JP4788111B2 - 液晶装置および電子機器 - Google Patents

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本発明は、透過モード及び反射モードでの表示が可能な半透過反射型液晶装置及びそれを用いた電子機器に関する。
アクティブ駆動のツイステッドネマチック型の液晶装置は、薄型、軽量、低消費電力という特徴を有していることから、携帯電話機、ノートパソコン、携帯用テレビ、携帯用情報端末などの表示装置として広く用いられている。
しかしながら、従来のツイステッドネマチック型の液晶装置においては、液晶分子のもつ屈折率異方性のため、斜めから見たときに表示色が変化する、あるいは表示コントラストが低下するという視野角の問題を有している。即ち、液晶層に電圧を印加した際、液晶分子はほぼ垂直配向して光学的に正の一軸性となっているが、ツイスト角はSの字型の分布となり、かつ、上下の基板表面付近では、基板表面の配向規制力の影響を受けて液晶分子はあまり傾かない。その結果、電圧印加時の分子配列状態は、液晶装置を見る角度と方位とによって異なって見える。
このため、液晶装置に対しては、視野角問題の改良が強く望まれており、改良のための様々な試みがなされている。その代表的な方法として、液晶装置の構造は一切変えず、従来のツイステッドネマチック型の液晶装置のまま、単に光学補償フィルムを位相差板として組み込むことで視野角を拡大させる方法がある。
このような光学補償フィルムとしては、光学的に正の一軸性を示す液晶性高分子より実質的に形成され、この液晶性高分子が液晶状態において形成したネマチックハイブリッド配向を固定化せしめた光学補償フィルムが提案されている。この方法は、液晶装置の製造設備の改良や増設が不要であるため、生産コスト面で優れているなどの利点がある(例えば、特許文献1乃至3を参照)。
しかしながら、各種の液晶装置のうち、ネマチック液晶層と下側偏光板との間に部分反射層を配置した半透過反射型液晶装置では、光学補償フィルムを位相差板として配置しても、透過時及び反射時の表示光量やコントラストが十分でないという問題がある。このため、4枚を超える枚数の位相差板を用いることがあるが、位相差板の枚数を増やすとコストが増大するとともに、各位相差板の遅相軸のばらつきに起因する表示性能の低下という問題がある。
特開平10−206637号公報 特開平10−33314号公報 特開平10−186356号公報
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであり、光学補償フィルムの最適な利用により、透過及び反射モードでの表示光量やコントラストを向上させることが可能な液晶装置及びそれを用いた電子機器を提供することを課題とする。
本発明の1つの観点では、液晶装置は、下側偏光板と、第1の下側位相差板と、第2の下側位相差板と、ネマチック液晶層及び部分反射層を有する液晶セルと、第1の上側位相差板と、第2の上側位相差板と、第3の上側位相差板と、上側偏光板とをこの順に配置してなる液晶装置であって、前記下側偏光板は、前記上側偏光板側から見たときに吸収軸が所定の基準方向に対して反時計回りに0°〜175°の範囲内の角度を有し、前記第1の下側位相差板は、前記上側偏光板から見たときに遅相軸が前記基準方向に対して反時計回りに100°〜180°の範囲内の角度を有する低分散フィルムを用いており、前記第2の下側位相差板は、前記上側偏光板から見たときに遅相軸が前記基準方向に対して反時計回りに45°〜135°の範囲内の角度を有する低分散フィルムを用いており、前記ネマチック液晶層は、ツイスト角が0°〜70°の範囲内に設定され、前記第1の上側位相差板は、前記上側偏光板から見たときに遅相軸が前記基準方向に対して反時計回りに85°〜95°の範囲内の角度を有するハイブリッド配向のディスコチック液晶フィルムを用いており、前記ディスコチック液晶フィルムはフィルム面内には位相差を有さず、フィルム面に垂直な方向には位相差を有し、前記第2の上側位相差板は、前記上側偏光板から見たときに遅相軸が前記基準方向に対して反時計回りに85°〜95°の範囲内の角度を有し、3次元屈折率異方性を有する高分子フィルムを用いており、前記第3の上側位相差板は、前記上側偏光板から見たときに遅相軸が前記基準方向に対して反時計回りに0°〜80°の範囲内の角度を有する低分散フィルムを用いており、前記上側偏光板は、前記上側偏光板側から見たときに吸収軸が前記基準方向に対して反時計回りに0°〜135°の範囲内の角度を有し、前記第2の上側位相差板の3次元屈折率係数が−0.7〜0.7の範囲内であることを特徴とする。
