JP4788243B2 - ロールシートホルダ - Google Patents
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Description
例えば、被貼着体に巻貼着される第1の貼着部分を間にして左右に互いに貼着し合う第2、第3の貼着部分を有し、裏面に剥離自在な離ケイ紙を備えたラベルにおいて、上記離ケイ紙に上記第1の貼着部分に対応して切り込みを形成し、上記第1の貼着部分の離ケイ紙を単独で剥離しうるように構成したラベルがある(例えば、特許文献1参照。)。
これにより、貫通孔検出センサでこの略横長六角形の貫通孔を検出し、この検出情報に基づいて搬送手段及び印刷手段を駆動制御してロールシートに印字データを印刷すると共に、所定長さ搬送後、印字済みロールシートを切断することによって、製造日データ等の所定印字データが印刷され、且つ少なくとも一方の幅方向端縁部に棒状部材を挿通可能な略横長六角形の貫通孔が形成された印字済みラベルを簡易に連続して作成することができる。また、印字済みラベルを切断後、この印字済みラベルの貫通孔に棒状部材を挿通することによって、印字済みラベルを棒状部材に容易に取り付けることができる。また、棒状部材の断面が略丸形の場合には、略横長六角形の貫通孔のロールシートの長手方向の各対辺と棒状部材との間に生じる摩擦力によって、印字済みラベルが棒状部材から抜け落ちることを防止することができる。また、棒状部材の断面が略横長四角形や細長楕円形等の略平板状の場合には、略横長六角形の貫通孔のロールシートの幅方向の各対向する斜辺と棒状部材との間に生じる摩擦力によって、印字済みラベルが棒状部材から抜け落ちることを防止することができる。
これにより、断面が略丸形の棒状部材の直径が貫通孔のロールシートの長手方向の対辺間の距離より少し大きい場合にも、切込部が少し広がって印字済みラベルを破ることなく棒状部材をこの貫通孔に容易に挿通させることができ、この印字済みラベルを確実に棒状部材に取り付けることができる。また、断面が略横長四角形や細長楕円形等の棒状部材の幅寸法が貫通孔のロールシートの幅方向各端縁角部間の距離よりも少し大きい場合にも、この棒状部材を貫通孔に押し込むことによって切込部を広げつつ挿通させることができるため、印字済みラベルを破ることなく棒状部材をこの貫通孔に容易に挿通させることができ、この印字済みラベルを確実に棒状部材に取り付けることができる。更に、貫通孔に切込部を設けることによって、貫通孔を小さくすることが可能となり、ロールシートがテープ印刷装置のロールシートの挿入口やサーマルヘッドの入口部に引っ掛かることを確実に防止し、更にスムーズに搬送することができ、高品質の印字を行うことができる。
これにより、この貫通孔に挿通可能な断面略丸形の棒状部材の約2倍の幅寸法に形成された略平板状の棒状部材に印字済みラベルを取り付けることが可能となる。また、この貫通孔のロールシートの幅方向中央部側の端縁角部から外側方向に所定長さ切離可能な切込部が形成されている場合には、この貫通孔に挿通可能な断面略丸形の棒状部材の2倍以上の幅寸法に形成された略平板状の棒状部材に印字済みラベルを取り付けることが可能となる。このため、印字済みラベルを種々の断面形状の棒状部材に容易に取り付けることができると共に、該印字済みラベルが棒状部材との間に生じる摩擦力によってその棒状部材から抜け落ちることを防止することができる。
これにより、ロールシート特定部を介して各エンコーダマークの所定ピッチ寸法や各貫通孔の所定ピッチ寸法、即ち、ロールシートの切断位置間の距離寸法や、各挿通部の位置情報、印字可能領域などの各ロールシートの種類に対応した情報を特定することが可能となり、テープ印刷装置の底面部に配置されたセンサ手段を介してこれらの情報を取得して棒状部材を挿通可能な挿通部が形成された印字済みラベルを自動的に作成することが可能となる。
図1に示すように、テープ印刷装置1は、本体筐体2と、所定幅の無定長ロールシート3Aが巻回されたロールシートホルダ3がロールシートホルダ収納部4に収納され、後側上端縁部に開閉自在に取り付けられた不図示の透明樹脂製の上カバーによって上部が覆われる。また、この不図示の上カバーの前側略中央部に対向するように立設される透明樹脂製のトレー6と、このトレー6の前側に配置される電源ボタン7等から構成されている。また、本体筐体2の背面部には一方の側端部に電源コード10(図3参照)が接続されると共に、他方の側端部には不図示のパーソナルコンピュータ等と接続されるUSB(Universal Serial Bus)等から構成されるコネクタ部(不図示)が設けられている。
尚、実施例1の場合は、各テープ判別センサS1〜S5は、そのプランジャーが常には、判別凹部4Bの底面から位置決め凹部4Aの底面部近傍まで突き出しており、マイクロスイッチがオフ状態になっている。そして、シート判別部60の各センサ孔60A〜60Eが、各シート判別センサS1〜S5に対向する位置に有る場合には、プランジャーが押下されずマイクロスイッチがオフ状態にあるので、オフ信号が出力され、一方、シート判別部60の各センサ孔60A〜60Eが、各シート判別センサS1〜S5に対向する位置に無い場合には、プランジャーが押下されてマイクロスイッチがオン状態になるので、オン信号が出力される。従って、各シート判別センサS1〜S5によって5ビットの「0」、「1」信号が出力され、各シート判別センサS1〜S5が全てオフ状態の場合、即ち、ロールシートホルダ3が装着されていない場合には、5ビットの「00000」の信号が出力される。
