JP4793442B2 - マイクロポンプ - Google Patents

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Description

本発明はマイクロポンプ、詳しくは屈曲変形する圧電アクチュエータを用いたマイクロポンプに関するものである。
ノートパソコンなどの小型電子機器の冷却用ポンプや燃料電池の燃料輸送用ポンプなどに、マイクロポンプが用いられる。マイクロポンプは、電圧印加によりベンディングモードで屈曲変形する圧電アクチュエータを用いたポンプであり、構造が比較的簡単であり、駆動源としてモータを用いたポンプに比べて薄型に構成でき、かつ低消費電力であるという利点がある。
特許文献1には、ポンプ本体にポンプ室を形成し、このポンプ室の天井壁を構成するダイヤフラムの背面(上面)に圧電アクチュエータを貼り付け、ポンプ室の真下に流入側逆止弁と流出側逆止弁とを配置したマイクロポンプが開示されている。上記マイクロポンプでは、逆止弁の真上にポンプ室があり、その上にダイヤフラムと圧電アクチュエータとを配置する構造となっているので、厚み寸法が大きくなり、薄型化に不利であるという問題がある。
特許文献2には、ポンプ室を形成するダイヤフラムと流入側逆止弁および流出側逆止弁とを平面的に配置したマイクロポンプが開示されている。このマイクロポンプの場合、特許文献1に示されるマイクロポンプに比べて薄型化できるという利点がある。しかしながら、ダイヤフラムと、流入側逆止弁および流出側逆止弁の弁部とが別部材で構成されているので、部品数が増えるとともに、製造コストの上昇を招くという問題がある。特に、逆止弁を軸部と傘部とを持つアンブレラ構造とした場合、構造が複雑であり、更なる製造コストの上昇を招く結果となる。
特許文献3には、逆止弁の弁部とダイヤフラム部を一体に形成したダイヤフラムポンプが開示されている。このダイヤフラムポンプでは、モータに偏心軸を介して取り付けられた連結棒が、ダイヤフラム部の背面に突設したボス部に連結されている。また、弁部とダイヤフラム部との間、および周縁部には空気漏れを防止するためのリブが設けられている。弁部とダイヤフラム部は一枚の弾性体で形成されているが、リブやボス部を形成するために立体的な成形が必要であり、コスト上昇を招くとともに、厚みが大きくなるという問題がある。また、ダイヤフラム部の駆動源がモータであるため、ポンプの厚みが大きく、消費電力も大きく、小型電子機器には適用できない。
特開2003−214349号公報 特開2005−337068号公報 実公昭61−36787号公報
そこで、本発明の好ましい実施形態の目的は、薄型で、部品数が少なく構造の簡単なマイクロポンプを提供することにある。
他の目的は、安価に製造できるマイクロポンプを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の第1の実施形態は、圧電アクチュエータの屈曲変位をダイヤフラム部を介してポンプ室に伝達し、ポンプ室の容積を変化させると同時に、流入側逆止弁および流出側逆止弁を交互に開閉することにより流体を輸送するマイクロポンプにおいて、一定厚みの弾性体シートと第1ケース部材と第2ケース部材とを備え、上記弾性体シートに上記ダイヤフラム部と上記流入側逆止弁の弁部と上記流出側逆止弁の弁部とが一体に形成されており、上記ダイヤフラム部の背面に上記圧電アクチュエータが貼り付けられており、上記弾性体シートは上記第1ケース部材と上記第2ケース部材の間に挟持されて両ケース部材の間をシールしており、上記弾性体シートと上記第1ケース部材との間に上記圧電アクチュエータが収容される振動室が形成され、上記弾性体シートと上記第2ケース部材との間にポンプ室が形成されており、上記第1ケース部材を、振動室用凹部と、振動室用凹部と隔離された流入通路用凹部と、振動室用凹部と隔離された流出空間用凹部とを持つ板状部材とし、上記第2ケース部材を、ポンプ室用凹部と、ポンプ室用凹部と連通し、上記流入通路用凹部と対向する流入空間用凹部と、ポンプ室用凹部と連通し、上記流出空間用凹部と対向する流出通路用凹部とを持つ板状部材とし、上記弾性体シートに、上記流入通路用凹部を閉じる流入側逆止弁の弁部と、上記流出通路用凹部を閉じる流出側逆止弁の弁部とを舌片状に形成したことを特徴とするマイクロポンプを提供する。