上記の液晶装置は、半透過反射型液晶装置に好適に適用され、液晶のツイスト角が0°〜70°に設定された液晶セルと上側偏光板との間に、ハイブリッド配向のディスコチック液晶フィルムを用いた第1の上側位相差板を有するとともにと、3次元屈折率異方性を有する高分子フィルムを用いた第2の上側位相差板を有する。ハイブリッド配向のディスコチック液晶フィルムを用いた第1の上側位相差板により液晶層のチルトが補償され、3次元屈折率異方性を有する高分子フィルムを用いた第2の上側位相差板により液晶セルの厚さ方向に位相差が与えられる結果、それら層構造全体でみたときの屈折率を3次元的に均等に近くすることができ、視野角依存性を改善することが可能となる。これにより、液晶装置を広視野角化し、透過表示時の表示光量及びコントラストの向上を図ることができる。また、第1の位相差板を上側位相差板として設ける、即ち液晶セル内の部分反射層上に設けることにより、反射表示時のコントラストの向上を図ることができる。
上記の液晶装置の好適な例では、前記液晶セルは、部分反射層を有する半透過反射型液晶セルであり、前記部分反射層に対応する反射部における前記ネマチック液晶層の層厚が、前記反射部以外の透過部における前記ネマチック液晶層の層厚より薄い。このようないわゆるマルチギャップ構造を採用することにより、半透過反射型液晶装置において、反射表示部と透過表示部の間でリタデーションを最適化し、透過モードでの表示品質を向上させることができる。
本発明に係る液晶装置は、携帯電話機、ノートパソコン、携帯用テレビ、携帯用情報端末など、表示部を備える電子機器に好適に適用することができる。
以下、図面を参照して本発明の最良の実施形態について説明する。
[液晶装置の全体構成]
図1は、本発明が適用される液晶装置の電気的構成を示すブロック図である。図2及び図3は、それぞれ、図1に示す液晶装置の構成を示す分解斜視図、及び、その一部を拡大して示す拡大断面図である。図4は、液晶装置において、TFD素子を含む数画素分のレイアウトを示す平面図であり、図5はそのA−A’線に沿って示す断面図である。
本発明を適用した液晶装置は、ネマチック液晶を用いたアクティブマトリクス型の半透過反射型液晶装置であり、図1に示すように、複数本の走査線31が行(X)方向に形成され、複数本のデータ線21が列(Y)方向に形成されている。また、走査線31とデータ線21との各交差部分には画素11が形成されている。各画素11では、ネマチック液晶からなる液晶層12と、二端子型アクティブ素子であるTFD素子40とが直列接続している。ここに示す例では、液晶層12が走査線31の側に接続され、TFD素子40がデータ線21の側に接続されている。各走査線31は、走査線駆動回路350によって駆動され、各データ線21はデータ線駆動回路250によって駆動される。
図2に示すように、液晶装置1では、一対の透光性基板を所定の間隔をもって貼り合わせてなる駆動用液晶セル10が用いられているとともに、上側偏光板2、複数の上側位相差板3、駆動用液晶セル10、複数の下側位相差板5、下側偏光板7、及びバックライト装置9が上方から下方へこの順に重ねて配置されている。なお、上側位相差板3の枚数は後述の各実施例において異なる。
駆動用液晶セル10において、一方の透光性基板はアクティブ素子が形成される素子側基板20であり、他方の透光性基板は素子側基板20に対向する対向基板30である。素子側基板20と対向基板30とは、スペーサ(図示略)を含むシール材34によって一定の間隙を保って接合されており、この間隙に後述する液晶層が封入され、保持されている。
液晶装置1では、COG(Chip On Glass)技術により、素子側基板20の表面にデータ線駆動回路250を構成する液晶駆動用IC(ドライバ)が直接実装され、対向基板30の表面にも走査線駆動回路350を構成する液晶駆動用IC(ドライバ)が直接実装されている。なお、COG技術に限らず、それ以外の技術を用いてICチップと液晶装置とが接続された構成としてもよい。例えば、TAB(Tape Automated Bonding)技術を用いて、FPC(Flexible Printed Circuit)の上にICチップがボンディングされたTCP(Tape Carrier Package)を液晶装置に電気的に接続する構成としてもよい。また、ICチップをハード基板にボンディングするCOB(Chip On Board)技術を用いてもよい。