また、ロールシートホルダ収納部4の他方の側端縁部(図2中、左方の側端縁部)の搬送方向前端部には、サーマルヘッド31(図3参照)の上下動操作等を行うレバー27が設けられている。即ち、このレバー27を上方に回動させることにより、サーマルヘッド31が下方に移動されてプラテンローラ26(図3参照)から離間し、該レバー27を下方に回動させることにより、サーマルヘッド31が上方に移動されて無定長ロールシート3Aをプラテンローラ26に押圧付勢して印字可能な状態になる。また、ロールシートホルダ収納部4の下側には、外部のパーソナルコンピュータ等からの指令により各機構部を駆動制御する制御回路部61(図6参照)が形成された制御基板32(図3参照)が設けられている。
そして、レバー27を上方に回動させて、無定長ロールシート3Aの一方の側端縁部をガイド部材20の内側面に当接させつつ、この無定長ロールシート3Aの他方の側端縁部を挿入口18の側縁部に立設される案内リブ部に当接させながら挿入口18内に挿入して、該レバー27を下方に回動させることにより、印刷可能となる。
また、ガイド部材27の無定長ロールシート3Aの裏面側が摺動する下端面部には、ホルダ支持部材15側の端縁部近傍位置に、マーク検出センサ及び貫通孔検出センサとしての反射型光センサであるフォトセンサ11が配置されている。また、延出部24のフォトセンサ11に対向する表面部は、黒色に着色又は塗装されている。これにより、該無定長ロールシート3Aの裏面に形成される各エンコーダマーク5や後述の各貫通孔131(図17参照)の有・無は、フォトセンサ11により検出される。
尚、フォトセンサ11は、後述の貫通孔131を検出する必要がある場合には、無定長ロールシート3Aの最小幅寸法のホルダ支持部材15側の側端縁部に設けられる各貫通孔131に対向する位置に設けられていればよい。これにより、エンコーダマーク5や貫通孔131が設けられた該無定長ロールシート3Aや後述の無定長ロールシート130(図17参照)の各幅寸法の全種類に対応することができる。
一方、フォトセンサ11は、後述の貫通孔131を検出する必要がない場合には、無定長ロールシート3Aの最小幅寸法の裏面側に設けられる各エンコーダマーク5に対向する位置に設けられていればよい。これにより、該無定長ロールシート3Aの各幅寸法の全種類に対応することができる。また、エンコーダマーク5を切込部3Cよりも幅方向内側に設けることが可能となり、各切断位置3B間の距離寸法を狭くしても各エンコーダマーク5と各切込部3Cとの重なりを防止することができ、このエンコーダマーク5の検出精度の向上を図ることが可能となる。
図5に示すように、巻芯に巻回された無定長ロールシート3Aが装着されるロールシートホルダ3は、下記のように構成されている。即ち、無定長ロールシート3Aの巻芯の筒孔の一端側端縁部にガイド部材20の内側面に立設される第1筒部(不図示)が嵌挿されて、該ガイド部材20の内側面に無定長ロールシート3Aの一方の端面が当接されている。また、無定長ロールシート3Aの巻芯の筒孔の他端側端縁部に位置決め保持部材12の内側面に立設される第2筒部(不図示)が嵌挿されて、該位置決め保持部材12の内側面に無定長ロールシート3Aの他方の端面が当接されている。そして、このガイド部材20の第1筒部に嵌挿されて一端側端面の外周部に形成されるフランジ部36が該第1筒部の外側端面、即ちガイド部材20の外側端面に固着されると共に、他端側端部が位置決め保持部材12の第2筒部内に嵌挿されて該第2筒部に固着される略筒状のホルダ軸部材40を備えている。従って、ホルダ軸部材40の長さ寸法を変更することにより、異なる幅寸法の無定長ロールシート3Aが装着された複数種類のロールシートホルダ3を容易に製作することができる。
また、この第3延出部44の下端面の載置部21の搬送方向後端縁部に対向する位置から第1延出部42まで所定長さ延出される第4延出部45が形成され、該第3延出部44の下端面が載置部21上に当接された場合には、この第4延出部45の搬送方向先端部分が、装着された無定長ロールシート3Aのシート幅に対向する各第2位置決め溝部22A〜22Dのいずれかに嵌入されるように構成されている(図3、図4参照)。
また、位置決め部材12の外側端面部の搬送方向(図5(B)中、左右方向)略中央部に、即ち、ホルダ軸部材40の軸心の端縁部から該軸心に対してほぼ直交するように、上下方向に縦長の断面略矩形状の取付部材13が突設されている。この取付部材13は、正面視下方向に幅狭になるように形成され、テープ印刷装置1のホルダ支持部材15の下方向に幅狭な第1位置決め溝部16内に密着可能に形成されている。また、この取付部材13の突出高さ寸法は、この第1位置決め溝部16の幅寸法にほぼ等しく形成されている。
また、位置決め部材12の延出部56の下端縁部は、ガイド部材20の下端縁部よりも所定長さ(実施例1では、約1mm〜2.5mmである。)下側方向に突出するように延出されると共に、該下端縁部には、略直角内側方向に所定長さ延出される略長四角形のシート判別部60が形成されている。
また、位置決め部材12の取付部材13の下端部には延出部56に縦長四角形の貫通孔62が穿設され、該貫通孔62の上端縁部には、下側方向に先端部に外側方向に突出する突起部が形成された弾性係止片12Aが設けられている。
