JP4790604B2 - 結晶化調節剤としてのキナルジン誘導体およびナフタリン誘導体の使用 - Google Patents

結晶化調節剤としてのキナルジン誘導体およびナフタリン誘導体の使用 Download PDF

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Description

本発明は、一般式III
Figure 0004790604
〔式中、変数は、次の意味を有する:
は、水素、ハロゲンまたはC 〜C −アルキルを表わし;
基R 、R 10 およびR 11 の1つは、式IIb′
Figure 0004790604
で示される基を表わし、
別の基R 〜R 11 は、水素を表わし;
ZおよびZ′は、互いに独立にハロゲン、−SO H、−SO Me 、−SO またはC 〜C 12 −アルキルによって1回または数回置換されていてよいアリーレンを表わす〕で示されるキノフタロン顔料のための結晶化調節剤としての、一般式I
Figure 0004790604
〔式中、変数は、次の意味を有する:
Aは、またはCHを表わし;
Xは、Aがを表わす場合には、メチルまたは式IIa
Figure 0004790604
で示される基を表わし、および
AがCHを表わす場合には、基Rを表わし;
Yは、基Rまたは式IIb
Figure 0004790604
で示される基を表わし、
この場合には、Xが式IIaの基を表わすかまたはYが式IIbの基を表わすかの何れか1つであり;
Rは、水素、ハロゲン、C〜C−アルキル、−SOH、−SO Me、−SO 、−SONR、−CHNR、−CH、−COOH、−COO、−COORまたは−CORを表わし;
、R、RおよびRは、互いに独立に水素;炭素鎖がそれぞれ1個以上の基−O−、−S−、−NR−、−CO−または−SO−によって中断されていてよくおよび/または1回または数回ヒドロキシ、ハロゲン、アリール、C〜C−アルコキシおよび/またはアセチルによって置換されていてよいC〜C22−アルキルまたはC〜C22−アルケニル基;炭素骨格が1個以上の基−O−、−S−、−NR−または−CO−によって中断されていてよくおよび/または1回または数回ヒドロキシ、ハロゲン、アリール、C〜C−アルコキシおよび/またはアセチルによって置換されていてよいC〜C−シクロアルキル;ヒドロアビエチル、アビエチルまたはアリールを表わし;RおよびRまたはR、RおよびRは、一緒になって窒素原子を含有しさらにヘテロ原子を含有していてよい5〜7員の環式基を表わし;
は、式IIb′
Figure 0004790604
で示される基を表わし、
は、アルキル基Rの1つを表わし;
は、水素またはC〜C−アルキルを表わし;
Meは、アルカリ金属イオンを表わし;
ZおよびZ′は、互いに独立にハロゲン、−SOH、−SO Me、−SO またはC〜C12−アルキルによって1回または数回置換されていてよいアリーレンを表わし、
環BおよびBは、互いに独立に付加的に、1個以上の同一かまたは異なる、水素を意味しない基Rによって置換されていてよい〕で示される化合物の使用に関する。
更に、本発明は、粗製キノフタロン顔料を微粒状の顔料形に変換する方法に関する。
更に、本発明は、(A)キノフタロン顔料からなる少なくとも1つの有機顔料および(B)式Iの少なくとも1つの化合物を含有する顔料調剤ならびに式I′の新規化合物に関する。
キノフタロン顔料は、輝度および色調純度のために、数多くの使用に特に重要である。この場合には、前記のキノフタロン顔料の特性プロフィールについてますます高度な要件が課される。即ち、例えばインクジェット印刷用インキ、カラーフィルターおよび電子写真用トナーへの使用のためには、顔料の微細度および狭い粒度分布は前提条件である。
殊にキノフタロン顔料は、安定性、殊に高い耐光堅牢度および耐候堅牢度ならびに耐熱性のために、黄色の色調範囲にとって重要な顔料である。この顔料種の特に重要な代表例としては、C.I.ピグメントイエロー138が挙げられる(ドイツ連邦共和国特許出願公開第1770960号明細書)。更に、キノフタロン顔料は、ドイツ連邦共和国特許出願公開第2626271号明細書、ドイツ連邦共和国特許出願公開第2638528号明細書およびドイツ連邦共和国特許出願公開第2706872号明細書に記載されている。合成の場合、キノフタロン顔料は、不均一な粒度分布を有する粗い結晶形で生じる。従って、使用に適した、着色に有用な顔料形への変換のために、この粗製顔料は、通常、微粉砕および場合によっては再結晶によって形成される。
WO−A−02/00643の記載から、特殊に変性されたキノフタロン誘導体、即ち顔料それ自体の反応生成物の存在で形成は、実施される。しかし、この結晶化調節剤は、顔料合成に続く付加的な反応工程で製造されなければならない。
従って、本発明は、前記欠点を除去し、キノフタロン顔料の結晶化に好ましい影響を及ぼしうる物質を好ましく経済的な方法で提供するという課題に基づく。
それによれば、冒頭に定義した式Iの化合物をキノフタロン顔料のための結晶化調節剤として使用することが見出された。
好ましい化合物は、それぞれ従属請求項の記載から認めることができる、式Iaのキナルジン誘導体およびアミノキナルジン誘導体ならびに式Ibのアミノフタリン誘導体に対応する。
更に、粗製顔料を式Iの化合物の1つ以上の存在で形成させることを特徴とする、粗製キノフタロン顔料を微粒状の顔料形に変換する方法が見出された。
更に、(A)キノフタロン顔料からなる少なくとも1つの有機顔料および(B)式Iの少なくとも1つの化合物を含有する顔料調剤が見出された。
最後に、一般式I′
Figure 0004790604
〔式中
環B およびB は、互いに独立に付加的に、1個以上の同一かまたは異なる、水素を意味しない基Rによって置換されていてよく、
Rは、ハロゲン、C〜C−アルキル、−SOH、−SO Me、−SO 、−SONR、−CHNR、−CH、−COOH、−COO、−COORまたは−CORを表わし;
