JP5331651B2 - 携帯通信端末、tvチューナ制御プログラムおよびtvチューナ制御方法 - Google Patents

携帯通信端末、tvチューナ制御プログラムおよびtvチューナ制御方法 Download PDF

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Description

この発明は、携帯通信端末、TVチューナ制御プログラムおよびTVチューナ制御方法に関し、特にたとえばTV放送を視聴できる、携帯通信端末、TVチューナ制御プログラムおよびTVチューナ制御方法に関する。
従来、特にたとえばTV放送を視聴できる携帯電話が知られており、この種の装置の一例が、特許文献1に開示されている。この背景技術の携帯電話は、制御信号を出力する赤外線通信部、フラッシュメモリから動画像と音声とを読み出す記憶部、読み出された動画像と音声とを出力する制御部および入力された動画像と音声とをケーブルで接続されたテレビ受像機に出力する映像入出力部などを有する。そして、制御部は、着呼がある場合に、赤外線通信部にテレビ受信機の電源をオフにする制御信号を出力させる。これにより、ユーザは、特別な操作をせずに、携帯電話の着呼に合わせてテレビ受信機の状態を切り替えることができる。
特開2005−277729号公報[H04M 1/00, H04Q 7/38]
近年、特許文献1のテレビ受像機が有するチューナを備える携帯電話が開発されており、携帯電話単体で、TV放送に対応する動画像と音声とを出力できる。また、TV放送の視聴中に着呼があると、通話中のTV放送を一時的に録画し、通話終了後にTV放送の視聴に戻ると、一時的に録画されたデータを再生するタイムシフト機能を有する、携帯電話も開発されている。
ところが、チューナを備える携帯電話では、タイムシフト再生機能が利用できないようにされていたとしても、TV視聴中に着信があると、通話が終了して即座にTV視聴に戻れるようにするため、チューナの電源がオンにされたままになる。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、携帯通信端末、TVチューナ制御プログラムおよびチューナ制御方法を提供することである。
この発明の他の目的は、消費電力を削減することができる、携帯通信端末、TVチューナ制御プログラムおよびTVチューナ制御方法を提供することである。
この発明は、上記の課題を解決するために、以下の構成を採用した。なお、括弧内の参照符号および補足説明等は、この発明の理解を助けるために記述する実施形態との対応関係を示したものであって、この発明を何ら限定するものではない。
第1の発明は、設定されたチャンネルのTV放送を受信するTVチューナを有する、携帯通信端末であって、TV放送に対応する番組を出力し、着信があったときには番組の出力が不可能になる出力部、タイムシフト機能をオンに設定する第1設定部、タイムシフト機能をオフに設定する第2設定部、タイムシフト機能がオンにされている状態で着信があったとき、TVチューナの出力を記憶する出力記憶部、タイムシフト機能がオフにされている状態で着信があったとき、TVチューナに設定されているチャンネルを記憶するチャンネル記憶部、タイムシフト機能がオフにされている状態で着信があったとき、TVチューナの電源をオフにする電源オフ部、TVチューナの電源がオフにされた後に出力部による番組の出力が可能になったとき、TVチューナの電源をオンにする電源オン部、および電源オン部によってTVチューナの電源がオンにされた後にチャンネル記憶部によって記憶されたチャンネルをTVチューナに設定するチャンネル設定部を備える、携帯通信端末である。
第1の発明では、TV視聴機能を有する携帯通信端末(10)はTVチューナ(32)を備える。出力部(26,18b)は、ディスプレイ(26)やスピーカ(18b)などを含み、設定されたチャンネルのTV放送に対応する番組を出力するが、着信があったときには番組の出力が不可能になる。第1設定部(20,S7)は、TV視聴中に着呼があると、タイムシフト機能に従ってTVチューナの出力を、RAMなど(28)に設けられるバッファ(210)に記憶する、タイムシフト機能をオンに設定する。一方、第2設定部(20,S5)は、そのタイムシフト機能が実行されないようにオフに設定する。出力記憶部(20,S37)は、タイムシフト機能がオンに設定されている状態で着信があると、TVチューナの出力をバッファに記憶するチャンネル記憶部(20,S27)は、タイムシフト機能がオフにされているとき、TVチューナの電源がオフにされる前に、TVチューナに設定されているチャンネルを記憶する。電源オフ部(20,S29)は、タイムシフト機能が実行されないようにオフにされている状態で着信があると、TVチューナの電源をオフにする。電源オン部(20,S33)は、TVチューナの電源がオフの状態で、たとえば通話処理が終了して番組が再度出力可能になれば、TVチューナの電源をオンにする。たとえば、通話処理が終了したり、受信中の発呼信号が途絶したりすれば、番組が出力可能になる。そして、チャンネル設定部(20,S35)は、電源オン部によってTVチューナの電源がオンにされれば、記憶されたチャンネルをTVチューナに設定する。
第1の発明によれば、タイムシフト機能が利用でき、かつタイムシフト機能がオフにされている携帯通信端末では、消費電力が削減される。
また、携帯通信端末がTV視聴機能を実行可能な状態に戻れば、使用者は、TV視聴を再開することができる。このとき使用者は、着信がある前の番組を引き続き視聴することができる。
第2の発明は、第1の発明に従属し、第2設定部は、出力部によって番組が出力されている状態でタイムシフト機能をオフにする操作がされたとき、タイムシフト機能をオフに設定する。
の発明は、第1の発明および第2の発明に従属し、TVチューナの出力を使用者の操作に基づいて録画する録画部を備え、電源オフ部は、着信があったとき、録画部による録画がされていないことを条件に、TVチューナの電源をオフにする。