図6に示すように、テープ印刷装置1の制御基板32上に形成される制御回路部61は、CPU62、CG(キャラクタジェネレータ)ROM63、ROM64、フラッシュメモリ(EEPROM)65、RAM66、入出力インターフェース(I/F)67、及び通信用インターフェース(I/F)68等を備えている。また、CPU62、CGROM63、ROM64、フラッシュメモリ65、RAM66、入出力インターフェース(I/F)67、及び通信用インターフェース(I/F)68は、バス線69により相互に接続されて、相互にデータのやり取りが行われる。
また、ROM64は、各種のプログラムを記憶させておくものであり、無定長ロールシート3Aの搬送処理プログラムなどのテープ印刷装置1の制御上必要な各種のプログラムが記憶されている。また、ROM64には、各切込部3Cや後述の貫通孔131等が形成されている場合の印字領域が記憶されている。また、ROM64には、各シート判別センサS1〜S5から入力される5ビットの各符号に対する無定長ロールシート3Aの種別、感熱シートの材質、ロールシート幅、エンコーダマーク5又は後述の貫通孔131の有・無、エンコーダマーク5又は後述の貫通孔131の搬送方向ピッチ寸法、切込部3Cの有・無等が記憶されている。
尚、感熱シートの材質が「材質A」の場合には、サーマルヘッド31を介して印字可能な該感熱シートの最大搬送速度は、80mm/secであり、感熱シートの材質が「材質A」の無定長ロールシート3Aの搬送速度として「80mm/sec」が予めROM64に記憶されている。また、感熱シートの材質が「材質B」の場合には、サーマルヘッド31を介して印字可能な該感熱シートの最大搬送速度は、20mm/secであり、感熱シートの材質が「材質B」の無定長ロールシート3Aの搬送速度として「20mm/sec」が予めROM64に記憶されている。
また、RAM66は、CPU62により演算された各種の演算結果を一時的に記憶させておくためのものであり、印字バッファ64A、ワーク領域64B等の各種のメモリが設けられている。また、印字バッファ64Aには、複数の文字や記号等の印字用ドットパターンや各ドットの形成エネルギ量である印加パルス数等がドットパターンデータとして格納され、サーマルヘッド31はかかる印字バッファ64Aに記憶されているドットパターンデータに従ってドット印字を行う。
また、入出力I/F67には、シート判別センサS1〜S5、フォトセンサ11、サーマルヘッド31を駆動する為の駆動回路71、プラテンローラ26を回転駆動するシート送りモータ72を駆動するために駆動回路73、カッターユニット8を往復移動させる切断用モータ74を駆動するための駆動回路75がそれぞれ接続されている。
また、通信用I/F68は、例えば、USB(Universal Serial Bus)等から構成され、外部のコンピュータ装置とUSBケーブル等によって接続され、双方向データ通信が可能になっている。
先ず、テープ印刷装置1のCPU62は、通信用インターフェース(I/F)68を介して外部のコンピュータ装置から印字データを入力された場合には、この印字データを印字バッファ66Aに記憶する。
その後、CPU62は、印字バッファ66Aに記憶している印字データをサーマルヘッド31を介して印字するように指令する印字開始指示信号が入力されたか否かを判断する。そして、この印字開始指示信号が入力された場合には、CPU62は、各シート判別センサS1〜S5から入力されている5ビットの符号を読み込み、RAM66に記憶する。
その後、CPU62は、ロールシートホルダ3に無定長ロールシート3Aが装着されていると判定した場合には、先ず、RAM66に記憶した「感熱シートの材質」のデータを読み出し、この「感熱シートの材質」に対する搬送速度をROM64から読み出して、該無定長ロールシート3Aの搬送速度として決定し、RAM66に記憶する。
また、CPU62は、RAM66から、エンコーダマーク5の搬送方向ピッチ寸法データを再度、読み出し、該搬送方向ピッチ寸法を切断位置3B間の距離寸法としてRAM66に記憶する。
また、CPU62は、「切込部3Cの有・無」のデータを読み出し、「有り」の場合には、印字領域が切込部3Cより幅方向内側になるように決定する。
続いて、CPU62は、切断用モータ74を駆動してカッターユニット8を往復移動させて切断位置3Bにて印字済み無定長ロールシート3Aを切断して、当該処理を終了する。これにより、エンコーダマーク5のピッチ寸法幅の印字済みラベルが作成される。
図7(A)、(B)に示すように、外部のコンピュータ装置から印字データとして、商品の賞味期限である年月日及び時間を表す「2004/11/01,14:20」、「2004/11/01,14:21」、「2004/11/01,14:22」、・・・、「2004/11/01,14:25」が入力されて、印字開始指示信号が入力された場合には、CPU62は、各シート判別センサS1〜S5の検出情報に基づいて装着されたロールシートホルダ3の無定長ロールシート3Aの搬送速度、各エンコーダマーク5の搬送方向ピッチ寸法、即ち切断位置3B間の距離寸法、切込部3Cの有・無データの「有り」等を決定する。
これにより、例えば、賞味期限である年月日及び時間が印字された印字済みラベル82を店頭に並べられたフランクフルトソーセージ等の持ち手部分の棒に容易に取り付けることができる。