本発明の第2の実施形態は、圧電アクチュエータの屈曲変位をダイヤフラム部を介してポンプ室に伝達し、ポンプ室の容積を変化させると同時に、流入側逆止弁および流出側逆止弁を交互に開閉することにより流体を輸送するマイクロポンプにおいて、一定厚みの弾性体シートと第1ケース部材と第2ケース部材とを備え、上記弾性体シートに上記ダイヤフラム部と上記流入側逆止弁の弁部と上記流出側逆止弁の弁部とが一体に形成されており、上記ダイヤフラム部の背面に上記圧電アクチュエータが貼り付けられており、上記弾性体シートは上記第1ケース部材と上記第2ケース部材の間に挟持されて両ケース部材の間をシールしており、上記弾性体シートと上記第1ケース部材との間に上記圧電アクチュエータが収容される振動室が形成され、上記弾性体シートと上記第2ケース部材との間にポンプ室が形成されており、上記第1ケース部材を、平板よりなる底板と、平板に振動室用孔部、この振動室用孔部と隔離された流入通路用孔部、および上記振動室用孔部と隔離された流出空間用孔部を形成した第1中間層とを積層したものとし、上記第2ケース部材を、平板よりなる天板と、平板にポンプ室用孔部、上記流入通路用孔部と対向する流入空間用孔部、および上記流出空間用孔部と対向する流出通路用孔部を連続的に形成した第2中間層とを積層したものとし、上記弾性体シートに、上記流入通路用孔部を閉じる流入側逆止弁の弁部と、上記流出通路用孔部を閉じる流出側逆止弁の弁部とを舌片状に形成したことを特徴とするマイクロポンプを提供する。
本発明のマイクロポンプでは、ダイヤフラム部と流入側逆止弁の弁部と流出側逆止弁の弁部とが一定厚みの弾性体シートに一体に形成され、この弾性シートが第1と第2のケース部材の間に挟持されている。そのため、ダイヤフラム部と流入側逆止弁と流出側逆止弁とを平面的に配置でき、薄型に構成できるとともに、部品数が少なくなり、構造が簡単になる。ダイヤフラム部の背面に圧電アクチュエータが貼り付けられており、アクチュエータの屈曲変形によりダイヤフラム部も追従変形する。ダイヤフラムの変形によりポンプ室体積が増加する際に流入側逆止弁を通過してポンプ室に流れ込む流体の流れと、ポンプ室体積が減少する際に流出側逆止弁を通過してポンプ室から流れ出す流体の流れとが発生し、効率よく流体を輸送することができる。上記のように、1枚の弾性体シートがダイヤフラムとしての機能と、流入側逆止弁および流出側逆止弁の弁体としての機能とを有することになり、部品数の削減や弁取付の簡素化が図れ、ポンプの小型・低背化・低価格化に貢献できる。さらに、弾性体シートがポンプ室の内外および弁室の内外をシールする液漏れ防止シールを兼ねるので、Oリングなどの格別なシール材を必要とせず、またリブのような立体的な加工も必要としない。そのため、部品数が増加しない簡素な構成で、高い信頼性を達成できる。
好ましい実施形態によれば、流入側逆止弁と流出側逆止弁とがポンプ室を間にして対向位置に設けられており、流入側逆止弁から入った流体をポンプ室を通して流出側逆止弁へと順方向に輸送するものがよい。ダイヤフラムの駆動により流入側逆止弁を通過してポンプ室に流れ込む流体の流れと、流出側逆止弁を通過してポンプ室から流れ出す流体の流れとが順方向、つまり逆転しないので、流体の流れを妨げる損失が少なくてすむ。流入側逆止弁とポンプ室と流出側逆止弁が直線状に配置されている必要はないが、流れ方向変化角度が90°以内であればよい。このように配置することで、非力な圧電アクチュエータを用いた小型のポンプでもポンプ輸送量を大きくしやすい。さらに、ポンプ室が空の状態から流体をポンプ室に引き込んだ際に、ポンプ室内の空気が流入する流体に押されて流出側逆止弁から排出されやすく、ポンプ室内に気泡が残留しにくい。これによって、ポンプ室内に圧縮性流体である空気からなる気泡が残留することによるポンプ効率の低下を防止できる。
