JP4790749B2 - 非円形穴開け加工装置 - Google Patents

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Description

本発明は、非円形穴開け加工装置に関する。詳しくは、ワークを切削加工する非円形穴開け加工装置に関する。
従来より、自動車の製造工程では、エンジンのシリンダブロックのボアを切削加工し、その後、シリンダヘッドやクランクケース等をシリンダブロックに組み付けることが行われる。
ここで、ボアに収容されるピストンは断面真円形状であるため、ボアの断面形状が真円に近い状態になるように切削加工している。
ところが、シリンダブロックのボアを断面真円形状に加工したとしても、シリンダヘッドやクランクケース等が組み付けられると、ボアの形状が変形してしまう。このようにボアが変形すると、エンジンの使用時におけるボアとピストンとの摺動抵抗が増加する要因になり、エンジンが所望の性能を発揮できないおそれがある。
そこで、シリンダブロックのボアを加工する際、シリンダヘッドを模したダミーヘッドを取り付けてボアの加工を行い、ボアの加工が終了すると、ダミーヘッドを取り外していた。
しかしながら、シリンダブロックのボア加工の都度、ダミーヘッド等の取り付け、取り外しを行うと、生産性が大幅に低下する、という問題がある。
この問題を解決するため、以下のような手法が提案されている(特許文献1参照)。
すなわち、まず、ダミーヘッドをシリンダブロックに装着して、工作機械によりボアを断面真円形状に加工する。
次に、シリンダブロックからダミーヘッドを取り外す。すると、ダミーヘッドの組付けによる応力が解消されるので、ボアの形状が変形して断面非円形となる。このダミーヘッドを取り外した後のボアの全体形状を測定して、NCデータを生成しておく。
その後、生成したNCデータに基づいて、ダミーヘッドを装着せずに、シリンダブロックのボーリング加工を行う。このようにすれば、シリンダブロックにダミーヘッドを取り付けずにボアを加工しても、シリンダヘッドを装着すると、ボアが真円形状となる。
また、特許文献1では、上述のように断面形状が非円形のボアを形成するために、以下のような工作機械の加工ヘッドが提案されている。
すなわち、加工ヘッドは、円筒形状のスピンドル軸と、このスピンドル軸の内部に軸方向に進退自在に収納されたシャフトと、スピンドル軸の先端に遠心方向に突没可能に設けられたボーリング用バイトとを備える。シャフトの先端には、バイトおよび砥石の基端側に当接するテーパ部が設けられている。
この工作機械によれば、シャフトを進退させることにより、テーパ部でバイトおよび砥石の基端側を押圧して、これらバイトの突出量を調整できる。よって、スピンドル軸を回転させながらバイトおよび砥石の突出量を調整することにより、ボアを所望の断面形状に加工できる。
特開2007−313619号公報
ところで、サイクルタイムを短縮するため、上述のように断面非円形のボアを高速で加工することが要請されている。
そこで、特許文献1に示された工作機械を用いて、断面非円形のボアを高速で加工しようとすると、シャフトを高速で進退させる必要がある。しかしながら、シャフトを高速で進退させるためには、リニアモータを用いて、リニアガイドやロータリージョイントなどを設ける必要があり、工作機械の構造が複雑となる。
本発明は、簡易な構成で、ワークを所望の断面形状に高速加工できる非円形穴開け加工装置を提供することを目的とする。
本発明の非円形穴開け加工装置(例えば、後述の非円形穴開け加工装置1)は、円筒形状の第1回転軸(例えば、後述のアーバ11、21)と、当該第1回転軸の内部に収納された第2回転軸(例えば、後述のシャフト12、22)と、前記第1回転軸の外周面に突没可能に設けられた加工工具(例えば、後述の切削用バイト13、ホーニング用砥石14A、14B)と、前記第2回転軸に設けられ、前記加工工具を突出方向に押圧するカム(例えば、後述のカム121〜125)と、前記第1回転軸の回転角および回転量を検出する第1検出手段(例えば、後述の第1ロータリエンコーダ252)と、前記