の発明では、録画部(20)は、TV番組を録画する操作が使用者によって行われると、TVチューナの出力を録画する。そして、電源オフ部は、着信があったとき、番組が録画されていなければ、TVチューナの電源をオフにする。
の発明によれば、TV番組が録画されている場合には、TVチューナの電源がオフにされないため、使用者の利便性を阻害することはない。
の発明は、第1の発明ないし第3の発明のいずれかに従属し、タイムシフト機能は、出力記憶部によって記憶されたTVチューナの出力を、着信に基づく通話処理が終了した後に再生する機能を有する。
の発明では、タイムシフト機能によって録画された番組は、通話が終了すれば再生される。
の発明によれば、使用者は、通話中に記憶された番組を、通話を終了すればすぐに、視聴することができる。
の発明は、第の発明に従属し、出力記憶部は、記憶したTVチューナの出力が再生され、当該再生内容が放送の再生に追いつくまで、TVチューナの出力を記憶する。
の発明では、タイムシフト機能による記憶は、当該再生内容が放送の再生に追いつくまで続けられる。
の発明によれば、使用者は、TV視聴が着信によって中断されたとしても、当該再生内容が放送の再生に追いつくまでの全てを確認することができる。
の発明は、第1の発明ないし第5の発明のいずれかに従属し、着信は、自機を宛先とする呼の到来である着呼を含む。
の発明では、着呼は、他の電話機から自機を宛先とする呼が発呼されたときに到来する。
の発明によれば、タイムシフト機能が利用でき、かつタイムシフト機能が不能化されている携帯通信端末では、消費電力が削減される。
の発明は、設定されたチャンネルのTV放送を受信するTVチューナ(32)およびTV放送に対応する番組を出力し、着信があったときには番組の出力が不可能になる出力部(26,18b)を有する、携帯通信端末(10)のプロセッサ(20)を、イムシフト機能をオンに設定する第1設定部(S7)、タイムシフト機能をオフに設定する第2設定部(S5)、タイムシフト機能がオンにされている状態で着信があったとき、TVチューナの出力を記憶する出力記憶部(S37)、タイムシフト機能がオフにされている状態で着信があったとき、TVチューナに設定されているチャンネルを記憶するチャンネル記憶部(S27)、タイムシフト機能がオフにされている状態で着信があったとき、TVチューナの電源をオフにする電源オフ部(S29)、TVチューナの電源がオフにされた後に出力部による番組の出力が可能になったとき、TVチューナの電源をオンにする電源オン部(S33)、および電源オン部によってTVチューナの電源がオンにされた後にチャンネル記憶部によって記憶されたチャンネルをTVチューナに設定するチャンネル設定部(S35)として機能させる、TVチューナ制御プログラムである。
の発明でも、第1の発明と同様に、タイムシフト機能が利用でき、かつタイムシフト機能がオフにされている携帯通信端末では、消費電力が削減される。
の発明は、設定されたチャンネルのTV放送を受信するTVチューナ(32)およびTV放送に対応する番組を出力し、着信があったときには番組の出力が不可能になる出力部(26,18b)を有する、携帯通信端末(10)のTVチューナ制御方法であって、イムシフト機能をオンに設定し(S7)、タイムシフト機能をオフに設定し(S5)、タイムシフト機能がオンにされている状態で着信があったとき、TVチューナの出力を記憶し(S37)、タイムシフト機能がオフにされている状態で着信があったとき、TVチューナに設定されているチャンネルを記憶し(S27)、タイムシフト機能がオフにされている状態で着信があったとき、TVチューナの電源をオフにし(S29)、TVチューナの電源がオフにされた後に出力部による番組の出力が可能になったとき、TVチューナの電源をオンにし(S33)、そしてTVチューナの電源がオンにされた後に記憶されたチャンネルをTVチューナに設定する(S35)、TVチューナ制御方法である。
の発明でも、第1の発明と同様に、タイムシフト機能が利用でき、かつタイムシフト機能がオフにされている携帯通信端末では、消費電力が削減される。
第9の発明は、TV放送を受信するTVチューナを有する、携帯通信端末であって、TVチューナの出力を使用者の操作に基づいて録画する録画部、タイムシフト機能をオンに設定する第1設定部、タイムシフト機能をオフに設定する第2設定部、タイムシフト機能がオンにされている状態で着信があったとき、TVチューナの出力を記憶する出力記憶部、およびタイムシフト機能がオフにされている状態で着信があったとき、録画部によって録画がされていないことを条件に、TVチューナの電源をオフにする電源オフ部を備える、携帯通信端末である。
第9の発明によれば、TV番組が録画されている場合には、TVチューナの電源がオフにされないため、使用者の利便性を阻害することはない。
第10の発明は、設定されたチャンネルの放送を受信するチューナ(32)を有する、携帯通信端末(10)であって、放送に対応する番組を出力し、着信があったときには番組の出力が不可能になる出力部(26,18b)、タイムシフト機能をオンに設定する第1設定部(20,S7)、タイムシフト機能をオフに設定する第2設定部(20,S5)、タイムシフト機能がオンにされている状態で着信があったとき、チューナの出力を記憶する出力記憶部(20,S37)、タイムシフト機能がオフにされている状態で着信があったとき、チューナに設定されているチャンネルを記憶するチャンネル記憶部(20,S27)、タイムシフト機能がオフにされている状態で着信があったとき、チューナの電源をオフにする電源オフ部(20,S29)、チューナの電源がオフにされた後に出力部による番組の出力が可能になったとき、チューナの電源をオンにする電源オン部(20,S33)、および電源オン部によってTVチューナの電源がオンにされた後にチャンネル記憶部によって記憶されたチャンネルをチューナに設定するチャンネル設定部(20,S35)を備える、携帯通信端末である。
第10の発明では、タイムシフト機能が利用でき、かつタイムシフト機能がオフにされている携帯通信端末では、たとえばデジタルラジオを聴いている間に着信があると、消費電力が削減される。
この発明によれば、タイムシフト機能が利用でき、かつタイムシフト機能が不能化されている携帯通信端末では、消費電力が削減される。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1はこの発明の一実施例の携帯通信端末の電気的な構成を示すブロック図である。 図2は図1に示す携帯通信端末の外観の一例を示す図解図である。 図3は図1に示すディスプレイの表示例を示す図解図である。 図4は図1に示すディスプレイの他の表示例を示す図解図である。 図5は図1に示すディスプレイのその他の表示例を示す図解図である。 図6は図1に示すディスプレイの表示遷移の一例を示す図解図である。 図7は図1に示すフラッシュメモリのメモリマップの一例を示す図解図である。 図8は図1に示すRAMのメモリマップの一例を示す図解図である。 図9は図1に示すプロセッサの設定処理を示すフロー図である。 図10は図1に示すプロセッサのTV視聴処理を示すフロー図である。 図11は図1に示すプロセッサのタイムシフト再生処理を示すフロー図である。
図1を参照して、携帯通信端末10は、CPUまたはコンピュータと呼ばれる、プロセッサ20などを含み、プロセッサ20には時刻情報を出力するRTC20aが含まれる。携帯通信端末10は電話機能を有しており、プロセッサ20はCDMAに対応する無線通信回路14を制御して発呼信号を出力する。出力された発呼信号は、アンテナ12から送出され、基地局を含む移動通信網に送信される。通話相手が応答操作を行うと、通話可能状態が確立される。
通話可能状態に移行した後にキー入力装置22によって通話終了操作が行われると、プロセッサ20は、無線通信回路14を制御して、通話相手に通話終了信号を送信する。そして、通話終了信号の送信後、プロセッサ20は、通話処理を終了する。また、先に通話相手から通話終了信号を受信した場合も、プロセッサ20は、通話処理を終了する。さらに、通話相手によらず、移動通信網から通話終了信号を受信した場合も、プロセッサ20は通話処理を終了する。
携帯通信端末10が起動している状態で通話相手からの発呼信号がアンテナ12によって捉えられると、無線通信回路14は、電子メールなどの各種データや音声などの情報が到達したことを示す着信のうち、テレビ電話や音声通話などの着信である着呼をプロセッサ20に通知する。プロセッサ20は、第2スピーカ18bから着呼音を出力させ、さらに図示しないモータを駆動(回転)させることで携帯通信端末10を振動させて、発呼信号を受信している状態(着呼状態とも言う。)であることを使用者に通知する。そして、プロセッサ20は、表示ドライバ24を制御することで、発呼信号と共に通話相手から送信される発呼元情報をディスプレイ26に表示させる。
なお、発呼信号および発呼元情報を受信するアンテナ12は受信部として機能する。また、プロセッサ20は着呼状態を使用者に通知するために、図示しないLEDを発光させることもある。さらに、ディスプレイ26は表示部または表示装置と呼ばれることもある。
通話可能状態では、次のような処理が実行される。通話相手から送られてきた変調音声信号(高周波信号)は、アンテナ12によって受信される。受信された変調音声信号は、無線通信回路14によって復調処理および復号処理が施される。そして、得られた受話音声信号は、第1スピーカ18aから出力される。一方、マイク16によって取り込まれた送話音声信号は、無線通信回路14によって符号化処理および変調処理が施される。そして、生成された変調音声信号は、上述と同様、アンテナ12を利用して通話相手に送信される。なお、第1スピーカ18aおよび第2スピーカ18bは音声出力装置と呼ばれることもある。
また、携帯通信端末10は、二次電池であるリチウムイオン電池38の電圧に基づく電源をシステム全体に供給する電源回路36を含む。たとえば、電源回路36は、TVチューナ32に、リチウムイオン電池38の電圧に基づく電源を供給する。また、プロセッサ20は、電源回路36を制御することで、TVチューナ32の電源をオン/オフすることが可能である。
また、電源回路36がリチウムイオン電池38の電圧に基づく電源をシステム全体に供給している場合には、電源オン状態と言うことにする。同様に、電源回路36がリチウムイオン電池38の電圧に基づく電源をシステム全体に供給していない場合には、電源オフ状態と言うことにする。電源回路36は、電源オフ状態で、キー入力装置22によって電源オン操作がされると起動され、電源オン状態で、キー入力装置22による電源オフ操作がされると停止される。さらに、電源オフ状態であっても、電源回路36は、リチウムイオン電池38の充電を検出すると起動し、リチウムイオン電池38の充電が完了するのに応答して停止する。また、リチウムイオン電池38が充電されている状態を充電状態と言う。
また、携帯通信端末10は、TV視聴機能を備えており、キー入力装置22によってTV視聴機能を実行する操作が行われると、ディスプレイ26にはTV放送による映像が表示され、第2スピーカ18bからはTV放送による音声が出力される。具体的には、TVチューナ32は、TVアンテナ34によって受信したTV放送信号から、選局されたチャンネルに対応するTV放送信号を抽出する。また、TVチューナ32は、その抽出したTV放送信号に対して復調等の処理を行い、復調信号(トランスポートストリームとも言う。)を生成する。さらに、TVチューナ32は復調信号をプロセッサ20に出力し、プロセッサ20は復調信号に対してMPEG方式に基づいた復号処理を行い、映像信号および音声信号を形成する。そして、その形成された映像信号はディスプレイ26に出力され、ディスプレイ26には、選局されたチャンネルのTV放送による映像が表示される。また、形成された音声信号は第2スピーカ18bに出力され、第2スピーカ18bから選局されたチャンネルのTV放送による音声が出力される。
なお、第2スピーカ18bおよびディスプレイ26は、まとめて出力部と呼ばれることがある。また、TV放送による映像および音声は、まとめて番組と呼ばれることもある。
また、携帯通信端末10は、TV視聴機能が実行されている状態であれば、タイムシフト機能を実行することも可能である。タイムシフト機能とは、TV視聴中に着呼があると、TVチューナ32の出力を録画し、たとえば通話が終了すると録画された番組を再生するための機能である。また、録画する処理および再生する処理のそれぞれは、再生が現在のTV放送に追いつくか、使用者によって中断されるまで続けられる。なお、録画された番組を、現在のTV放送に追いつくまで再生する処理は「タイムシフト再生」と呼ばれる。これにより、タイムシフト機能が実行されることで、使用者は、不意の着呼によって番組の出力が中断されたとしても、着呼中および通話中の番組を確認できるようになる。
図2は、携帯通信端末10の外観を示す図解図である。図2を参照して、携帯通信端末10は、ストレート型の形状をしており、平面矩形の筐体Cを有する。図示しないマイク16は、筐体Cに内蔵され、内蔵されたマイク16に通じる開口OP2は筐体Cの長さ方向一方の主面に設けられる。同じく、図示しない第1スピーカ18aは、筐体Cに内蔵され、内蔵された第1スピーカ18aに通じる開口OP1は、筐体Cの長さ方向他方の主面に設けられる。
キー入力装置22は、上方向キー22a、下方向キー22b、左方向キー22cおよび右方向キー22dを含むとともに、確定キー22e、メニューキー22fおよびメニューキー22gなども含み、各キーは筐体Cの主面に設けられる。なお、上方向キー22a、下方向キー22b、左方向キー22cおよび右方向キー22dは、まとめてカーソルキーと呼ばれることもある。また、キー入力装置22には、通話キー、終話キーおよびテンキーなども含まれ、これらのキーも筐体Cの主面に設けられる。
たとえば、使用者は、ディスプレイ26を確認しながら、テンキーを操作して電話番号を入力し、通話キーによって発呼操作を行い、終話キーによって通話終了操作を行う。また、使用者は、メニューキー22fまたはメニューキー22gを操作することでメニュー画面を表示し、カーソルキーによって任意のメニューを選択できる。さらに、使用者は、確定キー22eを操作することで、選択されたメニューを確定できる。そして、使用者は、終話キーを長押しすることで携帯通信端末10の電源をオン/オフする。
なお、アンテナ12、無線通信回路14、プロセッサ20、表示ドライバ24、フラッシュメモリ28、RAM30、TVチューナ32、TVアンテナ34、電源回路36およびリチウムイオン電池38は、筐体Cに内蔵されており、図2では、図示されない。また、図示は省略するが、筐体Cの他面には、第2スピーカ18bに通じる開口OP3がさらに設けられる。
図3は、ディスプレイ26の表示を示す図解図である。図3を参照して、ディスプレイ26によって表示される画面は、状態表示領域60および機能表示領域62から構成される。状態表示領域60には、アンテナ12による電波受信状態およびリチウムイオン電池38の残電池容量を示すアイコン(ピクトと言うこともある。)と、現在日時とが表示される。また、機能表示領域62には、携帯通信端末10で実行される機能に応じて様々な画像が表示され、実行される機能によって、ソフトキー64−68が表示されることがある。
また、ソフトキー64−68は、キー入力装置22に含まれるキーと対応している。具体的には、ソフトキー64はメニューキー22fと対応しており、ソフトキー66は確定キー22eと対応しており、ソフトキー68はメニューキー22gと対応する。たとえば、ソフトキー64を操作する場合には、使用者はメニューキー22fを押下すればよい。
なお、ソフトキー64−68は、実行される機能によって対応付けられる処理が異なる。また、状態表示領域62に表示される現在時刻は、RTC20aから出力される時刻情報に基づく。
図4を参照して、TV視聴機能が実行されると、機能表示領域62は、メイン領域70、サブ領域72およびキー領域74に分けられる。メイン領域70には選局されたチャンネルに対応する映像が表示され、サブ領域72には選局されたチャンネルに対応する文字情報(データ放送)が表示される。そして、キー領域76には、TV視聴機能に対応するソフトキー64およびソフトキー68が表示される。なお、TV視聴機能ではソフトキー66は利用されないため、ソフトキー66は表示されない。
たとえば、「音量」と書かれたソフトキー64が操作されると、サブ領域72には、TV放送による音声の音量を調整するためのGUIが表示される。そして、GUIに基づく操作が使用者によって行われると、TV放送による音声の音量が調整される。
また、図5(A)を参照して、「メニュー」と書かれたソフトキー68が操作されると、サブ領域72には、TV視聴機能に対応するTVメニューが表示される。TVメニューは、「1.タイムシフト機能」および「2.ヘルプ」などから構成される。また、各メニューには番号が対応付けられており、使用者はメニューに対応する番号と同じ番号を操作することで、任意のメニューを選択することができる。
さらに、図5(B)を参照して、テンキーに含まれる「1」のキーが操作されると、サブ領域72にはタイムシフト機能の設定画面が表示される。この設定画面が表示されると、タイムシフト機能が利用できるように設定するか、利用できないように不能化するかの操作を行うことができる。具体的には、設定画面に表示される「1.Yes」が選択されると、タイムシフト機能が利用できるように設定され、「2.NO」が選択されると、タイムシフト機能が利用できないように不能化される。
なお、「1.Yes」と「2.No」との選択方法は、TVメニューの選択方法と同じであるため、詳細な説明は省略する。また、図5(A),(B)において、ソフトキー68は、操作されたことを示すために、背景色が変更される。そして、図5(A)を再度参照して、使用者は「2」のキーを操作することで、TV視聴機能の操作方法を確認することができる。
ここで、本実施例では、タイムシフト機能が不能化されているときに着呼があると、TVチューナ32の電源がオフにされる。図6を参照して、TV視聴中に着呼があるときの携帯通信端末10の動作について詳細に説明する。