好ましい実施形態によれば、圧電アクチュエータを長方形に形成し、流入側逆止弁と流出側逆止弁とを圧電アクチュエータの短辺側に配置してもよい。圧電アクチュエータの形状としては、円板形や長方形などがあるが、長方形状の圧電アクチュエータをその長手方向両端部(短辺側の2辺)を支点とするモードで屈曲変位させた場合、円板状の圧電アクチュエータをその外周部を支点とするモードで屈曲変位させた場合よりも大きな変位体積が得られる。そのため、長方形の圧電アクチュエータをダイヤフラム駆動用アクチュエータとして使用すれば、ポンプ効率を向上させることができる。また、長方形の圧電アクチュエータを使用した場合、流入側逆止弁と流出側逆止弁とをアクチュエータの短辺側に配置すれば、アクチュエータの最大変位点の近くに逆止弁が位置しないので、流体の急激な流れによる弁の不要なばたつきを防止できる。
好ましい実施形態によれば、上記第1ケース部材を、振動室用凹部と、振動室用凹部と隔離された流入通路用凹部と、振動室用凹部と隔離された流出空間用凹部とを持つ板状部材とし、上記第2ケース部材を、ポンプ室用凹部と、ポンプ室用凹部と連通し、上記流入通路用凹部と対向する流入空間用凹部と、ポンプ室用凹部と連通し、上記流出空間用凹部と対向する流出通路用凹部とを持つ板状部材とし、上記弾性体シートに、上記流入通路用凹部を閉じる流入側逆止弁の弁部と、上記流出通路用凹部を閉じる流出側逆止弁の弁部とを舌片状に形成してもよい。凹部を持つ第1ケース部材と第2ケース部材は、射出成形法のような公知の方法により簡単に製造できる。マイクロポンプが第1ケース部材と第2ケース部材と弾性体シートの3部品よりなり、弾性体シートを間にして第1ケース部材と第2ケース部材とを積層することでマイクロポンプを構築できるので、部品数が少なく、製造が容易であり、薄型のマイクロポンプを実現できる。
好ましい実施形態によれば、上記第1ケース部材を、平板よりなる底板と、平板に振動室用孔部、この振動室用孔部と隔離された流入通路用孔部、および上記振動室用孔部と隔離された流出空間用孔部を形成した第1中間層とを積層したものとし、上記第2ケース部材を、平板よりなる天板と、平板にポンプ室用孔部、上記流入通路用孔部と対向する流入空間用孔部、および上記流出空間用孔部と対向する流出通路用孔部を連続的に形成した第2中間層とを積層したものとし、上記弾性体シートに、上記流入通路用孔部を閉じる流入側逆止弁の弁部と、上記流出通路用孔部を閉じる流出側逆止弁の弁部とを舌片状に形成してもよい。この実施形態では、第1ケース部材を構成する底板と第1中間層、弾性体シート、および第2ケースを構成する天板と第2中間層が、全て2次元加工した板材であり、それらを積層するだけでマイクロポンプを構築できるので、製造が簡単であり、薄型で信頼性の高いマイクロポンプを実現できる。弾性体シートの舌片状の弁部、第1中間層の孔部、第2中間層の孔部は平板に対して打ち抜き加工あるいはレーザー加工などを行うことによって簡単に形成できるので、成形金型を必要とせず、低コストで加工できるとともに、反りや歪みが発生しない。第1ケース部材を構成する底板および第1中間層と、第2ケース部材を構成する天板および第2中間層は、樹脂板のほか、金属板、ガラスエポキシ基板のような複合材料で構成することもできる。
好ましい実施形態によれば、上記ポンプ室と流入空間との間を接続する連通路の長さ、および上記ポンプ室と流出通路との間を接続する連通路の長さを、それぞれ流路幅より長くするのがよい。弾性体シートは第1ケース部材と第2ケース部材とによって挟み込まれてシール作用を果たすが、ポンプ室と流入側逆止弁および流出側逆止弁とを接続する連通路は、第1ケース部材と第2ケース部材とで上下から挟み込むことができない。つまり、弾性体シートの片側にしか壁面が無い。そのため、弾性体シートと片側のケース部材との接着力によって液漏れを防止しなければならない。しかし、弁部を形成するために弾性体シートに切り抜き加工または切り取り加工が施された部分から、圧電アクチュエータが収容された振動室に液体が漏れて故障の原因になる恐れが生じる。そこで、弾性体シートを上下から挟み込むことによるシール作用の得られないポンプ室と流入側逆止弁および流出側逆止弁を接続する連通路の長さを、流路幅よりも長くすることで、連通路の途中部分で弾性体シートを第1ケース部材と第2ケース部材とで挟み込むことができ、比較的弱い接着であっても十分なシール作用が得られるように担保できる。
