JP4789612B2 - 画像形成装置及びトナー回収装置 - Google Patents

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Description

本発明は電子写真方式の画像形成装置、もしくは画像形成装置に用いられるトナー回収装置に関する。詳しくは、像担持体から除去されたトナーを旋回する空気流によって分離搬送するサイクロン分離方式を用いてトナーを回収するトナー回収装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置においては、感光体や転写体上に形成されたトナー像のほとんどは転写工程によって転写紙等に記録材上に転写されるが、転写されずに感光体や転写体の表面に付着したまま残ってしまうトナーがある。
従来、このような残留トナーは、ブラシやブレード等の除去手段で構成されたクリーニング装置によって掻き落とされ、回転するスクリュウ等のトナー回収装置によって回収ボックスへと搬送される。
しかしながら前述のトナー回収装置では、トナーを搬送する為のスクリューやスクリュウ駆動部が必要であり、装置の大型化を招いてしまう。また、画像形成装置の構成の自由度に影響を与えている。
そのため、従来技術として図4のようにトナーを吸引空気流によって搬送し、サイクロン分離装置で分離して回収するトナー搬送装置が提案されている。(例えば特許文献1及び2参照)
この空気流でトナーを搬送する方式は、トナーを搬送するため搬送部材やこの搬送部材を駆動させる駆動部を必要としない。また、空気流を流すエアーホースを自由にレイアウトすることによって画像形成装置の構成の自由度を増すことができ、装置の小型化に有利である。
このようなトナー回収装置は、残留トナーを清掃部材で除去した後、搬送経路を介して吸引するサイクロンブロワと、前記搬送径路の中間でトナーを回収するサイクロン集塵器と、該サイクロン集塵器に下部に配置したトナー回収容器とを備え、
さらにサイクロンブロワへの吸気または排気風路にフィルターを配置して微粉トナーを捕集する構成のものが開示されている。
特開平07−319355 特開平11−249522
この種のサイクロン分離装置は空気流を吸引する吸引ブロワで発生させる空気流の風速によって分離能力が大きく左右される。
サイクロン分離方式は、空気流吸気部の筒径と、吸気風速によって分離可能な粉粒径が決定される。
図2は、サイクロンにより分離可能なトナーの最小粒子径とサイクロン半径(サイクロンにより流体を回転させたときの流体の回転半径)との関係を表したグラフである。横軸がサイクロンにより分離可能な粉体の最小粒子径であり、縦軸がサイクロン半径である。図2に示すように、サイクロン半径を5cmとした場合、5m/sの風速では粒径7μm以下の分離ができず、粒径5μmを分離するには風速を10m/sにしなければならない。
このように、通常サイクロンの筒径を可変にすることは困難である為、所定以上の粒径のトナーを安定して分離する為には所定以上の風速を維持しなければならない。しかし、サイクロン分離装置の吸引ブロワは一般的に起動・停止時に定常状態に達するまでに時間を必要とする。そのため起動・停止といった過渡期にはサイクロン吸引部の風速が不安定となり、図2に示すように微粉トナーが分離されされない。このため、上記過渡期において、トナーが機外に排出され機外を汚染してしまう。また、排気風路にフィルターを配置して微粉トナーを捕集する場合はフィルターにトナーが過剰に搬送され、フィルターの寿命を低下させてしまう。
特に、画像形成装置のトナー回収装置としてサイクロン分離方式を用いた場合、画像形成装置の異常時、例えば給紙ジャムによる停止や、誤操作による停止等によって吸引ブロワの起動、停止する機会がある。
そのため、微粉トナー捕集用のフィルターが短期に目詰まりを起こししまう。よってフィルターの交換によるコストアップや、フィルターの大型化が避けられない。
そこで、本発明は上記課題を解決するため、本発明のトナー回収装置は、
