JP4787801B2 - 金型 - Google Patents

金型 Download PDF

Info

Publication number
JP4787801B2
JP4787801B2 JP2007188947A JP2007188947A JP4787801B2 JP 4787801 B2 JP4787801 B2 JP 4787801B2 JP 2007188947 A JP2007188947 A JP 2007188947A JP 2007188947 A JP2007188947 A JP 2007188947A JP 4787801 B2 JP4787801 B2 JP 4787801B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
positioning
inclined surface
shape forming
shape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007188947A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009023229A (ja
Inventor
政之 植谷
清水  秀樹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd filed Critical NGK Insulators Ltd
Priority to JP2007188947A priority Critical patent/JP4787801B2/ja
Publication of JP2009023229A publication Critical patent/JP2009023229A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4787801B2 publication Critical patent/JP4787801B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)

Description

本発明は、金型に関し、より詳しくは積層するシートを作製する金型に関する。
従来、この種の金型としては、載置台に載置したセラミック成形体に近接・離間可能であり、載置されたセラミック成形体に当接してこれを位置決めするチャック部材を備えたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載された金型は、焼結前のセラミック成形体を位置決めしても、チャック部材(位置決部材)が移動可能であるため、セラミック成形体に歪みや破損を防止しつつ精度良く位置決めすることができる。
特開2002−59415号公報
ところで、位置決めした状態で、例えばシート状のセラミック成形体に打ち抜きによる貫通孔を形成する場合など、位置決部材以外の部材により未焼成のセラミック成形体を押圧しこのセラミック成形体に所定形状を形成することがある。このような場合、セラミック成形体の端部が押圧によって外側に向かって移動することがあるが、位置決めを行う位置決め部材の部分ではこのセラミック成形体の端部の移動が規制されるため、所定形状をシートに形成する際に、位置決めによってシートが変形してしまうことがあった。セラミック成形体に形成された所定形状の位置精度は、より高いことが望ましく、このような成形体の変形を抑制することが望まれていた。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、所定形状をシートに形成する際に、位置決めによって生じるシートの変形を抑制することができる金型を提供することを目的とする。
本発明は、上述の目的を達成するために以下の手段を採った。
即ち、本発明の金型は、
一部がカール状となったカール部を有し変形可能なシートへ所定形状を形成する金型であって、
前記シートを載置する載置部と、
前記載置部に向かって移動可能に支持され前記載置されたシートを押圧することにより前記所定形状を該シートへ形成する形状形成部と、
前記形状形成部が前記載置されたシートを押圧方向に押圧すると該押圧方向に移動可能に前記載置部に設けられ、該押圧方向に移動すると前記載置されたシートの端部の初期位置から離れる方向に傾斜した傾斜面が形成され、該傾斜面と前記シートの端部とが当接することにより該シートを位置決めする位置決め部と、
を備えたものである。
この金型では、カール部を有し変形可能なシートを載置部に載置し、位置決め部にシートの端部を当接してこのシートを位置決めし、載置されたシートに向かって形状形成部を移動しシートを押圧して所定形状をシートへ成形する。このとき、位置決め部は、押圧方向に移動可能であり、傾斜面がシートの端部の初期位置から離れる方向に傾斜しているため、シートが押圧されると位置決め部が押圧方向に移動し、カール部が矯正されシートの端部が位置決め部へ向かって移動したときに、シート端部の移動を妨げないようにしつつシート端部と接触してシートを位置決め可能である。したがって、所定形状をシートに形成する際に、位置決めによって生じるシートの変形を抑制することができる。
本発明の金型において、前記位置決め部は、前記押圧方向に移動する際に、前記シートが前記形状形成部により押圧され前記カール部が矯正されて移動する該シートの先端に沿うように傾斜した傾斜面が形成されているものとしてもよい。こうすれば、位置決めによって生じるシートの変形をより抑制しやすい。
