JP4787857B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、遊技盤の表面に遊技領域を区画形成し、該遊技領域には遊技球が流入可能および流出可能な球転動部を備えたパチンコ遊技機等の遊技機に関する。
従来の遊技機、例えば、パチンコ遊技機においては、遊技領域の略中央に液晶表示装置などの変動表示装置(映像表示装置)を配置し、この変動表示装置の周縁部の前面側に、装飾等の目的を兼ねた包囲枠として所謂センターケースを設け、変動表示装置に複数の変動表示領域を設けて、複数の識別情報を変動表示する変動表示遊技を表示可能にしているものが知られている。そして、始動入賞口などの入賞領域(球受入部)をセンターケースの下方に配置し、始動入賞口への入賞を条件として変動表示ゲームを行い、その結果態様が予め定めた特別表示態様(例えば、7,7,7)となった場合に、遊技者が所定の利益を獲得可能な特別遊技状態を発生させるように構成されている。
また、パチンコ遊技機の中には、センターケース(包囲枠)の底部に案内棚(球転動部)を設け、該案内棚上に遊技領域から飛入してきた遊技球を転動させて遊技球の流下に変化を与え、さらにはこの遊技球を始動入賞口の直上へ導いて遊技を楽しむものが存在する(例えば、特許文献1参照)。そして、案内棚を転動する遊技球の転動パターンを複雑にして遊技球が遊技領域を流下する時間を長く設定し、遊技者が遊技を楽しむ時間を稼ぐようにしている。
特開2004−049795号公報
ところが、上記特許文献に記載のパチンコ遊技機では、遊技球が遊技領域を流下する時間をいたずらに長くするだけであり、無駄に遊技の進行が遅延するという問題が発生してしまう。この結果、例えば、入賞領域へ遊技球が入賞しない状態、ひいては変動表示ゲームが実行されずに停止されている状態が長く続いてしまうことが予測され、却って遊技の興趣が減衰する虞がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、従来にない斬新な機能を備えた球転動部を実現することができ、遊技球が球転動部内に流入したとしても、遊技の興趣が減衰する不都合を避けることができる遊技機を提供しようとするものである。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載のものは、遊技盤の表面に遊技領域を区画形成し、該遊技領域には遊技球が流入可能および流出可能な球転動部と、
該球転動部の下方に、遊技球を受入可能な球受入部と、を備えた遊技機において、
前記球転動部は、
遊技球が転動可能な球転動面と、
該球転動面上の遊技球を誘導上流開口から受け入れて誘導可能な球誘導通路と、
球転動面上に露出し、揺動自在な状態で配置された揺動部材と、を備え、
該揺動部材は、
端に、遊技球が載って下方へ押圧可能な押圧受部と、
他端に、前記誘導上流開口を開閉する通路開閉部と備え
押圧受部と通路開閉部との間に揺動部材の揺動中心軸を前記球転動面の左右方向に沿って設定し、
前記誘導上流開口は、前記球転動面に開設し、
該誘導上流開口の側方に、該誘導上流開口側に向けて延設された球案内部材を備え、
該球案内部材のうち該誘導上流開口側に位置する開口側端部を上下方向へ揺動可能とし、
前記球転動部には、揺動部材と球案内部材とを連動可能なリンク部材を備え、揺動部材が揺動して通路開閉部を上昇させると、リンク部材により球案内部材の下方への揺動を許容し、通路開閉部と球案内部材との上下方向の離間距離を拡開し、
前記球誘導通路は、前記揺動部材の下方に配置し、
該球誘導通路のうち前記押圧受部の上方に位置する箇所に、該押圧受部が通過可能な通過開口を該球誘導通路へ連通する状態で開通し、
該球誘導通路の下流端となる誘導下流開口を、前記球受入部の上方に設け、
前記球転動面上を転動する遊技球が該押圧受部を下方へ押圧すると、揺動部材が揺動して球受入部側へ向けて下り傾斜状態となることで、前記押圧受部が前記通過開口から前記球誘導通路内へ下降するとともに前記通路開閉部が上昇して前記誘導上流開口を開放し、押圧受部に載った遊技球を前記通過開口および前記誘導下流開口へ通して球受入部側へ誘導可能とし、押圧受部により球誘導通路を遮断するように構成されたことを特徴とする遊技機である。
請求項に記載のものは、前記押圧受部と揺動中心軸との間には押圧回動軸を設け、該押圧回動軸を中心にして押圧受部を上方へ回動可能としたことを特徴とする請求項に記載の遊技機である。
本発明によれば、以下のような優れた効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、遊技盤の表面に遊技領域を区画形成し、該遊技領域には遊技球が流入可能および流出可能な球転動部と、該球転動部の下方に、遊技球を受入可能な球受入部と、を備えた遊技機において、球転動部は、遊技球が転動可能な球転動面と、該球転動面上の遊技球を誘導上流開口から受け入れて誘導可能な球誘導通路と、球転動面上に露出し、揺動自在な状態で配置された揺動部材と、を備え、該揺動部材は、一端に、遊技球が載って下方へ押圧可能な押圧受部と、他端に、前記誘導上流開口を開閉する通路開閉部と備え、押圧受部と通路開閉部との間に揺動部材の揺動中心軸を前記球転動面の左右方向に沿って設定し、球転動面上を転動する遊技球が押圧受部を下方へ押圧すると、揺動部材が揺動して球受入部側へ向けて下り傾斜状態となることで、押圧受部が通過開口から球誘導通路内へ下降するとともに通路開閉部が上昇して誘導上流開口を開放するように構成したので、球転動面上の遊技球の動きを利用して、球転動部の構成要素を動かすとともに、遊技球の移動範囲を広げることができる。したがって、従来にない斬新な機能を備えた球転動部を実現することができ、遊技球が球転動部内に流入したとしても、遊技の興趣が減衰する不都合を避けることができる。
また、揺動部材の下方に球誘導通路を配置し、球転動面には誘導上流開口を開設し、球誘導通路のうち押圧受部の上方に位置する箇所には、押圧受部が通過可能な通過開口を球誘導通路へ連通する状態で開設し球誘導通路の下流端となる誘導下流開口を球受入部の上方に設け、球転動面上を転動する遊技球が押圧受部を下方へ押圧すると、揺動部材が揺動して球受入部側へ向けて下り傾斜し、押圧受部に載った遊技球を通過開口および誘導下流開口へ通して球受入部側へ誘導可能としたので、遊技球を揺動部材上に載せたり球誘導通路内を流下させたりして球受入部へ誘導することができる。
さらに、球転動面上を転動する遊技球が押圧受部を下方へ押圧すると、揺動部材が揺動して押圧受部を通過開口から球誘導通路内へ下降させ、押圧受部により球誘導通路を遮断するように構成したので、球誘導通路内の遊技球を一旦停留することができ、遊技球の動きに変化をもたせることができる。また、揺動部材上を転動してきた遊技球と、球誘導通路内を流下してきた遊技球とが衝突する不都合を抑制することができる。
そして、誘導上流開口の側方には、誘導上流開口側へ向けて延設された球案内部材を備え、該球案内部材のうち誘導上流開口側に位置する開口側端部を上下方向へ揺動可能とし、球転動部には、揺動部材と球案内部材とを連動可能なリンク部材を備え、揺動部材が揺動して通路開閉部を上昇させると、リンク部材により球案内部材の下方への揺動を許容し、通路開閉部と球案内部材との上下方向の離間距離を拡開するように構成したので、球転動面上の遊技球を球誘導通路へ案内し易くなる。
請求項に記載の発明によれば、押圧受部と揺動中心軸との間には押圧回動軸を設け、該押圧回動軸を中心にして押圧受部を上方へ回動可能としたので、球誘導通路内を流下する遊技球を押圧受部と球誘導通路の底面との間に挟み難くなり、球誘導通路内での球詰まりの発生を抑制することができる。
以下、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例に挙げて本発明の実施の最良の形態を図面に基づき説明する。図1はパチンコ遊技機の遊技盤の正面図である。
パチンコ遊技機の遊技盤1は、図1に示すように、合板やプラスチックなどで形成された矩形状の遊技盤本体2を備え、該遊技盤本体2の表面にガイドレールやサイドケース等の区画部材3を止着して遊技領域4を区画形成し、該遊技領域4内の略中央にセンターケース5を配置し、センターケース5の後方には、表示部7aに複数の識別情報を変動表示して変動表示ゲームを行う変動表示装置7を備えている。また、遊技領域4のうちセンターケース5の下方には、遊技球を受入可能(入賞可能)な変動表示ゲーム始動用の始動入賞口8(本発明における球受入部に相当)を配置し、センターケース5の側方(図1中、左側方)には普図始動ゲート9を配置し、センターケース5の左下方および右下方には、発光により各種の装飾表示を行うサイドランプ11を配置し、該サイドランプ11に一般入賞口12を備えている。また、始動入賞口8の下方には大入賞口13を配置し、該大入賞口13の下方であって遊技領域4の下縁部には、入賞せずに流下した遊技球を回収するアウト口14を開設し、センターケース5や始動入賞口8等の取付部分を除いた遊技領域4内に障害釘15を植設してある。
次に、センターケース5について説明する。なお、説明の便宜上、遊技盤1の表裏方向に沿う方向を前後方向、遊技盤1の表面に沿う縦方向を上下方向、遊技盤1の表面に沿う横方向を左右方向とする。
センターケース5は、当該センターケース5の内部に、前方へ開放した凹室16を形成し、該凹室16の後部には、後方の変動表示装置7の表示部7aを前方へ臨ませる矩形状の表示用開口部17を開設し、センターケース5の下部には横長な球転動部(ステージ部)18を設けている。また、センターケース5の上部の前側には、庇状の鎧部19を遊技盤本体2の表面から前方へ突設し、該鎧部19の左右両側端から縦長な側辺部20を備えている。さらに、一側(図1中、左側)の側辺部20内には球導入路(ワープ流路)22を形成し、球導入路22の入口(上流端)22aをセンターケース5の側方へ向けて開放するとともに、出口(下流端)22bを球転動部18の側部の上方へ向けて開放し、遊技領域4を流下する遊技球を球導入路22へ通して球転動部18上へ導入できるように構成されている。
球転動部18は、球導入路22から流下してきた遊技球や、センターケース5の下方の遊技領域4から障害釘15により弾き飛ばされてセンターケース5内へ進入してきた遊技球が流入可能および流出可能な構成要素である。そして、図2および図3に示すように、球転動部18の上面には、遊技球が転動可能な横長の球転動面25を球転動部18の前方へ向けて僅かに下り傾斜した状態で備え、該球転動面25の左右方向の中央には、球転動部18の前後方向に沿って延在する長尺な揺動部材26を長手方向の中間部分を中心にして上下方向へ揺動自在な状態で配置し、該揺動部材26の下方には、遊技球を誘導可能な球誘導通路27を球転動部18の前後方向に沿って延設している。言い換えると、球転動面25の左右方向の中央を下方へ溝状に凹ませて球誘導通路27を球転動部18の前後方向に沿って形成し、該球誘導通路27の上方を揺動部材26で閉塞している。さらに、球誘導通路27の上流端となる誘導上流開口27aを球転動面25の後寄りの位置に開設し、球誘導通路27の下流端となる誘導下流開口27bを球転動部18の前方へ開放して始動入賞口8の上方(詳しくは直上)に臨ませ、球転動面25上の遊技球を誘導上流開口27aから受け入れて球誘導通路27内へ通し、誘導下流開口27bから放出して始動入賞口8側(詳しくは始動入賞口8の直上)へ誘導できるように構成されている。また、球誘導通路27のうち揺動部材26の前側部分の上方に位置する箇所には、揺動部材26の前側部分が通過可能な通過開口29を球誘導通路27へ連通する状態で開設している。
球転動面25は、当該球転動面25の前側部分を第1転動面31とするとともに後側部分を第2転動面32とし、第1転動面31の前後幅を遊技球が球転動部18の前後方向へ十分に転動可能な程度の寸法、例えば遊技球の直径の3倍程度の寸法に設定し、第2転動面32の前後幅を1個の遊技球が横方向(左右方向)へ転動可能な程度の寸法、例えば遊技球の直径と略同じ寸法に設定している。さらに、第2転動面32を第1転動面31よりも1段高い位置に設定し、第2転動面32の側方に球導入路22の出口22bを開放し、球導入路22を流下してきた遊技球が第2転動面32上へ導入されるように構成されている。また、第1転動面31の前側部分のうち揺動部材26から側方にずれた位置には、遊技球を球転動部18の前方へ案内可能な球放出部34を複数箇所、具体的には第1転動面31の左右両側方、言い換えると第1転動面31のうち始動入賞口8の直上から外れた位置に配置している。そして、球放出部34の底面をその左右方向の中央部分が下方に凹む湾曲面で形成し、この湾曲面を前方へ僅かに下り傾斜した状態に設定して、球放出部34に到達した遊技球が球放出部34上を左右に揺動しながら第1転動面31の前方へ転動して遊技領域4へ放出できるように構成されている。さらに、第1転動面31の前縁部のうち球放出部34よりも外方に位置する部分には、第1転動面31よりも上方へ突出した球落下阻止壁35を配置して、遊技球が第1転動面31の左右両側から前方へ落下することを阻止している。
また、第2転動面32の左右方向の中央部分には、揺動部材26の後部を嵌合可能な嵌合空間部36を球誘導通路27の通路幅(左右幅)よりも広くして設け、該嵌合空間部36の下方に誘導上流開口27aを臨ませ、嵌合空間部36の左右両側方には転動傾斜部37を嵌合空間部36側へ向けて僅かに上り傾斜した状態で備えている。そして、誘導上流開口27aの側部に位置する開口縁と嵌合空間部36の側部に位置する開口縁との間には係合段差部38を形成し、該係合段差部38に揺動部材26の一部を係合可能としている。さらに、第2転動面32の後縁部と表示用開口部17との間には横長な起立壁39を設け、第2転動面32上を転動する遊技球が後方へ移動して第2転動面32(ひいては球転動面25)から外れることを阻止可能としている。
揺動部材26は、当該揺動部材26の上面(揺動面)26aを球転動面25上に露出した状態で配置されており、揺動面26aを、当該揺動面26aの幅方向(揺動部材26の長手方向とは直交する方向)の中央部分が下方へ浅く凹む湾曲面状に形成している。また、揺動部材26の一端(前端)には、遊技球が載って下方へ押圧可能な押圧受部41を設け、該押圧受部41を上下方向へ揺動して通過開口29へ通過可能としている。さらに、揺動部材26の他端には横長な通路開閉部42を揺動面26aよりも上方へ突出した状態、且つ揺動面26aよりも左右幅が広い状態で設け、通路開閉部42を嵌合空間部36へ嵌合して誘導上流開口27aを閉成し、通路開閉部42を嵌合空間部36から外して誘導上流開口27aを開放するように構成されている。また、通路開閉部42の上面(開閉転動面42a)を、当該上面の幅方向(揺動部材26の長手方向とは直交する方向)の中央部が下方へ浅く凹む湾曲面状に形成し、通路開閉部42の下面(嵌合空間部36に臨ませる面)を、当該下面の奥行き方向(揺動部材26の長手方向に沿う方向)の中央部が上方へ浅く凹む湾曲面状に形成している(図3(a)参照)。そして、揺動部材26の前後方向の中間部分、言い換えると押圧受部41と通路開閉部42との間には揺動機構45の一部となる揺動シャフト46を備え、揺動機構45により揺動部材26が通路開閉部42および押圧受部41を上下動して揺動自在となるように構成されている。
なお、揺動機構45は、図2(b)および図3(b)に示すように、揺動部材26に止着された揺動シャフト46と、該揺動シャフト46を支持する軸受溝47とから構成されている。具体的には、球誘導通路27の両側部を区画する側方区画壁49の上部(言い換えると、球転動面25の近傍に位置する部分)に軸受溝47を球誘導通路27の長手方向に沿って開設し、該軸受溝47に揺動シャフト46の端部を軸受溝47の後方から差し入れて回動自在な状態で支持し、揺動シャフト46の軸心、言い換えると揺動部材26の揺動中心軸Lを球転動面25の延在方向へ沿うとともに揺動部材26の長手方向とは直交する方向へ沿って設定している。具体的には、揺動中心軸Lを球転動部18の左右方向に沿って延在する状態に設定している。さらに、軸受溝47の後端を起立壁39の下部で閉塞している。また、揺動部材26における揺動シャフト46の止着位置(言い換えると、揺動中心軸Lから押圧受部41までの距離、および揺動中心軸Lから通路開閉部42までの距離)、通路開閉部42の重量は、押圧受部41に遊技球を載置した場合に、遊技球の押圧力により発生する揺動中心軸L周りの回転モーメントが通路開閉部42の自重により発生する揺動中心軸L周りの回転モーメントよりも大きくなるように設定されている。
このような構成を備えた球転動部18は、押圧受部41が押圧されていない常態においては、図2(a)および(b)に示すように、揺動部材26を通路開閉部42の自重により付勢して、揺動面26aが当該球転動部18の前方へ向けて僅かに下り傾斜して第1転動面31に対して平行な状態、詳しくは第1転動面31と略同一平面上に位置する平行姿勢とする。平行姿勢に設定された揺動部材26は、押圧受部41を通過開口29内に配置して通過開口29を閉塞するとともに、通路開閉部42を嵌合空間部36へ嵌合して誘導上流開口27aを閉成し、遊技球の球誘導通路27内への進入を規制する。また、通路開閉部42の左右両端部を係合段差部38に上方から係合して、通路開閉部42が誘導上流開口27a内(球誘導通路27内)へ進入することを阻止し、転動傾斜部37の傾斜上端と開閉転動面42aの側端とを同じ高さに揃えて遊技球が第2転動面32上(転動傾斜部37上)から開閉転動面42a上へ転動できるように設定する。さらに、押圧受部41が第1転動面31よりも上方へ突出することを阻止する。
また、図3(a)および(b)に示すように、押圧受部41に遊技球を載置して押圧受部41を下方へ押圧すると、この遊技球の押圧力により発生する揺動中心軸L周りの回転モーメントが通路開閉部42の自重により発生する揺動中心軸L周りの回転モーメントよりも大きくなり、揺動部材26は、揺動中心軸Lを中心に揺動して始動入賞口8側へ向けて前方へ下り傾斜、且つ平行姿勢よりも急峻な角度で下り傾斜した傾斜姿勢に設定される。傾斜姿勢に設定された揺動部材26は、押圧受部41を通過開口29から球誘導通路27の下流部内へ下降させ、この押圧受部41により球誘導通路27を誘導上流開口27aと誘導下流開口27bとの間で遮断する。さらに、通路開閉部42を当該通路開閉部42の自重に抗して上昇させて誘導上流開口27aを開放し、通路開閉部42と転動傾斜部37との間を遊技球が通過可能な程度まで離す。なお、揺動部材26のうち揺動機構45と通路開閉部42との間に位置する部分を流入規制部51とし(図3(b)参照)、傾斜姿勢においては、流入規制部51と第1転動面31との上下方向の離間距離を遊技球の直径よりも狭く設定して、遊技球が第1転動面31から誘導上流開口27aへ流入することを阻止する。また、傾斜姿勢設定時には、揺動部材26の前端部が球誘導通路27の底面に当接する。
次に、球転動部18の作用について説明する。なお、球転動面25上および球誘導通路27内には遊技球が転動しておらず、揺動部材26が常態の平行姿勢に設定されているものとする。
遊技領域4を流下する遊技球が球導入路22の上流端に流入すると、この遊技球は、球導入路22を流下して下流端から排出されて第2転動面32へ到達し、転動傾斜部37および開閉転動面42aへ向けて転動する。さらに、第2転動面32上で転動勢が弱くなった場合には、第2転動面32を前方へ転動し、揺動面26a上へ直接流下せずに第1転動面31(言い換えると揺動部材26の側方に外れた箇所)へ流下する。また、開閉転動面42a上で転動勢が弱くなった場合には、開閉転動面42a上を前方へ転動して第1転動面31側、詳しくは揺動面26a上へ落下する。
そして、遊技球が第2転動面32から落下したり、あるいはセンターケース5の下方の遊技領域4から障害釘15により弾き飛ばされたりして第1転動面31上へ到達した場合には、この遊技球は、第1転動面31上を横方向(前後方向あるいは左右方向)へ転動する(図2(a)参照)。さらに、第1転動面31を転動する勢いが弱くなった状態で球放出部34に到達すると、球放出部34を前方へ転動して遊技領域4のうち始動入賞口8から外れた箇所へ流下し易い。したがって、球放出部34に案内された遊技球は始動入賞口8へ入賞し難い。
また、揺動面26a上へ落下した遊技球が揺動面26aから外れずに球転動部18の前方へ向けて転動して揺動機構45上(揺動中心軸L上)を通過したり、あるいは、第1転動面31上を転動している遊技球が揺動面26a上へ進入したりして押圧受部41に載って押圧受部41を下方へ押圧すると、揺動部材26は、傾斜姿勢へ変換し、誘導上流開口27aを開放するとともに球誘導通路27を遮断する(図3参照)。したがって、球転動面25上の遊技球の動きを利用して、球転動部18の構成要素を動かすとともに、遊技球の移動範囲を広げることができる。このことから、従来にない斬新な機能を備えた球転動部18を実現することができ、遊技球が球転動部18内に流入したとしても、遊技の興趣が減衰する不都合を避けることができる。そして、押圧受部41に載った遊技球が通過開口29および誘導下流開口27bを通ってセンターケース5の前方へ放出され、始動入賞口8側、詳しくは始動入賞口8の直上へ誘導される。したがって、押圧受部41を押圧した遊技球は、始動入賞口8へ入賞し易い。
さらに、揺動部材26が傾斜姿勢に変換して誘導上流開口27aを開放した状態で、押圧受部41上の遊技球とは別個の遊技球が第2転動面32を転動して嵌合空間部36上に到達すると、この遊技球は、誘導上流開口27aから球誘導通路27へ進入してセンターケース5の前側、言い換えると始動入賞口8側へ向けて誘導されて球誘導通路27の下流側へ近づく。このとき、球誘導通路27内の遊技球は、揺動部材26が傾斜姿勢から平行姿勢へ変換した場合(すなわち押圧受部41上から遊技球が外れた場合)には、停留することなく流下して誘導下流開口27bからセンターケース5の前方へ放出され、始動入賞口8側、詳しくは始動入賞口8の直上へ誘導される。一方、揺動部材26が傾斜姿勢を維持している場合(すなわち押圧受部41上に遊技球が載り続けている場合)には、球誘導通路27内に下降(進入)している押圧受部41の裏面(球誘導通路27の上流側に臨ませた面)に当接して流下を阻止され、球誘導通路27内に停留する。そして、押圧受部41上の遊技球が前方へ転動して押圧受部41から外れると、揺動部材26は、傾斜姿勢から平行姿勢へ変換して押圧受部41を球誘導通路27内から通過開口29へ上昇させ、押圧受部41による球誘導通路27の遮断状態および球誘導通路27内の遊技球の停留状態を解除する。このようにして球転動部18は、球誘導通路27内の遊技球を一旦停留することができ、遊技球の動きに変化をもたせることができる。また、押圧受部41上の遊技球を始動入賞口8側へ誘導した後に、球誘導通路27内の遊技球の誘導を再開することができ、揺動部材26上(揺動面26a上)を転動してきた遊技球と、球誘導通路27内を流下してきた遊技球とが衝突する不都合を抑制することができる。そして、球誘導通路27内の遊技球は、流下を再開して誘導下流開口27bからセンターケース5の前方へ放出され、始動入賞口8側、詳しくは始動入賞口8の直上へ誘導される。したがって、球誘導通路27により誘導されてきた遊技球は、始動入賞口8へ入賞し易い。
また、通路開閉部42の下面(嵌合空間部36に臨ませる面)を上方へ浅く凹む湾曲面状に形成しているので、誘導上流開口27aが開いているにも拘らず、第2転動面32を転動して嵌合空間部36側へ向かう遊技球が通路開閉部42に引っ掛かる不都合、ひいては球誘導通路27への流入を阻止される不都合をなくすことができる。
なお、揺動機構45の揺動シャフト46を軸受溝47に沿って球転動部18の前後方向へスライド自在に設定すれば、押圧受部41が遊技球から受けた押圧力の分力を利用して揺動部材26に複雑な動きを行わせることができ、遊技の興趣を高めることができて好適である。
ところで、上記実施形態では、揺動部材26の姿勢に拘らず第2転動面32の状態が一定であるとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図4および図5に示す第2実施形態では、第2転動面32のうち誘導上流開口27aの側方(図4(a)中、右側方)に位置する転動傾斜部37に、誘導上流開口27a側へ向けて延設された球案内部材54を第2転動面32上(転動傾斜部37上)に露出した状態で備えている。また、球案内部材54のうち当該球案内部材54を挟んで誘導上流開口27aとは反対側(図4(b)中、右側)の側部を起立壁39へ軸着し、球案内部材54のうち誘導上流開口27a側に位置する開口側端部54aを上下方向へ揺動可能としている。詳しくは、球案内部材54の開口側端部54aを上方へ移動すると、図4(a)および(b)、図6(a)に示すように、この開口側端部54aと誘導上流開口27aを閉成した状態における通路開閉部42(すなわち、揺動部材26を平行姿勢としたときの通路開閉部42)の側端部とが同じ高さに揃って位置して転動接続姿勢となり、この転動接続姿勢では、球案内部材54の上面と転動傾斜部37とが同一傾斜面上に位置する。一方、球案内部材54の開口側端部54aを下方へ移動すると、図5(a)および(b)、図6(b)に示すように、この開口側端部54aが軸着部よりも下方へ位置して球案内姿勢となり、この球案内姿勢では、球案内部材54の上面が誘導上流開口27a側(図5(b)中、左側)へ向けて下り傾斜する。
さらに、球転動部18には、揺動部材26と球案内部材54とを連動可能なリンク部材56を備えている。具体的には、図6(c)に示すように、リンク部材56の基部となる横長なリンクロッド57を備え、該リンクロッド57の長手方向の途中部分を起立壁39の裏面側に揺動自在な状態で軸着し、リンクロッド57の一端(図6(c)中、左端)に開閉係合部58を立設するとともに、他端(図6(c)中、右端)には案内係合部59を立設している。また、開閉係合部58の上端部を起立壁39の前方へ突出して誘導上流開口27aへ臨ませ、通路開閉部42(揺動部材26)の下部に開閉係合部58の上端部を係合可能とし、案内係合部59の上端部を起立壁39の前方へ突出して球案内部材54の下方へ臨ませ、球案内部材54の開口側端部54aの下部に案内係合部59の上端を係合可能としている。
このような構成の球案内部材54およびリンク部材56を備えた球転動部18は、揺動部材26が平行姿勢となる常態では、通路開閉部42により開閉係合部58を下方へ押圧してリンク部材56の揺動を規制し、案内係合部59を上死点位置に維持する。さらに、上死点位置に維持された案内係合部59により球案内部材54の開口側端部54aの下部を支持し、球案内部材54を転動接続姿勢に維持する。また、遊技球が押圧受部41に載って揺動部材26が傾斜姿勢へ変換すると、通路開閉部42を上方へ移動して開閉係合部58と通路開閉部42との係合を解除し、リンク部材56の揺動を許容し、この揺動が許容されたリンク部材56により案内係合部59の下死点方向への移動、ひいては球案内部材54の下方への揺動を許容する。そして、球案内部材54を当該球案内部材54の自重により揺動して球案内姿勢へ変換し、通路開閉部42と球案内部材54(詳しくは開口側端部54a)との上下方向の離間距離を拡開する。したがって、球転動部18は、球転動面25上の遊技球を球誘導通路27へ案内し易くなる。さらに、球案内姿勢では球案内部材54が誘導上流開口27aへ向けて下り傾斜した状態となるので、遊技球を迅速に球誘導通路27へ進入させることができる。
なお、上記実施形態では、誘導上流開口27aの側方のうち誘導上流開口27aを挟んで球導入路22の出口22bとは反対寄りにのみ球案内部材54を設けたが、本発明はこれに限定されない。要は、誘導上流開口27aの側方に球案内部材54を設ければよく、例えば、誘導上流開口27aの側方のうち球導入路22の出口22b寄りにのみ設けてもよいし、あるいは誘導上流開口27aの左右両側方に設けてもよい。
ところで、上記各実施形態では、押圧受部41を揺動部材26に一体成型していたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図7に示す第3実施形態の揺動部材61は、基本的には上記各実施形態の揺動部材26と同じであるが、押圧受部62を揺動部材61の本体に対して回動可能とした点で異なる。具体的に説明すると、揺動部材61は、図7(a)および(b)に示すように、押圧受部62と揺動中心軸L(揺動シャフト46)との間に、揺動中心軸Lと平行な押圧回動軸64を当該揺動部材61の左右両側部から突出して設け、押圧受部62の左右両側部には押圧側軸受65を備え、押圧側軸受65に押圧回動軸64を遊嵌して押圧受部62を軸着し、押圧回動軸64を中心にして押圧受部62を上方へ回動可能としている。また、揺動部材61のうち揺動中心軸と押圧回動軸64との間に位置する部分を押圧接続部66とし、該押圧接続部66のうち押圧受部62側の端部、言い換えると左右の押圧回動軸64の間には押圧ストッパー67を設け、該押圧ストッパー67を押圧受部62の後端の下側へ係合して押圧受部62を揺動面26aの長手方向に沿って延在した姿勢(延在姿勢)を維持するとともに、押圧受部62が押圧回動軸64を中心にして延在姿勢から下方へ回動することを規制している。
このようにして押圧受部62を回動可能とし、図7(c)に示すように、遊技球PAが押圧受部62に載って揺動部材61が傾斜姿勢へ変換すると、この揺動部材61は、押圧受部62を球誘導通路27の底面へ当接し、さらには押圧受部62を回動しながら押圧接続部66を球誘導通路27内へ下降させて押圧ストッパー67を球誘導通路27の底面へ当接する。また、押圧受部62の下面と球誘導通路27の底面とを面接触して押圧受部62の上面を球誘導通路27の底面と略同じ勾配、言い換えると揺動面26aよりも十分に緩やかな勾配(始動入賞口8側へ向けて僅かに下り傾斜した状態)に設定する。したがって、押圧受部62上に載った遊技球PAが押圧受部62から転動して外れることを遅らせることができ、誘導上流開口27aの開放時間、ひいては球導入路22から流下してくる遊技球を球誘導通路27へ誘導して始動入賞口8へ入賞させるチャンスを長くすることができる。
揺動部材61が傾斜姿勢に設定された状態で、遊技球PAとは別個の遊技球PBが誘導上流開口27aから球誘導通路27へ流入すると、この遊技球PBは、揺動部材61の押圧接続部66へ当接して球誘導通路27内に停留する。そして、押圧受部62上の遊技球PAが前方へ転動して押圧受部62から外れると、揺動部材61は、傾斜姿勢から平行姿勢へ変換して押圧受部62を球誘導通路27内から通過開口29へ上昇させ、押圧受部62による球誘導通路27の遮断状態および球誘導通路27内の遊技球PBの停留状態を解除し、球誘導通路27内の遊技球PBを誘導下流開口27bへ向けて転動させる。さらに、図7(d)に示すように、遊技球PBが誘導下流開口27bから放出される前に、第1転動面31上を転動してきた別個の遊技球PCが揺動部材61の押圧接続部66に載ると、揺動部材61は、傾斜姿勢へ変換し始め、誘導下流開口27bへ放出される前の遊技球PBに押圧受部62を当接する。このとき、押圧回動軸64を中心にして押圧受部62を上方へ回動するので、遊技球PBを押圧受部62で押さえつけることがない。この結果、球誘導通路27内を流下する遊技球PBを押圧受部62と球誘導通路27の底面との間に挟み難くなり、球誘導通路27内での球詰まりの発生を抑制することができる。したがって、球誘導通路27内の遊技球PBを支障なく始動入賞口8側へ誘導することができる。
ところで、上記実施形態では、球受入部の一例として始動入賞口8を挙げたが、本発明はこれに限定されず、遊技球を受入可能な構成であればどのように設定してもよい。また、揺動機構45を揺動シャフト46と軸受溝47とにより構成したが、本発明はこれに限定されない。要は、揺動中心軸Lを中心にして揺動部材26を揺動自在とすれば、どのような構成の揺動機構を採用してもよい。そして、本発明の球転動部18は、センターケース5に備えられることに限定されず、遊技領域4を流下する遊技球が流入可能および流出可能であれば、遊技領域4のどの場所に配置されてもよい。例えば、遊技領域4のうちセンターケース5の外方の位置に配置してもよい。
また、上記実施形態では、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例にして説明したが、本発明はこれに限らず、遊技盤の表面に遊技領域を区画形成し、該遊技領域には遊技球が流入可能および流出可能な球転動部を備えた遊技機であればどのような遊技機でもよい。例えば、封入球式パチンコ機、アレンジボール式遊技機、雀球式遊技機等の遊技機であってもよい。
なお、前記した実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明は、上記した説明に限らず特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれるものである。
遊技盤の正面図である。 揺動部材を平行姿勢とした球転動部の説明図であり、(a)は斜視図、(b)は側方から見た断面図である。 揺動部材を傾斜姿勢とした球転動部の説明図であり、(a)は斜視図、(b)は側方から見た断面図である。 第2実施形態における球転動部であって、揺動部材を平行姿勢とした状態の説明図であり、(a)は斜視図、(b)は前方から見た断面図、(b)は側方から見た断面図である。 第2実施形態における球転動部であって、揺動部材を傾斜姿勢とした状態の説明図であり、(a)は斜視図、(b)は前方から見た断面図、(b)は側方から見た断面図である。 リンク部材の説明図であり、(a)は揺動部材を平行姿勢とした状態の背面図、(b)は揺動部材を傾斜姿勢とした状態の背面図、(c)は斜視図である。 第3実施形態における揺動部材の説明図であり、(a)は押圧受部を延在姿勢とした状態の斜視図、(b)は押圧受部を上方へ回動した状態の斜視図、(c)は揺動部材を傾斜姿勢とした状態の球転動部の断面図、(d)は押圧受部の下部に遊技球を当接した状態の球転動部の断面図である。
符号の説明
1 遊技盤
4 遊技領域
5 センターケース
7 変動表示装置
8 始動入賞口
18 球転動部
22 球導入路
25 球転動面
26 揺動部材
26a 揺動面
27 球誘導通路
27a 誘導上流開口
27b 誘導下流開口
29 通過開口
31 第1転動面
32 第2転動面
34 球放出部
36 嵌合空間部
37 転動傾斜部
38 係合段差部
39 起立壁
41 押圧受部
42 通路開閉部
42a 開閉転動面
45 揺動機構
46 揺動シャフト
47 軸受溝
51 流入規制部
54 球案内部材
54a 開口側端部
56 リンク部材
58 開閉係合部
59 案内係合部
61 揺動部材
62 押圧受部
64 押圧回動軸
65 押圧側軸受
66 押圧接続部
67 押圧ストッパー

Claims (2)

  1. 遊技盤の表面に遊技領域を区画形成し、該遊技領域には遊技球が流入可能および流出可能な球転動部と、
    該球転動部の下方に、遊技球を受入可能な球受入部と、を備えた遊技機において、
    前記球転動部は、
    遊技球が転動可能な球転動面と、
    該球転動面上の遊技球を誘導上流開口から受け入れて誘導可能な球誘導通路と、
    球転動面上に露出し、揺動自在な状態で配置された揺動部材と、を備え、
    該揺動部材は、
    端に、遊技球が載って下方へ押圧可能な押圧受部と、
    他端に、前記誘導上流開口を開閉する通路開閉部と備え
    押圧受部と通路開閉部との間に揺動部材の揺動中心軸を前記球転動面の左右方向に沿って設定し、
    前記誘導上流開口は、前記球転動面に開設し、
    該誘導上流開口の側方に、該誘導上流開口側に向けて延設された球案内部材を備え、
    該球案内部材のうち該誘導上流開口側に位置する開口側端部を上下方向へ揺動可能とし、
    前記球転動部には、揺動部材と球案内部材とを連動可能なリンク部材を備え、揺動部材が揺動して通路開閉部を上昇させると、リンク部材により球案内部材の下方への揺動を許容し、通路開閉部と球案内部材との上下方向の離間距離を拡開し、
    前記球誘導通路は、前記揺動部材の下方に配置し、
    該球誘導通路のうち前記押圧受部の上方に位置する箇所に、該押圧受部が通過可能な通過開口を該球誘導通路へ連通する状態で開通し、
    該球誘導通路の下流端となる誘導下流開口を、前記球受入部の上方に設け、
    前記球転動面上を転動する遊技球が該押圧受部を下方へ押圧すると、揺動部材が揺動して球受入部側へ向けて下り傾斜状態となることで、前記押圧受部が前記通過開口から前記球誘導通路内へ下降するとともに前記通路開閉部が上昇して前記誘導上流開口を開放し、押圧受部に載った遊技球を前記通過開口および前記誘導下流開口へ通して球受入部側へ誘導可能とし、押圧受部により球誘導通路を遮断するように構成されたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記押圧受部と揺動中心軸との間には押圧回動軸を設け、該押圧回動軸を中心にして押圧受部を上方へ回動可能としたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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