連通路の長さを流路幅よりも長くする具体的手法として、ポンプ室と流入空間との間を接続する連通路、およびポンプ室と流出通路との間を接続する連通路を、それぞれクランク状に形成することで、弾性体シートと片側のケース部材との剥離を防止することができる。
圧電アクチュエータは、金属板に圧電体を貼り付けたユニモルフ構造でもよいが、複数の圧電体を積層したバイモルフ構造のものを用いれば、ユニモルフ構造に比べて大きな変位体積が得られるので、好ましい。弾性体シートとしては、ブチル系ゴムなどの任意の柔弾性シートを用いることができる。
発明の好ましい実施形態の効果
以上のように、本発明によれば、ダイヤフラム部と流入側逆止弁および流出側逆止弁の弁部とを1枚の弾性体シートに形成したので、ダイヤフラム部と流入側逆止弁と流出側逆止弁とを平面的に配置でき、薄型に構成できる。また、マイクロポンプを構成する部品数が少なく、構造が簡単であり、安価なマイクロポンプを実現できる。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、実施例に基づいて説明する。
図1〜図6は本発明にかかるマイクロポンプの第1実施例を示す。本実施例のマイクロポンプP1は、下ケース1と弾性体シート2と上ケース4との3層構造よりなり、これら部品が積層接着されている。
下ケース1は、例えばガラスエポキシ基板や樹脂基板によって長方形の平板状に形成されており、中央部に振動室を構成する長方形の凹部1aが形成されている。凹部1aの底面には、後述する圧電アクチュエータ3のリード線3aを引き出すための2つの引き出し孔1bと、振動室を大気に開放するための複数のエアー抜き孔1cとが形成されている。なお、引き出し孔1bでエアー抜き孔を兼用できる場合には、エアー抜き孔1cは省略可能である。凹部1aの深さは、圧電アクチュエータ3の厚みと最大変位量との和より深く設定されている。振動室用凹部1aの短辺側の2辺に隣接して流入通路用凹部1dと流出空間用凹部1eとが形成されている。流入通路用凹部1dと流出空間用凹部1eは、振動室用凹部1aと独立しており、それぞれ流入ポート1fおよび流出ポート1gを介して外部と連通している。
弾性体シート2はゴム、エラストマ、軟質樹脂のような柔弾性材料よりなる一定厚みのシートであり、下ケース1と同一形状に形成されている。弾性体シート2の中央部には、ダイヤフラム部2aが設けられ、ダイヤフラム部2aの両側に流入側逆止弁の弁部2bと流出側逆止弁の弁部2cとが一体に形成されている。弁部2b,2cは切り抜き加工または切り取り加工によって舌片状に形成されている。ダイヤフラム部2aの背面(下面)には圧電アクチュエータ3が面接着され、弾性体シート2のダイヤフラム部2aおよび弁部2b,2cを除く領域の背面が下ケース1の上面に接着されている。弾性体シート2を下ケース1に接着すれば、弁部2b,2cはそれぞれ流入通路用凹部1dと流出空間用凹部1eに対応する。なお、下ケース1の流入ポート1fおよび流出ポート1gと対応する弾性体シート2の部位に切欠部2d,2eが形成されている。
圧電アクチュエータ3は長方形に形成され、凹部1aに収納されている。圧電アクチュエータ3の外形寸法は凹部1aの内寸より小さく、圧電アクチュエータ3を凹部1aに収納した状態で圧電アクチュエータ3の4つの辺と凹部1aの内側縁との間に所定の隙間δ(図5参照)が形成される。この隙間δは、圧電アクチュエータ3が屈曲変位したとき、ダイヤフラム部2aが十分に伸びることができる余白部分に対応する。この実施例の圧電アクチュエータ3は公知のバイモルフ型セラミック圧電素子である。圧電アクチュエータ3の下面の電極には2本のリード線3aが接続されており、これらリード線3aに交番信号(矩形波信号または交流信号)を印加することにより、長手方向両端部(短辺側の2辺)を支点とし、長手方向中央部を最大変位点とするベンディングモードで屈曲振動させることができる。なお、圧電アクチュエータ3としては、ユニモルフ型圧電アクチュエータを用いてもよい。