図3及び図4に示すように、素子側基板20の内側表面には、複数本のデータ線21と、それらのデータ線21に接続される複数のTFD素子40と、それらのTFD素子40と1対1に接続される画素電極23とが形成されている。この画素電極23は、ITO(Indium Tin Oxide)などの透明性金属膜から形成されている。各データ線21は直線状に延びており、TFD素子40及び画素電極23はドットマトリクス状に配列されている。画素電極23などの表面には、後述する条件で、一軸配向処理としてのラビング処理が施された配向膜24が形成されている。この配向膜24は、一般にポリイミド樹脂などから形成される。
一方、対向基板30の内側表面には、反射表示領域13における液晶層12の厚さと、透過表示領域14における液晶層12の厚さを調整する層厚調整膜32と、アルミニウム、アルミニウム合金、銀、銀合金などの単層膜又は複層膜からなる部分反射層33と、カラーフィルタ34と、オーバーコート層35と、ITOなどの透明性金属膜からなる帯状の対向電極36と、配向膜37とが形成されている。
これらの各層のうち、層厚調整膜32及び部分反射膜33は、画素11の反射表示領域13に選択的に形成されており、透過表示領域14には形成されていない。
カラーフィルタ34は、「R」、「G」、「B」の3色の着色層を構成している。これら3色の着色層の隙間には、ブラックマトリクス38が形成されており、着色層の隙間からの入射光を遮蔽する構造となっている。オーバーコート層35は、カラーフィルタ34及びブラックマトリクス38の表面において、カラーフィルタ34及びブラックマトリクス38の平滑性を高めて、対向電極36の断線を防止する目的などで形成されている。ここで、対向電極36は、走査線31として機能し、データ線21と直交する方向に形成されている。
対向電極36の表面には、後述する条件で、一軸配向処理としてのラビング処理が施された配向膜37が形成されている。この配向膜37は、一般にポリイミド樹脂などから形成される。
図4及び図5に示すように、TFD素子40は、第1のTFD素子40a及び第2のTFD素子40bからなり、素子基板20の表面に形成された絶縁膜25上において、第1金属膜42と、この第1金属膜42の表面に陽極酸化により形成された絶縁体たる酸化膜44と、この表面に形成されて相互に離間した第2金属膜46a、46bとから構成されている。また、第2金属膜46aは、そのままデータ線21となる一方、第2金属膜46bはITO膜などからなる画素電極23に接続されている。
第1のTFD素子40aは、データ線21の側から見た順に、第2金属膜46a/酸化膜44/第1金属膜42となって、金属(導電体)/絶縁体/金属(導電体)のサンドイッチ構造を採るため、正負双方向のダイオードスイッチング特性を有することとなる。一方、第2のTFD素子40bは、データ線21の側から見た順に、第1金属膜42/酸化膜44/第2金属膜46bとなって、第1のTFD素子40aとは逆のダイオードスイッチング特性を有することとなる。従って、TFD素子40は、1つのダイオードを用いる場合と比べると、電流−電圧の非線形特性が正負の双方向にわたって対称化されることとなる。なお、このように非線形特性を厳密に対称化する必要がないのであれば、1つのTFD素子40のみを用いてもよい。
なお、TFD素子40は、ダイオード素子としての一例であり、他に酸化亜鉛(ZnO)バリスタや、MSI(Metal Semi Insulator)などを用いた素子や、これらの素子を単体、又は、逆向きに直接接続もしくは並列接続したものなどが適用可能である。
本実施形態の液晶装置1において、層厚調整膜32は、反射表示領域13に対応する液晶層12(ネマチック液晶層)の厚さをdhとし、透過表示領域14に対応する液晶層12の厚さをdtとしたとき、dh及びdtが、
dh<dt
を満たすように構成される。
例えば、反射表示領域13の液晶層12の厚さdhは3.0μmに設定され、透過表示領域14に対応する液晶層12の厚さdtは5.0μmに設定されている。このため、液晶分子の複屈折率Δnを0.05としたとき、反射表示領域13におけるリタデーション値Δndは150nmであり、透過表示領域14におけるリタデーション値Δndは250nmである。