Zは、ハロゲン、−SOH、−SO Me、−SO またはC〜C12−アルキルによって1回または数回置換されていてよいアリーレンを表わし、
、R、RおよびRは、互いに独立に水素;炭素鎖がそれぞれ1個以上の基−O−、−S−、−NR−、−CO−または−SO−によって中断されていてよくおよび/または1回または数回ヒドロキシ、ハロゲン、アリール、C〜C−アルコキシおよび/またはアセチルによって置換されていてよいC〜C22−アルキルまたはC〜C22−アルケニル基;炭素骨核が1個以上の基−O−、−S−、−NR−または−CO−によって中断されていてよくおよび/または1回または数回ヒドロキシ、ハロゲン、アリール、C〜C−アルコキシおよび/またはアセチルによって置換されていてよいC〜C−シクロアルキル;ヒドロアビエチル、アビエチルまたはアリールを表わし;RおよびRまたはR、RおよびRは、一緒になって窒素原子を含有しさらにヘテロ原子を含有していてよい5〜7員の環式基を表わし
は、アルキル基Rの1つを表わし;
は、水素またはC〜C−アルキルを表わし;
Meは、アルカリ金属イオンを表わし;
Zは、互いに独立にハロゲン、−SO H、−SO Me 、−SO またはC 〜C 12 −アルキルによって1回または数回置換されていてよいアリーレンを表わし、
環B およびB は、互いに独立に付加的に、1個以上の同一かまたは異なる、水素を意味しない基Rによって置換されていてよい〕で示される化合物が見い出された。
式Iの本発明により使用することができる結晶化調節剤は、有利にその場でキノフタロン顔料の合成の際に製造されてもよいし、安価な出発物質から製造されてもよい。この結晶化調節剤が顔料の分子構造を部分的にのみ有するかまたはむしろ、類似の部分構造のみを有するとしても、それにも拘わらず、前記の結晶化調節剤は、殊にキノフタロン顔料の結晶化に有利に影響を及ぼし、この事実は、予想することができなかった。
式IおよびII中で登場する全てのアルキル基およびアルケニル基は、直鎖状であってもよいし、分枝鎖状であってもよい。
アルキル基の例としては、詳細には例示的に次のものが挙げられる:メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、第二ブチル、第三ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、第三ペンチル、ヘキシル、2−メチルペンチル、ヘプチル、1−エチルペンチル、オクチル、2−エチルヘキシル、イソオクチル、ノニル、イソノニル、デシル、イソデシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、イソトリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル、ノナデシルおよびエイコシル(上記の表記イソオクチル、イソノニル、イソデシルおよびイソトリデシルは、自明の表記であり、オキソ合成後に得られるアルコールに由来する)。
炭素鎖が1個以上の基−O−、−S−、−NR−、−CO−または−SO−によって中断されていてよいアルキル基の例またはアルコキシ置換されたアルキル基およびアルカノイル置換されたアルキル基の例としては、次の基が記載される:
2−メトキシエチル、2−エトキシエチル、2−プロポキシエチル、2−イソプロポキシエチル、2−ブトキシエチル、2−メトキシプロピルおよび3−メトキシプロピル、2−エトキシプロピルおよび3−エトキシプロピル、2−プロポキシプロピルおよび3−プロポキシプロピル、2−ブトキシプロピルおよび3−ブトキシプロピル、2−メトキシブチルおよび4−メトキシブチル、2−エトキシブチルおよび4−エトキシブチル、2−プロポキシブチルおよび4−プロポキシブチル、3,6−デキサヘプチル、3,6−ジオキサオクチル、4,8−ジオキサノニル、3,7−ジオキサオクチル、3,7−ジオキサノニル、4,7−ジオキサノニル、4,7−ジオキサノニル、2−ブトキシブチルおよび4−ブトキシブチル、4,8−ジオキサデシル、3,6,9−トリオキサデシル、3,6,9−トリオキサウンデシル、3,6,9−トリオキサ−ドデシル、3,6,9,12−テトラオキサトリデシルおよび3,6,9,12−テトラオキサテトラデシル;
2−メチルチオエチル、2−エチルチオエチル、2−プロピルチオエチル、2−イソプロピルチオエチル、2−ブチルチオエチル、2−メチルチオプロピルおよび3−メチルチオプロピル、2−エチルチオプロピルおよび3−エチルチオプロピル、2−プロピルチオプロピルおよび3−プロピルチオプロピル、2−ブチルチオプロピルおよび3−ブチルチオプロピル、2−メチルチオブチルおよび4−メチルチオブチル、2−エチルチオブチルおよび4−エチルチオブチル、2−プロピルチオブチルおよび4−プロピルチオブチル、3,6−ジチアヘプチル、3,6−ジチアオクチル、4,8−ジチアノニル、3,7−ジチアオクチル、3,7−ジチアノニル、4,7−ジチアオクチル、4,7−ジチアノニル、2−ブチルチオブチルおよび4−ブチルチオブチル、4,8−ジチアデシル、3,6,9−トリチアデシル、3,6,9−トリチアウンデシル、3,6,9−トリチアドデシル、3,6,9,12−テトラチアデシルおよび3,6,9,12−テトラチアテトラデシル;
2−モノメチルアミノエチルおよび2−モノエチルアミノエチル、2−ジメチルアミノエチル、2−ジメチルアミノプロピルおよび3−ジメチルアミノプロピル、3−モノイソプロピルアミノプロピル、2−モノプロピルアミノブチルおよび4−モノプロピルアミノブチル、2−ジメチルアミノブチルおよび4−ジメチルアミノブチル、6−メチル−3,6−ジアザヘプチル、3,6−ジメチル−3,6−ジアザヘプチル、3,6−ジアザヘプチル、3,6−ジメチル−3,6−ジアザオクチル、9−メチル−3,6,9−トリアザデシル、3,6,9−トリメチル−3,6,9−トリアザウンデシル、12−メチル−3,6,9,12−テトラアザトリデシルおよび3,6,9,12−テトラメチル−3,6,9,12−テトラアザトリデシル;