まず、ディスプレイ26にTV放送による映像が表示される状態(TV視聴状態)で、アンテナ12によって発呼信号が受信されると、携帯通信端末10は着呼状態となり、ディスプレイ26には着呼状態であることを示す画像および文字列が表示される。また、プロセッサ20は着呼があると、タイムシフト機能が不能化されているかを判断し、不能化されていればTVチューナ32の電源をオフにする。つまり、携帯通信端末10は、TVチューナ32の電源をオフにすることで、着呼中および通話中の消費電力を削減する。なお、プロセッサ20は、TVチューナ32の電源をオフにする前に、TVチューナ32に設定されているチャンネルを一時的に記憶する。
次に、着呼状態で通話キーが操作されると、プロセッサ20は通話処理を実行することで、通話可能状態を確立する。つまり、使用者は、着呼状態で通話キーを操作することで、通話相手との通話を開始することができる。また、使用者は、通話可能状態で、終話キーを操作すると、通話を終了することができる。
そして、プロセッサ20は、通話処理が終了すると、TVチューナ32の電源をオンにし、TV放送による映像をディスプレイ26に再度表示させる。つまり、使用者は、携帯通信端末10がTV視聴機能を実行可能な状態に戻れば、TV視聴を再開することができる。
また、TV視聴が再開される際には、プロセッサ20は、TVチューナ32の電源がオンにされた後に、一時記憶したチャンネルをチューナ32に再度設定する。つまり、使用者は、着呼がある前の番組を引き続き視聴することができる。
なお、使用者の操作によって、TVチューナ32の出力が録画されている場合には、タイムシフト機能が不能化されていたとしても、TVチューナ32の電源はオフにされない
ため、使用者の利便性を阻害することはない。また、TV番組を録画する処理を実行するプロセッサ20は録画部として機能する。
さらに、通話相手によって発信された通話終了信号を受信した場合でも、TVチューナ32の電源はオンにされる。また、着呼状態で、通話可能状態が確立されることなく、相手からの発呼信号が途絶したとしても、TVチューナ32の電源はオンにされる。
図7は、記憶部であるフラッシュメモリ28のメモリマップ200を示す図解図である。図7を参照して、フラッシュメモリ28のメモリマップ200には、データ記憶領域202などが含まれる。データ記憶領域202には一時録画バッファ210などが設けられ、この一時録画バッファ210は、タイムシフト機能によって録画されるデータが一旦記憶されるバッファである。なお、メモリマップ200には、プログラム記憶領域なども含まれるが、図7では説明の簡単のために図示を省略する。
図8は、RAM30のメモリマップ300を示す図解図である。図8を参照して、RAM30のメモリマップ300には、プログラム記憶領域302およびデータ記憶領域304が含まれる。プログラムおよびデータの一部は、フラッシュメモリ28から一度に全部または必要に応じて部分的にかつ順次的に読み出され、RAM30に記憶されてからプロセッサ20によって処理される。
プログラム記憶領域302には、設定プログラム310、TV視聴プログラム312およびタイムシフト再生プログラム314などから構成される。設定プログラム310は、タイムシフト機能を利用するように設定したり、不能化したりするためのプログラムである。TV視聴プログラム312は、TV視聴中の携帯通信端末10を制御するためのプログラムである。タイムシフト再生プログラム314は、着呼によって一時的に録画されたデータをタイムシフト再生するためのプログラムである。
なお、図示は省略するが、携帯通信端末10を動作させるためのプログラムには、電話機能を実行するためのプログラム、使用者の操作に応じてTV番組を録画するプログラムおよびGUIの表示を制御するためのプログラムなどが含まれる。
データ記憶領域304には、チャンネル情報バッファ330が設けられると共に、着呼音データ332およびGUIデータ334などが記憶される。また、データ記憶領域304には、視聴中断フラグ336およびタイムシフトフラグ338が設けられる。チャンネル情報バッファ330は、TVチューナ32の電源がオフにされる前に設定されていたチャンネルの情報が一時的に記憶されるバッファである。
着呼音データ332は、着呼状態で第2スピーカ18bから出力される着呼音のデータである。GUIデータ334は、たとえばTV視聴機能が実行されたときに、ディスプレイ26に表示されるソフトキー64,68などに表示される文字列などのデータである。
視聴中断フラグ336は、TV視聴が可能な状態であるか否かを判断するためのフラグである。たとえば、視聴中断フラグ336は1ビットのレジスタで構成される。また、視聴中断フラグ336がオン(成立)にされると、レジスタにはデータ値「1」が設定される。一方、視聴中断フラグ336がオフ(不成立)されると、レジスタにはデータ値「0」が設定される。また、視聴中断フラグ336は、TV視聴機能が実行されている状態で、着呼があるとオンにされ、終話キーが操作されるとオンにされる。
タイムシフトフラグ338は、タイムシフト機能が設定されているか否かを判断するためのフラグである。そのため、タイムシフト機能が不能化されると、タイムシフトフラグ338はオフにされる。
なお、タイムシフトフラグ338の構成は、視聴中断フラグ336と同じであるため、詳細な説明は省略する。また、図示は省略するが、データ記憶領域304には、ディスプレイ26に表示される画像データなどが記憶されると共に、携帯通信端末10の動作に必要なカウンタや、TV番組の録画状態を示すフラグなども設けられる。
プロセッサ20は、「Linux(登録商標)」および「REX」などのRTOS(Real-time Operating System)の制御下で、図9に示す設定処理、図10に示すTV視聴処理および図11に示すタイムシフト再生処理などを含む、複数のタスクを並列的に処理する。