上ケース4は、下ケース1と同様な材料によって長方形の平板状に形成されている。上ケース4の下面には、長方形のポンプ室用凹部4aと流入空間用凹部4bと流出通路用凹部4cとが連続的に形成されている。ポンプ室用凹部4aと流入空間用凹部4bとは連通路4dを介して相互に連通し、ポンプ室用凹部4aと流出通路用凹部4cは連通路4eを介して相互に連通している。上ケース4の下面を弾性体シート2の上面に接着すると、ポンプ室用凹部4aはダイヤフラム部2aに対応し、流入空間用凹部4bは弁部2bおよび流入通路用凹部1dと対応し、流出通路用凹部4cは弁部2cおよび流出空間用凹部1eと対応する。なお、下ケース1の流入ポート1fおよび流出ポート1gと対応する上ケース4の部位には、独立した溝部4f,4gが形成されている。
上記のように下ケース1、弾性体シート2および上ケース4を積層接着することにより、本マイクロポンプが完成する。凹部4aとダイヤフラム部2aとの間にポンプ室5が形成され、弁部2bと流入通路用凹部1dと流入空間用凹部4bとで流入側逆止弁6が形成され、弁部2cと流出空間用凹部1eと流出通路用凹部4cとで流出側逆止弁7が形成される(図4参照)。流入ポート1fおよび流出ポート1gにはそれぞれ液体供給用チューブ8および液体排出用チューブ9(図1参照)が接続される。
圧電アクチュエータ3に交番電圧(矩形波電圧または交流電圧)を印加すると、圧電アクチュエータ3が長手方向両端部を支点とし、長手方向中央部を最大変位点として屈曲変形し、ダイヤフラム部2aが追従変形することで、ポンプ室5の容積を変化させることができる。図6の(a)はアクチュエータ3が上に凸に変形した時、(b)は下に凸に変形した時を示す。流入側弁部2bは、ポンプ室5の容積減少時には流入通路用凹部1dを閉じており、ポンプ室5の容積拡大に伴って開かれ、流体をポンプ室5へ導く。流出側弁部2cは、ポンプ室5の容積拡大時は流出通路用凹部4cを閉じており、ポンプ室5の容積減少に伴って開かれ、流体をポンプ室5から排出することができる。このように圧電アクチュエータ3を駆動することによって、流入側逆止弁6〜ポンプ室5〜流出側逆止弁7を通って流体を効率よく輸送することができる。
流入側逆止弁6と流出側逆止弁7とはポンプ室5を間にして対向位置に設けられている。そのため、流入側逆止弁6から入った液体をポンプ室5を通して流出側逆止弁7へと順方向に輸送でき、ポンプ室5で流れが逆転しないので、流体損失が少ない。また、ポンプ室5に気体が入っても、流入側逆止弁6〜ポンプ室5〜流出側逆止弁7への液体の順方向の流れによって気体が押し出され、気体がポンプ室5に残留しない。この例では、流入側逆止弁6と流出側逆止弁7とが圧電アクチュエータ3の対向する短辺側に配置されているため、アクチュエータ3の最大変位点から離れた位置に逆止弁が位置し、流体の急激な流れによる弁のばたつきを防止できる。
図7〜図10は本発明にかかるマイクロポンプの第2実施例を示す。本実施例のマイクロポンプP2は、底板10と、第1中間層11と、弾性体シート12と、第2中間層13と、天板14の5層構造よりなり、これら部品が積層接着されている。
底板10は、例えばガラスエポキシ基板、樹脂板、金属板などよりなる平板であり、圧電アクチュエータ15のリード線15aを引き出すための2つの引き出し孔10aと、振動室を大気に開放するための複数のエアー抜き孔10bとが形成されている。エアー抜き孔10bは必要に応じて設けられる。底板10の両側部には、ネジ挿通孔10dを持つ2対の取付片10cが一体に形成されている。