プロパン−2−オン−1−イル、ブタン−3−オン−1−イル、ブタン−3−オン−2−イルおよび2−エチルペンタン−3−オン−1−イル;
2−メチルスルホニルエチル、2−エチルスルホニルエチル、2−プロピルスルホニルエチル、2−イソプロピルスルホニルエチル、2−ブチルスルホニルエチル、2−メチルスルホニルプロピルおよび3−メチルスルホニルプロピル、2−エチルスルホニルプロピルおよび3−エチルスルホニルプロピル、2−プロピルスルホニルプロピルおよび3−プロピルスルホニルプロピル、2−ブチルスルホニルプロピルおよび3−ブチルスルホニルプロピル、2−メチルスルホニルブチルおよび4−メチルスルホニルブチル、2−エチルスルホニルブチルおよび4−エチルスルホニルブチル、2−プロピルスルホニルブチルおよび4−プロピルスルホニルブチルおよび4−ブチルスルホニルブチル。
〜C22−アルケニル基の例としては、例示的にオレイル、リノレイルおよびリニレニルが挙げられる。
アルコキシ基の例は、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、第二ブトキシおよび第三ブトキシである。
シクロアルキル基としては、例示的にシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルおよびシクロオクチルが記載される。ヘテロ原子を含有するシクロアルキル基は、例えばジオキサニル、モルホリニル、テトラヒドロフリル、ピロリジニルおよびピペリジニルである。
アリール基は、例えばフェニルならびに1−ナフチルおよび2−ナフチルである。
ハロゲンは、殊に塩素または臭素を表わし、この場合には、塩素が好ましい。
置換されたアルキル基は、特に12個まで、殊に6個、なかんずく4個のC原子を有する鎖を有し、好ましくは、1または2個の置換基を有する。例は、次の通りである:2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピルおよび3−ヒドロキシプロピル、1−ヒドロキシプロプ−2−イルおよび2−ヒドロキシブチルおよび4−ヒドロキシブチルならびにベンジル。
窒素原子を含有する、RおよびRまたはR〜Rから形成された、ベンズ縮合環化(benzanellieren)されていてよい5〜7員の環式基の例としては、次のものが挙げられる:モルホリニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピリル、ピリジル、ピリミジル、ピラゾリル、イミダゾリル、チアゾリル、トリアジル、キナルジル、キノリニル、ベンゾキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチアジアゾリル、ベンズイミジゾリルおよびイソキノリル。
アリーレン基および置換されたアリーレン基Z〜Z′の例としては、1,2−フェニレン、テトラクロル−1,2−フェニレンおよびテトラブロム−1,2−フェニレン、1,2−ナフチレン、2,3−ナフチレンおよび1,8−ナフチレンが記載され、この場合には、1,2−フェニレンおよびテトラクロル−1,2−フェニレンが好ましい。
適当なアルコキシカルボニル基は、例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、ペントキシカルボニルおよびヘキソキシカルボニルである。
アシル基の例は、メチルカルボニル、エチルカルボニル、プロピルカルボニル、ブチルカルボニルおよびペンチルカルボニルである。
アリールスルホニルの例としては、殊にフェニルスルホニルおよび置換されたフェニルスルホニル、例えばp−トリルスルホニル、p−クロロフェニルスルホニルおよびp−ブロモフェニルスルホニルが挙げられる。
式Iの化合物の製造は、次に例示的に化合物Iaの場合につき説明される。他の化合物Iの製造ならびにナフタリン誘導体Ib、殊にRb1が基Dを表わすような式Ibの好ましいナフタリン誘導体の製造のために、同様に行なうことができる。
がメチルを表わし、Yが式IIbの基を表わすような式Iaのアミノキナルジン誘導体は、8−アミノキナルジンから出発して行なうことができる。
この場合キナルジン環系で置換されていないアミノキナルジン誘導体Iaは、直接に8−アミノキナルジンを相応する無水フタル酸と反応させることによって得ることができる。置換されたアミノキナルジン誘導体Iaは、置換された8−アミノキナルジンを相応する無水フタル酸と反応させることによって得ることができるかまたは置換されていない8−アミノキナルジンおよび無水フタル酸の反応生成物での引続く置換反応によって得ることができる。
2つの変法によれば、例えばオレウムとの反応によって、Ra1が−SOHを表わすような式Iaのアミノキナルジン誘導体を得ることができる。
同様に、Xが式IIaの基を表わし、Yが水素、塩素またはC〜C−アルキルを表わすような式Iaのキナルジン誘導体の製造は、キナルジンから出発して行なうことができる。この場合には、オレウムとの反応によって、Ra2が−SOHを表わすような式Iaのキナルジン誘導体を得ることができる。
好ましくは、前記のスルホン化のためには、0.1〜65質量%、殊に5〜25質量%の三酸化硫黄含量を有するオレウムが使用される。
オレウムの量それ自体は、重要ではない。オレウムは同時に溶剤として使用されるので、少なくとも溶液を攪拌することができるままの程度の多量のオレウムを使用すべきである。通常、スルホン化することができる化合物1g当たりオレウム1〜10g、有利に約3〜7gが使用される。
反応温度は、一般に0〜200℃、特に50〜130℃である。
反応時間は、1〜20時間であることができる。一般にレジオ選択的に行なわれるスルホン化は、約8時間で終結する。
生成物の単離は、通常、氷水中での反応混合物の加水分解後に、濾別によって行なわれる。
更に、アミンまたは第四アンモニウム塩との反応によって、スルホン化されたアミノキナルジン誘導体およびキナルジン誘導体Iaは、相応するアンモニウム塩Iaに変換されることができ(Ra1またはRa2;−SO )、このアンモニウム塩は、特に良好に分散可能な顔料の形成を惹起する。