本発明の金型において、前記位置決め部は、円柱状であり、前記形状形成部に向かって先細りになる傾斜面が形成されているものとしてもよい。こうすれば、比較的傾斜面を形成しやすく、より容易に位置決めによって生じるシートの変形を抑制することができる。
本発明の金型において、前記位置決め部は、前記形状形成部に向かうと前記傾斜が緩やかになる前記傾斜面が形成されているものとしてもよい。こうすれば、押圧されたときのシートの端部の移動に対して傾斜面がより当接しやすいため、位置決めによって生じるシートの変形をより抑制しやすい。
本発明の金型において、前記位置決め部は、前記カール部を二等辺三角形に近似したときに、該二等辺三角形の高さをh、該二等辺三角形の底辺の半分の長さをb、前記初期位置から前記カール部を前記形状形成部が押圧した距離を△h、前記傾斜面と前記シートの端部とが接触する初期位置から前記△hの距離を押圧した際の傾斜面までの距離を△Lとすると式(1)を満たす前記傾斜面が形成されているものとしてもよい。こうすれば、カール部を二等辺三角形に近似し、これを用いて傾斜面を形成することができるため、一層容易に位置決めによって生じるシートの変形を抑制することができる。
Figure 0004787801
あるいは、本発明の金型において、前記位置決め部は、前記形状形成部側の先端位置と前記シートの端部の初期位置と接触する位置との稜線が直線である傾斜面が形成されているものとしてもよい。こうすれば、より傾斜面を形成しやすく、より容易に位置決めによって生じるシートの変形を抑制することができる。このとき、前記位置決め部は、前記カール部を二等辺三角形に近似したときに、該二等辺三角形の高さをh、該二等辺三角形の底辺の半分の長さをb、前記初期位置から前記カール部を前記形状形成部が押圧した距離を△h、前記傾斜面と前記シートの端部とが接触する初期位置から前記△hの距離を押圧した際の傾斜面までの距離を△Lとすると式(2)を満たす前記傾斜面が形成されているものとしてもよい。こうすれば、カール部を二等辺三角形に近似し、稜線が直線である傾斜面を形成することができるため、一層容易に位置決めによって生じるシートの変形を抑制することができる。
Figure 0004787801
本発明の金型において、前記形状形成部は、前記シートに前記所定形状として複数の貫通孔を形成するものとしてもよい。こうすれば、位置精度が求められる複数の貫通孔をシートに設ける際に、位置決めによって生じるシートの変形を抑制することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を図面を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態としての積層成形体20の説明図であり、図1(a)が第1層である第1シート10の説明図、図1(b)が第2層である第2シート13の説明図、図1(c)が第3層である第3シート16の説明図、図1(d)が積層成形体20の平面図、図1(e)が図1(d)のA−A断面図、図1(f)が図1(d)のB−B断面図、であり、図2は、第2シート13や第3シート16を加工する打抜金型30の構成の概略を示す構成図であり、図2(a)が正面の断面図、図2(b)が図2(a)のC−C視図であり、図3は、打抜金型30に配設された位置決部材40の一例の説明図であり、図4は、位置決部材40に設けられたテーパ面42の設計方法の一例の説明図であり、図4(a)がセラミックシート50の模式図、図4(b)がセラミックシート50の変形の模式図、図4(c)がテーパ面42の設計例である。まず、本発明の打抜金型30により成形する積層成形体20から説明する。
積層成形体20は、ジルコニアやアルミナなどのセラミックス原料で形成されており、図1(d)〜(e)に示すように、その内部には複数の空間孔15が形成され、この空間孔15から外部に貫通した吐出孔18が形成されている。積層成形体20は、例えば空間孔15に充填したインクを吐出孔18から吐出させるアクチュエータの構成部材として利用される。この積層成形体20は、図1(a)〜(b)に示す、未焼成の第1シート10,未焼成の第2シート13,未焼成の第3シート16を接着材層により貼り合わせ、所定の外形11(ここでは矩形状)に切り出して焼成したものである。第1シート10は、矩形状に形成されたシートである。第2シート13は、矩形状に形成されたシートであり、予め定められた複数の外形11の各内側に含まれるようシート面を貫通した複数の空間孔15が穿設されている。第3シート16は、矩形状に形成されたシートであり、予め定められた複数の外形11の各内側に含まれるようシート面を貫通した複数の吐出孔18が穿設されている。第1シート10,第2シート13,第3シート16は、それぞれ異なる厚さで成形されている。ここでは、説明の便宜のため、第1シート10,第2シート13,第3シート16などを総称してセラミックシート50と称することとする。このセラミックシート50には、位置合わせなどに用いる基準孔12が各シートに複数設けられている。これらのセラミックシート50は、未焼成状態では比較的容易に変形する。なお、セラミックシート50は、打抜金型30で成形する際には、図2に示すように、シート層52の裏面に接着層54が形成され、この接着層54の乾燥時などに生じこの接着層54の反対面を凸面としてカール状になっているカール部52aを有している。このカール部52aは、比較的セラミックシート50の端部(以下シート端部とも称する)の近傍に形成されやすい。なお、説明の便宜のため、図ではカール部52aを誇張して表現している。