第1中間層11は、底板10と同種の材料により、底板10と同一の外形形状に形成された平板である。第1中間層11の中央部には振動室を構成する長方形の振動室用孔11aが形成され、長手方向両端部には、流入通路用孔部11bと流出空間用孔部11cとが振動室用孔11aと隔離した状態で形成されている。第1中間層11の両側部には、底板10の取付片10cと対応する位置に、ネジ挿通孔11eを持つ2対の取付片11dが一体に形成されている。
弾性体シート12は、両側部4箇所に取付片12fを備えた点を除き第1実施例の弾性体シート2と同一であり、ダイヤフラム部12a、流入側弁部12b、流出側弁部12c、切欠部12d,12eが設けられている。取付片12fにはネジ挿通孔12gが形成されている。ダイヤフラム部12aの背面(下面)には、第1実施例と同じ圧電アクチュエータ15が貼り付けられている。
第2中間層13は、底板10と同種の材料により、底板10と同一の外形形状に形成された平板である。第2中間層13の中央部には長方形のポンプ室用孔13aが形成され、長手方向両端部には、流入空間用孔部13bと流出通路用孔部13cとがポンプ室用孔13aと連通した状態で形成されている。第2中間層13の両側部には、ネジ挿通孔13eを持つ2対の取付片13dが一体に形成されている。
天板14は、底板10と同一の外形形状を持つ平板である。天板14の両側部には、ネジ挿通孔14bを持つ2対の取付片14aが一体に形成されている。第2中間層13の上面に天板14を接着することにより、天板14と弾性体シート12との間にポンプ室と流入通路および排出通路とが形成される。
上記底板10、第1中間層11、弾性体シート12、第2中間層13および天板14は積層接着され、マイクロポンプP2が構成される。流入通路および排出通路にはそれぞれチューブ16,17が接続される。その後、積層された取付片のネジ挿通孔にネジを挿通して、マイクロポンプP2を図示しない機器本体に取り付けることができる。なお、取付片に設けたネジ挿通孔にネジを挿通するのに代えて、この孔にリベット等を挿通してもよい。また、取付片を省略することもできる。
上記のようにマイクロポンプP2を構成する部品がすべて2次元加工された一定厚みの平板であり、これら部品を積層接着することによりマイクロポンプを構成できるので、成形金型を必要とせず、製造が非常に簡単であり、低コストでかつ薄型に構成できる。上記マイクロポンプP2の動作は第1実施例のマイクロポンプP1と同様であるから、重複説明を省略する。
図11は本発明にかかるマイクロポンプの第3実施例を示す。本実施例では、ポンプ室20と逆止弁21とを結ぶ連通路22の長さを幅より長くしたものである。ここでは、連通路22がクランク形状とされている。ポンプ室20は弾性体シート23と上ケース24との間に形成され、弾性体シート23と下ケース25との間に振動室26が形成されている。振動室26には弾性体シート23の背面に接着された圧電アクチュエータ27が収容されている。ポンプ室20と対応する弾性体シート23の部位にはダイヤフラム部23aが設けられ、逆止弁21と対応する弾性体シート23の部位には弁部23bが切り抜き加工または切取り加工などによって形成されている。23cは切り抜き部分である。弁部23bは流入または流出用の流通路28を閉じており、ポンプ室20が容積拡大または容積減少した時に流通路28を開く。図12には連通路22を真直形状としたもの、つまり連通路22の長さが幅と同等または短い場合を示す。
ポンプ室20の周囲は、弾性体シート23が上下のケース24,25によって挟み込まれてシール作用を果たすが、ポンプ室20と逆止弁21を接続する連通路22部分は、ケース24,25で上下から挟み込むことができない。つまり、弾性体シート23の片側にしか壁面が無いため、弾性体シート23と下ケース25との接着力によって液漏れを防止しなければならない。図12のように連通路22がほぼ真直で、長さと幅とがほぼ同等の場合には、長期に亘って使用するとポンプ室20の圧力変化によって弾性体シート23の連通路部分が図12の(b)に破線で示すように下ケース25から剥離し、弾性体シート23の切り抜き加工または切り取り加工が施された部分23cから振動室26へ液体が漏れる恐れがある。これに対し、図11のように連通路22をクランク状とすれば、上ケース24から凸部24aを突設して下ケース25との間で弾性体シート23を挟み込むことができ、液漏れを確実に防止できる。なお、連通路22の長さを幅より長くする構造として、クランク形状に限らず、S字状やU字状に屈曲した通路としてもよい。
