JP4880423B2 - 通信端末および通信端末の処理プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、着信した時の動作状態を着信履歴として記憶する通信端末および通信端末の処理プログラムに関する。
近年、テレビ放送を受信する機能を備えた携帯電話機などの通信端末が各種実用化されている。このような通信端末において、テレビ放送受信動作中に着信があると、端末ユーザのテレビ視聴を妨げないようにする為に着信報知を行わないようにすることがある。また、自動車や電車などに乗車して高速移動中に着信があった場合にも着信報知を行わないようにしたり、あるいは一旦通話して通話相手に後でかけ直す旨を伝えてからすぐに切ることもある。この種の通信端末として、例えば特許文献1には、自局が高速移動中か否かを判定し、高速移動中ならば、基地局と無線通信する送受信部の電源供給を遮断して発着呼規制する技術が開示されている。
特開2000−50358号公報
上述したテレビ放送受信動作中や高速移動中などの通信に適していない状態における着信に対しては、通信に適した状態になってからその着信相手に電話をかけて、何故電話に出られなかったのかなどの理由を伝えることが多い。ところが、着信から時間が経っていたり、多くの着信があったりすると、電話に出られなかった理由をユーザが忘れてしまう。つまり、言い換えれば、着信があった時の動作状態を確認することが出来ない、という問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、着信があった時の動作状態を確認することができる通信端末および通信端末の処理プログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、複数種の動作状態を有する通信端末であって、複数種の動作状態の内、着信があった時の動作状態を検出する検出手段と、着信に対する処理を制御する着信制御手段と、前記着信制御手段による制御結果に基づいて、前記検出手段により検出された動作状態を表す状態情報を、履歴情報として記憶するか否かを判別する記憶判別手段と、前記記憶判別手段が記憶すると判別した場合に、前記検出手段により検出された動作状態を表す状態情報を履歴情報として記憶する記憶手段とを具備することを特徴とする。
上記請求項1に従属する請求項に記載の発明では、複数種の動作状態の内、所定の動作状態の終了を監視する監視手段と、前記監視手段の監視結果に基づいて、履歴情報を参照した報知が可能か否かを判別する報知判別手段と、前記報知判別手段が報知可能と判別した場合に、履歴情報を参照して報知する履歴報知手段とを更に備えることを特徴とする。
上記請求項1に従属する請求項に記載の発明では、前記記憶手段は、通信相手の識別情報を、前記検出手段により検出された動作状態を表す状態情報と共に履歴情報として記憶しておき、この履歴情報中の通信相手の識別情報に基づき発信する際に、当該通信相手の識別情報に対応付けられた状態情報が記憶されているか否かを判別する履歴判別手段と、前記履歴判別手段により通信相手の識別情報に対応付けられた状態情報が記憶されていると判別された場合に、発信時に履歴情報を参照して報知する発信時履歴報知手段とを更に備えることを特徴とする。
上記請求項1に従属する請求項に記載の発明では、前記検出手段がテレビ放送を受信して出力する動作状態を検出した場合、前記記憶手段はテレビ放送の受信出力中を表す状態情報を履歴情報として記憶することを特徴とする。
上記請求項1に従属する請求項に記載の発明では、前記検出手段がデータを記録する動作状態を検出した場合、前記記憶手段は、データ記録中を表す状態情報を履歴情報として記憶することを特徴とする。
上記請求項に従属する請求項に記載の発明では、記録されたデータを履歴情報と対応付けて記憶するデータ記憶手段と、記録されたデータを出力する際に、前記データ記憶手段によってそのデータと対応付けて記憶された履歴情報を参照して報知する出力時履歴報知手段とを更に備えることを特徴とする。
請求項に記載の発明では、通信に適した動作状態であるか否かを検出する検出手段と、着信に対する処理を制御する着信制御手段と、前記着信制御手段による制御結果に基づいて、前記検出手段により検出された動作状態を表す通信適否情報を、履歴情報として記憶するか否かを判別する記憶判別手段と、前記記憶判別手段が記憶すると判別した場合に、前記検出手段により検出された動作状態を表す通信適否情報を履歴情報として記憶する記憶手段とを具備することを特徴とする。
上記請求項に従属する請求項に記載の発明では、通信に適した動作状態になることを監視する監視手段と、前記監視手段の監視結果に基づいて、履歴情報を参照した報知が可能か否かを判別する報知判別手段と、前記報知判別手段が報知可能と判別した場合に、履歴情報を参照して報知する履歴報知手段とを更に備えることを特徴とする。
上記請求項に従属する請求項に記載の発明では、前記記憶手段は、通信相手の識別情報を、前記検出手段により検出された動作状態を表す通信適否情報と共に履歴情報として記憶しておき、この履歴情報中の通信相手の識別情報に基づき発信する際に、当該通信相手の識別情報に対応付けられた通信適否情報が記憶されているか否かを判別する履歴判別手段と、前記履歴判別手段により通信相手の識別情報に対応付けられた通信適否情報が記憶されていると判別された場合に、発信時に履歴情報を参照して報知する発信時履歴報知手段とを更に備えることを特徴とする。
上記請求項に従属する請求項10に記載の発明では、前記検出手段は、端末の移動速度に応じて、通信に適した動作状態であるか否かを検出することを特徴とする。
上記請求項に従属する請求項11に記載の発明では、前記検出手段は、端末を駆動する電源電圧レベルに応じて、通信に適した動作状態であるか否かを検出することを特徴とする。
請求項12に記載の発明では、複数種の動作状態を有する通信端末で実行されるプログラムあって、複数種の動作状態の内、着信があった時の動作状態を検出する検出手段と、着信に対する処理を制御する着信制御手段と前記着信制御手段による制御結果に基づいて、前記検出手段により検出された動作状態を表す状態情報を、履歴情報として記憶するか否かを判別する記憶判別手段と前記記憶判別手段が記憶すると判別した場合に、前記検出手段により検出された動作状態を表す状態情報を履歴情報として記憶する記憶手段とを具備することを特徴とする。
請求項13に記載の発明では、通信端末で実行されるプログラムあって、通信に適した動作状態であるか否かを検出する検出手段と、着信に対する処理を制御する着信制御手段と、前記着信制御手段による制御結果に基づいて、前記検出手段により検出された動作状態を表す通信適否情報を、履歴情報として記憶するか否かを判別する記憶判別手段と、前記記憶判別手段が記憶すると判別した場合に、前記検出手段により検出された動作状態を表す通信適否情報を履歴情報として記憶する記憶手段とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、着信があった時の動作状態を検出し、検出された動作状態を表す状態情報を履歴情報として記憶するので、着信があった時の動作状態をユーザが確認することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
A.構成
(1)全体構成
図1は、本発明による通信端末100の概略機能を説明する為のシステム構成図である。通信端末100は移動無線通信機能を備える。すなわち、発信側の通信端末100は、位置登録している基地局を介して発信側の交換機に発呼する。発信側の交換機は、発呼に応じて、無線通信網中に設けられる加入者登録サーバ(不図示)から問い合せた着番号(加入者番号)および位置登録情報に基づき着信側の交換機を呼出す。着信側の交換機は、着信側の基地局を介して着信側の通信端末100を呼出す。着信側の基地局からの呼出しに応じて、着信側の通信端末100が着呼応答すると、発信側の交換機と着信側の交換機とのリンクが確立して発信側の通信端末100と着信側の通信端末100とが通話する。