(1)空気と共にトナーを旋回させるための風路と、前記風路内の空気を吸引する吸引手段と、前記風路内の空気を前記吸引手段へ導く搬送路と、を有し、前記吸引手段を駆動させて前記風路内の空気を吸引することで前記風路内に渦巻状の気流を発生させ、気流からトナーを分離して回収するトナー回収装置において、前記搬送路を遮断する遮断部材と、前記搬送路を遮断する第一の位置と前記搬送路を開通する第二の位置とに前記遮断部材を移動させる移動手段と、前記吸引手段が作動してから前記吸引手段の吸引力が所定以上となった後に、前記遮断部材を前記第二の位置に移動させるように前記遮断部材の位置を制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明は上記課題を解決するため、本発明の画像形成装置は、
(2)像担持体と、前記像担持体上にトナー画像を形成する画像形成手段と、画像形成に不要となった廃トナーを回収するトナー回収装置と、を有する画像形成装置であって、前記トナー回収装置は空気と共に旋回させるための風路と、前記風路内の空気を吸引する吸引手段と、前記風路内の空気を前記吸引手段へ導く搬送路と、を有し、前記吸引手段を駆動させて前記風路内の空気を吸引することで前記風路内に渦巻状の気流を発生させ、気流からトナーを分離して回収する画像形成装置において、前記搬送路を遮断する遮断部材と、前記搬送路を遮断する第一の位置と前記搬送路を開通する第二の位置とに前記遮断部材を移動させる移動手段と、前記吸引手段が作動してから前記吸引手段の吸引力が所定以上となった後に、前記遮断部材を前記第二の位置に移動させるように前記遮断部材の位置を制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
以上説明したように、本発明のトナー回収装置では、サイクロン分離装置におけるサイクロンブロワの駆動が不安定であることによりトナーが分離されずに装置外部へ流出することを未然に防ぐことができる。また同じく画像形成装置の電源ON、OFF直後でもサイクロンブロワの駆動が不安定であることによりトナーが分離されずに装置外部へ流出することを未然に防ぐことができる。
(実施例)
以下、本発明の実施形態を添付図面に従って説明する。
a.画像形成装置
図6は本発明に係る画像形成装置の断面図、図1は本発明に係る画像形成装置に備えたトナー回収装置を示している。
図6に示す画像形成装置の本体の上部には、情報提供源としての原稿30の画像情報を読み取るための画像読取機構が配置されている。
即ち、不図示のプラテンガラス上に画像面を下向きにして載置された前記原稿30を照射する光源31の反射光は、ミラー105a,105b,105cによって反射された後、画像読取素子及び制御用のCPU100を経て画像変調されたデジタル画像信号となる。
次に、上記デジタル画像信号は、レーザ光35として像担持体1の外周面の帯電部位に照射され、帯電部位に静電潜像が形成される。
像担持体1は、その上方に配置された一次帯電器3により外周面が一様に帯電された後地、レーザ光Lが照射されることにより、その外周面の帯電部位に静電潜像が形成され、静電潜像は、現像装置4の現像剤であるトナーによりトナー画像として現像される。
次に、像担持体1の外周面に形成されたトナー像が転写帯電器7により記録媒体Pに転写された後、記録媒体Pは像担持体1の外周面から分離され、像担持体1の外周面から分離された記録媒体Pは、搬送ベルト45により定着装置109に搬送される。定着装置109に搬送された記録媒体Pは、定着装置109からの熱供給及び圧力付与により定着処理が施された後、排紙トレイ46上に排出される。
尚、転写処理後における像担持体1の外周面はクリーニング装置8により残留物の除去等のクリーニングが施された後、次の静電潜像形成に備えられることとなる。
一方、紙及び合成樹脂等で構成される記録媒体P(以下、本実施の形態においては、記録媒体Pが紙で構成される場合について説明する)は、以下のように搬送される。即ち、画像形成装置本体の下部に着脱自在に配置されたカセット41,41から給紙ローラ対42,42により選択的に給紙された後、給紙ローラ対42,42から記録媒体搬送方向下流側に配置されたレジストローラ対43へと搬送される。
レジストローラ対43に搬送された記録媒体Pは、像担持体1の回転に同期して、像担持体1及び転写帯電器7の間に形成された転写空間に搬送され、転写処理及び定着処理が施された後、排紙トレイ46上に排出される。
b.トナー回収装置
次に図1を用いて、本発明を実施したトナー回収装置(廃トナー搬送処理装置)について説明する。本発明を実施したトナー回収装置はサイクロン方式によってトナーを搬送、分離しトナーを回収するものである。ここで、サイクロン方式とは流体を旋回させ、その遠心力を利用して粉塵を分離する方式のことをいう。