次に、第2シート13への空間孔15の穿設及び第3シート16への吐出孔18の穿設に用いる打抜金型30を説明する。この打抜金型30は、図2に示すように、セラミックシート50を載置する下型30aと、下型30aの上方に図示しないガイドに沿って上下に移動可能に支持されセラミックシート50に所定形状(例えば空間孔15や吐出孔18など)を形成する上型30bとを備えている。
下型30aは、打抜金型30を支える矩形状のダイホルダ31と、ダイホルダ31上に設けられた第1パッキングプレート32と、第1パッキングプレート32上に設けられセラミックシート50を載置するダイプレート33とを備え、これらがボルト31aにより一体に固定されている。
上型30bは、セラミックシート50に所定形状を形成するパンチ部材56を固定する矩形状のパンチホルダ35と、パンチホルダ35の下面に固定された矩形状の第2パッキングプレート36と、第2パッキングプレート36の下面に固定された矩形状のパンチプレート37と、パンチプレート37の下面に可動空間を設けた状態で支持ロッド39により上下方向に移動可能に支持され下型30aに載置されたセラミックシート50を上方から面で押圧するストリッパプレート38とを備えている。このストリッパプレート38は、押圧バネ55により常にパンチプレート37から離れる方向に付勢されており、この押圧バネ55により調節された圧力でセラミックシート50を押圧する。この上型30bには、図2の拡大図に示すように、セラミックシート50に所定形状を形成する複数のパンチ部材56が設けられている。このパンチ部材56は、パンチホルダ35に形成された固定用空間35aと、第2パッキングプレート36に設けられた貫通孔と、パンチプレート37に設けられた支持孔37aとにより形成される連通孔に挿入されて上下動可能に支持されている。また、パンチ部材56の先端(下型30a側)に設けられた形成部56aがストリッパプレート38に設けられた貫通孔38aに挿入されている。また、下型30aのダイプレート33には、形成部56aが挿入可能な受孔33aが設けられている。
このように構成された打抜金型30では、上型30bがセラミックシート50側に移動し、ストリッパプレート38がセラミックシート50に当接すると、ストリッパプレート38の下面から突出した形成部56aがセラミックシート50を貫通して受孔33aに挿入されて、セラミックシート50に所定形状を形成し、ストリッパプレート38の下面及びダイプレート33の上面により挟み込むことによりセラミックシート50を押圧してこれを平面状にする。
また、下型30aには、セラミックシート50の位置決めを行う位置決部材40が設けられている。位置決部材40は、セラミックシート50の側端部に当接するものが2個、この側端部と隣り合う側端部に当接させるものが1個、下型30aに設けられている。この位置決部材40は、第1パッキングプレート32、ダイプレート33に設けられた貫通孔と、ダイホルダ31に設けられた穴とが連通して形成された穴に挿入され、底面44(図3参照)に当接する支持バネ34により下方から上方に向かって付勢されている。このように、位置決部材40は、ダイプレート33に載置されたセラミックシート50をストリッパプレート38により押圧方向(下方)に押圧すると、ストリッパプレート38に当接してこれと共に下方に移動可能となっている。この位置決部材40は、図3に示すように、円柱状のボディ41から上面である先端面43に向かって(上型30b側に向かって)先細りになるテーパ面42が形成されている。このテーパ面42は、先端面43に向かうと(上型30b側に向かうと)傾斜が緩やかになるように形成されている。このように、位置決部材40は、ストリッパプレート38と先端面43とが当接し、ストリッパプレート38の押圧方向(下方)に移動すると、ストリッパプレート38と先端面43とが当接しない状態でのセラミックシート50の端部の初期位置から離れる方向に傾斜したテーパ面42が形成されている。そして、位置決部材40は、このテーパ面42とセラミックシート50の端部とが当接することによりこのシートを位置決めする。
ここで、テーパ面42について説明する。ここで、カール部52aは、図4(a)に示すように、二等辺三角形の形状に近似することができる。この近似したカール部52aの二等辺三角形の高さをh、この二等辺三角形の底辺の半分の長さをb、初期位置からカール部52aをストリッパプレート38が押圧した距離を△h、△hの距離だけカール部52aを押圧した際のセラミックシート50の端部の初期位置から現在の端部の位置までの距離を△Lとする。ここで、図4(b)に示すように、カール部52aが上方から押圧されると、両斜辺が一定の長さを保持した状態でこの二等辺三角形が変形し、これに伴って、セラミックシート50の端部が外側に向かって移動するモデルが考えられる。このとき、△hの距離だけカール部52aを押圧した際の二等辺三角形を考えると、以下に示す式(3)が成り立つ。これを解の公式を用いて△Lについて解くと、式(1)が得られる。また、カール部52aを二等辺三角形に近似し、△hの距離だけカール部52aを押圧した際に一定の割合で横方向へ端部が移動するモデルとしても考えられる。この場合の△Lは、式(2)で表すことができる。図4(c)には、この式(1)及び式(2)の△Lを満たす範囲のテーパ面42の形状を示している。このテーパ面42は、上記式(1)及び式(2)の△Lとなるような範囲(例えば図中1点鎖線)に形成するのが好ましく、ここでは、式(1)に適合するように形成されている。つまり、テーパ面42は、位置決部材40が押圧方向に移動する際に、セラミックシート50がストリッパプレート38により押圧されカール部52aが矯正されて移動するこのシートの先端に沿って傾斜するように形成されているのである。なお、カール部52aの高さhや、底辺長さbには、ばらつきがあるため、セラミックシート50全体の高さhや底辺長さbの平均を求め、この平均値に合わせてテーパ面42を設計することが好ましい。