また、通信端末100は、メール送受信機能も具備する。通信端末100から送信されるメールは、基地局、交換機および無線通信網中に設けられるゲートウェイサーバ(不図示)を経てインターネット上のメールサーバに伝送される。メールサーバは、上述とは逆の経路で宛先のメールアドレスを有する通信端末100にメールを送る。さらに、通信端末100はGPS衛星からのGPS信号を受信して自端末の現在位置を表す位置情報を発生する機能や、テレビ放送を受信して出力する機能を備える。
(2)通信端末100の構成
図2は、通信端末100の構成を示すブロック図である。この図において、制御部10は、操作部16(後述する)から供給されるイベントに応じて端末各部の動作を制御する。本発明の要旨に係わる制御部10の特徴的な処理動作については追って詳述する。無線通信送受信部11は、アンテナANT1を介して受信復調した音声データを制御部10に出力する一方、制御部10から供給される音声データを変調して得た送信信号を高周波増幅してアンテナANT1から送出する。テレビ放送受信部12は、制御部10から与えられる選局指示に従い、アンテナANT2を介してテレビ放送信号を受信復調し、これにより得られる受信信号を制御部10に出力する。
GPS信号受信部13は、制御部10の制御の下に、アンテナANT3を介してGPS信号を受信して自端末の現在位置を表す位置情報を発生して制御部10に出力する。音声信号処理部14は、スピーカSPおよびマイクMICを備え、制御部10から供給される音声データを音声信号にD/A変換してスピーカSPから発音させたり、マイクMICから出力される音声信号を音声データにA/D変換して制御部10に供給する。また、音声信号処理部14では、テレビ放送受信中あるいは録画再生中の場合、制御部10から供給されるテレビ音声を増幅してスピーカSPから放音する。
表示部15は、カラー液晶パネルおよび表示ドライバから構成され、制御部10の制御の下に、待受画面など各種画面を表示する他、テレビ放送受信中あるいは録画再生中では制御部10が発生するビデオ出力を画面表示する。操作部16には、パワーオンオフする電源スイッチ、通話開始/終了時に操作されるオフフック/オンフックスイッチ、ダイヤルスイッチと兼用の文字入力スイッチ等の各種操作キーの他、テレビ放送受信部12やGPS信号受信部13をオンオフ設定するオンオフボタン等の各種操作ボタンを有し、これらキーやボタンの操作に応じたイベントを発生して制御部10に出力する。
RTC17は、時刻計時やタイマ割込みに用いるリアルタイムクロックを発生する。充電台接続部18は、図示されていない充電器の充電端子に電気的に接続されてバッテリ充電する。ROM19は、プログラムエリアおよびデータエリアを備える。ROM19のプログラムエリアには、制御部10により実行される各種プログラムが記憶される。各種プログラムとは、後述するメインルーチン、テレビ放送処理、アドレス帳登録処理、高速移動検出処理、低電圧検出処理、着信処理および発信・再生処理を含む。ROM19のデータエリアには、所定のプログラムにより参照される制御データの他、例えば待受画面などを形成する各種画面データが格納される。
RAM20は、制御部10が実行する各種処理に用いられるフラグやレジスタデータを一時記憶するワークエリアの他、制御情報格納部20a、録画データ格納部20b、着信履歴格納部20c、アドレス帳格納部20dおよび位置情報格納部20eを備える。以下、図3〜図5を参照して制御情報格納部20a、録画データ格納部20bおよび着信履歴格納部20cの構成を説明する。
(3)制御情報格納部20aの構成
図3は、制御情報格納部20aの構成を示す図である。制御情報格納部20aには、動作状態に応じた着信報知態様を指定する制御情報が格納される。なお、ここで言う動作状態とは、例えば「テレビ放送出力中」、「アドレス帳入力中」、「高速移動中」あるいはバッテリの駆動電圧が「低電圧中」などの状態を表す。また、着信報知態様とは、着信報知の有無および着信報知する際に付随して行われる処理を指す。
制御情報は、状態ID、状態、着信に対する処理および設定フラグから構成される。状態IDが「S01」の場合には「テレビ放送出力中」を、「S02」の場合には「アドレス帳入力中」を、「S03」の場合には「高速移動中」を、「S04」の場合にはバッテリの駆動電圧が「低電圧中」であることをそれぞれ表す。
着信に対する処理は、着信報知の有無および着信報知する際に付随して行われる処理を指す。例えばテレビ放送出力中ならば、「報知しない」もしくは「録画して報知する」のいずれかが選択される。設定フラグは、選択した「着信に対する処理」を表す。なお、図3に示す一例の場合、「テレビ放送出力中」および「アドレス帳入力中」の着信報知態様はユーザ選択可能としていて、それぞれ「報知しない」「一時保存して報知する」が選択されているが、「高速移動中」や「低電圧中」の着信報知態様はユーザ選択できず「報知する」に固定化されている。
(4)録画データ格納部20bの構成
図4は、録画データ格納部20bの構成を示す図である。録画データ格納部20bには、録画ID、録画日時、番組情報および履歴IDが付与されたテレビ放送受信部12の出力(録画データ)が記録される。なお、履歴IDとは、その録画データを録画するきっかけとなった着信(音声着信又はメール着信)の着信履歴を指定する番号であり、例えば「T01」は音声着信した1番目の着信履歴を、「M01」はメール着信した1番目の着信履歴を指定する。
(5)着信履歴格納部20cの構成
図5は、着信履歴格納部20cの構成を示す図である。着信履歴格納部20cは、音声着信の着信履歴20c−1とメール着信の着信履歴20c−2とに大別される。音声着信の着信履歴20c−1は、履歴ID、着信日時、名前、電話番号、状態ID、録画IDおよび報知フラグから構成される。一方、メール着信の着信履歴20c−2は、履歴ID、着信日時、名前、メールアドレス、状態ID、録画ID、報知フラグおよびメール本文から構成される。
これら着信履歴20c−1,20c−2に含まれる報知フラグとは、状態IDで表される動作状態が完了した時に着信報知するか否かを指定するフラグである。後述するように、制御部10は、この報知フラグが「1」の着信履歴において、対応する状態IDの動作状態が完了した時に、着信があった時の自端末の動作状態をユーザに報知する。
すなわち、状態IDが「S01」であれば、テレビ放送出力を終えた時に「テレビ放送を出力中に着信がありました」なるメッセージを画面表示してユーザに着信時の動作状態を報知する。状態IDが「S02」ならば、アドレス帳入力操作を終えた時に「アドレス帳入力中に着信がありました」なるメッセージを画面表示してユーザに着信時の動作状態を報知する。状態IDが「S03」ならば、高速移動を終えた時に「高速移動中に着信がありました」なるメッセージを画面表示してユーザに着信時の動作状態を報知する。状態IDが「S04」ならば、低電圧状態から通常電圧に復帰した時に「低電圧中に着信がありました」なるメッセージを画面表示してユーザに着信時の動作状態を報知する。
B.動作
次に、図6〜図15を参照して制御部10の動作を説明する。以下では、最初に「メインルーチン」の動作を説明した後、このメインルーチンからコールされる「テレビ放送処理」、「アドレス帳登録処理」、「高速移動検出処理」、「低電圧検出処理」、「着信処理」および「発信・再生処理」の各動作について述べる。
(1)メインルーチンの動作
図6は、制御部10が実行するメインルーチンの動作を示すフローチャートである。ユーザの電源オン操作により通信端末100がパワーオンされると、制御部10は図6に図示するメインルーチンを実行してステップSA1に処理を進め、タイマを起動する。これにより、RTC17が発生するリアルタイムクロックに基づきタイマカウントがスタートする。続いて、ステップSA2では、位置登録制御シーケンスを実行して網側に位置登録を行った後、待受状態に入る待受処理を実行する。
この後、ステップSA3〜SA10では、「設定操作」、「テレビ操作」、「アドレス帳操作」、「タイマタイムアウト(T.O)」、「着信」、「発信・再生操作」、「電源オフ操作」および「その他操作」のイベントの有無を判断する。これらイベントが発生しなければ、上記ステップSA3〜SA10の各判断結果はいずれも「NO」になり、上述したステップSA2の待受状態を維持する。一方、待受状態で上記イベントのいずれかが発生すると、その発生したイベントに対応した処理を実行する。以下、発生イベント別の動作を説明する。