アミンとしては、第1アミン、第2アミンおよび第3アミンがこれに該当する。第2アミンおよび第3アミンは、それぞれ同一かまたは異なるアルキル基を含有することができる。例えば、線状アルキル基、水素化アルキル基または不飽和アルキル基を有する脂肪アミンも適当である。殊に、6個までのC原子を有する短いアルキル基は、分枝鎖状であってもよいしおよび/またはヒドロキシ、アセチル、メトキシ、エトキシ、塩素および臭素の好ましい群からの2個までの置換基を有していてもよい。
特に好ましいアミンおよびアンモニウム塩の例は、ステアリルアミン、メチルジステアリルアミン、ジメチルステアリルアミンおよびヒドロアビエチルアミンならびにジメチルジステアリルアンモニウム塩である。
アンモニウム塩の形成は、一般の通常の方法で有機溶剤、水または水性/有機媒体中で行なうことができる。適当な反応温度は、一般に、20〜100℃である。生成物は、同様に濾別によって単離されることができる。
しかし、アンモニウム塩は、微粉砕および再結晶を含む本発明による含量調製法の場合に、ほぼ等モル量のアミノキナルジンスルホン酸またはキナルジンスルホン酸Iaおよびアミンまたはアンモニウム塩を2つの調製工程の1つで添加することにより、初めて製造されることができる。
相応するアルカリ金属塩(Ra1またはRa2:−SO Me、この場合Meは、有利にナトリウムまたはカリウム、特に有利にナトリウムを表わす)は、スルホン酸誘導体を相応するアルカリ金属塩基で中和することによって得ることができる。
a1またはRa2が−SONRを表わすような式Iaのアミノキナルジン誘導体およびキナルジン誘導体の製造は、好ましくはスルホ塩素化および引続くアミド化によって行なうことができる。
スルホ塩素化は、スルホン化と同様にクロロスルホン酸の使用下で行なうことができる。好ましくは、得られた生成物は、全てのスルホン酸基が酸クロリドに変換されることを保証するために、付加的になお塩化チオニルと反応する。
クロロスルホン酸の量は、同様にそれ自体重要ではない。しかし、攪拌可能な溶液を得るために、通常、スルホ塩素化することができる化合物1g当たりクロロスルホン酸1〜10g、有利に約4gが使用される。
一般に、この反応は、80〜180℃、有利に100〜130℃で実施され、約1〜20時間、有利に約2〜10時間継続される。
生成物を事後になお塩化チオニルと反応させる場合には、得られた反応混合物は、有利に約70〜80℃に冷却され、次に一般にスルホ塩素化することができる化合物1g当たり塩化チオニル0.3〜1g、殊に0.4〜0.7gが添加される。
更に、一般に0.5〜2時間の反応時間後、レジオ選択的にモノスルホ塩素化された生成物は、氷水中での加水分解後に濾別によって単離されることができる。更に、通常、早期の乾燥なしに、アミド化に供給される。
アミド化は、第1アミンまたは第2アミンを用いて実施される。好ましくは、上記のアミンは、反応のために使用される。
好ましくは、アミド化は、ほぼ中性の水性媒体中で行なわれる。約7のpH値を維持するために、緩衝剤、例えば燐酸二水素ナトリウム/燐酸水素二ナトリウムの存在で作業することが望ましい。
通常、アミド化は、0〜20℃のおNdOで行なわれ、約0.5〜5時間、殊に1〜3時間継続される。
a1またはRa2が−CHNRまたは−CHを表わすような式Iaのアミノキナルジン誘導体およびキナルジン誘導体は、メチルアミド化によってチェルニアク−アインホルン反応(Tscherniac-Einhorn-Reaction)で得ることができる。
即ち、好ましいフタルイミドメチル誘導体Iaは、パラホルムアルデヒドおよびフタルイミドとの反応によって、三酸化硫黄0.1〜10質量%、有利に3質量%を含有することができる濃硫酸またはオレウム中で製造される。
一般に、アミノメチル化することができる化合物1g当たりパラホルムアルデヒド0.05〜0.2g、特に0.06〜0.1gおよびフタルイミド0.1〜0.3g、有利に0.2〜0.25gが使用される。
硫酸またはオレウムの量それ自体は、重要ではない。一般に、アミノメチル化することができる化合物1g当たり1〜10g、殊に約5gが使用される。
好ましくは、この反応の場合には、処理技術的に硫酸またはオレウムを装入し、フタルイミドおよびパラホルムアルデヒドを交互に添加し、約0.5〜2時間の反応時間後に40〜60℃でアミノメチル化することができる化合物を添加し、次にこの混合物を80〜120℃で約2〜5時間反応させることが優先される。
生成物の単離は、通常、水中での反応混合物の加水分解後に濾別によって行なわれる。
a1またはRa2が−CORまたはC〜C−アルキルを表わすような式Iaのアミノキナルジン誘導体およびキナルジン誘導体は、式Iaの置換されていない誘導体の通常のフリーデル−クラフツアシル化(Friedel-Crafts-Acylierung)またはフリーデル−クラフツアルキル化(Friedel-Crafts-Alkylierung)によって得ることができる。Ra1またはRa2が−COOHまたは−COORを表わすような式Iaのアミノキナルジン誘導体およびキナルジン誘導体は、式Iaの置換されていない誘導体のフリーデル−クラフツアシル化および水またはアルコールとの引続く反応によって得ることができる。
本発明により使用することができる化合物Iは、キノフタロン顔料のための結晶化調節剤として卓越して好適である。この化合物Iは、使用に適した、狭い粒度分布を有する微粒状顔料形への粗製顔料の変換を可能にする。
本発明により使用することができる化合物Iは、キノフタロン顔料、有利に一般式III
Figure 0004790604
〔式中、変数は、次の意味を有する:
は、水素、ハロゲンまたはC〜C−アルキルを表わし;
基R、R10およびR11の1つは、式IIb′
Figure 0004790604
で示される基を表わし、
別の基R〜R11は、水素を表わし;