尚、印字データとしては、商品の製造年月日及び製造時間、商品価格、商品名、製造国名、製造者名、原材料、商品番号等が含まれる。
これにより、賞味期限である年月日及び時間等の所定印字データが印刷され、且つ切離部3Cが形成された印字済みラベル82を自動的に連続して作成することができる。また、棒状部材83の先端を印字済みラベル82の切込部3Cの裏側面に押し当てて折曲部3Dから折り曲げて、挿通孔3Eに押し込むことによって、この印字済みラベル82を棒状部材84に簡単に取り付けることができるため、賞味期限や製造年月日等が印字された印字済みラベル82を棒状部材に迅速に取り付けることができる。また、無定長ロールシート3Aは、粘着剤層を有しない感熱シートのみから形成されるため、食品関係の商品等の棒状部材83に挿通して取り付けても、問題なく取り付けて使用することが可能となる。また、該棒状部材83から粘着剤を残すことなく、きれいに取り外すことができる印字済みラベル82を作成することができる。
また、各切込部3Cは、搬送方向後ろ側に凸の略くの字形に形成され切離可能となっているため、この切込部3Cの搬送方向先端側周辺部分には、切離部としての切り込みが設けられていないため、テープ印刷装置1の無定長ロールシート3Aの挿入口18やサーマルヘッド31の入口部に該無定長ロールシート3Aが引っ掛かることなく、スムーズに搬送することができ、高品質の印字を行うことができる。
この実施例2に係るロールシートホルダ及びテープ印刷装置の各全体構成は、実施例1に係るロールシートホルダ3及びテープ印刷装置1とほぼ同じ構成である。また、実施例2に係るテープ印刷装置の制御構成及び制御処理は、実施例1に係るテープ印刷装置1の制御構成及び制御処理と同じ制御処理である。
ただし、実施例2に係る無定長ロールシート3Aは、実施例1に係る無定長ロールシート3Aの各切込部3Cに替えて棒状部材83を挿通可能な貫通孔が設けられている点で異なっている。
例えば、図8(A)に示すように、賞味期限である年月日及び時間を表す「2004/11/01 15:55」が印字された印字済みラベル92の左側端縁部には、棒状部材83を挿通可能な貫通孔91が形成されている。
そして、図8(B)に示すように、棒状部材83の先端を印字済みラベル92の貫通孔91に裏側から挿通することによって、商品の賞味期限である年月日及び時間を表す「2004/11/01 15:55」が印字された印字済みラベル92を棒状部材83に容易に取り付けることができる。
ここで、貫通孔91は挿通部として機能する。
また、貫通孔91は無定長ロールシート3Aの各エンコーダマーク5の搬送方向後ろ側に設けられたが、各エンコーダマーク5と反対側の側端縁部に設けてもよい。これにより、印字済みラベル92の右側端縁部に、棒状部材83を挿通可能な貫通孔91が形成されることとなる。
この実施例3に係るロールシートホルダ及びテープ印刷装置の各全体構成は、実施例1に係るロールシートホルダ3及びテープ印刷装置1とほぼ同じ構成である。また、実施例3に係るテープ印刷装置の制御構成及び制御処理は、実施例1に係るテープ印刷装置1の制御構成及び制御処理と同じ制御処理である。
ただし、実施例3に係る無定長ロールシート3Aは、実施例1に係る無定長ロールシート3Aの各切込部3Cに替えて棒状部材83の断面よりも小さな貫通孔が設けられている点で異なっている。
例えば、図9(A)に示すように、賞味期限である年月日及び時間を表す「2004/11/01 15:55」が印字された印字済みラベル96の左側端縁部には、棒状部材83の断面よりも小さな貫通孔95が穿設され、この貫通孔95の外周部の4箇所には、切離可能な各切込部95Aが形成されている。
そして、図9(B)に示すように、棒状部材83の先端を印字済みラベル96の貫通孔95に裏側から押し当てることによって、各切込部95Aが切り離されて貫通孔95の外周部が表側に広げられる。そして更に、この貫通孔95に棒状部材83を押し込むことによって、商品の賞味期限である年月日及び時間を表す「2004/11/01 15:55」が印字された印字済みラベル96を棒状部材83に容易に取り付けることができる。
ここで、貫通孔95及び各切込部95Aは挿通部として機能する。
この実施例4に係るロールシートホルダ及びテープ印刷装置の各全体構成は、実施例1に係るロールシートホルダ3及びテープ印刷装置1とほぼ同じ構成である。また、実施例4に係るテープ印刷装置の制御構成及び制御処理は、実施例1に係るテープ印刷装置1の制御構成及び制御処理と同じ制御処理である。
ただし、実施例4に係る無定長ロールシート3Aは、実施例1に係る無定長ロールシート3Aの各切込部3Cに替えて棒状部材83を挿通可能な貫通孔が両側端縁部に設けられている点で異なっている。
例えば、図10(A)に示すように、賞味期限である年月日及び時間を表す「2004/11/01 15:55」が印字された印字済みラベル98の左右側端縁部には、棒状部材83を挿通可能な各貫通孔91が形成されている。
そして、図10(B)に示すように、印字済みラベル98を表面側方向に凸になるように曲げて、各貫通孔91に横側から棒状部材83を挿通させることによって、商品の賞味期限である年月日及び時間を表す「2004/11/01 15:55」が印字された印字済みラベル98を棒状部材83に容易に取り付けることができる。