上記実施例では、振動室の高さを圧電アクチュエータの厚みより十分に高くし、アクチュエータが振動室方向に最大限変位した場合でも、アクチュエータが振動室の底面に接触しない例を示したが、図13のようにアクチュエータ3の背面が振動室1aの底面1a1 に接触するようにしてもよい。この場合には、アクチュエータ3の背面が振動室1aの底面1a1 で支持されるので、アクチュエータ3がいずれの向きに変位しても、ポンプ室5の容積を減少させることができるとともに、マイクロポンプを薄型化できる。なお、この例では各要素に第1実施例と同一符号を付した。
図14のように振動室1aの底面1a1 にアクチュエータ3の両端部背面を支持する支持部1a2 を設け、アクチュエータ3の中央部背面側にアクチュエータ3が屈曲変形可能な空間1a3 を設けるようにしてもよい。この場合も、図13と同様にアクチュエータ3の変位をダイヤフラム2に効果的に伝えることができ、マイクロポンプを薄型化できる。アクチュエータ3が長方形の場合、その長手方向両端部(短辺側の2辺)を支点とするモードで屈曲変位させると、大きな変位体積が得られる。そのため、長方形のアクチュエータ3の長手方向両端部を支持部1a2 で支持すれば、図13に比べてポンプ室5の変位体積をさらに大きくできる。なお、各要素に第1実施例と同一符号を付した。
上記実施例では、長方形の圧電アクチュエータを用いたが、正方形や円形の圧電アクチュエータを用いることもできる。但し、長方形の圧電アクチュエータの場合、正方形や円形の圧電アクチュエータより大きな変位体積が得られるので、小型で効率のよいマイクロポンプを実現できる利点がある。
上記実施例では、ポンプ室を間にして流入側逆止弁と流出側逆止弁とを対向して設けた例を示したが、流入側逆止弁と流出側逆止弁とをポンプ室の片側に隣接して設けることも可能である。また、流入側逆止弁と流出側逆止弁とを長方形のポンプ室の長手方向両側に配置したが、幅方向両側に配置してもよい。
本発明に係るマイクロポンプの第1実施例の斜視図である。 図1に示すマイクロポンプの分解斜視図である。 図1に示すマイクロポンプの平面図である。 図3のIV−IV線断面図である。 図3のV−V線断面図である。 図1に示すマイクロポンプの作動を示す概略断面図であり、(a)は圧電アクチュエータが上に凸の状態、(b)は下に凸の状態を示す。 本発明のマイクロポンプの第2実施例の平面図である。 図7のVIII−VIII線断面図である。 図7のIX−IX線断面図である。 図7に示すマイクロポンプの各部品を分解した平面図である。 本発明にかかるマイクロポンプの第3実施例を示し、(a)は上ケース部分を切断した横断面図、(b)はA−A線断面図である。 図11に示す第3実施例の比較例を示し、(a)は上ケース部分を切断した横断面図、(b)はB−B線断面図である。 本発明にかかるマイクロポンプの第4実施例の断面図である。 本発明にかかるマイクロポンプの第5実施例の断面図である。
符号の説明
P1,P2 マイクロポンプ
1 下ケース(第1ケース部材)
1a 振動室(凹部)
2 弾性体シート
2a ダイヤフラム部
2b,2c 弁部
3 圧電アクチュエータ
4 上ケース(第2ケース部材)
5 ポンプ室
6 流入側逆止弁
7 流出側逆止弁
10 底板
11 第1中間層
12 弾性体シート
13 第2中間層
14 天板

Claims (5)

  1. 圧電アクチュエータの屈曲変位をダイヤフラム部を介してポンプ室に伝達し、ポンプ室の容積を変化させると同時に、流入側逆止弁および流出側逆止弁を交互に開閉することにより流体を輸送するマイクロポンプにおいて、