<設定操作が行われた場合>
RAM20に設けられる制御情報格納部20aに格納される制御情報中の設定フラグ(図3参照)を設定する設定操作が行われると、ステップSA3の判断結果が「YES」になり、ステップSA11に進み、その設定操作に応じて設定フラグをセットする。例えば、テレビ放送出力中に着信報知させないようにする場合には、図3に図示する通り、状態ID「S01」において、着信に対する処理として「報知しない」に対応する設定フラグを「1」にセットする。そして、設定処理完了後は、待受状態に復帰する。
<テレビ操作が行われた場合>
テレビ放送受信部12をオンオフしたり、選局指示する等のテレビ操作が行われると、ステップSA4の判断結果が「YES」になり、ステップSA12を介してテレビ放送処理を実行する。テレビ放送処理では、後述するように、テレビ放送出力を行ったり、テレビ放送出力を終了させる出力終了操作が行われると、着信履歴格納部20c中で報知フラグが「1」の着信履歴の状態ID「S01」に基づき、「テレビ放送を出力中に着信がありました」なるメッセージを画面表示してユーザに着信があった時の動作状態を報知したり、その他のテレビ放送処理をするようになっている。そして、こうしたテレビ放送処理が完了すると、上述の待受状態に復帰する。
<アドレス帳操作が行われた場合>
RAM20のアドレス帳格納部20dに、例えば新規のアドレス帳データ(氏名、電話番号、メールアドレス等)を登録するためのアドレス帳操作が行われると、ステップSA5の判断結果が「YES」になり、ステップSA13を介してアドレス帳登録処理を実行する。後述するように、アドレス帳登録処理では、アドレス帳の入力を行ったり、ユーザがアドレス帳の入力完了操作を行ってアドレス帳登録を終了させると、着信履歴格納部20c中で報知フラグが「1」の着信履歴の状態ID「S02」に基づき、「アドレス帳入力中に着信がありました」なるメッセージを画面表示してユーザに着信があった時の動作状態を報知するようになっている。そして、こうしたアドレス帳登録処理が完了すると、上述の待受状態に復帰する。
<タイマタイムアウトした場合>
前述したステップSA1において起動したタイマが一定時間を計時してタイムアウトイベントが発生すると、ステップSA6の判断結果が「YES」になり、ステップSA14を介して高速移動検出処理を実行する。後述するように、高速移動検出処理では、タイムアウトイベントが発生する毎に取得する位置情報に基づき高速移動中であるか否かを判断し、高速移動中の状態から高速移動していない着信報知可能な状態に遷移した時に報知フラグが「1」の着信履歴があると、着信履歴格納部20c中で報知フラグが「1」の着信履歴の状態ID「S03」に基づき、「高速中に着信がありました」なるメッセージを画面表示してユーザに着信があった時の動作状態を報知するようになっている。
次いで、ステップSA15では低電圧検出処理を実行する。後述するように、低電圧検出処理では、タイムアウトイベントが発生する毎に電源電圧を検出して低電圧の状態であるか否かを判断し、電源電圧が低電圧の状態から通常電圧の状態に遷移した時に報知フラグが「1」の着信履歴が着信履歴格納部20cに記憶されていると、その報知フラグが付与された状態ID「S04」に基づき、「低電圧中に着信がありました」なるメッセージを画面表示してユーザに着信があった時の動作状態を報知するようになっている。この後、制御部10は上述の待受状態に復帰する。
<着信した場合>
着信を検出すると、ステップSA7の判断結果が「YES」になり、ステップSA16を介して着信処理を実行する。後述するように、着信処理では、テレビ放送出力中(又はアドレス帳入力中)の着信を報知しない旨の制御情報が制御情報格納部20aに登録されている場合に、テレビ放送出力中(又はアドレス帳入力中)に着信があると、「テレビ放送出力中」を表す状態ID「S01」(又は「アドレス帳入力中」を表す状態ID「S02」)を着信履歴に記憶すると共に、対応する報知フラグを「1」にセットする。一方、テレビ放送出力中(又はアドレス帳入力中)の着信を報知する旨の制御情報が制御情報格納部20aに登録されている場合に、テレビ放送出力中(又はアドレス帳入力中)の音声着信があり、この着信報知に応答しないでいると、「テレビ放送出力中」を表す状態ID「S01」(又は「アドレス帳入力中」を表す状態ID「S02」)を着信履歴に記憶すると共に、対応する報知フラグを「1」にセットする。
また、着信処理では、高速移動中(又は低電圧中)の音声着信に応答しないでいると、「高速移動中」を表す状態ID「S03」(又は「低電圧中」を表す状態ID「S04」)を着信履歴に記憶すると共に、対応する報知フラグを「1」にセットする。そして、こうした着信処理を終えると、制御部10は待受状態に復帰する。
<発信・再生操作が行われた場合>
音声発信やメール発信の発信操作もしくは録画データを再生させる再生操作が行われた場合には、ステップSA8の判断結果が「YES」になり、ステップSA17を介して発信・再生処理を実行する。後述するように、発信・再生処理では、発信操作で指定された発信先電話番号(又は発信先メールアドレス)に対応する状態IDが着信履歴20c−1に記憶されていると、その状態IDに基づいた報知を行う。例えば状態ID「S01」が着信履歴20c−1(又は20c−2)に記憶されていれば、発信先電話番号(又は発信先メールアドレス)への発信に際して「テレビ放送を出力中に着信がありました」なるメッセージを画面表示してユーザに報知する。また、再生操作により再生指定された録画データに履歴IDが付与されていると、その履歴IDを参照して対応する着信履歴を読み出し、読み出した着信履歴中の状態IDに基づいた報知を行う。例えば状態ID「S01」が着信履歴に記憶されている場合には、「テレビ放送を出力中に着信がありました」なるメッセージを画面表示してユーザに報知する。そして、こうした発信・再生処理を終えると、制御部10は待受状態に復帰する。
<電源オフ操作が行われた場合>
通信端末100をパワーオフする電源オフ操作が行われると、ステップSA9の判断結果が「YES」になり、ステップSA18に進み、電源オフ処理を実行した後、本処理を完了させる。
<その他の操作が行われた場合>
上述した以外のその他の操作がなされた場合には、ステップSA10の判断結果が「YES」となり、ステップSA19に進み、その他の処理を実行する。その他の処理とは、例えばメール作成などの処理を指す。そして、その他の処理を実行した後は、待受状態に復帰する。
(2)テレビ放送処理の動作
次に、図7を参照してテレビ放送処理の動作を説明する。上述したメインルーチンのステップSA12(図6参照)を介して本処理が実行されると、制御部10は図7に図示するステップSB1に処理を進める。ステップSB1〜SB3では、出力開始操作、出力終了操作およびその他の操作の有無を判断する。以下、ユーザが「出力開始操作を行った場合」、「その他の操作を行った場合」および「出力終了操作を行った場合」に分けて動作を説明する。
<出力開始操作を行った場合>
出力開始操作を行うと、上記ステップSB1の判断結果が「YES」になり、ステップSB4に進み、テレビ放送受信部12をオン設定して放送受信を指示し、続くステップSB5では、音声信号処理部13および表示部14に出力開始を指示して本処理を終える。
<その他の操作を行った場合>
出力開始操作および出力終了操作を除いたその他の操作、例えば受信チャンネルを指定する選局操作や、音声出力レベルを調整する音量操作などが行われた場合には、上記ステップSB1、SB2の各判断結果が「NO」となり、ステップSB3に進む。ステップSB3では、例えば選局操作に応じて放送受信局を変更させたり、音量操作に応じて音声出力レベルを指定するその他のテレビ放送処理を実行して本処理を終える。
<出力終了操作を行った場合>