ZおよびZ′は、互いに独立にハロゲン、−SOH、−SO Me、−SO またはC〜C12−アルキルによって1回または数回置換されていてよいアリーレンを表わす〕で示されるキノフタロン顔料、特に有利には、R、RおよびR10が水素を表わすような式IIIのキノフタロン顔料、殊に有利にはC.I.ピグメントイエロー138のための結晶化調節剤として特に重要である。
粗製キノフタロン顔料を微粒状の顔料形に変換するための本発明による方法の場合には、粗製顔料の形成は、1つ以上の化合物Iの存在で行なわれる。
本発明による方法の好ましい変法は、合成の際に生じる粗製顔料に特に微粉砕助剤の不在で微粉砕にかけ、引続き得られた微粉砕物を1つ以上の化合物Iの存在で有機溶剤中または有機溶剤と水との混合物中で再結晶させることにある。
第2の好ましい変法は、既に微粉砕を1つ以上の化合物Iの存在で行ない、引続き得られた微粉砕物を有機溶剤中または有機溶剤と水との混合物中で再結晶させることにある。
勿論、化合物Iは、形成処理の異なる段階に少量ずつ添加することもできる。
また、微粉砕を直接に再結晶の作用を有する溶剤、例えばC〜C−アルカノール、グリコール、グリコールエーテルおよびフタル酸ジアルキルエステル、殊にフタル酸ジエチルエステルおよびなかんずくフタル酸ジメチルエステルの存在で行なうことも可能である。この場合には、次の次の反応工程は、行なわれない。
更に、既に粗製顔料の製造は、好ましくは化合物Iの存在で行なうことができ、さらに粗製顔料と化合物Iとの生じる混合物は、形成に供給される。
最終的に、粗製顔料および化合物Iは、同時にその場で製造することも可能である。
一般に、粗製顔料に対して化合物I 0.1〜15質量%、有利に1〜10質量%が使用される。
微粉砕は、ボールミル(Kugelmuehle)、ボールミル(Schwingmuehle)、遊星ミルまたは攪拌型ボールミル中で実施されることができる。適当な微粉砕体は、例えば鉄球、珪素/アルミニウム/酸化ジルコニウムパール、ガラス玉、めのう玉および砂粒子であり、これらは、0.1〜5cmの範囲内の直径を有することができる。
有利には、微粉砕物が30nm未満の平均一次粒径を有するまで微粉砕される。それに応じて、微粉砕時間は、通常、5〜60時間、殊に20〜50時間である。
再結晶には、多数の有機溶剤を使用することができる。
適当な溶剤は、殊に10個のC原子を有するアルコール、エーテルアルコール、エーテル、ケトン、殊に4個までのC原子を有するカルボン酸、カルボン酸アミド、カルボン酸エステルならびに脂環式炭化水素および芳香族炭化水素である。勿論、前記溶剤の混合物を使用することもできる。例としては、詳細に次のものが挙げられる:
メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブタノール、第三ブタノール、アミルアルコール、イソアミルアルコール、ヘキサノール、イソヘキサノール、ヘプタノール、オクタノール、2−エチルヘキサノール、エチレングリコール、1,2−プロピレングリコールおよび1,3−プロピレングリコール、シクロヘキサノール、メチルシクロヘキサノール、ベンジルアルコールおよび2−フェニルエタノール;
エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテルおよびエチレングリコールモノブチルエーテルならびにジエチレングリコールモノメチルエーテルおよびジエチレングリコールモノエチルエーテル;
ジプロピルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジブチルエーテル、ジイソブチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチレングリコールジメチルエーテルおよびジエチレングリコールジエチルエーテル;
アセトン、メチルエチルケトン、メチルプロピルケトン、メチルブチルケトン、ジエチルケトン、メチルイソプロピルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、メチルシクロヘキサノン、アセトフェノンおよびプロピオフェノン;
蟻酸、酢酸、プロピオン酸および酪酸;
ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミドおよびN,N−ジエチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドおよびN,N−ジエチルアセトアミド、N,N−ジメチルプロピオン酸アミドおよびN,N−ジエチルプロピオン酸アミドならびにN−メチルピロリドン;
フタル酸ジメチルエステルおよびフタル酸ジエチルエステル;
シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン、メシチレン、エチルベンゼン、クロロベンゼン、o−ジクロロベンゼン、トリクロロベンゼン、ナフタリンおよびメチルナフタリン。
好ましくは、再結晶には、後処理の際に、例えば水での洗浄除去、水との共沸蒸留、水蒸気蒸留または全バッチ量の乾燥(例えば、溶剤の留去)によって簡単に除去することができる溶剤が使用される。
特に好ましいのは、150℃以下の沸点を有し、分解せず、残留物を含まないように蒸発することができる溶剤、例えばC〜C−アルカノール、ケトン、例えばメチルエチルケトン、エーテル、例えばテトラヒドロフランおよびジオキサンならびに炭化水素、例えばシクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレンおよびクロロベンゼンならびにその混合物が使用され、この場合には、キシレンおよびトルエンは、特に好ましい。
溶剤の量は、一般に重要ではなく、幅広い範囲内で変動可能である。一般に、微粉砕物1g当たり溶剤3〜6g、特に4〜5gが使用される。
通常、再結晶は、25〜160℃、殊に60〜140℃の温度で行なわれる。