図9は、設定処理のフロー図である。たとえば、TV視聴機能が実行されている状態で、図5(A)に示す「1.タイムシフト機能」のメニューが選択されると、プロセッサ20は、ステップS1で設定画面を表示する。つまり、ディスプレイ26におけるサブ領域72に、図5(B)に示す設定画面を表示させる。続いて、ステップS3では、タイムシフト機能が不能化されたか否かを判断する。たとえば、設定画面において「2.No」が選択されたか否かを判断する。ステップS3で“NO”であれば、たとえば設定画面で「2.No」が選択されれば、ステップS5でタイムシフトフラグ338をオフにして、設定処理を終了する。つまり、ステップS5では、タイムシフト機能を不能化するために、タイムシフトフラグ338がオフにされる。一方、ステップS3で“YES”であれば、たとえば設定画面で「1.Yes」が選択されれば、ステップS7でタイムシフトフラグ338をオンにし、設定処理を終了する。つまり、ステップS7では、タイムシフト機能を利用するために、タイムシフトフラグ338がオンにされる。
なお、ステップS5の処理を実行するプロセッサ20は不能化部として機能し、ステップS7の処理を実行するプロセッサ20は設定部として機能する。
図10は、TV視聴処理のフロー図である。たとえば、TV視聴機能が実行されると、ステップS21では、着呼があるか否かを判断する。つまり、ステップS21では、無線通信回路14から着呼が通知されたか否かを判断する。ステップS21で“YES”であれば、つまり着呼があればステップS24に進む。一方、ステップS21で“NO”であれば、つまり着呼がなければ、ステップS23で視聴終了か否かを判断する。たとえば、使用者によってTV視聴機能を終了する操作がされたか否かを判断する。ステップS23で“NO”であれば、つまりTV視聴機能を終了する操作がされていなければ、ステップS21に戻る。一方、ステップS23で“YES”であれば、つまりTV視聴機能を終了する操作がされていれば、TV視聴処理を終了する。
ステップS24では、録画処理が実行されているか否かを判断する。たとえば、使用者の操作によって、TV番組を録画する録画処理が実行されているか否かを判断する。ステップS24で“YES”であれば、たとえば録画処理が実行されることを示すフラグなどがオンであれば、ステップS23に進む。一方、ステップS24で“NO”であれば、たとえば録画処理が実行されていることを示すフラグがオフであれば、ステップS25に進む。
続いて、ステップS25では、タイムシフト機能が不能化されているか否かを判断する。つまりタイムシフトフラグ338がオフであるか否かを判断する。ステップS25で“NO”であれば、つまりタイムシフト機能が利用可能に設定されていれば、ステップS37に進む。一方、ステップS25で“YES”であれば、つまりタイムシフト機能が不能化されていれば、ステップS27でチャンネル情報を記憶する。つまり、TVチューナ32に設定されているチャンネルを示すデータ(情報)をTVチューナ32から読み出して、チャンネル情報バッファ330に一時記憶させる。なお、ステップS27の処理を実行するプロセッサ20はチャンネル記憶部として機能する。
続いて、ステップS29では、TVチューナ32の電源をオフにする。つまり、プロセッサ20は、電源回路36を制御することで、TVチューナ32の電源をオフにする。なお、ステップS29の処理を実行するプロセッサ20は電源オフ部として機能する。続いて、ステップS31では、TV視聴が可能になったか否かを判断する。たとえば、通話処理が終了して、視聴中断フラグ336がオフになったか否かを判断する。ステップS31で“NO”であれば、つまり視聴中断フラグ336がオンであれば、視聴中断フラグ336がオフになるまで、ステップS31を繰り返し実行する。たとえば、ステップS31は、通話処理が終了されるまで繰り返し実行される。
また、ステップS31で“YES”であれば、つまり視聴中断フラグ336がオフになれば、ステップS33でTVチューナ32の電源をオンにする。つまり、プロセッサ20は、電源回路36を制御することで、TVチューナ32の電源をオンにする。なお、ステップS33の処理を実行するプロセッサ20は電源オン部として機能する。続いて、ステップS35では、チャンネルを設定し、ステップS21に戻る。つまり、ステップS21では、チャンネル情報バッファ330に一時記憶されたチャンネルを、電源がオンされたTVチューナ32に設定する。これにより、TVチューナ32が電源をオフにされる前の状態に戻るため、使用者は着呼前に視聴していた番組を、引き続き視聴することができる。なお、ステップS35の処理を実行するプロセッサ20はチャンネル設定部として機能する。
ここで、着呼があるときに、タイムシフト機能が設定されていれば、ステップS37でTV放送を一時的に録画する。なお、ステップS37の処理を実行するプロセッサ20は、制御部として機能する。たとえば、プロセッサ20は、TVチューナ32から入力される復調信号を、録画データとして一時録画バッファ210に記憶する。また、プロセッサ20は、記憶する際にRTC20aが出力する時刻情報を録画データに対応付ける。これにより、使用者は、通話中に録画された番組を、通話を終了すればすぐに、視聴することができる。
続いて、ステップS39では、録画の終了指示が発行されたか否かを判断する。たとえば、タイムシフト再生が終了することで、録画終了の指示が発行されたか否かを判断する。ステップS39で“NO”であれば、つまり録画終了の指示が発行されなければステップS37に戻る。たとえば、タイムシフト再生によって現在の放送に追いつくまで、TV放送は、録画され続ける。つまり、使用者は、TV視聴が着信によって中断されたとしても、当該再生内容が放送の再生に追いつくまでの全てを確認することができる。
また、ステップS39で“YES”であれば、つまり録画終了の指示が発行されれば、ステップS41で一時的に録画されたデータを削除し、ステップS21に戻る。つまり、ステップS41では、一時録画バッファ210を初期化することで、録画データを削除する。
このように、タイムシフト機能によって録画された録画データは、フラッシュメモリ28などに保存されることはない。そのため、著作権保護情報を含むTV放送であっても、例外的に録画することが可能になる。
もっとも、本願発明の携帯通信端末10は、タイムシフト機能によって録画された録画データをフラッシュメモリ28から常に削除する場合に限定されるものではなく、タイムシフト機能によって録画された録画データをフラッシュメモリ28から削除しないとしてもよい。また、本願発明の携帯通信端末10は、タイムシフト機能によって録画された録画データの一部をフラッシュメモリ28から削除するとしてもよい。
図11は、タイムシフト再生処理のフロー図である。たとえば、通話処理が終了し、使用者によってタイムシフト再生の実行が了承されると、プロセッサ20はステップS61で再生モードを設定する。本実施例における再生モードは、「通常再生」、「早送り再生」および「高速再生」の3種類であり、ステップS61では、「通常再生」が設定される。なお、ステップS61で設定される再生モードは、「通常再生」ではなく、「早送り再生」または「高速再生」であってもよい。
続いて、ステップS63では、一時的に録画されたデータを読み出す。つまり、一時録画バッファ210に記憶された、録画データを読み出す。続いて、ステップS65では、読み出されたデータを再生する。つまり、設定された再生モードに基づき、読み出された録画データを再生する。具体的には、録画データを復調信号に変換して、MPEG方式に基づいた復号処理を行い、映像信号および音声信号を形成する。そして、プロセッサ20は、映像信号をディスプレイ26に出力し、音声信号を第2スピーカ18bに出力することで、ディスプレイ26と第2スピーカ18bとから番組を出力する。
続いて、ステップS67では、再生が追いついたか否かを判断する。つまり、再生中の番組が現在放送される番組に追いついたか否かを判断する。また、具体的には、ステップS37で録画データに対応付けられた時刻情報とRTC20aが出力する時刻情報とに基づいて、ステップS67の判断がされる。ステップS67で“YES”であれば、つまり再生が追いつけば、ステップS69で録画の終了指示を発行し、タイムシフト再生処理を終了する。
このように、ステップS69で終了指示が発行されると、TV視聴処理(図10参照)におけるステップS39で“YES”と判断されるため、番組の一時的な録画が終了する。つまり、図10におけるステップS37−S41の処理による、TV番組の一時的な録画は、再生中の番組が現在放送される番組に追いつくまで実行され続ける。
一方、ステップS67で“NO”であれば、つまり再生が追いついていなければ、ステップS71で、再生モードを変更する操作か否かを判断する。たとえば、使用者によって再生モードを「早送り再生」または「高速再生」に変更する操作が行われたか否かを判断する。ステップS71で“YES”であれば、つまり再生モードを変更する操作がされれば、ステップS73で再生モードを変更して、ステップS67に戻る。たとえば、「早送り再生」のモードに変更する操作がされれば、再生モードを「早送り再生」に設定する。また、ステップS71で“NO”であれば、つまり再生モードを変更する操作がされなければ、ステップS67に戻る。
以上の説明から分かるように、携帯通信端末10は、TVチューナ32を有し、TV視聴機能を実行できる。携帯通信端末10は、TV視聴中の着呼に応じて番組を一時的に録画し、通話が終了すると録画した番組を再生するタイムシフト機能も実行できる。そのため、プロセッサ20は、タイムシフト機能が設定されている場合、TV視聴中の着呼に応じて、TVチューナ32の出力を一時録画バッファ210に一時的に記憶させる。また、タイムシフト機能は、使用者によって実行されないように不能化されることもある。そして、プロセッサ20は、タイムシフト機能が不能化されている場合に、TV視聴中の着呼に応じて、TVチューナの電源をオフにする。
これによって、タイムシフト機能が利用でき、かつタイムシフト機能が不能化されている携帯通信端末10では、TV視聴中に着呼があると、電話機能が利用されている間の消費電力が削減される。
なお、TVチューナ32は小容量のRAMを備えるものであってもよく、TVチューナ32の電源がオフされる際には、TVチューナ32が備えるRAMにチャンネルの情報が一時記憶されてもよい。
また、アラーム機能を備える携帯通信端末10では、アラーム動作によってTV視聴が中断されることある。この場合も、タイムシフト機能が設定されていれば番組を録画し、不能化されていればTVチューナ32の電源をオフにしてもよい。また、電子メールの送受信が可能な携帯通信端末10において、電子メールの着呼によってTV視聴が中断される場合も、タイムシフト機能が不能化されていれば、TVチューナ32の電源がオフにされてもよい。
また、TV放送を受信するTVチューナ32の代わりに、あるいはそれに加えて、アナログラジオ放送を受信するラジオチューナや、デジタルラジオ放送を受信するデジタルラジオチューナを備える携帯通信端末10であってもよい。また、一時的に録画または録音されるデータは、フラッシュメモリ28ではなく、RAM30に設けられるバッファに記憶されてもよい。
また、携帯通信端末10の形状は、ストレート型だけに限らず、スライド型や、1軸または2軸の折り畳み型であってもよい。
また、携帯通信端末10の通信方式には、CDMA方式に限らず、W-CDMA方式、GSM方式、TDMA方式、FDMA方式およびPHS方式などを採用してもよい。さらに、ディスプレイ26にはLCDモニタが利用されるが、有機ELパネルなどの他の表示装置が利用されてもよい。
そして、本願発明は、携帯通信端末10のみに限らず、PDA(Personal Digital Assistant)およびノート型PC(ネットブックなども含む)などの電子機器などに適用されてもよい。
10 … 携帯通信端末
12 … アンテナ
14 … 無線通信回路
18a … 第1スピーカ
18b … 第2スピーカ
20 … プロセッサ
22 … キー入力装置
28 … フラッシュメモリ
30 … RAM
32 … TVチューナ
34 … TVアンテナ
36 … 電源回路
38 … リチウムイオン電池

Claims (10)

  1. 設定されたチャンネルのTV放送を受信するTVチューナを有する、携帯通信端末であって、
    前記TV放送に対応する番組を出力し、着信があったときには番組の出力が不可能になる出力部、
    イムシフト機能をオンに設定する第1設定部、
    前記タイムシフト機能をオフに設定する第2設定部、
    前記タイムシフト機能がオンにされている状態で着信があったとき、前記TVチューナの出力を記憶する出力記憶部、
    前記タイムシフト機能がオフにされている状態で着信があったとき、前記TVチューナに設定されているチャンネルを記憶するチャンネル記憶部、
    前記タイムシフト機能がオフにされている状態で着信があったとき、前記TVチューナの電源をオフにする電源オフ部
    前記TVチューナの電源がオフにされた後に前記出力部による番組の出力が可能になったとき、前記TVチューナの電源をオンにする電源オン部、および
    前記電源オン部によって前記TVチューナの電源がオンにされた後に前記チャンネル記憶部によって記憶されたチャンネルを前記TVチューナに設定するチャンネル設定部を備える、携帯通信端末。
  2. 前記第2設定部は、前記出力部によって番組が出力されている状態で前記タイムシフト機能をオフにする操作がされたとき、前記タイムシフト機能をオフに設定する、請求項1記載の携帯通信端末。
  3. 前記TVチューナの出力を使用者の操作に基づいて録画する録画部を備え、
    前記電源オフ部は、着信があったとき、前記録画部による録画がされていないことを条件に、前記TVチューナの電源をオフにする、請求項1または2記載の携帯通信端末。
  4. 前記タイムシフト機能は、前記出力記憶部によって記憶されたTVチューナの出力を、前記着信に基づく通話処理が終了した後に再生する機能を有する、請求項1ないし3のいずれかに記載の携帯通信端末。
  5. 前記出力記憶部は、記憶したTVチューナの出力が再生され、当該再生内容が放送の再生に追いつくまで、前記TVチューナの出力を記憶する、請求項記載の携帯通信端末。
  6. 前記着信は、自機を宛先とする呼の到来である着呼を含む、請求項1ないし5のいずれかに記載の携帯通信端末。
  7. 設定されたチャンネルのTV放送を受信するTVチューナおよび前記TV放送に対応する番組を出力し、着信があったときには番組の出力が不可能になる出力部を有する、携帯通信端末のプロセッサを、
    イムシフト機能をオンに設定する第1設定部、
    前記タイムシフト機能をオフに設定する第2設定部、
    前記タイムシフト機能がオンにされている状態で着信があったとき、前記TVチューナの出力を記憶する出力記憶部、
    前記タイムシフト機能がオフにされている状態で着信があったとき、前記TVチューナに設定されているチャンネルを記憶するチャンネル記憶部、
    前記タイムシフト機能がオフにされている状態で着信があったとき、前記TVチューナの電源をオフにする電源オフ部
    前記TVチューナの電源がオフにされた後に前記出力部による番組の出力が可能になったとき、前記TVチューナの電源をオンにする電源オン部、および
    前記電源オン部によって前記TVチューナの電源がオンにされた後に前記チャンネル記憶部によって記憶されたチャンネルを前記TVチューナに設定するチャンネル設定部として機能させる、TVチューナ制御プログラム。
  8. 設定されたチャンネルのTV放送を受信するTVチューナおよび前記TV放送に対応する番組を出力し、着信があったときには番組の出力が不可能になる出力部を有する、携帯通信端末のTVチューナ制御方法であって、
    イムシフト機能をオンに設定し、
    前記タイムシフト機能をオフに設定し、
    前記タイムシフト機能がオンにされている状態で着信があったとき、前記TVチューナの出力を記憶し、
    前記タイムシフト機能がオフにされている状態で着信があったとき、前記TVチューナに設定されているチャンネルを記憶し、
    前記タイムシフト機能がオフにされている状態で着信があったとき、前記TVチューナの電源をオフにし
    前記TVチューナの電源がオフにされた後に前記出力部による番組の出力が可能になったとき、前記TVチューナの電源をオンにし、そして
    前記TVチューナの電源がオンにされた後に記憶されたチャンネルを前記TVチューナに設定する、TVチューナ制御方法。
  9. TV放送を受信するTVチューナを有する、携帯通信端末であって、
    前記TVチューナの出力を使用者の操作に基づいて録画する録画部、
    タイムシフト機能をオンに設定する第1設定部、
    前記タイムシフト機能をオフに設定する第2設定部、
    前記タイムシフト機能がオンにされている状態で着信があったとき、前記TVチューナの出力を記憶する出力記憶部、および
    前記タイムシフト機能がオフにされている状態で着信があったとき、前記録画部によって録画がされていないことを条件に、前記TVチューナの電源をオフにする電源オフ部を備える、携帯通信端末。
  10. 設定されたチャンネルの放送を受信するチューナを有する、携帯通信端末であって、
    前記放送に対応する番組を出力し、着信があったときには番組の出力が不可能になる出力部、
    イムシフト機能をオンに設定する第1設定部、
    前記タイムシフト機能をオフに設定する第2設定部、
    前記タイムシフト機能がオンにされている状態で着信があったとき、前記チューナの出力を記憶する出力記憶部、
    前記タイムシフト機能がオフにされている状態で着信があったとき、前記チューナに設定されているチャンネルを記憶するチャンネル記憶部、
    前記タイムシフト機能がオフにされている状態で着信があったとき、前記チューナの電源をオフにする電源オフ部
    前記チューナの電源がオフにされた後に前記出力部による番組の出力が可能になったとき、前記チューナの電源をオンにする電源オン部、および
    前記電源オン部によって前記TVチューナの電源がオンにされた後に前記チャンネル記憶部によって記憶されたチャンネルを前記チューナに設定するチャンネル設定部を備える、携帯通信端末。
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