JP4789708B2 - キャップ付き容器 - Google Patents

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本発明は、キャップ付き容器に関し、特に、可撓性を有する外容器と、外容器の内部に配設された内袋とからなり、口首部に外容器と内袋との間の空間部に空気を送り込む空気置換口が形成された容器本体と、容器本体の口首部を覆って取り付けられるキャップとによって構成されるキャップ付き容器に関する。
可撓性を有する外容器と、外容器の内部に配設された内袋とからなる容器本体を備えるいわゆる積層二重剥離容器は、化粧料、洗浄剤、薬品等を収容する容器として種々用いられている(例えば、特許文献1参照)。これらの積層二重剥離容器では、例えば空気弁や液吐出弁を備える吐出ノズルや塗布具を、容器本体の口首部に装着した後に、外容器を押圧変形させつつ内袋の内部に収容された内容物を吐出しながら使用して内容物の容積が減少した場合でも、容器本体の口首部に形成した空気置換口から外容器と内袋との間の中空部に空気を送り込んで外容器を元の形状に復帰させ、内袋のみを変形させて外容器による容器の外形形状を保持する。
また、外容器と内袋とからなる容器本体を備える容器は、例えばガスを発生する化粧料である染毛剤用の容器として用いられ、例えば酸化剤からなる第2剤が容器本体の内袋の内部に収容されている場合がある。このような染毛剤用の容器では、染毛剤の使用時に、容器本体の口首部に装着されていたキャップを取り外し、別の容器に収容されていた例えば酸化染毛料からなる第1剤を混合すると共に、容器本体の口首部に吐出ノズルや塗布具を装着し直して使用されるが、酸化染毛料と酸化剤の混合によって内袋の内部から多量のガスが発生する。
一方、このようなガスを発生する内容物を収容する容器では、時間の経過に伴って混合された内容物がガスを発生しながら劣化するため、使い捨て用の容器とされる場合が多い。ガスを発生する内容物を収容した使い捨て用の容器は、内袋の内部に内容物が残った状態で、吐出ノズルや塗布具を取り外してキャップを装着し直し、内容物を封入したまま容器が保管されたり廃棄されると、残った内容物から発生するガスによって膨張することにより、容器が変形したり破損したりする場合がある。このようなことから、キャップを誤って装着し直した場合でも、残った内容物から発生するガスを外部に逃がすことのできる機能を備えるキャップ付き容器も開発されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−106263号公報 特開2003−170952号公報
外容器と内袋とを含む二重構造のキャップ付き容器では、外容器と内袋との間の中空部と外気とが容器本体の口首部に設けられた空気置換口を介して連通する構造となるため、容器の使用前の流通、販売、保管時等においては、空気置換口を通過して、内袋を透過する内容物からの揮散ガスが外気に拡散しやすい状態となっている。したがって、容器の使用後にガスを逃がすことのできる機能を損なうことなく、容器の使用前においては、内袋を透過する揮散ガスの外気への拡散を防止して内袋に収容された内容物の有効成分濃度を一定範囲内に長期間保持することを可能にする技術の開発が望まれている。
本発明は、可撓性を有する外容器と、外容器の内部に配設された内袋とからなり、口首部に空気置換口が形成された容器本体の当該口首部にキャップが取り付けられた容器において、容器の使用後にガスを逃がすことのできる機能を損なうことなく、容器の使用前においては内容物からの揮散ガスの外気への拡散を効果的に防止することのできるキャップ付き容器を提供することを目的とする。
本発明は、可撓性を有する外容器と、該外容器の内部に配設された内袋とからなり、口首部に前記外容器と前記内袋との間の空間部に空気を送り込む空気置換口が形成された容器本体と、該容器本体の口首部を覆って取り付けられるキャップとによって構成されるキャップ付き容器であって、前記キャップは、天面部と該天面部の周縁部分から下方に延設するスカート部とからなり、該スカート部の下端部分が前記空気置換口の下方において前記口首部と全周に亘って気密に密着することにより、前記空気置換口と外気とを遮断して前記空気置換口を介した前記内袋を透過する揮散ガスの拡散を防ぎ、且つ前記キャップは、前記口首部と密着する下端部分を分離誘導線を介して分離することにより取り外し可能となるキャップ付き容器を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明のキャップ付き容器によれば、可撓性を有する外容器と、外容器の内部に配設された内袋とからなり、口首部に空気置換口が形成された容器本体の当該口首部にキャップが取り付けられた容器において、容器の使用後にガスを逃がすことのできる機能を損なうことなく、容器の使用前においては内容物からの揮散ガスの拡散を効果的に防止することができる。