出力終了操作を行うと、上記ステップSB2の判断結果が「YES」になり、ステップSB6に進む。ステップSB6では、テレビ放送出力中(受信出力中)であるか否かを判断する。出力中でなければ、判断結果は「NO」となり、本処理を終える。つまりテレビ放送出力中でなければ、出力終了操作を無効として本処理を終える。
一方、テレビ放送出力中に出力終了操作が行われると、上記ステップSB6の判断結果は「YES」になり、ステップSB7に進み、テレビ放送受信部12をオフ設定すると共に、音声信号処理部13および表示部14に出力終了を指示する。次いで、ステップSB8では、RAM20に設けられる着信履歴格納部20c(音声着信履歴20c−1およびメール着信履歴20c−2)に報知フラグが「1」の着信履歴が有る否かを判断する。該当する着信履歴が無ければ、判断結果は「NO」となり、本処理を終える。
これに対し、着信履歴格納部20c中に報知フラグが「1」の着信履歴が有れば、上記ステップSB8の判断結果は「YES」になり、ステップSB9に進む。ステップSB9では、該当する着信履歴(報知フラグが「1」の着信履歴)中の状態IDに基づいて着信があった時の動作状態をユーザに報知する。
すなわち、後述するように、着信処理(図11〜図14参照)では、テレビ放送出力中の着信を報知しない旨の制御情報が制御情報格納部20aに登録されている場合に着信があると、「テレビ放送出力中」を表す状態ID「S01」を着信履歴に記憶すると共に、対応する報知フラグを「1」にセットするようになっている。したがって、出力終了操作に応じてテレビ放送出力を終了させた時に報知フラグが「1」の着信履歴があると、ステップSB9では、該当する着信履歴の状態ID「S01」に基づき、「テレビ放送を出力中に着信がありました」なるメッセージを画面表示してユーザに着信があった時の動作状態を報知する。そして、こうした状態報知を終えると、ステップSB10に進み、該当する着信履歴の報知フラグを「0」にセットして本処理を終える。
このように、テレビ放送処理では、テレビ放送出力中の着信を報知しない旨の制御情報が制御情報格納部20aに登録されている場合に着信があり、その後にユーザが出力終了操作を行ってテレビ放送出力を終了させると、着信履歴格納部20c中で報知フラグが「1」の着信履歴の状態ID「S01」に基づき、「テレビ放送を出力中に着信がありました」なるメッセージを画面表示してユーザに着信時の動作状態を報知する。そして、報知後に該当する着信履歴の報知フラグをゼロリセットする。
(3)アドレス帳登録処理の動作
次に、図8を参照してアドレス帳登録処理の動作を説明する。前述したメインルーチンのステップSA13(図6参照)を介して本処理が実行されると、制御部10は図8に図示するステップSC1に処理を進める。ステップSC1〜SC2では、アドレス帳操作が「入力開始操作」、「入力完了操作」および「入力操作」のいずれであるかを判別する。以下、ユーザが「入力開始操作を行った場合」、「入力操作を行った場合」および「入力完了操作を行った場合」に分けて動作を説明する。
<入力開始操作を行った場合>
入力開始操作を行うと、上記ステップSC1の判断結果が「YES」になり、ステップSC3に進み、アドレス帳入力開始の状態に設定する。なお、アドレス帳入力開始の状態とは、RAM20に設けられるアドレス帳格納部20dから読み出すアドレス帳データに基づきアドレス帳を表示部15に画面表示した状態を指す。
<入力操作を行った場合>
入力開始操作後に入力操作を行うと、上記ステップSC1、SC2の各判断結果がいずれも「NO」となり、ステップSC9に進み、例えば新規登録するアドレス帳データ(名前、電話番号、メールアドレス等)を入力する等のアドレス帳入力処理を実行する。
<入力完了操作を行った場合>
入力完了操作を行うと、上記ステップSC2の判断結果が「YES」になり、ステップSC4に進む。ステップSC4では、アドレス帳入力中であるか否かを判断する。アドレス帳入力が行われていない状態で入力完了操作が行われた場合には、判断結果が「NO」になり、本処理を終える。つまりアドレス帳入力が行われていない状態では入力完了操作を無効化する。
一方、アドレス帳入力中ならば、上記ステップSC4の判断結果は「YES」になり、ステップSC5に進み、入力されたアドレス帳データをRAM20に設けられるアドレス帳格納部20dに登録する。こうしてアドレス帳登録が行われると、制御部10はステップSC6に進み、RAM20に設けられる着信履歴格納部20c(音声着信履歴20c−1およびメール着信履歴20c−2)の内に報知フラグが「1」の着信履歴が有るか否かを判断する。該当する着信履歴が無ければ、判断結果は「NO」となり、本処理を終える。
これに対し、着信履歴格納部20c中に報知フラグが「1」の着信履歴が有ると、上記ステップSC6の判断結果は「YES」になり、ステップSC7に進む。ステップSC7では、該当する着信履歴(報知フラグが「1」の着信履歴)中の状態IDに基づいて着信した時の動作状態を報知する。
すなわち、後述するように、着信処理(図11〜図14参照)では、アドレス帳入力中の着信を報知しない旨の制御情報が制御情報格納部20aに登録されている場合に着信があると、「アドレス帳入力中」を表す状態ID「S02」を着信履歴に記憶すると共に、対応する報知フラグを「1」にセットするようになっている。したがって、アドレス帳入力を終了させた時点で報知フラグが「1」の着信履歴があると、ステップSC7では、該当する着信履歴の状態ID「S02」に基づき、「アドレス帳入力中に着信がありました」なるメッセージを画面表示してユーザに着信があった時の動作状態を報知する。そして、こうした状態報知を終えると、ステップSC8に進み、該当する着信履歴の報知フラグを「0」にセットして本処理を終える。
以上のように、アドレス帳登録処理では、アドレス帳入力中の着信を報知しない旨の制御情報が制御情報格納部20aに登録されている場合に着信があり、その後にユーザがアドレス帳の入力完了操作を行ってアドレス帳登録を終了させると、着信履歴格納部20c中で報知フラグが「1」の着信履歴の状態ID「S02」に基づき、「アドレス帳入力中に着信がありました」なるメッセージを画面表示してユーザに着信があった時の動作状態を報知し、報知後に該当する着信履歴の報知フラグをゼロリセットする。
(4)高速移動検出処理の動作
次に、図9を参照して高速移動検出処理の動作を説明する。前述したメインルーチンのステップSA14(図6参照)を介して本処理が実行されると、制御部10は図9に図示するステップSD1に処理を進める。ステップSD1では、GPS信号受信部13をオン設定し、当該GPS信号受信部13がGPS信号を受信して発生する位置情報を取得すると共に、その取得した位置情報をRAM20に設けられる位置情報格納部20eに記憶する。
なお、位置情報格納部20eには、少なくとも前回の位置情報を記憶する第1の位置情報エリアと、今回取得した位置情報を記憶する第2の位置情報エリアとが設けられ、タイムアウトイベントが発生する所定周期毎に、第2の位置情報エリアに記憶されている位置情報を前回の位置情報として第1の位置情報エリアに更新登録する一方、今回取得した位置情報を第2の位置情報エリアにストアするようになっている。
次いで、ステップSD2では、第1の位置情報エリアに更新登録される前回の位置情報と、第2の位置情報エリアにストアされる今回取得した位置情報との差分から高速移動中である否かを判断する。高速移動中であると、判断結果が「YES」になり、ステップSD3に進み、RAM20のワークエリア(不図示)に設けられる高速移動フラグを「1」にセットして本処理を終える。
一方、高速移動中でなければ、上記ステップSD2の判断結果は「NO」になり、ステップSD4に進み、高速移動フラグを「0」にセットする。次いで、ステップSD5では、報知可能と判別する。つまり、高速移動中の状態から高速移動していない着信報知可能な状態に遷移したと判別する。続いて、ステップSD6では、RAM20に設けられる着信履歴格納部20c(音声着信履歴20c−1およびメール着信履歴20c−2)に報知フラグが「1」の着信履歴が有るか否かを判断する。該当する着信履歴が無ければ、判断結果は「NO」となり、本処理を終える。