Figure 0004787801
Figure 0004787801
Figure 0004787801
次に、打抜金型30の動作について説明する。図5は、セラミックシート50に所定形状を形成する説明図であり、図5(a)がセラミックシート50をセットした図、図5(b)が押圧中の図、図5(c)が押圧終了時の図である。まず、セラミックシート50を用意する。シート層52は、例えば、原料粉末としてのジルコニアやバインダなどの樹脂を混合して坏土とし、この坏土をプレス成形などで成形して作製する。また、接着層54は、シート層52に比して樹脂量が多くなるようにし、シート層52の一面に塗布しシート層52の上に形成する。このとき、セラミックシート50の端部近傍が変形してカール部52aが形成される。次に、例えば、第2シート13を作製する際には、それに合わせたパンチ部材56を配設した上型30b及びダイプレート33を用意し、ダイプレート33の上面に設けられた複数の位置決部材40にセラミックシート50の端部が当接するようにセラミックシート50を下型30aの上に位置決めする(図5(a)拡大図)。このとき、位置決部材40により位置決めされたシート端部に対向するシート端部でのシート破損を防止するために、この対向するシート端部がダイプレート33に設けられた受孔33aに引っ掛からないようなセラミックシート50を用いるものとする。なお、打抜金型30が初期位置にあるときには、柱状体41がダイプレート33の上面から所定量だけ突出しており、この柱状体41に当接した状態でセラミックシート50が位置決めされる。次に、上型30bを下型30aに向かって移動させる。すると、パンチ部材56(図2参照)やストリッパプレート38の下面がセラミックシート50の上面に当接する。そのまま上型30bを下方に移動すると、セラミックシート50が下方に押しつけられ、シート端部が外側に向かって移動する(図5(b)拡大図)。このとき、位置決部材にテーパ面が形成されていない場合には、位置決部材に当接するシート端部の部分のみが外側に向かって移動できず、この端部面が波を打つような形状になり、積層成形体20とする際のシートを重ね合わせるときの位置精度が低下してしまう。ここでは、位置決部材40のテーパ面42がシート端部の移動に合わせて傾斜して形成されているから、この端面の移動を阻害せず、この端面の波打ちを抑制しセラミックシート50を位置決めした状態で押圧可能である。そして、上型30bが最下方に位置するとセラミックシート50がストリッパプレート38とダイプレート33とに挟み込まれてカール部52aが平板状に矯正され、セラミックシート50への所定形状(図1(b)参照)の形成が終了する(図5(c)拡大図)。その後、各シートを重ね合わせ、重ね合わせたシートが剥離しないよう積層荷重を加え、複数の外形11に切り出し、焼成して積層成形体20を作製する。
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態のセラミックシート50が本発明のシートに相当し、下型30aが載置部に相当し、上型30bが形状形成部に相当し、テーパ面42が傾斜面に相当し、空間孔15及び吐出孔18が貫通孔に相当する。
以上詳述した本実施形態の打抜金型30によれば、カール部52aを有し変形可能なセラミックシート50を下型30aに載置し、位置決部材40にセラミックシート50の端部を当接してこのセラミックシート50を位置決めし、このセラミックシート50に向かって上型30bを移動しセラミックシート50を押圧して所定形状をセラミックシート50へ成形する。このとき、位置決部材40は、押圧方向に移動可能であり、テーパ面42がセラミックシート50の端部の初期位置から離れる方向に傾斜しているため、セラミックシート50が押圧されると位置決部材40が押圧方向に移動し、カール部52aが矯正されセラミックシート50の端部が位置決部材40へ向かって移動したときに、セラミックシート50端部の移動を妨げないようにしつつセラミックシート50端部と接触してセラミックシート50を位置決め可能である。したがって、所定形状をセラミックシート50に形成する際に、位置決めによって生じるセラミックシート50の変形を抑制することができる。また、位置決部材40が押圧方向に上型30bと共に移動可能であるため、セラミックシート50の端部の初期位置より離れる方向に傾斜するテーパ面42を形成するという比較的簡単な構造で、セラミックシート50の端部の移動に合わせてその端部との当接部分が移動するものとすることができる。