図1に示す本発明の好ましい一実施形態に係るキャップ付き容器10は、例えば染毛剤の第2剤を内容物として収容する容器であって、これの容器本体11は、可撓性を備える例えば略円筒状の外容器12と、この外容器12の内部に剥離可能に装着された内袋13とからなる二重構造の容器となっている。そして、容器本体11の口首部14に例えばクシ付き吐出ノズル20(図3参照)を取り付けて染毛剤を使用する場合には、外容器13を手で把持して押圧変形させることにより染毛剤を吐出することができ、また押圧状態を解除したときには、外容器12と内袋13との間の隙間である空間部15に空気を送り込みつつ外容器12を元の略円筒状に復元させることのできる、いわゆる積層剥離二重容器としての機能を備えている。
一方、染毛剤は、例えば容器本体11の内袋13に収容されている酸化剤からなる第2剤に、別の容器に収容されている酸化染毛料からなる他の物質としての第1剤を添加混合することによって得られ、第2剤と第1剤の混合により容器本体11の内部で発泡状態のガスを多量に発生することになる。本実施形態では、容器10の使用後に、ガスを多量に発生する第2剤と第1剤との混合物である染毛剤が内袋13の内部に残ったまま、使用者が誤ってキャップ16を装着し直し、染毛剤を容器10に封入した状態で保管したり廃棄した場合でも、キャップ16の周囲からガスを逃がして(図2(b)参照)、膨張による容器10の変形や破損を回避できるようにすると共に、容器10の使用前には長期間に亘って第2剤からの揮散ガスの外気への拡散を防止して(図2(a)参照)、収容された第2剤の有効成分濃度を一定範囲内に保持できるようにするために採用されたものである。またこれによって、例えば二重容器にキャップを装着してなる従来のキャップ付き容器に酸化剤を収容した場合に、過酸化水素の濃度が初期の5.7%から3年後に6.2%に変化してしまう保存環境においても、本実施形態に係るキャップ付き容器10では、例えば収容した酸化剤の過酸化水素の濃度が初期の濃度5.7%から3年後でも5.9%程度となるように、濃度の増加を抑制できるようにするものである。
そして、本実施形態のキャップ付き容器10は、可撓性を有する外容器12と、外容器12の内部に配設された内袋13とからなり、口首部14に外容器12と内袋13との間の空間部15に空気を送り込む空気置換口17が形成された容器本体11と、容器本体11の口首部14を覆って取り付けられるキャップ16とによって構成される積層剥離二重容器であって、図2(a),(b)に示すように、キャップ16は、天面部18と天面部18の周縁部分から下方に延設するスカート部19とからなり、スカート部19の下端部分19aが空気置換口17の下方において口首部14と全周に亘って気密に密着することにより、空気置換口17と外気とを遮断して空気置換口17を介した内袋13を透過する揮散ガスの拡散を防ぎ、且つキャップ16は、口首部14と密着する下端部分19aを分離誘導線21を介して分離することにより取り外し可能となっている。
また、本実施形態では、キャップ16の天面部18の下面にパッキン押付け部22が設けられ、このパッキン押付け部22と容器本体11の口首部14の上端14aとの間にパッキン23を挟持した状態で、口首部14を覆ってキャップ16が取り付けられており、口首部14の上端14aのみがパッキン23の下面側から当接しパッキン押付け部22は当接しない自由部23aを、パッキン23が口首部14の上端14aに沿った少なくとも一部に有するように、パッキン押付け部22が天面部18に設けられている。
本実施形態では、外容器12は、例えばポリエチレン製の略円筒状の容器であって、手で把持して押圧することにより、当該外容器12を扁平に変形でき押圧状態を解除したときに元の略円筒状に自然に復元する程度の保形性(弾性)を備えている。従って、この外容器12を押圧することにより内袋13に収容された染毛剤を吐出させて、容器本体11をスクイズ容器として機能させることが可能になる(図3参照)。