ここで、各貫通孔91は挿通部として機能する。
この実施例5に係るロールシートホルダ及びテープ印刷装置の各全体構成は、実施例1に係るロールシートホルダ3及びテープ印刷装置1とほぼ同じ構成である。また、実施例5に係るテープ印刷装置の制御構成及び制御処理は、実施例1に係るテープ印刷装置1の制御構成及び制御処理と同じ制御処理である。
ただし、実施例5に係る無定長ロールシート3Aは、実施例1に係る無定長ロールシート3Aの各切込部3Cに替えて無定長ロールシート3Aの幅方向に所定間隔で平行に形成される2列の切込部が設けられている点で異なっている。
例えば、図11(A)に示すように、賞味期限である年月日及び時間を表す「2004/11/01 15:55」が印字された印字済みラベル102は、この「2004/11/01 15:55」の上下にくの字形の切込部101が形成されている。
そして、図11(B)に示すように、印字済みラベル102の裏側面から印字データ「2004/11/01 15:55」が印字された印字部分を表面側に押し上げて、その間に棒状部材83を挿通することによって、商品の賞味期限である年月日及び時間を表す「2004/11/01 15:55」が印字された印字済みラベル102を棒状部材83に容易に取り付けることができる。
ここで、各切込部101は、切離部として機能する。
この実施例6に係るロールシートホルダ及びテープ印刷装置の各全体構成は、実施例1に係るロールシートホルダ3及びテープ印刷装置1とほぼ同じ構成である。また、実施例6に係るテープ印刷装置の制御構成及び制御処理は、実施例1に係るテープ印刷装置1の制御構成及び制御処理と同じ制御処理である。
ただし、実施例6に係る無定長ロールシート3Aは、実施例1に係る無定長ロールシート3Aの各切込部3Cに替えて、棒状部材83の最大径程度又は最大径よりも少し長い長さ寸法の2列のミシン目が所定間隔で該無定長ロールシート3Aの幅方向に平行に設けられている点で異なっている。
例えば、図12(A)に示すように、賞味期限である年月日及び時間を表す「2004/11/01 15:55」が印字された印字済みラベル106は、エンコーダマーク5の上側、即ち各印字済みラベル106の左側端縁部に各ミシン目105が2列平行に形成されている。
そして、図12(B)に示すように、印字済みラベル106の裏側面から各ミシン目105の間を押すことによって、各ミシン目105を切り離して表面側に押し上げ、その間に棒状部材83を挿通することによって、商品の賞味期限である年月日及び時間を表す「2004/11/01 15:55」が印字された印字済みラベル106を棒状部材83に容易に取り付けることができる。
ここで、各ミシン目105は、切離部として機能する。
この実施例7に係るロールシートホルダ及びテープ印刷装置の各全体構成は、実施例1に係るロールシートホルダ3及びテープ印刷装置1とほぼ同じ構成である。また、実施例7に係るテープ印刷装置の制御構成及び制御処理は、実施例1に係るテープ印刷装置1の制御構成及び制御処理と同じ制御処理である。
ただし、実施例7に係る無定長ロールシート3Aは、実施例1に係る無定長ロールシート3Aの各切込部3Cに替えて無定長ロールシート3Aの幅方向に所定間隔で平行に形成される2列のミシン目が設けられている点で異なっている。
例えば、図13(A)に示すように、賞味期限である年月日及び時間を表す「2004/11/01 15:55」が印字された印字済みラベル112は、この「2004/11/01 15:55」の上下に平行に所定長さ(例えば、棒状部材の最大径の約3倍の長さである。)の各ミシン目111が形成されている。
そして、図13(B)に示すように、印字済みラベル112の裏側面から印字データ「2004/11/01 15:55」が印字された印字部分を表面側に押し上げて各ミシン目111を切離し、その間に棒状部材83を挿通することによって、商品の賞味期限である年月日及び時間を表す「2004/11/01 15:55」が印字された印字済みラベル112を棒状部材83に容易に取り付けることができる。
ここで、各ミシン目111は、切離部として機能する。
この実施例8に係るロールシートホルダ及びテープ印刷装置の各全体構成は、実施例1に係るロールシートホルダ3及びテープ印刷装置1とほぼ同じ構成である。また、実施例8に係るテープ印刷装置の制御構成及び制御処理は、実施例1に係るテープ印刷装置1の制御構成及び制御処理と同じ制御処理である。
ただし、実施例8に係る無定長ロールシート3Aは、実施例1に係る無定長ロールシート3Aの各切込部3Cに替えて棒状部材83を挿通可能な貫通孔とこの貫通孔から搬送方向後ろ側切断位置まで形成される逆台形状の挿入用孔が設けられている点で異なっている。
例えば、図14(A)に示すように、賞味期限である年月日及び時間を表す「2004/11/01 15:55」、「2004/11/01 15:56」が印字された無定長ロールシート3Aの各エンコーダマーク5の上側には、棒状部材83を挿通可能な各貫通孔115とこの各貫通孔115の外周部から搬送方向後ろ側の各切断位置3Bまで形成される逆台形状の各挿入用孔116が設けられている。
そして、図14(B)に示すように、この賞味期限である年月日及び時間を表す「2004/11/01 15:55」、「2004/11/01 15:56」が印字された無定長ロールシート3Aを各切断位置3Bで順次切断することによって、各印字済みラベル117が作成される。また、この各切断位置3Bで切断された各印字済みラベル117の左側端縁部には、棒状部材83を挿通可能な貫通孔115及びこの貫通孔115に連続する外側端縁部が開口された挿入案内用の正面視逆台形状の開口部118が形成される。
これにより、棒状部材83を印字済みラベル117の開口部118内に押し込むことによって、この棒状部材83を貫通孔115に挿通することができ、商品の賞味期限である年月日及び時間を表す「2004/11/01 15:55」が印字された印字済みラベル117を棒状部材83に容易に取り付けることができる。
ここで、貫通孔115及びこの貫通孔115に連続する正面視逆台形状の挿入用孔116は、挿通部として機能する。
また、貫通孔115及び挿入用孔116は無定長ロールシート3Aの各エンコーダマーク5の搬送方向後ろ側に設けられたが、各エンコーダマーク5と反対側の側端縁部に設けてもよい。これにより、印字済みラベル117の右側端縁部に、棒状部材83を挿通可能な貫通孔115及び開口部118が形成されることとなる。
この実施例9に係るロールシートホルダ及びテープ印刷装置の各全体構成は、実施例1に係るロールシートホルダ3及びテープ印刷装置1とほぼ同じ構成である。また、実施例9に係るテープ印刷装置の制御構成及び制御処理は、実施例1に係るテープ印刷装置1の制御構成及び制御処理と同じ制御処理である。
ただし、実施例9に係る無定長ロールシート3Aは、実施例1に係る無定長ロールシート3Aの各切込部3Cに替えて棒状部材83を挿通可能な貫通孔とこの貫通孔の外周部から搬送方向後ろ側の切断位置3Bまで形成されるミシン目とが設けられている点で異なっている。
例えば、図15(A)に示すように、賞味期限である年月日及び時間を表す「2004/11/01 15:55」、「2004/11/01 15:56」が印字された無定長ロールシート3Aの各エンコーダマーク5の上側には、棒状部材83を挿通可能な各貫通孔121とこの貫通孔121の外周部から搬送方向後ろ側の切断位置3Bまで搬送方向に沿って形成されるミシン目122とが設けられている。
そして、図15(B)に示すように、この賞味期限である年月日及び時間を表す「2004/11/01 15:55」、「2004/11/01 15:56」が印字された無定長ロールシート3Aを各切断位置3Bで順次切断することによって、各印字済みラベル123が作成される。また、この各切断位置3Bで切断された各印字済みラベル123の左側端縁部には、棒状部材83を挿通可能な貫通孔121及びこの貫通孔121の外周部から上側の側端縁部に達するミシン目122が形成される。
これにより、各印字済みラベル123のミシン目122を切離して、各貫通孔121の外周部に開口部分124形成し、この開口部分124に棒状部材83を押し込むことによって、棒状部材83を貫通孔121内に挿通することができ、商品の賞味期限である年月日及び時間を表す「2004/11/01 15:55」が印字された印字済みラベル123を棒状部材83に容易に取り付けることができる。
ここで、貫通孔121及びこの貫通孔121の外周部から切断位置3Bに達するミシン目122は、挿通部として機能する。
また、貫通孔121及びミシン目122は無定長ロールシート3Aの各エンコーダマーク5の搬送方向後ろ側に設けられたが、各エンコーダマーク5と反対側の側端縁部に設けてもよい。これにより、印字済みラベル123の右側端縁部に、棒状部材83を挿通可能な貫通孔121及びミシン目122が形成されることとなる。
この実施例10に係るロールシートホルダ及びテープ印刷装置の各全体構成は、実施例1に係るロールシートホルダ3及びテープ印刷装置1とほぼ同じ構成である。また、実施例10に係るテープ印刷装置の制御構成及び制御処理は、実施例1に係るテープ印刷装置1の制御構成及び制御処理と同じ制御処理である。
ただし、実施例10に係る無定長ロールシート3Aは、実施例1に係る無定長ロールシート3Aの各切込部3Cに替えて棒状部材83を挿通可能な貫通孔とこの貫通孔から搬送方向後ろ側切断位置まで形成されるスリット状の挿入用孔が設けられている点で異なっている。
例えば、図16(A)に示すように、賞味期限である年月日及び時間を表す「2004/11/01 15:55」、「2004/11/01 15:56」が印字された無定長ロールシート3Aの各エンコーダマーク5の上側には、棒状部材83を挿通可能な各貫通孔125とこの各貫通孔125の外周部から搬送方向後ろ側の各切断位置3Bまで形成されるスリット状の各挿入用孔126が設けられている。
そして、図16(B)に示すように、この賞味期限である年月日及び時間を表す「2004/11/01 15:55」、「2004/11/01 15:56」が印字された無定長ロールシート3Aを各切断位置3Bで順次切断することによって、各印字済みラベル127が作成される。また、この各切断位置3Bで切断された各印字済みラベル127の左側端縁部には、棒状部材83を挿通可能な貫通孔125及びこの貫通孔125に連続する外側端縁部が開口された挿入案内用のスリット状の開口部128が形成される。
これにより、棒状部材83を印字済みラベル127のスリット状の横空き孔としての開口部128内に押し込むことによって、この棒状部材83を貫通孔125に挿通することができ、商品の賞味期限である年月日及び時間を表す「2004/11/01 15:55」が印字された印字済みラベル127を棒状部材83に容易に取り付けることができる。
ここで、貫通孔125及びこの貫通孔125に連続するスリット状の挿入用孔126は、挿通部として機能する。
また、貫通孔125及び挿入用孔126は無定長ロールシート3Aの各エンコーダマーク5の搬送方向後ろ側に設けられたが、各エンコーダマーク5と反対側の側端縁部に設けてもよい。これにより、印字済みラベル127の右側端縁部に、棒状部材83を挿通可能な貫通孔125及び開口部128が形成されることとなる。
この実施例11に係るロールシートホルダ及びテープ印刷装置の各全体構成は、実施例1に係るロールシートホルダ3及びテープ印刷装置1とほぼ同じ構成である。また、実施例11に係るテープ印刷装置の制御構成及び制御処理は、実施例1に係るテープ印刷装置1の制御構成及び制御処理と同じ制御処理である。
ただし、実施例11に係る無定長ロールシートは、実施例1に係る無定長ロールシート3Aの各エンコーダマーク5及び各切込部3Cに替えて、無定長ロールシートの一方の幅方向端縁部に棒状部材83等を挿通可能な該無定長ロールシートの幅方向に長い略横長六角形の各貫通孔が所定ピッチで設けられている点で異なっている。
また、無定長ロールシート130は、裏面側に粘着剤層が設けられていない自己発色性を有する長尺状の感熱シート(いわゆる、サーマルペーパー)等で構成され、裏面側が外側になるように、即ち、印字面側が内側になるように巻芯に巻回されている。また、無定長ロールシート130は、裏面に各エンコーダマーク5を設ける必要がないため、蛍光物質やポリ塩化ビフェニルを含まない感熱シートで構成されている。
また、この各貫通孔131は、無定長ロールシート130の幅方向に長い略横長六角形に穿設され、搬送方向の高さ寸法L1(例えば、L1=4mm、5mm、6mm等の高さ寸法である。実施例11では、L1は約4.6mmの高さ寸法である。)は、後述のように断面丸形の細長い棒状部材(例えば、一般に、直径寸法が約4.6mm〜5.1mmのフランクフルトソーセージの持ち手部分等である。)が挿通可能な大きさに形成されている(図21、図23参照)。
先ず、テープ印刷装置1のCPU62は、通信用インターフェース(I/F)68を介して外部のコンピュータ装置から印字データを入力された場合には、この印字データを印字バッファ66Aに記憶する。
その後、CPU62は、印字バッファ66Aに記憶している印字データをサーマルヘッド31を介して印字するように指令する印字開始指示信号が入力されたか否かを判断する。そして、この印字開始指示信号が入力された場合には、CPU62は、各シート判別センサS1〜S5から入力されている5ビットの符号を読み込み、RAM66に記憶する。
その後、CPU62は、ロールシートホルダ3に無定長ロールシート130が装着されていると判定した場合には、先ず、RAM66に記憶した「感熱シートの材質」のデータを読み出し、この「感熱シートの材質」に対する搬送速度をROM64から読み出して、該無定長ロールシート130の搬送速度として決定し、RAM66に記憶する。
また、CPU62は、印字バッファ66Aに記憶する印字データを読み出し、該印字データの搬送方向印字幅を算出する。そして、各貫通孔131の搬送方向ピッチ寸法P1を再度、読み出し、この搬送方向印字幅より大きく、且つ該搬送方向ピッチ寸法P1の2倍以上で最小の整数倍の長さを切断位置135(図20参照)間の距離寸法としてRAM66に記憶する。
また、CPU62は、「切込部132の有・無」のデータを読み出し、「有り」の場合には、印字領域が切込部132より無定長ロールシート130の幅方向内側になるように決定する。
続いて、CPU62は、切断用モータ74を駆動してカッターユニット8を往復移動させて切断位置135にて印字済み無定長ロールシート130を切断して、当該処理を終了する。これにより、一方の側端縁部に2個以上の貫通孔131及び切込部132が形成された印字済みラベルが作成される。
図20に示すように、外部のコンピュータ装置から印字データとして、商品の賞味期限である年月日及び時間を表す「2005/8/10,15:35」、「2005/8/10,15:35」、「2005/8/10,15:35」・・・、「2005/8/10,15:35」が入力されて、印字開始指示信号が入力された場合には、CPU62は、各シート判別センサS1〜S5の検出情報に基づいて装着されたロールシートホルダ3の無定長ロールシート130の搬送速度、各貫通孔131の搬送方向ピッチ寸法、即ち切断位置135間の距離寸法、切込部132の有・無データの「有り」等を決定する。
これにより、図21及び図22に示すように、商品の賞味期限である年月日及び時間を表す各印字データ「2005/8/10,15:35」が印字されて、一方の端縁部(図21及び図22中、左側端縁部である。)に挿通部としての2個の各貫通孔131及び各切込部132が形成された印字済みラベル138が順次作成される。
これにより、例えば、賞味期限である年月日及び時間が印字された印字済みラベル138を店頭に並べられたフランクフルトソーセージ等の持ち手部分の棒に容易に取り付けることができる。
また、図23(B)に示すように、断面丸形の棒状部材143の直径が、貫通孔131の無定長ロールシート130の搬送方向の高さ寸法L1より少し大きい場合には、この棒状部材143を貫通孔131に押し込むことによって、切込部132が幅方向(図23(B)中、上下方向)に広がって、印字済みラベル138を破ることなく棒状部材143に取り付けることができる。そして、この印字済みラベル138と棒状部材143との間に生じる摩擦力によって該棒状部材143から抜け落ちるのを確実に防止することができる。
これにより、例えば、賞味期限である年月日及び時間が印字された印字済みラベル138を店頭に並べられた串焼きや串かつ等の持ち手部分の棒に容易に取り付けることができる。
また、図24(B)、図25(B)及び図26(B)に示すように、断面形状が横長楕円形の棒状部材146、断面形状が横長四角形の棒状部材149及び断面形状が横長六角形の棒状部材152のように、各棒状部材146、149、152の幅寸法が、貫通孔131の無定長ロールシート130の幅方向の幅寸法L2よりも大きい場合には、この各棒状部材146、149、152を貫通孔131に押し込むことによって、切込部132が幅方向(図24(B)、図25(B)及び図26(B)中、上下方向)に広がって、印字済みラベル138を破ることなく各棒状部材146、149、152に取り付けることができると共に、この印字済みラベル138が各棒状部材146、149、152との間に生じる摩擦力によって該各棒状部材146、149、152から抜け落ちるの確実に防止することができる。
また、各貫通孔131に長さL3の切離可能な切込部132が形成されているため、この各貫通孔131に挿通可能な断面略丸形の各棒状部材83、143の2倍以上の幅寸法に形成された略平板状の各棒状部材146、149、152に印字済みラベル138を取り付けることが可能となる。このため、印字済みラベル138を種々の断面形状の各棒状部材83、141等に容易に取り付けることができる。
例えば、一般に、直径約4.6mm〜5.1mmのフランクフルトソーセージの持ち手部分や、一般に、厚さ寸法が約2.5mm〜3.5mmで幅寸法が約8.5mm〜10.5mmの串焼きや串かつ等の持ち手部分等に容易に取り付けることができる。
上記実施例1乃至実施例10に係る無定長ロールシート3Aも粘着剤層を有しない感熱シートのみから形成されると共に、蛍光物質やポリ塩化ビフェニルを含まない感熱シートで形成してもよい。これにより、各印字済みラベル82、92等を棒状部材83に挿通して取り付けても、食品の安全衛生上において問題なく取り付けて使用することが可能となる。
2 本体筐体
3 ロールシートホルダ
3A、130 無定長ロールシート
3B、135 切断位置
3C、95A、101 切込部
5 エンコーダマーク
11 フォトセンサ
26 プラテンローラ
31 サーマルヘッド
S1〜S5 シート判別センサ
60 シート判別部
60A〜60E センサ孔
61 制御回路部
72 シート送りモータ
74 切断用モータ
82 印字済みラベル
83 棒状部材
91、95、115、121、125 貫通孔
92、96、98、102、106 印字済みラベル
105、111、122 ミシン目
112、117、123、127 印字済みラベル
116、126 挿入用孔
118、124、128 開口部
131 貫通孔
132 切込部
138 印字済みラベル
141、145、146、148、149、151、152 棒状部材
P1 ピッチ寸法
L1 高さ寸法
L2 幅寸法
L3 長さ
Claims (5)
- 長尺状のロールシートを搬送するための搬送手段と、該ロールシートに印刷する印刷手段と、印字済みロールシートを切断する切断手段と、を備えたテープ印刷装置に使用され、前記ロールシートが巻回されると共に、該テープ印刷装置内で着脱可能な状態で支持されるロールシートホルダにおいて、
前記ロールシートは、少なくとも一方の幅方向端縁部に長手方向に沿って所定ピッチで穿設されて棒状部材を挿通可能な貫通孔を有し、
前記テープ印刷装置は、前記貫通孔を検出する貫通孔検出センサと、
前記貫通孔検出センサの検出情報に基づき前記搬送手段及び前記印刷手段を駆動制御する制御手段と、を有し、
前記貫通孔は、該ロールシートの幅方向に長い略横長六角形に形成されて、前記略横長六角形のロールシートの幅方向中央部側の端縁角部から外側方向に所定長さ形成される切離可能な切込部を有することを特徴とするロールシートホルダ。 - 前記略横長六角形は、前記ロールシートの長手方向の対辺間の距離が該ロールシートの幅方向各端縁角部間の距離の約半分の長さに形成されていることを特徴とする請求項1に記載のロールシートホルダ。
- 前記ロールシートホルダは、前記テープ印刷装置の底面部に配置されたセンサ手段と協働して該ロールシートの種類を特定するロールシート特定部を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のロールシートホルダ。
- 前記ロールシートは、粘着材層を有しない長尺状の連続する無定長ロールシートのみから形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のロールシートホルダ。
- 前記無定長ロールシートは、蛍光物質及びポリ塩化ビフェニルを含まないことを特徴とする請求項4に記載のロールシートホルダ。
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