更に、位置決部材40は、押圧方向に移動する際に、セラミックシート50が上型30bにより押圧されカール部52aが矯正されて移動する端部に沿うように傾斜したテーパ面42が形成されているため、位置決めによって生じるセラミックシート50の変形をより抑制しやすい。更にまた、位置決部材40は、ボディ41が円柱状であり、上型30bに向かって先細りになるテーパ面42であるから、比較的テーパ面42を形成しやすく、ひいては、より容易に位置決めによって生じるセラミックシート50の変形を抑制することができる。そして、位置決部材40は、上型30bに向かうと傾斜が緩やかになるテーパ面42が形成されているため、押圧されたときのセラミックシート50の端部の移動に対してテーパ面42がより当接しやすいため、位置決めによって生じるセラミックシート50の変形をより抑制しやすい。そしてまた、位置決部材40は、上述した式(1)を満たすテーパ面42が形成されているため、カール部52aを二等辺三角形に近似し、これを用いてテーパ面42を形成することができ、一層容易に位置決めによって生じるセラミックシート50の変形を抑制することができる。そして更に、上型30bは、セラミックシート50に所定形状として複数の貫通孔(空間孔15や吐出孔18)を形成するため、位置精度が求められる複数の貫通孔をセラミックシート50に設ける際に、位置決めによって生じるセラミックシート50の変形を抑制することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、上型30bに向かうと傾斜が緩やかになるテーパ面42が形成されている位置決部材40としたが、図6(a)に示すように、上型30b側の先端位置と、初期位置のシート端部が接触する位置との稜線が直線であるテーパ面42が形成された位置決部材40Bとしてもよい。図6は、別の位置決部材の説明図であり、図6(a)が位置決部材40Bの説明図、図6(b)が位置決部材40Cの説明図である。位置決部材40Bは、ボディ41が円柱状であり、上型30bに向かって先細りになるテーパ面42が形成され、上型30b側の先端位置とセラミックシート50の端部の初期位置と接触する位置との稜線が直線であるものの一例を示したものである。こうすれば、よりテーパ面42を形成しやすく、より容易に位置決めによって生じるセラミックシート50の変形を抑制することができる。このとき、テーパ面42Bは、上述した式(2)を満たすものとしてもよい。こうすれば、カール部52aを二等辺三角形に近似し、これを用いてテーパ面42を形成することができるため、一層容易に位置決めによって生じるセラミックシート50の変形を抑制することができる。
あるいは、上述した実施形態では、ボディ41が円柱状であり、上型30bに向かって先細りになるテーパ面42が形成されている位置決部材40としたが、特にこれに限定されず、例えば、図6(b)に示すように、角柱状のボディ41Cとし、押圧方向に移動するとセラミックシート50の端部の初期位置から離れる方向に傾斜したテーパ面42Cを形成した位置決部材40Cとしてもよい。こうしても、位置決めによって生じるセラミックシート50の変形を抑制することができる。なお、この場合、セラミックシート50の1つの辺の全体に当接する幅で形成するものとしてもよい。
上述した実施形態では、上述した式(1)と式(2)とを満たす範囲(図4(c)参照)のテーパ面42を設けるものとしたが、位置決部材が押圧方向に移動するとセラミックシート50の端部の初期位置から離れる方向に傾斜したテーパ面を設けるものとすれば、セラミックシート50のカール部52aの状態や押圧した際の端部の移動傾向に合わせて上記範囲外となるようなテーパ面を設けるものとしてもよい(図4(c)の二点鎖線参照)。
上述した実施形態では、セラミックシート50の1辺に2個、この辺に対向しない辺に1個、計3個の位置決部材40を設けるものとしたが、これを基本とすれば、4個以上いずれの位置に設けてもよい。
上述した実施形態では、下方に配置された下型30aに向かって上方から上型30bを移動してセラミックシート50に所定形状を成形するものとしたが、下型30aを下方から上方へ移動させてもよいし、これらを横向きに配置して左右いずれから移動するものとしてもよい。また、カール部52aの凸部が上方に配置されるものとしたが、凹部が上方に配置されるものとしてもよい。
上述した実施形態では、第2シート13に空間孔15や第3シート16に吐出孔18などの貫通孔を形成する打抜金型30について説明したが、シートに所定形状を形成するものであれば、特にこれに限定されずに適用することができる。
[位置決部材の作製]
本実施例では、種々の位置決部材を実験例として作製し、セラミックシート50へ所定形状としての空間孔15を転写する成形精度について検討した。図7は、実験に用いた位置決部材の説明図であり、図7(a)が実験例1の図、図7(b)が実験例2の図、図7(c)が実験例3の図、図7(d)が実験例4の図、図7(e)が実験例5の図、図7(f)が実験例6の図である。実験例1の位置決部材40は、ボディ41の直径が4X、先端面43の直径が3X、先端面43から底面44までの高さが4Y、ボディ41の高さが3Y、ボディ41から先端面43への稜線が曲線となるように作製した。実験例2の位置決部材40は、ボディ41の直径が4X、先端面43の直径が2X、先端面43から底面44までの高さが4Y、ボディ41の高さがY、ボディ41から先端面43への稜線が直線となるように作製した。実験例3の位置決部材40は、ボディ41の直径が4X、先端面43の直径が2X、先端面43から底面44までの高さが4Y、ボディ41の高さが1.5Y、ボディ41から先端面43への稜線が直線となるように作製した。実験例4の位置決部材40は、ボディ41の直径が4X、先端面43の直径が2X、先端面43から底面44までの高さが4Y、ボディ41の高さが2Y、ボディ41から先端面43への稜線が直線となるように作製した。実験例5の位置決部材40は、ボディ41の直径が4X、先端面43の直径が2X、先端面43から底面44までの高さが4Y、ボディ41の高さが3Y、ボディ41から先端面43への稜線が曲線となるように作製した。実験例6の位置決部材40は、ボディ41の直径が4X、先端面43から底面44までの高さが3Y、テーパ面42が無しとなるように作製した。また、実験例6を用いセラミックシート50の反りが「0mm」、即ちカール部52aがない実験結果を実験例7とし、位置決部材40を用いずセラミックシート50の反りが「2mm」、即ちカール部52aの高さが2mmである実験結果を実験例8とし、位置決部材40を用いずセラミックシート50の反りが「0mm」、即ちカール部52aがない実験結果を実験例9とした。