また、外容器12には、その上端部に口首部14が、胴部25との間に肩部26を介在させて設けられている。口首部14には、その上部外周面に雄ネジ凸条24が設けられており、雄ネジ凸条24よりも下方部分には、口首部14の内側と外側を連通する空気置換口17が、例えば2箇所に開口形成されている。さらに、口首部14には、肩部26との接続部分である基端部分14bの外周面に、全周に亘って被係止凹凸部27が空気置換口17よりも下方に配置されて設けらており、この被係止凹凸部27に、後述するキャップ16のスカート部19の下端部分19aに設けられた係止凹凸部28が気密に係着される。
内袋13は、例えば厚さが10〜1000μm程度のシリコーン、天然ゴム、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレン、アイオノマー、ポリエステル系エラストマー等からなる袋状の容器である。内袋13は、例えばJIS K 7126に規定するプラスチックフィルム及びシートの気体透過度試験方法におけるA法(差圧法)によって測定される透過性能として、例えばO2 透過係数が測定温度25℃のとき0.5×10-7(cm3 ・cm/cm2 ・s・Pa)以上の透過性能を備えていることにより、内袋13に収容される染毛剤の第2剤に含まれる水分やアルコール分から生じる揮発ガスや、その他の有効成分から生じる分解ガス等を、揮散ガスとして透過させることができるようになっている。
また、内袋13は、少なくとも一部を除いて外容器12の内側面に剥離可能に密着した状態で外容器12の内部に装着されると共に、例えばその上端から外側に張り出す環状フランジ部13aを口首部14の上端14aに溶着接合して、外容器12に取り付けられている。さらに、内袋13は、少なくとも口首部14に開口形成された空気置換口17の周囲の部分においては、外容器12の内側面に密着することなく間隔を保持した状態で配設されており、この間隔部分が、空気置換口17を介して外気と連通可能な外容器12と内袋13との間の空間部15を形成する。
キャップ16は、例えばポリエチレン製のプラスチック成形品であって、上述のように、天面部18と天面部18の周縁部分から下方に延設するスカート部19とからなる。円盤形状の天面部18は、その内側面である下面にパッキン押付け部22を備えている。パッキン押付け部22は、キャップ16が外容器12(容器本体11)の口首部14に装着された際に、口首部14の上端14aとの間にパッキン23を挟み込む平坦な押付け面を有している。パッキン押付け部22には、口首部14の上端14aに沿った当該上端14aと重なる相当巾の領域の少なくとも一部に、例えば押付け面を凹状に切り欠いた形状の窪み部29が設けられており、この窪み部29によって、口首部14の上端14aのみがパッキン23の下面側から当接する自由部23aが、口首部14の上端14aとパッキン押付け部22との間に挟み込まれたパッキン23に形成される。
口首部14の上端14aとパッキン押付け部22との間に挟み込まれたパッキン23が、口首部14の上端14aに沿った少なくとも一部に自由部23aを有していることにより、例えば容器10の使用後に、ガスを多量に発生する第2剤と第1剤との混合物である染毛剤が内袋13の内部に残ったまま、使用者がキャップ16を装着し直した場合でも、発生するガスの圧力によって、パッキン23は、自由部23aにおいて上方に反るようにして折れ曲がり、環状フランジ部13aが一体接合された口首部14の上端14aとの間に隙間が生じるので、この隙間を介して発生するガスを流出させて、キャップ16の周囲から発生するガスを外気にスムーズに逃がすことが可能になる(図2(b)参照)。
なお、パッキン23は、ポリオレフィン、シリコーンゴム等からなる円盤形状の平板部材であって、従来のキャップ付き容器において一般に用いられている各種のパッキンを、特別な加工を施すことなく使用することができる。またパッキン23は、0.5〜3mm程度の厚さを有し、折り曲げる方向の荷重を受けて反るように変形できると共に、元の平坦な円盤形状に容易に復元可能な弾性(保形性)を備えていることが好ましい。