第2回転軸の回転角および回転量を検出する第2検出手段(例えば、後述の第2ロータリエンコーダ241)と、前記第1回転軸を回転駆動する第1駆動手段(例えば、後述のアーバモータ23)と、前記第2回転軸を回転駆動する第2駆動手段(例えば、後述のシャフトモータ24)と、前記第1検出手段および第2検出手段で検出した回転角および回転量に基づいて、前記第1駆動手段および第2駆動手段を制御する制御手段(例えば、後述の制御装置40)と、を備え、当該制御手段は、前記第1回転軸および前記第2回転軸を同期して回転させつつ、前記第1回転軸の回転角の位相に対して前記第2回転軸の回転角の位相を進角化または遅角化させることで、前記加工工具の基端側を前記カムで押圧して、前記加工工具の突出寸法を調整することを特徴とする。
この場合、前記加工工具は、切削用バイトであることが好ましい。
この発明によれば、第1回転軸の回転角の位相に対して第2回転軸の回転角の位相を進角化または遅角化させて、位相差を生じさせ、この位相差に応じてカムの加工工具に対する押圧量を変化させて、加工工具の突出寸法を調整した。
よって、カムを形成するだけでよいので、従来のようにシャフトを進退させないため、簡易な構成で、ワークを所望の断面形状に高速加工できる。
本発明によれば、カムを形成するだけでよいので、従来のようにシャフトを進退させないため、簡易な構成で、ワークを所望の断面形状に高速加工できる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る非円形穴開け加工装置1の概略構成図である。
非円形穴開け加工装置1は、ワーク(例えば、自動車エンジンのシリンダブロックのボア)に加工ヘッド10を挿入し、ボーリング加工やホーニング加工を行う。
この非円形穴開け加工装置1は、加工ヘッド10を回転させる回転駆動機構20と、この回転駆動機構20を進退させる進退機構30と、これらを制御する制御手段としての制御装置40と、を備える。
回転駆動機構20は、円筒形状の第1回転軸としてのアーバ21と、アーバ21の内部に収納された第2回転軸としてのシャフト22と、アーバ21を回転駆動する第1駆動手段としてのアーバモータ23と、シャフト22を回転駆動する第2駆動手段としてのシャフトモータ24と、アーバモータ23を収容するハウジング25と、を備える。
ここで、アーバ21の回転軸とシャフト22の回転軸とは、同軸である。
ハウジング25には、アーバモータ23のほか、アーバ21を回転可能に保持するベアリング251と、アーバ21の回転角および回転量を検出する第1検出手段としての第1ロータリエンコーダ252と、が設けられている。
シャフトモータ24には、シャフト22の回転角および回転量を検出する第2検出手段としての第2ロータリエンコーダ241が設けられている。
進退機構30は、送りねじ機構であり、ねじが刻設された軸部31と、この軸部31を回転駆動する進退モータ32と、軸部31の回転量を検出する第3ロータリエンコーダ33と、を備える。軸部31は、回転駆動機構20のハウジング25に螺合されている。
この進退機構30によれば、進退モータ32を駆動することにより軸部31が回転し、回転駆動機構20を進退させることができる。
加工ヘッド10は、アーバ21に一体に連結される円筒形状の第1回転軸としてのアーバ11と、アーバ11の内部に収納されてシャフト22に一体に連結される第2回転軸としてのシャフト12と、アーバ11の外周面に突没可能に設けられた加工工具としての切削用バイト13およびホーニング用砥石14A、14Bと、を備える。
アーバ11の先端側には、貫通孔111が形成され、アーバ11の貫通孔111よりも基端側には、一対の貫通孔112、113が形成されている。さらに、アーバ11の一対の貫通孔112、113の反対側には、貫通孔114、115が形成されている。
これら貫通孔111〜115は、アーバ11の回転軸に交差する方向に延びている。
切削用バイト13は、棒状であり、貫通孔111に挿入されて、図示しない付勢手段により、シャフト12に向かって付勢されている。
