型光ファイバ心線
12 光ファイバ
13 第1樹脂
14 第2樹脂
15 光ファイバユニット
A 第1樹脂の幅方向の被覆厚
B 第1樹脂の厚さ方向の被覆厚
C 第2樹脂の幅方向の被覆厚
D 第2樹脂の厚さ方向の被覆厚
E 最小厚さ寸法
F 全体の厚さ寸法

Claims (10)

  1. 2本の光ファイバを第1樹脂により被覆した光ファイバユニットを複数個有し、前記複数個の光ファイバユニットを第2樹脂により連結したテープ型光ファイバ心線であって、
    前記第1樹脂の幅方向の被覆厚が、前記第1樹脂の厚さ方向の被覆厚より小さいことを特徴とするテープ型光ファイバ心線。
  2. 前記光ファイバの外径が240〜260μmの範囲内であって、前記第1樹脂の幅方向の被覆厚が15μm以下であることを特徴とする請求項1に記載のテープ型光ファイバ心線。
  3. 前記光ファイバの外径が240〜260μmの範囲内であって、前記第1樹脂の厚さ方向の被覆厚が20〜50μmであることを特徴とする請求項1又は2に記載のテープ型光ファイバ心線。
  4. 前記第2樹脂の厚さ方向の被覆厚が15μm以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のテープ型光ファイバ心線。
  5. 前記第2樹脂の幅方向の被覆厚が20〜50μmの範囲内であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のテープ型光ファイバ心線。
  6. 前記第1樹脂の厚さ方向の被覆厚と前記第2樹脂の厚さ方向の被覆厚との和と、前記第1樹脂の幅方向の被覆厚と前記第2樹脂の幅方向の被覆厚との和と、の比が、1:0.8〜1:1.3の範囲内であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載のテープ型光ファイバ心線。
  7. 前記第1樹脂はヤング率が1000MPa以上の樹脂であり、前記第2樹脂はヤング率が500MPa以下の樹脂であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のテープ型光ファイバ心線。
  8. 前記光ファイバユニット同士が隣接する部分におけるテープ型光ファイバ心線の最小厚さ寸法が、前記2本の光ファイバ間におけるテープ型光ファイバ心線の厚さよりも小さいことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のテープ型光ファイバ心線。
  9. 前記最小厚さ寸法が、前記光ファイバユニットの厚さよりも小さいことを特徴とする請求項8に記載のテープ型光ファイバ心線。
  10. 直径280mmの束状態におけるPMDが0.5ps/km1/2以下であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のテープ型光ファイバ心線。
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