JP2007235530A - 車両用通信システム及び通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の携帯電話機が車内に持ち込まれた場合であっても、車載通信機が通信に利用する電話番号を一意に特定でき、この電話番号を用いた通信を適切に行うことができるようにする。
【解決手段】コントローラ10が、携帯電話機100の携帯電話IDを用いたユーザ認証処理により認証OKとなってエンジン始動などの動作を許可したときに、携帯電話機100の通信機能を停止させる制御を行うとともに、車載通信機15の通信機能を開始させ、この車載通信機15が、携帯電話機100の電話番号を用いて車外の通信機300との間で通信を行えるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載された車載通信機により車外の通信機との間で電話回線を利用した通信を行う車両用通信システム及び通信方法に関する。
近年、自動車などの車両に通信機を搭載して、この車載通信機で車外から提供される様々な情報を取得し、車両の快適な走行を実現するための情報として利用する試みが様々なされている。また、携帯電話機が広く一般に普及してきたことと相俟って、車両乗車時においても携帯電話機を用いた通話を行えるようにすることへの要望が高まっている。
このような背景のもと、携帯電話機に付与されている電話番号を車載通信機で利用可能とし、車載通信機が携帯電話機の電話番号を用いて車外の通信機との間で電話回線を利用した通信を行えるようにすることが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、車両の乗員が携帯電話機を所持したまま車両に乗り込んで、この乗員が所持する携帯電話機と車載通信機との間でブルートゥースなどの近距離データ通信の通信リンクが確立すると、携帯電話機から車載通信機に対して携帯電話機の電話番号が送信され、その後は、車載通信機が携帯電話機から送信された電話番号に基づいて通話やデータ通信を行うことが記載されている。
特開2002−152840号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載の技術では、車内に持ち込まれた携帯電話機と車載通信機との間で近距離データ通信が可能となったときに、携帯電話機が車載通信機に電話番号を送信して、車載通信機がこの携帯電話機からの電話番号に基づいて通話やデータ通信を行うようにしているので、携帯電話機を各々所持する複数の乗員が同時に車両に乗り込んだ場合のように、車載通信機が複数の携帯電話機と近距離データ通信が可能となったときには、車載通信機は、どの携帯電話機の電話番号を用いて通話やデータ通信を行えばよいかを判断できず、携帯電話機の電話番号に基づく通信を適切に行えなくなるという問題がある。
本発明は、以上のような従来技術の有する問題点を解消すべく創案されたものであって、複数の携帯電話機が車内に持ち込まれた場合であっても、車載通信機が通信に利用する電話番号を一意に特定することができ、この電話番号を用いた通信を適切に行うことができる車両用通信システム及び通信方法を提供することを目的としている。
本出願に係る発明は、車載通信機が、車両の発進準備動作を許可するためのユーザ認証処理に用いられる識別情報に関連付けて登録された携帯電話機の電話番号を用いて、車外の通信機との間での通信を行うようにすることで、前記課題を解決する。なお、ここで、車両の発進準備動作とは、例えば、車両のドアのアンロック動作やエンジン始動など、実際に車両を発進させる準備段階で行われる動作をいい、特に、識別情報を用いたユーザ認証処理によって、正規のユーザが動作させようとしていると判断されたときに許可される動作をいう。
また、本出願に係る他の発明は、車載通信機が、車両の降車準備動作を許可するためのユーザ認証処理に用いられる識別情報に関連付けて登録された携帯電話機の電話番号を用いて、車外の通信機との間での通信を行うようにすることで、前記課題を解決する。なお、ここで、車両の降車準備動作とは、例えば、車両のエンジン停止など、車両の乗員を降車させる準備段階で行われる動作をいい、特に、識別情報を用いたユーザ認証処理によって、正規のユーザが動作させようとしていると判断されたときに許可される動作をいう。
また、本出願に係る更に他の発明は、車載通信機が、車両の発進準備動作を許可するための第1のユーザ認証処理と車両の降車準備動作を許可するための第2のユーザ認証処理との双方で用いられる識別情報に関連付けて登録された携帯電話機の電話番号を用いて、車外の通信機との間での通信を行うようにすることで、前記課題を解決する。
本発明によれば、複数の携帯電話機が車内に持ち込まれた場合であっても、車載通信機は通信に利用する携帯電話機の電話番号を一意に特定できるので、この携帯電話機の電話番号を用いた車載通信機と車外の通信機との間での通信を適切に行うことができる。
以下、本発明の具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1の実施形態]
まず、本発明の第1の実施形態としての車両用通信システムについて説明する。本実施形態の車両用通信システムは、車両乗員の携帯電話機を利用して車両の発進準備動作や降車準備動作を許可するためのユーザ認証処理が行われるものであり、車両に搭載された車載通信機が、この携帯電話機の電話番号を用いて車外の通信機との間での通信(例えば、車外の情報通信センターとのデータ通信やハンズフリー通話など)を行えるようにしたものである。なお、以下では、発進準備動作として車両のドアのアンロック及びエンジン始動を例示し、また、降車準備動作としてエンジン停止を例示して説明する。
図1は、本実施形態の車両用通信システムの概略構成を示すブロック図である。本実施形態の車両用通信システムは、図1に示すように、システム全体の動作を統括制御するコントローラ10を備えており、このコントローラ10に、車外用RFIDリーダ11や、ドアロックアクチュエータ12、車内用RFIDリーダ13、エンジンコントロールモジュール(ECM:Engine Control Module)14、車載通信機15、スピーカ16、マイク17、ディスプレイ18が接続された構成とされている。
車外用RFIDリーダ11は、携帯電話機100に内蔵されたRFIDタグに書き込まれている携帯電話機100に固有の識別情報(以下、携帯電話IDという。)を読み取るものである。この車外用RFIDリーダ11は、例えば車両のドアなどに設置されており、携帯電話機100を所持する車両乗員が車両に近づいて、当該車外用RFIDリーダ11に携帯電話機100をかざしたときに、携帯電話機100に内蔵されたRFIDタグとの間で電波や電磁波を利用した非接触の無線通信を行って、このRFIDタグに書き込まれた携帯電話IDを読み取り、コントローラ10に供給する。
ドアロックアクチュエータ12は、コントローラ10による制御のもとで、車両のドアのロック及びアンロックを自動的に行うものである。特に、このドアロックアクチュエータ12は、コントローラ10によりユーザ認証処理が行なわれて認証OKとなったときに、車両のドアをロック状態からアンロック状態にする。そして、本実施形態では、このコントローラ10によるユーザ認証処理に、携帯電話IDが用いられている。つまり、コントローラ10は、正規の車両乗員(例えば、車両の所有者やその家族など)が所有する携帯電話機100の携帯電話IDを内部のメモリなどに記憶しており、車外用RFIDリーダ11で携帯電話IDが読み取られて、この携帯電話IDが送られてくると、この車外用RFIDリーダ11から送られてきた携帯電話IDが、記憶している(登録されている)携帯電話IDと一致するか否かを判定することで、ユーザ認証処理を行なう。そして、車外用RFIDリーダ11から送られてきた携帯電話IDが記憶している携帯電話IDと一致すれば認証OKとし、ドアロックアクチュエータ12による車両ドアのアンロックを許可する。
