JP4787801B2 - 金型 - Google Patents
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Description
一部がカール状となったカール部を有し変形可能なシートへ所定形状を形成する金型であって、
前記シートを載置する載置部と、
前記載置部に向かって移動可能に支持され前記載置されたシートを押圧することにより前記所定形状を該シートへ形成する形状形成部と、
前記形状形成部が前記載置されたシートを押圧方向に押圧すると該押圧方向に移動可能に前記載置部に設けられ、該押圧方向に移動すると前記載置されたシートの端部の初期位置から離れる方向に傾斜した傾斜面が形成され、該傾斜面と前記シートの端部とが当接することにより該シートを位置決めする位置決め部と、
を備えたものである。
本実施例では、種々の位置決部材を実験例として作製し、セラミックシート50へ所定形状としての空間孔15を転写する成形精度について検討した。図7は、実験に用いた位置決部材の説明図であり、図7(a)が実験例1の図、図7(b)が実験例2の図、図7(c)が実験例3の図、図7(d)が実験例4の図、図7(e)が実験例5の図、図7(f)が実験例6の図である。実験例1の位置決部材40は、ボディ41の直径が4X、先端面43の直径が3X、先端面43から底面44までの高さが4Y、ボディ41の高さが3Y、ボディ41から先端面43への稜線が曲線となるように作製した。実験例2の位置決部材40は、ボディ41の直径が4X、先端面43の直径が2X、先端面43から底面44までの高さが4Y、ボディ41の高さがY、ボディ41から先端面43への稜線が直線となるように作製した。実験例3の位置決部材40は、ボディ41の直径が4X、先端面43の直径が2X、先端面43から底面44までの高さが4Y、ボディ41の高さが1.5Y、ボディ41から先端面43への稜線が直線となるように作製した。実験例4の位置決部材40は、ボディ41の直径が4X、先端面43の直径が2X、先端面43から底面44までの高さが4Y、ボディ41の高さが2Y、ボディ41から先端面43への稜線が直線となるように作製した。実験例5の位置決部材40は、ボディ41の直径が4X、先端面43の直径が2X、先端面43から底面44までの高さが4Y、ボディ41の高さが3Y、ボディ41から先端面43への稜線が曲線となるように作製した。実験例6の位置決部材40は、ボディ41の直径が4X、先端面43から底面44までの高さが3Y、テーパ面42が無しとなるように作製した。また、実験例6を用いセラミックシート50の反りが「0mm」、即ちカール部52aがない実験結果を実験例7とし、位置決部材40を用いずセラミックシート50の反りが「2mm」、即ちカール部52aの高さが2mmである実験結果を実験例8とし、位置決部材40を用いずセラミックシート50の反りが「0mm」、即ちカール部52aがない実験結果を実験例9とした。
JIS規格K6251に準じた引張試験にて、ダンベル状2号形を用いて引張試験片を作製し、引張速度を50mm/minで引張試験した時の機械的特性が、ヤング率10〜75kgf/mm2、引張強度0.5〜1.4kgf/mm2、破断伸び10%〜65%であるセラミックシート50を実験に用いた。セラミックシートの原料粉末としてはジルコニア粉末、バインダとしてはポリビニルブチラール樹脂、可塑剤としてジオクチルフタレート、分散媒として純度99%以上の一級試験研究用試薬溶剤をボールミルで混合粉砕し、得られたスラリーを厚さ80〜200μmの平板状に成形・乾燥しセラミックシート50とした。このシートをカール部52aが形成されていない反りが「0mm」のサンプルとした。また、得られたセラミックシート50の一面に上記スラリーよりもバインダ量の多いスラリーを接着層として塗布して乾燥させ、乾燥後の膜厚が5〜10μmになるように接着層を形成したシートも作製した。この接着層を形成したセラミックシート50では、端部近傍に2mmのカール部52aが形成された。
ニコン製の標準スケール300mmで精度確認した測定機で、測定精度が(1.5+4L/1000)μm以下(L:測定長さ)の自動画像測定機を用いて基準孔12の位置を計測することにより成形精度を実験例1〜9について求めた。
打抜金型30の設計値と実測値との差を算出し、打抜金型30の配置とセラミックシート50とのあいだの相関線を算出し、Correl関数を用いて相関係数を算出した。この相関係数は、値「1」に近いほど金型からシートへの転写精度が高いことを表す。
実験例1〜6及び8は、カール部52aが2mm形成されたセラミックシート50を用いて計測し、実験例7,9はカール部52aが形成されていないセラミックシート50を用いて計測した。その結果を表1に示す。実験例1〜9の成形精度の測定結果から、テーパ面42を形成した実験例1〜5では、テーパ面42を有せずカール部52aがないものと比べて成型精度が高いことが明らかとなった。また、実験例2,6〜9の相関係数の算出結果から、テーパ面42を形成した実験例2では、位置決部材40を備えずカール部52aがないセラミックシート50の成形を超える相関係数が得られ、金型からシートへの転写精度が高いことが明らかとなった。なお、反りのないセラミックシート50へ、位置決部材40を備えずにセラミックシート50へ所定形状を形成する場合、比較的高い成形精度が得られているが、細かな位置決めを試験者が行わなければならないことから、作業性及び作製効率が低下する。これに対して、実験例1〜5の本発明の位置決部材では、作業性がよく、配置精度及び転写精度が高いことがわかった。
Claims (9)
- 一部がカール状となったカール部を有し変形可能なシートへ所定形状を形成する金型であって、
前記シートを載置する載置部と、
前記載置部に向かって移動可能に支持され前記載置されたシートを押圧することにより前記所定形状を該シートへ形成する形状形成部と、
前記形状形成部が前記載置されたシートを押圧方向に押圧すると該押圧方向に該形状形成部と共に移動可能に前記載置部に設けられ、該押圧方向に移動すると前記載置されたシートの端部の初期位置から離れる方向に傾斜した傾斜面が形成され、該傾斜面と前記シートの端部とが当接することにより該シートを位置決めする位置決め部と、
を備えた金型。 - 前記位置決め部は、前記形状形成部が前記載置されたシートを押圧方向に押圧すると、該形状形成部に当接して該形状形成部と共に移動可能である、
請求項1に記載の金型。 - 前記位置決め部は、前記押圧方向に移動する際に、前記シートが前記形状形成部により押圧され前記カール部が矯正されて移動する該シートの先端に沿うように傾斜した傾斜面が形成されている、請求項1又は2に記載の金型。
- 前記位置決め部は、円柱状であり、前記形状形成部に向かって先細りになる傾斜面が形成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の金型。
- 前記位置決め部は、前記形状形成部に向かうと前記傾斜が緩やかになる前記傾斜面が形成されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の金型。
- 前記位置決め部は、前記形状形成部側の先端位置と前記シートの端部の初期位置と接触する位置との稜線が直線である傾斜面が形成されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の金型。
- 前記形状形成部は、前記シートに前記所定形状として貫通孔を形成する、請求項1〜8のいずれか1項に記載の金型。
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2007
- 2007-07-20 JP JP2007188947A patent/JP4787801B2/ja not_active Expired - Fee Related
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