[セラミックシートの作製]
JIS規格K6251に準じた引張試験にて、ダンベル状2号形を用いて引張試験片を作製し、引張速度を50mm/minで引張試験した時の機械的特性が、ヤング率10〜75kgf/mm2、引張強度0.5〜1.4kgf/mm2、破断伸び10%〜65%であるセラミックシート50を実験に用いた。セラミックシートの原料粉末としてはジルコニア粉末、バインダとしてはポリビニルブチラール樹脂、可塑剤としてジオクチルフタレート、分散媒として純度99%以上の一級試験研究用試薬溶剤をボールミルで混合粉砕し、得られたスラリーを厚さ80〜200μmの平板状に成形・乾燥しセラミックシート50とした。このシートをカール部52aが形成されていない反りが「0mm」のサンプルとした。また、得られたセラミックシート50の一面に上記スラリーよりもバインダ量の多いスラリーを接着層として塗布して乾燥させ、乾燥後の膜厚が5〜10μmになるように接着層を形成したシートも作製した。この接着層を形成したセラミックシート50では、端部近傍に2mmのカール部52aが形成された。
[成形精度]
ニコン製の標準スケール300mmで精度確認した測定機で、測定精度が(1.5+4L/1000)μm以下(L:測定長さ)の自動画像測定機を用いて基準孔12の位置を計測することにより成形精度を実験例1〜9について求めた。
[相関係数]
打抜金型30の設計値と実測値との差を算出し、打抜金型30の配置とセラミックシート50とのあいだの相関線を算出し、Correl関数を用いて相関係数を算出した。この相関係数は、値「1」に近いほど金型からシートへの転写精度が高いことを表す。
[実験結果]
実験例1〜6及び8は、カール部52aが2mm形成されたセラミックシート50を用いて計測し、実験例7,9はカール部52aが形成されていないセラミックシート50を用いて計測した。その結果を表1に示す。実験例1〜9の成形精度の測定結果から、テーパ面42を形成した実験例1〜5では、テーパ面42を有せずカール部52aがないものと比べて成型精度が高いことが明らかとなった。また、実験例2,6〜9の相関係数の算出結果から、テーパ面42を形成した実験例2では、位置決部材40を備えずカール部52aがないセラミックシート50の成形を超える相関係数が得られ、金型からシートへの転写精度が高いことが明らかとなった。なお、反りのないセラミックシート50へ、位置決部材40を備えずにセラミックシート50へ所定形状を形成する場合、比較的高い成形精度が得られているが、細かな位置決めを試験者が行わなければならないことから、作業性及び作製効率が低下する。これに対して、実験例1〜5の本発明の位置決部材では、作業性がよく、配置精度及び転写精度が高いことがわかった。
Figure 0004787801
本発明の一実施形態としての積層成形体20の説明図であり、図1(a)が第1層である第1シート10の説明図、図1(b)が第2層である第2シート13の説明図、図1(c)が第3層である第3シート16の説明図、図1(d)が積層成形体20の平面図、図1(e)が図1(d)のA−A断面図、図1(f)が図1(d)のB−B断面図、である。 第2シート13や第3シート16を加工する打抜金型30の構成の概略を示す構成図であり、図2(a)が正面の断面図、図2(b)が図2(a)のC−C視図である。 打抜金型30に配設された位置決部材40の一例の説明図である。 位置決部材40に設けられたテーパ面42の設計方法の一例の説明図であり、図4(a)がセラミックシート50の模式図、図4(b)がセラミックシート50の変形の模式図、図4(c)がテーパ面42の設計例である。 セラミックシート50に所定形状を形成する説明図であり、図5(a)がセラミックシート50をセットした図、図5(b)が押圧中の図、図5(c)が押圧終了時の図である。 別の位置決部材の説明図であり、図6(a)が位置決部材40Bの説明図、図6(b)が位置決部材40Cの説明図である。 実験に用いた位置決部材の説明図であり、図7(a)が実験例1の図、図7(b)が実験例2の図、図7(c)が実験例3の図、図7(d)が実験例4の図、図7(e)が実験例5の図、図7(f)が実験例6の図である。
符号の説明
10 第1シート、11 外形、12 基準孔、13 第2シート、15 空間孔、16 第3シート、18 吐出孔、20 積層成形体、30 打抜金型、30a 下型、30b 上型、31 ダイホルダ、31a ボルト、32 第1パッキングプレート、33 ダイプレート、33a 受孔、34 支持バネ、35 パンチホルダ、35a 固定用空間、36 第2パッキングプレート、37 パンチプレート、37a 支持孔、38 ストリッパプレート、38a 貫通孔、39 支持ロッド、40,40B,40C 位置決部材、41,41C ボディ、42,42B,42C テーパ面、43 先端面、44 底面、50 セラミックシート、52 シート層、52a カール部、54 接着層、55 押圧バネ、56 パンチ部材、56a 形成部。