ホーニング用砥石14A、14Bは、それぞれ、アーバ11の回転軸に沿って延びる砥石部141と、この砥石部141に設けられた棒状の一対の首部142と、を備える。ホーニング用砥石14A、14Bの一対の首部142は、貫通孔112〜115に挿入されて、図示しない付勢手段により、シャフト12に向かって付勢されている。
シャフト12には、切削用バイト13を突出する方向に押圧するカム121と、ホーニング用砥石14Aを突出する方向に押圧するカム122、123と、ホーニング用砥石14Bを突出する方向に押圧するカム124、125と、が設けられている。
カム121〜125は、図2(a)に示す円形状であり、シャフト12は、この円形の中心からずれた位置を通っている。これにより、シャフト12からカム121〜125の周縁までの距離は、連続的に変化する。例えば、図2(a)に示すように、角度をδだけ回転させると、シャフト12からカム121〜125の周縁までの距離は、tだけ変化する。
なお、本実施形態では、カム121〜125を図2(a)に示す形状としたが、これに限らず、図2(b)に示す形状としてもよい。
すなわち、シャフト12の位置よりも下側の部分を半円形状とし、シャフト12の位置よりも上側の部分を、楕円形を半分にした形状としてもよい。これにより、シャフト12の位置よりも上側の部分では、シャフト12からカム121〜125の周縁までの距離は、連続的に変化する。例えば、図2(b)に示すように、角度をδだけ回転させると、シャフト12からカム121〜125の周縁までの距離は、tだけ変化する。
以上のカム121〜125のうち、ホーニング用砥石14Aを押圧するカム122およびカム123は、同位相となっている。また、ホーニング用砥石14Bを押圧するカム124およびカム125も、同位相となっている。
これらカム121〜125の周縁には、切削用バイト13の基端縁およびホーニング用砥石14A、14Bの首部142の基端縁が当接する。
したがって、アーバ11に対するシャフト12角度を変化させることで、カム121〜125の周縁のうち切削用バイト13およびホーニング用砥石14A、14Bの首部142に当接する部分が変化し、切削用バイト13およびホーニング用砥石14A、14Bのアーバ11の外周面からの突出量が変化する。
図1に戻って、制御装置40は、主制御装置41、同期コントローラ42、第1サーボアンプ43、第2サーボアンプ44、および第3サーボアンプ45を備える。
主制御装置41は、第1サーボアンプ43および第3サーボアンプ45を介して、アーバモータ23および進退モータ32を駆動し、ワークに対する切削用バイト13およびホーニング用砥石14A、14Bの相対位置を制御する。また、この相対位置に応じて、同期コントローラ42および第2サーボアンプ44を介して、シャフトモータ24を駆動し、切削用バイト13およびホーニング用砥石14A、14Bの突出寸法を調整する。
同期コントローラ42は、シャフトモータ24の動作を、アーバモータ23および進退モータ32の動作に同期させるものである。すなわち、同期コントローラ42は、第1ロータリエンコーダ252で検出したアーバ21の回転角および回転量、ならびに、第3ロータリエンコーダで検出した軸部31の回転量に基づいて、第2サーボアンプ44を介して、シャフトモータ24を駆動する。このとき、第2サーボアンプ44により、第2ロータリエンコーダ241で検出したシャフト22の回転角に応じて、シャフトモータ24をフィードバック制御する。
以上の制御装置40は、アーバ21およびシャフト22を同期して回転させつつ、アーバ21の回転角の位相に対してシャフト22の回転角の位相を進角化または遅角化することにより、切削用バイト13およびホーニング用砥石14A、14Bのアーバ11の外周面からの突出量を調整する。
以下、非円形穴開け加工装置1によりワークを断面略四角形状に加工する場合について、図3および図4を参照しながら説明する。
図3は、切削位置と切削用バイト13の突出量との関係を示す図である。
図3中、実線は、ワークを断面略四角形状に加工する場合のワークの内壁面であり、破線は、ワークを断面円形状に加工する場合の内壁面である。