これに対し、着信履歴格納部20c中に報知フラグが「1」の着信履歴が有ると、上記ステップSD6の判断結果は「YES」になり、ステップSD7に進む。ステップSD7では、該当する着信履歴(報知フラグが「1」の着信履歴)中の状態IDに基づいて着信があった時の動作状態を報知する。
すなわち、後述するように、着信処理(図11〜図14参照)では、高速移動中の音声着信に応答しない場合、「高速移動中」を表す状態ID「S03」を着信履歴に記憶すると共に、対応する報知フラグを「1」にセットするようになっている。したがって、高速移動中の状態から高速移動していない状態に遷移した時に報知フラグが「1」の着信履歴があると、ステップSD7では、該当する着信履歴の状態ID「S03」に基づき、「高速中に着信がありました」なるメッセージを画面表示してユーザに着信があった時の動作状態を報知する。そして、こうした状態報知を終えると、ステップSD8に進み、該当する着信履歴の報知フラグを「0」にセットして本処理を終える。
以上のように、高速移動検出処理では、タイムアウトイベントが発生する毎に位置情報を取得し、前回取得した位置情報と今回取得した位置情報との差分に基づき高速移動中であるか否かを判断する。そして、高速移動中の状態から高速移動していない着信報知可能な状態に遷移した時に報知フラグが「1」の着信履歴があると、着信履歴格納部20c中で報知フラグが「1」の着信履歴の状態ID「S03」に基づき、「高速中に着信がありました」なるメッセージを画面表示してユーザに着信があった時の動作状態を報知し、報知後に該当する着信履歴の報知フラグをゼロリセットする。
(5)低電圧検出処理の動作
次に、図10を参照して低電圧検出処理の動作を説明する。前述したメインルーチンのステップSA15(図6参照)を介して本処理が実行されると、制御部10は図10に図示するステップSE1に処理を進め、電源電圧を検出する。続いて、ステップSE2では、検出した電源電圧が所定レベル未満の低電圧状態であるか否かを判断する。低電圧状態であると、判断結果が「YES」になり、ステップSE3に進み、RAM20のワークエリア(不図示)に設けられる低電圧フラグを「1」にセットする。次いで、ステップSE4に進み、タイマの再起動を指示して本処理を終える。
一方、低電圧状態でなければ、上記ステップSE2の判断結果は「NO」になり、ステップSE5に進み、低電圧フラグを「0」にセットする。そして、ステップSE6では、報知可能と判別する。続いて、ステップSE7では、RAM20に設けられる着信履歴格納部20c(音声着信履歴20c−1およびメール着信履歴20c−2)に報知フラグが「1」の着信履歴が有るか否かを判断する。該当する着信履歴が無ければ、判断結果は「NO」となり、ステップSE4にてタイマの再起動を指示した後、本処理を終える。
これに対し、着信履歴格納部20c中に報知フラグが「1」の着信履歴が有ると、上記ステップSE7の判断結果は「YES」になり、ステップSE8に進む。ステップSE8では、該当する着信履歴(報知フラグが「1」の着信履歴)中の状態IDに基づいて着信があった時の動作状態を報知する。
すなわち、後述するように、着信処理(図11〜図14参照)では、低電圧中の音声着信に応答しない場合、「低電圧中」を表す状態ID「S04」を着信履歴に記憶すると共に、対応する報知フラグを「1」にセットするようになっている。したがって、電源電圧が低電圧の状態から通常電圧の状態に遷移した時に報知フラグが「1」の着信履歴があると、ステップSE8では、該当する着信履歴の状態ID「S04」に基づき、「低電圧中に着信がありました」なるメッセージを画面表示してユーザに着信があった時の動作状態を報知する。そして、こうした状態報知を終えると、ステップSE9に進み、該当する着信履歴の報知フラグを「0」にセットした後、ステップSE4にてタイマの再起動を指示して本処理を終える。
以上のように、低電圧検出処理では、タイムアウトイベントが発生する毎に電源電圧を検出して低電圧の状態であるか否かを判断する。そして、電源電圧が低電圧の状態から通常電圧の状態に遷移した時に報知フラグが「1」の着信履歴があると、着信履歴格納部20c中で報知フラグが「1」の着信履歴の状態ID「S04」に基づき、「低電圧中に着信がありました」なるメッセージを画面表示してユーザに着信があった時の動作状態を報知し、報知後に該当する着信履歴の報知フラグをゼロリセットする。
(6)着信処理の動作
次に、図11〜図14を参照して着信処理の動作を説明する。前述したメインルーチンのステップSA16(図6参照)を介して本処理が実行されると、制御部10は図11に図示するステップSF1に処理を進め、音声着信かメール着信かを判別する。続いて、ステップSF2では、判別した着信内容に基づき着信履歴を記憶する。すなわち、音声着信ならば着信履歴20c−1(図5参照)を記憶し、メール着信ならば着信履歴20c−2(図5参照)を記憶する。次いで、ステップSF3では、着信時の動作状態を検出する。
そして、ステップSF4〜SF7では、上記ステップSF3にて検出した着信時の動作状態が前述した待受状態で着信する「通常の着信」、「テレビ放送出力中の着信」、「アドレス帳入力中の着信」、「高速移動中の着信」および「低電圧状態下の着信」のいずれであるかを判別する。以下、これら状態別に動作を説明する。
<通常の着信>
通常の着信であると、ステップSF4〜SF7の各判断結果が「NO」になり、制御部10はステップSF8に処理を進める。ステップSF8では、音声着信であるか否かを判断する。メール着信であると、判断結果は「NO」になり、ステップSF9に進み、メール着信報知を行って本処理を終える。
これに対し、音声着信ならば、上記ステップSF8の判断結果が「YES」になり、ステップSF10に進み、音声着信報知を行う。そして、ステップSF11では、応答操作の有無を判断する。音声着信報知中に応答操作が行われなければ、判断結果は「NO」になり、本処理を完了させる。一方、音声着信報知中に応答操作が行われると、上記ステップSF11の判断結果は「YES」となり、ステップSF12に進み、通信相手側との回線を接続し、通話させて本処理を終える。
<テレビ放送出力中の着信>
テレビ放送出力中の着信であると、ステップSF4の判断結果が「YES」となり、図12に図示するステップSF13に処理を進める。ステップSF13では、RAM20の制御情報格納部20aに記憶される制御情報の内から、テレビ放送出力中を表す状態ID「S01」において設定フラグ「1」が付与された「着信に対する処理」を読み出す。続いて、ステップSF14では、上記ステップSF13にて制御情報格納部20aから読み出した「着信に対する処理」が「報知しない」であるか否かを判断する。「着信に対する処理」が「報知しない」場合には、判断結果が「YES」になり、ステップSF15に進む。
ステップSF15では、上記ステップSF2において着信履歴格納部20cに記憶した着信履歴に、テレビ放送出力中を表す状態ID「S01」を記憶する。すなわち、音声着信であれば、上記ステップSF2において着信履歴20c−1(図5参照)に記憶した着信履歴の履歴IDに対応する状態IDとして、テレビ放送出力中を表す「S01」を登録する。また、メール着信であったならば、上記ステップSF2において着信履歴20c−2(図5参照)に記憶した着信履歴の履歴IDに対応する状態IDとして、テレビ放送出力中を表す「S01」を登録する。続いて、ステップSF16では、上記ステップSF15において記憶した状態IDに対応する着信履歴中の報知フラグを「1」にセットして本処理を終える。
さて一方、「着信に対する処理」が「録画して報知する」場合であると、上記ステップSF14の判断結果は「NO」になり、ステップSF17に進む。ステップSF17では、音声信号処理部13および表示部14にテレビ放送出力終了を指示する。次いで、ステップSF18では、録画ID、録画日時、番組情報および履歴IDが付加されたテレビ放送受信部12の出力(録画データ)を録画データ格納部20dに録画する。なお、履歴IDは、上記ステップSF2(図11参照)において着信履歴格納部20cに記憶した着信履歴の履歴IDを付加する。