再結晶は、微粉砕物を分散させながら溶剤中で行なうことができるかまたは微粉砕物を1回対流させることによって溶剤中で行なうことができる。好ましくは、微粉砕物と溶剤との混合物が攪拌される。
再結晶工程の時間は、温度および溶剤に依存する。一般に、再結晶は、1〜10時間で終結する。
本発明による形成方法により、得られた顔料の平均粒径は、意図的に化合物Iの量により変動することができ、それぞれ150nm未満の望ましい値に調節することができる。また、同様に、BET表面積は、30〜120m/gの範囲内で意図的に調節可能である。
使用媒体中での微粒状顔料の分布は、形成の際(微粉砕および/または再結晶の際)に他の常用の顔料助剤が添加される場合に支持されうる。このような助剤が使用される場合には、該助剤の量は、通常、0.5〜30質量%、殊に1〜10質量%である。
本発明による形成方法の際に得ることができるキノフタロン顔料および相応して(A)キノフタロン顔料からなる少なくとも1つの有機顔料および(B)式Iの少なくとも1つの化合物ならびに望ましい1つの成分(C)を含有する同様に本発明による顔料調剤は、微細度および大きな表面積を示し、それによって多種多様の使用に適当である。
好ましい着色特性および流動特性ならびに堅牢度、殊に高い透明度、高い色の強さおよび高い光沢、簡単な分散可能性および申し分のない上塗り堅牢度、溶剤堅牢度および耐候堅牢度を示す、本発明により得ることができるキノフタロン顔料は、特に重要である。アルキド/メラミン焼付けラッカーへの使用の場合には、通常、次の着色パラメーターが達成される:色相:92〜96゜;明度L80以上;彩度C80以上;散乱度ΔE中で測定された透明度95以下ないし約40。
本発明により得ることができるキノフタロン顔料は、好ましくは多数の使用媒体、例えばプラスチック、溶剤含有ラッカーおよび水性ラッカーの着色に適当であり、および透明のために、なかんずく全ての常用の印刷法、例えばオフセット印刷、凹版印刷、包装物印刷、薄板印刷および織布印刷で使用されてよい印刷インキの着色に適当である。殊に、本発明による得ることができるキノフタロン顔料は、微細度のために、インクジェット印刷用インキ、カラーフィルターおよび電子写真用トナーならびに現像剤、例えば一成分系粉末トナー、二成分系粉末トナーおよび多成分系粉末トナー(一成分系現像剤または二成分系現像剤も挙げられる)、磁性トナー、液体トナー、重合トナーおよび特殊なトナー中に使用されてもよい。勿論、この場合、このキノフタロン顔料は、他の着色剤、例えばモノアゾ顔料およびジアゾ顔料ならびにイソインドール顔料、例えばC.I.ピグメントイエロー12、13、14、17、139および185との組合せで使用されてもよい。
実施例
A)式Iの化合物の製造
例1
a)8−アミノキナルジン50gを少量ずつ攪拌しながら約10℃に冷却された、11質量%のオレウム250g中に搬入した。次に、この混合物を90℃に加熱し、この温度で3時間攪拌した。
25℃への冷却後、この反応混合物を水1400ml中に入れた。こうして沈殿した生成物を濾別し、水道水で4のpH値が達成されるまで洗浄し、真空乾燥箱中で40℃で乾燥した。
8−アミノキナルジン−5−スルホン酸59.4gを得ることができ、このことは、79%の収率に相当した。
b)フェノール100gと、工程a)で得られた8−アミノキナルジン−5−スルホン酸34gとテトラクロロフタル酸無水物49gとからなる混合物を180℃に加熱し、この温度で8時間攪拌した。生成された反応水を水分離器により遠心分離した。反応混合物を90℃に冷却し、メタノール300mlを滴加した後、生じた生成物を60℃で、メタノールで洗浄して澄明な流れになるまで濾別し、真空乾燥箱中で40℃で乾燥した。
アミノキナルジン誘導体la′ 52.9gを得ることができ、このことは、73%の収率に相当した。
Figure 0004790604
例2
フェノール237gと、8−アミノキナルジン118.5gとテトラクロロフタル酸無水物214.5gとからなる混合物を140℃に加熱し、この温度で4時間攪拌した。生成された反応水を水分離器により遠心分離した。反応混合物を90℃に冷却し、メタノール300mlを添加した後、生じた生成物を60℃で、メタノールで洗浄して澄明な流れになるまで濾別し、真空乾燥箱中で100℃で乾燥した。
アミノキナルジン誘導体la′′ 331.8gを得ることができ、このことは、98%の収率に相当した。
Figure 0004790604
例3
フェノール265gとテトラクロロフタル酸無水物286gとからなる混合物に150℃でキナルジン172gを添加した。この温度で4時間攪拌し、反応混合物を90℃に冷却し、メタノール300mlを滴加した後、生じた生成物を60℃で、メタノールで洗浄して澄明な流れになるまで濾別し、真空乾燥箱中で40℃で乾燥した。
キナルジン誘導体la′′′ 346.8gを得ることができ、このことは、84%の収率に相当した。
Figure 0004790604
例4
フェノール100gと、1−アミノナフタリン−6−スルホン酸50gとテトラクロロフタル酸無水物67gとからなる混合物を180℃に加熱し、この温度で8時間攪拌した。生成された反応水を水分離器により遠心分離した。反応混合物を90℃に冷却し、メタノール300mlを滴加した後、生じた生成物を60℃で、メタノールで洗浄して澄明な流れになるまで濾別し、真空乾燥箱中で40℃で乾燥した。
アミノナフタリン誘導体lb′ 52.9gを得ることができ、このことは、73%の収率に相当した。
Figure 0004790604
B)本発明による顔料調剤の製造および使用
例5〜14
変法A
ボールミル(Schwingmuehle)(1 lの体積)中で、ドイツ連邦共和国特許出願公開第1770960号明細書の実施例1の記載により得ることができる粗製顔料の形のC.I.ピグメントイエロー138 100gを鉄球約1900g(直径2cm)で40時間振動台(Schwingbock)上で処理した。