車内用RFIDリーダ13は、車外用RFIDリーダ11と同様、携帯電話機100に内蔵されたRFIDタグに書き込まれている携帯電話IDを読み取るものである。ただし、車外用RFIDリーダ11は、車外で車両乗員が携帯電話機100をかざせるように車両のドアなどに設置されていたが、この車内用RFIDリーダ13は、車内に乗り込んだ車両乗員が携帯電話機100をかざせるように、車内の例えばセンターコンソール部などに設置されている。なお、本実施形態では、車内のセンターコンソール部などに携帯電話機100を載置するためのホルダが設けられ、このホルダの近傍に車内用RFIDリーダ13が設けられている。そして、この車内用RFIDリーダ13は、車内に乗り込んだ車両乗員が携帯電話機100をホルダに載置した状態で、例えば後述するようなエンジン始動のための操作やエンジン停止のための操作を行ったときに、携帯電話機100に内蔵されたRFIDタグとの間で電波や電磁波を利用した非接触の無線通信を行って、このRFIDタグに書き込まれた携帯電話IDを読み取り、コントローラ10に供給する。
また、この車内用RFIDリーダ13は、携帯電話機100に内蔵されたRFIDタグから携帯電話IDを読み取る機能のほか、コントローラ10による制御のもとで、このRFIDタグに情報を書き込む機能を有している。すなわち、携帯電話機100に内蔵されたRFIDタグは、情報の書き込みも可能とされたReadwriteタイプのRFIDタグであり、車内用RFIDリーダ13は、この携帯電話機100に内蔵されたRFIDタグとの間での非接触の無線通信により、このRFIDタグに情報を書き込むことが可能とされている。そして、本実施形態では、車内用RFIDリーダ13が、コントローラ10による制御のもとで、携帯電話機100に内蔵されたRFIDタグに携帯電話機100の通信機能の停止や開始を指示するためのフラグなどの情報を書き込み、携帯電話機100側のコントローラがこのRFIDタグに書き込まれたフラグなどの情報を参照しながら、それに応じて通信機能を停止させたり開始させたりすることで、携帯電話機100の通信機能をコントローラ10が制御できるようにしている。
ECM14は、車両のエンジンの動作を制御するものである。特に、このECM14は、エンジンの始動や停止に関しては、コントローラ10での携帯電話IDを用いたユーザ認証処理により認証OKとなったときにのみ、エンジンを始動させたり停止させたりするようにしている。すなわち、車両乗員によりエンジンを始動させるための所定の操作(例えば、ブレーキペダルを踏みながら所定のプッシュボタンを押すなど)がなされたとき、まず、車内用RFIDリーダ13により携帯電話機100に内蔵されたRFIDタグから携帯電話IDが読み取られ、コントローラ10が、車内用RFIDリーダ13により読み取られた携帯電話IDと、記憶している(登録されている)携帯電話IDとが一致するか否かを判定し、一致すれば認証OKとして、ECM14によるエンジン始動を許可する。そして、ECM14は、コントローラ10によりエンジン始動が許可された場合にのみ、エンジンを始動させる。また、車両乗員によりエンジンを停止させるための所定の操作(例えば、ブレーキペダルを踏みながら所定のプッシュボタンを押すなど)がなされたときも、まず、車内用RFIDリーダ13により携帯電話機100に内蔵されたRFIDタグから携帯電話IDが読み取られ、コントローラ10が、車内用RFIDリーダ13により読み取られた携帯電話IDと、記憶している(登録されている)携帯電話IDとが一致するか否かを判定し、一致すれば認証OKとして、ECM14によるエンジン停止を許可する。そして、ECM14は、コントローラ10によりエンジン停止が許可された場合にのみ、エンジンを停止させる。
車載通信機15は、電話回線200を利用して車外の通信機300との間で通信を行うものである。特に、この車載通信機15は、コントローラ10によりその通信機能が制御されるようになっており、コントローラ10による制御のもとで通信可能な状態とされたとき(通信機能が開始されたとき)には、コントローラ10でのユーザ認証処理に用いられる携帯電話IDと関連付けて登録された電話番号、すなわち、正規の車両乗員が所有する携帯電話機100の電話番号を用いて、電話回線200を利用した車外の通信機300との間での通信を行う。なお、この車載通信機15が電話回線200を利用した通信に用いる携帯電話機100の電話番号は、予め車載通信機15にセットされていてもよいし、コントローラ10が携帯電話IDと対応付けて内部のメモリなどに記憶しておいて、車載通信機15の通信機能を開始させるときに、コントローラ10から車載通信機15に送って車載通信機15にセットするようにしてもよい。また、携帯電話機100の電話番号が携帯電話IDとして用いられる場合には、車内用RFIDリーダ13により読み取られてコントローラ10に送られた携帯電話機100の電話番号を、コントローラ10から車載通信機15に送って車載通信機15にセットするようにしてもよい。
本実施形態の車両用通信システムでは、この車載通信機15の通信機能が開始されたときには、上述したように、コントローラ10による制御のもとで、車内用RFIDリーダ13が携帯電話機100に内蔵されたRFIDタグに携帯電話機100の通信機能の停止を指示するためのフラグなどの情報を書き込むことで、携帯電話機100の通信機能を停止させるようにしている。つまり、本実施形態の車両用通信システムでは、ユーザ認証処理により認証OKとされて車両のドアのアンロックやエンジン始動が許可された場合に、このユーザ認証処理に用いられた携帯電話IDで識別される携帯電話機100の電話番号を用いた車載通信機15の通信機能が開始されるとともに、携帯電話機100の通信機能が停止されて、車外の通信機300との間で通信を行う機器が、携帯電話機100から車載通信機15へと切り替えられるようになっている。
また、本実施形態の車両用通信システムでは、例えば車両のエンジン停止と連動して、コントローラ10の制御により車載通信機15の通信機能が停止されるようになっているが、この車載通信機15の通信機能が停止されたときには、上述したように、コントローラ10による制御のもとで、車内用RFIDリーダ13が携帯電話機100に内蔵されたRFIDタグに携帯電話機100の通信機能の開始を指示するためのフラグなどの情報を書き込むことで、携帯電話機100の通信機能を開始させるようにしている。つまり、本実施形態の車両用通信システムでは、ユーザ認証処理により認証OKとされて車両のエンジン停止が許可された場合に、このユーザ認証処理に用いられた携帯電話IDで識別される携帯電話機100の電話番号を用いた車載通信機15の通信機能が停止されるとともに、携帯電話機100の通信機能が開始されて、車外の通信機300との間で通信を行う機器が、車載通信機15から携帯電話機100へと切り替えられるようになっている。
スピーカ16及びマイク17は、車載通信機15の通信相手となる車外の通信機300が電話機である場合に、いわゆるハンズフリー通話を行えるようにするためのものである。
ディスプレイ18は、コントローラ10による制御のもとで車両乗員に向けての各種の情報を表示するものであり、例えば車内のインストゥルメントパネルなどに設置されている。そして、本実施形態の車両用通信システムでは、車外の通信機300との間で通信を行う機器が携帯電話機100から車載通信機15へと切り替えられたとき、或いは車載通信機15から携帯電話機100へと切り替えられたときには、その旨の情報が、このディスプレイ18にメッセージとして表示される。なお、このディスプレイ18としては、本システムに専用のものを車載して利用するようにしてもよいし、例えば車載ナビゲーションシステムなどの他の車載システムで用いるディスプレイを利用するようにしてもよい。
コントローラ10は、CPUやROM、RAMを備えたマイクロコンピュータを中心に構成され、CPUがRAMをワークエリアとして利用してROMに格納された制御プログラムを実行することで、本実施形態の車両用通信システムにおける全体の動作を統括的に制御して、上述した各部の動作を実現させるものである。すなわち、本実施形態の車両用通信システムでは、コントローラ10による制御のもとで、携帯電話IDを用いたユーザ認証処理や、ドアロックアクチュエータ12による車両ドアのロック/アンロック、ECM14による車両のエンジン始動/停止、車外の通信機300との間で通信を行う機器の切り替えなどが行われる。
ここで、以上のように構成される本実施形態の車両用通信システムにおける一連の動作について、図2及び図3のフローチャートを参照しながら説明する。なお、図2のフローチャートは、車内に車両乗員が乗り込む前の車両停止状態から、車両乗員が車内に乗り込んでエンジンを始動させる操作を行って車両走行状態とするまでの過程で、コントローラ10により実行される制御の流れを示したものであり、図3のフローチャートは、車両乗員がエンジンを停止させる操作を行ってから降車するまでの過程で、コントローラ10により実行される制御の流れを示したものである。
図2の制御フローが開始されると、コントローラ10は、まず、ステップS101において、車外用RFIDリーダ11により携帯電話IDの読み取りがなされたか否かを判定する。ここで、車両乗員が携帯電話機100を車外用RFIDリーダ11にかざすことで、車外用RFIDリーダ11により携帯電話機100に内蔵されたRFIDタグから携帯電話IDが読み取られ、この読み取られた携帯電話IDがコントローラ10に供給されると、コントローラ10は次のステップS102へと処理を進め、ステップS102において、車外用RFIDリーダ11により読み取られた携帯電話IDが、正規の車両乗員が所有する携帯電話機100の携帯電話IDとして予め登録されているIDと一致するか否かを判定する(ユーザ認証処理)。
そして、コントローラ10は、車外用RFIDリーダ11により読み取られた携帯電話IDと登録されているIDとが一致する場合にのみ次のステップS103へと処理を進め、ステップS103において、ドアロックアクチュエータ12を制御して、このドアロックアクチュエータ12により車両のドアをアンロックさせる。
次に、コントローラ10は、ステップS104において、車両乗員により車両のドアを開ける操作が行われたか否かを判定する。この判定は、例えば、車両に設けられたドア開閉スイッチの信号、或いはドア開閉状態を検知するセンサの信号などをコントローラ10が読み込むことで行う。そして、車両のドアをアンロックさせてから車両のドアが開けられることなく所定時間が経過(ステップS105で肯定判定)した場合には、コントローラ10は、何らかの誤作動があったものと判断し、ステップS106において、ドアロックアクチュエータ12を制御して、このドアロックアクチュエータ12により車両のドアをロックさせる。なお、ここでの所定時間は例えば10秒程度に設定され、コントローラ10内部に設けられたタイマ回路などでカウントされる。
一方、車両のドアをアンロックさせてから所定時間経過する前に車両のドアが開けられた場合には、コントローラ10は、次のステップS107へと処理を進め、ステップS107において、車両乗員により車両のエンジンを始動させるための所定の操作がなされたか否かを判定する。なお、ここでの所定の操作とは、例えば、エンジンが停止している状態でブレーキペダルを踏みながら所定のプッシュボタンを押すなどの操作である。そして、このようなエンジンを始動させるための操作がなされた場合に、コントローラ10は、ステップS108において、車内用RFIDリーダ13を制御して、この車内用RFIDリーダ13に、車両乗員が車内に持ち込んでホルダに載置した携帯電話機100の携帯電話IDを読み取らせる。そして、コントローラ10は、ステップS109において、車内用RFIDリーダ13により読み取られた携帯電話IDが、正規の車両乗員が所有する携帯電話機100の携帯電話IDとして予め登録されているIDと一致するか否かを判定する(ユーザ認証処理)。なお、ステップS108で車内用RFIDリーダ13による携帯電話IDの読み取りが正常に行われない場合は、携帯電話機100をホルダに載置することを促すメッセージなどをディスプレイ18に表示させるようにしてもよい。
そして、コントローラ10は、車内用RFIDリーダ13により読み取られた携帯電話IDと登録されているIDとが一致する場合にのみ次のステップS110へと処理を進め、ステップS110において、ECM14による車両のエンジン始動を許可する。これにより、車両のエンジンが始動されることになる。一方、車内用RFIDリーダ13により読み取られた携帯電話IDが登録されているIDと一致しない場合には、ステップS107に戻って、エンジン始動のための所定の操作が再度行われるまで待機する。なお、このとき、ホルダに載置されている携帯電話機が登録されているものと異なる旨を報知するメッセージなどをディスプレイ18に表示させるようにしてもよい。
次に、コントローラ10は、ステップS111において、車内用RFIDリーダ13を制御して、ホルダに載置されている携帯電話機100に内蔵されたRFIDタグに、通信機能の停止を指示するためのフラグなどの情報を書き込ませる。これにより、携帯電話機100の通信機能が停止されることになる。また、コントローラ10は、ステップS112において、携帯電話機100の電話番号を車載通信機15にセットして、車載通信機15が携帯電話機100の電話番号を用いて車外の通信機300との間で通信を行える状態とする。
そして、コントローラ10は、ステップS113において、車外の通信機300との間で通信を行う機器が、携帯電話機100から車載通信機15へと切り替わったことを車両乗員に報知するメッセージなどをディスプレイ18に表示させ、図2に示す一連の制御フローを終了する。
また、図3の制御フローが開始されると、コントローラ10は、まず、ステップS201において、車両乗員によりエンジンを停止させるための所定の操作がなされたか否かを判定する。なお、ここでの所定の操作とは、例えば、エンジンが作動している状態でブレーキペダルを踏みながら所定のプッシュボタンを押すなどの操作である。そして、このようなエンジンを停止させるための操作がなされた場合に、コントローラ10は、ステップS202において、車内用RFIDリーダ13を制御して、この車内用RFIDリーダ13に、ホルダに載置されている携帯電話機100の携帯電話IDを読み取らせる。そして、コントローラ10は、ステップS203において、車内用RFIDリーダ13により読み取られた携帯電話IDが、正規の車両乗員が所有する携帯電話機100の携帯電話IDとして予め登録されているIDと一致するか否かを判定する(ユーザ認証処理)。なお、ステップS202で車内用RFIDリーダ13による携帯電話IDの読み取りが正常に行われない場合は、携帯電話機100をホルダに載置することを促すメッセージなどをディスプレイ18に表示させるようにしてもよい。
そして、コントローラ10は、車内用RFIDリーダ13により読み取られた携帯電話IDと登録されているIDとが一致する場合にのみ次のステップS204へと処理を進め、ステップS204において、ECM14による車両のエンジン停止を許可する。これにより、車両のエンジンが停止されることになる。一方、車内用RFIDリーダ13により読み取られた携帯電話IDが登録されているIDと一致しない場合には、ステップS201に戻って、エンジン停止のための所定の操作が再度行われるまで待機する。なお、このとき、ホルダに載置されている携帯電話機が登録されているものと異なる旨を報知するメッセージなどをディスプレイ18に表示させるようにしてもよい。
次に、コントローラ10は、ステップS205において、車載通信機15を制御して、携帯電話機100の電話番号を用いた車載通信機15の通信機能を停止させる。また、コントローラ10は、ステップS206において、車内用RFIDリーダ13を制御して、ホルダに載置されている携帯電話機100に内蔵されたRFIDタグに、通信機能の開始を指示するためのフラグなどの情報を書き込ませる。これにより、携帯電話機100の通信機能が再開されて、携帯電話機100で車外の通信機300との間での通信が行える状態とされる。
そして、コントローラ10は、ステップS207において、車外の通信機300との間で通信を行う機器が、車載通信機15から携帯電話機100へと切り替わったことを車両乗員に報知するメッセージなどをディスプレイ19に表示させ、図3に示す一連の制御フローを終了する。
以上、具体的な例を挙げながら説明したように、本実施形態の車両用通信システムにおいては、正規の車両乗員が所有する携帯電話機100の携帯電話IDを用いて、車両のドアのアンロックやエンジン始動などの発進準備動作や、エンジン停止などの降車準備動作を許可するためのユーザ認証処理を行うようにしている。そして、このユーザ認証処理で認証OKとなった場合に、車載通信機15が、ユーザ認証処理に用いた携帯電話機100の電話番号を用いて、車外の通信機300との間で通信を行えるようにしている。したがって、本実施形態の車両用通信システムによれば、車載通信機15に固有の電話番号を割り当てることなく車外の通信機300との間で通信を行うことができ、電話番号の有効利用が図られるとともに、例えば複数の携帯電話機が車内に持ち込まれたような場合であっても、車載通信機15が使用する電話番号を一意に特定することができるので、車載通信機15による車外の通信機300との間での通信を適切に行うことができる。
また、本実施形態の車両用通信システムによれば、ユーザ認証処理により認証OKとなって車両のエンジン始動が許可されると、車両乗員が特別な操作をすることなく、車外の通信機300との間で通信を行う機器が携帯電話機100から車載通信機15へと自動的に切り替えられ、また、ユーザ認証処理により認証OKとなって車両のエンジン停止が許可されると、車両乗員が特別な操作をすることくなく、車外の通信機300との間で通信を行う機器が車載通信機15から携帯電話機100へと自動的に切り替えられるので、利便性が飛躍的に向上する。
また、本実施形態の車両用通信システムによれば、車外の通信機300との間で通信を行う機器が携帯電話機100から車載通信機15へと自動的に切り替えられたときや、車載通信機15から携帯電話機100へと自動的に切り替えられたときに、その旨のメッセージがディスプレイ18に表示されるので、車両乗員は、車外の通信機300との間で通信を行うときにどの機器を操作すればよいかを的確に把握することができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態としての車両用通信システムについて説明する。本実施形態の車両用通信システムは、携帯電話機とは異なる他の専用の携帯機を用いて車両の発進準備動作や降車準備動作を許可するためのユーザ認証処理が行われるものであり、車両に搭載された車載通信機が、この携帯機の識別情報と関連付けて登録された携帯電話機の電話番号を用いて車外の通信機との間で通信(例えば、車外の情報通信センターとのデータ通信やハンズフリー通話など)を行えるようにしたものである。
図4は、本実施形態の車両用通信システムの概略構成を示すブロック図である。本実施形態の車両用通信システムは、図4に示すように、システム全体の動作を統括制御するコントローラ20を備えており、このコントローラ20に、車外送信アンテナ21、車外受信アンテナ22、ドアロックアクチュエータ23、車内送信アンテナ24、車内受信アンテナ25、エンジンコントロールモジュール(ECM:Engine Control Module)26、車内用RFIDリーダ27、車載通信機28、スピーカ29、マイク30、ディスプレイ31が接続された構成とされている。
車外送信アンテナ21は、コントローラ20による制御のもとで、携帯機400に固有の識別情報(以下、携帯機IDという。)の送信を要求するID要求信号を、車外に向けて発信するものである。この車外送信アンテナ21からのID要求信号の発信は、例えば、車両乗員が車両ドアなどに設置された所定のリクエストスイッチを押下する操作を行ったときに実施される。そして、この車外送信アンテナ21からID要求信号が発信されたときに、このID要求信号が届く所定の送信エリア内に携帯機400が存在している場合、すなわち、車両のドアなどに設置された所定のリクエストスイッチを押下した車両乗員が携帯機400を所持している場合に、携帯機400がこのID要求信号を受信し、その応答として携帯機IDを発信する。
車外受信アンテナ22は、コントローラ20による制御のもとで、車外送信アンテナ21からのID要求信号への応答として携帯機400から発信された携帯機IDを受信するものである。この車外受信アンテナ22で受信された携帯機IDは、コントローラ20に供給される。
ドアロックアクチュエータ23は、第1の実施形態で説明したドアロックアクチュエータ12と同様、コントローラ20による制御のもとで、車両のドアのロック及びアンロックを自動的に行うものである。特に、このドアロックアクチュエータ23は、コントローラ20によりユーザ認証処理が行なわれて認証OKとなったときに、車両のドアをロック状態からアンロック状態にする。そして、本実施形態では、このコントローラ20によるユーザ認証処理に、携帯機400に固有の識別情報である携帯機IDが用いられている。つまり、コントローラ20は、正規の車両乗員が所有する携帯機400の携帯機IDを内部のメモリなどに記憶しており、車外送信アンテナ21からのID要求信号に応じて携帯機400から発信されて車外受信アンテナ22で受信された携帯機IDが送られてくると、この車外受信アンテナ22から送られてきた携帯機IDが、記憶している(登録されている)携帯機IDと一致するか否かを判定することで、ユーザ認証処理を行なう。そして、車外受信アンテナ22から送られてきた携帯機IDが記憶している携帯機IDと一致すれば認証OKとし、ドアロックアクチュエータ23による車両ドアのアンロックを許可する。