Claims (9)

  1. 一部がカール状となったカール部を有し変形可能なシートへ所定形状を形成する金型であって、
    前記シートを載置する載置部と、
    前記載置部に向かって移動可能に支持され前記載置されたシートを押圧することにより前記所定形状を該シートへ形成する形状形成部と、
    前記形状形成部が前記載置されたシートを押圧方向に押圧すると該押圧方向に該形状形成部と共に移動可能に前記載置部に設けられ、該押圧方向に移動すると前記載置されたシートの端部の初期位置から離れる方向に傾斜した傾斜面が形成され、該傾斜面と前記シートの端部とが当接することにより該シートを位置決めする位置決め部と、
    を備えた金型。
  2. 前記位置決め部は、前記形状形成部が前記載置されたシートを押圧方向に押圧すると、該形状形成部に当接して該形状形成部と共に移動可能である、
    請求項1に記載の金型。
  3. 前記位置決め部は、前記押圧方向に移動する際に、前記シートが前記形状形成部により押圧され前記カール部が矯正されて移動する該シートの先端に沿うように傾斜した傾斜面が形成されている、請求項1又は2に記載の金型。
  4. 前記位置決め部は、円柱状であり、前記形状形成部に向かって先細りになる傾斜面が形成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の金型。
  5. 前記位置決め部は、前記形状形成部に向かうと前記傾斜が緩やかになる前記傾斜面が形成されている、請求項1〜のいずれか1項に記載の金型。
  6. 前記位置決め部は、前記カール部を二等辺三角形に近似したときに、該二等辺三角形の高さをh、該二等辺三角形の底辺の半分の長さをb、前記初期位置から前記カール部を前記形状形成部が押圧した距離を△h、前記傾斜面と前記シートの端部とが接触する初期位置から前記△hの距離を押圧した際の傾斜面までの距離を△Lとすると式(1)を満たす前記傾斜面が形成されている、請求項1〜のいずれか1項に記載の金型。
    Figure 0004787801
  7. 前記位置決め部は、前記形状形成部側の先端位置と前記シートの端部の初期位置と接触する位置との稜線が直線である傾斜面が形成されている、請求項1〜のいずれか1項に記載の金型。
  8. 前記位置決め部は、前記カール部を二等辺三角形に近似したときに、該二等辺三角形の高さをh、該二等辺三角形の底辺の半分の長さをb、前記初期位置から前記カール部を前記形状形成部が押圧した距離を△h、前記傾斜面と前記シートの端部とが接触する初期位置から前記△hの距離を押圧した際の傾斜面までの距離を△Lとすると式(2)を満たす前記傾斜面が形成されている、請求項に記載の金型。
    Figure 0004787801
  9. 前記形状形成部は、前記シートに前記所定形状として貫通孔を形成する、請求項1〜のいずれか1項に記載の金型。
JP2007188947A 2007-07-20 2007-07-20 金型 Expired - Fee Related JP4787801B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007188947A JP4787801B2 (ja) 2007-07-20 2007-07-20 金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007188947A JP4787801B2 (ja) 2007-07-20 2007-07-20 金型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009023229A JP2009023229A (ja) 2009-02-05
JP4787801B2 true JP4787801B2 (ja) 2011-10-05