感光体1上の残留トナーは、クリーニング装置8のブラシローラ9とクリーニングブレード10とによって掻き取られる。そして、かきとられたトナーはトナー搬送路であるエアホース状の搬送パイプ11(図中点線部を含む)を通り空気流を発生させる吸引手段によって空気流と混合して吸引搬送される。本実施例の吸引手段は、ファンを回転駆動させることで空気を吸引する吸引ファン12(以下、サイクロンブロワ12と呼ぶ)である。
吸引搬送されたトナーは、サイクロン注入口13からサイクロン分離装置14へと所定の空気流速で導入される。
ここで説明するサイクロン分離装置14は、基本的に周知のもので、注入口13から流入されたトナーを含んだ空気流を円錐(または円筒)形状の風路(断面が略円形状の風路)で旋回させる。そうすることでトナーの粒子に遠心力が働き、円筒の内壁に接触して運動力を失い落下することで空気流からトナーを分離するものである。サイクロン分離装置14は、上部でサイクロン注入口13を接線方向に有した円筒状(半径5cm)で、下部方向に向かって小径となる円錐部とから構成されている。さらに円錐部の下側にはトナーを回収して収納する回収容器15を備えている。またサイクロン分離装置14は、トナーを分離した空気流を上記の円筒形状の風路内から後述する吸引手段としてのサイクロンブロワ12まで導く搬送路(排出路16)を形成するエアホース17を有する。即ち、排出部16を形成しているエアホース17は、一端に円筒部内の空気を吸引するための開口部としての吸引口を有する。また、他端には吸引した空気をサイクロンブロワ12を介して機外に排出する排出口を有している。また、サイクロンブロワ12の動作状態を検知する検知手段としてファンが単位時間あたりに回転する回転数を検知する回転動作検知手段Sがサイクロンブロワ12に備えられている。回転動作検知手段Sにより、サイクロンブロワ12の単位時間当りの回転数が所定の回転数(規制(遮断)解除回転数)以上で回転駆動しているかどうか検知している。即ちサイクロン分離装置14がで所定の吸引力(風速)を得るための駆動状態であるかどうかの検知を行なっている。
またエアホース17の中間には、分離後の空気流に含まれる微粉トナーなどを捕集するフィルター18を備えている。本実施例のトナーの粒径は6μmである。本実施例ではトナーを分離するために、注入口13を通過する空気の風速を10m/sとなるようにサイクロンブロワ12にて吸引させた。
さらにエアホース17には、フィルター18の上流で外部からの空気を前記エアホース17に導入可能な分岐風路(導入部)19を有する。
また、排出路16を流れる気流を規制する規制部材としてのバルブ20を備えている。バルブ20は排出路16内に移動可能に配置され、不図示の移動手段により排出路16を遮断する第一の位置と排出路16を開通する第二の位置とに移動される。この規制手段により排出路16と分岐風路19からサイクロンブロワ12へ向かう搬送路(以後、外気導入路と呼ぶ)とに切り替える構成となっている。本実施例のバルブ20では、一つのバルブ20の動作により搬送路を排出路16と外気導入路とに切り替える構成で説明をしているがこの構成に限られる訳ではない。外気導入する分岐風路19を開閉する外気用バルブ20aと、サイクロンにより分離した空気がフィルター18に向かう空気流路を開閉するバルブ20bを別々に有する構成でもよい。また、バルブ20の構成は一般的な電磁バルブと同様の構成である。本実施例におけるバルブ20は通電することで移動可能なソレノイドと、通電を停止した際に元の位置に戻るようにバネで付勢している。従って、CPU100によりバルブ20への通電時には、外気導入路を閉鎖すると共に、排出路16を開通するようにバルブが移動する。また、CPU100によりバルブ20への通電オフ時には、外気導入路を開通すると共に、排出路16を閉鎖するようにバルブが移動する。即ち、CPU100によりバルブへの通電を制御することでバルブの開閉動作を制御している。
A.通常起動及び停止動作時のバルブ開閉制御