車内送信アンテナ24は、コントローラ20による制御のもとで、携帯機400に対して携帯機IDを要求するID要求信号を、車内に向けて発信するものである。この車内送信アンテナ24からのID要求信号の発信は、車内に乗り込んだ車両乗員が、エンジン始動のための所定の操作を行ったときや、エンジン停止のための所定の操作を行ったときに実施される。そして、この車内送信アンテナ24からID要求信号が発信されたときに、このID要求信号が届く所定の送信エリア内に携帯機400が存在している場合、すなわち、車内に乗り込んだ車両乗員が携帯機400を所持している場合に、携帯機400がこのID要求信号を受信して、その応答として携帯機IDを発信する。
車内受信アンテナ25は、コントローラ20による制御のもとで、車内送信アンテナ24からのID要求信号への応答として携帯機400から発信された携帯機IDを受信するものである。この車外受信アンテナ25で受信された携帯機IDは、コントローラ20に供給される。
ECM26は、第1の実施形態で説明したECM14と同様、車両のエンジンの動作を制御するものである。特に、このECM26は、エンジンの始動や停止に関しては、コントローラ10での携帯機IDを用いたユーザ認証処理により認証OKとなったときにのみ、エンジンを始動させたり停止させたりするようにしている。すなわち、車両乗員によりエンジンを始動させるための所定の操作(例えば、ブレーキペダルを踏みながら所定のプッシュボタンを押すなど)がなされたとき、まず、車内送信アンテナ24からID要求信号が発信され、このID要求信号への応答として携帯機400から携帯機IDが発信されて、車内受信アンテナ25で受信される。そして、この車内受信アンテナ25で受信された携帯機IDがコントローラ20へと送られる。コントローラ30は、この車内受信アンテナ25から送られてきた携帯機IDと、記憶している(登録されている)携帯機IDとが一致するか否かを判定し、一致すれば認証OKとして、ECM26によるエンジン始動を許可する。そして、ECM26は、コントローラ20によりエンジン始動が許可された場合にのみ、エンジンを始動させる。また、車両乗員によりエンジンを停止させるための所定の操作(例えば、ブレーキペダルを踏みながら所定のプッシュボタンを押すなど)がなされたときも、まず、車内送信アンテナ24からのID要求信号の発信、携帯機400からの携帯機IDの発信及び車内受信アンテナ25による受信が行われ、コントローラ20が、車内受信アンテナ25で受信された携帯機IDと、記憶している(登録されている)携帯電話IDとが一致するか否かを判定し、一致すれば認証OKとして、ECM26によるエンジン停止を許可する。そして、ECM26は、コントローラ20によりエンジン停止が許可された場合にのみ、エンジンを停止させる。
車内用RFIDリーダ27は、コントローラ20による制御のもとで、車内に乗り込んだ車両乗員の携帯電話機100に内蔵されたRFIDタグとの間で電波や電磁波を利用した非接触の無線通信を行って、このRFIDタグに書き込まれた携帯電話IDを読み取ったり、このRFIDタグに携帯電話機100の通信機能の停止や開始を指示するためのフラグなどの情報を書き込むためのものである。この車内用RFIDリーダ27は、第1の実施形態で説明した車内用RFIDリーダ13と同様、車内のセンターコンソール部などに設置され、車内に乗り込んだ車両乗員が携帯電話機100をホルダ等に載置すると、この携帯電話機100に内蔵されたRFIDタグとの間で非接触の無線通信を行うことが可能とされる。本実施形態では、この車内用RFIDリーダ27で読み取られた携帯電話IDは、ユーザ認証処理には用いられないが、携帯電話機100が車内に持ち込まれていることを確認するために用いられる。また、本実施形態では、車内用RFIDリーダ27が、コントローラ20による制御のもとで、携帯電話機100に内蔵されたRFIDタグに携帯電話機100の通信機能の停止や開始を指示するためのフラグなどの情報を書き込み、携帯電話機100側のコントローラがこのRFIDタグに書き込まれたフラグなどの情報を参照しながら、それに応じて通信機能を停止させたり開始させたりすることで、第1の実施形態と同様に、携帯電話機100の通信機能をコントローラ20が制御できるようにしている。
車載通信機28は、電話回線200を利用して車外の通信機300との間で通信を行うものである。特に、この車載通信機28は、コントローラ20によりその通信機能が制御されるようになっており、コントローラ20による制御のもとで通信可能な状態とされたとき(通信機能が開始されたとき)には、コントローラ20でのユーザ認証処理に用いられる携帯機IDと関連付けて登録された携帯電話機100の電話番号を用いて、電話回線200を利用した車外の通信機300との間での通信を行う。すなわち、本実施形態では、コントローラ20が、正規の車両乗員が所有する携帯機400の携帯機IDと関連付けて、正規の車両乗員が所有する携帯電話機100の電話番号を内部のメモリなどに記憶しており、車載通信機28の通信機能を開始させるときには、車内用RFIDリーダ27で携帯電話IDの読み取りを行って、車内に携帯電話機100が持ち込まれていることを確認した上で、この携帯電話機100の電話番号を用いて、車載通信機28の電話回線200を利用した通信を可能な状態とする。なお、この車載通信機28が電話回線200を利用した通信に用いる携帯電話機100の電話番号は、予め車載通信機28にセットされていてもよいし、車載通信機28の通信機能を開始させるときに、コントローラ20から車載通信機28に送って車載通信機28にセットするようにしてもよい。
本実施形態の車両用通信システムでは、この車載通信機28の通信機能が開始されたときには、上述したように、コントローラ20による制御のもとで、車内用RFIDリーダ27が携帯電話機100に内蔵されたRFIDタグに携帯電話機100の通信機能の停止を指示するためのフラグなどの情報を書き込むことで、携帯電話機100の通信機能を停止させるようにしている。つまり、本実施形態の車両用通信システムでは、ユーザ認証処理により認証OKとされて車両のドアのアンロックやエンジン始動が許可された場合に、このユーザ認証処理に用いられた携帯機IDと関連付けて登録された携帯電話機100の電話番号を用いた車載通信機28の通信機能が開始されるとともに、携帯電話機100の通信機能が停止されて、車外の通信機300との間で通信を行う機器が、携帯電話機100から車載通信機28へと切り替えられるようになっている。
また、本実施形態の車両用通信システムでは、例えば車両のエンジン停止と連動して、コントローラ20の制御により車載通信機28の通信機能が停止されるようになっているが、この車載通信機28の通信機能が停止されたときには、上述したように、コントローラ20による制御のもとで、車内用RFIDリーダ27が携帯電話機100に内蔵されたRFIDタグに携帯電話機100の通信機能の開始を指示するためのフラグなどの情報を書き込むことで、携帯電話機100の通信機能を開始させるようにしている。つまり、本実施形態の車両用通信システムでは、ユーザ認証処理により認証OKとされて車両のエンジン停止が許可された場合に、このユーザ認証処理に用いられた携帯機IDと関連付けて登録された携帯電話機100の電話番号を用いた車載通信機28の通信機能が停止されるとともに、携帯電話機100の通信機能が開始されて、車外の通信機300との間で通信を行う機器が、車載通信機28から携帯電話機100へと切り替えられるようになっている。
スピーカ29及びマイク30は、第1の実施形態で説明したスピーカ16及びマイク17と同様、車載通信機28の通信相手となる車外の通信機300が電話機である場合に、いわゆるハンズフリー通話を行えるようにするためのものである。
また、ディスプレイ31は、第1の実施形態で説明したディスプレイ18と同様、コントローラ20による制御のもとで車両乗員に向けての各種の情報を表示するものであり、特に、車外の通信機300との間で通信を行う機器が携帯電話機100から車載通信機28へと切り替えられたとき、或いは車載通信機28から携帯電話機100へと切り替えられたときには、その旨の情報をメッセージとして表示する。
コントローラ20は、第1の実施形態で説明したコントローラ10と同様、CPUやROM、RAMを備えたマイクロコンピュータを中心に構成され、CPUがRAMをワークエリアとして利用してROMに格納された制御プログラムを実行することで、本実施形態の車両用通信システムにおける全体の動作を統括的に制御して、上述した各部の動作を実現させる。すなわち、本実施形態の車両用通信システムでは、コントローラ20による制御のもとで、携帯機IDを用いたユーザ認証処理や、ドアロックアクチュエータ23による車両ドアのロック/アンロック、ECM26による車両のエンジン始動/停止、車外の通信機300との間で通信を行う機器の切り替えなどが行われる。
ここで、以上のように構成される本実施形態の車両用通信システムにおける一連の動作について、図5及び図6のフローチャートを参照しながら説明する。なお、図5のフローチャートは、車内に車両乗員が乗り込む前の車両停止状態から、車両乗員が車内に乗り込んでエンジンを始動させる操作を行って車両走行状態とするまでの過程で、コントローラ20により実行される制御の流れを示したものであり、図6のフローチャートは、車両乗員がエンジンを停止させる操作を行ってから降車するまでの過程で、コントローラ20により実行される制御の流れを示したものである。
図5の制御フローが開始されると、コントローラ20は、まず、ステップS301において、車両乗員により車両のドアなどに設けられたリクエストスイッチが押下されたか否かを判定する。そして、車両乗員によりリクエストスイッチが押下された場合に、コントローラ20は次のステップS302へと処理を進め、ステップS302において、車外送信アンテナ21からID要求信号を発信させる。
その後、コントローラ20は、ステップS303において、ID要求信号への応答として携帯機400から発信された携帯機IDが、車外受信アンテナ22によって受信されたか否かを判定する。そして、車外受信アンテナ22により携帯機IDが受信されると、コントローラ20は次のステップS304へと処理を進め、ステップS304において、車外受信アンテナ22により受信された携帯機IDが、正規の車両乗員が所有する携帯機400の携帯機IDとして予め登録されているIDと一致するか否かを判定する(ユーザ認証処理)。
そして、コントローラ20は、車外受信アンテナ22により受信された携帯機IDと登録されているIDとが一致する場合にのみ次のステップS305へと処理を進め、ステップS305において、ドアロックアクチュエータ23を制御して、このドアロックアクチュエータ23により車両のドアをアンロックさせる。
次に、コントローラ20は、ステップS306において、車両乗員により車両のドアを開ける操作が行われたか否かを判定する。そして、車両のドアをアンロックさせてから車両のドアが開けられることなく所定時間が経過(ステップS307で肯定判定)した場合には、コントローラ20は、何らかの誤作動があったものと判断し、ステップS308において、ドアロックアクチュエータ23を制御して、このドアロックアクチュエータ23により車両のドアをロックさせる。なお、ここでの所定時間は例えば10秒程度に設定され、コントローラ20内部に設けられたタイマ回路などでカウントされる。
一方、車両のドアをアンロックさせてから所定時間経過する前に車両のドアが開けられた場合には、コントローラ20は、次のステップS309へと処理を進め、ステップS309において、車両乗員により車両のエンジンを始動させるための所定の操作がなされたか否かを判定する。なお、ここでの所定の操作とは、例えば、エンジンが停止している状態でブレーキペダルを踏みながら所定のプッシュボタンを押すなどの操作である。そして、このようなエンジンを始動させるための操作がなされた場合に、コントローラ20は、ステップS310において、車内送信アンテナ24からID要求信号を発信させる。
その後、コントローラ20は、ステップS311において、ID要求信号への応答として携帯機400から発信された携帯機IDが、車内受信アンテナ25によって受信されたか否かを判定する。そして、車内受信アンテナ25により携帯機IDが受信されると、コントローラ20は次のステップS312へと処理を進め、ステップS312において、車内受信アンテナ25により受信された携帯機IDが、正規の車両乗員が所有する携帯機400の携帯機IDとして予め登録されているIDと一致するか否かを判定する(ユーザ認証処理)。
そして、コントローラ20は、車内受信アンテナ25により受信された携帯機IDと登録されているIDとが一致する場合にのみ次のステップS313へと処理を進め、ステップS313において、ECM26による車両のエンジン始動を許可する。これにより、車両のエンジンが始動されることになる。一方、車内受信アンテナ25により受信された携帯機IDが登録されているIDと一致しない場合には、ステップS309に戻って、エンジン始動のための所定の操作が再度行われるまで待機する。
次に、コントローラ20は、ステップS314において、車内用RFIDリーダ27を制御して、ホルダに載置されている携帯電話機100に内蔵されたRFIDタグから携帯電話IDを読み取ることで、正規の車両乗員が所有する携帯電話機100が車内に持ち込まれていることを確認する。そして、コントローラ20は、ステップS315において、車内用RFIDリーダ27を制御して、この携帯電話機100に内蔵されたRFIDタグに、通信機能の停止を指示するためのフラグなどの情報を書き込ませる。これにより、携帯電話機100の通信機能が停止されることになる。また、コントローラ20は、ステップS316において、携帯電話機100の電話番号を車載通信機28にセットして、車載通信機28が携帯電話機100の電話番号を用いて車外の通信機300との間で通信を行える状態とする。
そして、コントローラ20は、ステップS317において、車外の通信機300との間で通信を行う機器が、携帯電話機100から車載通信機15へと切り替わったことを車両乗員に報知するメッセージなどをディスプレイ31に表示させ、図5に示す一連の制御フローを終了する。
また、図6の制御フローが開始されると、コントローラ20は、まず、ステップS401において、車両乗員により車両のエンジンを停止させるための所定の操作がなされたか否かを判定する。なお、ここでの所定の操作とは、例えば、エンジンが作動している状態でブレーキペダルを踏みながら所定のプッシュボタンを押すなどの操作である。そして、このようなエンジンを停止させるための操作がなされた場合に、コントローラ20は、ステップS402において、車内送信アンテナ24からID要求信号を発信させる。
その後、コントローラ20は、ステップS403において、ID要求信号への応答として携帯機400から発信された携帯機IDが、車内受信アンテナ25によって受信されたか否かを判定する。そして、車内受信アンテナ25により携帯機IDが受信されると、コントローラ20は次のステップS404へと処理を進め、ステップS404において、車内受信アンテナ25により受信された携帯機IDが、正規の車両乗員が所有する携帯機400の携帯機IDとして予め登録されているIDと一致するか否かを判定する(ユーザ認証処理)。
そして、コントローラ20は、車内受信アンテナ25により受信された携帯機IDと登録されているIDとが一致する場合にのみ次のステップS405へと処理を進め、ステップS405において、ECM26による車両のエンジン停止を許可する。これにより、車両のエンジンが停止されることになる。一方、車内受信アンテナ25により受信された携帯機IDが登録されているIDと一致しない場合には、ステップS401に戻って、エンジン停止のための所定の操作が再度行われるまで待機する。
次に、コントローラ20は、ステップS406において、車載通信機28を制御して、携帯電話機100の電話番号を用いた車載通信機28の通信機能を停止させる。また、コントローラ20は、ステップS407において、車内用RFIDリーダ27を制御して、ホルダに載置されている携帯電話機100に内蔵されたRFIDタグに、通信機能の開始を指示するためのフラグなどの情報を書き込ませる。これにより、携帯電話機100の通信機能が再開されて、携帯電話機100で車外の通信機300との間での通信が行える状態とされる。
そして、コントローラ20は、ステップS408において、車外の通信機300との間で通信を行う機器が、車載通信機28から携帯電話機100へと切り替わったことを車両の車両乗員に報知するメッセージなどをディスプレイ31に表示させ、図6に示す一連の制御フローを終了する。
以上、具体的な例を挙げながら説明したように、本実施形態の車両用通信システムにおいては、正規の車両乗員が所有する携帯機400の携帯機IDを用いて、車両のドアのアンロックやエンジン始動などの発進準備動作や、エンジン停止などの降車準備動作を許可するためのユーザ認証処理を行うようにしている。そして、このユーザ認証処理で認証OKとなった場合に、車載通信機28が、ユーザ認証処理に用いた携帯機IDと関連付けて登録された携帯電話機100の電話番号を用いて、車外の通信機300との間で通信を行えるようにしている。したがって、本実施形態の車両用通信システムによれば、上述した第1の実施形態の車両用通信システムと同様に、車載通信機28に固有の電話番号を割り当てることなく車外の通信機300との間で通信を行うことができ、電話番号の有効利用が図られるとともに、例えば複数の携帯電話機が車内に持ち込まれたような場合であっても、車載通信機28が使用する電話番号を一意に特定することができるので、車載通信機28による車外の通信機300との間での通信を適切に行うことができる。
また、本実施形態の車両用通信システムによれば、ユーザ認証処理により認証OKとなって車両のエンジン始動が許可されると、車両乗員が特別な操作をすることなく、車外の通信機300との間で通信を行う機器が携帯電話機100から車載通信機28へと自動的に切り替えられ、また、ユーザ認証処理により認証OKとなって車両のエンジン停止が許可されると、車両乗員が特別な操作をすることくなく、車外の通信機300との間で通信を行う機器が車載通信機28から携帯電話機100へと自動的に切り替えられるので、利便性が飛躍的に向上する。
また、本実施形態の車両用通信システムによれば、車外の通信機300との間で通信を行う機器が携帯電話機100から車載通信機28へと自動的に切り替えられたときや、車載通信機28から携帯電話機100へと自動的に切り替えられたときに、その旨のメッセージがディスプレイ31に表示されるので、車両乗員は、車外の通信機300との間で通信を行うときにどの機器を操作すればよいかを的確に把握することができる。
なお、以上説明した第1の実施形態の車両用通信システムや第2の実施形態の車両用通信システムは、本発明の一適用例を例示したものであり、本発明の技術的範囲は、以上の各実施形態の説明で開示した内容に限定されるものではなく、これらの開示から容易に導き得る様々な代替技術も含まれることは勿論である。
例えば、上述した各実施形態の説明では、コントローラ10,20が携帯電話機100の通信機能を制御できるようにするために、車内用RFIDリーダ13,27に情報書き込みの機能を持たせ、携帯電話機100に内蔵されたRFIDタグに携帯電話機100の通信機能の停止や開始を指示するためのフラグなどの情報を書き込むようにしているが、これに限らず、コントローラ10,20と携帯電話機100側のコントローラとの間での各種方式の通信や遠隔操作などにより、コントローラ10,20が携帯電話機100の通信機能を制御できるようにしてもよい。
また、上述した各実施形態の説明では、携帯電話機100にチップ状のRFIDタグが内蔵されているものとしているが、チップ状のRFIDタグの代わりにカード形状のRFIDカードを用い、このRFIDカードを必要に応じて携帯電話機100に装着する構成としてもよい。
また、上述した各実施形態の説明では、車外の通信機300との間で通信を行う機器が切り替えられた旨の情報を、ディスプレイ18,31にメッセージ表示することで、車両乗員に報知するようにしているが、これに限らず、例えば音声などで車両乗員に報知するようにしてもよい。
また、第1の実施形態で説明した携帯電話機100に第2の実施形態で説明した携帯機400の機能、すなわちID要求信号に応じてIDを発信する機能を携帯電話機100に持たせ、このID要求信号に応じて携帯電話機100から発信された携帯電話IDを用いてユーザ認証処理を行なうことも可能である。この場合には、車内に乗り込んだ車両乗員が携帯電話機100を所持していれば、この携帯電話機100をホルダなどに載置しなくてもユーザ認証処理を行うことができる。
第1の実施形態の車両用通信システムの概略構成を示すブロック図である。 第1の実施形態の車両用通信システムにおける一連の動作を説明する図であり、車内に車両乗員が乗り込む前の車両停止状態から、車両乗員が車内に乗り込んでエンジンを始動させる操作を行って車両走行状態とするまでの過程で、コントローラにより実行される制御の流れを示したフローチャートである。 第1の実施形態の車両用通信システムにおける一連の動作を説明する図であり、車両乗員がエンジンを停止させる操作を行ってから降車するまでの過程で、コントローラにより実行される制御の流れを示したフローチャートである。 第2の実施形態の車両用通信システムの概略構成を示すブロック図である。 第2の実施形態の車両用通信システムにおける一連の動作を説明する図であり、車内に車両乗員が乗り込む前の車両停止状態から、車両乗員が車内に乗り込んでエンジンを始動させる操作を行って車両走行状態とするまでの過程で、コントローラにより実行される制御の流れを示したフローチャートである。 第2の実施形態の車両用通信システムにおける一連の動作を説明する図であり、車両乗員がエンジンを停止させる操作を行ってから降車するまでの過程で、コントローラにより実行される制御の流れを示したフローチャートである。
符号の説明
10 コントローラ
11 車外用RFIDリーダ
12 ドアロックアクチュエータ
13 車内用RFIDリーダ
14 ECM
15 車載通信機
18 ディスプレイ
20 コントローラ
21 車外送信アンテナ
22 車外受信アンテナ
23 ドアロックアクチュエータ
24 車内送信アンテナ
25 車内受信アンテナ
26 ECM
27 車内用RFIDリーダ
28 車載通信機
31 ディスプレイ
100 携帯電話機
200 電話回線
300 車外の通信機
400 携帯機

Claims (21)

  1. 車両に搭載された車載通信機により車外の通信機との間で電話回線を利用した通信を行う車両用通信システムにおいて、
    前記車載通信機が、前記車両の発進準備動作を許可するためのユーザ認証処理に用いられる識別情報に関連付けて登録された携帯電話機の電話番号を用いて、前記車外の通信機との間での通信を行うことを特徴とする車両用通信システム。
  2. 前記ユーザ認証処理に用いられる識別情報が、前記携帯電話機の識別情報であることを特徴とする請求項1に記載の車両用通信システム。
  3. 前記ユーザ認証処理に用いられる識別情報が、前記携帯電話機とは異なる他の携帯機の識別情報であることを特徴とする請求項1に記載の車両用通信システム。
  4. 前記車載通信機と車内に持ち込まれた前記携帯電話機との双方の通信機能を連係制御する制御手段を備え、
    前記制御手段は、前記ユーザ認証処理により前記車両の発進準備動作が許可された場合に、車内に持ち込まれた前記携帯電話機の通信機能を停止させるとともに、前記携帯電話機の電話番号を用いた前記車載通信機の通信機能を開始させて、前記車外の通信機との間で通信を行う機器を前記携帯電話機から前記車載通信機に切り替えることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の車両用通信システム。
  5. 前記車外の通信機との間で通信を行う機器が前記携帯電話機から前記車載通信機に切り替えられたことを前記車両の乗員に報知する報知手段を備えることを特徴とする請求項4に記載の車両用通信システム。
  6. 前記報知手段は、前記車外の通信機との間で通信を行う機器が前記携帯電話機から前記車載通信機に切り替えられた旨のメッセージを、前記車両に搭載された表示装置に表示することを特徴とする請求項5に記載の車両用通信システム。
  7. 車両に搭載された車載通信機により車外の通信機との間で電話回線を利用した通信を行う車両用通信システムにおいて、
    前記車載通信機が、前記車両の降車準備動作を許可するためのユーザ認証処理に用いられる識別情報に関連付けて登録された携帯電話機の電話番号を用いて、前記車外の通信機との間での通信を行うことを特徴とする車両用通信システム。
  8. 前記ユーザ認証処理に用いられる識別情報が、前記携帯電話機の識別情報であることを特徴とする請求項7に記載の車両用通信システム。
  9. 前記ユーザ認証処理に用いられる識別情報が、前記携帯電話機とは異なる他の携帯機の識別情報であることを特徴とする請求項7に記載の車両用通信システム。
  10. 前記車載通信機と車内に持ち込まれた前記携帯電話機との双方の通信機能を連係制御する制御手段を備え、
    前記制御手段は、前記ユーザ認証処理により前記車両の降車準備動作が許可された場合に、車内に持ち込まれた前記携帯電話機の通信機能を開始させるとともに、前記携帯電話機の電話番号を用いた前記車載通信機の通信機能を停止させて、前記車外の通信機との間で通信を行う機器を前記車載通信機から前記携帯電話機に切り替えることを特徴とする請求項7乃至9の何れかに記載の車両用通信システム。
  11. 前記車外の通信機との間で通信を行う機器が前記車載通信機から前記携帯電話機に切り替えられたことを前記車両の乗員に報知する報知手段を備えることを特徴とする請求項10に記載の車両用通信システム。
  12. 前記報知手段は、前記車外の通信機との間で通信を行う機器が前記車載通信機から前記携帯電話機に切り替えられた旨のメッセージを、前記車両に搭載された表示装置に表示することを特徴とする請求項11に記載の車両用通信システム。
  13. 車両に搭載された車載通信機により車外の通信機との間で電話回線を利用した通信を行う車両用通信システムにおいて、
    前記車載通信機が、前記車両の発進準備動作を許可するための第1のユーザ認証処理と前記車両の降車準備動作を許可するための第2のユーザ認証処理との双方で用いられる識別情報に関連付けて登録された携帯電話機の電話番号を用いて、前記車外の通信機との間での通信を行うことを特徴とする車両用通信システム。
  14. 前記第1のユーザ認証処理及び前記第2のユーザ認証処理に用いられる識別情報が、前記携帯電話機の識別情報であることを特徴とする請求項13に記載の車両用通信システム。
  15. 前記第1のユーザ認証処理及び前記第2のユーザ認証処理に用いられる識別情報が、前記携帯電話機とは異なる他の携帯機の識別情報であることを特徴とする請求項13に記載の車両用通信システム。
  16. 前記車載通信機と車内に持ち込まれた前記携帯電話機との双方の通信機能を連係制御する制御手段を備え、
    前記制御手段は、
    前記第1のユーザ認証処理により前記車両の発進準備動作が許可された場合に、車内に持ち込まれた前記携帯電話機の通信機能を停止させるとともに、前記携帯電話機の電話番号を用いた前記車載通信機の通信機能を開始させて、前記車外の通信機との間で通信を行う機器を前記携帯電話機から前記車載通信機に切り替え、
    前記第2のユーザ認証処理により前記車両の降車準備動作が許可された場合に、車内に持ち込まれた前記携帯電話機の通信機能を開始させるとともに、前記携帯電話機の電話番号を用いた前記車載通信機の通信機能を停止させて、前記車外の通信機との間で通信を行う機器を前記車載通信機から前記携帯電話機に切り替えることを特徴とする請求項13乃至15の何れかに記載の車両用通信システム。
  17. 前記車外の通信機との間で通信を行う機器の切り替えを前記車両の乗員に報知する報知手段を備えることを特徴とする請求項16に記載の車両用通信システム。
  18. 前記報知手段は、前記車外の通信機との間で通信を行う機器が切り替えられた旨のメッセージを、前記車両に搭載された表示装置に表示することを特徴とする請求項17に記載の車両用通信システム。
  19. 車両に搭載された車載通信機と車外の通信機との間で電話回線を利用した通信を行う通信方法であって、
    前記車載通信機が、前記車両の発進準備動作を許可するためのユーザ認証処理に用いられる識別情報に関連付けて登録された携帯電話機の電話番号を用いて、前記車外の通信機との間での通信を行うことを特徴とする通信方法。
  20. 車両に搭載された車載通信機と車外の通信機との間で電話回線を利用した通信を行う通信方法であって、
    前記車載通信機が、前記車両の降車準備動作を許可するためのユーザ認証処理に用いられる識別情報に関連付けて登録された携帯電話機の電話番号を用いて、前記車外の通信機との間での通信を行うことを特徴とする通信方法。
  21. 車両に搭載された車載通信機と車外の通信機との間で電話回線を利用した通信を行う通信方法であって、
    前記車載通信機が、前記車両の発進準備動作を許可するための第1のユーザ認証処理と前記車両の降車準備動作を許可するための第2のユーザ認証処理との双方で用いられる識別情報に関連付けて登録された携帯電話機の電話番号を用いて、前記車外の通信機との間での通信を行うことを特徴とする通信方法。
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