図3に示すように、ワークの略四角形状を構成する各辺の中央に相当する部分では、バイトの突出量を小さくする。一方、略四角形状の角部となる部分では、バイトの突出量を大きくする。
すなわち、切削位置を基準位置からの回転角で表すと、回転角が0°から45°に向かうに従って、バイトの突出量を増加させ、回転角が45°から90°に向かうに従って、バイトの突出量を減少させる。
次に、回転角が90°から135°に向かうに従って、バイトの突出量を増加させ、回転角が135°から180°に向かうに従って、バイトの突出量を減少させる。
次に、回転角が180°から225°に向かうに従って、バイトの突出量を増加させ、回転角が225°から270°に向かうに従って、バイトの突出量を減少させる。
次に、回転角が270°から315°に向かうに従って、バイトの突出量を増加させ、回転角が315°から360°に向かうに従って、バイトの突出量を減少させる。
以上の0°から360°までの回転角に対応して切削位置(a)〜(p)を想定すると、各切削位置での切削用バイト13とカム121との相対位置は、図4(a)〜(c)に示すようになる。
なお、図4(a)〜(c)中、カム121について、シャフト12と、カム121の周縁のうちシャフト12から最も遠い部分と、を通る直線を、カムの基準線Pとする。一方、切削用バイトの中心軸を通る直線を、切削用バイトの基準線Qとする。
切削位置(a)、(e)、(i)、(m)では、図4(a)に示すように、カムの基準線Pと切削用バイトの基準線Qとの成す角度を鈍角とする。
切削位置(b)、(d)、(f)、(h)、(j)、(l)、(n)、(p)、では、図4(b)に示すように、カムの基準線Pと切削用バイトの基準線Qとの成す角度を略直角とする。
切削位置(c)、(g)、(k)、(o)では、図4(c)に示すように、カムの基準線Pと切削用バイトの基準線Qとの成す角度を鋭角とする。
なお、図3および図4(a)〜(c)では、理解を容易にするため、カムの基準線Pと切削用バイトの基準線Qとの成す角度を、大きく誇張して示したが、実際は、カムの基準線Pと切削用バイトの基準線Qとの成す角度は、0°から5°程度の範囲内で変動する。
次に、以上のように構成される非円形穴開け加工装置1を用いて、ワークとしての自動車エンジンのシリンダブロックのボアをボーリング加工する手順について、図5のフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップS1において、図6(a)に示すように、シリンダブロック素材であるシリンダブロック102aに、ダミーヘッド104をボルト104aにより装着する。ダミーヘッド104は、製品シリンダヘッドを模した形状及び材質からなり、シリンダブロック102aのボア103よりも大径な孔部104bが形成されている。
次に、ステップS2において、シリンダブロック102aを定の位置に配置し、制御装置40の制御下に、非円形穴開け加工装置1により、ボア103を、切削用バイト13により所望の真円度(形状)に加工する。
次に、ステップS3において、シリンダブロック102aから、ダミーヘッド104を取り外す。すると、図6(b)に示すように、シリンダブロック102aのボア103の内径が、図6(a)の状態から多少変形することになる。これは、ダミーヘッド104の組付けによる応力が解除されるからである。
そこで、ステップS4において、ダミーヘッド104を取り外した後のシリンダブロック102aの軸線位置毎のシリンダ内径(ボア径)を、ステップS3と同様に測定する。この測定データは、内径データとして、例えば、同期コントローラ42に記録される。
ステップS5において、内径データに基づいて、NCデータを作成する。このように作成されたNCデータは、ダミーヘッド104を装着せずにシリンダブロック素材のボーリング加工を行った後、ダミーヘッド104を装着した場合に、シリンダ内径(ボア径)が所望の真円度となるように作成されたデータである。
次に、ステップS6において、作成したNCデータを非円形穴開け加工装置1の制御装置40に入力する。