ここで最初に画像形成開始に伴って、サイクロンブロワ12を回転開始させてからサイクロンブロワ12の回転状態が定常回転状態に移行するまでの過渡期のバルブ開閉制御について説明する。サイクロンブロワ12の回転は、エンコーダー等の回転動作検知手段Sにより検知される。この検知結果がバルブ20の開閉動作の制御を行う制御手段としてのCPU100に入力されるとCPU100は回転動作検知手段Sの検知結果に基いてバルブ20の開閉を行なう。即ち、回転動作検知手段Sによりサイクロンブロワ12の回転数が所定回転数(遮断解除回転数)以上回転されていることが検知されるとCPU100は排出路16を開け、一方分岐風路19を閉とするようにバルブ20を動作させる。これによってトナーはサイクロン分離装置14で分離され、分離後の空気のみがフィルター18を通過して排出される。画像形成動作が終了し、画像形成終了信号が入力されるとCPU100は排出路16を閉じ、一方分岐風路19を開くようにバルブ20を動作する。その後、CPU100によりサイクロンブロワ12の回転駆動を停止させる。
ここで、画像形成動作の終了とは、一連の画像形成ジョブが終了し、最終原稿の画像によって感光体上に残留しているトナーが廃トナーとしてサイクロン分離装置に回収されるのに必要な所定時間が経過したときである。本実施例では、不図示のタイマー手段により画像形成動作終了を測定し、その測定結果に基いてCPU100がバルブ20を動作している。
以上のようにサイクロンブロワ12の回転駆動を停止させる前にバルブ20を動作させて排出路16を閉じる。こうすることで、回転駆動の停止に伴うサイクロンブロワ12の吸引力の低下によって、トナーが分離されずに空気流と共にサイクロン分離装置14の機外に排気されることを防ぐことができる。更にはトナーを含んだ空気流がフィルター18に流入することを阻止することができる。
B.サイクロン駆動異常時のバルブ開閉制御
次に給紙ジャムの発生に伴う画像形成動作停止、及び何らかの異常発生により画像形成動作停止時におけるバルブ開閉制御について説明する。
何らかの異常によりサイクロンブロワ12の回転が減速または停止すると、CPU100は、回転動作検知手段Sの信号に基いてバルブ20の開閉を行なう。
即ち、回転動作検知手段Sによりサイクロンブロワ12の回転速度が所定回転速度以下であることが検知されるとCPU100は排出路16を開通させ、分岐風路19を閉とするようにバルブ20を動作させる。
こうすることで、トナーを含まない空気流のみを排気することが可能となる。こうして、サイクロンブロワ12の回転が減速することでトナーが分離されずに空気流と共にフィルター18に導入されることを防止することができる。
以上によってサイクロンブロワ12が所定の吸引力未満で動作している時(過渡期)でもトナーを含む空気流が機外に排気されることを防ぐことができる。また、トナーを含んだ空気流がフィルター18に流入することを阻止することができる。
C.タイミングチャート
ここで、図5(a)に示すタイミングチャートを用いて本実施例のトナー回収装置の動作を説明する。図5(a)は、複写機、プリンターなどの画像形成装置で本実施例を実施したタイミングチャートで、トナー回収装置の起動時、停止時の状況を示している。
最初に、複写機、プリンター等では、消費電力削減や省エネ対策として、使用時に電源を入れ、使用後に電源を切るといった使われ方をする、又、待機時に主電源以外の通電を停止する省エネモード等を組み入れた複写機等がある。
このような画像形成装置に本実施例のトナー回収装置を実施した場合で、特にトナー回収装置の起動、停止時の動作タイミングを示したのが図5(a)である。また、図3は図5(a)で示したバルブの動作制御をフローチャートで表したものである。
画像形成装置に画像形成信号が入力される前は、バルブ20により排出路16は閉鎖されている。一方、分岐風路19は開通した状態にある。分岐風路19を開通することで、吸引手段を素早く定常状態まで回転駆動させることができる。
そして、図3、図5(a)のように画像形成開始信号がCPU100に入力される(S1)と、この信号に基いてサイクロンブロワ12の駆動を制御する駆動制御手段であるCPU100はサイクロンブロワ12の回転を開始させる。(S2)サイクロンブロワ12はDCモータによる吸引ファン等が使用され、吸引する径路の容積によって回転開始から、所定の吸引力に到達するまで時間(図中T1)を必要とする。本実施例ではこの時間T1のことを安定駆動時間と呼ぶ。
次に回転検知センサーSによって、サイクロンブロワ12が所定の回転速度で回転を行なっているかどうか検知する。この検知結果に基いてバルブの開閉動作を制御する制御手段でもあるCPU100は所定時間(同時から△t1)経過後にバルブ20を動作させる。この所定時間は前記したトナーを吸引搬送する径路の容積によって設定時間を調整することが望ましい。
以下、バルブ20は外気導入する分岐風路19を開閉する外気用バルブ20aと、排出路16を開閉するバルブ20bと別々に設けた場合で説明する。具体的には、CPU100は回転検知センサーSからサイクロンブロワ12が所定の回転速度にて回転しているON信号を受信すると外気用バルブ20aを閉じ(S4)、その後バルブ20bを開く(S5)。ここで、本実施例では外気用バルブ20aを閉じた後にバルブ20bを開くという順序に動作制御しているが同時に行なってもかまわない。また、バルブ20bを開いてから外気用バルブ20aを閉じるように動作制御してもよい。
次に、サイクロンブロワ12の駆動を停止させる信号としての画像形成終了信号をCPU100が受信する。(S6)S6の後、CPU100はバルブ20bを開けさせ(S7)、その後に外気用バルブ20aを開く(S8)。S8の後、所定時間Δt2を経過すると、CPU100はサイクロンブロワ12の回転駆動を停止させる(S9)。
このように本体の画像形成動作終了の信号によって、サイクロンブロワ12のファンの回転速度(単位時間あたりの回転数)が所定の回転数(遮断解除回転数)以下に低下する前に排出部16の風路が閉鎖されることができる。そのため、分離されないトナーが空気流と共にフィルター18や機外へ流出することを防止することができる。
また、S6の工程において、画像形成動作終了の信号の代わりに、サイクロンブロワ12の回転数が所定の回転数よりも低下した信号(駆動異常信号)をCPU100が受信した場合、CPU100は画像形成動作を停止させ、S7以降の工程に移行する。一方、サイクロンブロワ12の単位時間当りの回転数が所定の回転数よりも大きいという信号をCPU100が受信した場合、そのまま画像形成を継続させる。
以上のバルブ開閉動作制御により、サイクロン分離装置及びその風路内の風速は、サイクロンブロワ12の立ち上げの不安定による影響を受けない。そして、サイクロンブロワ12が十分安定した吸引状態の時のみ所定風速が得られる。つまりサイクロンブロワ12が定常回転状態の時にのみトナーの分離が行なわれる。尚、本実施例ではサイクロンブロワ12の駆動状態を回転動作検知手段で直接検知し、その検知結果に基いてバルブの動作を行なっているが、この限りではない。例えば、回転動作検知手段を設けず、サイクロンブロワ12を作動させてからサイクロンブロワが所定の吸引力以上になるのに要する駆動時間(安定駆動時間)を予め求めておき、その時間が経過後にバルブを動作させても良い。
C.瞬時のバルブ開閉動作
本実施例では、何らかの異常により画像形成装置の電源が切断された瞬断時の動作について図5(b)を用いて説明する。
複写機等の画像形成装置では、給紙のジャムや、誤動作の際、装置本体の電源を切るケースがある。
このように画像形成装置本体の電源を瞬断した場合、本実施例のトナー回収装置では、前述説明した停止信号(画像形成終了信号、駆動異常信号)に従った停止動作と異なり、サイクロンブロワ12や回転動作検知手段、バルブ20の電源も同時に停止する。しかし本実施例の構成によれば、バルブ20は、サイクロンブロワの回転に係らず、前記した分岐路を開通させ、排出路16を閉鎖させるようにバネ等の付勢によって自動的に動作する。
よってサイクロン分離装置及びその風路が閉鎖されることになり、トナーが混合された空気流がフィルター18や外部への流出を防止する。
以上説明したように、本発明のトナー回収装置では、サイクロン分離装置におけるサイクロンブロワの定常時以外の不安定時にトナーを含んだ空気流を規制することによって装置外部への流出を未然に防ぐことができる。また同じく画像形成装置の電源ON、OFF時さらには電源を瞬断した場合にも装置外部への流出を未然に防ぐことができる。
本実施例のトナー回収装置及び画像形成部の概略図。 サイクロン分離装置における空気流の風速と粒径との関係を示す。 本発明のトナー回収装置の動作タイミングを表したフローチャート。 従来のトナー回収装置の概略図。 (a)は本実施例のトナー回収装置におけるサイクロンブロワの起動、停止時の動作タイミングチャート(b)は本実施例のトナー回収装置における電源の瞬断時の動作タイミングチャート。 本実施例に係る画像形成装置の断面図。
符号の説明
1 感光体
2 帯電器
4 現像装置
7 転写帯電器
8 クリーニング装置
11 エアホース
12 サイクロンブロワ
13 サイクロンの注入口
14 サイクロン分離装置
15 トナー回収容器
16 排出路
18 捕集フィルター
19 分岐風路
20 バルブ
21 制動手段
S サイクロンブロワの回転検知手段

Claims (10)

  1. 空気と共にトナーを旋回させるための風路と、前記風路内の空気を吸引する吸引手段と、前記風路内の空気を前記吸引手段へ導く搬送路と、を有し、前記吸引手段を駆動させて前記風路内の空気を吸引することで前記風路内に渦巻状の気流を発生させ、気流からトナーを分離して回収するトナー回収装置において、
    前記搬送路を遮断する遮断部材と、前記搬送路を遮断する第一の位置と前記搬送路を開通する第二の位置とに前記遮断部材を移動させる移動手段と、前記吸引手段が作動してから前記吸引手段の吸引力が所定以上となった後に、前記遮断部材を前記第二の位置に移動させるように前記遮断部材の位置を制御する制御手段と、を有することを特徴とするトナー回収装置。
  2. 前記制御手段は、前記吸引手段が作動してから所定時間が経過後に、前記制御手段は前記遮断部材を前記第二の位置に移動させることを特徴とする請求項1に記載のトナー回収装置。
  3. 前記吸引手段の動作状態を検知する検知手段を有し、前記制御手段は前記検知手段の検知結果に基いて前記遮断部材の位置を制御することを特徴とする請求項1に記載のトナー回収装置。
  4. 前記吸引手段は回転駆動されることで前記風路内の空気を吸引するファンであり、前記検知手段は前記ファンの単位時間あたりの回転数を検知する検知手段であることを特徴とする請求項3に記載のトナー回収装置。
  5. 前記吸引手段の駆動中において、前記検知手段により前記単位時間あたりの回転数が遮断解除回転数以上であると検知されたとき前記制御手段は前記遮断部材を第二の位置に移動させ、前記単位時間あたりの回転数が遮断解除回転数未満であるとき前記遮断部材を第一の位置に移動させることを特徴とする請求項4に記載のトナー回収装置。
  6. 前記吸引手段の駆動を停止させる信号の入力に伴い、前記制御手段は前記吸引手段の駆動を停止させる前に前記遮断部材を前記第一の位置に移動させることを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載のトナー回収装置。
  7. 前記搬送路内で吸引方向に関して前記遮断部材の下流でかつ前記吸引手段の上側に設けられ、前記搬送路内に外部からの空気を導入する導入部と、前記導入部を開閉する開閉手段と、を有し、前記制御手段は前記吸引手段の駆動に基いて前記開閉手段の開閉動作を制御することを特徴とする請求項1乃至6いずれかに記載のトナー回収装置。
  8. 前記吸引手段が作動してから予め設定された前記吸引手段の駆動が安定する安定駆動時間が経過後に、前記制御手段は前記導入部を閉じるように前記開閉手段の動作を制御することを特徴とする請求項7に記載のトナー回収装置。
  9. 前記制御手段は前記導入部を前記開閉手段にて閉じた後に前記遮断部材を前記第二の位置に移動させることを特徴とする請求項8に記載のトナー回収装置。
  10. 像担持体と、前記像担持体上にトナー画像を形成する画像形成手段と、画像形成に不要となった廃トナーを回収するトナー回収装置と、を有する画像形成装置であって、前記トナー回収装置は空気と共に旋回させるための風路と、前記風路内の空気を吸引する吸引手段と、前記風路内の空気を前記吸引手段へ導く搬送路と、を有し、前記吸引手段を駆動させて前記風路内の空気を吸引することで前記風路内に渦巻状の気流を発生させ、気流からトナーを分離して回収する画像形成装置において、
    前記搬送路を遮断する遮断部材と、前記搬送路を遮断する第一の位置と前記搬送路を開通する第二の位置とに前記遮断部材を移動させる移動手段と、前記吸引手段が作動してから前記吸引手段の吸引力が所定以上となった後に、前記遮断部材を前記第二の位置に移動させるように前記遮断部材の位置を制御する制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
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