そして、ステップSF19では、音声着信であるか否かを判断する。メール着信であったならば、判断結果は「NO」になり、ステップSF20に進み、メール着信報知を行う。この後、ステップSF24に進み、メール着信報知中に見逃したテレビ放送を視聴する為、録画データ追いかけ再生の実行を指示して本処理を終える。なお、ステップSF24では、録画データ追いかけ再生を行うか否かをユーザ操作で指定する態様としても構わない。
これに対し、音声着信ならば、上記ステップSF19の判断結果が「YES」になり、ステップSF21に進み、音声着信報知を行う。次いで、ステップSF22では、応答操作の有無を判断する。音声着信報知中に応答操作が行われると、判断結果は「YES」となり、ステップSF23に進み、通信相手側との回線を接続して通話させる。そして、通話が終了すると、ステップSF24に進み、通話中に見逃したテレビ放送を視聴する為、録画データ追いかけ再生の実行を指示して本処理を終える。
一方、音声着信報知中に応答操作が行われないと、上記ステップSF22の判断結果は「NO」になり、ステップSF25に進む。ステップSF25では、前述したステップSF2(図11参照)において着信履歴20c−1に記憶した履歴IDに対応する状態IDとして、テレビ放送出力中を表す「S01」を登録する。次いで、ステップSF26では、その登録した状態IDに対応する着信履歴20c−1中の報知フラグを「1」にセットする。この後、ステップSF24に進み、音声着信報知中に見逃したテレビ放送を視聴する為、録画データ追いかけ再生の実行を指示して本処理を終える。
<アドレス帳入力中の着信>
アドレス帳入力中に着信した場合には、図11に図示するステップSF5の判断結果が「YES」となり、図13に図示するステップSF27に処理を進める。ステップSF27では、RAM20の制御情報格納部20aに記憶される制御情報の内から、アドレス帳入力中を表す状態ID「S02」において設定フラグ「1」が付与された「着信に対する処理」を読み出す。続いて、ステップSF28では、上記ステップSF27にて制御情報格納部20aから読み出した「着信に対する処理」が「報知しない」であるか否かを判断する。「着信に対する処理」が「報知しない」場合には、判断結果が「YES」になり、ステップSF29に進む。
ステップSF29では、前述したステップSF2(図11参照)において着信履歴格納部20cに記憶した着信履歴に、アドレス帳入力中を表す状態ID「S02」を記憶する。すなわち、音声着信であれば、着信履歴20c−1に記憶した着信履歴の履歴IDに対応する状態IDとして、アドレス帳入力中を表す「S02」を登録する。また、メール着信であったならば、着信履歴20c−2に記憶した着信履歴の履歴IDに対応する状態IDとして、アドレス帳入力中を表す「S02」を登録する。続いて、ステップSF30では、上記ステップSF29にて登録した状態IDに対応する着信履歴中の報知フラグを「1」にセットして本処理を終える。
さて一方、「着信に対する処理」が「一時保存して報知する」場合であると、上記ステップSF28の判断結果は「NO」になり、ステップSF31に進む。ステップSF31では、入力中のアドレス帳データをRAM20のアドレス帳格納部20dに一時保存する。次いで、ステップSF32では、音声着信であるか否かを判断する。メール着信であったならば、判断結果は「NO」になり、ステップSF33に進み、メール着信報知を行う。この後、ステップSF37に進み、RAM20のアドレス帳格納部20dに一時保存したアドレス帳データを、RAM20のワークエリアに戻して本処理を終える。これにより、アドレス帳入力が継続される。
これに対し、音声着信であると、上記ステップSF32の判断結果は「YES」になり、ステップSF34に進み、音声着信報知を行う。次いで、ステップSF35では、応答操作の有無を判断する。音声着信報知中に応答操作が行われると、判断結果は「YES」となり、ステップSF36に進み、通信相手側との回線を接続して通話させる。そして、通話が終了すると、ステップSF37に進み、RAM20のアドレス帳格納部20dに一時保存したアドレス帳データを、RAM20のワークエリアに戻して本処理を終える。これにより、アドレス帳入力が継続される。
一方、音声着信報知中に応答操作が行われないと、上記ステップSF35の判断結果は「NO」になり、ステップSF38に進む。ステップSF38では、前述したステップSF2(図11参照)において着信履歴20c−1に記憶した履歴IDに対応する状態IDとして、アドレス帳入力中を表す「S02」を登録する。次いで、ステップSF39では、その登録した状態IDに対応する着信履歴20c−1中の報知フラグを「1」にセットする。この後、ステップSF37に進み、RAM20のアドレス帳格納部20dに一時保存したアドレス帳データを、RAM20のワークエリアに戻して本処理を終える。これにより、アドレス帳入力が継続される。
<高速移動中の着信>
高速移動中に着信した場合には、図11に図示するステップSF6の判断結果が「YES」となり、図14に図示するステップSF40に処理を進める。ステップSF40では、音声着信であるか否かを判断する。メール着信であったならば、判断結果は「NO」になり、ステップSF41に進み、メール着信報知を行った後、本処理を終える。
これに対し、音声着信であると、上記ステップSF40の判断結果は「YES」になり、ステップSF42に進み、音声着信報知を行う。次いで、ステップSF43では、応答操作の有無を判断する。音声着信報知中に応答操作が行われると、判断結果は「YES」となり、ステップSF44に進み、通信相手側との回線を接続して通話させて本処理を終える。
一方、音声着信報知中に応答操作が行われないと、上記ステップSF43の判断結果は「NO」になり、ステップSF45に進む。ステップSF45では、前述したステップSF2(図11参照)において着信履歴20c−1に記憶した履歴IDに対応する状態IDとして、高速移動中を表す「S03」を登録する。次いで、ステップSF46では、その登録した状態IDに対応する着信履歴20c−1中の報知フラグを「1」にセットした後、本処理を終える。
<低電圧状態下の着信>
低電圧状態下で着信すると、図11に図示するステップSF7の判断結果が「YES」となり、図14に図示するステップSF40に処理を進め、音声着信であるか否かを判断する。メール着信であると、判断結果は「NO」になり、ステップSF41に進み、メール着信報知して本処理を終える。これに対し、音声着信ならば、上記ステップSF40の判断結果が「YES」になり、ステップSF42に進み、音声着信報知を行う。次いで、ステップSF43では、応答操作の有無を判断する。音声着信報知中に応答操作されれば、判断結果は「YES」となり、ステップSF44に進み、通信相手側との回線を接続して通話させて本処理を終える。
一方、音声着信報知中に応答操作が行われないと、上記ステップSF43の判断結果は「NO」になり、ステップSF45に進む。ステップSF45では、前述したステップSF2(図11参照)において着信履歴20c−1に記憶した履歴IDに対応する状態IDとして、低電圧中を表す「S04」を登録する。次いで、ステップSF46では、その登録した状態IDに対応する着信履歴20c−1中の報知フラグを「1」にセットして本処理を終える。
以上のように、着信処理では、テレビ放送出力中の着信を報知しない旨の制御情報が制御情報格納部20aに登録されている場合に、テレビ放送出力中に着信があると、「テレビ放送出力中」を表す状態ID「S01」を着信履歴に記憶すると共に、対応する報知フラグを「1」にセットする。一方、テレビ放送出力中の着信を報知する旨の制御情報が制御情報格納部20aに登録されている場合に、テレビ放送出力中の音声着信があり、この着信報知に応答しないでいると、「テレビ放送出力中」を表す状態ID「S01」を着信履歴に記憶すると共に、対応する報知フラグを「1」にセットする。
また、着信処理では、アドレス帳入力中の着信を報知しない旨の制御情報が制御情報格納部20aに登録されている場合に、アドレス帳入力中に着信があると、「アドレス帳入力中」を表す状態ID「S02」を着信履歴に記憶すると共に、対応する報知フラグを「1」にセットする。一方、アドレス帳入力中の着信を報知する旨の制御情報が制御情報格納部20aに登録されている場合に、アドレス帳入力中の音声着信があり、この着信報知に応答しないでいると、「アドレス帳入力中」を表す状態ID「S02」を着信履歴に記憶すると共に、対応する報知フラグを「1」にセットする。
さらに、着信処理では、高速移動中(又は低電圧中)の音声着信に応答しないでいると、「高速移動中」を表す状態ID「S03」(又は「低電圧中」を表す状態ID「S04」)を着信履歴に記憶すると共に、対応する報知フラグを「1」にセットする。
(7)発信・再生処理の動作
次に、図15を参照して発信・再生処理の動作を説明する。前述したメインルーチンのステップSA17(図6参照)を介して本処理が実行されると、制御部10は図15に図示するステップSG1に処理を進め、音声発信やメール発信の発信操作または再生操作のいずれかが行われたかを判断する。以下、発信操作が行われた場合と、再生操作が行われた場合とに分けて動作を説明する。
<発信操作が行われた場合>
発信操作が行われると、ステップSG1の判断結果が「YES」になり、ステップSG2に進む。ステップSG2では、発信操作で指定された発信相手の電話番号である発信先電話番号(又は発信相手のメールアドレスである発信先メールアドレス)が着信履歴20c−1(又は20c−2)に記憶されているかどうかを判断する。発信相手の電話番号(又はメールアドレス)が着信履歴20c−1(又は20c−2)に記憶されていなければ、判断結果は「NO」になり、ステップSG5に進み、発信相手の電話番号(又はメールアドレス)に発信して本処理を終える。
一方、発信相手の電話番号(又はメールアドレス)が着信履歴20c−1(又は20c−2)に記憶されていると、上記ステップSG2の判断結果が「YES」になり、ステップSG3に進む。ステップSG3では、発信相手の電話番号(又はメールアドレス)に対応する状態IDが着信履歴20c−1(又は20c−2)に記憶されているか否かを判断する。状態IDが着信履歴20c−1(又は20c−2)に記憶されていなければ、判断結果は「NO」になり、ステップSG5に進み、発信相手の電話番号(又はメールアドレス)に発信して本処理を終える。
これに対し、状態IDが着信履歴20c−1(又は20c−2)に記憶されていると、上記ステップSG3の判断結果は「YES」となり、ステップSG4に進み、その状態IDに基づいた報知を行う。例えば、発信相手の電話番号(又はメールアドレス)に対応して状態ID「S01」が着信履歴20c−1(又は20c−2)に記憶されている場合には、その電話番号(又はメールアドレス)への発信に際して「テレビ放送を出力中に着信がありました」なるメッセージを画面表示してユーザに報知する。これにより、発信しようとする相手からの着信があった時の自端末の動作状態を、操作することなく確認し得るようになる。そして、こうした報知を行った後、ステップSG5に進み、発信相手の電話番号(又はメールアドレス)に発信して本処理を終える。
<再生操作が行われた場合>
再生操作が行われた場合には、上記ステップSG1の判断結果が「NO」になり、ステップSG6に進む。ステップSG6では、RAM20の録画データ格納部20b(図4参照)の内から再生する録画データを選択する。次いで、ステップSG7では、選択した録画データに履歴IDが付与されているか否かを判断する。選択した録画データに履歴IDが付与されていなければ、判断結果は「NO」になり、ステップSG10に進み、録画データの再生開始を指示して本処理を終える。
一方、選択した録画データに履歴IDが付与されていれば、上記ステップSG7の判断結果が「YES」になり、ステップSG8に進む。ステップSG8では、選択した録画データに付与されている履歴IDを参照して対応する着信履歴を読み出す。次いで、ステップSG9では、この読み出した着信履歴中の状態IDに基づいた報知を行う。例えば、状態ID「S01」が着信履歴に記憶されている場合には、「テレビ放送を出力中に着信がありました」なるメッセージを画面表示してユーザに報知する。これにより、再生する録画データが、着信に応じて録画したテレビ放送であることを、操作することなく確認し得るようになる。そして、こうした報知を行った後、ステップSG10に進み、録画データの再生開始を指示して本処理を終える。
このように発信・再生処理では、発信操作により指定された発信先電話番号(又は発信先メールアドレス)に対応する状態IDが着信履歴20c−1(又は20c−2)に記憶されていると、その状態IDに基づいた報知を行う。例えば状態ID「S01」が着信履歴20c−1(又は20c−2)に記憶されている場合には、発信先電話番号(又は発信先メールアドレス)への発信に際して「テレビ放送を出力中に着信がありました」なるメッセージを画面表示してユーザに報知する。
また、再生操作により再生指定された録画データに履歴IDが付与されていると、その履歴IDを参照して対応する着信履歴を読み出し、読み出した着信履歴中の状態IDに基づいた報知を行う。例えば状態ID「S01」が着信履歴に記憶されている場合には、「テレビ放送を出力中に着信がありました」なるメッセージを画面表示してユーザに報知する。
以上説明したように、本実施の形態では、動作状態に応じた着信報知態様を指定する制御情報を制御情報格納部20aに記憶すると共に、着信した時の動作状態を表す状態IDと、この状態IDで表される動作状態が完了した時に着信報知するか否かを指定する報知フラグとを含む着信履歴を着信履歴格納部20cに記憶するようにし、テレビ放送出力中の着信を報知しない旨の制御情報が制御情報格納部20aに登録されている場合に、テレビ放送出力中に着信があると、「テレビ放送出力中」を表す状態ID「S01」を着信履歴に記憶すると共に、対応する報知フラグを「1」にセットする。この後、ユーザが出力終了操作を行ってテレビ放送出力を終了させると、着信履歴格納部20c中で報知フラグが「1」の着信履歴の状態ID「S01」を参照して「テレビ放送を出力中に着信がありました」なるメッセージを画面表示してユーザに着信時の動作状態を報知する。
また、アドレス帳入力中の着信を報知しない旨の制御情報が制御情報格納部20aに登録されている場合に、アドレス帳入力中に着信があると、「アドレス帳入力中」を表す状態ID「S02」を着信履歴に記憶すると共に、対応する報知フラグを「1」にセットする。この後、ユーザがアドレス帳の入力完了操作を行ってアドレス帳登録を終了させると、着信履歴格納部20c中で報知フラグが「1」の着信履歴の状態ID「S02」を参照して「アドレス帳入力中に着信がありました」なるメッセージを画面表示してユーザに着信があった時の動作状態を報知する。
さらに、高速移動中の音声着信に応答しないでいると、「高速移動中」を表す状態ID「S03」を着信履歴に記憶すると共に、対応する報知フラグを「1」にセットする。この後、高速移動中の状態から高速移動していない着信報知可能な状態になると、着信履歴格納部20c中で報知フラグが「1」の着信履歴の状態ID「S03」を参照して「高速中に着信がありました」なるメッセージを画面表示してユーザに着信があった時の動作状態を報知する。
加えて、低電圧中の音声着信に応答しないでいると、「低電圧中」を表す状態ID「S04」を着信履歴に記憶すると共に、対応する報知フラグを「1」にセットする。この後、電源電圧が低電圧の状態から通常電圧の状態になると、着信履歴格納部20c中で報知フラグが「1」の着信履歴の状態ID「S04」に基づき、「低電圧中に着信がありました」なるメッセージを画面表示してユーザに着信があった時の動作状態を報知する。
こうした様々な報知態様を具現することにより、着信があった時の動作状態(テレビ視聴中、アドレス帳入力中、高速移動中、低電圧中など)を確認することができる。より具体的に述べれば、以下に示す(a)〜(f)の効果を奏する。
(a)着信があった時に動作していた特定の動作状態を、着信以後にユーザが確認することができる。これにより、着信相手に対して電話をかけたりメールを送信したりする時に、着信時の状況を説明する場合などに役立てることができる。
(b)毎回ではなく、着信を報知しなかった場合や着信に応答しなかった場合など、着信時の状況(動作状態)を後で知りたいと想定できる場合に後でユーザが確認することができる。
(c)特定の動作状態が終了したときに、操作によらずにユーザが確認することができる。
(d)相手に発信する時に、その相手から着信があった時の動作状態を操作によらずにユーザが確認することができる。
(e)着信があった時に通信端末の状態が通信に適した状態(高速移動中や低電圧中)でなかったことを、後で確認することができる。これにより、着信相手に対して電話をかけたりメールを送信したりする時に、着信時の状況を説明する場合などに役立てることができる。
(f)通信に適した動作状態になったときに、ユーザの操作によらずに確認することができる。
なお、上述した実施の形態では、着信があった時の、動作状態の一例としてテレビ放送出力中、アドレス帳入力中、高速移動中、低電圧中について言及したが、本発明の要旨はこれら動作状態に限定されるものでなく、例えばメール作成中、音楽データ再生中、デジタルカメラ起動中、ビデオゲーム動作中、ブラウザ起動中などの通信端末100が備える各種機能の動作状態について適用できることは言うまでもない。
また、着信履歴の状態IDに基づいてユーザに着信時の動作状態を報知する際に、「テレビ放送を出力中に着信がありました」などのメッセージを画面表示するだけでなく、着信履歴に記憶される着信日時、名前、電話番号、メールアドレス、メール本文をさらに画面表示するようにしてもよい。
通信端末100の機能概要を説明する為のシステム構成図である。 通信端末100の構成を示すブロック図である。 制御情報格納部20aの構成を示す図である。 録画データ格納部20bの構成を示す図である。 着信履歴格納部20cの構成を示す図である。 メインルーチンの動作を示すフローチャートである。 テレビ放送処理の動作を示すフローチャートである。 アドレス帳登録処理の動作を示すフローチャートである。 高速移動検出処理の動作を示すフローチャートである。 低電圧検出処理の動作を示すフローチャートである。 着信処理の動作を示すフローチャートである。 着信処理の動作を示すフローチャートである。 着信処理の動作を示すフローチャートである。 着信処理の動作を示すフローチャートである。 発信・再生処理の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10 制御部
11 無線通信送受信部
12 テレビ放送受信部
13 GPS信号受信部
14 音声信号処理部
15 表示部
16 操作部
17 RTC
18 充電台接続部
19 ROM
20 RAM
20a 制御情報格納部
20b 録画データ格納部
20c 着信履歴格納部
20d 位置情報格納部
100 通信端末

Claims (13)

  1. 複数種の動作状態を有する通信端末であって、
    複数種の動作状態の内、着信があった時の動作状態を検出する検出手段と、
    着信に対する処理を制御する着信制御手段と
    前記着信制御手段による制御結果に基づいて、前記検出手段により検出された動作状態を表す状態情報を、履歴情報として記憶するか否かを判別する記憶判別手段と
    前記記憶判別手段が記憶すると判別した場合に、前記検出手段により検出された動作状態を表す状態情報を履歴情報として記憶する記憶手段
    を具備することを特徴とする通信端末。
  2. 複数種の動作状態の内、所定の動作状態の終了を監視する監視手段と、
    前記監視手段の監視結果に基づいて、履歴情報を参照した報知が可能か否かを判別する報知判別手段と、
    前記報知判別手段が報知可能と判別した場合に、履歴情報を参照して報知する履歴報知手段と
    を更に備えることを特徴とする請求項1記載の通信端末。
  3. 前記記憶手段は、
    通信相手の識別情報を、前記検出手段により検出された動作状態を表す状態情報と共に履歴情報として記憶しておき、この履歴情報中の通信相手の識別情報に基づき発信する際に、当該通信相手の識別情報に対応付けられた状態情報が記憶されているか否かを判別する履歴判別手段と、
    前記履歴判別手段により通信相手の識別情報に対応付けられた状態情報が記憶されていると判別された場合に、発信時に履歴情報を参照して報知する発信時履歴報知手段と
    を更に備えることを特徴とする請求項1記載の通信端末。
  4. 前記検出手段がテレビ放送を受信して出力する動作状態を検出した場合、前記記憶手段はテレビ放送の受信出力中を表す状態情報を履歴情報として記憶することを特徴とする請求項1記載の通信端末。
  5. 前記検出手段がデータを記録する動作状態を検出した場合、前記記憶手段は、データ記録中を表す状態情報を履歴情報として記憶することを特徴とする請求項1記載の通信端末。
  6. 記録されたデータを履歴情報と対応付けて記憶するデータ記憶手段と、
    記録されたデータを出力する際に、前記データ記憶手段によってそのデータと対応付けて記憶された履歴情報を参照して報知する出力時履歴報知手段と
    を更に備えることを特徴とする請求項記載の通信端末。
  7. 通信に適した動作状態であるか否かを検出する検出手段と、
    着信に対する処理を制御する着信制御手段と、
    前記着信制御手段による制御結果に基づいて、前記検出手段により検出された動作状態を表す通信適否情報を、履歴情報として記憶するか否かを判別する記憶判別手段と、
    前記記憶判別手段が記憶すると判別した場合に、前記検出手段により検出された動作状態を表す通信適否情報を履歴情報として記憶する記憶手段と
    を具備することを特徴とする通信端末。
  8. 通信に適した動作状態になることを監視する監視手段と、
    前記監視手段の監視結果に基づいて、履歴情報を参照した報知が可能か否かを判別する報知判別手段と、
    前記報知判別手段が報知可能と判別した場合に、履歴情報を参照して報知する履歴報知手段と
    を更に備えることを特徴とする請求項記載の通信端末。
  9. 前記記憶手段は、
    通信相手の識別情報を、前記検出手段により検出された動作状態を表す通信適否情報と共に履歴情報として記憶しておき、この履歴情報中の通信相手の識別情報に基づき発信する際に、当該通信相手の識別情報に対応付けられた通信適否情報が記憶されているか否かを判別する履歴判別手段と、
    前記履歴判別手段により通信相手の識別情報に対応付けられた通信適否情報が記憶されていると判別された場合に、発信時に履歴情報を参照して報知する発信時履歴報知手段と
    を更に備えることを特徴とする請求項記載の通信端末。
  10. 前記検出手段は、端末の移動速度に応じて、通信に適した動作状態であるか否かを検出することを特徴とする請求項記載の通信端末。
  11. 前記検出手段は、端末を駆動する電源電圧レベルに応じて、通信に適した動作状態であるか否かを検出することを特徴とする請求項記載の通信端末。
  12. 複数種の動作状態を有する通信端末で実行されるプログラムあって、
    複数種の動作状態の内、着信があった時の動作状態を検出する検出手段と、
    着信に対する処理を制御する着信制御手段と
    前記着信制御手段による制御結果に基づいて、前記検出手段により検出された動作状態を表す状態情報を、履歴情報として記憶するか否かを判別する記憶判別手段と
    前記記憶判別手段が記憶すると判別した場合に、前記検出手段により検出された動作状態を表す状態情報を履歴情報として記憶する記憶手段
    を具備することを特徴とする通信端末の処理プログラム。
  13. 通信端末で実行されるプログラムあって、
    通信に適した動作状態であるか否かを検出する検出手段と、
    着信に対する処理を制御する着信制御手段と、
    前記着信制御手段による制御結果に基づいて、前記検出手段により検出された動作状態を表す通信適否情報を、履歴情報として記憶するか否かを判別する記憶判別手段と、
    前記記憶判別手段が記憶すると判別した場合に、前記検出手段により検出された動作状態を表す通信適否情報を履歴情報として記憶する記憶手段と
    を具備することを特徴とする通信端末の処理プログラム。
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