そして、ステップS7において、先ず、既にボーリング加工を行ったシリンダブロック102aとは別の、新たなシリンダブロック素材であるシリンダブロック102bを所定の位置に配置する。次いで、制御装置40の制御下に、入力されたNCデータに則したボーリング加工をシリンダブロック102bに施す。
すなわち、非円形穴開け加工装置1により、図7に示すように、2点鎖線に沿って切削用バイトを移動させることで、NCデータに則して、ワークの上端からd1〜d4だけ下降した位置のボア103の断面形状を図7の(a)〜(d)に示すような形状とする。
ステップS8において、ダミーヘッド104と異なり、実際の製品として用いられる製品シリンダヘッド106を用意し、図6(c)に示すように、ボーリング加工が施された新たなシリンダブロック102bに、製品シリンダヘッド106をボルト106aにより装着する。すると、シリンダブロック102bのシリンダ内径(ボア径)は、所望の真円度となる。
本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)アーバ11の回転角の位相に対してシャフト12の回転角の位相を進角化または遅角化させて、位相差を生じさせ、この位相差に応じてカム121の切削用バイト13に対する押圧量を変化させて、切削用バイト13の突出寸法を調整した。よって、カム121を形成するだけでよいので、従来のようにシャフトを進退させないため、簡易な構成でワークを所望の断面形状に高速加工できる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
本発明の一実施形態に係る非円形穴開け加工装置の概略構成図である。 前記実施形態に係る非円形穴開け加工装置のカムの形状を示す図である。 前記実施形態に係る非円形穴開け加工装置の切削位置と切削用バイトの突出量との関係を示す図である。 前記実施形態に係る非円形穴開け加工装置の切削位置での切削用バイトとカムとの相対位置関係を示す図である。 前記実施形態に係る非円形穴開け加工装置を用いてシリンダブロックのボアをボーリング加工する手順を示すフローチャートである。 前記実施形態に係る非円形穴開け加工装置を用いてボーリング加工されるシリンダブロックを示す断面図である。 前記実施形態に係る非円形穴開け加工装置を用いてボーリング加工されたシリンダブロックのボアを示す斜視図である。
符号の説明
1 非円形穴開け加工装置
11、21 アーバ(第1回転軸)
12、22 シャフト(第2回転軸)
13 切削用バイト(加工工具)
23 アーバモータ(第1駆動手段)
24 シャフトモータ(第2駆動手段)
40 制御装置(制御手段)
121〜125 カム
241 第2ロータリエンコーダ(第2検出手段)
252 第1ロータリエンコーダ(第1検出手段)

Claims (2)

  1. 円筒形状の第1回転軸と、
    当該第1回転軸の内部に収納された第2回転軸と、
    前記第1回転軸の外周面に突没可能に設けられた加工工具と、
    前記第2回転軸に設けられ、前記加工工具を突出方向に押圧するカムと、
    前記第1回転軸の回転角および回転量を検出する第1検出手段と、
    前記第2回転軸の回転角および回転量を検出する第2検出手段と、
    前記第1回転軸を回転駆動する第1駆動手段と、
    前記第2回転軸を回転駆動する第2駆動手段と、
    前記第1検出手段および第2検出手段で検出した回転角および回転量に基づいて、前記第1駆動手段および第2駆動手段を制御する制御手段と、を備え、
    当該制御手段は、前記第1回転軸および前記第2回転軸を同期して回転させつつ、前記第1回転軸の回転角の位相に対して前記第2回転軸の回転角の位相を進角化または遅角化させることで、前記加工工具の基端側を前記カムで押圧して、前記加工工具の突出寸法を調整することを特徴とする非円形穴開け加工装置。
  2. 請求項1に記載の非円形穴開け加工装置において、
    前記加工工具は、切削用バイトであることを特徴とする非円形穴開け加工装置。
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