キャップ16のスカート部19は、天面部18の周縁部分から一体として下方に延設する円筒スリーブ状の部分であって、その上部内周面には、外容器12の口首部14の雄ネジ凸条24と螺合する雌ネジ凸条30が設けられている。また、スカート部19の下端部分19aの内周面には、全周に亘って係止凹凸部28が設けられており、この係止凹凸部28を、外容器12の口首部14の基端部分14bに設けられた被係止凹凸部27に係着することにより、スカート部19の下端部分19aを、空気置換口の下方において口首部14と気密に密着させた状態としておくことが可能になる(図2(a)参照)。これによって、キャップ付き容器10の使用前においては、空気置換口17と外気との連通が遮断され、空気置換口17を介した内袋13を透過する揮散ガスの外気への拡散が遮断される。
本実施形態では、キャップ16のスカート部19には、空気置換口17の下方において口首部14と密着する下端部分19aを切り取って分離することによりキャップ16を取り外し可能な状態とする、例えば半切れ線等の弱化線からなる分離誘導線21が、全周に亘って連続形成されて設けられている。またスカート部19の下端部分19aには、分離誘導線21に沿った当該下端部分19aの切離し操作を容易にする摘み片(図示せず)が、外周面から外側に突出して設けられており、摘み片の近傍には分離誘導線21が縦方向につながって設けられている。
なお、本実施形態では、外容器12の口首部14の雄ネジ凸条24及びキャップ16のスカート部19の雌ネジ凸条30は、その周方向の一部が切り欠かれた間欠ネジとなっており、口首部14とスカート部19との間には、これらの雄ネジ凸条24や雌ネジ凸条30を上下方向に横断するガスの流出路が、適宜の位置に形成されている。キャップ16によって封入された染毛剤から発生するガスは、パッキン23の自由部23aから流れ出た後、この流出路に沿って下方に流下することにより、下端部分19aが切り離された後のスカート部19の下端と口首部14の基端部分14bとの間の隙間から、外気に逃げることができる(図2(b)参照)。
そして、上述の構成を有する本実施形態のキャップ付き容器10は、図2(a)に示すように、スカート部19の下端部分19aの係止凹凸部28を、口首部14の基端部分14bの被係止凹凸部27に係着して、キャップ16の下端部分19aを空気置換口17の下方において口首部14と気密に密着させた状態で製造され、流通や販売、或いは保管に供される。このような容器10の使用前の状態では、空気置換口17の下方においてスカート部19の下端部分19aが容器本体11の口首部14と全周に亘って気密に密着することにより、空気置換口17を通過した内袋13からの揮散ガスの拡散が遮断されるので、揮散ガスの外気への拡散を防止して、内袋13に収容された染毛剤の第2剤の有効成分濃度を一定範囲内に長期間保持することが可能になる。
このようなキャップ付き容器10を購入した使用者は、例えば摘み片を摘んで分離誘導線21に沿ってスカート部19の下端部分19aを切り離すことにより、被係止凹凸部27と係着する係止凹凸部28が設けられた下端部分19aを取り除く。これによってキャップ16は、被係止凹凸部27と係止凹凸部28が係着して開封できない状態から、キャップ16を開封することが可能な状態になるので、キャップ16を回転させながら取り外して、第1剤を添加する。また必要に応じてキャップ16を装着し直し、第2剤と第1剤を混合して染毛剤を形成すると共に、図3に示すように、容器本体11の口首部14に例えばクシ付き吐出ノズル20を取り付けて、積層剥離二重容器として使用する。
容器本体11の内部で第2剤と第1剤を混合することによって得られる染毛剤は、多量のガスを発生しながら劣化するため、これを収容した容器本体11は使い捨て用の容器としてキャップ16と共に廃棄されるのが一般的である。一方、使用者によっては、容器本体11の内部に染毛剤が残っている状態で、誤ってキャップ16を容器本体11に装着し直して廃棄したり、残った染毛剤を保管したりしようとする場合がある。本実施形態では、このようにキャップ16が容器本体11の口首部14に装着し直された場合でも、染毛剤が封入された容器本体11からガスを逃がす機能を保持して、発生するガスによって膨張することにより容器10が変形したり破損したりするのを効果的に回避することが可能になる。