    一定厚みの弾性体シートと第1ケース部材と第2ケース部材とを備え、
    上記弾性体シートに上記ダイヤフラム部と上記流入側逆止弁の弁部と上記流出側逆止弁の弁部とが一体に形成されており、
    上記ダイヤフラム部の背面に上記圧電アクチュエータが貼り付けられており、
    上記弾性体シートは上記第1ケース部材と上記第2ケース部材の間に挟持されて両ケース部材の間をシールしており、
    上記弾性体シートと上記第1ケース部材との間に上記圧電アクチュエータが収容される振動室が形成され、
    上記弾性体シートと上記第2ケース部材との間にポンプ室が形成されており、
    上記第1ケース部材を、振動室用凹部と、振動室用凹部と隔離された流入通路用凹部と、振動室用凹部と隔離された流出空間用凹部とを持つ板状部材とし、
    上記第2ケース部材を、ポンプ室用凹部と、ポンプ室用凹部と連通し、上記流入通路用凹部と対向する流入空間用凹部と、ポンプ室用凹部と連通し、上記流出空間用凹部と対向する流出通路用凹部とを持つ板状部材とし、
    上記弾性体シートに、上記流入通路用凹部を閉じる流入側逆止弁の弁部と、上記流出通路用凹部を閉じる流出側逆止弁の弁部とを舌片状に形成したことを特徴とするマイクロポンプ。
  2. 圧電アクチュエータの屈曲変位をダイヤフラム部を介してポンプ室に伝達し、ポンプ室の容積を変化させると同時に、流入側逆止弁および流出側逆止弁を交互に開閉することにより流体を輸送するマイクロポンプにおいて、
    一定厚みの弾性体シートと第1ケース部材と第2ケース部材とを備え、
    上記弾性体シートに上記ダイヤフラム部と上記流入側逆止弁の弁部と上記流出側逆止弁の弁部とが一体に形成されており、
    上記ダイヤフラム部の背面に上記圧電アクチュエータが貼り付けられており、
    上記弾性体シートは上記第1ケース部材と上記第2ケース部材の間に挟持されて両ケース部材の間をシールしており、
    上記弾性体シートと上記第1ケース部材との間に上記圧電アクチュエータが収容される振動室が形成され、
    上記弾性体シートと上記第2ケース部材との間にポンプ室が形成されており、
    上記第1ケース部材を、平板よりなる底板と、平板に振動室用孔部、この振動室用孔部と隔離された流入通路用孔部、および上記振動室用孔部と隔離された流出空間用孔部を形成した第1中間層とを積層したものとし、
    上記第2ケース部材を、平板よりなる天板と、平板にポンプ室用孔部、上記流入通路用孔部と対向する流入空間用孔部、および上記流出空間用孔部と対向する流出通路用孔部を連続的に形成した第2中間層とを積層したものとし、
    上記弾性体シートに、上記流入通路用孔部を閉じる流入側逆止弁の弁部と、上記流出通路用孔部を閉じる流出側逆止弁の弁部とを舌片状に形成したことを特徴とするマイクロポンプ。
  3. 上記流入側逆止弁と流出側逆止弁とが上記ポンプ室を間にして対向位置に設けられており、上記流入側逆止弁から入った流体を上記ポンプ室を通して上記流出側逆止弁へと順方向に輸送することを特徴とする請求項1又は2に記載のマイクロポンプ。
  4. 上記圧電アクチュエータは長方形に形成され、上記流入側逆止弁と流出側逆止弁とが上記圧電アクチュエータの短辺側に配置されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のマイクロポンプ。
  5. 上記ポンプ室と流入空間との間を接続する連通路の長さ、および上記ポンプ室と流出通路との間を接続する連通路の長さを、それぞれ流路幅より長くし
    上記ポンプ室と流入空間との間を接続する連通路、および上記ポンプ室と流出通路との間を接続する連通路を、それぞれクランク状に形成したことを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載のマイクロポンプ。
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