このように構成した液晶装置1では、反射表示を行う場合には、装置の外部側(素子基板20の側)から入射する外光を利用し、この入射光を素子基板20の側から液晶層12に入射し、部分反射層33(反射表示領域13)で反射させて再度液晶層12を通過させてから素子基板20の側から出射させることにより、反射モードでのカラー表示を行う。この際、画素電極23と対向電極36との間で液晶層12の液晶を配向制御することで、明暗表示を行う。
また、透過表示を行うには、バックライト装置9から発せられた光を対向基板30の側から透過表示領域14を透過させて液晶層12に入射させ、素子基板20の側から出射させることにより、透過モードでのカラー表示を行う。この際も、画素電極23と対向電極36との間で液晶層12の液晶を配向制御することで、明暗表示を行う。
従って、これらの表示モードにおいて、反射モードは液晶層12を入射光が2回通過するが、透過光に関してはバックライト装置9から発せられた光が液晶層12を1回しか通過しない。それゆえ、液晶層12のリタデーションを考慮すると、液晶層のリタデーションの違いにより液晶の透過率の状態に違いを生じる。しかし、本実施形態では、反射表示領域13に対応する液晶層12の厚さdhと、透過表示領域14に対応する液晶層12の厚さdtに所定の大小関係を持たせ、反射表示領域13におけるリタデーション値Δndよりも、透過表示領域14におけるリタデーション値Δndを大きく設定してある。
このような層厚調整を行うにあたって、本実施形態では、対向基板30の内側表面に感光性樹脂からなる層厚調整層35を選択的に形成したが、対向基板30の表面を選択的にエッチングして凹部を形成し、この凹部によって、反射表示領域13における液晶層12の厚さと、透過表示領域14における液晶層12の厚さとを調整してもよい。
[視野角補償/コントラスト向上原理]
次に、視野角補償及びコントラスト向上の原理について図6及び図7を参照して説明する。図6(a)に示すように、ネマチック液晶では液晶分子50が複屈折性を有するため、液晶分子50の軸方向(x方向)とそれに垂直な方向(y方向)とで屈折率が異なる。このため、観察者が見る方向に依存して、光の光路長が異なり、コントラストや明るさが異なって見えることになる(「視野角依存性」が高いという。)。これが視野角が狭くなるとともにコントラストが不十分となる根本的な理由である。従って、視野角を改善し、コントラストを向上するためには、理論上、図6(b)に模式的に示すように、液晶分子の屈折率が球52の如き特性を有すればよい。即ち、どの方向から見ても屈折率が等しければ、視野角依存性が解消でき、コントラストも改善できる。
そこで、本発明では、光学補償フィルムを用いて擬似的に、図6(b)に示す球に近い屈折率の特性を作る。即ち、液晶装置1の液晶層12に対して、液晶フィルム及び高分子フィルムを積層配置することにより、積層体全体としての屈折率特性を3次元的に球に近くする。
具体的には、まず、図7(a)に示すように、ディスコチックハイブリッド配向した液晶フィルム54を液晶装置1の液晶層12上に配置し、液晶層12のチルトを補償する。即ち、図7(b)に示すように、液晶フィルム54を構成するディスコチック液晶により、液晶層12のチルトを補償する。実際には、図7(b)に示すように、液晶層12と液晶フィルム54の積層構造を側面から観察したときに、液晶層12内のネマチック液晶のチルト方向と、液晶フィルム54内のディスコチック液晶のチルト方向をクロスさせることにより、液晶層12のチルトを補償する。
また、ディスコチックハイブリッド配向した液晶フィルム54は面内には位相差を有しないが、Z方向には位相差を有する。具体的には、ディスコチック液晶は面内の屈折率nx、nyについては、nx=nyの関係があり、面に垂直なz方向の屈折率については、(nx+ny)/2−nz>0の関係がある。よって、液晶フィルム54は面内の屈折率よりz方向の屈折率の方が低いため、液晶が立っている状態、つまりノーマリーホワイトモードにおける黒の状態を補償することができる。従って、液晶フィルム54を液晶層12上、即ち部分反射層33上に設けることにより、部分反射層33により反射して観察者に視認される反射光について液晶層のチルトを補償するとともにコントラストを改善することができる。
加えて、透過光に関しては、図7(b)に示すように、さらに3次元の屈折率異方性を有する高分子フィルム59を液晶層12の下側に配置することにより、z方向にも位相差を生じさせる。このように、液晶フィルム54により液晶層12のチルトを補償し、かつ、高分子フィルム59によりz方向に位相差を生じさせることにより、液晶層12、液晶フィルム54及び高分子フィルム59の積層体として屈折率を擬似的に球に近い特性とすることができる。これにより、透過表示時における視野角依存性を改善することができる。
以上より、ディスコチックハイブリッド配向した液晶フィルム54を液晶層12の上側に配置し、3次元の屈折率異方性を有する高分子フィルム59を液晶層12の下側に配置することにより、透過表示時と反射表示時の両方において広視野角で高コントラストな表示が可能となる。なお、図7(b)においては高分子フィルム59を液晶層12の下側に配置した例を示しているが、高分子フィルム59を液晶層12の上側に配置しても同様の効果が得られる。
[第1実施例]
次に、本発明の第1実施例について説明する。図8は、本発明を適用した液晶装置に用いた各光学部材の軸方向などを示す説明図である。本実施例の駆動用液晶セル10を用いて液晶装置1を構成するには、図2及び図8に示すように、上側偏光板2、上側位相差板3a〜3c、駆動用液晶セル10、下側位相差板5a、5b、下側偏光板7及びバックライト装置9が上方から下方へこの順序に重ねて配置される。
上側位相差板3a、3b及び下側位相差板5bには低分散フィルムが用いられる。また、上側位相差板3cには、前述の液晶フィルム54として、ハイブリッド配向のディスコチック液晶フィルムが用いられる。また、下側位相差板5aには、前述の高分子フィルム59として、3次元の屈折率異方性を有する高分子フィルムが用いられる。
図8に示す各部材の軸角度及びそれにより得られる位相差値を図10(a)に示す。図8に示すように液晶セル10のネマチック液晶層12については、素子基板20及び対向基板30の各々に対して、破線で示す時計の3時方向(基準方向)に対して所定の角度をなす方向にラビング処理を行うことにより、ツイスト角ΩLCを0°〜70°に設定する。具体的には、液晶セル10の素子基板(上側基板)20のラビング方向を基準方向に対して反時計回りに角度φLCuとし、対向基板(下側基板)30のラビング方向を基準方向に対して反時計回りに角度φLCdとする。図10(a)に示すように、角度φLCuは45°〜135°の範囲が好適であり、特に90°程度が好ましい。また、角度φLCdは225°〜315°の範囲が好適であり、特に270°程度が好ましい。
なお、以下の説明では、角度は全て破線で示す基準方向から反時計回りに示すものとする。
偏光板2は、上方から見たときに吸収軸201が基準方向に対して角度φpuをなすものを使用する。角度φpuは0°〜135°の範囲が好適であり、特に15°程度が好ましい。
上側位相差板3aとしては、上方から見たときに遅相軸301aが基準方向に対して角度φF1を有する低分散フィルムを用いる。角度φF1は0°〜80°の範囲が好適であり、特に30°程度が好ましい。また、上側位相差板3aによる位相差RF3aは220nm〜290nmの範囲が好適であり、特に260nm程度が好ましい。このような低分散フィルムは、測定波長が短いほど複屈折が小さくなる。なお、上側位相差板3b及び下側位相差板5bも同様である。
上側位相差板3bとしては、上方から見たときに遅相軸301bが基準方向に対して角度φF2を有する低分散フィルムを用いる。角度φF2は45°〜135°の範囲が好適であり、特に90°程度が好ましい。また、上側位相差板3bによる位相差RF3bは50nm〜140nmの範囲が好適であり、特に120nm程度が好ましい。
上側位相差板3cとしては、遅相軸301cが基準方向に対して角度φF3を有するハイブリッド配向のディスコチック液晶フィルムを用いる。角度φF3は85°〜95°の範囲が好適であり、特に90°程度が好ましい。上側位相差板3cによる位相差RF3cは10nm〜40nmの範囲が好適であり、特に26nm程度が好ましい。
下側位相差板5aとしては、遅相軸501aが基準方向に対して角度φF4を有する3次元屈折率異方性を有する高分子フィルムを用いる。角度φF4は85°〜95°の範囲が好適であり、特に90°程度が好ましい。下側位相差板5aによる位相差RF5aは80nm〜150nmの範囲が好適であり、特に110nm程度が好ましい。また、上側位相差板5aは、3次元屈折率係数Nzが、
−0.7<Nz=(nx−nz)/(nx−ny)<0.7
の範囲であることが好ましい。
下側位相差板5bとしては、遅相軸501bが角度φF5を有する低分散フィルムを用いる。角度φF5は100°〜180°の範囲が好適であり、特に160°(=−20°)程度が好ましい。下側位相差板5bによる位相差RF5bは220nm〜290nmの範囲が好適であり、特に290nm程度が好ましい。
下側偏光板7は、吸収軸701が基準方向に対してφpdを有するものを使用する。角度φpdは0°〜175°の範囲が好適であり、特に90°程度が好ましい。
上記の第1実施例の構成による液晶装置1について表示性能を確認したところ、透過時の視野角特性を2倍以上に改善し、視野角による色変化を少なくすることができた。また、コントラストについても改善が見られた。図11(a)に第1実施例の構成によるコントラストの測定値を示す。なお、「通常」の構成とは、本発明のようにハイブリッド配向のディスコチック液晶フィルム及び3次元屈折率異方性を有する高分子フィルムを用いない構成を指す。図11(a)の結果に示されるように、透過時のコントラストを2倍以上に向上させるとともに、反射時のコントラストを1.5倍以上に向上させることができた。
[第2実施例]
次に、第2実施例について説明する。図9は、第2実施例に係る液晶装置に用いた各光学部材の軸方向などを示す説明図である。本実施例の駆動用液晶セル10を用いて液晶装置1を構成するには、図2及び図9に示すように、上側偏光板2、上側位相差板3a〜3c、駆動用液晶セル10、下側位相差板5a、5b、下側偏光板7及びバックライト装置9が上方から下方へこの順序に重ねて配置される。第1実施例の構成と比較すると、第1実施例における上側位相差板3bの代わりに、第2実施例では上側位相差板3dが用いられている。また、第1実施例における下側位相差板5aの代わりに、第2実施例では下側位相差板5cが用いられている。それ以外の構成は第1実施例と同様である。即ち、上側偏光板2、上側位相差板3a、3c、液晶セル10、下側位相差板5b、下側偏光板7の構成はいずれも第1実施例と同様であるので、個々の説明は省略する。図9に示す各部材の軸角度及びそれにより得られる位相差値を図10(b)に示す。
第2実施例では、上側位相差板3dとして、遅相軸301dが基準方向に対して角度φF6を有する3次元屈折率異方性を有する高分子フィルムを用いる。角度φF6は85°〜95°の範囲が好適であり、特に90°程度が好ましい。上側位相差板3dによる位相差RF3dは50nm〜140nmの範囲が好適であり、特に110nm程度が好ましい。また、上側位相差板3dは、3次元屈折率係数Nzが、
−0.7<Nz=(nx−nz)/(nx−ny)<0.7
の範囲であることが好ましい。
また、第2実施例では、下側位相差板5cとして、上方から見たときに遅相軸501cが基準方向に対して角度φF7を有する低分散フィルムを用いる。角度φF7は45°〜135°の範囲が好適であり、特に90°程度が好ましい。また、下側位相差板5cによる位相差RF5cは80nm〜150nmの範囲が好適であり、特に90nm程度が好ましい。
このように、第2実施例では、3次元屈折率異方性を有する高分子フィルムからなる位相差板3dを上側位相差板として用いているが、この構成によっても、第1実施例と同様の効果を得ることができる。即ち、このように構成した液晶装置1について表示性能を確認したところ、透過時の視野角特性を2倍以上に改善し、視野角による色変化を少なくすることができた。また、コントラストについても改善が見られた。図11(b)に第2実施例の構成によるコントラストの測定値を示す。図11(b)の結果に示されるように、透過時のコントラストを2倍以上に向上させるとともに、反射時のコントラストを1.3倍以上に向上させることができた。
[その他の実施形態]
なお、上記の実施形態はアクティブ素子としてTFD素子40を用いた例であったが、その代わりに、アクティブ素子としてTFTを用いた液晶装置に本発明を適用してもよい。
また、上記の実施形態では、ラビング処理された配向膜により液晶をツイストさせているが、これ以外の方法によっても、液晶をツイストすることができる。例えば、シリコン酸化膜などを基板表面に斜方蒸着することにより配向膜を作製することができる。また、基板上に光硬化性樹脂をコーティングした後、縞状に光の強弱をつけて露光硬化した光硬化性樹脂層を配向膜として用いることもできる。
[電子機器]
図12は、本発明による液晶装置1を搭載した電子機器の一例としての携帯電話機の構成を示す斜視図である。
図12において、携帯電話機1400は、複数の操作ボタン1402のほか、受話口1404、送話口1406とともに、液晶装置1を備えるものである。この液晶装置1にも、必要に応じてその背面にバックライトが設けられる。
なお、本実施形態の液晶装置を搭載可能な電子機器としては、携帯電話機の他、モバイルコンピュータ、液晶テレビ、ビューファインダ型又はモニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器などが挙げられる。
本発明が適用される液晶装置の電気的構成を示すブロック図である。 図1に示す液晶装置の構成を示す分解斜視図である。 図1に示す液晶装置の一部を拡大して示す拡大断面図である。 図1に示す液晶装置の数画素分のレイアウトを示す平面図である。 図4のA−A’線に沿った断面図である。 視野角補償の原理説明図である。 視野角補償の原理説明図である。 第1実施例による光学部品の積層構成を示す図である。 第2実施例による光学部品の積層構成を示す図である。 第1及び第2実施例による各光学部品の軸方向などを示す図表である。 第1及び第2実施例によるコントラストの比較結果を示す図表である。 本発明の液晶装置を用いた電子機器の一例を示す斜視図である。
符号の説明
1 液晶装置、 2 上側偏光板、 3 上側位相差板、 5 下側位相差板、 7 下側偏光板、 9 バックライト装置、 10 液晶セル、 11 画素、 12 液晶層、 13 反射表示領域、 14 透過表示領域、 20 素子側基板、 21 データ線、 23 画素電極、 30 対向基板、 31 走査線、 32 層厚調整膜、 33 部分反射層、 34 カラーフィルタ、 36 対向電極、 40 TFD素子

Claims (3)

  1. 下側偏光板と、第1の下側位相差板と、第2の下側位相差板と、ネマチック液晶層及び部分反射層を有する液晶セルと、第1の上側位相差板と、第2の上側位相差板と、第3の上側位相差板と、上側偏光板とをこの順に配置してなる液晶装置であって、
    前記下側偏光板は、前記上側偏光板側から見たときに吸収軸が所定の基準方向に対して反時計回りに0°〜175°の範囲内の角度を有し、
    前記第1の下側位相差板は、前記上側偏光板から見たときに遅相軸が前記基準方向に対して反時計回りに100°〜180°の範囲内の角度を有する低分散フィルムを用いており、
    前記第2の下側位相差板は、前記上側偏光板から見たときに遅相軸が前記基準方向に対して反時計回りに45°〜135°の範囲内の角度を有する低分散フィルムを用いており、
    前記ネマチック液晶層は、ツイスト角が0°〜70°の範囲内に設定され、
    前記第1の上側位相差板は、前記上側偏光板から見たときに遅相軸が前記基準方向に対して反時計回りに85°〜95°の範囲内の角度を有するハイブリッド配向のディスコチック液晶フィルムを用いており、前記ディスコチック液晶フィルムはフィルム面内には位相差を有さず、フィルム面に垂直な方向には位相差を有し、
    前記第2の上側位相差板は、前記上側偏光板から見たときに遅相軸が前記基準方向に対して反時計回りに85°〜95°の範囲内の角度を有し、3次元屈折率異方性を有する高分子フィルムを用いており、
    前記第3の上側位相差板は、前記上側偏光板から見たときに遅相軸が前記基準方向に対して反時計回りに0°〜80°の範囲内の角度を有する低分散フィルムを用いており、
    前記上側偏光板は、前記上側偏光板側から見たときに吸収軸が前記基準方向に対して反時計回りに0°〜135°の範囲内の角度を有し、
    前記第2の上側位相差板の3次元屈折率係数が−0.7〜0.7の範囲内であることを特徴とする液晶装置。
  2. 前記液晶セルは、半透過反射型液晶セルであり、前記部分反射層に対応する反射部における前記ネマチック液晶層の層厚が、前記反射部以外の透過部における前記ネマチック液晶層の層厚より薄いことを特徴とする請求項1に記載の液晶装置。
  3. 請求項1又は2に記載の液晶装置を備えることを特徴とする電子機器。
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