すなわち、本実施形態では、パッキン23が自由部23aにおいて上方に反るようにして折れ曲がることにより、口首部14の上端14aとの間の隙間を介して内袋13の内部から発生するガスを流出させる機能を備えている。また容器10の使用後のキャップ16は、容器本体11の口首部14と気密に密着する下端部分19aが取り除かれていて、流出したガスを、雄ネジ凸条24や雌ネジ凸条30を上下方向に横断するガスの流出路やスカート部19の下端と口首部14の基端部分14bとの間の隙間を介して、キャップ16の周囲からガスを外気に逃がすことができるので、これらによって容器10が膨張するのを効果的に回避することが可能になる。
したがって、本実施形態のキャップ付き容器10によれば、容器10の使用後にガスを逃がすことのできる機能を損なうことなく、容器10の使用前においては内容物からの揮散ガスの外気への拡散を効果的に防止することが可能になる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、空気置換口の下方においてスカート部の下端部分を口首部と気密に密着させる手段は、係止凹凸部を被係止凹凸部に係着させるものの他、その他の種々の密着係止手段を採用することができる。また、残った内容物から発生するガスを内袋から逃がす手段は、パッキンに自由部を設けるものの他、種々のガス流出手段を採用することができる。さらに、収容される内容物は、染毛剤や染毛剤の第2剤である必要は必ずしもなく、その他の化粧料や洗浄剤、薬品等の、ガスを発生する成分を含む種々の物質を収容する容器として本発明を用いることができる。好ましくは分解または発酵により多量のガスを発生する内容物を収容することができる。さらにまた、キャップは、ネジ嵌合式のキャップである必要は必ずしもない。
本発明の好ましい一実施形態に係るキャップ付き容器を示す断面図である。 本発明の好ましい一実施形態に係るキャップ付き容器の要部を示す、(a)は容器の使用前の状態の断面図、(b)は容器の使用後にキャップを装着し直した状態の断面図である。 本発明の好ましい一実施形態に係るキャップ付き容器の容器本体に、クシ付き吐出ノズルを取り付けて使用する状態を説明する、主要部分を断面図として示す側面図である。
符号の説明
10 キャップ付き容器
11 容器本体
12 外容器
13 内袋
14 口首部
14a 口首部の上端
14b 口首部の基端部分
15 空間部
16 キャップ
17 空気置換口
18 天面部
19 スカート部
19a スカート部の下端部分
20 クシ付き吐出ノズル
21 分離誘導線
22 パッキン押付け部
23 パッキン
23a パッキンの自由部
27 被係止凹凸部
28 係止凹凸部
29 窪み部

Claims (2)

  1. 可撓性を有する外容器と、該外容器の内部に配設された内袋とからなり、口首部に前記外容器と前記内袋との間の空間部に空気を送り込む空気置換口が形成された容器本体と、該容器本体の口首部を覆って取り付けられるキャップとによって構成され、容器の使用時には、前記内袋に収容されている第2剤に、別の容器に収容されている第1剤を添加混合することによって容器本体の内部でガスが発生するキャップ付き容器であって、
    前記キャップは、円盤形状の天面部と該天面部の周縁部分から下方に延設するスカート部とからなり、容器の使用時には、前記口首部から当該キャップを取り外し、吐出ノズルや塗布具を取り付けて用いられるようになっており、
    前記天面部の下面にパッキン押付け部が設けられ、該パッキン押付け部と前記口首部の上端との間にパッキンを挟持した状態で前記口首部を覆って前記キャップが取り付けられており、且つ前記口首部の上端のみが前記パッキンの下面側から当接する自由部を、前記パッキンが前記口首部の上端に沿った少なくとも一部に有するように、前記パッキン押付け部が前記天面部に設けられており、
    前記キャップは、容器の使用前の状態では、前記スカート部の下端部分が前記空気置換口の下方において前記口首部と全周に亘って気密に密着することにより、前記空気置換口と外気とを遮断し、
    且つ前記キャップは、容器の使用時には、前記口首部と密着する下端部分を分離誘導線を介して分離することにより取り外し可能となるように構成したキャップ付き容器。
  2. 前記スカート部の下端部分の内周面に、全周に亘って係止凹凸部が設けられており、前記口首部の基端部分の外周面に、全周に亘って被係止凹凸部が設けらており、前記係止凹凸部を前記被係止凹凸部に係着することにより、前記スカート部の下端部分が前記空気置換口の下方において前記口首部と気密に密着する請求項1記載のキャップ付き容器。
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