JP4788120B2 - キーレスエントリシステム及び方法、携帯通信端末及びそのコンピュータ・プログラム - Google Patents

キーレスエントリシステム及び方法、携帯通信端末及びそのコンピュータ・プログラム Download PDF

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Description

本発明は、キーレスエントリシステムの技術分野に関する。特に本発明は、携帯通信端末をキーレスエントリ端末として利用するキーレスエントリシステムの技術分野に関する。
携帯電話機の急速な普及に伴って、自動車(以下、車両)運転中の携帯電話機による通話が大きな問題となっている。運転中の通話は、一般に、ドライバの運転操作への集中を妨げることになるので、交通事故を誘発する大きな要因となる。
そこで近年においては、所定のユーザ操作に応じて遷移(移行)した動作モードにおいて、着信があった場合であっても、着信音の鳴動は行うこと無く、着信履歴情報を自装置に記録することが可能な携帯電話機が提案されている。係る動作モードにおいて、着信を行った相手(発信元)には、着信先が運転中である旨のガイダンスが流される。このような携帯電話機によれば、着信音の鳴動が規制されるので、運転操作中に着信した電話にドライバが対応(応答)しようとする行動を防止することができる。
ここで、本願出願に先だって存在する従来技術としては、例えば以下の特許文献がある。
即ち、特許文献1には、乗員が所持するICカードを利用して、車両のドアロック機構の施錠及び解錠を行うことが可能な電子保安システムが提案されている。このICカードには、当該乗員の指紋情報が予め登録されている。そして、同システムにおいて、車両側の装置は、当該ICカードから読み出した指紋情報と、乗員の指から読み取った指紋とを利用して認証を行う。
また、特許文献2には、近距離無線通信が可能な携帯電話機と車両側の制御装置とによって構成されるシステムにおいて、車両のエンジン回転数が所定値を越えたときに、乗員が所持する当該携帯電話機の発信を規制(着信は許容)する技術が提案されている。
また、特許文献3には、発呼ボタンの押下に応じて携帯端末(携帯電話機)から送出される発呼信号を車載機にて受信すると共に、その発呼信号に含まれる発信者IDによって認証した結果に従って、車両のドアロックを解除可能な盗難防止システムが提案されている。
また、特許文献4には、送受信可能なインタフェースを介して接続された携帯情報端末と車載機との間で認証を行うと共に、車両のステアリングロック、ミッションロック、並びにドアロックを解除可能な盗難防止システムが提案されている。
そして、特許文献5には、乗員が所持するICカードを利用して、車両のドアロック機構を解除する車両防犯システムが提案されている。このICカードには、車両の車体番号や当該乗員の電話番号等の固有情報が予め登録されている。
特開2001−342760号公報(段落番号0032、図4) 特開2003−102058号公報(段落番号0018、図7) 特開2003−120097号公報(段落番号0009、0010、図2) 特開2003−327055号公報(段落番号0025、図2) 特開平09−164914号公報(段落番号0014、図2)
ところで、着信音の鳴動が規制される上記動作モードへの遷移は、当該動作モードを利用しようという意思を持つユーザ(ドライバ)による操作が必要である。このため、ユーザは、当該操作を忘れて、或いは当該操作を煩わしいと考えて敢えて当該操作を行わずに運転を開始する場合がある。この場合、せっかくの機能が活用されずに、ドライバであるユーザは、運転操作中に通話を行う可能性がある。
従って、このような問題を解決するためには、上記動作モードへの遷移を自動的に行うことができれば良い訳である。そして、車両乗車中に上記動作モードに自動遷移する装置構成としては、車両によるユーザの移動(例えば、所定速度以上の移動を検出)を、携帯電話機に搭載したGPS(グローバル・ポジショニング・システム)によって検出する方法が考えられる。
しかしながら、同乗している各乗員(ユーザ)が、上記GPSによる移動検出及び着信音を規制する動作モードを備える同一機能の携帯電話機を所持している場合、車両が走行するのに応じて、個々の携帯電話機が同様な動作を行うことになる。このため、ドライバ以外の乗員は車両走行中においても危険を伴うこと無く通話できるにも関わらず、車両走行中には、全ての乗員が着信応答するできなくなってしまい利便性に欠ける。また、係る機能を備える携帯電話機は、例えば信号待ちや渋滞中等の運転環境においては、運転中であるのかそうでないのかの判別ができない、といった問題がある。
そこで、本発明は、車両の運転操作をユーザが行っているか否かに応じて、携帯通信端末による報知動作を的確に切り替えることを目的とする。
上記の目的を達成すべく、本発明に係るキーレスエントリシステムは、以下の構成を備えることを特徴とする。
即ち、携帯通信端末と、車両に搭載され、前記携帯通信端末の認証コードを記憶した車載機とが近距離無線通信手段によって通信を行うことにより、その車両のドアロック機構の施錠及び解錠を行うキーレスエントリシステムであって、前記車載機は、前記近距離無線通信手段により、前記携帯通信端末から前記認証コードと解錠指示信号を受信した場合、受信した認証コードを前記記憶した認証コードと照合することによって認証した後、前記ドアロック機構を解錠すると共に解錠動作完了を示す情報を前記携帯通信端末へ返信し、前記携帯通信端末は、前記車載機へ前記認証コードと前記解錠指示信号を送信し、該送信した解錠指示信号への返信として前記車載機から前記解錠動作完了を示す情報が返信された場合、ユーザへの報知動作(音声、バイブレーション、発光等による報知)を禁止することを特徴とする。さらに、前記車載機は、前記携帯通信端末から前記認証コードと施錠指示信号を受信した場合、受信した認証コードを前記記憶した認証コードと照合することによって認証した後、前記ドアロック機構を施錠して施錠動作完了を示す情報を前記携帯通信端末へ返信し、前記携帯通信端末は、前記車載機へ前記認証コードと前記施錠指示信号を送信し、該施錠指示信号に対する返信として前記車載機から前記施錠動作完了を示す情報が返信された場合、前記報知動作の禁止を解除することを特徴とする
また、例えば前記報知動作の禁止中において、少なくとも着信報知を禁止すると良い。そしてこの場合、更に、前記携帯通信端末への着信自体を禁止しても良い。
好適な実施形態において、前記近距離無線通信手段は、
前記携帯通信端末に設けられたRF−ID(Radio Frequency ID)タグと、前記車載機に設けられた該RF−IDタグのリーダ・ライタとによって構成される。
そして、上記場合、前記リーダ・ライタのアンテナは、前記車両の運転席ドア乃至その近傍に設けると良い。
また、上記同目的を達成する他の検知は、車両に搭載され、携帯通信端末の認証コードを記憶した車載機と近距離無線通信を行い、送信した認証コードが前記車載機において前記記憶された認証コードと照合されて認証されることによって、その車両のドアロック機構の施錠及び解錠を行う携帯通信端末であって、
前記車載機との通信を行う近距離無線通信手段と、
前記ドアロック機構が施錠された状態において、前記ドアロック機構を解錠すべく前記車載機へ前記近距離無線通信手段を利用して前記認証コードと解錠指示信号を送信し、送信した解錠指示信号に対する返信として前記車載機から解錠動作完了を示す情報が返信された場合、ユーザへの報知動作を禁止すると共に、その後、前記ドアロック機構を施錠すべく前記車載機へ前記近距離無線通信手段を利用して前記認証コードと施錠指示信号を送信し、送信した施錠指示信号に対する返信として前記車載機から施錠動作完了を示す情報が返信された場合、前記報知動作の禁止を解除する制御手段と、
を備えることを特徴とする。

尚、同目的は、上記の各構成のキーレスエントリシステムに対応する方法によっても達成される。
また、同目的は、上記の各構成を有するキーレスエントリシステムを構成する携帯通信端末を、コンピュータによって実現するコンピュータ・プログラム、及びそのコンピュータ・プログラムが格納されている、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体によっても達成される。
上記の本発明によれば、車両の運転操作をユーザが行っているか否かに応じて、携帯通信端末による報知動作を的確に切り替えることができる。
以下、本発明に係るキーレスエントリシステムを、代表的な携帯通信端末である携帯電話機(1)と、車両(車両)に搭載された車載機(3)とが、近距離無線通信の一例であるRF−ID(Radio Frequency ID)タグ(無線ICタグ)を利用して情報交換するシステム構成を例に説明する。
本実施形態に係るキーレスエントリシステムは、携帯電話機1と、車両2に搭載された車載機3とによって構成される。次に、携帯電話機1(図1)、車載機3(図2)の各装置構成を説明した後、図3及び図4を参照して本実施形態に係るキーレスエントリシステムの使用態様について説明する。
<携帯電話機1>
図1は、本実施形態に係るキーレスエントリシステムを構成する携帯電話機1を例示するブロック構成図である。
本実施形態において、携帯電話機1は、大別して、アンテナ201、無線送受信回路202、制御回路203、操作デバイス(ポインティング・デバイスを含む)207、表示デバイス208、マイク209、スピーカ210、バイブレータ211、並びに無線IDタグ212を備える。
制御回路203は、CPU(Central Processing Unit)200、動作用メモリ204、保持用メモリ205、IDメモリ206、及び不図示のハードウェアを備える。制御回路203において、CPU200は、保持用メモリ205から読み出したプログラム群を実行することにより、携帯電話機1の各部の動作を司る。
具体的には、制御回路203のCPU200は、無線送受信回路202で復調された信号から自機の呼び出し番号を検出することにより、着信報知を行う。さらに、制御回路203のCPU200は、音声信号やデジタルデータ信号の処理を行うことにより、マイク209及びスピーカ210を利用した音声通話、メール送受信機能、サーバ接続機能等のデータ通信等を実現する。
さらに、制御回路203のCPU200は、動作用メモリ204に読み出されたプログラム群を実行するに際して、操作デバイス207を介してユーザが入力した指示に従う。
表示デバイス208は、液晶表示器等のディスプレイ208Aを含む。表示デバイス208は、操作デバイス207に対するユーザの操作と連動した各種入力内容や、自端末の動作状態をユーザに報知する各種メッセージやシンボル等を、ディスプレイ208Aに表示する。
IDメモリ206は、自機の呼び出し番号(発番号)を保持する。制御回路203において、CPU200は、IDメモリ206から読み出した呼び出し番号(発番号)を利用して、復調信号の所定位置に対応するデータの照合を行う。
動作用メモリ(RAM:random access memory)204は、CPU200の動作時のワーク用として使用される。
保持用メモリ205は、不揮発メモリ(Flash Memory等)であって、例えば、CPU200の動作プログラム、各種パラメータ、無線IDタグ212を介して取得したドアロック機構306Aの動作状態を表す情報等を保持する。
なお、動作用メモリ204と保持用メモリ205、IDメモリ206の一部は物理的に同一のデバイス内で領域を分けて実現される場合がある。
アンテナ201は、位相変調された電波を送受信するほか、公知の無線通信端末のアンテナと同様の機能を有する。
無線送受信回路202は、アンテナ201から受信した電波の復調と、制御回路203から出力されるデジタル信号に対して位相変調を行う。また、無線送受信回路202は、公知の無線通信端末の無線送受信回路と同様の機能を有する。
バイブレータ211は、制御回路203の指示に応じて、不図示のアクチュエータを駆動することにより、ユーザに対して着信報知を行う。
無線ID(RF−ID:Radio Frequency ID)タグ212は、車両2側のリーダ・ライタ302(リーダ・ライタ用アンテナ303)との無線通信を行う無線ICチップである。本実施形態において、無線IDタグ212は、係る無線通信により、ドアロック機構306Aの動作を指示すると共に、同機構の動作状態を表す情報を取得するために使用される(詳細は後述する)。
ここで、無線IDタグ212と、リーダ・ライタ302との間で行われる無線通信自体は、例えば非接触電力伝送技術を利用する等、現在では一般的な構成を採用することができるので、本実施形態における詳細な説明は省略する。
そして、マイク209には、ユーザの音声が入力される。スピーカ210は、ユーザに対して、所定の着信音や通話音声等を出力する。
尚、携帯電話100が上記の装置構成において外部装置との間で実行するデータ送受信処理、音声処理等の動作自体は、現在では一般的な技術を採用することができる。このため、本実施形態における詳細な説明は省略する。
<車載機3>
次に、車両側の装置構成について説明する。図2は、本実施形態に係るキーレスエントリシステムを構成する車両2側の構成を例示するブロック図である。
同図において、車両2は、携帯電話機1との無線通信、並びに車両2のドアロック制御を行う車載機3を備える。車載機3は、大別して、ECU(Electronic Control Unit)301、リーダ・ライタ302、電源ユニット304、表示ユニット305、ドアロック・ユニット306を備える。
ECU301は、CPU301Aにて動作制御用プログラムを実行することにより、携帯電話機1との無線通信、並びに車両2のドアロック制御を司る。
リーダ・ライタ302は、ECU301の指示に従って、携帯電話機1に設けられた無線IDタグ212から情報を読み出すと共に、同タグに対して情報を書き込む。
電源ユニット304は、ECU301の指示に従って、リーダ・ライタ302、ドアロック・ユニット306等への電源供給を制御する。
表示ユニット305は、ECU301の指示に従って、例えばドアロック機構306Aの動作状態等、乗員に対する各種表示を行う。
ドアロック・ユニット306は、ECU301の指示に従って、車両2に設けられたドアの施錠(ロック)及び解錠(アンロック)を行うドアロック機構306Aの動作状態を制御する。
そして、アンテナ303は、リーダ・ライタ302による読み取り及び書き込み動作を実現すべく、携帯電話機1側の無線IDタグ212との無線通信(必要に応じて、非接触電力伝送を含むものとする)を行うためのアンテナである。
図3は、本実施形態に係るキーレスエントリシステムの使用態様を説明する図である。本実施形態において、リーダ・ライタ用アンテナ303は、図3に示すように、一例として、車両2の運転席ドア4のドアノブ周辺に設けられている。また、図4は、本実施形態に係るキーレスエントリシステムの使用態様を説明するフローチャートである。
(解錠)
まず、車両2への乗車に際して、携帯電話機1を所持するユーザは、携帯電話機1をアンテナ303の近傍にかざす行為(携帯電話機1をアンテナ303の位置に直接接触させても良い。以下同様)を行う(ステップS1)。
そして、係る行為を契機として、携帯電話機1に設けられた無線IDタグ212と、アンテナ303(リーダ・ライタ302)との離間距離が無線通信可能な所定距離範囲内となるのに応じて、無線IDタグ212と、リーダ・ライタ302との無線通信を開始する。即ち、リーダ・ライタ302は、本キーレスエントリシステムを構成すべく車載機3とのペア(組)をなす携帯電話機1の認証コードを予め記憶している。リーダ・ライタ302は、記憶している認証コードと、当該所定距離範囲内に位置する無線IDタグ212から読み出した認証コードとを照合する(ステップS2)。認証を行った後、車載機3は、ドアロック機構306Aが施錠された状態の場合にはドアロック・ユニット306を制御することにより、同機構を解錠する(ステップS3)。これにより、ユーザは、イグニッションキー等を用いることなく、車両2の解錠及びその後の乗車を行うことができる。即ち、本実施形態において、携帯電話機1は、キーレスエントリ端末として機能する。尚、施錠状態から解錠が行われるまでの通信手順については後述する。
また、携帯電話機1は、上記解錠のための無線通信が無線IDタグ212とリーダ・ライタ302との間で行われるのに応じて、携帯電話機1の動作モードを、「ドライブモード」に遷移させる。この「ドライブモード」は、携帯電話機1の動作モードのうち、ユーザへの報知動作を禁止(規制)するモードである。
ここで、報知動作は、通話着信、電子メール受信、その他実行中のアプリケーション機能のためのパケット受信等のイベント発生をユーザにリアルタイムに通知(報知)するために行われる。そして、この報知動作は、携帯電話機1における音声出力、バイブレーション、並びに発光のうちの少なくとも何れかの態様で行われる。係る「ドライブモード」においては、前記少なくとも何れかの態様で行われるユーザへの報知動作自体は禁止されるものの、報知が行われなければユーザの運転操作を妨げることは無い。
そこで、本実施形態において、携帯電話機1は、音声等によるユーザへの報知を伴わない動作(着信履歴の記録、伝言メッセージの保存処理や電子メールの受信処理等)自体は実行する。更に、携帯電話機1は、報知動作の禁止中に着信履歴の記録等を行った場合、そのことをユーザ(ドライバ)が後刻に認識できるように、ディスプレイ208Aにその旨のメッセージ乃至は所定のシンボルを表示する。
また、携帯電話機1は、係る報知動作の禁止中に着信を行った発信元に対して、携帯電話機1のユーザが車両運転中である旨のメッセージを報知する。そしてこの場合、発信元に対する当該メッセージの報知動作は、携帯電話機1の機能として単独で、或いは、携帯電話機1とインフラ側(即ち、基地局や制御局等の外部装置)とが一般的な手順によって適宜協業することによって実現することができる。このため、係るメッセージを発信元の装置(電話機等)にて報知するための詳細な説明は省略する。
また、「ドライブモード」においては、報知動作だけでなく、運転中の通話等の危険行為を防止すべく、携帯電話機1からの発信動作(電話の発信、電子メールの送信等)をも禁止する考え方を採ることもできる。しかしながら、本実施形態では、車両運転中に緊急事態が発生した際の非常連絡を可能とすべく、報知動作だけを禁止する。
(施錠)
その後、当該ユーザは、例えば目的地において車両2から下車した際、ドアを閉めた後で、携帯電話機1をアンテナ303の近傍にかざす行為を再び行う(ステップS1)。そして、係る行為を契機として、携帯電話機1に設けられた無線IDタグ212と、アンテナ303(リーダ・ライタ302)との離間距離が無線通信可能な所定距離範囲内となるのに応じて、無線IDタグ212と、リーダ・ライタ302との無線通信が開始される。このとき、上述した解錠の場合と同様に認証(ステップS2)を行った後、車載機3は、ドアロック・ユニット306を制御することにより、ドアロック機構306Aを施錠する(ステップS3)。これにより、ユーザは、イグニッションキー等を用いることなく、キーレスエントリ端末として機能する携帯電話機1を用いて、車両2の施錠を行うことができる。尚、解錠状態から施錠が行われるまでの通信手順については後述する。
また、携帯電話機1は、上記施錠のための無線通信が無線IDタグ212とリーダ・ライタ302との間で行われるのに応じて、携帯電話機1の動作モードを、それまでの「ドライブモード」から、ユーザへの報知動作が行われる他の動作モードに遷移させる。
従って、ユーザは、携帯電話機1を利用して、ドアロック機構306Aを施錠及び解錠を容易に行うことができる。更に、携帯電話機1は、ドアロック機構306Aが解錠状態にある期間(即ち、車両2に乗車中)にわたって、上記「ドライブモード」に遷移する。このため、乗員であるユーザは、携帯電話機1による報知動作によって運転操作への集中を妨げられることはない。
また、本実施形態では、図3に示したように、リーダ・ライタ用アンテナ303を運転席ドア4のドアノブ周辺に設けている。このため、上述した一連の施錠及び解錠動作を起こすことができるのは、原則として、車両2のドライバとなるユーザが所持する携帯電話機1である。従って、車両2の運転席以外のドアを利用して乗降する乗員は、携帯電話機1を所持していた場合であっても、車両2に乗車中に報知動作が規制されること無く、通常通り使用することができる。但し、この利便性を享受するためのリーダ・ライタ用アンテナ303の設置場所は、運転席ドア4のドアノブ周辺に限られるものではない。例えば、運転席ドア4のリムや、当該ドア近傍の、車両2のルーフ縁部等にリーダ・ライタ用アンテナ303を設けても良い。
このように、上述した携帯電話機1及び車載機3は、本実施形態においてキーレスエントリシステム(スマートキーレスエントリシステム)を構成する。
<制御処理>
次に、上述した一連の動作を実現すべく、携帯電話機1及び車載機3において実行される制御処理について、図5及び図6を参照して説明する。
図5は、車載機3のECU301が行う制御処理を示すフローチャートである。同図に示すフローチャートは、図2に示す車載機3においてECU301内のCPU301Aが実行するソフトウェア・プログラムの処理手順を表す。
また、図6は、携帯電話機1の制御回路203が行う制御処理を示すフローチャートである。同図に示すフローチャートは、図1に示す携帯電話機1において制御回路203内のCPU200が実行するソフトウェア・プログラムの処理手順を表す。
即ち、携帯電話機1に設けられた無線IDタグ212と、アンテナ303との離間距離が無線通信可能な所定距離範囲内となるのに応じて、無線IDタグ212と、リーダ・ライタ302との無線通信を開始する。このとき、携帯電話機1のCPU200は、自端末の認証コードを、車載機側に送信する(図6のステップS201)。車載機3のECU301において、CPU301Aは、受信した当該認証コードを利用して、当該携帯電話機が自装置とペアをなす正当な端末であるかを認証する(図5のステップS101)。
CPU301Aは、ステップS101にて認証に成功した場合、ECU301内の不図示のメモリ等に記憶しているところの、ドアロック機構306Aの現在の動作状態を表す情報を、リーダ・ライタ302を利用して無線IDタグ212に書き込む(図5のステップS102)。
携帯電話機1において、CPU200は、無線IDタグ212に書き込まれた情報が、ドアロック機構306Aの施錠状態を表すか否かを判断する(図6のステップS202)。そして、CPU200は、ステップS202にてYES判定(施錠状態)の場合に、ドアロック機構306Aを解錠すべく、解錠指示信号を車載機2側に送信する(図6のステップS203)。一方、CPU200は、ステップS202にてNO判定(解錠状態)の場合に、ドアロック機構306Aを施錠すべく、施錠指示信号を車載機2側に送信する(図6のステップS206)。送出された解錠指示信号または施錠指示信号は、リーダ・ライタ用アンテナ303にて受信される。
次に、携帯電話機1のCPU200は、ステップS203にて解錠指示信号を送信した場合、自端末の現在の動作モードが「ドライブモード」であるかを判断する(図6のステップS204)。そして、ステップS204にて動作モードが「ドライブモード」以外の他の動作モードであると判断した場合(NO判定の場合)、CPU200は、自端末の動作モードを、「ドライブモード」に移行する(図6のステップS205)。これにより、携帯電話機1は、次回動作モードを変更するまでの間、着信音の鳴動等の報知動作を禁止する。
一方、携帯電話機1のCPU200は、ステップS206にて施錠指示信号を送信した場合、自端末の現在の動作モードが「ドライブモード」であるかを判断する(図6のステップS207)。そして、ステップS207にて動作モードが「ドライブモード」であると判断した場合(YES判定の場合)、CPU200は、自端末の動作モードを、「ドライブモード」以外の他の動作モードに移行する(図6のステップS208)。これにより、携帯電話機1は、次回「ドライブモード」に遷移するまでの間、着信音の鳴動等の報知動作を実行する。
尚、上記他の動作モードであっても、所謂マナーモード選択時には、適宜着信音等の出力が規制されるものとする。
ところで、車載機3のECU301において、CPU301Aは、携帯電話機1における上記ステップS203乃至ステップS206の処理に応じて、解錠指示信号乃至は施錠指示信号を受信する(図5のステップS103,ステップS105)。
そして、CPU301Aは、ステップS103にて解錠指示信号を受信したと判断した場合(YES判定の場合)、ドアロック・ユニット306にドアロック機構306Aの解錠を指示する(図5のステップS104)。一方、CPU301Aは、ステップS105にて施錠指示信号を受信したと判断した場合(YES判定の場合)、ドアロック・ユニット306にドアロック機構306Aの施錠を指示する(図5のステップS106)。
そして、CPU301Aは、ステップS103乃至ステップS106における指示後に、ドアロック機構306Aの現在の動作状態を表す情報を、ECU301内の不図示のメモリ等に記憶する(図5のステップS107)。本ステップにて記憶された情報は、上述したステップS102にて参照される情報である。
尚、上述したステップS205(ステップS208)における動作モードの設定処理は、ステップS203(ステップS206)にて送出した解錠指示信号(施錠指示信号)に応じて、ドアロック機構306A(ドアロック・ユニット306)が実際に動作を完了したことを確認してから実行しても良い。より具体的には、動作完了を表すアンサーバック情報を、リーダ・ライタ302から無線IDタグ212に書き込む、或いは、電子メールにて送信する等の手順によって、携帯電話機1にて動作完了を確認すれば良い。
また、上述した実施形態では、携帯電話機1のユーザがドライバとして車両2を運転している間は、ドアロック機構306Aが解錠状態となる。このため、幼児が同乗している場合等には、施錠したい状況も想定される。そこで、このような場合には、ドライバ或いは他の同乗者が、車室内においてマニュアルにてドアロック操作を行えば良い。このような操作が行われたとしても、上述したシステム構成において、車載機3と、「ドライブモード」に移行中の携帯電話機1とは独立したものである。よって、携帯電話機1による報知動作は禁止された状態を継続することができるので好適である。
以上説明した本実施形態によれば、車両2の運転操作をユーザ(ドライバ)が行っているか否かに応じて、携帯電話機1による報知動作を的確に切り替えることができる。
即ち、ドアロック機構306Aが解錠された場合、本実施形態では、携帯電話機1のユーザが車両2に乗車した後、当該車両を運転していると判断できる。そこで、本実施形態では、煩わしい操作をユーザに強いること無く、携帯電話機1が「ドライブモード」に自動的に移行することにより、着信音の鳴動規制等が的確に開始される。従って、運転操作中に報知が開始された着信音等に気を取られて、ドライバであるユーザの運転操作への注意力が低下すること、並びに運転操作中に着信した電話に応答すること等の危険な状況の発生を未然に防止することができる。
また、ドアロック機構306Aが施錠された場合、本実施形態では、携帯電話機1のユーザが車両2から下車したと判断できる。そこで、本実施形態では、携帯電話機1が「ドライブモード」以外の動作モードに自動的に移行することにより、煩わしい操作をユーザに強いること無く、着信音の鳴動規制等が確実に解除される。従って、下車後においても「ドライブモード」が継続することにより、着信した電話に気付かないという状況を未然に防止することができる。
<実施形態の変形例>
尚、上述した実施形態においては、本発明を、代表的な携帯通信端末である携帯電話機に適用した場合について説明した。しかしながら、本発明の適用範囲はこれに限られるものではなく、例えば、近距離無線通信機能を有するPDA(Personal Digital Assistance)等の情報処理装置に対しても適用可能である。
また、上述した実施形態では、近距離無線通信方式の一例として、車載機3と携帯電話機1とがRF−IDによって通信する場合について説明した。しかしながら、本発明は、RF−IDに限られるものではなく、赤外線通信、ブルートゥース(Bluetooth)等の近距離無線通信方式を採用することができる。
また、上述した実施形態においては、「ドライブモード」において携帯電話機1によるユーザへの報知動作を禁止した。しかしながら、本発明は係る構成に限られるものではなく、携帯電話機1への着信、電子メール受信等の動作自体を禁止する構成を採用しても良い。そしてこの場合、着信等の動作の許容、禁止の切り替え処理は、携帯電話機1の制御回路203と、携帯電話機1のインフラ側(即ち、基地局や制御局等の外部装置)とが適宜協業することによって実現すれば良い。
また、上述した実施形態においては、携帯電話機1を利用したキーレスエントリの機能として、ユーザがキー操作を行う必要の無いタイプ(所謂、オルタネート型)を例に説明した。しかしながら、本発明は係る装置構成に限られるものではない。より具体的には、携帯電話機1の操作デバイス207のキー操作に応じて施錠指示信号乃至解錠指示信号が送出される装置構成を採用しても良い。
また、上述した実施形態では、音声、バイブレーション、発光(携帯電話機1の不図示のランプを使用)の各動作態様によるユーザへの報知動作を、「ドライブモード」中には禁止する構成を例に説明した。しかしながら、本発明は係る装置構成に限られるものではない。より具体的には、これら各動作態様のうち少なくとも何れかを禁止する装置構成を採用しても良い。但し、ドライバの運転操作への集中を妨げないためには、これら全ての動作態様による報知を禁止することが望ましい。
また、ユーザによって携帯電話機1(無線IDタグ212)が、アンテナ303(リーダ・ライタ302)の近傍にかざされる(配置される)際には、解錠直後に施錠する等、所謂、チャタリングの発生も予想される。そこで、そのような不適当な動作を防止するため、判断を伴う上述した各処理ステップにおいては、適当な検出しきい値(時間余裕)を設けると良い。
尚、上述した各実施形態を例に説明した本発明は、上述した携帯通信端末1、車載機3のECU301に対して、その説明において参照したフローチャート(図5、図6)の機能を実現可能なコンピュータ・プログラムを供給した後、そのコンピュータ・プログラムを、当該装置のCPU(200,301A)に読み出して実行することによって達成される。また、当該装置内に供給されたコンピュータ・プログラムは、読み書き可能なメモリまたはハードディスク装置等の記憶デバイスに格納すれば良い。
また、前記の場合において、当該各装置内へのコンピュータ・プログラムの供給方法は、出荷前の製造段階、或いは出荷後のメンテナンス段階等において、適当な治具を利用して当該装置内にインストールする方法や、インターネット等の通信回線を介して外部よりダウンロードする方法等のように、現在では一般的な手順を採用することができる。そして、このような場合において、本発明は、係るコンピュータ・プログラムのコード或いは記憶媒体によって構成される。
本実施形態に係るキーレスエントリシステムを構成する携帯電話機1を例示するブロック構成図である。 本実施形態に係るキーレスエントリシステムを構成する車両2側の構成を例示するブロック図である。 本実施形態に係るキーレスエントリシステムの使用態様を説明する図である。 本実施形態に係るキーレスエントリシステムの使用態様を説明するフローチャートである。 車載機3のECU301が行う制御処理を示すフローチャートである。 携帯電話機1の制御回路203が行う制御処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 携帯電話機
2 車両
3 車載機
4 運転席ドア
200 CPU
201 アンテナ
202 無線送受信回路
203 制御回路
204 動作用メモリ
205 保持用メモリ
206 IDメモリ
207 操作デバイス
208 表示デバイス
208A ディスプレイ
209 マイク
210 スピーカ
211 バイブレータ
212 無線IDタグ
301 ECU
301A CPU
302 無線IDタグ用リーダ・ライタ
303 リーダ・ライタ用アンテナ
304 電源ユニット
305 表示ユニット
306 ドアロック・ユニット
306A ドアロック機構

Claims (19)

  1. 携帯通信端末と、車両に搭載され、前記携帯通信端末の認証コードを記憶した車載機とが近距離無線通信手段によって通信を行うことにより、その車両のドアロック機構の施錠及び解錠を行うキーレスエントリシステムであって
    記車載機は、前記近距離無線通信手段により、前記携帯通信端末から前記認証コードと解錠指示信号を受信した場合、受信した認証コードを前記記憶した認証コードと照合することによって認証した後、前記ドアロック機構を解錠すると共に解錠動作完了を示す情報を前記携帯通信端末へ返信し、前記携帯通信端末から前記認証コードと施錠指示信号を受信した場合、受信した認証コードを前記記憶した認証コードと照合することによって認証した後、前記ドアロック機構を施錠すると共に施錠動作完了を示す情報を前記携帯通信端末へ返信し、
    前記携帯通信端末は、前記近距離無線通信手段により前記車載機へ前記認証コードと前記解錠指示信号を送信し、該送信した解錠指示信号への返信として前記車載機から前記解錠動作完了を示す情報が返信された場合、ユーザへの報知動作を禁止し、前記近距離無線通信手段により前記車載機へ前記認証コードと前記施錠指示信号を送信し、該送信した施錠指示信号への返信として前記車載機から前記施錠動作完了を示す情報が返信された場合、前記報知動作の禁止を解除することを特徴とするキーレスエントリシステム。
  2. 前記報知動作の禁止中において、少なくとも着信報知を禁止することを特徴とする請求項1記載のキーレスエントリシステム。
  3. 前記着信報知の禁止中において、更に、前記携帯通信端末への着信自体を禁止することを特徴とする請求項2記載のキーレスエントリシステム。
  4. 前記着信報知の禁止中において、着信を行った発信元に対しては、前記携帯通信端末のユーザが車両運転中である旨を報知することを特徴とする請求項2または請求項3記載のキーレスエントリシステム。
  5. 前記着信報知の禁止中に着信があった際には、前記携帯通信端末のディスプレイに、着信があった旨を表す表示を行うことを特徴とする請求項2乃至請求項4の何れかに記載のキーレスエントリシステム。
  6. 前記近距離無線通信手段は、前記携帯通信端末に設けられたRF−ID(Radio Frequency ID)タグと、前記車載機に設けられた該RF−IDタグのリーダ・ライタとによって構成されることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載のキーレスエントリシステム。
  7. 前記リーダ・ライタのアンテナは、前記車両の運転席ドア乃至その近傍に設けられていることを特徴とする請求項6記載のキーレスエントリシステム。
  8. 前記報知動作は、音声、バイブレーション、発光のうち少なくとも何れかの動作態様であることを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れかに記載のキーレスエントリシステム。
  9. 近距離無線通信手段を利用して、携帯通信端末と、車両に搭載され、前記携帯通信端末の認証コードを記憶した車載機とが通信を行うことにより、その車両のドアロック機構の施錠及び解錠を行うキーレスエントリ方法であって、
    前記ドアロック機構が施錠された状態において前記携帯通信端末が前記近距離無線通信手段によって前記車載機へ前記認証コードと解錠指示信号を送信したのに応じて、
    前記車載機は、受信した認証コードを前記記憶した認証コードと照合することによって認証した後、前記ドアロック機構を解錠すると共に解錠動作完了を示す情報を前記携帯通信端末へ返信し、
    前記携帯通信端末は、送信した解錠指示信号に対する返信として前記車載機から前記解錠動作完了を示す情報が返信された場合、ユーザへの報知動作を禁止し、
    その後、前記携帯通信端末が前記近距離無線通信手段によって前記車載機へ前記認証コードと施錠指示信号とを送信したのに応じて
    前記車載機は、受信した認証コードを前記記憶した認証コードと照合することによって認証した後、前記ドアロック機構を施錠すると共に施錠動作完了を示す情報を前記携帯通信端末へ返信し、
    前記携帯通信端末は、送信した施錠指示信号に対する返信として前記車載機から前記施錠動作完了を示す情報が返信された場合、前記報知動作の禁止を解除することを特徴とするキーレスエントリ方法。
  10. 前記報知動作の禁止中において、少なくとも着信報知を禁止することを特徴とする請求項9記載のキーレスエントリ方法。
  11. 前記着信報知の禁止中において、更に、前記携帯通信端末への着信自体を禁止することを特徴とする請求項10記載のキーレスエントリ方法。
  12. 前記報知動作は、音声、バイブレーション、発光のうち少なくとも何れかの動作態様であることを特徴とする請求項9乃至請求項11の何れかに記載のキーレスエントリ方法。
  13. 車両に搭載され、携帯通信端末の認証コードを記憶した車載機と近距離無線通信を行い、送信した認証コードが前記車載機において前記記憶された認証コードと照合されて認証されることによって、その車両のドアロック機構の施錠及び解錠を行う携帯通信端末であって、
    前記車載機との通信を行う近距離無線通信手段と、
    前記ドアロック機構が施錠された状態において、前記ドアロック機構を解錠すべく前記車載機へ前記近距離無線通信手段を利用して前記認証コードと解錠指示信号を送信し、送信した解錠指示信号に対する返信として前記車載機から解錠動作完了を示す情報が返信された場合、ユーザへの報知動作を禁止すると共に、その後、前記ドアロック機構を施錠すべく前記車載機へ前記近距離無線通信手段を利用して前記認証コードと施錠指示信号を送信し、送信した施錠指示信号に対する返信として前記車載機から施錠動作完了を示す情報が返信された場合、前記報知動作の禁止を解除する制御手段と、
    を備えることを特徴とする携帯通信端末。
  14. 前記制御手段は、前記報知動作の禁止中において、少なくとも着信報知を禁止することを特徴とする請求項13記載の携帯通信端末。
  15. 前記制御手段は、前記着信報知の禁止中において、更に、自端末への着信自体を禁止することを特徴とする請求項14記載の携帯通信端末。
  16. 前記制御手段は、前記着信報知の禁止中に着信があった際には、自端末のディスプレイに、着信があった旨を表す表示を行うことを特徴とする請求項14または請求項15記載の携帯通信端末。
  17. 前記近距離無線通信手段は、自端末に設けられたRF−ID(Radio Frequency ID)タグであって、前記車載機に設けられた該RF−IDタグのリーダ・ライタとの前記通信を、所定の距離範囲内において行うことを特徴とする請求項13乃至請求項16の何れかに記載の携帯通信端末。
  18. 前記報知動作は、音声、バイブレーション、発光のうち少なくとも何れかの動作態様であることを特徴とする請求項13乃至請求項17の何れかに記載の携帯通信端末。
  19. 車両に搭載され、携帯通信端末の認証コードを記憶した車載機と近距離無線通信を行い、送信した認証コードが前記車載機において前記記憶された認証コードと照合されて認証されることにより、その車両のドアロック機構の施錠及び解錠を行うところの、携帯通信端末の動作制御のためのコンピュータ・プログラムであって、そのコンピュータ・プログラムにより、
    前記ドアロック機構が施錠された状態において、前記ドアロック機構を解錠すべく前記車載機へ近距離無線通信手段を利用して前記認証コードと解錠指示信号を送信し、送信した解錠指示信号に対する返信として前記車載機から解錠動作完了を示す情報が返信された場合、ユーザへの報知動作を禁止する制御機能と、
    その後、前記ドアロック機構を施錠すべく前記車載機へ前記近距離無線通信手段を利用して前記認証コードと施錠指示信号を送信し、送信した施錠指示信号に対する返信として前記車載機から施錠動作完了を示す情報が返信された場合、前記報知動作の禁止を解除する制御機能と、
    をコンピュータに実現させることを特徴とするコンピュータ・プログラム。
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