次に、微粉砕物97gと例1〜4からの化合物の1つxgとアミンA ygとキシレン300gとからなる混合物を、125℃で5時間攪拌した。引続き、溶剤を125℃で真空中で留去し、生成物を0.1%未満のキシレン含量が達成されるまで乾燥した。
変法B
微粉砕を変法Aと同様に実施するが、しかし、粗製顔料97gを例1〜4からの化合物の1つxgの存在で微粉砕した。
得られた微粉砕物を変法Aと同様にキシレン中のアミンA ygの添加下に再結晶させた。
変法C
C.I.ピグメントイエロー138を例1〜4からの化合物の1つの存在で製造した。
そのために、フェノール265gとテトラクロロテレフタル酸無水物450gと例1〜4からの化合物の1つxgとからなる混合物を180℃に加熱した。この温度で溶融された8−アミノキナルジン112gを滴加した。引続き、反応混合物を前記温度で8時間攪拌し、生じる反応水を水分離により遠心分離した。この反応混合物を90℃に冷却し、メタノール300mlを滴加した後、生じた生成物を60℃でメタノールで洗浄して澄明な流れになるまで濾別し、真空乾燥箱中で40℃で乾燥した。
引続き、得られた粗製顔料を変法Aと同様に微粉砕し、キシレン中のアミンA ygの添加下に再結晶させた。
変法D
C.I.ピグメントイエロー138を例1〜4からの化合物の前駆体Vの存在で製造した。この場合、前駆体Vとして、8−アミノキナルジン−5−スルホン酸(例11)、8−アミノキナルジン(例12)、キナルジン(例13)または1−アミノナフタリン−6−スルホン酸(例14)を使用した。
フェノール265gとテトラクロロテレフタル酸無水物ug(TPSA)と前駆体V xgとからなる混合物を180℃に加熱した。この温度で溶融された8−アミノキナルジンwg(AC)を滴加した。引続き、反応混合物を前記温度で8時間攪拌し、生じる反応水を水分離により遠心分離した。この反応混合物を90℃に冷却し、メタノール300mlを滴加した後、生じた生成物を60℃でメタノールで洗浄して澄明な流れになるまで濾別し、真空乾燥箱中で40℃で乾燥した。
引続き、得られた粗製顔料を変法Aと同様に微粉砕し、キシレン中のアミンA ygの添加下に再結晶させた。
引続き、全ての変法の場合に、形成された顔料を粉末状化し、試験した。
全ての場合に、得られた、形成されたC.I.ピグメントイエロー138は、電子顕微鏡試験で150nm未満の平均粒径(d50値)を示した。BET表面積は、30〜120m/gであった。
それぞれ得られた顔料は、極めて簡単に全ての使用媒体中に分散可能であった。アルキド/メラミン焼付けラッカーへの混入の場合には、透明で極めて緑色を帯びた輝く黄色の色調を得ることができる。
色(Koloristik)の測定のために、それぞれ得られた顔料1.0gおよびアルキド−メラミン焼付けラッカー9.0g(キシレン中で35質量%)をガラス玉10ml(直径3mm)を用いて30mlのガラス瓶中で60分間、スカンデックス(Skandex)分散装置上で振盪させることにより、着色ペーストを製造した。次に、それぞれの着色ペースト1.6gを二酸化チタン(Kronos 2310)で顔料添加された40質量%の白色ペースト1.0g(白色の明度の上昇 標準の色深さの約1/3)と混合し、150μmの厚さの層として薄板上に塗布し、空気乾燥し、130℃で30分間焼き付けた。引続き、CIELAB色値H(色角度)、C(彩度)およびL(明度)をスペクトル光度計Spectraflash SF 600 Plus(Datacolor)で測定した。
色の強さ(色当量FAEの記載)は、同様に白色の明度で測定される。化合物Iの不在で形成された顔料を用いての彩色は、FAE値100に対応している。100未満のFAE値は、低い色の強さに相当する100を上廻るFAE値の標準の場合よりも高い色の強さを意味する。
透明度を測定するために、上記の着色ペーストを200μmの層厚で白黒の厚紙上にナイフ塗布し、乾燥後に散乱度ΔEを黒色に関連して化合物Iの不在で成形された顔料を有する比較試料と比較して測定した。負の値は、よりいっそう高い透明度を意味する。
前期試験に関連する詳細ならびに測定の結果は、第1表および第2表から確認することができる。
この場合には、次の表記が使用された:
アミンA1:二獣脂ジメチルアンモニウムクロリド(Arquad(登録商標)HC, Akzo Chemicals社)
アミンA2:二獣脂メチルアミン(Armeen(登録商標)M2HT, Akzo Chemicals社)
アミンA3:ヒドロアビエチルアミン(Amine D, Hercules社)
Figure 0004790604

Claims (12)

  1. 一般式III
    Figure 0004790604
    〔式中、変数は、次の意味を有する:
    は、水素、ハロゲンまたはC〜C−アルキルを表わし;
    基R、R10およびR11の1つは、式IIb′
    Figure 0004790604
    で示される基を表わし、
    別の基R〜R11は、水素を表わし;
    ZおよびZ′は、互いに独立にハロゲン、−SOH、−SO Me、−SO またはC〜C12−アルキルによって1回または数回置換されていてよいアリーレンを表わす〕で示されるキノフタロン顔料のための結晶化調節剤としての、一般式I
    Figure 0004790604
    〔式中、変数は、次の意味を有する:
    Aは、NまたはCHを表わし;
    Xは、AがNを表わす場合には、メチルまたは式IIa
    Figure 0004790604
    で示される基を表わし、および
    AがCHを表わす場合には、基Rを表わし;
    Yは、基Rまたは式IIb
    Figure 0004790604
    で示される基を表わし、
    この場合には、Xが式IIaの基を表わすかまたはYが式IIbの基を表わすかの何れか1つであり;
    Rは、水素、ハロゲン、C〜C−アルキル、−SOH、−SO Me、−SO 、−SONR、−CHNR、−CH、−COOH、−COO、−COORまたは−CORを表わし;
    、R、RおよびRは、互いに独立に水素;炭素鎖がそれぞれ1個以上の基−O−、−S−、−NR−、−CO−または−SO−によって中断されていてよくおよび/または1回または数回ヒドロキシ、ハロゲン、アリール、C〜C−アルコキシおよび/またはアセチルによって置換されていてよいC〜C22−アルキルまたはC〜C22−アルケニル基;炭素骨格が1個以上の基−O−、−S−、−NR−または−CO−によって中断されていてよくおよび/または1回または数回ヒドロキシ、ハロゲン、アリール、C〜C−アルコキシおよび/またはアセチルによって置換されていてよいC〜C−シクロアルキル;ヒドロアビエチル、アビエチルまたはアリールを表わし;RおよびRまたはR、RおよびRは、一緒になって窒素原子を含有しさらにヘテロ原子を含有していてよい5〜7員の環式基を表わし;
    は、式IIb′
    Figure 0004790604
    で示される基を表わし、
    は、アルキル基Rの1つを表わし;
    は、水素またはC〜C−アルキルを表わし;
    Meは、アルカリ金属イオンを表わし;
    ZおよびZ′は、互いに独立にハロゲン、−SOH、−SO Me、−SO またはC〜C12−アルキルによって1回または数回置換されていてよいアリーレンを表わし、
    環BおよびBは、互いに独立に付加的に、1個以上の同一かまたは異なる、水素を意味しない基Rによって置換されていてよい〕で示される化合物の使用。
  2. 一般式Ia
    Figure 0004790604
    〔式中、変数は、次の意味を有する:
    は、メチルまたは式IIa
    Figure 0004790604
    で示される基を表わし、
    は、水素、ハロゲン、C〜C−アルキルまたは式IIb
    Figure 0004790604
    で示される基を表わし、
    この場合には、Xが式IIaの基を表わすかまたはYが式IIbの基を表わすかの何れか1つであり;
    a1、Ra2は、水素、ハロゲン、C〜C−アルキルまたは基Dを表わし、この場合、Ra1は、Xがメチルを表わす場合にのみ基Dを表わすことができ、Ra2は、Xが式IIaの基を表わす場合にのみ基Dを表わすことができ、
    Dは、−SOH、−SO Me、−SO 、−SONRまたは−CHNRを表わし;
    、R、RおよびRは、互いに独立に水素;炭素鎖がそれぞれ1個以上の基−O−または−NR−によって中断されていてよいC〜C22−アルキルまたはC〜C22−アルケニル基;ヒドロアビエチル、アビエチルまたはアリールを表わし;
    Meは、アルカリ金属イオンを表わし;
    Zは、ハロゲン、−SOH、−SO Me、−SO またはC〜C12−アルキルによって1回または数回置換されていてよいアリーレンを表わし、
    環B1aおよびB2aは、互いに独立に付加的に、Ra1およびRa2とは異なる位置でハロゲンまたはC〜C−アルキルによって置換されていてよい〕で示される化合物を使用する、請求項1記載の使用。
  3. 一般式Ib
    Figure 0004790604
    〔式中、変数は、次の意味を有する:
    は、式IIb
    Figure 0004790604
    で示される基を表わし、
    b1、Rb2、Rb3、Rb4は、水素、ハロゲン、C〜C−アルキルまたは基Dを表わし、この場合、基Rb1、Rb2、Rb3またはRb4の1つだけは、基Dを表わすことができ、
    Dは、−SOH、−SO Me、−SO 、−SONRまたは−CHNRを表わし;
    、R、RおよびRは、互いに独立に水素;炭素鎖がそれぞれ1個以上の基−O−または−NR−によって中断されていてよいC〜C22−アルキルまたはC〜C22−アルケニル基;デヒドロアビエチルまたはアリールを表わし;
    Meは、アルカリ金属イオンを表わし;
    Zは、ハロゲン、−SOH、−SO Me、−SO またはC〜C12−アルキルによって1回または数回置換されていてよいアリーレンを表わし、
    環B1bおよびB2bは、互いに独立に付加的に、Rb1〜Rb4とは異なる位置でハロゲンまたはC〜C−アルキルによって置換されていてよい〕で示される化合物を使用する、請求項1記載の使用。
  4. Zは、ハロゲンによって1回または数回置換されていてよいアリーレンである、請求項1から3までのいずれか1項に記載の化合物の使用。
  5. Rは、ハロゲン、−SOH、−SO Me、−SO 、−SONRである、請求項1から3までのいずれか1項に記載の化合物の使用。
  6. Rは、−SOHである、請求項1から3までのいずれか1項に記載の化合物の使用。
  7. 前記化合物は、
    Figure 0004790604
    から選択される、請求項1記載の化合物の使用。
  8. 請求項1記載の一般式IIIのキノフタロン顔料を微粒状の顔料形に変換する方法において、この一般式IIIのキノフタロン顔料を請求項1から7までのいずれか1項に記載の式Iの1つ以上の化合物の存在下で形成させることを特徴とする、請求項1記載の一般式IIIのキノフタロン顔料を微粒状の顔料形に変換する方法。
  9. 一般式IIIのキノフタロン顔料を微粉砕しおよび/または有機溶剤または水性/有機溶剤から式Iの1つ以上の化合物の存在で再結晶させる、請求項8記載の方法。
  10. 一般式IIIのキノフタロン顔料を既に式Iの1つ以上の化合物の存在で製造する、請求項8または9記載の方法。
  11. 一般式IIIのキノフタロン顔料および式Iの化合物を同時にその場で製造し、生じる混合物を完成させる、請求項8から10までのいずれか1項に記載の方法。
  12. 顔料調剤において、
    A)請求項1記載の一般式IIIのキノフタロン顔料である少なくとも1つの有機顔料および
    B)請求項1記載の式Iの少なくとも1つの化合物を含有することを特徴とする、顔料調剤。
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