Family

ID=40395533

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007188947A Expired - Fee Related JP4787801B2 (ja) 2007-07-20 2007-07-20 金型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4787801B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112192739B (zh) * 2020-10-10 2022-04-12 广东萨米特陶瓷有限公司 一种仿水磨石瓷质板材制造工艺及运用该工艺所得的制品

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06277972A (ja) * 1993-03-25 1994-10-04 Ngk Insulators Ltd 位置決め機構および方法
JP4479062B2 (ja) * 2000-06-14 2010-06-09 パナソニック株式会社 グリーンシート積層体の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009023229A (ja) 2009-02-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3657585B1 (en) Pouch forming device and method and facility for producing secondary battery comprising the pouch forming device
EP1842634B1 (en) Method of manufacturing industrial component having through holes with high aspect ratio
JP2011223025A (ja) セラミックコアおよびその製造方法、ならびにこれを用いたチップ状電子部品
JP4787801B2 (ja) 金型
JP2013000826A (ja) カット刃、電子部品の製造方法、及び電子部品の製造装置
JP5141340B2 (ja) 積層セラミック電子部品の製造装置
JP5048441B2 (ja) リード成型装置および半導体装置の製造方法
TW580850B (en) Sheet retainer and punching device for use in punching processing of ceramic green sheet
WO2006068214A1 (ja) ダイヤフラム構造体
CN106465536B (zh) 母陶瓷基板、陶瓷基板、母模块部件、模块部件以及母陶瓷基板的制造方法
JP5583475B2 (ja) ピックアップ装置
KR101271563B1 (ko) 재단 소결 세라믹 시트 및 그 제조 방법
TWI400151B (zh) 裁斷燒結陶瓷片及其製造方法
JP4445429B2 (ja) セラミック基板の製造方法
EP1175978A2 (en) Method for fabrication of industrial parts having high-aspect-ratio through-hole sections
JP2015023262A (ja) 積層セラミック電子部品の製造方法
CN210497774U (zh) 可调节模具
CN217528982U (zh) 一种锂电池铝塑膜成型装置
JP2727470B2 (ja) セラミックシートの製造方法
JP2007313602A (ja) 打抜機
JP2005317591A (ja) セラミックコアおよびその製造方法、ならびにこれを用いたチップ状電子部品
JP3243035B2 (ja) セラミックス多層基板の製造方法及びグリーンシートキャリア用治具
JP2016162956A (ja) ピンラミネーション用冶具及び多層配線基板の製造方法
JP4562413B2 (ja) 穿孔用金型およびそれを用いたセラミックグリーンシートの穿孔方法
JP2009160840A (ja) セラミック基板およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090522

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110330

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110405

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110530

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110628

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110715

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140722

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees